JPS62163777A - 木材の塗装法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ブナ、カエデなどの広葉樹散孔材の塗装法
に関し、これら散孔材にプラスト処理を施し、ついで着
色および塗装を行うことにより。

散孔材の年輪模様を強調しに虚孔材様の塗装仕上げが得
られろようにした。

〔従来技術とその問題点〕

ブナ、カエデなどの広ｍ４ｆｆ散孔材は、での根囲上で
の導′ｇの分布、配列が年輪の上置ＪＰ模様にあまり関
降がなく、はぼ板向全坏に均等に分布して２つ、さらに
導管の径も春材部分と麦材部分とであまり違わないので
、Ｓ色材をワイピング着色手法によって導管に充填させ
てｙｆ７１色させても１元来の木目９年輪模様な強調す
ることができないと云う問題があった。

〔問題点を解決するｋめの手段〕

そこで、この発明にあっては、このようなブナなどの散
孔材にサンドブラストやショツトブラストなどのブラス
ト処理を施し、ついで着色および塗装を行うことにより
、散孔材の年輪を立体的に浮き出させて木目模様′ｆｔ
５ｉＩ調し、ナラデケヤキなどの虚孔材様の外観が得ら
れるようにした。

以下１図囲乞参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図および第２図は、この発明において用いられる広
葉樹散孔材の一例としての板材１′？：示すものである
。この板材１０′）表面は、第１図に示すように導管２
・・・がほぼ均等に分散しており、年輪模様はほとんど
認められない状ｊｌとなっている。

まに、板材１表面は、プレナーなどで平担、平滑に仕上
げられている。散孔材としてはブナ、カエデ、マカンパ
、ホオノキ、サクラなどが用いられる。散孔材の形状と
しては、第１図および第２図に示したような板材には限
られず１種々の形状に加工されたものが使用できる。

この板材ｌは１次に５ｇ３図に示すように、その表面に
研掃材３・・・が噴射されてプラスト処理が行われる。

ここでのブラスト処理は、砂、ケイ砂。

輩剛砂、ジルコンサンド、ガラスピーズ、スチールグリ
ッド、スチールショット、プラスチックグリッド、ステ
ンレスカットワイヤーなどの研掃材３・・・を加圧空気
とともに噴射する通常のプラスト装置４を用いて行うこ
とができる。加圧空気の圧力は０．３〜０．７ＭＰａ程
度でよく、サンドブラストの場合研掃材３０粒径は４０
〜２４０メツシユの範囲のものが用いられ、２ｙ、：：
、プラスト処理は。

板材１をローラコンベア５等の移送装置に載せ。

一定速度で送りながら、連続的に行うことができる。こ
の場合の投射密度は５〜１００場／ｍ　程度とされる。

加圧空気の圧力、研掃材の硬度９粒径、プラスト時間等
は板材ｌの表面の研削度合な決める王な要素であり、板
材１の樹種、研削度合などく応じて、これら要素を決め
ることが望ましい。！！−１送り速度はｌ−１０ｍ／分
の範囲で。

板材ｌの倒脂、研削度合、プラスト処理時の空気正号を
考（シして央めろことができろ。なお、プラストされた
板材、−＆囲には研掃材３・・・が突き刺さつにまま残
ることがあるので、プラスト処理後、加圧空気を吹きつ
け、これらを取り除くことが望ましい。

第４図および第５図は、このようなプラスト処理を施し
た板材１０表向および＠面ケ示すものである。プラスト
処理により第４図および第５図に示すように、板材ｌの
うち春材部分が夏材部分よりも軟いため、研掃材３・・
・によって春材部分がより多く研削され、夏材部分が春
材部分よりも約。

０．０５〜０．２ｍ１ａ度浮き上り、この結果年輪模様
６・・・が文庫的に明確に浮き出してくる。また、研掃
材３・・・の高速衝突によって、軟くそ度の低い春材部
分が押しつぶされ１組織が緻密化され、かつ均質化され
る。

ついで、プラスト処理の終った板材１は１層色される。

ここでの７ｖ色は着色剤を償布後、１こたちに着色剤を
拭き取るワイピング増色手法が採用される。ここで使わ
れる着色剤は、染料、頒科などの色剤を溶剤に酊解した
色剤濃度０．１〜１０直量チのｍ色浴液が用いられ、心
壁に応じてこれにアルキッド閏月ｄ、ポリウレタン偵（
脂、アミノアルキッド街浦などの樹脂分を６０重盪チ１
で、および／または炭酸カルシウム、ケインウ土、シリ
カなどの充填剤を１０厘ｔチまで冷加し、７＃巳作業性
、目止め効果等を向上させたものも用いられろ。

この着色剤の塗布は、刷毛負り、スプレー、ワイピング
ロールなどによって行われ、塗布量は５〜１００ｇ／ｍ
　　の範囲とされる。塗布後、ただちにウェス（ボロ布
Ｊ、スポンジなどを用いて余分のＮ色剤を拭き取る。

この７Ｉｆ色処理によって、板材１の夏材部分が淡色に
潰巳され、春材部分が濃色に７１１巴され１年輪模様が
一層強調される。また、春材部分の組織が拘置化されて
いるので、着色剤の吸い込みがｑ　−となり、春材部分
での増色ムラが生じることがない０ ついで、仕上げの塗装が行われろ。仕上げ塗装は、アル
キッド便脂塗料、アミノアルギツド胡脂塗料、ボリクレ
タン街脂塗料、ＮＣラッカー、アクリルラッカーなどの
透明もしくは半透明または層色透明塗料を用いる通蕗の
塗装方法によって行われる。塗料塗布量は、１０〜１０
０　ｇ／ｍ　　ｃＱ範囲で、用途等によって決められろ
。

このユリな塗装法によれば、ブラスト処理によって散孔
材の年輪模様が立体感にＰＰざ上がり、さらにこれに７
ｉｔ色することにエリ、板材に濃淡の膚色差がつき、こ
れによってもさらに年輪模様が強調され、結果的にナラ
、ケヤキなどの環孔材様の外視を呈丁゛る工うになる。

ま亀ブナ、カエデなどに表われる放射組織（斑フが、番
付部分の拘置化によって目立ちにくくなる。さらに、ブ
ラスト処理により、板材表囲の研削痕や毛羽′ｉちが除
去され、平滑な仕上り面が得られる。

〔実施例〕

プレーナーで仕上げ研削を行ったブナ材に、１２０メツ
シユのケイ砂な研掃材としてサンドブラスト処理（空気
圧力０．５ＭＰａ、板材送り速度２ｍ／分Ｊを行い、つ
いでアルキンド樹脂ベースのｆＦ色剤を刷毛塗りで５０
ｇ／ｍ塗布し、ただちにウェスで拭き堆つ定。これを室
温で１６物間風乾し定のち、牛艶消しボリクレタン南盾
倣科をスプレーにて４０　ｇ　／　ｍ　２塗布した。

得られた塗布物は１年檜模泳が浮き出てＬＪＩＩＭ４さ
れ、かつ毛羽立ちもなく立体感のある仕上りとなり、濃
孔材様の外観？呈し、高級感に富むものであった。

一方、同様のブナ材をサンドブラスト処理を行わずに″
Ｍ色色塗塗装たものでは１年輪模様がほとんど視認でき
ず１表面にプレーナーのカッターマークや木繊維の毛羽
旦ちがあり、盾色剤および仕上げ塗料の吸い込みムラが
あり１高級感は全く得られなかった。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明の塗装法は、広葉樹散孔
材にまずプラスト処理を施し、ついで着色および塗装？
行うものて：あるので、散孔材の元来明確ではない年輪
模様が浮き上がり、ナラ、ケヤキなどの域孔材様の外！
Ｉ！を呈するようになる。

また、散孔材の春材部分がプラスト処理によって均質化
され１層巳剤や塗料の吹い込みが均一となり、色ムラな
どを生じることがなく、美しい仕上げ面が得られる。さ
らに、ブナ、カエデなどの放射組織（斑）’を有する材
では、春材部分が均質化されることにより、放射組織が
マスクされ、目二になくなるなどの利点を有するものと
なる・

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、この発明における散孔材の一例
な示すもので、第１図は平面図、第２図は断面図。 第３図は、この発明におけるプラスト処理の一例な示す
概略構成図。 第４図および第５図は、この発明におけるブラスト処理
後の散孔材を示すもので、第４図は、平面図、第５図は
断面図である。 １・・・板材（散孔材］、４・・・プラスト装置。 出願人　　日不楽器製造株式会社 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 広葉樹散孔材にブラスト処理を行い、ついで着色および
   塗装仕上げを行うことを特徴とする木材の塗装法。