JPS62165923A - アツシング方式 - Google Patents

アツシング方式

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JPS62165923A
JPS62165923A JP749186A JP749186A JPS62165923A JP S62165923 A JPS62165923 A JP S62165923A JP 749186 A JP749186 A JP 749186A JP 749186 A JP749186 A JP 749186A JP S62165923 A JPS62165923 A JP S62165923A
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JP
Japan
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wafer
gas
ashing
ozone
oxygen
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Pending
Application number
JP749186A
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English (en)
Inventor
Kimiharu Matsumura
松村 公治
Takazo Sato
尊三 佐藤
Keisuke Shigaki
志柿 恵介
Hiroyuki Sakai
宏之 境
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分身コ この発明は、ウェハ等に被着された膜を除去するアッシ
ング方式(灰化方式)に関し、特に、オゾンを利用して
ウェハー!−のフォトレジスト膜(以ド甲にレジスト)
を酸化することで除去する枚葉処理に適したアッシング
方式に関する。
〔従来の技術] 1へ導体集積回路の微細パターンの形成は、一般に露光
及び現像によって形成された有機高分子のレジスト膜を
マスクとして用い、ウェハ1−に形成された下地膜をエ
ツチングすることにより行われる。
したがって、マスクとして用いられたレジスト膜は、エ
ツチング過程を経た後にはウェハの表面から除去される
必要がある。このような場合のレジストを除去する処理
としてアッシング処理か行われる。
このアッシング処理は、レジストリッピング。
ンリコンウエハ、マスクの洗浄をはじめインクのリムー
ブ、溶剤残留物の除去等にも使用され、゛1′導体プロ
セスのドライクリーニング処理を打つ場合に適するもの
である。
レジスト除去のアッシング処理としては、酸素プラズマ
によるものが一般的である。
酸素プラズマによるレジストのアッシングは、レンスト
膜の付いたウェハを処理室に置き、処理室中に導入され
た酸素ガスを高周波の電場によりプラズマ化し、発生し
た酸素原子ラジカルにより有機物であるレジストを酸化
して二酸化炭素、−酸化炭素及び水に分解せしめて気化
させるという作用を利用したものである。
しかし、+l前記酸素プラズマによるアッシング処理に
あっては、プラズマ中に存在する電場によって加速され
たイオンや電子がウェハを照射するため、゛1′:導体
集積回路の電気的特性に悪影響を与えるという欠点があ
る。
このような欠点を回避するものとして、同様に紫外線(
UV)を照射することにより酸素原子ラジカル発生させ
て、バッチ処理でアッシング処理をする装置がある。こ
の種の装置にあっては、プラズマ処理に比べて電界によ
る素子へのダメージがほとんどないため、素子を傷つけ
ず、効率的なストリンピングとクリーニングができる利
点がある。
第17図は、従来の紫外線照射によるアッシング装置を
示す。
処理室100には、多数のウェハ101,101−・・
が所定間隔をおいて垂直に配置され、処理室100の上
部に設置されている紫外線発光管103からの紫外線を
処理室100の上面に設けられた石英等の透明な窓10
2を通して照射し、処理室100に充填された酸素を励
起してオゾンを発生させる。そしてこのオゾン雰囲気か
ら生じる酸素原子ラジカルをウェハ101に作用させて
アッシング処理をするというものである。
ところで、近年、ウェハは、大1月径化の傾向にあり、
これに伴い、ウェハを一枚一枚処理する枚項処理方式が
・膜化しつつある。
[解決しようとする問題点] 前記の紫外線照射によるアッシング処理にあっては、ウ
ェハへの損傷を1j、えるない利点はあるが、パンチ処
理である関係から時間がかかる欠点がある。しかも、C
11なるオゾン雰囲気での作用であるため、そのレジス
トアッシング速度は、500 A〜1500人/mtn
程度に過ぎない。
しかしながら、人I−1径に適するウェハの枚項処理に
あっては、その処理速度として通常1μ〜2μm/mi
n程度が必要とされ、紫外線を照射する従来の装置では
、枚葉処理化に1−分に対応できない。
また、紫外線を用いる関係から装置が大型化せざるを得
す、しかも高価なものとなるという欠点がある。
[発明の目的コ この発明は、このような従来技術の問題点等にかんがみ
てなされたものであって、このような従来技術の問題点
等を解決するとともに、アッシング処理が人きく、シか
も紫外線等を用いないでも済むようなアラソング方式を
提供することを11的とする。
[問題点を解決するための丁・段] このようなト」的を達成するためのこの発明のアラソン
グ方式における丁2段は、オゾンを含イ1″するガスが
流れる流れ空間をウェハに接して設けて、ウェハ表面に
被着されている膜を酸化して除去しようというものであ
る。
[作用コ 例えばウェハに対して所定間隔をおいて対向した位置に
オゾン流出部を設けて、ウェハとの間にオゾン+酸素の
ガス流れ空間を形成し、ウェハ而に新しいオゾンを供給
しつづける。このことにより、酸素原子ラジカルとウェ
ハに被着された膜との酸化化学反応を促進させるととも
に、ラジカルでない酸素(02)により反応後に生じた
二酸化炭素、−酸化炭素及び水等を気化状態のままウェ
ハ表面から移動、排出させることができる。
その結果、きわめて強い酸化作用を行う酸素原子ラジカ
ルに対してウェハI−に被着された膜9例えば自機物の
膜に対してその反応面を酸素原r・ラジカルに効率よく
1−すことかできる。
したがって、高速なアッシング処理を行うことが可能と
なり、枚葉処理に適するアッシング装置を実現できるも
のである。
[実施例] 以ド、この発明の一実施例について図面を用いて詳細に
説明する。
第1図は、この発明のアッシング方式を適用した一実施
例のアッシング処理システムのブロック図、第2図は、
同様な他の実施例であって、ウェハの搬送機構を含む全
体的な構成を示す断面説明図、第3図(a)及び(b)
は、そのウェハ搬送機構における静電チャックの具体的
な説明図であって、(a)は同図(b)のI−I断面図
、(b)はその平面図、第4図は、その反応部分の拡大
説明図、第5図(a)は、酸素原子ラジカルによる反応
と移動との関係を説明する図、第5図(b)及び(C)
は、それぞれ拡散開口とウェハ而におけるアッシング状
態との関係を説明する図、第6図は、オゾンの分解%I
/、減期と拡散間L1部の湿度との関係を説明するグラ
フである。
また、第7図は、ウェハの表面湿度300℃におけると
ガスm f−、」に対するアッシング速度の関係を説明
するグラフ、第8図は、ウェハの表面4度300 ’C
における拡散板とウェハ表面とのギャップに対するアッ
シング速度の関係を説明するグラフ、第9図は、ガスの
湿度とレジスト除去率との関係を示す説明図、第10図
(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ拡散板の
開口の具体例の説明図、第11図(a)、(bL  (
c)、(d)は、それぞれ噴射部におけるガスの冷却構
造の具体例の説明図、第12図(a)は、ガス噴射部を
回転させる方式の説明図、第12図(b)は、ウェハ側
を回転させる説明図、第13図は、回転させない場合の
アッシング効果の説明図、第14図は、アッシング処理
の終わりを判定するアッシング処理システムの実施例の
ブロック図、第15図は、その排気ガス中における二酸
化炭素の濃度変化のグラフ、第16図は、オゾン濃度に
対するアッシング速度の関係を説明するグラフである。
第1図において、■は、アッシング処理システムであっ
て、アッシング装置2と、このアッシング装置2にオゾ
ンを含有する酸素ガスを供給するオゾン+酸素ガス供給
装置3、アッシング装置2に接続された排気装置4、ア
ッシング装置2内部に配置されたウェハ載置台21を−
1−上移動させる5+’降装置5、そしてウェハ載置台
21に内設された加熱装置21aの発熱状態を調節して
ウェハの湿度を制御する湿度調節器6とを備えている。
前記オゾン+酸素ガス供給装置3は、気体流計調節器3
aと、オゾン発生器3b、酸素供給源3Cとを備えてい
て、オゾン濃度、気体流量、アッシング装置2(処理室
)内の気体圧力は、これら気体流計調節器3 a + 
オゾン発生器3b、酸素供給源3cと、υ1ミ気装置4
との関係で調整される。
特にアッシング装置2に供給されるオゾン濃度について
は、オゾン発生器3bにより調整され、所定値に設定さ
れる。
また、アッシング装置2の内部に配置されたウェハ載置
台21は、ウェハ28を吸着保持するものであって、保
持されたウェハ28の湿度は、湿度調節器6により所定
値に維持される。
ウェハ28の1一部には、その表面から0.5〜20n
m程度の間隔を隔ててオゾン+酸素ガスを噴射する円錐
状(コーン形)をした噴射部22が設けられていて、前
記の間隔は、昇降装置5によりウェハ載置台21が−[
−ヶ1′、することにより所定の値に設定される。なお
、この場合噴射部22側を昇降装置により」二下動させ
てもよい。
噴射s< 22は、SUS (ステンレススチール)又
はAJ!等で構成されていて、そのウェハ28対向而に
、ウェハ28の表面と平行となる円板状の拡散板部22
aを有している。そしてウェハ28の搬入及び搬出の処
理は、ウェハ載置台21が昇降装置5により降下されて
、この拡散板部22とウェハ28との間の空間が拡大し
、その空間にウェハ搬送機構のアームが侵入することで
行われる。
さて、アッシング処理としては、ウェハ載置台211−
のウェハ28を150°C〜500°C程度の範囲、特
に、200°C〜350℃の特定値にウェハを加熱して
行われ、生成されるオゾンによるオゾンと酸素との混合
比は、オゾン発生器3Cで、−4整する。そして、この
オゾンを含有する酸素ガス。
例えば、3λ〜15λ/min稈度を処理室であるアッ
シング装置2の室内へと送込む。このときのアッシング
装置2内の気体圧力は、例えば700〜2 Q Q T
orr程度の範囲に設定しておく。
次に、アッシング装置2の処理室内へのウェハ28の搬
入/搬出ハンドリング処理について第2図に見るアッシ
ング装置30に基づき具体的に説明する。なお、このア
ッシング装置30は、第1図に見るアッシング装置2と
異なり、ウェハ載置台を1〕ド移動させる代わりに噴射
部を上下移動する構成を採っている。
第2図において、アッシング装置30は、処理室20と
その両側に配置されたローダ/アンローダffl<23
a、23bと、これらローダ/ 7 ンローダ部23 
a + 23 b内部にそれぞれ設置されたベルト搬送
機構24a、24bとから構成されている。
ここでは、ローダ/アンローダ部23a、ベルト搬送機
構24a側がウェハを搬入する側となり、ローダ/アン
ローダ部23b、ベルト搬送機構241)がアッシング
処理済みウェハを搬出する側となるが、これは、とちら
を搬入側又は搬出側としてもよい。さらにローダ/アン
ローダ部は、どちらか1つたけであってもよい。
なお、図示されていないが、ベルト搬送n横24a、2
4bの反対側端部には、それぞれウェハを所定間隔隔て
て積層して収納するカートリ、ジが設置されていて、こ
のカートリッジが1−ド移動することにより、処理前の
ウェハがカートリッジから順次ベルト搬送機構24aに
よりローダ/アンローダ部≦23aへと送り込まれる。
そしてアッシング処理済みのウェハが、ローダ/アンロ
ーダ部23bからベルト搬送機構24bを経てカートリ
ッジに順次積層されて収納されて行く。
さて、処理室20は、例えばSO8,Aλ或いはTjN
等によりコーテングされたAλのチャンバ29を備えて
いて、その内側中央には、ウェハ載置台205が設置さ
れている。そしてその1一部に所定間隔をおいてガス噴
射部22aが−1−ド移動+iJ能にチャンバ29の天
井側で支承されている。
ここに、ガス噴射部22aは、円板状の拡散板200と
その−1−に接続されたコーン部203とからなる円メ
1.形状をしていて、コーン部203には、オゾン+酸
素ガスの導入パイプ202がその」一部において接続さ
れ、導入パイプ202は、SUS゛9・で構成される金
属蛇腹201でLド移動riJ能に密閉包囲されていて
、この導入パイプ202からア、シングのための反応に
必易なオゾン+酸素ガスが導入される。
204は、コーン部203の外側周囲を渦巻き形に覆う
オゾン+酸素ガスに対する冷却器であって、コーン部2
03に熱伝導性のセメント等により固定されている。そ
して冷却器204は、冷媒かコーン部203のド側から
導入されて、その珀点部分てrJl出され、外部に導か
れる構成である。
−ツバ拡1攻板200は、第4図に見るように、ガスを
吹(出すためのスリy h (開1.1)31を自−し
ていて、冷却されたオゾン+酸素ガスを均一にウェハ2
8の表面へと吹出す。
拡散板200は、その周辺部においてほぼ120°間隔
でポールスクリュウ−機構231,232.233によ
り3点で支持され、!1上移動する。
その駆動は、ポールスクリュウ−機構231,232.
233のボール部234,235.236(図では現れ
ていない)にそれぞれ形成されているギヤがモータ23
0の回転軸236に刻まれたウオームギヤと噛合するこ
とで行われる。
なお、噴射部22aのシー、降機構は、このようなモー
タとボールスクリュー、ギヤとの組合せでな(、エアー
シリンダ等を用いて直接4−下に移動させる構成を採っ
てもよい。
そして、図で示す位置では、噴射部22 aか一ヒシ1
大態(待機位置)にあって、ウェハ28がウェハ載置台
205に搬入され、又はそこから搬出される関係にある
。−・方、第4図に見るように、噴射部22aが降ドし
た場合には、拡散板200の吹出し而が、ウェハ表面か
ら0.5〜数mm、又は10数mm程度の間隔(反応位
置)となり、ウェハ載置台205の1一部に位置付けら
れ、ウエノ11It12置台205.11のウェハ28
の表面にガスを供給する状態となる。
なお、このウェハ載置台205の内部には、ウェハ載置
台205を加熱するために加熱装置206が設置されて
いる。また、この例では、チャンバ29には、オゾンを
含有するガスの他に、拡散板200からのガスの流れに
対し、これに影響をt5.えず、これを覆うようにN2
ガスが導入されている。
さて、26aは、移送アーム25aの先端側に支承され
た吸着チャック部であって、1oaは、吸着チャックf
fi<26aの本体に対して上下動する、吸着チャック
部28aに支承された静電チャックである。図では、ウ
ェハ28が静電チャック10aに吸着されている状態を
示している。なお、この場合のウェハの吸着は、負圧に
よる吸着でもよく、機械的な挟持乃至保持によってもよ
い。
移送アーム25aは、ローダ/アンロー1部23a内に
配置された支持具27aに他端が固定され、ローダ/ア
ンローダ部23aと処理室2oのウェハ載置台205と
の間をJf退するフロッグレッグ搬送機構形のアームで
ある。なお、この移送アーム25aは、マグネティクシ
リンダ或いはエアンリンダ笠で構成していてもよい。
ココテ、フロアゲレッグ搬送機構を用いているのは、搬
送機構部を小型化できるとともに、例えば、ローダ/ア
ンローダ部の両側にアッシング処理室を設けて、フロッ
グレッグ搬送機構の支持具27aを回転可能にすれば、
求めるチャンバ側にフロッグレッグ搬送機構を方向付け
られるので、両側のチャンバにウェハを選択的に搬送又
は搬出できる利点がある。
また、ベルト搬送機構とチャンバとの中間にローダ/ア
ンローダ部を直線状に設けて、その支t、ν只27aを
回転III能にすれば、同様にベルト搬送機+S側から
ウェハをピヅクア、プして、反転してチャンバ側に搬送
することも可能であり、このような場合にあっても装置
全体を小型なものとして実現できる。
さて、ローダ/アンローダ部23bにも、対称関係で同
様なプロラグレッグ搬送機構形の移送アーム25b、吸
着チャック部26b、その静電チャック10b、そして
支持具27bがそれぞれ設けられている。なお、図では
、静電チャック10bには、処理済みのウェハ28が吸
7tされている。
そこで、ウェハ載置台205には、「l圧吸着のための
孔220が複数個、役けられている。また、ウェハ載置
台205の周囲には、反応後のυト気ガスをできるだけ
均等にtJf、出するために、環杖に所定間隔で設けら
れた複数の排気開口219,219・Φ・がリングプレ
ート222に設けられていて、このリングプレート22
2は、ウェハ載置台205の1・、而より少し下位置で
ウェハ載置台205の外周側にはめ込まれている。
221.223は、それぞれチャンバ29を排気する排
気管であって、排気装置4のポンプに接続されている。
これら排気管221,223は、均等に排気が行われよ
うに2つ乃1・は、N数個設けられているが、これは1
つであってもよい。また、224.225は、それぞれ
ゲートバルブである。
また、226.227は、それぞれベルト搬送機構24
a、24bの搬送ヘルドであり、217゜218は、ロ
ーダ/アンローダ部<23a、23bのチャンバである
。ここでこのローダ/アンローダ部23a、23bのチ
ャンバ217,218も、チャンバ29の内圧に合わせ
て、真空ポンプによりtn気するようにしてもよい。
次に、この装置の動作について説明するき、噴射K 2
2 aが1−昇状態に設定され、待機位置に保持されて
、ガス導入口202のバルブが閉じられているとする。
ゲートバルブ224,225が閉じられていると、チャ
ンバ201内は、常圧に近い減圧状態にある。
なお、第1図のウェハ設置台21を’it降するものに
あっては、h′降装置5を駆動してウェハ設置台21を
降−ドさせて待機位置に設定することになる。しかし、
そのローダ/アンローダ部の関係は第2図に見る場合と
同様である。
さて、この状態でゲートバルブ224を開いて、ベルト
搬送機構24aからローダ/アンローダ部23aに搬入
されたウェハ28を、その静電チャ、りloaを降ドさ
せ、これに電圧を印加して吸着チャック26aにより吸
着する。そしてこの静電チャック10aをf ’trさ
せて、ウェハ28をピックアップする。次に搬送アーム
25aを伸張し、吸着したウェハ28をローダ/アンロ
ーダ部23aから処理室20へと搬送してウェハ載置台
2゜5にに位置付けてその静電チャック10aを降ドさ
せるとともに、印加電圧を低下又はゼロにしてウェハ2
8を自重落下させる。そしてウェハ載置台205側に負
圧吸着させてウェハ載置台2051−に設置する。
次に、静電チャック10aを1−シ11−させた後、搬
送アーム25aを縮小して吸着チャック26aをローダ
/アンローダ?JS 23 aへと戻す。吸着チャック
26aがローダ/アンローダ部に移動した後、ゲートバ
ルブ224を閉めて、噴射部22aを反応位置まで降下
させて、第4図に見る反応位置に拡散板200を設定す
る。
なお、第1図に見るアッシング装置2の場合には、ウェ
ハ載置台21が−1−昇装置5によりI−’j+’する
ことで反応位置にウェハ28が設置されることになる。
ここで、ウェハ28の湿度を監視して、所定のアッシン
グ処理湿度になったら、ただちにガス導入El 202
のバルブを開け、ウェハ載置台205状に設置されたウ
ェハ28の表面にオゾン+酸素ガスを均等になるように
吹き付ける。
その結果、ウェハ28のレジストが酸化され、この化学
反応により生成された、二酸化炭素、−酸化炭素及び水
等のガスは、反応後の酸素とともに、υ1:気装置4に
より排気管221,223を経てυ1気される。
アッシング処理が完了した時点(例えば1 mtn〜数
1n)で、ガス導入1−1202のバルブを閉めて、拡
散板200を待機位置までIJ−4させる(第1図では
、ウェハ載置第205を待機位置まで降ドさせる)とと
もに、ゲートバルブ225を開けて、ローダ/アンロー
ダ部23bから処理室20へと搬送アーム25bを伸張
し、吸着チャック26bをウェハ載置台2051−に移
動して、その先端側の静電チャックtabを降ドさせて
これに電圧を印加する。そしてアッシング処理済みのウ
ェハ28をウェハ載置台205ヒで吸着して静電チャン
ク10bを1ユ昇させてピックアップする。そして静電
チャンク10aを1−昇させた後、搬送アーム25bを
縮小して処理済みのウェハ28をローダ/アンローダ部
23bへと搬出する。
このようにしてローダ/アンローダffl<23bへと
搬出されたウェハは、ローダ/アンローダ部231)か
らベルト搬送機構24bへと渡されてカートリッジに収
納されてアッシング処理済みのウェハが装置外に取り出
される。
ここで、静電チャックの電極部について説明する。なお
、第1図において静電チャック10a。
10bは、同・の構成となるため、以ドの説明において
は、静電チャックIOを以て説明し、その電極部を静電
チャック電極部17とする。
さて、第3図(a)、(b)に見るように、ウェハ吸引
用静電チャック10の電極部17は、裏面内部に゛11
円形の窪み部11a、12aをそれぞれ設けた゛1′円
板状の金属等の導体よりなる第1゜第2の電極11.1
2により形成される。
ところで、ウェハを自動搬送する場合は、表面側からウ
ェハを吸いLげて搬送することを殻求される場合が圧倒
的に多い。そこで前記電極部17は、静電吸着チャック
としてウェハ搬送装置に吊リドげられた状態で、その吸
着面側か一ドになるように取り付けられる。
ここで、これら第1.第2の電極11.12は絶縁膜1
3.14により薄く皮膜されていて、所定の間隔1〕の
間隙を隔てて配置されている。この間隙I〕は、空隙の
ままでもよいし、構造によっては絶縁物が挿入されてい
てもよい。その選択は静電チャック10の全体の構造か
ら決定すればよい。
第1.第2の電極11及び12は、第3図(a)に見る
ように゛1″、径Rのほぼ゛!1円状の外周に幅Wの部
分を残して、内部が凹状に窪み(深さh)、この幅Wの
部分が゛l″、導体ウエノつの吸着部≦15.16とな
っている。吸着部15.18のそれぞれその表面には、
+1if記絶縁膜13.14の一部として絶縁膜15a
、leaがコーテングされた層として設けられていて、
これら絶縁膜15a、leaの膜厚は、ウェハの吸引力
等から決定されるものである。そしてこの部分以外の絶
縁膜13.14の厚さは、この電極部が、他の金属部分
等に触れた場合に1−分な耐圧を持つことを考慮して決
められる。
次に、第4図及び第5図(a)、第6図に従って、アッ
シング反応について詳細に説明する。
第4図に見るように、アッシング処理においては、オゾ
ン+酸素ガス供給装置3から供給されたオゾンは、噴射
部22a(又は噴射部22以ド同じ)の内部では、次の
ような熱車行状態となっている。
03ヰ02+0 この場合のオゾンが分解して得られる酸素原子ラジカル
Oの寿命は、湿度に依存し、第6図に見るように25℃
付近では、非常に長くなっている。
しかし、湿度がl−h’すると急激にその寿命が短くな
る。
一方、酸素原子ラジカルによるアッシング処理は、酸化
化学反応であり、それは、湿度が高いほど速くなる。し
かも、酸素原子ラジカルがウェハ表面に作用するために
は、ある程度の時間も必dとなる。そこでウェハ28の
表面にいかに効率よく酸素原子ラジカルを供給しつづけ
るかが重要な問題である。
この発明で提案するアッシング処理は、ウェハ28の表
面に効率よく、酸素原子ラジカルを供給し、かつ反応生
成物を速くウェハ表面から排除するものであって、この
ような生成物の排除と酸素原子ラジカルの供給との相乗
効果の処理において、アッシング速度を枚葉処理に適す
るような処理速度まで向1−させることができる。
したがって、酸素原子ラジカルを供給するとともに、反
応生成物を排除する適切なガスの流れ空間を作ることが
重置である。
このガスの流れ空間は、この実施例では、第4図に見る
ように、ウェハ載置台205と噴射部22aの拡散板2
00との間において形成される。
このウェハ載置台205と拡散板200との間隔は、比
較的狭いものあって、ウェハ28の加熱l!u1度を高
(採れば、ウェハ表面に対して0.5〜数mm程度にな
るようにすることが必dとなる。また、噴射されるガス
は、ウェハ28の外形より5mmmm以外−外側出すよ
うに、その最外間[1位置(第4図のスリット31aの
位置)が決定されている。
このようにウェハ28の外形より外側にガスを吹出すこ
とにより、ウェハ外周部外側にガス流によるf’l圧領
域を形成して中心部側からの生成ガスをより速くウェハ
外周より外側に運搬し、排出するものである。
その結果、ウェハ表面へのオゾンの供給及び酸素原子ラ
ジカルの接触を容易にし、酸化反応を促進できる効果が
ある。
さて、冷却器204により冷却されたオゾン+酸素は、
例えば25〜50°C程度に冷却される。
そこで酸素原子ラジカルが噴射部22aのコーン部20
3内部に保持されている率がI;’6 くなる。
そして、オゾン(03,02+0)と酸素02か拡1牧
板200の開口部から噴射したとたんに高温雰囲気に曝
されることになるが、その寿命が尽きる前に酸素ととも
にウェハ表面に至って、ウェハ表面に被着されている膜
をアッシング(灰化。
すなわち酸化してウェハ表面から除去)する。
第5図(a)に見るように、アッシングされて発生した
二酸化炭素、−酸化炭素及び気化状態の水は、同時に−
にがして拡散板200から噴き出す酸素(02)やラジ
カルでないオゾン(03)の流れに乗って、その表面か
ら排除され、リングプレート222の排気量[1219
から排気管221゜223へと蓮ばれ、υ1;気装置に
4により順次排気される。
したがって、ウェハ28の表面は、常に酸素原子ラジカ
ルに曝されるような環境を作り出せる。
なお、第5図(a)において、28aは、ウエハ28の
表面?A<分であって、28bは、ウェハ28に被着さ
れたレジストo> r’a<分であり、矢印32は、拡
散板200からのオゾン+酸素ガスの流れを示している
ここで、ウェハ温匪を300 ’Cに採り、ウェハ載置
台205の表面と拡散板200(噴射[−1側で)七の
間隔(ギャップ)をパラメータとして、拡散板200の
開1’−I P、(<における標準状態(常温、常圧条
件下)のガス流rltに対するアッシング速度を測定し
てみると、第7図に見るように、6#ウエハでは、2s
ヌ前後から40sλの範囲(Sλ:常1訂、常圧換算で
の流1Jt)で、特に高速のアッシング処理が可能であ
って、40sλ/win稈度から徐々に飽和する方向と
なる。
この流fitを一般のウェハ径に対応させるために、ウ
ェハの中位面積当たりの流711に換算すると、0゜0
1〜0.25sヌ/min ・cm’となる。
また、ウェハの表面湿度300℃において、拡散板とウ
ェハ表面とのギャップに対するアッシング速度の関係を
ガス流ii1をパラメータとして測定すると、第8図に
見るようにその間隔が20+si+以Itでは、ガスの
噴射流1.いこ関係な(、一定値に向かって収束する方
向の特性を示す。
さらに、拡散板200から噴出するガスのl!++1度
とレジスト除去率との関係については、ウェハとのギャ
ップ(ウェハ載置台205に載置されたウェハ28の表
面から拡散板200の表面までの間隔)を2 mm、反
応時間をl o+Inとした場合、ガス流]ルをパラメ
ータとしてその特性を測定してみると、第9図に見るよ
うに、その湿度を200 ’C程度に−Lげると、除去
し難いことが理解できる。
したがって、ウェハ側を200℃以−に加熱し、て反応
を行う場合にあっては、噴射するガス(オゾン+酸素)
は、冷却することが好ましい。そして特に好ましい範囲
としては、その拡散板200の流出ガス湿度が15〜5
0°Cにあることである。
このことは、第6図で見てきた、オゾン分解゛14減期
の特性とも−・致する。
また、第16図に見るように、オゾン濃度に対するアッ
ング速度の関係を調査して見ると、オゾン濃度をトシ1
′、させるに従って、アッシング速度が1.シーi1す
る関係にある。しかしl Om 51%程度以1−2で
は飽和方向に移行する。なお、この特性は、6″ウエハ
に対するもので、その17..1度が250 ′Cであ
って、カス流1iが5sヌ/min、チャンバ内圧力か
700 Torr程度としてエッチングニに程において
プラズマ照射により硬化したレジストに対して測定した
ものである。
このように各特性グラフから理解できるように、ウェハ
1.、’、?J<に流動ガス空間を形成して、オゾンを
含イrしたガスをウェハに噴射させ叉は流出させること
により、1〜数μm/minのア、ノシング処理がii
J能となる。そしてこれは、枚低処理に適し、かつ人に
1径ウェハの処理に適するアノンングを実現させる。
第10図(a)〜(d)は、ウェハの表面に均にオゾン
+酸素ガスを噴射する拡散板200のμ体側の説明図で
ある。
第10図(a)は、4つの弧状のス’J ノ) 311
を円形かつ同心固状に形成したものであって、この溝は
、ウェハに対し垂直なものであってもよいが、外側にガ
スの流れを形成するために外側に向かってガスが流出す
るように斜め溝孔にしている。
第10図(b)は、円形の中心部に孔312を設け、こ
れに対して放射状にス’J ソ) 313を配置したも
のである。第10図(C)は、放射状に孔314を設け
、6孔314は、外側に向かって少し人きくなっている
。第10図(d)は、焼結合金200aを拡散板200
として用いたものであって、板全面に酢って多孔質な孔
315を均一にイfしている。
そして、第10図(e)では、噴射1−.1316が渦
巻き状に形成され、第10図(f)では、弔に、円形に
小孔317を穿ったものである。
ここで、拡散板200からガスを均一に流出する効果を
検1付するために、第10図(f)のように孔をまばら
に開けた場合と、第10図(d)の焼結合金200aの
ように多孔質の孔か均一に分布している場合とを比較し
てみると、l):1者の場合には、第5図(b)に見る
ように、レジスト部分28bは、ガスの流れ32(矢印
)に対応して、アッシングされ、そのアッシングは緩や
かに波打つむらができる。=一方、後者の焼結合金のよ
うに多孔質の孔が均一・に分布している場合には、第5
図(C)に見るように、均一なアッシングが行われる。
したがって、ガスがより均一になるようにガス噴射口を
設けるとよく、このようにすることにより完全アッシン
グまでの処理時間を短縮できること、ウェハ表面にオゾ
ンをあててもウェハを傷め難いという利点がある。なお
、第5図(b)、(C)中、点線で示す部分は、アッシ
ング前のレジストの表面位置(厚み)である。
さて、先の第6図等の特性グラフに見るように、ガス(
オゾン+酸素)は、できるだけ冷却した状態で拡散板か
ら噴射されたほうがよい。
ところて、ウェハ載置台205と拡散板200との距離
は、比較的近い。一方、ウェハ載置台205及びウェハ
28は、反応湿度まで加熱装置206により加熱される
。したがって、拡散板200は、ウェハ載置台205及
びウェハ28側から放射される輻射熱等により加熱され
、拡散板200の表面がrill1度−1−h’する傾
向にある。
その結果、噴射口付近でガスの湿度が七yr、 t、て
ウェハ表面に供給される酸素原子ラジカルの1℃が減少
してしまう。特に、ギャップが大きいと熱の影響は多少
減少するが、酸素原子ラジカルの移動時間が長くなるの
で、湿度上昇の影響も含めてウェハ28の表面に到達す
るまでに寿命が尽きてしまう酸素原子ラジカルも多くな
る。また、ギャップが小さすぎれば、ウェハ載置台20
5側の湿度の影響を直接受け、拡散板200の表面の1
&1度L’A’は、より高くなる傾向にある。しかも拡
散板200から吹出すガスの流量によりその湿度j−”
y’+’、値も相違して来る。
このようなことから、アッシング処理においては、より
最適な条件がある。第4図に見る反応形態においては、
ウェハの湿度が200℃〜350℃程度にある場合、よ
り最適なギャップは、1〜3mm程度であって、ガスの
流量は、常温、常圧の条件ドで6#ウエハでは、5.5
〜l 7 s J! /mln程度である。したがって
、これをウェハの単位表面積当たりの流(71に換算す
ると、0.03〜0゜I SJt/+njn * cn
?となる。
また、酸素原子ラジカルにより反応した二酸化炭素、−
酸化炭素、水等の反応生成物が、主に酸素(02)によ
りウェハ表面から運び出されるということを考えると、
より効率のよいオゾンと酸素との屯に%がある。
すなわち、オゾン(03)が少ないとアッシング前レー
ト(膜厚に対するス11位時間の減少率)が低くなり、
均一性が落ちて効率がよくない。一方、オゾン(03)
が多くて酸素(02)が少ないとレートは高(なるが、
ウェハ表面」−で反応生成物のよどみが発生して反応速
度が落ちる。
このような点を考慮に入れると、最適なオゾンの市[1
1%としては、3屯i、10%から5 屯:’it%程
度が適する。
さて、このようなことも考慮して均一なガスの噴射とと
もとに、できるだけ湿度の低いガスを噴射する噴射部の
冷却構造の具体例について次に説明する。
第11図(a)に見る噴射部22bは、拡散板200の
内側面にも蛇管からなる冷却管204aを配設し、これ
を冷却器204と連通したものであって、これは、ガス
噴射のためのスリット318を避ける状態でこれを蛇行
状に這わせたものである。
また、第11図(b)に見る噴射部22bは、拡散板2
00の外側面(ウェハ28側)に蛇管からなる冷却管2
04bを配設し、これを冷却器204と連通したもので
あって、同様にスリ、ント318を避ける状態でこれを
蛇行して這わせたものである。なお、この場合、第11
図(a)、(b)においては、コーン部203の周囲に
配設した冷却器204を設けなくてもよい。
このようにすることにより、ウェハ載置台205側から
の熱輻射があっても拡散板200の表面を低い状態に抑
制することができ、噴射するガスの湿度を抑えて、より
[目11な条件ドで効率のよいアッシング処理を行うこ
とが可能となる。
第11図(c)、(d)に見る噴射部22cは、円錐形
状ではなく、円筒形状としたものであって、−1一部に
ガス拡散のためのドーム22dを有していて、このドー
ム部分であらかじめガスを拡散してからスリットを打す
る拡散板311又は焼結合金200aの拡散板へと送り
込む。
特に、第11図(c)では円筒部の内部に蛇管状の冷却
W204 cを内蔵していて、同図(d)は、噴射を均
一化するために、比較的大きな径のボール200bをそ
の内部に充填している。なお、これらは外側に冷却器を
設けていないが、第11図(aL  (b)と同様に、
円筒部の外側に冷却管を這わせてもよいことはもちろん
である。
次に、ウェハ表面に、より均一・にガスを吹出し、さら
に、酸化反応を促進する[1的でウェハと拡散板とを相
対的に回転させる例について説明する。
第12図(a)に見る噴射部33は、拡散管34とその
中央部で連通ずるガス導入管35とからなっていて、ガ
ス導入管36は、回転可能なようにチャンバ29の天井
側で枢支されている。
ここで、拡散管34は、その両端が閉塞されていて、そ
のウェハ28の対向面側には、ガスを拡散して吹出す噴
射口36,38.  ・・・が所定間隔で複数配設され
ている。さらに、その端部側面(ウェハ表面と垂直とな
る側)の相げに背を向けて反対側の位置に噴射L137
.38設けられていて、ここからガスが噴射されること
により、拡散管34は、その反作用で自刃で回転する。
しかも、両端から噴射されるガスは、ウェハ28の外周
より外側にあって、アッシング生成物を外側へと運搬す
る役割も果たす。なお、噴射口36に代えて、拡散管3
4の下面に多孔質な物質を使用してもよい。
第12図(b)に見る例では、ウェハ載置台205を軸
支持して、チャンバ29の床面側でこの軸を枢支してお
き、モータによりウェハ載置台205を回転させる構成
を採る例である。なお、噴射部22aは、第12図(a
)に示すような管状のもの又は棒状のものであってもよ
い。
このような回転操作をした場合とそうでない場合の効果
について、比較してみると、回転方式を用いた場合に、
ウェハのレジストが排除される処理時間が短(なる。す
なわち回転方式と同一処理時間で回転させない場合とこ
れとを比較してみると、第13図に見るように、回転さ
せない場合には、ウェハ中央部においては、レジストは
排除されているが、その周辺部では、レジスト残部40
が除去されずに線条模様として残る現象が見られる。な
お、これは、6“ウェハについて行ったものである。
このようなことから回転処理は、アッシング処理時間の
短縮において有効であり、しかも、ウェハ中央部を除い
た周辺部のアッシング処理に効果を発揮するものといえ
る。特に、6″〜10#というような人(−1径ウエハ
に対しては有効なものである。なお、第12図(a)の
場合には、自動的にガス噴射部が回転するので、装置が
?11純となる利点があるが、ガスをそれだけ多(噴射
しなげればならない。一方、第12図(b)の場合には
、ウェハ載置台205側を回転するので装置は多少複雑
となるが、ガスの噴射量が少なくて済む利点がある。
次に、枚葉処理を行う場合の全体的な制御に関係するア
ッシング処理の終了検出について説明する。
第14図に見るように、アッシング処理の終rは、排気
装置4の前にガス分析計7を介装する。
そして、ガス分析計7から得られる二酸化炭素(CO2
)cJ度に対応する検出信号を終点判定/制御装置8に
入力して、二酸化炭素の濃度を監視し、この濃度がゼロ
又は所定値以下になったときにアッシング処理が終了し
たものと判定する。
ここで、終点判定/制御装置8は、内部にコンパレータ
と、マイクロプロセッサで構成されるコントローラとを
有していて、ガス分析計7の出力ヲ受けるコンパレータ
からアッシング処理終点検出仁号を受けて、アッシング
装置2.ガス導入パイプ(第2図のガス導入パイプ20
21!!(1)のガスバルブ及び昇降装置5(第2図で
はモータ230)を制御する。
すなわち、終点検出した時点で、ガス導入パイプのバル
ブを閉める信号・を発生して、ガスの噴射を停市する制
御をする。これと同時に9+’降装置5にウェハ載置台
21の降下信号を送出して、これを制御して、拡散板と
ウェハ載置台との間のギャップを大きくして、ウェハ載
置台(第2図の実施例では、噴射部)を待機位置に移動
させる。
昇降装置5から待機位置設定信号を受けた時点で、終点
判定/制御装置8は、ウェハ搬出側のロータ/アンロー
ダ部(第2図のローダ/アンロー1部23b参照)に連
通ずるゲートバルブ(第2図のゲートバルブ225)を
解放する制御信号をアッシング装置2へと送出する。こ
の信号を受けたアッシング装置2は、そのゲートバルブ
ヲ解放し、チャンバ(第2図のチャンバ29 参照) 
トウエバ搬出側のローダ/アンローダ部とを連通させる
次に、終点判定/制御装置8は、搬出側ウェハハンドリ
ング機構(第2図の移送アーム25b)を作動する信ジ
ノ・をアッシング装置2へ送出する。
アッシング装置2は、この信号を受けて、ウェハ28の
吸着保持を解除するとともに、ウェハハンドリング機構
を作動して、ウェハ載置台21(第2図のウェハ載置台
205参1(D 、ioのウェハ28をピックアップし
てチャンバから搬出する。そしテウエハをベルト搬送機
構(第2図のベルト搬送機構24b参照)へと受は渡す
一方、搬出側ウェハハンドリング機構によるチャンバか
らのウェハの搬出が完了した時点で、アッシング装置2
は、終点判定/制御装置8にその完了信りを送出する。
そしてこの完了信号を受けた時点で、終点判定/制御装
置8は、ウェハ搬出側のローダ/アンローダ部に連通ず
るゲートバルブ(ゲートバルブ225)を閉塞する制御
信号をアッシング装置2へと送出して、そのバルブを閉
めてウェハ搬出側のローダ/アンローダ部を切離す。次
に、ウェハ搬入側のローダ/アンロータ部(第2図のロ
ーダ/アンローダ?A< 23 a 参照)に連通ずる
バルブ(第2図のバルブ224)を解放する制御信号を
アッシング装置2へと送出する。
アッシング装置2は、そのバルブを解放し、チャンバと
ロータ/アンローダ部とを連通させる。
次に、終点判定/制御装置8は、搬入側ウェハハンドリ
ング機構(第2図の移送アーム25a)を作動する信号
をアッシング装置2の送出する。
アッシング装置2は、搬入側ウェハハンドリング機構を
作動して、ウェハ28をベルト搬送機構(第2図のベル
ト搬送機構24a参照)からビックアンプして、これを
チャンバへと搬入してウェハ載置台21(ウェハ載置台
205)へと設置する。
そしてウェハ載置台21がこれを吸着保持する。
搬入側のウェハハンドリング機構のウェハ搬入完了が完
rし、そのアーム等がローダ/アンローダに視力i1 
シた時点で、アッシング装置2は、終点判定/制御装置
8に搬入完了信号を送出する。
終点判定/制御装置8は、この信zツーを受けた時点で
ウェハ搬入raqIのローダ/アンローダ部に連通する
バルブを閉塞する制御信シシ・をアッシング装置2へと
送出するとともに、昇降装置5にウェハ載置台21のヒ
Fi’信号(第2図では噴射部22の降ド信壮)を送出
する。
バルブを閉塞する制御化シンを受けたアッシング装置2
は、そのバルブを閉塞し、チャンバと搬入側のローダ/
アンローダ部とを切離す。一方、ウェハ載置台21の」
1昇信号を受けた昇降装置5は、ウェハ載置台21を制
御して、拡散板とウェハ載置台との間のギャップを反応
に必認なギャップに設定(反応位置に設定)する。
昇降装置5から反応位置設定信号を受けた時点で、終点
判定/制御装置8は、ガス導入パイプのバルブを開ける
信zシ・を発生して、ガスの噴射を開始する制御をする
。そして排気ガスを監視して終点判定処理に入る。
第15図は、この場合のその排気ガス中における7二酸
化炭素の濃度変化を示したグラフである。
図に見るようにアンシング処理時間の経過に従って二酸
化炭素の濃度が徐々に増加して、一定値となり、酸化反
応空間のギャップとウェハの湿度、そしてガス流量が最
適な範囲での条件では、6#ウエハにあっては1分以内
に、また、ギャップとウェハの湿度、そしてガス流11
1に応じては、1〜数分でアッシング処理が完γし、そ
の濃度は、この時点で急激にゼロに近づいて行く。
そこで、アッシング処理の終点判定は、二酸化炭素の濃
度がゼロ又はゼロに近い−・定値を基準としてこれらを
コンパレータにより比較検出することで、検出できる。
ところで、最終判定の検出ガスは、二酸化炭素に限らず
、水、−酸化炭素もほぼ同様な特性となる。したがって
、こられについて、そのガスの量を計/Itll t、
てアッシング処理の終点を判定してもよい。
一方、このグラフに見るように、ガスの発生が一定値か
ら減少しはじめ、それがゼロになる傾斜傾向は、排気ガ
スにあっては、ぼぼ同様な特性となる。したがって、こ
の特性の変化点A又は一定値以−ドに減少した点Bを検
出することで、その終−r時点をr測できる。
減少した点Bの検出は、前記コンパレータの基準値を変
更すればよく、r測終了点は、この検出時点に対して一
定時間をプラスすることで決定することかできる。
また、前記変化点Aの検出は、微分回路とか、ピーク検
出回路とコンパレータとを組合せることにより@弔に実
現できる。
ところで、排気ガスの晴が所定値以ドであることを検出
する場合には、第14図に見るガス分析計7と終了判定
/制御装置8の判定部とは、liなる特定のガス量をそ
の特定値又は特定範囲で検出する検出器(ガスセンサ)
と、その検出信号から終了時点を判定する終点判定回路
(コンパレータとか、論理回路、又はマイクロプロセッ
サによる判定処理)とで足りる。一方、排気ガスの変化
点を検出する場合には、特定のガスの、+1に対応する
信ジノ・を検出信弓として発生する計測器とか、センサ
、又は変化状態のみ検出するセンサが必要である。
以、ヒ説明してきたが、実施例にあっては、拡散板がウ
ェハの−1一部に配置されているが、これはウェハが1
−にあって、吊りさげられる形態として、拡散板側が下
から1−へとガスを吹」〕げる構成を採ってもよく、さ
らには、これらは、横力向に所定間隔のギャップをおい
て配置されていてもよい。
・災するに、これらの配置関係は、1−ドに限定される
ものではな(、一定の間隔を隔てて対向していればよい
また、ウェハのアッシング装置への搬入、搬出は、どの
ようなハンドリング機構を用いてもよく、実施例に限定
されないことはもちろんである。
実施例では、ウェハを搬入するためにウェハ載置台又は
拡散板のいずれか一方を相対的に移動してハンドリング
アームの挿入空間を確保している。
しかしこれらは、同時に相方とも−Lニド動してもよい
さらに、ベルト移送機構と、ブ1.ンヤ等によりウェハ
載置台にウエノ1を送り出す構成をとれば、拡散板とウ
ェハ設置台との間隔は狭くても済み、+lii記ハンド
リングアーム等が侵入する拡大空間は不必殻となるので
、ウェハ載置台又は拡散板の」ニド移動機構は必須なも
のではない。
実施例では、ガスを噴射する場合を述べているが、これ
は、tllに、反応空間にオゾン+酸素のガスが流れ出
すだけでもよい。したがって、jljに流出るだけのも
ので足りる。
また、実施例では、噴射部の構造は、円錐形状のもの9
円筒形状のもの、そして管状のものを掲げているが、例
えば円板状のものとか、ノズルのようなものでオゾン+
ガスを噴射し、又は流出するようにしてもよ(、種々の
形状のものが適用できるものである。
冷却器は、反応条件に応じて採用すればよ(、必ずしも
必安ではない。また、その構造は、管に冷媒を流す場合
を挙げているが、これは、噴射部に直接冷媒が流れる二
重構造の空間を設けてもよく、水とか冷却空気をはじめ
各種の液体や気体、さらには、ペルチェ効果等を利用し
た冷却金属等により冷却してもよい。
拡散板は、均一・な多孔質の孔をイ1゛するものとして
焼結合金を利用した例を挙げているが、多孔質な祠料は
、金属に限定されるものではなく、セラミ、クス等種々
の材料を使用できることはもちろんである。
さらに、アッシング処理時における、ウェハの湿度は、
それが高ければ酸化反応速度も速くなるか、これは、ウ
ェハの搬入/搬出の速度とも関係することであって、必
ずしも高い(+1’(に設定しな(でもよい。さらに、
その値は、オゾンの寿命時間から見ても、常2晶稈度又
はそれ以下で反応させることができる。また、オゾンの
重ji【%を高い値に設定できれば、常温よりさらに低
い値でも可能である。しかし現在の装置では、オゾンの
発生市眼%は、10〜13%程度前後が限界ではないか
と考えられる。
実施例では、アッシング対象としてレジストを中心とし
て説明しているが、従来技術でも述へたように、このよ
うなアッシング処理は、インクの除去をはじめ溶剤の除
去等各種のものに適用でき、酸化して除去できるものな
らばどのようなものであってもよい。
また、オゾンを酸素ガスに含有する場合を挙げているが
、酸素に限らず、オゾンと反応しないようなガス、特に
、N2 、A r 、N e等のような不活性な各種の
ガスにオゾンを含有させて使用することができる。
[発明の効果コ 以トの説明から理解できるように、この発明にあっては
、例えば、ウェハに対して所定間隔をおいて対向した位
置にオゾン流出部を設けてウェハとの間にオゾン+酸素
のガス流れ空間を形成するものであって、このことによ
り、ウェハ而に新しいオゾンを供給しつづけ、酸素原子
ラジカルとウェハに被着された膜との酸化化学反応を促
進させるとともに、ラジカルでない酸素(02)により
反応後に生じた二酸化炭素、−・酸化炭素及び水笠を気
化状態のままウェハ表面から移動、υ1出させることが
できる。
その結果、きわめて強い酸化作用を行う酸素原子ラジカ
ルに対してウェハ」−に被着された膜9例えば何機物の
膜に対してその反応面を酸素1s:を丁ラジカルに効率
よく曝すことかできる。
したがって、高速なアッシング処理を行うことかiff
能となり、枚葉処理に適するアッシング装置を実現でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のアッシング方式を適用した一実施
例のアッシング処理システムのブロック図、第2図は、
同様な他の実施例であって、ウェハの搬送機構を含む全
体的な構成を示す断面説明図、第3図(a)及び(b)
は、そのウェハ搬送機構における静電チャ、りの具体的
な説明図であって、(a)は同図(b)のI−I断面図
、(b)はその甲面図、第4図は、その反応部分の拡大
説明図、第5図(a)は、酸素原子ラジカルによる反応
と移動との関係を説明する図、第5図(b)及び(C)
は、それぞれ拡故口旧1とウェハ而におけるアノ/フグ
状態との関係を説明する図、第6図は、オゾンの分解士
、減]υ1と拡散量11部の湿度との関係を説明するグ
ラフである。 また、第7図は、ウェハの表面を証度300°Cにおけ
るとガス流;ルに対するアッシング速度の関係を説明す
るグラフ、第8図は、ウエノ1の表面l見度300°C
における拡散板とウェハ表面とのギャップに対するアッ
シング速度の関係を説明するグラフ、第9図は、ガスの
湿度とレジスト除去率との関係を示す説明図、第10図
(a)、(bL  (c)、(d)、(e)、(f)は
、それぞれ拡散板の開11の具体例の説明図、第11図
(a)+(b)、(c)、(d)は、それぞれ噴射部に
おけるガスの冷却構造の具体例の説明図、第12図(a
)は、ガス噴射部を回転させる方式の説明図、第12図
(b)は、ウエノ\側を回転させる説明図、第13図は
、同転させない場合のアッシング効果の説明図、第14
図は、アッシング処理の終わりを判定するアッシング処
理システムの実施例のブロック図、第15図は、そのυ
1.気ガス中における二酸化炭素の濃度変化のグラフ、
第16図は、オソン濃度に対するアン/フグ速度の関係
を説明するグラフ、第17図は、従来の紫外線によるア
ノンング装置の説明図である。 1・・・アッシングシステム、2.20・・・アッシン
グ装置、3・・・酸素ガス供給装置、 3a・・・気体流5に調節器、3b・・・オゾン発生器
、3c・・・酸素供給源、4・・・υ1気装置、5・・
・シ11.降装置、6・・・湿度調節器、7・・・ガス
分析計、8・・・終点判定/制御装置、10a、fob
・・・静電チャック、 21・・・ウェハ載置台、 21a、20B・・・加熱装置、 22.22a、22b−ガス噴射部、 23 a +  23 b ・” ’−ダ/アンローダ
部、24a、24b・・・ベルト搬送機構部、25a、
25b・・・移送アーム、 26a、26b・・・吸7tチャック、28・・・ウェ
ハ、31・・・スリット。 ↑、′r許出出願人東京エレクトロン株式会社第3図 (Q)7 11a     12a 第4図 第5図 1フ 2aa                      
                        l
じO第67 第7図 力叉康量(51!/m1n) 第 8 図 第9図 $、取板を口ll賃 (0C〕 第11県 (C) (d) 蕩1211] (a)           (b) 第17図 第13二] H−; 15 :2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オゾンを含有するガスが流れる流れ空間をウェハ
    に接して設け、前記ウェハ表面に被着されている膜を酸
    化して除去することを特徴とするアッシング方式。
  2. (2)流れ空間は、オゾンを含有するガスを流出する流
    出部をウェハに対して所定間隔離れて対向配置すること
    により形成され、前記ウェハは加熱されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のアッシング方式。
  3. (3)対向配置は、流出部が上であり、ウェハの加熱湿
    度は、150〜500℃であることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載のアッシング方式。
  4. (4)ウェハ又は流出部の少なくとも一方が上下移動す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のアッシ
    ング方式。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220766A (en) * 1975-08-04 1977-02-16 Texas Instruments Inc Method of removing phtoresist layer and processing apparatus thereof
JPS58168230A (ja) * 1982-03-30 1983-10-04 Fujitsu Ltd マイクロ波プラズマ処理方法

Patent Citations (2)

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