JPS62165605A - 光伝達装置 - Google Patents

光伝達装置

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JPS62165605A
JPS62165605A JP847786A JP847786A JPS62165605A JP S62165605 A JPS62165605 A JP S62165605A JP 847786 A JP847786 A JP 847786A JP 847786 A JP847786 A JP 847786A JP S62165605 A JPS62165605 A JP S62165605A
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JP
Japan
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optical
transmission device
optical transmission
light transmission
light
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Pending
Application number
JP847786A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kamishiro
神代 哲哉
Atsushi Takeda
淳 武田
Koichi Oki
大木 幸一
Keizo Koike
小池 啓造
Shoichi Kato
章一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、隔壁の一方の側から他方の側へ光を伝達す
るために使用される光伝達装置に関し、例えば原子力計
装における原子炉格納容器隔壁の内外間の光信号送受や
、その他一般の隔壁を有する電気ta器、装置における
隔壁内外間の光信号送受を行なう場合に使用されるもの
である。
〔従来技術〕
近時、電気信号に代えて光信号を伝送する技術が開発さ
れ、電話線、データ伝送、情報信号の伝送線に光ファイ
バを使って伝送する技術は実用化されている。光信号を
電気信号に代えて利用するのは周知の通り、光信号は電
磁誘導障害を受けない、電気信号に比べて大容量の信号
を伝送するのが容易である等の利点があるからであるが
、電力機器等における物理量、例えば熱、電圧、電流、
電力、放射線等のアナログ量を直接光信号として出力す
る変換器、通称センサについては開発段階にあり、まだ
現用の電気的変換器(電気信号として出力)に代用でき
るものは開発されておらず、実用化の域に至ってない。
このように、電力機器の分野においては、上記各種の大
きな物理量を電気信号に変換することなく光信号として
出力するセンサや高温下での温度を検出する光センサが
開発の段階にあるため、該センサの光出力信号を利用す
る技術については本格的な開発はなされてない状況にあ
ると言える。
例えば、変圧器や発電機、原子炉、しゃ断器、負荷等の
監視制御、保護システム等に光信号を利用する開発は充
分にはなされてない。
例えば、変圧器、原子炉、しゃ断器、密閉形回転機等は
、タンク、容器、等所謂密閉室を構成するため、つまり
機器内外あるいは装置内外を区画するために隔壁が使用
されている。このような隔壁を有する電力機器において
は隔壁内外に跨って光信号を伝達するためには、つまり
、隔壁の一方の側から他方の側へ光信号を伝達するため
には、具体的には、例えば、隔壁内の電力機器本体の熱
的状態、電気的状態、位置、等の状態光信号を隔壁外の
監視機器や保護機器へ光ファイバ等を使って光学的に伝
達するためには、上記隔壁の機能を落とさずに、例えば
密閉機能を落とさずに光ファイバ等を隔壁に貫通させる
必要がある。上述の電話線等では単に建物の壁を貫通す
るのみであるので、スリーブを利用してスリーブ内に電
話線を通すのみで済むのであるが、電力機器等において
は、隔壁の密閉機能を保持する必要があるので、電話線
の場合のようなスリーブを使用することはできない。従
って、光ファイバを隔壁に貫通させた後に、咳賞通部に
樹脂等の密封材を施すことも考えられるが、作業がしに
くい上、信頼性に問題があるため、例えば実願昭60−
142442号明細書に記載されているように、隔壁に
取り付けられる特殊構造の光コネクタが案出されており
、これを第12図に示しである。この第12図において
、ハウジング10は外筒11と内筒12とで構成され、
内筒12の先端部に形成されたフランジ部12cと光フ
アイバロッド14との間に管状の封止体15が介装され
ており、上記光フアイバロッド14の両端に光フアイバ
ケーブル18a、19aを接続して、光フアイバケーブ
ル18a。
19aの一方から他方への光フアイバロッド14ヲ介し
て光信号を伝達するようになっている。この実願昭60
−142442号の考案は光フアイバロッド14と光フ
アイバケーブル18a、19aとの芯合わせを容易にし
、ハウジング10に光フアイバケーブル18a、19a
を機械的に接続するためのレセプタクル16.17とハ
ウジング10との当接面を鏡面加工する時間を短縮する
、つまり製作効率を向上することを目的とする所謂実用
化を目上した一考案である。上述のように、現在の開発
では、上記熱、電流、放射線等の物理量を直接光信号に
変換する変換器に注力されている状況下において、上記
変換器が充分に実用化される前の現時点において、該変
換器を使用することを前提にした電力機器の監視制御、
保持システムを開発あるいは実用化する上において必要
な隔壁内から外への光信号の取り出し構造を実用化に向
けて開発すること自体に重要な意義があり、このような
観点から上記実願昭60−142442号の考案はそれ
なりに重要な考案と言える。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述の実願昭60−142442号の考案、
即ち第12図に示す特殊構造の光コネクタにおいては、
コネクタ部分において光伝達ロスが生じないようにする
ことが、光信号を伝達する上において必要があり、第1
2図に示すもるにおいては、光フアイバロッド14と光
フアイバケーブル18a、19aとの芯合わせが容易で
あり、ハウジング10とレセプタクル16.17との当
接面の鏡面加工を短時間に正確に行い得るので、光結合
部に光伝達ロス、つまり、第12図の光コネクタを採用
することによる光伝達ロスは殆ど無いものと想定してい
た。ところで、第12図の光コネクタを試作研究した結
果、上記鏡面加工をする時間は短縮でき、光伝達ロスも
1dB程度減少することが判明したが、光伝送ロスを想
定していた程低レベルまで下げるには更に試作検討、工
夫することが必要であることが判った。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による光伝達装置は、例えば電力機器のように
監視制御や各種保護制御を必要とする機器や装置等の隔
壁の一方の側から他方の側へ光信号を伝達する光伝達装
置であって、中央部が開口したフランジ部を内部に有し
上記隔壁に取り付けられる外被体と、上記フランジ部の
開口部を接触することなく貫通して上記外被体の壁部の
離間した部分に跨って延在し上記壁部の離間した部分に
少なくとも一部が支持された光伝達素子と、熱膨脹係数
が上記延在方向に順次異なる複数の封着材をブローイン
グによって上記光伝達素子を囲繞するように接続して形
成された筒状部を有し上記延在方向の一端が上記光伝達
素子に融着され上記延在方向の他端が上記フランジ部に
装着された筒状封着体とを備えており、その目的は、光
伝達装置自体における光伝送ロスを低減することにある
〔作用〕
この発明は、隔壁の一方の側から他方の側へ光信号を伝
達する光伝達装置を、中央部が開口したフランジ部を内
部に有し上記隔壁に取り付けられる外被体と、上記フラ
ンジ部の開口部を接触することなく貫通して上記外被体
の壁部の離間した部分に跨って延在し上記壁部の離間し
た部分に少なくとも一端部が支持された光伝達素子と、
上記延在方向の一端が上記光伝達素子に融着され上記延
在方向の他端が上記フランジ部に装着された筒状封着体
とを備えた特殊構造の光伝達部品とし、しかも上記筒状
封着体を、熱膨脹係数が上記延在方向に順次異なる複数
の封着素材をブローイングによって上記光伝達素子を囲
繞するように接続して形成された筒状部を有した封着体
としてあり、従って上記筒状部を極力薄くすることが可
能となり、上記光伝達素子と上記筒状封着体とを融着す
るための入熱を小さくできる結果、該融着により生じる
熱応力も小さくなり上記光伝達素子が該融着によって変
質したり変形することがなくなり、光伝達装置内におけ
る光伝送ロスは小さくなる。
〔実施例〕
以下本発明を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
る。第2図は本発明に係る光伝達装置を用いた光ペネト
レーション装置の一部破断側面図であり、図中30は変
圧器タンク、原子炉格納容器、しゃ断器タンク等の電力
機器の隔壁であり、該隔壁30には貫通孔30aが形成
されている。
該貫通孔30aには光ファイバペネトレーシぢン装置2
0が嵌着されている。
光ファイバペネトレーシッン装置20は、断面円形の金
属性の筒体21の各端部に、円板状をした金属性の隔壁
22.23を、筒体21を封止すべく熔接等の手段にて
筒体21と一体的に固定されている。各隔壁22.23
には、本発明に係る4つの光伝達装置1が4等配に夫々
設けられている。
第1図は、変圧器タンク、原子炉格納容器、しゃ断器タ
ンク、密閉形回転電機の外被等の隔壁30の内部側の隔
壁23に設けられた本発明に係る光伝達装置1の一実施
例を示す縦断面図で、同図において、隔壁23には、4
等配に透孔23aが形成されており、各透孔23aに1
つの光伝達装置1が夫々装着されている0図においてI
Oは、ペネトレーション装置20における筒体21内部
と上記変圧器タンク、原子炉格納容器、しゃ断器タンク
等の内部との気密性を保持することができる外被体であ
り、該外被体lOは2つの円筒状の外筒11及び内筒1
2を気密に溶接10aシて連結したものである。
外筒11(第1図において左側に位置する)は、基端側
の厚肉となったフランジ部11aと、先端側の薄肉の筒
状部11bとからなり、筒状部11bの先端部内周面に
は嵌合孔11cが形成されている。フランジ部11aの
中央には貫通孔11hが筒状部11bと同心に形成され
ており、またフランジ部11aの貫通孔11hとは同心
となった円周上には6等配に透孔11jが形成されてい
る。
フランジ部11aの基端側側面には該フランジ部11a
の貫通孔11hとは同心状に凹溝lidが形成されてお
り、該凹溝lidに0リングlieが嵌入されている。
また隔壁23には、該隔壁23に形成された貫通孔23
aと同心となった円周上に6等配に穿孔23b、 23
b・・・が夫々形成されており、各穿孔23bとフラン
ジ部11aにおける各透孔11j とを夫々整合させた
状態にて各透孔11jにボルトllfを挿通して各ポル
) 11fを各穿孔23bに螺合させ、隔壁23に外被
体10における外筒11のフランジ部11aが取付けら
れている。この場合、フランジ部11aの凹溝lid内
に係入された0リングlieにより隔壁23と外筒11
におけるフランジ部11aとの間隙は気密封止される。
また外筒11が隔壁23にねじ止めされた場合において
、隔壁23の穿孔23aに同心的に内嵌される突部11
gがフランジ部11aの基端外側面に形成されている。
内筒12は円筒状をしており、その基端部12aの外周
には、外筒11の端面に突き当てる溶接フランジ12d
が周設されており、先端部が外筒11のフランジ部11
a側に位置するように嵌合され、溶接フランジ12dと
外筒11の端面との間を熔接しである。
内筒12の外径は溶接フランジ12dが最大となり、そ
の先端部側は3段階12e、12f、12gに、基端側
は2段階12i、12jに縮径されている。また円筒1
2の内径は、外径が最小の先端の筒状のフランジ部12
にと、フランジ部12により外径が若干大きい中央部1
2bとが同一とされ、基端部12aにおいて内径は小さ
くされており、従って基端部12aは厚肉となっている
。基端部12aのさらに端部においては内径は更に小さ
くなっている。基端部12aの外側面中央部には外側方
へ突出する突部12eが形成されており、該突部12e
には、基端部12aにおける内周面と外部とを連通ずる
貫通孔12fが形成されている。
外筒11におけるフランジ部11aに形成された突部1
1gの貫通孔11h及び内筒12における基端部12a
に形成された突部12eの貫通孔12fには、光伝達素
子14の各端部が夫々隙間を持たせて内嵌されている。
光伝達素子14は光ファイバの周囲に厚肉に石英製のサ
ポート層を囲繞形成し、全体の直径を1〜5龍程度とし
て構成されており、光伝達素子14の各端面14a、1
4bは、外筒11における突部11gの端面11g ’
 、内筒12における突部12eの端面12e′にまで
延設されており、夫々が面一となるように鏡面加工され
ている。
そして光伝達素子14の各端部と、各端部が挿入された
各貫通孔11h、 12Fとの隙間にはエポキシ樹脂が
夫々充填され内外間の気密保持がなされている。
光伝達素子14の、上記貫通孔12fに隣接する部分に
は、光伝達素子14外周面と内筒12内周面とにより形
成された空間を気密的に封止する筒状封着体15の一端
部が融着されている。該封着体15は、内筒12の基端
部12a側が光伝達素子14外径と同一の内径を有する
小径部15aとなっており、該小径部15aに連設する
光伝達素子14の中央部寄りの部分は内径及び外径が光
伝達素子14の延在方向に徐々に大きく且つ同肉厚とな
された拡径部15bとなっている。
さらに拡径部15bに連設する内筒11の先端側部分は
、光伝達素子14の外径より大きく上記延在方向にほぼ
一様の内径及び外径を有する大径部15cとなっている
。封着体15における小径部15aは熱膨脹係数が小さ
い、つまり光伝達素子14の外表面部(石英)と同−又
は近い熱膨脹係数の例えば石英あるいは石英系ガラスに
て構成されており、拡径部15b、大径部15cになる
につれて熱膨脹係数が大きい環状ガラス素材が順次融着
して一体形成されたものとなるようにブローイングによ
って形成(詳しくは後述する)されたものであり、その
大径部15cの開口部側端部外周には、コバール等より
なる金属管15dの一側内周面が筒状封着体15と同心
状にガラス封着されている。該金属管15dの他側部は
外筒11のフランジ部11a側に位置しており、その外
径は、内筒12の先端部12cの内周面12j と同一
となるように拡径されていて、該金属管15dと上記内
筒12のフランジ部12にとは金属にて気密にろう付け
されている。
つまり、封着体15は、内筒12の基端部側、換言すれ
ば変圧器タンク、原子炉格納容器、しゃ断器タンク、等
の内部となる高圧側に小径部15aを位置させ、ペネト
レーション装置2oの内部となる低圧側に大径部15c
開口を位置させている。なお小径部15aを低圧側に、
また大径部15cを高圧側にしてもよい。
外被体10の外筒11におけるフランジ部11aの外側
面に形成された突部11g、及び内筒12における基端
部12a外側面に形成された突部12eには、レセプタ
クル16.17が夫々装着されている。各レセプタタル
16.17は同構造であり、貫通孔16c、17cを有
する短円筒状をした本体部16a、17aと各本体部1
6a、17aの基端部に連設されたフランジ部16b。
17bとからなり、フランジ部16b、 17bの基端
側側面には、本体部16a 、 17aにおける貫通孔
16c、 17cよりも大径であって、前記各突部11
g、12eが隙間g1を持たせて内嵌され底面16d 
’ 、 17d ’が鏡面仕上げされた凹部16d、1
7dが夫々形成されている。
そして外被体10における各突部11g、 12eとレ
セプタクル16.17における各凹部16d、 17d
における各凹部led、 17dとの間の隙間を利用し
て各突部11g。
12e +M1面から覗かされた光伝達素子14と各レ
セプタクル16.17の貫通孔16c、17cとは同心
状に芯台わせされる。
各レセプタクル16.17のフランジ部16b、 17
bには、夫々複数の透孔164.17fが穿設されてお
り、各透孔16f、 17fにボルト16g、 17g
を夫々挿通させて、上記芯台わせを終えた状態で外筒1
1、内筒12夫々に螺合させることにより各レセプタタ
ル16.17を外被体10における外筒11、内筒12
夫々に同芯状に固定される。
なお、上記芯台わせを可能にするために上記ボルト16
g、17gと上記透孔16f、17fとの間にも隙間g
2 (このg2はg2>g+としである)を形成しであ
る。更に上記レセプタクル16.17の外被体10への
固定状態下では、上記光伝達素子14の端面14a、 
14b及び上記内筒12の端面11g ’ 、 12e
 ’は何れも上記レセプタクル16.17の凹部底面1
6d ’ 。
17d′と面接触しており、また、上記芯台わせ及び固
定が完了すると、位置ずれが生じないように上記レセプ
タクル16と外筒11 レセプタクル17と内筒12と
は両者の境界部全周を溶接あるいは接着剤によって気密
に固着Aすることにより完全に固定される。
各レセプタクル16.17における本体部16a、 1
7a先端部外周面には、螺条16h、 17hが夫々形
成されており、各螺条16h、 17hには光フアイバ
ケーブル18a、19a先端部に固定されたコネクタプ
ラグ18゜19における袋ナツト18d、 19dが螺
合されている。
各コネクタプラグ18.19は、光フアイバケーブル1
8a、 19a先端より各光フアイバケーブル18b、
 19bを夫々延出せしめ、延出された各光フアイバケ
ーブル18b、 19b及び各光フアイバケーブル18
a、 19a先端部分に中子18c、 19cを夫々同
心状に外嵌固着し、さらに各中子18c、 19cの光
フアイバケーブル18a、 19a挿入側部分に袋ナツ
ト18d、19dを夫々同心状に外嵌固着したものであ
る。各中子18c、19cにおける光フアイバケーブル
18b、 19bに外嵌された部分は小径となっており
、また各袋ナツト18d。
19dの先端部は中子↓8c、19cの小径となった部
分にまで達しており、その先端内周面に螺条が形成され
ている。
そして各レセプタクル16.17における貫通孔16C
917c内に中子18c、 19cの先端部分を嵌入し
て各袋ナツト18d、 19dと各レセプタクル16.
17における本体部16a、 17aの螺条16h、 
17hとを螺合すると、光伝達素子14の各端面と中子
18c、 19cの先端面とは同心状に密着されて夫々
の光フアイバ同士が同心状に突き合わされる。
ペネトレーション装置20における筒体21内に位置す
るレセプタクル16を端部に取付けた光フアイバケーブ
ル18aの他端部には、同様のレセプタクルが装着され
ており、隔壁22.23と対向配設された光伝達装置に
夫々のレセプタタルが装着される。
斯かる構成の光ファイバベネトレーシッン装置20は、
変圧器タンク、原子炉格納容器、しゃ断器タンク内に位
置する光伝達装置に装着された光フアイバケーブル19
aの一端に電流、電圧、温度、電力、放射線等の物理量
のセンサ等を取付は該センサを容器内の所定部位に位置
させることにより所要の物理量情報が上記容器外に位置
する光フアイバケーブル19aにて得られ、電力機器、
発電所、変電所、電力系統の監視制御や保護制御に利用
されることになる。
次に上記筒状封着体15の構成及び製法につき第3図〜
第10図に基づいて説明する。第10図は本発明の要部
を−示す断面図であり、同図において100は筒状封着
体光伝達素子ユニットであり、大径側端部(図の左側)
にコバール製のフランジ状金属管15dが封着ガラス材
、例えばコバール用の硼硅酸系ガラスから成る筒状封着
材101を介して装着され、小径側端部(図の右側)は
石英系ガラスからなる筒状封着材102が封着され、且
つ封着材102はその中央に貫設された光伝達素子14
に溶着されている。封着材101と102との間は互い
に熱膨脹係数が順次異なる互いに融着された多数の筒状
封着材(例えば封着材101に近い側は硼硅酸系ガラス
、封着材102ニ近い側は石英系ガラス) 103.1
04・・・117からなっている。即ち、該封着材10
2に連設された封着材103の熱膨脹係数は、封着材1
02のそれより若干大きく、更に封着材103に連設さ
れた封着材104の熱膨脹係数は封着材103のそれよ
りも大きくなっており、以下封着材104〜117゜1
01まで順に同様の関係となっている。
石英の、つまり光伝達素子工4の外表面部の熱膨脹係数
は通常5X10−’℃−1であり、コバール、つまり金
属管15dの熱膨脹係数は通常46X10−”℃−1で
あるので、封着材101〜117の各熱膨脹係数は上記
5X10−7℃″″1〜46X10−7℃−1の間を等
分する形で選定したものを使用すればよい。
また、上記光伝達素子14は、棒状の光ファイバであり
、ガラス溶着時の熱による影響を緩和するため肉厚が1
m以上、好ましくは1.5龍以上のクラッド層を有する
ものを使用している。
次に第10図に示すユニットの製造方法について第3図
〜第9図の模式図により説明する0図において200は
通常のガラス管を製造する場合に使用される吹きざおで
ある。
先ず、石英系ガラス素材102aを融解し、融解状態の
石英ガラス素材102aにより吹きざお200の先端を
密封しく第3図参照)、シかる後吹きざお200がら空
気を矢符方向に吹き込む(これをブローイングという)
これにより第4図に示すように石英系ガラス素材102
aは膨張し、石英系ガラス素材102aが一様の厚さを
有する卵状になった場合には、空気の吹き込みを停止し
て吹きざお200の先端開口に対向する位置にある底部
に開口部102abを設ける(第5図参照)。
次に、開口部102abに石英系ガラス素材102aよ
り熱膨脹係数が大きいガラス素材103aを融解した状
態で、その開口部102abを閉塞すべく封着する(第
6図参照)。
次いで、該封着部を加熱しつつ吹きざお200により融
解したガラス素材102a及び103aに気体を矢符方
向に吹き込んで(ブローイングして)これを膨張させ、
ガラス材103aを一様の厚さと所定の大きさの有底筒
状とする(第7図参照)。そして有底筒状のガラス素材
103aの底部に開口103abを設け、ガラス素材1
03aより熱膨脹係数が大きいガラス素材104aを融
解した状態でその開口103abを閉塞すべく封着する
(第8図参照)。
以下同様の工程を順次繰返すことにより、第10図に示
す封着材102〜117が連設される。
封着材117は更に、コバール製のフランジ状金冗管1
5dにコバール用封着ガラス材からなる封着材101を
介して封着され、次に吹きざお200を除去する(第9
図参照)。この第9図に示されたものが筒状封着体15
である。さらに、封着材102はその中央に貫通した円
柱状の伝達素子14外周に溶着されて、筒状封着体光伝
達素子ユニット100が完成する。なお、封着材117
は予め金運管15dに融着しておいたものでも、また封
着材116のブローイングによる形成に続けて該封着材
116にブローイングにより形成してもよい。
このように、ブローイングにより封着部を形成すること
により、封着部を薄肉化でき、このため封着時における
光伝達素子14に対する熱的影響を少なくし、封着部の
熱応力を小さくできるという効果が生じる。
なお、上記ブローイングによる製法により、各封着材1
03,104〜116の厚さは金属管15dの厚さの約
’A−’AC300〜50011m ) ニすることが
でき、また封着材102の直管部分の厚みは1〜2鰭と
しである。更に各封着材103.104〜116の厚さ
寸法は、それらの軸線方向(光伝達素子14の延在方向
)の長さ寸法より小さくしである。
第11図は他の実施例を示す図で、光伝達素子14の左
端は外被体10によっては支持されてない場合を示しで
ある。これは光伝達素子14長が短い場合や、右端での
支持が充分な場合に可能である。
なお、この発明は、光伝達素子14が直柱状のものでな
く、例えばL字形、半円弧状等、種々の形状に屈曲、あ
るいは湾曲しているものにも通用できるのは勿論であり
、その場合、外被体10の構造は適宜変形したものとす
ればよく、また外被体1゜の光伝達素子14の一端を支
持する壁と他端を支持する壁とは真向かいには対向せず
、例えば互いに直角をなして隣接する関係となるが、そ
の場合でも、光伝達素子14の一端を支持している部分
(壁部)と他端を支持している部分(壁部)とは互いに
離間した状態にあることは当然理解し得るので、図示は
省略する。
また、光伝達素子14の両端には光フアイバケーブル1
8a、19aを接続したものを例示したが、光フアイバ
ケーブルを介さずに、光伝達素子14の一端に光センサ
を、他端に光信号受信装置を直接接続する場合にも本発
明は通用でき、更に、電力機器以外のi器に適用するこ
とも可能である。
なお、因に第1図及び第11図について上述した・実施
例において、光伝達装置1自体の伝送ロスを測定した結
果、1.8dB〜2.2dB(同一のものを複数個作成
し測定した)であり、また、内筒12の端面12e′及
びレセプタクル17の凹部底面17d′を鏡面加工しな
かった場合には伝送ロスは2.6dB〜3.0dBであ
った。更に、封着体15をブローイングせずに単に熱膨
脹係数の異なるガラス封着素材を突き合わせにより融着
した場合には、上記鏡面加工をしても5.6dB〜7.
8dBであった。この単なる突き合わせ融着の場合はそ
の厚さを薄くしにくく、2龍程度となり、ブローイング
による場合の厚さ300〜500μmに比べ数倍の厚さ
になった。
〔効果〕
この発明は上述のように、電力機器の分野において、大
きな電流、高い電圧、高温の熱、放射線等の大きな物理
量を電気信号に変換することなく光信号として出力する
光センサが開発段階にあったまだ実用段階に入ってない
状況下ではあるが、上記電力機器用の上記光センサが実
用化されれば次に必要となる変圧器タンク、原子炉格納
容器、しゃ断器タンク等の隔壁の内側から外側へ光信号
を伝送する光ペネトレーシッン装置、つまり本発明で言
う光伝達装置として独特な構造の光伝達装置、即ち、電
力機器等の隔壁の一方の側から他方の側へ光信号を伝達
する光伝達装置を、中央部が開口したフランジ部を内部
に有し上記隔壁に取り付けられる外被体と、上記フラン
ジ部の開口部を接触することなく貫通して上記外被体の
壁部の離間した部分に跨って延在し上記壁部の離間した
部分に少なくとも一端部が支持された光伝達素子と、上
記延在方向の一端が上記光伝達素子に融着され上記延在
方向の他端が上記フランジ部に装着された筒状封着体と
を備えた特殊構造の光伝達部品とし、しかも上記筒状封
着体を、熱膨脹係数が上記延在方向に順次異なる複数の
封着素材をブローイングによって上記光伝達素子を囲繞
するように接続して形成された筒状部を有した筒状封着
体としたので、上述のように、上記筒状部を極力薄くす
ることが可能となり、上記光伝達素子と上記筒状封着体
とを融着するための入熱を小さくでき、その結果、該融
着により生じる熱応力も小さくなり上記光伝達素子が該
融着によって変質したり変形することがなくなり、光伝
達装置内における光伝送ロスが小さくなる効果があり、
上記電力機器用等における大きな物理量の光センサが実
用化した場合に、上記電力機器等の監視制御、保護制御
を光センサから制御機器まで光伝送できることを可能に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの発明の一実施例を示す図であり
、第1図は全体構造を詳細に示す断面図、第2図は電力
機器への取り付は態様を示す一部破断の側面図、第3図
〜第10図は製造工程を示す側面図で第3図のみが外観
図となっており他の第4図〜第10図は断面図となって
いる。第11図はこの発明の他の実施例を示す縦断側面
図、第12図は先願に係る従来の光伝達装置を示す縦断
側面図である。 1・・・光伝達装置 IO・・・外被体 14・・・光
伝達素子15・・・筒状封着体 23・・・外被体 1
2k・・・フランジ部特 許 出願人  三菱電機株式
会社 外2名代理人 弁理士  河 野  登 夫 第 9図 第 10I21 第3図 第 4図 埠 5図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、隔壁の一方の側から他方の側へ光信号を伝達する光
    伝達装置であって、中央部が開口したフランジ部を内部
    に有し上記隔壁に取り付けられる外被体と、上記フラン
    ジ部の開口部を接触することなく貫通して上記外被体の
    壁部の離間した部分に跨って延在し上記壁部の離間した
    部分に少なくとも一端部が支持された光伝達素子と、熱
    膨脹係数が上記延在方向に順次異なる複数の封着素材を
    ブローイングによって上記光伝達素子を囲繞するように
    接続して形成された筒状部を有し上記延在方向の一端が
    上記光伝達素子に融着され上記延在方向の他端が上記フ
    ランジ部に装着された筒状封着体とを備えた光伝達装置
    。 2、外被体が省略され、管状封着体の他端部が外被体を
    介することなく隔壁に取り付けられるものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光伝達装置。 3、筒状部の熱膨脹係数はフランジ側より光伝達素子側
    の方が小さいことを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の光伝達装置。 4、筒状部は、封着材を光伝達素子側からブローイング
    によって順次接続して筒状に形成されたものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項の何れか一
    に記載の光伝達装置。 5、筒状部は、その径が光伝達素子側よりフランジ側の
    方が大きくなっているものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の光伝達装置。 6、筒状部は、ブローイング上流側の端部が光伝達素子
    側に位置し、ブローイング下流側の端部がフランジ側に
    位置していることを特徴とする特許請求の範囲第5項記
    載の光伝達装置。 7、外被体は、その入力側端部に入力側光ファイバ付の
    入力側光コネクタが着脱可能に凹凸嵌合され、出力側端
    部に出力側光ファイバ付の出力側光コネクタが着脱自在
    に凹凸嵌合されており、上記入力側光ファイバは光伝達
    素子の入力側端部と光学的に密に結合し、上記出力側光
    ファイバは上記光伝達素子の出力側端部と光学的に密に
    結合していることを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    載の光伝達装置。 8、外被体と入力側光コネクタとの当接面及び上記外被
    体と出力側光コネクタとの当接面は何れも鏡面加工され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の光
    伝達装置。 9、光伝達素子は、その入力側端部に光学的に結合され
    る入力側光ファイバ及び出力側端部に光学的に結合され
    る出力側光ファイバより大径であることを特徴とする特
    許請求の範囲第6項及び第7項記載の光伝達装置。 10、光伝達素子の入力側に供給される光信号を発生す
    る光信号発生器及び上記光伝達素子の出力側からの光を
    受ける受光器の少なくとも一方が外被体に着脱自在に取
    り付けられると共に光伝達素子に光ファイバを介さずに
    直接的に光結合されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載の光伝達装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215609A (ja) * 1982-06-08 1983-12-15 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバケーブルの支持装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215609A (ja) * 1982-06-08 1983-12-15 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバケーブルの支持装置

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