JPS6217065Y2 - - Google Patents

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JPS6217065Y2
JPS6217065Y2 JP14012078U JP14012078U JPS6217065Y2 JP S6217065 Y2 JPS6217065 Y2 JP S6217065Y2 JP 14012078 U JP14012078 U JP 14012078U JP 14012078 U JP14012078 U JP 14012078U JP S6217065 Y2 JPS6217065 Y2 JP S6217065Y2
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JP
Japan
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tampon
tampon body
spiral
string
menstrual blood
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JP14012078U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、使用後の取出しが容易で、しかも経
血を漏らすことなく確実に吸収し得る生理用タン
ポンに関するものである。
(従来技術) 従来の生理用タンポンの構造は、大別すると次
のものに分けることができる。
第1のタイプのものは、脱脂綿、吸収紙等の吸
収体を幅広である程度の厚みを持つた帯状に形成
し、この帯状の吸収体Aの一端から若干内側に入
り込んだ位置に第6図イに示すように取出し紐B
を架け渡し、この架け渡し箇所で一旦折り畳み
(同図ロ)、この折り畳み部分が内側に来るように
して渦巻き状に固く巻回した後、外周方向から圧
力をかけて弾丸状としたものである。
第2のタイプのものは、第7図イに示すように
上記した吸収体Aの幅方向約1/3の位置に取出し
紐Bを長さ方向に架け渡し、この架け渡し箇所か
ら幅方向に2度折畳んだ後(同図ロ,ハ)、更に
長さ方向中央部で2つに折畳み、これに上記と同
様な圧力をかけて弾丸状としたものである。
さらに第3のタイプのものは、上記したと同様
な吸収体Aで上記したタイプのものより幅狭で長
めの吸収体A′を用い、第8図に示すようにこの
吸収体A′の幅方向中央部に全長にわたつて取出
し紐Bを縫い付け、これをそのまま上下及び水平
方向から圧縮してステイツク状に形成したもので
ある。
これらの従来のタンポンは次の点で問題を有し
ている。
即ち、先ず第1及び第2のタイプのものにあつ
ては、膣内で経血を吸収して膨潤する方向がタン
ポンの径方向であるために膣壁を伝つて落る経血
を良く吸収するものの、取出し紐の引つ張り力を
タンポン本体全体で受けるようにしている関係
上、使用後に取出し紐を引つ張つた際に、膨潤し
た大径のタンポン本体がそのままの形状を保つて
引つ張り出されることとなり、取出しが容易でな
く、場合によつては取出し紐が切れてしまつて、
医師の手をかりなければ取出せないという問題点
を有する。
第3のタイプのものにあつては、経血を吸収し
て種として上下方向に膨潤するため、前2者に比
較すれば取出しが容易である反面、膣壁との間に
隙間が生じてしまい、経血を充分に吸収し得ない
という欠点を有する。
(目的) 本考案はこのような従来技術の問題点に鑑み、
経血を確実に吸収することができると共に、その
取出しが容易なタンポンを提供することを目的と
するものである。
(構成) 本考案は上記した目的を達成するために、吸水
性に富んだ素材によつて帯状に形成されたタンポ
ン本体の短手方向一端部に取出し紐の先端を固定
し、この帯状タンポン体を短手方向他端部側から
各層間に空隙部が形成されるようにして渦巻き状
に緩く巻回し、この渦巻き状タンポン体を上記取
出し紐の固定部が上方には位置しないようにして
その外周方向から圧縮成形して成る点に特徴を有
するものである。
(実施例) 以下図示した実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図は渦巻き状に巻回する前のタンポン本体
の全体斜視図、第2図は第1図のタンポン本体を
巻回した状態を示す斜視図、第3図は第2図のタ
ンポン本体を圧縮して成形された本考案のタンポ
ンを示す斜視図である。
図中符号1は、例えば脱脂綿、スフ綿あるいは
これらの混合綿、吸水性ポリマー、その他の生理
吸水紙等によつて形成された帯状の吸水体から成
るタンポン本体で、その長さ、幅あるいは厚さは
婦女子の体型に合わせて適宜選択されるが、通常
は、長さ8cm〜20cm、幅2cm〜4cm、厚さ3mm〜
7mm程度である。
2は取出し紐で、その先端2aはタンポン5の
最も外側の層の端部下端に強固に固定されてい
る。タンポン本体1との関係で取出し紐2の先端
2aの固定位置を説明すると、第1図及び第2図
に示すようにこの先端2aはタンポン本体1の一
方の短手方向端部1aの角部に強固に固定されて
いる。この固定位置は、タンポン本体の短手方向
端部であればいずれの位置でも構わないが、後述
する取出し時のタンポン5のほぐれ効果を充分に
発揮するためには本実施例に示す位置が望まし
い。
このタンポン5は、上記したタンポン本体1を
第2図に示すように各層間に充分な空間4が形成
されるようにして、取出し紐2の固定されていな
い側の短手方向端部1bから取出し紐2が固定さ
れた端部1aに向けて軽くふんわりと渦巻き状に
巻回することにより渦巻き状のタンポン体3を形
成した後、取出し紐2の固定された先端2aが渦
巻き状のタンポン体3の高さ方向下側にくるよう
にして外周方向から高い圧力(圧縮成形後のタン
ポンの径が圧縮前の渦巻き状に巻回した状態の径
の約1/3になる程度の圧力)をかけて圧縮して弾
丸状に形成してある(第3図参照)。
例えばMサイズの場合には、長さ10cm、幅3
cm、厚さ5mmのタンポン本体を2回乃至2回半程
度各層間に空隙4が形成されるようにして緩く渦
巻き状に巻いて直径4.5cm程度のロール状にし、
これに外周方向から圧力をかけて1.5cm程度の径
の弾丸状のタンポン5が形成される。
而して、このような構造を有するタンポン5
は、膣内で経血を吸収すると、径方向に膨潤して
第2図に示した圧縮前の渦巻き状のもの3に復元
する。従つて、前記した従来例における第1のタ
イプ及び第2のタイプのタンポンと同様に経血が
確実に吸収されることとなるばかりでなく、渦巻
きの各層間に設けられた空隙部4にも保血され、
経血の吸収効が一段と高まることとなる。
そして、一定時間が経過して取出し紐2を引つ
張ると、取出し紐2の先端2aがタンポン5の最
も外側の層の端部下端に固定されているため、渦
巻き状のタンポン体3はその最外端部が下方にず
れる(第4図参照)。タンポン自体は経血を吸収
して圧縮前の緩く巻回した状態にほぼ復元してい
る関係上、固く巻回されているものとは異なり、
取出し紐を引つ張るにつれて渦巻き状のタンポン
体3はその渦巻きの層が崩され(第5図参照)、
上記端部1aから徐々に外部に取出され、最終的
には帯状の第1図に示すタンポン本体1の形状に
戻つて取出される。しかも、上記したように渦巻
きの層間の空隙部4に経血が保血されているの
で、渦巻き状態が自然とほぐれ易い状態になつて
おり、取出し紐2を引つ張るにつれて渦巻き状の
タンポン体3は無理なくタンポン本体1の状態に
戻る。従つて、膨潤した大径のまま外部に引つ張
り出すのとは異なり、少しの力で容易に取出し得
ることとなる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、帯状のタン
ポン本体を渦巻き状に巻回してタンポンを形成し
ているので、径方向に膨潤して経血を確実に吸収
できるものであり、しかも圧縮前の渦巻き状のタ
ンポン体は各層の間に空隙部が形成されるように
緩く巻回されているので、膨潤してこの渦巻き状
のタンポン体に戻つたときに、上記空隙部に経血
を保血でき、効率良く経血を吸収できるものであ
る。
また、本考案によれば、取出し紐の先端がタン
ポン本体の短手方向の一端部に固定され、取出し
紐が固定されていない短手方向他端側から渦巻き
状に巻回したタンポン体をこの固定部が渦巻き状
タンポン体の高さ方向上方には位置しないように
して外周方向から圧縮成形して成るので、経血を
吸収して膨潤したときに取出し紐を引つ張ること
により、タンポンの最外層が下方にずれ、上記し
た巻回状態が緩いこととあいまつて、巻回された
各層を順次ほぐすようにして最終的には帯状のタ
ンポン本体として外部に取出すことができ、取出
しが容易となる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は巻回する前のタンポン本体の全体
斜視図、第2図は第1図のタンポン本体を渦巻き
状に巻き回した状態の斜視図、第3図は圧縮成形
されたタンポンを示す斜視図、第4図及び第5図
は同タンポンが取出されるときの状態を示す斜視
図、第6図イ,ロ、第7図イ,ロ,ハ及び第8図
は従来例の構造を示す説明図である。 1……タンポン本体、2……取出し紐、3……
渦巻き状タンポン体、4……空隙部、5……タン
ポン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸水性に富んだ素材によつて帯状に形成された
    タンポン本体の短手方向一端部に取出し紐の先端
    を固定し、この帯状タンポン体を短手方向他端部
    側から各層間に空隙部が形成されるようにして渦
    巻き状に緩く巻回し、この渦巻き状タンポン体を
    上記取出し紐の固定部が渦巻き状タンポン体の高
    さ方向上方には位置しないようにしてその外周方
    向から圧縮成形して成るタンポン。
JP14012078U 1978-10-12 1978-10-12 Expired JPS6217065Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14012078U JPS6217065Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14012078U JPS6217065Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5556627U JPS5556627U (ja) 1980-04-17
JPS6217065Y2 true JPS6217065Y2 (ja) 1987-04-30

Family

ID=29114781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14012078U Expired JPS6217065Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12

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JPH0143063Y2 (ja) * 1985-05-27 1989-12-14

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JPS5556627U (ja) 1980-04-17

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