JPS62170308A - 縁模様付き合成樹脂容器の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は熱硬化性合成樹脂にて形成する容器の口縁部に
帯状模様を形成する方法に関するものである。

（従来の技術及びその問題点） 無模様−色の椀状容器を熱硬化性ＩＭ脂にて成形するこ
とは容易であって、雌型を下、雄型を上にして雌型内に
ブレヒートした材料を入れ、型締めして加圧及び加熱成
形すればよい。

ところで第２図に示す如く、椀状容器（９）の口縁部に
ゆう薬が自然に垂れ流れた様な線模様を合成樹脂容器に
形成するために第３図に示す手法が提案されている（特
公昭５３−１６８１９号）。

これは、前記とは逆に雄型（５）を下に、雌型（１〉を
上に配し、成形すべき合成樹脂容器の底部に対応する雄
型（５）の頂部（５１）に熱硬化性合成ＶＡ脂をブレヒ
ートした主材料（８）ｔ！−置き、容器の縁部に対応す
る雄型く５）の外周溝部（５２）には、頂部（５１）に
置かれた主材料（８）と同質で且つ色彩のＵなる模様用
の補助材料（８１）を置き、型締めして加圧及び加熱す
るものである。

しかし、上記方法では、雄型（５）の項部（５１）に主
材料（８）が安定して載らず、材料（８）が頂部＜５１
）からずり落ちた状態で型締めされることがあり、この
場合はキャビティ内に材料が均等に流れず不良品を出す
問題があった。

又、縁模様付きの容器を所定の数だけ成形した後、同じ
金型にて無模様−色の容器を成形することがあり、この
場合、主材料を安定して置くことが出来るように、雌型
が下に、雄型が上になるように段取り変えしなければな
らず、可動率が低下する。

（問題点を解決する為の手段） 本発明は、上記に鑑み雌型を下、雄型を上に配して縁模
様付きの容器を成形する方法を提供するものである。

本発明は、雌型（１）を下に、雄型（５）を上にして配
備し、雌型（１）内に成形すべき合成樹脂容器く９）の
主材料（８）を雌型（１）内に入れ、前記容器（９）の
口縁部に対応する雌型（１）の開口縁に前記材料（８）
と色彩が異なる模様用の材料〈８１）を置き、両型（１
）（５）を型締めして加圧及び加熱することを特徴とす
る （作用及び効果） 型締めによる加圧及び加熱によって主材料（８）は型穴
に沿って上向きに流動し、補助材料（８１）は下向きに
流れてキャビティ内に充満し硬化する。

主材料（８）と補助材料＜８１）は不規則に混じりあっ
て接合し、これによって口縁部に下端縁が不定形の帯状
模様を有する容器が形成される。

主材料（８）は雌型（１）の型穴（２）に入れるだけで
可く、従来のように雄型の頂部に不安定な状態で載せる
ことはないから、主材料が雄型からずり落ちることはな
く、不良品の発生は防止出来る。

又、無模様−色の容器を成形する上下型を、そのままの
状態で使用することが出来、型の段取り変えの必要が無
い等、優れた効果を有する。

（実施例） 第１図に示す如く、雄型（５）の下方に雌型（１）が昇
降可能に対向配備され、雌型（１〉には成形すべき容器
の形状に対応した形状の型穴、実施例では椀状の型穴（
２）が開口を上向きにして形成されている。型穴（２）
の底には、成形すべき容器（９）の糸きり（９１）に対
応して環状溝部（３）が開設される。

型穴（２）の開口部には容器（９）の口縁部よりも大径
の段部（４）を形成している。

雄型（５）には下向き凸部（６）が形成され、型締め時
、該凸部（６）と雌型（１）の型穴（２）との間に容器
（９）の肉厚に対応するキャビティを形成する。

又、該凸部（６）の外周部には雌型（１）の環状段部（
４）に対応して環状押え部（７）を形成している。

然して、雌型（１）の底部中央に高周波等によりブレヒ
ートされたメラミン系、フェノール系等の熱硬化性樹脂
の主材料（８）を置き、雌型（１）の環状段部〈４）に
主材料（８）と同質の粉末状、又は粒状の補助材料（８
１）を置く。

雌型（１）を上昇させて型締めし、前記材料（８）（８
１）を加圧し且つ常法で加熱する。

型締めによる加圧及び加熱によって主材料（８）は環状
溝部（３）に充満すると共に型穴に沿って上向きに流動
し、他方補助材料（８１）は雄型（５）の環状押え部（
７）に押圧されて段部（４）から型穴（２）内に流れ、
キャビティ内に材料が充満し硬化する。

主材料（８）と補助材料（８１）は不規則に混じりあっ
て接合し、これによって口縁部（９２）に下端縁が不定
形の帯状模様を有する容器が形成される。

上記方法では、プレヒートした主材料（８）を雌型（１
）の型穴（２）に入れれば可く、板金型穴（２）の一方
に片寄った状態に主材料（８）が投入されても、該材料
（８）は型穴（２）の曲面を滑って型穴（２）の中央に
収まるためキャビティ内の主材料（８）の流れは良好で
あり、偏肉や巣の無い美しい容器を成形出来る。

尚、本発明の実施に際し、成形の対象となる容器は椀状
のものに限定されることは無く、平板に近い形状の皿、
背の高い花瓶等、熱硬化性樹脂で成形可能なあらゆる容
器に実施出来る。

又、本発明の構成は上記実施例に限らず、特許請求の範
囲に記載の技術範囲内で種々の変形が可能であるのは勿
論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための金型の配置状層を示す
断面図、第２図は一部を断面で表した椀状容器の正面図
、第３図は従来例の断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］雌型（１）を下に、雄型（５）を上にして対向配
   備し、成形すべき熱硬化性合成樹脂容器（９）の主材料
   （８）を雌型（１）内に入れ、前記容器（９）の口縁部
   に対応する雌型（１）の型穴（２）の開口縁に前記主材
   料（８）と色彩が異なる縁模様用の熱硬化性合成樹脂の
   補助材料（８１）を置き、両型（１）（５）を型締めし
   て加圧及び加熱することを特徴とする縁模様付き合成樹
   脂容器の成形方法。