JPS62163541A - 小型モ−タ - Google Patents

小型モ−タ

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Publication number
JPS62163541A
JPS62163541A JP479386A JP479386A JPS62163541A JP S62163541 A JPS62163541 A JP S62163541A JP 479386 A JP479386 A JP 479386A JP 479386 A JP479386 A JP 479386A JP S62163541 A JPS62163541 A JP S62163541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hexanediol
commutator
brush
small
ethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP479386A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Uda
宇田 成徳
Jun Funami
舟見 準
Eriko Kamiya
恵理子 神谷
Shigeru Kondo
滋 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP479386A priority Critical patent/JPS62163541A/ja
Publication of JPS62163541A publication Critical patent/JPS62163541A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばテープレコーダ、ビデオテープレコー
ダ等のテープを駆動するために使用される小型モータ、
特をこ長期性能維持のできる小型モータに関する。
〔従来の技術〕
一般に小型モータにおいては、ブラシおよびコミュテー
タが組込まれており、このブラシは大きく分けて二種類
ある。その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベ
リリウム銅、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄
板あるいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu、
Pd。
Pt 、 Ag 、 Cu等およびこれらの合金)をク
ラッドするか、スポット溶接によって接合した構造にな
っている。またもう一つは上記薄板材または線材の一部
に焼結カーボンブラシ(例えばカーボン、Agカーボン
、Cuカーボン、AgCuカーボンおよびこれらの材料
にSiC、Mo5t 、 Pb 、エポキシ樹脂等を添
加剤として配合したブラシ)を導電性接着剤、スポット
溶接あるいはカシメ方式等の手段で接合した構造になっ
ている。
これらのブラシを有する小型モータにおいては動作時、
即ちコミュテータ回転時に、相互に摺動するコミュテー
タセグメントとブラシ摺動部とが、その接触点の断続に
より電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴って電
気ノイズを発生し1またコミュテータセグメントとブラ
シ摺動部に消耗や溶着を発生する。またコミュテータ回
転時にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによっ
てもブラシ摺動部のコミュテ−タセグメントに対する接
触面に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成さ
れることがしばしば起こる。
上述した如ぎ溶着や異物が発生すると、これらが更をこ
コミュテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して
擦傷を与え、この擦過によって生ずる切屑もしくは摩耗
屑がコミュテータセグメント間のギャップ部に溜り、コ
ミュテータセグメント相互が導通されて回転不安定を発
生する。またブラシ摺動部およびコミュテータセグメン
トの面粗度を大とし、ブラシの振動を大にする原因とな
り、これが更に電気火花の発生を助長し、ますます異常
摩耗、異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの
増大、整流位置のズレ等モータ性能そのものの低下をも
たらすことになる。
一般にコミュテータセグメントの材料はAu 。
Pd 、 Ag等の貴金属合金(例えばAgCu 、 
AgCd 。
AgCuCd 、 AgCuTi等の合金)からなる。
これに対しブラシが前述した貴金属またはその合金から
なるとき、何れも表面エネルギーが高く、かかるコミュ
テータセグメントとブラシがほぼ同様の材質からなるた
め、相互摺接面で擦過傷が発生し易い。また前述したカ
ーボンブラシの場合にも、貴金属合金ブラシと比較して
摺動抵抗は小さくなるとは言え、電気火花による消耗が
大きく、またカーボン中に混入している5hot等の不
純物による擦過傷の危険性がある。また貴金属と組合せ
たカーボンブラシの場合には、上述した貴金属合金ブラ
シの場合と同様の欠点を有している。
なお、コミュテータとブラシ摺動部の異常摩耗および溶
着に関し、文献によれば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気
が電気接点および/または摺動部近くに存在したり、こ
れらに吸着されたとき、黒化物(これらの分解により生
じたカーボンおよびブラシとコミュテータセグメントの
間で生ずる摩耗粉の混合したもの)と称される異物が生
成する。これは不飽和芳香族炭化水素(例えばトルエン
、ヌチレン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボ
ン量が多いためであり、このカーボンIヨ比較的に密な
硯質のものとなる。このカーボンの生成、即ちブラシお
よびコミュテータセグメントにカーボンが適度に付着す
ると、ブラシの摩耗そのものは減少させる。
しかしながらかかる不飽和芳香族炭化水素から生成した
カーボンによる異物の形成は、長期使用中小型モータの
ワウ・フラッタを増大させる欠点を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
小型モータにおけるブラシとコミュテータの摺動により
発生するブラシおよびコミュテータの消耗、溶着の発生
、これによる擦過損、機械的摩耗による小型モータの性
能低下および寿命短縮は大きな欠点となっている。
従って本発明は上述した小型モータの欠点を克服するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はブラシ機構部とコミュテータを有し、ブラシと
コミュテータが接触摺動する構造の小型モータにおいて
、モータケース内に1j6−ヘキサンジオールおよび/
または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気
を持たせた小型モータにある。
本発明で使用する1、6−ヘキサンジオールは融点42
.8℃、沸点760 wagで208℃、10mHgで
134℃の物質であり、また2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオールは油状の液体で沸点は760wRgで24
4.2℃、50龍Hgで163℃、10mxHgで12
9℃の物質である。
上述した1、6−ヘキサンジオールおよび2−ニチル1
,3−ヘキサンジオールはそれぞれ単独で使用してもよ
く、あるいは両者を混合して使用してもよい。
本発明により、上述した小型モータに、1゜6−ヘキサ
ンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサ
ンジオールの雰囲気を持たせるためには、これらをフェ
ルト、ヌボンジ等に含浸させ、モータケース内の一部、
例えばブラケットあるいはブラシ固定部材に接着固定す
るとよい。この場合1,6−ヘキサンジオールおよび/
または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールが含浸材
料から徐々に蒸発して小型モータケース内にこれらの雰
囲気を作る。また上記材料を小型モータのブラシおよび
コミュテータに塗布しうる場合には塗布してもよい。何
れにしても小型モータケース内に上記材料の雰囲気を作
るようにする。このため小型モータケーシングはできる
限り気密に近い構造にするのが好ましい。
〔作 用〕
本発明による小型モータ(こおいては、モータケース内
に1,6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル
−1,3−へ午サンジオールの雰囲気を形成させである
ため、小型モータのブラシおよびコミュテータセグメン
トの接触部において電気火花が生ずると、前述した不飽
和芳香族炭化水素と同様をこ不完全燃焼し、カーボンを
発生する。しかしながら1,6−ヘキサンジオールおよ
び/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの不
完全燃焼で生ずるカーホンは、不飽和芳香族炭化水素よ
り生成するカーボンとは異なり、比較的軟質であり、ま
た生成するカーボンの量も少ないため前述した黒化物の
如きコミュテータセグメント間の導通の如?異常発生を
生ずることがなく、従ってモータのワウ・フラッタを増
大させることがない。
本発明の小型モータにおいて、1,6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1゜3−ヘキサンジオー
ルと共(こ不飽和芳香族炭化水素が供存する場合でも、
不飽和芳香族炭化水素争こよる黒化物の生成はないか、
あっても非常をこ少なくなる。これは1,6−へ午サン
ジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサン
ジオールに含まれる極性基のため、ブラシおよびコミュ
テータセグメントに上記不飽和芳香族炭化水素より優先
的にかつ強力に吸着せしめられ、これが黒化物の付着、
蓄積を防止するためと考えられる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 ポリエステルフェルトをフルオロエチレンで洗浄脱脂し
、これにそれぞれ1,6−ヘキサンジオール(実験1)
、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(実験2)、
1.6−ヘキサンジオールと2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール(50: 50)混合物(実験3)を含浸
せしめ、それぞれを小型モータ内のブラケットに接着さ
せて、小型モータ内に上記各材料の雰囲気を形成させた
また比較のため、上述したのと同じフェルトにそれぞれ
スチレンモノマー(実験4)またはトルエン(実験5)
を含浸せしめ、これらもそれぞれ小型モータ内のブラケ
ットに接着させてそれぞれの雰囲気を形成させた。
また別の比較実験6として何も使用せずに、大気雰囲気
のままの通常の小型モータも使用した。
使用した小型モータは外径30罷、高さ25mtで、定
格出力0.IWであり、これを直流4.2V、25mA
で運転した。その結果を表1に示す。
表  1 上記データから実験6に比し、本発明による1、6−ヘ
キサンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオールの雰囲気(実験1,2および3)を設け
た小型モータにおいてはカーボンブラシの摩耗が100
0時間後において非常に少なくなることが明らかである
。なおスチレンモノマーおよびトルエン雰囲気(実験4
および5)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量に
大差はなかったが、その300時間運転後のワウ・フラ
ッタの減少において本発明による1、6−ヘキサンジオ
−)Vhよび/または2−エチ71/−1,3−ヘキサ
ンジオールの雰囲気を設けた小型モータは非常にすぐれ
ていることが判る。実験4および5においては、カーボ
ンブラシそのものの摩耗量は減少させることができるが
、スチレンおよびトルエンの燃焼の結果、モータの性能
が低下し、ワウ・ブラックが増大した。
また上記実験1〜6のモータの整流波形図を第1図〜第
6図に示す。
第1図は実験1のモータの場合であり、+60℃、5%
RHでの試験前および1500時間運転試験した後の整
流波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験3の
同じ整流波形図であり、第4図は実験4のただし100
時間運転試験後の整流波形図であり、第5図は実験5の
ただし300時間運転試験後の整流波形図であり、第6
図は実験6のただし300時間後の整流波形図である。
第1図〜第6図を比較することにより、本発明による1
、6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル−1
,3−ヘキサンジオールを用いたモータは長時間、その
すぐれた性能を維持していることが判る。
〔発明の効果〕
本発明による小型モータは、ブラシおよびコミュテータ
相互における摩耗を減少させることができ、異物の生成
を減少させ、ワウ・フラッタを低減させることができ、
更にそれらの性能を長時間維持することができる。従っ
てモータの長寿命化を達成することができるすぐれた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は実施例に示した実験1〜6の小型モー
タの整流波形図である。 特許出願人  松下電器産業株式会社 第1図 GND□ 第2図 GNO−一一一−−−−−−−−−−−−−−−一一−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−一一一一一一
−第3図 GND−−一一一一一一−−−−−−−−−−−一一一
一−−−−−−−−−−−−−−一−−−−−−−−−
−第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ブラシ機構部とコミュテータを有し、ブラシとコミ
    ュテータが接触摺動する構造の小型モータにおいて、モ
    ータケース内に1,6−ヘキサンジオールおよび/また
    は2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を持
    たせた小型モータ。
JP479386A 1986-01-13 1986-01-13 小型モ−タ Pending JPS62163541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP479386A JPS62163541A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 小型モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP479386A JPS62163541A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 小型モ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS62163541A true JPS62163541A (ja) 1987-07-20

Family

ID=11593655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP479386A Pending JPS62163541A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 小型モ−タ

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JP (1) JPS62163541A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614794A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Nippon Kokan Kk <Nkk> コ−クス炉ガスの熱回収方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614794A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Nippon Kokan Kk <Nkk> コ−クス炉ガスの熱回収方法

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