JPS62171858A - コイル状に巻かれたフイルム状素材の連続送り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、コイル状に巻かれた長尺のフィルム状素材を
、連続的に安定して送り出す装置に関するものである。

［従来の技術］ たとえばフロッピーディスクを作る工程において、コイ
ル状に巻かれた長尺のフィルム状素材を加工工程に向け
て連続的に送り出す場合、従来、回転速度一定のアンコ
イラにより、単にフィルム状素材を一旦貯留するだけの
機能を備えたアキュムレータを介して送り出しており、
コイル径の減少による送り量の変動に対しては、アンコ
イラの駆動モータをＯＮ、０ＦＦＩ、て送り量の制御を
行なっている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記のように、従来ては、アンコイラの駆動モータの回
転速度が一定である関係上、モータのＯＮ−０ＦＦ制御
により送り量を調節しているが、このような方式である
と、送り量が安定しにくく、また、コイルの内外径比の
大きなものの場合素材の送り量に限界かあり、さらに、
特にＯＮからＯＦＦにするとき素材に波打ち現象か起き
やすく、安定した送りが実現できない、等の問題があっ
た。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記の問題点を解決するものであって、コイ
ル状に巻かれたフィルム状素材を巻き戻す巻き戻し速度
可変のアンコイラと、このアンコイラにより巻き戻され
たフィルム状素材を一旦貯留して加工工程に向けて送り
出すアキュムレータとを備えている。

アキュムレータは、フィルム状素材を下方にＵ字状に弛
ませた状態で貯留するスタンドと、このスタンドに上下
スライド自在に設けられてスタンド内で弛んだフィルム
状素材の下位点内方に転動自在に乗せられたウェイトロ
ーラと、ウェイトローラの」二下方向の位置を検出する
センサとから構成された乙のである。

そして、アキコムレータとアンコイラの間に、前記セン
サの検出した信号によりアンコイラの駆動モータの回転
速度を制御するアンコイラ回転速度制御装置が配置され
ている。

［作用］ 上記構成の送り出し装置では、アキュムレータ内におけ
る素材の貯留量が減少すると、素材の弛みが小さくなっ
て下位点が上昇し、それに従いウェイトローラが上昇す
る。そうすると、センサがこれを検出して、この検出値
に基づいてアンコイラ回転速度制御装置がアンコイラの
回転速度を制御し、巻き戻し量を増やす。

また、アキュムレータ内における貯留量が増加すると、
素材の弛みが大きくなって下位点が下降し、それに従い
ウェイトローラが下降する。そして、センサがこれを検
出して、この検出値に基づいてアンコイラ回転速度制御
装置がアンコイラの回転速度を制御し、巻き戻し量を減
らず。したかって、アキュムレータからは安定した状態
で素材か送り出される。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を第１図、第２図を参照しなが
ら説明する。本実施例は、フロッピーディスクの製造ラ
インに組み込まれた場合の適用例であり、第１図は供給
装置のみを示し、第２図は前記の製造ラインに組み込ま
れた状態を示している。

第２図中１はフロッピーディスク製造装置であり、ここ
では、供給されてきたフィルム状の素材Ｗをプレスして
フロッピーディスクＦを打ち抜き加工する。２及び３は
、このフロッピーディスク製造装置ｌに素材Ｗを連続供
給するためのアンコイラ及びその直後に設けられたアキ
ュムレータである。そして、アンコイラ２より巻き戻さ
れた素材Ｗは、アキュムレータ３で一旦貯留されて、フ
ロッピーディスク製造装置ｌ内のフィード装置４により
引っ張られながら間欠的に製造装置１内に取り込まれる
ようになっている。

第１図に示すように、アンコイラ２は、インダクション
モータにより駆動されるもので、インバータ５で周波数
変換することにより回転速度が制＝４− 御され、コイルＣからの素材Ｗの巻き戻し量を連続的に
加減できるものである。

また、アキュムレータ３は、２本の平行な柱部６ａの間
にフィルム状素材Ｗを下方にＵ字状に弛ませた状態で貯
留するスタンド６と、このスタンド６の各柱部６ａの上
端に設けられ、上面に素材Ｗが乗るローラ７と、スタン
ド６の柱部６ａ、６ａ間にスタンド６に沿って上下方向
スライド自在に設けられ、かつスタンド６内で弛ませら
れたフィルム状素材Ｗの下位点内方に転動自在に乗せら
れたウェイトローラ８と、ウェイトローラ８の」二下方
向の位置を検出するセンサ９とから構成されている。

センサ９は、スタンド６の柱部６ａに、上下に間隔をも
って複数対、この実施例の場合３対配されており、これ
によりウェイトローラ８が上下方向のどの位置にあるか
を検出することができるようになっている。

そして、このセンサ９からの検出信号は、インバータ６
と一緒に組み込まれた図示しないアンコイラ回転速度制
御装置に入力され、このアンコイラ回転速度制御装置に
より、ウェイトローラ８か下方位置にあるときはインバ
ータ６により周波数を低めに設定してアンコイラ２の回
転を低速に調節し、ウェイトローラ８が」１方位置にあ
るときはインバータ６により周波数を高めに設定してア
ンコイラ２の回転を高速に調節するようになっている。

なお、第１図のフロッピーディスク製造装置ｌについて
簡単に説明すると、素材Ｗを間欠的にフィードする２つ
のフィート装置４．４の間には、フロッピーディスク打
ち抜き用のプレス装置１１が配されている。

プレス装置１１により打ち抜いたフロッピーディスクＦ
は、分離装置１２により素材から分離され、その下方の
搬送コンヘア１３上に落ちろ。この搬送コンベア１３は
、センタ孔の打ち抜きかすを分離しながらフロッピーデ
ィスクＦを集積装置１４に送る。集積装置１４は、送ら
れてきたフロッピーディスクＦを多数枚重ねてピンコン
テナ１５に収容する。そして、搬出装置１６がピンコン
テナ１５を搬出するようになっている。

」１記のようにアンコイラ２及びアキコムレータ３で構
成された素材の供給装置においては、第１図に示すよう
に、アンコイラ２が図中矢印Ａのように回転して素材Ｗ
を巻き戻し、アキュムレータ３を通して矢印Ｂのように
送り出す。このとき、アキュムレータ３内には、素材Ｗ
が図のように弛んで貯留される。

この貯留量が少ないときは、弛みが小さくウェイトロー
ラ８が」１方位置にあり、センサ９がそれを検出して、
その検出信号に基づいてアンコイラ２の回転が速められ
、アキュムレータ３内の貯留量を増加するように動作す
る。

また、アキュムレータ３内の貯留量が多いときは、弛み
が大きくウェイトローラ８が下方位置にあり、センサ９
がこれを検出して、その検出信号に基づいてアンコイラ
２の回転が遅くされ、アキコムレータ３内の貯留量が減
少するように動作する。

この結果、アキュムレータ３から送り出される＝７− 素材Ｗの送り出しが円滑になり、送り量の安定化が促進
される。また、連続的に巻き戻し速度が調節されること
から、素材の波打ち現象が起きない。

［発明の効果］ 本発明は、以下のようなすぐれた効果を奏する。

■コイル状に巻かれた素材を、コイルの径の変化によら
ず安定して一定量送り出すことができる。

■コイルの内外径比の大きなものでも、素材を送り出す
ことができる。

■巻き戻し速度を連続的に調節するので、コイラの減速
時において素材に波打ち現象が起きることがない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は同実施例
の装置を組み込んだフロッピーディスク製造ラインの概
略構成図である。 ２・・・・・・アンコイラ、３・・・・・アキュムレー
タ、５・・・・インバータ、６・・・・・・スタンド、
８・・・・・ウェイトローラ、９・・・・・・センサ、
Ｗ・・・・・フィルム状素材。 ＝８−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コイル状に巻かれたフィルム状素材を巻き戻す巻き戻し
   速度可変のアンコイラと、このアンコイラにより巻き戻
   されたフィルム状素材を一旦貯留して加工工程に向けて
   送り出すアキュムレータとを備え、アキュムレータは、
   フィルム状素材を下方にＵ字状に弛ませた状態で貯留す
   るスタンドと、このスタンドに上下スライド自在に設け
   られてスタンド内で弛ませられたフィルム状素材の下位
   点内方に転動自在に乗せられたウェイトローラと、ウェ
   イトローラの上下方向の位置を検出するセンサとからな
   り、アキュムレータとアンコイラの間に、前記センサの
   検出した信号によりアンコイラの駆動モータの回転速度
   を制御するアンコイラ回転速度制御装置が配置されてい
   ることを特徴とするコイル状に巻かれたフィルム状素材
   の連続送り出し装置。