JPS62165152A - カルシウムイオン分析用一体型多層分析要素 - Google Patents
カルシウムイオン分析用一体型多層分析要素Info
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- JPS62165152A JPS62165152A JP757986A JP757986A JPS62165152A JP S62165152 A JPS62165152 A JP S62165152A JP 757986 A JP757986 A JP 757986A JP 757986 A JP757986 A JP 757986A JP S62165152 A JPS62165152 A JP S62165152A
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- calcium ions
- calcium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は水性液体試料中のカルシウムイオン分析用一体
型多層分析要素に関し、さらに詳しくは生物体液1例え
ば血液(全血、血漿、血清)、髄液、リンパ液、唾液、
尿等の水性液体試料中のカルシウムイオン定量分析用の
乾式操作可能で臨床診断に特に有用な一体型多層分析要
素に関するものである。
型多層分析要素に関し、さらに詳しくは生物体液1例え
ば血液(全血、血漿、血清)、髄液、リンパ液、唾液、
尿等の水性液体試料中のカルシウムイオン定量分析用の
乾式操作可能で臨床診断に特に有用な一体型多層分析要
素に関するものである。
[従来技術]
水性液体試料、殊に生物体液中のカルシウムイオンの定
量分析は広く一般に行なわれているが。
量分析は広く一般に行なわれているが。
簡便で精度の高い測定方法が特に臨床診断分野で望まれ
ている。
ている。
水性液体試料のカルシウムイオンの定量方法は大別する
と原子吸光法、キレート試薬による方法。
と原子吸光法、キレート試薬による方法。
電極法等がある。従来臨床診断分野ではキレート試薬を
用いる定量方法が広〈実施されている。この方法では水
性液体試料中に含まれるカルシウムの全量が定量されて
いることが知られている。
用いる定量方法が広〈実施されている。この方法では水
性液体試料中に含まれるカルシウムの全量が定量されて
いることが知られている。
ところで臨床診断分野における水性液体試料。
例えば血液においてはカルシウムはイオン型とアルブミ
ン等の蛋白質等に結合した結合型の2種の存在形態があ
ることがしられている。近年臨床診断分野ではイオン型
カルシウムの分別定量が望まれている。
ン等の蛋白質等に結合した結合型の2種の存在形態があ
ることがしられている。近年臨床診断分野ではイオン型
カルシウムの分別定量が望まれている。
電極法によるカルシウムの定量においてはカルシウムイ
オンが定量されるが、電極法特有のドリフト(突発的に
生ずる測定電位の予期せざる変動)。
オンが定量されるが、電極法特有のドリフト(突発的に
生ずる測定電位の予期せざる変動)。
電極の保守点検に労力を要する。測定装置が高価格等の
諸種の問題点がある。
諸種の問題点がある。
一方、水性液体試料を5μmないし3011程度の少量
用いてカルシウムの定量分析が実施できる一体型多層分
析要素が特開昭54−29700 、特開昭58−17
8256゜特願昭60−25828等の明細書に記載さ
れている。これらの特許請求の範囲明細書に記載の一体
型多層分析要素においてはいずれも全カルシウム量定量
を目的としたものであり、カルシウムイオンの分別定量
を意図した分析要素ではない。
用いてカルシウムの定量分析が実施できる一体型多層分
析要素が特開昭54−29700 、特開昭58−17
8256゜特願昭60−25828等の明細書に記載さ
れている。これらの特許請求の範囲明細書に記載の一体
型多層分析要素においてはいずれも全カルシウム量定量
を目的としたものであり、カルシウムイオンの分別定量
を意図した分析要素ではない。
[発明の目的]
本発明目的は簡便な乾式操作で水性液体試料中のカルシ
ウムイオンを定量分析できる一体型多層分析要素を提供
することである。
ウムイオンを定量分析できる一体型多層分析要素を提供
することである。
本発明の他の目的は水性液体試料中のカルシウムイオン
を独立した分別操作なしに定量分析できる一体型多層分
析要素を提供することである。
を独立した分別操作なしに定量分析できる一体型多層分
析要素を提供することである。
本発明他の目的は無希釈又は低希釈率の血液試料(全血
、血漿、血清)を用いて血液試料中のカルシウムイオン
を定量分析できる一体型多層分析要素を提供することで
ある。
、血漿、血清)を用いて血液試料中のカルシウムイオン
を定量分析できる一体型多層分析要素を提供することで
ある。
「発明の構成」
本発明は、光透過性水不透過性支持体の上に。
カルシウムイオンと結合して光学的に検出可能な変化を
しうる指示薬を少なくとも1種含有する試薬層、蛋白質
を実質的に透過させない親水性非孔質中間層、および多
孔性展開層をこの順に有し。
しうる指示薬を少なくとも1種含有する試薬層、蛋白質
を実質的に透過させない親水性非孔質中間層、および多
孔性展開層をこの順に有し。
かつ少なくともいずれか1層にpH桜衝剤を含有するカ
ルシウムイオン分析用一体型多層分析要素である。
ルシウムイオン分析用一体型多層分析要素である。
[発明の構成の詳細な説明]
本発明のカルシウムイオン定電用一体型多層分析要素(
以下、多層分析要素ということがある)の特徴は第1に
多層分析要素内の多孔性展開層(以下、展開層というこ
とがある〉と試薬層の間に蛋白質不透過性の中間層を設
けてアルブミン等の血清蛋白の試薬層への拡散移行を阻
止し蛋白結合カルシウムの試薬層への拡散移行を実質的
に阻止することにより拡散移行可能なカルシウムイオン
を試薬層で検出できること、すなわち独立した分別操作
なしにカルシウムイオンの定量分析が実施できること、
第2に水性液体試料を希釈せずに、又は10倍以下の希
釈率でカルシウムイオンの定量分析が実施できること、
第3に水性液体試料点着時の多層分析要素内、好ましく
は展開層内のpHを約8.0から約11.0.好ましく
は約9.0から約105に保つことて展開層内にとどま
っているカルシウム−アルブミン結合体の安定化をはか
ることにより高精度でカルシウムイオンの定量分析が実
施できること等である。
以下、多層分析要素ということがある)の特徴は第1に
多層分析要素内の多孔性展開層(以下、展開層というこ
とがある〉と試薬層の間に蛋白質不透過性の中間層を設
けてアルブミン等の血清蛋白の試薬層への拡散移行を阻
止し蛋白結合カルシウムの試薬層への拡散移行を実質的
に阻止することにより拡散移行可能なカルシウムイオン
を試薬層で検出できること、すなわち独立した分別操作
なしにカルシウムイオンの定量分析が実施できること、
第2に水性液体試料を希釈せずに、又は10倍以下の希
釈率でカルシウムイオンの定量分析が実施できること、
第3に水性液体試料点着時の多層分析要素内、好ましく
は展開層内のpHを約8.0から約11.0.好ましく
は約9.0から約105に保つことて展開層内にとどま
っているカルシウム−アルブミン結合体の安定化をはか
ることにより高精度でカルシウムイオンの定量分析が実
施できること等である。
本発明の多層分析要素の光透過性水不透過性支持体とし
ては従来公知の多層分析要素に用いられている光透過性
(透明な)水不透過性支持体を用いることができる。そ
の具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ビスフ
ェノールAのポリカルボネート、ポリスチレン、セルロ
ースエステル(例、セルロースジアセテート、セルロー
ストリアセテート、セルロースアセテートピロビオネー
ト等)等のポリマーからなる厚さ約50umから約1m
m、好ましくは約80umから約300 Lffnの範
囲の透明な、すなわち波長約200nmから約900n
mの範囲内の少なくとも一部の波長範囲の電磁輻射線を
透過させる平滑な表面を有するフィルム状(シート状)
または平板状の支持体を用いることができる。支持体中
には必要に応して二酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微
粒子、カーボンブラック等を分散含有させて光学的性能
を調節することができる。支持°体の表面ζこは必要に
応じて公知の下塗層または接着層を設けて支持体の上に
設けられる吸水層または試薬層等と支持体との接着を強
固にすることができる。
ては従来公知の多層分析要素に用いられている光透過性
(透明な)水不透過性支持体を用いることができる。そ
の具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ビスフ
ェノールAのポリカルボネート、ポリスチレン、セルロ
ースエステル(例、セルロースジアセテート、セルロー
ストリアセテート、セルロースアセテートピロビオネー
ト等)等のポリマーからなる厚さ約50umから約1m
m、好ましくは約80umから約300 Lffnの範
囲の透明な、すなわち波長約200nmから約900n
mの範囲内の少なくとも一部の波長範囲の電磁輻射線を
透過させる平滑な表面を有するフィルム状(シート状)
または平板状の支持体を用いることができる。支持体中
には必要に応して二酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微
粒子、カーボンブラック等を分散含有させて光学的性能
を調節することができる。支持°体の表面ζこは必要に
応じて公知の下塗層または接着層を設けて支持体の上に
設けられる吸水層または試薬層等と支持体との接着を強
固にすることができる。
本発明の多層分析要素においては支持体と後述する試薬
層の間に吸水層を設けることができる。
層の間に吸水層を設けることができる。
吸水層は水を吸収して膨潤する親水性ポリマーを主成分
とする層で、吸水層の界面に到達または浸透した水性液
体試料の水を吸収できる層であり。
とする層で、吸水層の界面に到達または浸透した水性液
体試料の水を吸収できる層であり。
全血試料を用いる場合には水性液体成分である血漿の試
薬層への浸透を促進する作用を有する。吸水層に用いら
れる親水性ポリマーは水吸収時の膨潤率が30℃で約1
50%から約2000%、好ましくは約250%から約
1500%の範囲のポリマーである。親水性ポリマーの
具体例として特開昭59−171864.特開昭60−
115859等に記載の酸処理ゼラチン、脱イオンゼラ
チン等のゼラチン、フタル化ゼラチン、ヒドロキシアク
リレートグラフトゼラチン等のゼラチン誘導体、特開昭
59−171864 、特開昭60−115859等に
記載の7ガロース、プルラン、プルラン誘導体、ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、特願昭60−171134に記載のメタリルア
ルコール二元又は三元コポリマー等がある。
薬層への浸透を促進する作用を有する。吸水層に用いら
れる親水性ポリマーは水吸収時の膨潤率が30℃で約1
50%から約2000%、好ましくは約250%から約
1500%の範囲のポリマーである。親水性ポリマーの
具体例として特開昭59−171864.特開昭60−
115859等に記載の酸処理ゼラチン、脱イオンゼラ
チン等のゼラチン、フタル化ゼラチン、ヒドロキシアク
リレートグラフトゼラチン等のゼラチン誘導体、特開昭
59−171864 、特開昭60−115859等に
記載の7ガロース、プルラン、プルラン誘導体、ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、特願昭60−171134に記載のメタリルア
ルコール二元又は三元コポリマー等がある。
これらの親水性ポリマーは単独で、あるいは2種以上を
組合せて用いることができる。吸水層には一般的にはゼ
ラチンまたはゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルアルコールを用いるのが好ましく、これらのう
ちではゼラチン(脱イオンゼラチン)が最も好ましい。
組合せて用いることができる。吸水層には一般的にはゼ
ラチンまたはゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルアルコールを用いるのが好ましく、これらのう
ちではゼラチン(脱イオンゼラチン)が最も好ましい。
吸水層の乾燥時の厚さは約317ITlから約1100
1J、好ましくは約5Lffrlから約30umの範囲
、被覆量では約33/m2から約1003/m2.好ま
しくは約5g/m2から約30g/m”の範囲である。
1J、好ましくは約5Lffrlから約30umの範囲
、被覆量では約33/m2から約1003/m2.好ま
しくは約5g/m2から約30g/m”の範囲である。
吸水層には後述するp++緩衝剤。
公知の塩基性ポリマー等を含有させて使用時(分析操作
実施時)のpHを調節することができる。さらに吸水層
には公知の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させること
ができる。
実施時)のpHを調節することができる。さらに吸水層
には公知の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させること
ができる。
試薬層は水性液体試料中のカルシウムイオンと反応して
検出可能な色(好ましくは可視光領域の色)変化を生じ
させる少なくとも1種の指示薬を含む試薬組成物がポリ
マーバインダーとしての親水性ポリマー中に実質的に一
様に分散されている吸水性で水浸透性の層である。
検出可能な色(好ましくは可視光領域の色)変化を生じ
させる少なくとも1種の指示薬を含む試薬組成物がポリ
マーバインダーとしての親水性ポリマー中に実質的に一
様に分散されている吸水性で水浸透性の層である。
試薬層に用いられる親水性ポリマーとしては前述の吸水
層に用いられるのと同様な親水性ポリマーがある。試薬
層には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルアルコール等を用いるのが
好ましく、これらのうちではゼラチン(脱イオンゼラチ
ン)が最も好ましい。試薬層の乾燥時の厚さは約5LI
I11から約501m。
層に用いられるのと同様な親水性ポリマーがある。試薬
層には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルアルコール等を用いるのが
好ましく、これらのうちではゼラチン(脱イオンゼラチ
ン)が最も好ましい。試薬層の乾燥時の厚さは約5LI
I11から約501m。
好ましくは約7−から約30−の範囲、被覆量では約5
g/m2から約50g/m2.好ましくは約73/m2
から約30g/m2の範囲である。試薬層には後述する
pH緩衝剤。
g/m2から約50g/m2.好ましくは約73/m2
から約30g/m2の範囲である。試薬層には後述する
pH緩衝剤。
公知の塩基性ポリマーを含有させて分析操作時のpHを
調節することできる。さらに試薬層には公知の媒染剤、
ポリマー媒染剤等を含有させることができる。試薬層お
よび/または吸水層は実質的に透明であることが好まし
いが、必要に応じて層中に二酸化チタン微粒子、硫酸バ
リウム微粒子、カーボンブラック等を少量分散含有させ
て光学的性能を調節することができる。
調節することできる。さらに試薬層には公知の媒染剤、
ポリマー媒染剤等を含有させることができる。試薬層お
よび/または吸水層は実質的に透明であることが好まし
いが、必要に応じて層中に二酸化チタン微粒子、硫酸バ
リウム微粒子、カーボンブラック等を少量分散含有させ
て光学的性能を調節することができる。
試薬層に含有される試薬組成物中の指示薬としては、カ
ルシウムと結合して色変化する指示薬のうちで、カルシ
ウムとの結合が最も安定する環境pH(以下、最適pH
という)値10以上の指示薬が用いられる。カルシウム
との結合の最適p)I(ffilo以上の指示薬の具体
例として、0−クレゾールフタレインコンプレクソン(
3,3’−ビス[[ジ(カルボキシメチル)アミノ]メ
チル]−0−クレゾールフタレイン[2411−89−
41,最適p)I値約10.5 ;以下[コ内の数字は
Chemical Abstracts Regist
ryNumberを表す)。
ルシウムと結合して色変化する指示薬のうちで、カルシ
ウムとの結合が最も安定する環境pH(以下、最適pH
という)値10以上の指示薬が用いられる。カルシウム
との結合の最適p)I(ffilo以上の指示薬の具体
例として、0−クレゾールフタレインコンプレクソン(
3,3’−ビス[[ジ(カルボキシメチル)アミノ]メ
チル]−0−クレゾールフタレイン[2411−89−
41,最適p)I値約10.5 ;以下[コ内の数字は
Chemical Abstracts Regist
ryNumberを表す)。
エリオフロームブラックT (1−(1−ヒドロキシ−
2−ナフチルアゾ)−6−二トロー2−ヒドロキシナフ
タレン−4−スルホン酸モノナトリウム塩[+787−
61−73 。
2−ナフチルアゾ)−6−二トロー2−ヒドロキシナフ
タレン−4−スルホン酸モノナトリウム塩[+787−
61−73 。
最適pi値約10.0)、メチルチモールブルーコンブ
レクソン(3,3’−ビス[[ジ(カルボキシメチル)
アミノコメチルコチモールスルホンフタレインテトラナ
トリウム塩[+945−77−3]、最適1ull値約
11.0〜12.0)。
レクソン(3,3’−ビス[[ジ(カルボキシメチル)
アミノコメチルコチモールスルホンフタレインテトラナ
トリウム塩[+945−77−3]、最適1ull値約
11.0〜12.0)。
チモールフタレインコンブレクソン(3,3’−ビス[
[ジ(カルボキシメチル)アミノ]メチルコチモールフ
タレイン[1913−93−5]、最適pH値約10.
0〜11.5)等「ドータイト試薬総合カタログ第12
版」(熊本型。
[ジ(カルボキシメチル)アミノ]メチルコチモールフ
タレイン[1913−93−5]、最適pH値約10.
0〜11.5)等「ドータイト試薬総合カタログ第12
版」(熊本型。
−同仁化学研究所、1980年発行)等に記載の指示薬
がある。これらの指示薬のうちでは0−クレゾールフタ
レインが最も正確なカルシウムイオンの定量分析が可能
な点で好ましい。また、必要に応じて試薬組成物を2P
i以上の別個の層に分けて(例えは試薬層と吸水ff1
)含有させることもできる。
がある。これらの指示薬のうちでは0−クレゾールフタ
レインが最も正確なカルシウムイオンの定量分析が可能
な点で好ましい。また、必要に応じて試薬組成物を2P
i以上の別個の層に分けて(例えは試薬層と吸水ff1
)含有させることもできる。
本発明の多層分析要素には水性液体試料を点着しての分
析操作実施時の環境pH値を約8.0から約11.0.
好ましくは約9.0から約10.5の範囲の所望の値に
緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して含有させる。
析操作実施時の環境pH値を約8.0から約11.0.
好ましくは約9.0から約10.5の範囲の所望の値に
緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して含有させる。
分析操作実施時の環境pH値は、アルブミンとカルシウ
ムの結合が安定し、結合型カルシウムが測定されないp
H値である約8.0以上であって、しかもアルブミンと
カルシウムの結合力が増大してイオ、ン型カルシウムを
もアルブミンが結合してしまうような高いpH値でない
約11.0以下、好ましくは約9.0から約10.5の
範囲になるように設定する。
ムの結合が安定し、結合型カルシウムが測定されないp
H値である約8.0以上であって、しかもアルブミンと
カルシウムの結合力が増大してイオ、ン型カルシウムを
もアルブミンが結合してしまうような高いpH値でない
約11.0以下、好ましくは約9.0から約10.5の
範囲になるように設定する。
用いろる緩衝剤としては2日本化学会編「化学便覧 基
礎編」(東京、丸善曲、 1966年発行) 1312
−1320頁、 R,M、C,Dawson et a
l[rData forB iochemical R
esearcll」第2版(0xford at th
eCIarendon P ress、 1969年発
行) 476−508頁。
礎編」(東京、丸善曲、 1966年発行) 1312
−1320頁、 R,M、C,Dawson et a
l[rData forB iochemical R
esearcll」第2版(0xford at th
eCIarendon P ress、 1969年発
行) 476−508頁。
r B iochemistryJ 5.467頁以降
(1966年)+’Ana−Iytical Bio
chemistryJ 104.300−310頁(1
980年)等に記載のpl(緩衝剤系がある。
(1966年)+’Ana−Iytical Bio
chemistryJ 104.300−310頁(1
980年)等に記載のpl(緩衝剤系がある。
pi(8,0から11.0の範囲のpH緩衝剤の具体例
としてトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tr
is)を含む緩衝剤:燐酸塩を含む緩衝剤;硼酸塩を含
む緩衝剤;炭酸塩を含む緩衝剤ニゲリシンを含む緩衝剤
; N、N−ヒス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(
Bicine) ; N−2−ヒドロキシエチルピペラ
ジン−N’−2−ヒドロキシプロパン−3−スルホン酸
(11εPP5)Na塩またはに塩等;N−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N′−3−スルホン酸(EPP
S)Na塩またはに塩等;N−[)リス(ヒドロキシメ
チル)メチル]−3−アミノプロパンスルホン酸(TA
PS)Na塩またはに塩等;N−2−ヒドロキシエチル
ピペラジン−N″−2−エタンスルホンM(HEPES
)Na塩またはに塩等;およびこれらのいずれかと必要
により組合せられる酸、アルカリまたは塩がある。好ま
しい緩衝剤の具体例として、Tris−硼酸ナトリウム
; Bicine ; HEPPS ; lI[:PP
Sナトリウム塩; EPPS;EPPSナトリウム塩;
TAPS;TAPSナトリウム塩等がある。試薬層、
吸水層又は後述する親水性非孔質中間層の親水性バイン
ダーポリマーとしてゼラチン又はゼラチン誘導体を用い
る場合には、ビニルスルホン構造含有架橋剤でこれらの
層の適当な架橋硬化ができ、塗布によりこれらの層が安
定に設けられ、高精度の定量分析が実施可能という観点
から硼酸又は硼酸ナトリウム含有p)l緩衝剤が好まし
い。pH緩衝剤は試薬層、吸水層、 11水性非孔質中
間層等に含有させろことができる。
としてトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tr
is)を含む緩衝剤:燐酸塩を含む緩衝剤;硼酸塩を含
む緩衝剤;炭酸塩を含む緩衝剤ニゲリシンを含む緩衝剤
; N、N−ヒス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(
Bicine) ; N−2−ヒドロキシエチルピペラ
ジン−N’−2−ヒドロキシプロパン−3−スルホン酸
(11εPP5)Na塩またはに塩等;N−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N′−3−スルホン酸(EPP
S)Na塩またはに塩等;N−[)リス(ヒドロキシメ
チル)メチル]−3−アミノプロパンスルホン酸(TA
PS)Na塩またはに塩等;N−2−ヒドロキシエチル
ピペラジン−N″−2−エタンスルホンM(HEPES
)Na塩またはに塩等;およびこれらのいずれかと必要
により組合せられる酸、アルカリまたは塩がある。好ま
しい緩衝剤の具体例として、Tris−硼酸ナトリウム
; Bicine ; HEPPS ; lI[:PP
Sナトリウム塩; EPPS;EPPSナトリウム塩;
TAPS;TAPSナトリウム塩等がある。試薬層、
吸水層又は後述する親水性非孔質中間層の親水性バイン
ダーポリマーとしてゼラチン又はゼラチン誘導体を用い
る場合には、ビニルスルホン構造含有架橋剤でこれらの
層の適当な架橋硬化ができ、塗布によりこれらの層が安
定に設けられ、高精度の定量分析が実施可能という観点
から硼酸又は硼酸ナトリウム含有p)l緩衝剤が好まし
い。pH緩衝剤は試薬層、吸水層、 11水性非孔質中
間層等に含有させろことができる。
本発明の多層分析要素においては展開層と試薬層の間に
少なくとも蛋白質を透過させない親水性非孔質中間層が
設けられる。親水性非孔質中間層は吸水層に用いられる
のと同様な親水性ポリマーバインダー又は架橋された親
水性ポリマーバインダーからなり、高分子量の蛋白質、
殊にアルブミンやグロブリンを通過させない厚さを有す
る層である。親水性非孔質中間N(以下、中間層という
ことがある)には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘
導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール等を
用いるのが好ましく、これらのうちではゼラチン(脱イ
オンゼラチン)が最も好ましい。
少なくとも蛋白質を透過させない親水性非孔質中間層が
設けられる。親水性非孔質中間層は吸水層に用いられる
のと同様な親水性ポリマーバインダー又は架橋された親
水性ポリマーバインダーからなり、高分子量の蛋白質、
殊にアルブミンやグロブリンを通過させない厚さを有す
る層である。親水性非孔質中間N(以下、中間層という
ことがある)には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘
導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール等を
用いるのが好ましく、これらのうちではゼラチン(脱イ
オンゼラチン)が最も好ましい。
中間層に用いられる親水性ポリマーは架橋剤(硬化剤)
を用いて適宜に架橋硬化された中間層とすることができ
る。架橋剤の例として、ゼラチンに対する1、2−ビス
(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン、ビス(ビニ
ルスルホニルメチル)エーテル等の公知のビニルスルホ
ン系架橋剤、アルデヒド等、メタリルアルコールコポリ
マーに対するアルデヒド、2個のグリシジル基含有エポ
キシ化合物等がある。中間層の乾燥時の厚さは約51J
IT+から約501JIn、好ましくは約71.IIn
から約301.1lTlの範囲、被1fitては約5J
t/m2から約50g/m2.好ましくは約7g/m”
から約30g/m2の範囲である。中間層には前述のp
l+緩衝剤、公知の塩基性ポリマー等を含有させて分析
操作時のpHを調節することができる。中間層中には二
酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微粒子等を非孔質を損
なわない範囲で分散含有させて光遮蔽層の機能もあわせ
持たせることができる。
を用いて適宜に架橋硬化された中間層とすることができ
る。架橋剤の例として、ゼラチンに対する1、2−ビス
(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン、ビス(ビニ
ルスルホニルメチル)エーテル等の公知のビニルスルホ
ン系架橋剤、アルデヒド等、メタリルアルコールコポリ
マーに対するアルデヒド、2個のグリシジル基含有エポ
キシ化合物等がある。中間層の乾燥時の厚さは約51J
IT+から約501JIn、好ましくは約71.IIn
から約301.1lTlの範囲、被1fitては約5J
t/m2から約50g/m2.好ましくは約7g/m”
から約30g/m2の範囲である。中間層には前述のp
l+緩衝剤、公知の塩基性ポリマー等を含有させて分析
操作時のpHを調節することができる。中間層中には二
酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微粒子等を非孔質を損
なわない範囲で分散含有させて光遮蔽層の機能もあわせ
持たせることができる。
中間層の上には展開層を強固に接着一体化する目的でゼ
ラチンに代表される吸水層に用いられるのと同様な親水
性ポリマーからなる公知の接着層を設けることができる
。接着層の乾燥時の厚さは約0.5−から約5umの範
囲である。
ラチンに代表される吸水層に用いられるのと同様な親水
性ポリマーからなる公知の接着層を設けることができる
。接着層の乾燥時の厚さは約0.5−から約5umの範
囲である。
多孔性展開層としては特開昭55−164356 、特
開昭57−(i6359等に記載の織物展開層(例、ブ
ロード、ボブリン等の平織等)、特開昭60−2227
69等に記載の編物展開層(例、トリコット編、ダブル
トリコット編、ミラニーズ編等)、特開昭57−148
250に記載の有機ポリマー繊維バルブ含有抄造紙から
なる展開層、特公昭53−21677、米国特許399
2158等に記載のメンブランフィルタ(プラッシュポ
リマーN)。
開昭57−(i6359等に記載の織物展開層(例、ブ
ロード、ボブリン等の平織等)、特開昭60−2227
69等に記載の編物展開層(例、トリコット編、ダブル
トリコット編、ミラニーズ編等)、特開昭57−148
250に記載の有機ポリマー繊維バルブ含有抄造紙から
なる展開層、特公昭53−21677、米国特許399
2158等に記載のメンブランフィルタ(プラッシュポ
リマーN)。
ポリマーミクロビーズ、ガラスミクロビーズ、珪藻土が
親水性ポリマーバインダーに保持されてなる連続微空隙
含有多孔性層等の非繊維等方的多孔性展開層、特開昭5
5−90859に記載のポリマーミクロビーズが水で膨
潤しないポリマー接着剤で点接触状に接着されてなる連
続微空隙含有多孔性層(三次元格子状粒状構造物層)か
らなる非繊維等方的多孔性展開層等を用いることができ
る。
親水性ポリマーバインダーに保持されてなる連続微空隙
含有多孔性層等の非繊維等方的多孔性展開層、特開昭5
5−90859に記載のポリマーミクロビーズが水で膨
潤しないポリマー接着剤で点接触状に接着されてなる連
続微空隙含有多孔性層(三次元格子状粒状構造物層)か
らなる非繊維等方的多孔性展開層等を用いることができ
る。
多孔性展開層に用いられる織物生地9編物生地又は抄造
紙は特開昭57−66359に記載のグロー放電処理ま
たはコロナ放電処理に代表される物理的活性化処理を布
生地の少なくとも片面に施すか、または特開昭55−1
[34356、特開昭57−66359等に記載の水洗
脱脂処理、i水性ポリマー含浸等親水化処理。
紙は特開昭57−66359に記載のグロー放電処理ま
たはコロナ放電処理に代表される物理的活性化処理を布
生地の少なくとも片面に施すか、または特開昭55−1
[34356、特開昭57−66359等に記載の水洗
脱脂処理、i水性ポリマー含浸等親水化処理。
またはこれらの処理工程を適宜に組み合せて逐次実施す
ることにより布生地を親水化し、下側(支持体に近い側
)の層との接着力を増大させることができる。
ることにより布生地を親水化し、下側(支持体に近い側
)の層との接着力を増大させることができる。
試薬層、吸水層、中間層、接着層、展開層等には界面活
性剤を含有させることができる。その例としてノニオン
性界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤の具体例と
して、p−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール
、p−ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリ
オキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート、p−ノニルフェノキシポリ
グリシドール、オクチルグルコシド等がある。ノニオン
性界面活性剤を展開層に含有させることにより水性液体
試料の展開作用(メータリング作用)がより良好になる
。ノニオン性界面活性剤を試薬層または吸水層に含有さ
せることにより分析操作時に水性液体試料中の水が試薬
層または吸水層に実質的に一様に吸収されやすくなり、
また展rWi層との液体接触が迅速にかつ実質的に一様
になる。
性剤を含有させることができる。その例としてノニオン
性界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤の具体例と
して、p−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール
、p−ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリ
オキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート、p−ノニルフェノキシポリ
グリシドール、オクチルグルコシド等がある。ノニオン
性界面活性剤を展開層に含有させることにより水性液体
試料の展開作用(メータリング作用)がより良好になる
。ノニオン性界面活性剤を試薬層または吸水層に含有さ
せることにより分析操作時に水性液体試料中の水が試薬
層または吸水層に実質的に一様に吸収されやすくなり、
また展rWi層との液体接触が迅速にかつ実質的に一様
になる。
本発明の多層分析要素は前述の諸特許明細書に記載の公
知の方法により調製することができる。
知の方法により調製することができる。
本発明の多層分析要素は一辺約15mmから約30mm
の正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し、
特公昭57−28331 、実開昭56−142454
、特開昭57−63452.実開昭58−32350
.特表昭58−501144等に記載のスライド枠に収
めて化学分析スライドとして用いることが、製造、包装
、iti+送、保存、測定操作等諸種の観点て好ましい
。使用目的によっては。
の正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し、
特公昭57−28331 、実開昭56−142454
、特開昭57−63452.実開昭58−32350
.特表昭58−501144等に記載のスライド枠に収
めて化学分析スライドとして用いることが、製造、包装
、iti+送、保存、測定操作等諸種の観点て好ましい
。使用目的によっては。
長いテープ状でカセットまたはマガジンに収めて用いる
こと、または小片を開口のあるカードに貼付または収め
て用いることなどもできる。
こと、または小片を開口のあるカードに貼付または収め
て用いることなどもできる。
本発明の多層分析要素は前述の諸特許明細書等に記載の
操作により液体試料中の被検成分の分析を実施できる。
操作により液体試料中の被検成分の分析を実施できる。
すなわち約5ulから約30−2好ましくは8μmから
15u1の範囲の全血、血漿、血清等の水性液体試料中
を展開層に点着し、1分から10分の範囲で、約20℃
から約40℃の範囲の実質的に一定の温度で、好ましく
は37℃近傍の実質的に一定の温度でインクベーション
し、光透過性支持体側から可視光(又は近紫外線)を用
いて試薬層又は吸水層の光学濃度を反射測光し、予め作
成した検量線を用いて比色測定法の原理により液体試料
中の被検成分(カルシウムイオン)含有量を求めること
ができる。点着する水性液体試料の量、インクベーショ
ン時間と温度は一定にすることにより被検成分の定量分
析を高精度で実施できる。この測定操作は特開昭56−
77746.特開昭58−21566、特開昭58−1
61867等に記載の化学分析装置により極めて容易な
操作で高精度の測定をすることができる。
15u1の範囲の全血、血漿、血清等の水性液体試料中
を展開層に点着し、1分から10分の範囲で、約20℃
から約40℃の範囲の実質的に一定の温度で、好ましく
は37℃近傍の実質的に一定の温度でインクベーション
し、光透過性支持体側から可視光(又は近紫外線)を用
いて試薬層又は吸水層の光学濃度を反射測光し、予め作
成した検量線を用いて比色測定法の原理により液体試料
中の被検成分(カルシウムイオン)含有量を求めること
ができる。点着する水性液体試料の量、インクベーショ
ン時間と温度は一定にすることにより被検成分の定量分
析を高精度で実施できる。この測定操作は特開昭56−
77746.特開昭58−21566、特開昭58−1
61867等に記載の化学分析装置により極めて容易な
操作で高精度の測定をすることができる。
(以下余白)
実施例1
厚さ180LIII+の無色透明ポリエチレンテレフタ
レー1−(PET)フィルム(支持体)の上に下記の組
成の被覆量になるようにして塗布層を順次水溶液を用い
て塗布し乾燥して設け、積層した。
レー1−(PET)フィルム(支持体)の上に下記の組
成の被覆量になるようにして塗布層を順次水溶液を用い
て塗布し乾燥して設け、積層した。
筬11
脱イオンゼラチン 23.9g/m2
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(平均1o
オキシ工チレン単位含有) 0.41g/+n2硼
酸 1.11g/+n
20−クレゾールフタレインコンプレクソン0.46g
/m2 8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸 1.63g
/n+2水溶液をN a OItでpHio、oに調整
した親水性非孔質中間層 脱イオンゼラチン 15.6g/m
2ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル〈平均1
0オキシ工チレン単位含有) 0.30g/m21
.2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン0
.17g/n+” 接!u色 脱イオンゼラチン 1.46g/m
”ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(平均1
0オキシ工チレン単位含有) 0.10g/m2二
酸化チタン微粒子 0.85g/m2
ついで接着層の表面に水をほぼ一様に供給して湿潤させ
、その上に10O8相当のPET紡績糸からなる厚さ約
250umのトリコット編物生地をほぼ一様に軽く圧力
をかけてラミネートして展開層を設けた。ついで展開層
の上から下記の被覆量になるようにメチルセルロース水
溶液を塗布し乾燥させてカルシウムイオン定量用一体型
多層分析要素を調製した。
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(平均1o
オキシ工チレン単位含有) 0.41g/+n2硼
酸 1.11g/+n
20−クレゾールフタレインコンプレクソン0.46g
/m2 8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸 1.63g
/n+2水溶液をN a OItでpHio、oに調整
した親水性非孔質中間層 脱イオンゼラチン 15.6g/m
2ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル〈平均1
0オキシ工チレン単位含有) 0.30g/m21
.2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン0
.17g/n+” 接!u色 脱イオンゼラチン 1.46g/m
”ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(平均1
0オキシ工チレン単位含有) 0.10g/m2二
酸化チタン微粒子 0.85g/m2
ついで接着層の表面に水をほぼ一様に供給して湿潤させ
、その上に10O8相当のPET紡績糸からなる厚さ約
250umのトリコット編物生地をほぼ一様に軽く圧力
をかけてラミネートして展開層を設けた。ついで展開層
の上から下記の被覆量になるようにメチルセルロース水
溶液を塗布し乾燥させてカルシウムイオン定量用一体型
多層分析要素を調製した。
メチルセルロース 溶ン被7組成
メチルセルロース
(21水溶液の20℃での粘度100cps) 5
.75g/m2ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(平均40オキシ工チレン単位含有) 7.4
4g/m2二酸化チタン微粒子 15.
5g/m2水溶液をNaOHでpH8,0に調整した得
られたカルシウムイオン定量用多層分析要素の性能評価
をするために、ヒトアルブミンとCaCI 2とをそれ
ぞれ第1表に記載の量生理食塩水に溶解し、p11約6
.5に調整して評価用水性液体試料(コントロール血清
)を調製した。
.75g/m2ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(平均40オキシ工チレン単位含有) 7.4
4g/m2二酸化チタン微粒子 15.
5g/m2水溶液をNaOHでpH8,0に調整した得
られたカルシウムイオン定量用多層分析要素の性能評価
をするために、ヒトアルブミンとCaCI 2とをそれ
ぞれ第1表に記載の量生理食塩水に溶解し、p11約6
.5に調整して評価用水性液体試料(コントロール血清
)を調製した。
上記の水性液体試料について本発明の多層分析要素、カ
ルシウムイオン測定用イオン選択電極、全カルシウム測
定用比色試薬を用いてカルシウム含有量を測定して第1
表の結果が得られた。
ルシウムイオン測定用イオン選択電極、全カルシウム測
定用比色試薬を用いてカルシウム含有量を測定して第1
表の結果が得られた。
第1表の結果から本発明の多層分析要素でのカルシウム
測定値はカルシウムイオン電極性での測定値とよく一致
している(直線的な相関を示す)が。
測定値はカルシウムイオン電極性での測定値とよく一致
している(直線的な相関を示す)が。
比色試薬法での全カルシウム測定値とは一致していない
。これは本発明の多層分析要素を用いて乾式操作でカル
シウムイオン含有量を測定できることが明らかである。
。これは本発明の多層分析要素を用いて乾式操作でカル
シウムイオン含有量を測定できることが明らかである。
(以下余白)
第1表
Claims (4)
- (1)光透過性水不透過性支持体の上に、カルシウムイ
オンと結合して光学的に検出可能な変化をしうる指示薬
を少なくとも1種含有する試薬層、蛋白質を実質的に透
過させない親水性非孔質中間層、および多孔性展開層を
この順に有し、かつ少なくともいずれか1層にpH緩衝
剤を含有することを特徴とするカルシウムイオン分析用
一体型多層分析要素。 - (2)前記指示薬がpH8.0から11.0の範囲でカ
ルシウムイオンと結合して色変化しうる指示薬である特
許請求の範囲1に記載の分析要素。 - (3)前記指示薬が3,3′−ビス[[ジ(カルボキシ
メチル)アミノ]メチル]−o−クレゾールフタレイン
である特許請求の範囲1に記載の分析要素。 - (4)前記pH緩衝剤が水性液体試料供給時の分析要素
内のpH値を8.0から11.0の範囲に維持しうるp
H緩衝剤である特許請求の範囲1または2に記載の分析
要素。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP757986A JPS62165152A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | カルシウムイオン分析用一体型多層分析要素 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP757986A JPS62165152A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | カルシウムイオン分析用一体型多層分析要素 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62165152A true JPS62165152A (ja) | 1987-07-21 |
Family
ID=11669721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP757986A Pending JPS62165152A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | カルシウムイオン分析用一体型多層分析要素 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62165152A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03180762A (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 一体型多層分析要素 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP757986A patent/JPS62165152A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03180762A (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 一体型多層分析要素 |
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