JPS62165115A - 車体計測装置 - Google Patents

車体計測装置

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JPS62165115A
JPS62165115A JP754086A JP754086A JPS62165115A JP S62165115 A JPS62165115 A JP S62165115A JP 754086 A JP754086 A JP 754086A JP 754086 A JP754086 A JP 754086A JP S62165115 A JPS62165115 A JP S62165115A
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JP
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vertical
vehicle body
weight
car body
base
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JP754086A
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English (en)
Inventor
Kichisaburo Yamazaki
山崎 吉三郎
Katsunori Yamazaki
山崎 勝規
Yoshihiro Yamazaki
山崎 善弘
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Original Assignee
Individual
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 事故で変形した自動車の車体を元通りに修正する車体修
正作業を行うに際して、車体整備業者等は車体基準点の
位置のくるいを計J11する車体計測器を使用する。
本発明は、前後及び左右に伸びた基台を設け、基台を車
体に吊り下げる上下に伸びた3本以上の各吊体の一部又
は全部及び錘子が車体の傾斜にかかわらず鉛直を確定す
る方向に吊り下がる構成の、3+!玉を使った車体計測
器(以下、「基台の吊体及び錘子を鉛直に吊り下げる車
体計測器」という、)において使用する、車体基準点の
上方から車体基準点の位置のくるいを計測する車体計測
装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、錘子を使わない車体計al!I器(例えば、米国
特許第3869804号、特許公開昭和57年第114
801号及び同昭和58年第1G8910号等)があっ
たが、これは基台に設けられた伸縮自在な高さスケール
のL端を、計測しようとする車体基準点に逐一・押し当
てながら、その車体基準点の三次元方向にわたる位置寸
法を逐一計測し、正常な寸法値との差を算出しながら計
測作業を行うものであった。計測、修正、計測、修正と
交互に断続的に作業を進めて行かなければならず、かつ
1回イσの計測作業も時間のかかる不便なものであった
これに対して近年では、錘子を車体に吊り下げて計測す
る車体計測器(例えば、特許出願公表昭和56年第50
0148号及び特許公開昭和55年第129702号等
)が好まれて使用されている。これは、所要の長さにセ
ントした錘子を車体基べ1点に吊り下げ、前後及び左右
に伸びた基台を当該車体基準点よりも下方に設け、当該
車体基準点の正常な位置に相当する位置を表示する第2
計測ポイントを基台に設け、第2計1!IIIポイント
の位置に対する、錘重に11党けられた第1計測ポイン
トの位置のずれを−[」見ることにより、その車体基準
点の位置のくるいを瞬時に計all+するものである。
作業者は錘子を見ながら錘子の第1計測ポイントが基台
の第2計Jiltポイントの位置にくるまで連続的に車
体修正作業を行うことができ、またそれだけで正確な修
正が完了する画期的なものである。
しかしながら、この錘子を使った車体計測器には、車体
の傾斜によって誤差が発生する欠点があった。すなわち
、車体が水平な状態になっているときは、錘子の表示す
る鉛直方向が車体の上下方向(Z輛方珈)と一致して誤
差を生じないが、車体が傾斜していると錘子の表示する
鉛直方向が車体の上下方向からずれて1誤差を発生して
しまう。
この車体の傾斜による誤差の発生を防止するには、車体
を常に正確に水モな状態にセットしておかなければなら
なかった。
周知のように、車体を正確に水モな状態にセットする作
業は、車体が大きな重量物であるだけに非常に困難かつ
面倒な作業である。しがも車体修正作業は何トンものカ
で車体を繰り返し押し引きするので、いくら初めに車体
を正確に水平にしっかりとセントしたつもりでも、車体
の傾斜角度は刻々と変化してしまう。その度毎に前記の
水平セット作業を行わなければならないのであるから、
車体の傾斜による誤差のない計測は従来の錘子を使った
車体計Jlll器では!IY実上無上無理った。
また、車体修正作業の都合で車体の片側(前側、後側、
左側又は右側)だけを車体固定スタンドに・成せて、車
体を大きく傾けながら作業を行うこともしばしばある。
この場合は車体を傾けたまま計Δ1りを行わなければな
らないため、従来の錘子を使ったili体計fllll
器では車体の傾斜による誤差のない1汁4川はできなか
った。
錘子を使った車体計Jlll器のこの欠点を解消したの
が基台の吊体及び錘子を鉛直に吊り下げる車体計Jll
l器(例えば特許出願昭和58年第194735号及び
同昭和58年第214731号等)である(第1図参照
第1図では車体2を大きく傾斜させた状態に記載し、水
平面を表す線47を記載し、車体固定用スタンド及び地
面の記載は省略する0選び出した車体基準点7.7aは
すべて正常に位置しているものとする。)。これは、錘
子lを使った車体計測器の欠点であった、車体2の傾斜
によって発生する誤差を自動的に補正する画期的なもの
である。この車体計atll器は、基台3を吊り下げる
上下に伸びた3木以上の各吊体4の一部又は全部が車体
の傾斜にかかわらず鉛直を確定する方向に吊り下がる構
成とし、基台3の第2計測ポイント5にも錘子1の第1
計測ポイント6と同様の車体2の傾斜によるずれを自動
的に生じさせて、結果的に車体2の傾斜による誤差を自
動的に補正するものである。したがって計測するにあた
って、車体2を水平な状態にセットする必要もなく、車
体修正作業中にどのように車体2の位置及び傾斜角度が
変化してもそれを水平にセットしなおす必要もない。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、例えばストラットマウント部等の車体基
準点7aの下方には、ばね、ショックアブンーバ竿の部
品(図示せず。)が取付けられているため、その下方で
計測を行うにはそれらを取り外さなければならない。し
たがって、その上方から計測する方が好都合であるが、
従来、基台3の吊体4及び錘子lを鉛直に吊り下げる車
体計測器においては、車体2の傾斜による誤差なく車体
基準点7aの北方から計ΔIllを行うことのできる装
置がなかった。
本発明は、基台の吊体及び3!重を鉛直に吊り下げる車
体計測器において使用する、車体の傾斜による誤差なく
車体基準点の上方から車体基準点の位置のくるいを計測
することのできる車体計測装置を提供することを目的と
する。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、前後及び左右に伸びた基台を設け、基台を車
体に吊り下げる上下に伸びた3本以上の各吊体の一部又
は全部及び錘子が車体の傾斜にかかわらず鉛直を確定す
る方向に吊り下がる構成の、錘子を使った車体計測器に
おいて、基台に対する垂直を確定する垂直体を基台に複
数設け、鉛直を確定する鉛直体を、その垂直体に対する
角度を可変に垂直体に各々設け、鉛直体の間をかけわた
す上横桟を、その鉛直体に対する角度を少なくとも上横
桟の長手方向に可変に設け、鉛直を確定する鉛直器を設
けたことを特徴とする車体計測装置である。
(ホ)作用 本発明の作用をわかりやすく図式化したのが、第2図か
ら第5図である。第2図は正面図、第3図はこれを左側
に傾けた状態を表す図、第4図は側面図、第5図はこれ
を前側に傾けた状態を表す図である。
車体基準点7,7aはすべて正常に位置するものを選び
出したものとし、車体2の傾斜による誤差を発生するこ
となく車体基準点7aの上方から車体基準点7aの位置
のくるいを計測している状態を示している。車体2が前
後及び左右の複合した方向に傾いた場合も同様に傾斜に
よる誤差は発生しない。各吊体4の伸縮部8及び各垂直
体9は基台3に対して垂直を維持し、各錘yl<la、
吊体4の鉛直部18及び鉛直体10は鉛直を維持する。
(へ)実施例 本発明の第1実施例を第6図から第10図を参照しなが
ら説明する。第6図では作用効果を理解しやすくするた
め、車体2を大きく傾斜させた状態に記載し、水平面を
表す線47を記載し、車体固定用スタンド及び地面の記
載は省略する。選び出した車体基準点7.7a、7bは
すべて正常に位置しているものとする。
前後に伸びた角バイブで縦桟11を構成し、中央下側に
角筒状の摺動部12を有して縦桟11に沿って摺動可能
な左右に伸びた角パイプで横桟13を4本構成する。各
横桟13の上面中央には、横桟13の摺動を止めるため
のねじハンドル14を設け、縦桟11及び横桟13の各
々に長手方向に沿って目盛(図示せず、)を設ける。こ
れら縦桟11及び横桟13で基台3が構成される。
横桟13に沿って摺動可能な類い角筒状の摺動体15を
各横桟13に2個ずつ設ける。各摺動体15の前面には
その摺動を止めるためのねじハンドル16を1没ける。
jlil基体点7に接続可能な接続部17を上端に有し
て基台3を車体2に吊り下げる上下に伸びた吊体4を前
から3番1」の横桟13及び後側の横桟13の4個の摺
動体15に計4本接続させる。これら4個の摺動体15
は基台3の一直線上にない4箇所に位置させる。
第8図に示すように、吊体4は接続部17、鉛直部18
及び伸縮部8をつなぎ合わせたものからなる。接続部1
7は車体基準点7の穴に適合する突起19を下側に有す
る長方形の板で構成する。各鉛直部18は同一の長さに
構成し、その上端及び下端に小さいポール21を設ける
。ポール21を前後、左右及びこれらの複合した方向に
自在に角度可変に保持する保持部22を接続部17の下
側及び伸縮部8の一上端に設ける。車体2の傾斜に応じ
て基台3の重量で同基台3に対する各吊体4の鉛直g3
18の角度を前後、左右及びこれらの複合した方向に変
化させる角度可変部23a、23bが、ポール21と保
持部22とで構成される。上部及び下部のポール21が
保持部22の中で多少回動することにより、ポール21
の心が角度OT変の起点となる。基台3の垂直方向に伸
縮可能な伸縮部8が各吊体4の下部角度可変部23aの
下側に設けられる。伸縮部8は基台3に対する垂直上方
を確定する。伸縮部8の下端は摺動体15の上面中央に
同面に対して垂直に固定される。伸縮部8は太いパイプ
24及びその中を505mのストロークで摺動可能な細
いパイプ25並びに細いパイプ25の上端につなぎ足さ
れる適当な本数の5O履m及び 100+offiの長
さのつなぎパイプ26で構成される。細いパイプ25の
上下方向に沿って目盛(図示せず。)を設け、細いパイ
プ25の摺動を止めるためのねじハンドル27を太いパ
イプ24の側面上部に設ける。
前側の横桟13の摺動体15にも同様に伸縮部8を設け
、その上端をとがらせて第2計測ポインl−5を構成す
る。すなわち、第2計xt1ポイント5は伸縮部8を介
して基台3に設けられ、第2計測ポイント5の下側に伸
縮部8が設けられる。
第9図に示すように、計測しようとする車体基べ1点7
bに接続可能な接続具28を上端に有して鉛直に吊り下
がる錘子1を2本構成し、その下端をとがらせてml計
測ポイント6を構成する。接続具28は車体基準点7b
の穴に適合する突起を下側に有する長方形の板で構成す
る。錘子1のおもり31と接続具2日との間は、可撓性
を有するひも32で構成し、接続具28と接続する直下
部分のひも32がその可撓性によって角度可変の起点と
なる。
基台3に対して垂直に伸縮可能な垂直体9を前から2番
目の横桟13の摺動体15の上面中央に各々設ける。垂
直体9は前側の横桟13の伸縮部8とほぼ同様の構成で
、その上端をとがった円錐形に構成する。垂直体9は基
台3に対する垂直上方を確定する。
第7図及び第1O図に示すように、左右対称に両脇下方
へ伸びた2木の腕33の先端におもり34を有し、その
おもり34の作用で鉛直を維持する鉛直体10を構成す
る。鉛直体10は鉛直り方を確定する構成となり、その
下端に垂直体9の上端よりもやや大きい開き角度の円錐
形のくぼみ35を設ける。このくぼみ35の頂点と垂直
体9の上端が点で接触して接続することとなり、くぼみ
35の頂点が垂直体9に対する鉛直体10の角度を前後
、左右及びこれらの複合した方向に自在に変化させる起
点となる。鉛直体10の北端はとがった円錐形に構成す
る。
鉛直体10の間をかけわたす角パイプで構成した上横桟
3Bを設ける。その左右端に近い下面に、鉛直体10の
上端よりもやや大きい開き角度の円21i形のくぼみ3
7を設ける。このイぼみ37と鉛直体10の上端が点で
接触して接続することとなり、くぼみ37が鉛直体10
に対する」二横桟38の角度を前後、左右及びこれらの
複合した方向に自在に変化させる起点となる。上横桟3
6の左右端にその垂直下方に伸びた腕38を設け、その
下端におもり39を設ける。このおもり39の作用で上
横桟36の転倒、脱落が防止される。
−1−横桟36に・沿って摺動11丁能な短い角t、’
J状の移動体40を2個設ける。移動体40の下面中央
に、錘子1aを吊り下げるひも32aの上端を接続させ
る。
鉛直を確定する鉛直器である錘子1aは、上横桟3Bの
下側に鉛直を確定する方向に吊り下がる。錘毛laの下
端をとがらせて、車体基準点7aに相対させる相対ポイ
ン)6aを構成する。
鉛直体10と垂直体9との接続部分の角度可変の起点と
、L横桟36の錘子1aの相対ポイン)6aとの水モ時
における高さの差の距離、車体基準点7bに吊り下げる
各31N重1の角度可変の起点から第1ポイント6まで
の距離、及び各吊体4の上部の角度可変の起点から下部
の角度可変の起点までの距離をすべて同一の距離に構成
する。また、水平時の上横桟3Bのくぼみ37の頂点と
、上横桟38の錘子1aの角度可変の起点との高さが同
じになるように構成する。
次にその使用法及び作用を説明する。
計測しようとする車体2から、左右対称に正常に位置す
る適当な4箇所の車体基準点7を選び出し、当該車体2
の車体寸法図の平面図でそれらの車体基準点7の位置寸
法を読み取る。前から3番目及び4番目の横桟13の摺
動体15の中心をその位置寸法通りに配置する。同様に
車体寸法図の側面図でそれらの車体基準点7の高さ寸法
を各々読み取り、伸縮部8を伸縮させて各吊体4をそれ
ぞれその寸法に対応した長さにセットする0例えば、前
から3番目の横桟13を吊り下げる車体基準点7が、同
4番目の横桟13を吊り下げる車体基準点7よりもX0
1層低い場合は、前者に吊り下げる吊体4の伸縮部8を
後者のものよりもXmm短くセットする。
各吊体4の接続部17をそれらの車体基準点7に各々係
止して基台3を車体2に吊り下げる。このとき、各吊体
4の鉛直部18は車体2の傾斜のいかんにかかわらず鉛
直に吊り下がる。すなわち、各吊体4の少なくとも一部
が鉛直を確定する方向に吊り下がる。
車体基準点7bの下方で計測しようとする車体基準点7
bを2箇所及び上方から計測しようとする車体基準点7
a(例えばストラットマウント部の車体基準点)を2箇
所それぞれ車体2から選び出し、その位置寸法を車体寸
法図の平面図で読み取り、その前後左右方向の位置寸法
に合わせて前側の横桟13及び前から2番目の横桟13
の摺動体15の中心を配置する。ただし、前から2番目
の横桟13の摺動体15の左右方向の位置は、上横桟3
Bのくぼみ37間の巾に合わせて配置する。
車体寸法図の側面図で当該車体基準点7a、7bの高さ
寸法を読み取り、前側の横桟13の伸縮部8及び前から
2番目の横桟13の垂直体9をそれぞれその寸法に対応
した長さにセットする0例えば、車体基準点7aがY 
mm、同7bがZmm、それぞれ前から3番目の横桟1
3を吊り下げる車体基準点7よりも高い場合は、垂直体
9をYmm、前側の横桟13の伸縮部8をZI、それぞ
れ前から3番目の横桟13の伸縮部8よりも長くセット
する。車体基準点7bの下方で計測しようとする2箇所
の車体基準点7bに各々錘子1を吊り下げる。
各垂直体9の上端に鉛直体10の下端のくぼみ35をの
せて鉛直体10を鉛直に立てる。左右の鉛直体lOの上
端に上横桟38の左右のくぼみ37をのせて、上横桟3
6で左右の鉛直体lOの間をかけわたす、垂直体9と鉛
直体lOとは、及び鉛直体lOと上横桟3Bとはそれぞ
れ点で接触して接続され、前後、左右及びこれらの複合
した方向に角度を自在に可変となる。上方から計測しよ
うとする2箇所の車体基準点7aの左右方向の位置寸法
を車体寸法図の平面図で読み取り、その位置寸法通りに
上横桟3Bの%ilaの左右方向の位置をセットする。
以上により、上横桟38の各錘子1aの相対ポイン)6
aは、車体2が傾斜していても、あるいはその傾斜角度
が変化しても、それによる誤差を生じることなく常に当
該車体基準点7aの正常な位置を指し示す。
次に本発明の第2実施例を第11図から第13図を参照
しながら説明する。
基台(図示せず、)、吊体(図示せず。)及び垂直体9
の下部を第1実施例のものと同様に構成する。垂直体9
の上部は、基台の垂直上方に伸びた四角い枠状に構成し
、その上端中心に鉛直体10の下端のポール状の突起4
1を角度自在に保持するポール受42を設ける。
真直ぐ下方へ伸びた腕33の下端におもり34を有し、
そのおもり34の作用で鉛直を維持する鉛直体10を構
成する。鉛直体10の下端及び−上端にポール状の突起
4I、43を設け、下端の突起41を自在に角度を可変
に垂直体9のポール受42にはめこむ。この突起41の
中心が垂直体9に対する鉛直体10の角度可変の起点と
なる。すなわち、ボールジョイントで垂直体9と鉛直体
10が接続される。鉛直体lOの間をかけわたす角パイ
プで構成した上横桟36の両端付近下面に、鉛直体10
の上端の突起43を角度自在に保持するポール受44を
設け、鉛直体10と上横桟36とを角度可変に接続させ
る。すなわち、ボールジョイントで上横桟と鉛直体が接
続される。
この突起43の中心が上横桟36の鉛直体10に対する
角度可変の起点となる。上横桟36の下面には長手方向
中心線に沿ってすりわり溝45を入れる。
第12図及び第13図に示すように、錘子1aは上横桟
3Bのすりわり溝45の中を摺動可能なやや横長の断面
丁字形のI!i&146を上端に有し、駒46の下部中
心に前後に貫通する穴をあけ、同様に穴のあいた二股の
ブラケット49と共に穴に心棒48を通して吊り下げる
。心棒48の中心が錘子1aの左右方向への角度可変の
起点となる。錘子1aは上横桟36の長手方向(すなわ
ち一方向)に角度を自在に変化可能で、かつ同長手方向
に摺動可能な構成となる。錘子1aは上横桟3Bに対し
て前後には角度が不変であるため、in記第1実施例の
上横桟36の腕38及びおもり39(第7図参照)が不
要になる。
第2実施例のものの使用法も前記第1実施例のものと概
ね同様である。
前記実施例における各部の構成には様々な態様が考えら
れる。以下にその例を示す。
基台は前後及び左右に伸びた構成であればよく、縦桟を
複数にしたり、横桟を3木にしたり、あるいは基台を長
方形の板状の構成にしてもよい。必要に応じて縦桟の後
部におもりを設けてもよい。
角度を自在に可変にする各部の構成として、市販のユニ
バーサルジゴイント等を使用してもよい。また、一方向
(例えば前後方向)にのみ角度可変な継手と、それと直
角な方向(例えば左右方向)にのみ角度可変な継手とを
組合わせて、前後及び左右及びこれらの複合した方向に
角度可変に構成することもできる。
一ヒ横桟が鉛直体と接続する箇所は左右に移動可能に構
成してもよい、また、上横桟を伸縮可能に構成して、上
横桟の錘子間の巾を調整するようにしてもよい。この場
合、上横桟に対してそれらの錘子は移動不能でもよい。
上横桟が鉛直体と接続する箇所の角度可変部は上横桟の
長手方向(すなわち一方向)にのみ角度可変な構成でも
よい。
鉛直体のおもりの東征は、]二横桟の重量がかかっても
鉛直体の鉛直に支障のない程度の重量にすることが望ま
しい。他方、上横桟は軽く、鉛直体は短い方が好ましい
、    ・ 相前後する横桟に垂直体及び鉛直体を設け、上横桟を前
後方向にかけわたして計J11することもできる。
前後及び左右にレーザーを発振するレーザー発振器を基
台に設け、このレーザーで第2計測ボ・インドを構成し
、車体基憎点に吊り下がる透明な板状の出札で錘子を構
成し、出札の任意の位1δの目盛を第1計測ポイントと
するものもある。
吊体の一部又は全部及び錘子は鉛直を確定する方向に吊
り下がるものであればどのような形状でもよい。また、
鉛直体は鉛直上方を確定するものであればどのような形
状でもよい。同様に垂直体は基台に対する垂直上方を確
定するものであればどのような形状でもよい。すなわち
、これらは例えば枠状、く字状、コ字状又はクランク状
等に曲った構成であっても全体として鉛直又は基台の垂
直の方向を確定するものであればよい。
また、鉛直体のおもりと鉛直体とを一体的に形成しても
よい。
本明細書において「車体」とは、ボデーのみではなく、
フレーム、シャシ−等を含めた広い意味である。「車体
基法点」とは、車体寸法図に車体基準点として記載され
たものに限らず、およそ計測の際に基準となりうる箇所
を含むものとする。
「鉛直」とは、重力の方向を意味する。「角度を自在に
可変」とは、車体計測装置の作動に支障のない範囲で自
在であれば足り、3600にわたって自在である必要は
ない0通常は前後左右に5゜から30’程度角度を可変
であれば足りるものと思われる。
第14図に示すように、上方から計測しようとするスト
ラットマウント部54の車体基準点7a(通常は車体基
準点の穴にはめこまれたボルトの頭部の中心にポンチ等
で印を付けて構成する。)に、左右斜め下方に対称に張
り出したおもり50を有してその作用で鉛直を確定する
天秤51を蔵せて計測するようにしてもよい、この場合
は、前記実施例のように上横桟に錘子を設けない、天秤
51の上端及び下端をとがらせ、上端に計測ポイント5
2を構成し、車体基準点7aに相対させる相対ポイント
6aを下端に構成する。他方、上横桟36の下面には上
横桟38に沿って変位可能な下端をとがらせた基やポイ
ント53を設ける。基準ポイント53を車体寸法図に記
載の寸法値に従って所要の位置にセットし、基帛ポイン
ト53に対する計測ポイント52の位置のずれを見て計
5Inを行う。両者の位置が一致して接すれば車体基準
点7aは正常な位置にあることになる。
すなわち、錘子又は天秤等の鉛直を確定する鉛直器を概
ね上横桟の下側に設ける構成にすればよい。
鉛直体と垂直体との接続部分の角度可変の起点と、鉛直
器の相対ポイントとの水平時における高さの差の距離、
及び各吊体の上部の角度可変の起点から下部の角度可変
の起点までの距離を同一の距離に構成することが望まし
い。また、これらの距離を車体基準点に吊り下がる各3
!重の車体基準点との接続部分の角度可変の起点から同
錘子の第1計測ポイントまでの距離と同一の距離に構成
すれば、車体の傾斜による誤差のない計ΔIIIを車体
基僧点の下方及び上方から同時に行うことができる。ま
た、水平時の上横桟と鉛直体との接続部分の角度可変の
起点と、鉛直器の鉛直に係る部分に対する上横桟側の接
点(例えば第1θ図では錘子1aのひも32aが移動体
40に接続した箇所、第12図及び第13図では心棒4
8の中心、第14図では基準ポイント53)の高さとは
同じにすることが望ましい(各角度可変の起点が、互い
に直角な方向へ角度を可変な2個の角度可変の起点を組
合わせたもので構成されたものである場合は、それらの
同じ方向への角度可変の起点どうしを前記のように同一
の距離及び高さに構成すればよい。)。ただし、車体の
傾斜による誤差補正の精度をあまり厳しく必要としない
場合は、以上の距離及び高さが異なっていても足りる。
この場合、基台を吊り下げる各吊体は、その全部を鉛直
に吊り下げるように構成してもよい。また、そうでない
場合でも、例えば吊体を全て同じ高さにある車体基準点
に吊り下げる場合等は各吊体の全部を鉛直に吊り下げる
ように構成することもある。
前記実施例では、吊体及び垂直体が伸縮可能な構成を例
示したが、これらのどちらか一方を伸縮不能に構成し、
他方の伸縮のみで同様の計測を行うこともできる。
前記実施例では、鉛直体は伸縮不能に構成されているが
、これを伸縮可能に構成してもよい。
前記実施例では、各構成部材の長さや相互の位置関係を
可変とするものが記載されているが、車体整備業者によ
っては特定の車種しか扱わない業者もあり、その場合等
はその車種の寸法に合せた車体計測器を製作し、各構成
部材の長さや相互の位置関係(角度を除く。)を不変に
構成してもよい。
(ト)発明の効果 本発明は、基台の吊体及び錘子を鉛直に吊り下げる車体
計測器で車体基準点の上方から車体基準点の位置のくる
いを計Δ11するにあたって、車体が傾斜していたり、
車体の傾斜角度が変化するときに生ずる誤差を自動的に
正確に補正する。すなわち、基台の吊体及び錘子を鉛直
に吊り下げる車体計測器で車体の傾斜による誤差なく車
体基準点の上方から計測を行うことができる卓越した効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の基台の吊体及び錘重を鉛直に吊り下げる
車体計測器の使用状態を表す側面図、第21Δは本発明
の作用をわかりやすく図式化した正面図、第3図は第2
図のものを左側に傾けた状態を表す図、第4図は第2図
のものの側面図、第5図は第4図のものを前側に傾けた
状態を表す図、第6図は本発明の第1実施例の使用状態
を表す図、第7図は同実施例の車体を除いた斜視図、第
8図は同実施例の吊体を表す側面図、第9図は同実施例
の錘重を表す側面図、第1O図は同実施例の垂直体、鉛
直体及び上横核部分を表す正面図、第11図は本発明の
第2実施例の一部分を表す斜視図、第12図は同実施例
の上横桟及び錘子部分を表す一部断面側面図、第13図
は第12図のものをA−A線で切断した状態を表す正面
図、第14図は本発明の他の実施例の一部分を表す斜視
図。 1は錘重、2は車体、3は基台、4は吊体、7は車体基
準点、7aは上方から計測しようとする車体基準点、9
は垂直体、10は鉛直体、3Bは上横桟、51は天秤。 特許出願人  山  崎  吉  三  部(他2名) 第3図 14図 算 5図 403G

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前後及び左右に伸びた基台を設け、基台を車体に吊
    り下げる上下に伸びた3本以上の各吊体の一部又は全部
    及び錘重が車体の傾斜にかかわらず鉛直を確定する方向
    に吊り下がる構成の、錘重を使った車体計測器において
    、基台に対する垂直を確定する垂直体を基台に複数設け
    、鉛直を確定する鉛直体を、その垂直体に対する角度を
    可変に垂直体に各々設け、鉛直体の間をかけわたす上横
    桟を、その鉛直体に対する角度を少なくとも上横桟の長
    手方向に可変に設け、鉛直を確定する鉛直器を設けたこ
    とを特徴とする車体計測装置。 2 垂直体と鉛直体とを、互いに直角な方向へ角度を可
    変な2個の継手を組合わせたもの、ボールジョイント、
    ユニバーサルジョイント又は点接触で接続することによ
    り、鉛直体を、その垂直体に対する角度を可変に構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車体計
    測装置。 3 鉛直体と上横桟とを、互いに直角な方向へ角度を可
    変な2個の継手を組合わせたもの、ボールジョイント、
    ユニバーサルジョイント、点接触、又は一方向へ角度を
    可変な継手で接続することにより、上横桟を、その鉛直
    体に対する角度を少なくとも上横桟の長手方向に可変に
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    車体計測装置。 4 鉛直器が、鉛直を確定する錘重であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の車体計測装置。 5 鉛直器が、おもりを有してその作用で鉛直を確定す
    る天秤であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の車体計測装置。 6 互いに直角な方向へ角度を可変な2個の継手を組合
    わせたもの、点接触、ボールジョイント、ユニバーサル
    ジョイント、可撓性を有するひも又は一方向へ角度を可
    変な継手で錘重を上横桟に接続させたことを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の車体計測装置。 7 垂直体が直線状、枠状、く字状、コ字状又はクラン
    ク状の構成であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の車体計測装置。 8 鉛直体が直線状、枠状、く字状、コ字状又はクラン
    ク状の構成であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の車体計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4989339A (en) * 1988-10-15 1991-02-05 Celette Gmbh Apparatus for use on an alignment bench for aligning and restoring damaged vehicles
JPH0621278U (ja) * 1992-05-29 1994-03-18 株式会社正興電機製作所 プリント基板研磨機の自動ブラシ整面装置
US5522145A (en) * 1992-08-27 1996-06-04 Chisum; F. Lavell Centerline gauging system with floating pointer for vehicle alignment equipment
CN103954251A (zh) * 2014-04-28 2014-07-30 山东太古飞机工程有限公司 庞巴迪飞机称重辅助工具

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