JPH0614449B2 - 電気接点 - Google Patents
電気接点Info
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- JPH0614449B2 JPH0614449B2 JP61004794A JP479486A JPH0614449B2 JP H0614449 B2 JPH0614449 B2 JP H0614449B2 JP 61004794 A JP61004794 A JP 61004794A JP 479486 A JP479486 A JP 479486A JP H0614449 B2 JPH0614449 B2 JP H0614449B2
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- JP
- Japan
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- hexanediol
- brush
- carbon
- ethyl
- commutator
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は種々の電気機器用の電気接点、特に長期にわた
り性能を維持できる上下動接点、スライドスイツチ、リ
レー、コネクター等の種々の電気接点に関する。
り性能を維持できる上下動接点、スライドスイツチ、リ
レー、コネクター等の種々の電気接点に関する。
従来より種々の電気機器に用いられている電気接点、例
えば上下動接点、スライドスイツチ、リレー、コネクタ
ー等の電気接点はその動作中経時的にそれらの部分に異
物が形成蓄積されることが知られている。これらの異物
は時には電気火花により、あるいは接点の摩耗により生
じ、経時的に蓄積されて電気機器例えば上下動接点、ス
ライドスイツチ、リレー、コネクター等、また電気接点
および摺動部を併せ有する小型モーター等の性能を低下
させ、ひいては機能を破壊してしまうことがある。
えば上下動接点、スライドスイツチ、リレー、コネクタ
ー等の電気接点はその動作中経時的にそれらの部分に異
物が形成蓄積されることが知られている。これらの異物
は時には電気火花により、あるいは接点の摩耗により生
じ、経時的に蓄積されて電気機器例えば上下動接点、ス
ライドスイツチ、リレー、コネクター等、また電気接点
および摺動部を併せ有する小型モーター等の性能を低下
させ、ひいては機能を破壊してしまうことがある。
これについて接点開閉回数が最も多く、かつ摺動部も有
する代表例として小型モーターをとりあげて説明する。
する代表例として小型モーターをとりあげて説明する。
小型モーターにおいてはブラシおよびコミユテータが組
み込まれており、このブラシは大きく分けて二種類あ
る。その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベリ
リウム銅、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄板
材あるいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu,Pd,
Pt,Ag,Cu等およびこれらの合金)材料をクラツドする
か、スポツト溶接によつて接合した構造になつている。
またもう一つは上記薄板材または線材の一部に焼結カー
ボンブラシ(例えばカーボン、Agカーボン、Cuカーボ
ン、AgCuカーボンおよびこれらの材料にSiC ,MosS2,P
b、エポキシ樹脂等を添加剤として配合したブラシ)を
導電性接着剤、スポツト溶接、あるいはカシメ方式等の
手段で接合した構造になつている。
み込まれており、このブラシは大きく分けて二種類あ
る。その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベリ
リウム銅、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄板
材あるいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu,Pd,
Pt,Ag,Cu等およびこれらの合金)材料をクラツドする
か、スポツト溶接によつて接合した構造になつている。
またもう一つは上記薄板材または線材の一部に焼結カー
ボンブラシ(例えばカーボン、Agカーボン、Cuカーボ
ン、AgCuカーボンおよびこれらの材料にSiC ,MosS2,P
b、エポキシ樹脂等を添加剤として配合したブラシ)を
導電性接着剤、スポツト溶接、あるいはカシメ方式等の
手段で接合した構造になつている。
これらのブラシを有する小型モーターにおいては動作
時、即ちコミユテータ回転時に相互に摺動するコミユテ
ータセグメントとブラシ摺動部とが、その接触点の断続
により電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴つて
電気ノイズを発生し、またコミユテータセグメントとブ
ラシ摺動部に消耗や溶着を発生する。またコミユテータ
回転時にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによ
つてもブラシ摺動部のコミユテータセグメントに対する
接触面に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成
されることがしばしば起る。
時、即ちコミユテータ回転時に相互に摺動するコミユテ
ータセグメントとブラシ摺動部とが、その接触点の断続
により電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴つて
電気ノイズを発生し、またコミユテータセグメントとブ
ラシ摺動部に消耗や溶着を発生する。またコミユテータ
回転時にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによ
つてもブラシ摺動部のコミユテータセグメントに対する
接触面に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成
されることがしばしば起る。
上述した如き溶着や異物が発生すると、これらが更にコ
ミユテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して擦
傷を与え、この擦過によつて生ずる切屑もしくは摩耗屑
がコミユテータセグメント間のギヤツプ部に溜り、コミ
ユテータセグメント相互が導通されて回転不安定を発生
する。またブラシ摺動部およびコミユテータセグメント
の面粗度を大にし、ブラシの振動を大にする原因とな
り、これが更に電気火花の発生を助長し、益々異常摩
耗、異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの増
大、整流位置のズレ等モーター性能そのものの低下をも
たらすことになる。
ミユテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して擦
傷を与え、この擦過によつて生ずる切屑もしくは摩耗屑
がコミユテータセグメント間のギヤツプ部に溜り、コミ
ユテータセグメント相互が導通されて回転不安定を発生
する。またブラシ摺動部およびコミユテータセグメント
の面粗度を大にし、ブラシの振動を大にする原因とな
り、これが更に電気火花の発生を助長し、益々異常摩
耗、異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの増
大、整流位置のズレ等モーター性能そのものの低下をも
たらすことになる。
一般にコミユテータセグメントの材料は、Au,Pd,Ag等
の貴金属合金(例えばAgCu,AgCd,AgCuCd,AgCuTi等の
合金)からなる。これに対しブラシが前述した貴金属ま
たはその合金からなるとき、何れも表面エネルギーが高
く、かかるコミユテータセグメントとブラシがほぼ同様
の材質からなるため、相互摺接面で擦過傷が発生し易
い。また前述したカーボンのみからなるブラシの場合に
も貴金属合金ブラシと比較して摺動抵抗は小さくなると
は言え、電気火花による消耗が大きく、またカーボン中
に混入しているSiO2等の不純物による擦過傷の危険性が
ある。また貴金属と組合わせたカーボンブラシの場合に
は、上述した貴金属合金ブラシの場合と同様の欠点を有
している。
の貴金属合金(例えばAgCu,AgCd,AgCuCd,AgCuTi等の
合金)からなる。これに対しブラシが前述した貴金属ま
たはその合金からなるとき、何れも表面エネルギーが高
く、かかるコミユテータセグメントとブラシがほぼ同様
の材質からなるため、相互摺接面で擦過傷が発生し易
い。また前述したカーボンのみからなるブラシの場合に
も貴金属合金ブラシと比較して摺動抵抗は小さくなると
は言え、電気火花による消耗が大きく、またカーボン中
に混入しているSiO2等の不純物による擦過傷の危険性が
ある。また貴金属と組合わせたカーボンブラシの場合に
は、上述した貴金属合金ブラシの場合と同様の欠点を有
している。
なおコミユテータとブラシ摺動部の異常摩耗および溶着
に関し、文献によれば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気
が、電気接点近くに存在したり、これらに吸着されたと
き、黒化物(これらの分解により生じたカーボンおよび
ブラシとコミユテータセグメントとの間で生ずる摩耗粉
の混合したもの)と称される異物が生成する。
に関し、文献によれば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気
が、電気接点近くに存在したり、これらに吸着されたと
き、黒化物(これらの分解により生じたカーボンおよび
ブラシとコミユテータセグメントとの間で生ずる摩耗粉
の混合したもの)と称される異物が生成する。
これは不飽和芳香族炭化水素(例えばトルエン、スチレ
ン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボン量が多
いためであり、このカーボンは比較的に密な硬質のもの
となる。このカーボンの生成、即ちブラシおよびコミユ
テータセグメントにカーボンが適度に付着すると、ブラ
シの摩耗そのものは減少させる。しかしながらかかる不
飽和芳香族炭化水素から生成したカーボンによる異物の
形成は長期間使用中小型モーターのワウ・フラツタを増
大させる欠点を有する。
ン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボン量が多
いためであり、このカーボンは比較的に密な硬質のもの
となる。このカーボンの生成、即ちブラシおよびコミユ
テータセグメントにカーボンが適度に付着すると、ブラ
シの摩耗そのものは減少させる。しかしながらかかる不
飽和芳香族炭化水素から生成したカーボンによる異物の
形成は長期間使用中小型モーターのワウ・フラツタを増
大させる欠点を有する。
上述した小型モーターの例におけるブラシとコミユテー
タの摺動により発生するブラシおよびコミユテータの消
耗、溶着の発生、これによる擦過損、機械的摩耗による
モーターの性能低下および寿命短縮、および開閉接点構
造の上下動スイツチ、リレー、あるいは摺動接点構造を
有するスライドスイツチ、コネクター等の電気接続構造
の電気接点の消耗、溶着の発生はこれらの機器における
大きな欠点となつている。
タの摺動により発生するブラシおよびコミユテータの消
耗、溶着の発生、これによる擦過損、機械的摩耗による
モーターの性能低下および寿命短縮、および開閉接点構
造の上下動スイツチ、リレー、あるいは摺動接点構造を
有するスライドスイツチ、コネクター等の電気接続構造
の電気接点の消耗、溶着の発生はこれらの機器における
大きな欠点となつている。
従つて本発明は上述した如き種々の電気接点の欠点を克
服することにある。
服することにある。
本発明は1,6−ヘキサングリコールおよび/または2
−エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を有する
電気機器用電気接点にある。
−エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を有する
電気機器用電気接点にある。
本発明で使用する1,6−ヘキサンジオールは融点4
2.8℃、沸点760mmHg、208℃、10mmHgで13
4℃の物質であり、また2−エチル−1,3−ヘキサン
ジオールは油状の液体で沸点は760mmHgで244.2
℃、50mmHgで163℃、10mmHgで129℃の物質で
ある。
2.8℃、沸点760mmHg、208℃、10mmHgで13
4℃の物質であり、また2−エチル−1,3−ヘキサン
ジオールは油状の液体で沸点は760mmHgで244.2
℃、50mmHgで163℃、10mmHgで129℃の物質で
ある。
上述した1,6−ヘキサンジオールおよび2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールは本発明によれば、それぞれ
単独であるいは両者を混合して使用することができる。
1,3−ヘキサンジオールは本発明によれば、それぞれ
単独であるいは両者を混合して使用することができる。
本発明に従い1,6−ヘキサンジオールおよび/または
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを使用するに当
つては、上下動スイツチ、リレースライドスイツチ、コ
ネクター等の電気的接続構造の電気接点を構成する材料
に含浸または塗布してもよく、あるいはその近傍に塗布
してもよく、あるいはフエルト、スポンジ等に含浸さ
せ、これを上述した如き電気接点の近傍に固着もしくは
接着させてもよい。何れにしても1,6−ヘキサンジオ
ールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ールが塗布され、もしうは蒸発されて電気接点部にこれ
らの雰囲気を作らせるようにする。このため上記電気接
点部は一定のケース内に内包させるのが好ましく、この
ケースは必ずしも気密にする必要はないができる限り気
密に近い構造にするのが好ましい。
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを使用するに当
つては、上下動スイツチ、リレースライドスイツチ、コ
ネクター等の電気的接続構造の電気接点を構成する材料
に含浸または塗布してもよく、あるいはその近傍に塗布
してもよく、あるいはフエルト、スポンジ等に含浸さ
せ、これを上述した如き電気接点の近傍に固着もしくは
接着させてもよい。何れにしても1,6−ヘキサンジオ
ールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ールが塗布され、もしうは蒸発されて電気接点部にこれ
らの雰囲気を作らせるようにする。このため上記電気接
点部は一定のケース内に内包させるのが好ましく、この
ケースは必ずしも気密にする必要はないができる限り気
密に近い構造にするのが好ましい。
例えば小型モーターにあつては本発明による1,6−ヘ
キサンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール含浸材料をモーターケース内の一部、例
えばブラケツトあるいはブラシ固定部材に接着固定する
とよい。
キサンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール含浸材料をモーターケース内の一部、例
えばブラケツトあるいはブラシ固定部材に接着固定する
とよい。
本発明で使用する1,6−ヘキサンジオールおよび/ま
たは2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは電気接点
部に塗布するか、その近傍に存在させてその雰囲気を電
気接点の周囲に形成させたとき、それらが電気接点構成
部の表面に吸着されて薄膜を形成し、これらが電気火花
および摺動による異物の形成を減少させる。
たは2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは電気接点
部に塗布するか、その近傍に存在させてその雰囲気を電
気接点の周囲に形成させたとき、それらが電気接点構成
部の表面に吸着されて薄膜を形成し、これらが電気火花
および摺動による異物の形成を減少させる。
本発明により使用する1,6−ヘキサンジオールおよび
/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは、電
気接点例えば小型モーターのブラシおよびコミユテータ
セグメントの接触部において電気火花が生ずると、前述
した不飽和芳香族炭化水素と同様に不完全燃焼し、カー
ボンを発生する。しかしながら1,6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの不完全燃焼で生ずるカーボンは不飽和芳香族炭化水
素より生成するカーボンとは異なり、比較的軟質であ
り、またその生成するカーボンの量も少ないため前述し
た黒化物の生成の如く、コミユテータセグメント間の導
通のような異常発生を生ずることがなく、従つてモータ
ーのワウ・フラツタを増大させることがない。
/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは、電
気接点例えば小型モーターのブラシおよびコミユテータ
セグメントの接触部において電気火花が生ずると、前述
した不飽和芳香族炭化水素と同様に不完全燃焼し、カー
ボンを発生する。しかしながら1,6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの不完全燃焼で生ずるカーボンは不飽和芳香族炭化水
素より生成するカーボンとは異なり、比較的軟質であ
り、またその生成するカーボンの量も少ないため前述し
た黒化物の生成の如く、コミユテータセグメント間の導
通のような異常発生を生ずることがなく、従つてモータ
ーのワウ・フラツタを増大させることがない。
また電気接点の周囲雰囲気中に1,6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルおよび前述した如き不飽和芳香族炭化水素が共存する
ときでも、前述した如き不飽和芳香族炭化水素の燃焼に
よる黒化物の生成はないか、あつても非常に少なくな
る。これは1,6−ヘキサンジオールおよび/または2
−エチル−1,3−ヘキサンジオールに含まれる極性基
のため、電気接点に不飽和芳香族炭化水素より優先的に
かつ強力に吸着せしめられ、これが黒化物の付着、蓄積
を防止するためと考えられる。
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルおよび前述した如き不飽和芳香族炭化水素が共存する
ときでも、前述した如き不飽和芳香族炭化水素の燃焼に
よる黒化物の生成はないか、あつても非常に少なくな
る。これは1,6−ヘキサンジオールおよび/または2
−エチル−1,3−ヘキサンジオールに含まれる極性基
のため、電気接点に不飽和芳香族炭化水素より優先的に
かつ強力に吸着せしめられ、これが黒化物の付着、蓄積
を防止するためと考えられる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 接点開閉回数の多い小型モーターを用いて試験した。ポ
リエステルフエルトをフルオロエチレンで洗浄脱脂し、
これにそれぞれ1,6−ヘキサンジオール(実験1)、
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(実験2)、
1,6−ヘキサンジオールと2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール(50:50)混合物(実験3)を含浸せ
しめ、それぞれを小型モーター内のブラケツトに接着さ
せて、小型モーター内に上記各材料の雰囲気を形成させ
た。
リエステルフエルトをフルオロエチレンで洗浄脱脂し、
これにそれぞれ1,6−ヘキサンジオール(実験1)、
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(実験2)、
1,6−ヘキサンジオールと2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール(50:50)混合物(実験3)を含浸せ
しめ、それぞれを小型モーター内のブラケツトに接着さ
せて、小型モーター内に上記各材料の雰囲気を形成させ
た。
また比較のため、上述したのと同じフエルトにそれぞれ
スチレンモノマー(実験4)またはトルエン(実験5)
を含浸させ、これらもそれぞれ小型モーター内のブラケ
ツトに接着させてそれぞれの雰囲気を形成させた。
スチレンモノマー(実験4)またはトルエン(実験5)
を含浸させ、これらもそれぞれ小型モーター内のブラケ
ツトに接着させてそれぞれの雰囲気を形成させた。
また別の比較実験6として何も使用せずに、大気雰囲気
のままの通常の小型モーターを使用した。
のままの通常の小型モーターを使用した。
使用した小型モーターは外径30mm、高さ25mmで
定格出力0.1Wであり、これを直流4.2V、25mA
で運転した。その結果を表1に示す。
定格出力0.1Wであり、これを直流4.2V、25mA
で運転した。その結果を表1に示す。
上記データから実験6に比し本発明による1,6−ヘキ
サンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオールの雰囲気(実験1,2および3)を設けた
小型モーターにおいてはカーボンブラシの摩耗が100
0時間後において非常に少なくなることが明らかであ
る。なおスチレンモノマーおよびトルエン雰囲気(実験
4および5)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量
に大差はなかったが、その300時間運転後のワウ・フ
ラツタの減少において本発明による1,6−ヘキサンジ
オールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オールの雰囲気を設けた小型モーターは非常にすぐれて
いることが判る。実験4および5においてはカーボンブ
ラシそのものの摩耗量は減少させることができるが、ス
チレンおよびトルエンの燃焼の結果、モーターの性能が
低下し、ワウ・フラツタが増大した。
サンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオールの雰囲気(実験1,2および3)を設けた
小型モーターにおいてはカーボンブラシの摩耗が100
0時間後において非常に少なくなることが明らかであ
る。なおスチレンモノマーおよびトルエン雰囲気(実験
4および5)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量
に大差はなかったが、その300時間運転後のワウ・フ
ラツタの減少において本発明による1,6−ヘキサンジ
オールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オールの雰囲気を設けた小型モーターは非常にすぐれて
いることが判る。実験4および5においてはカーボンブ
ラシそのものの摩耗量は減少させることができるが、ス
チレンおよびトルエンの燃焼の結果、モーターの性能が
低下し、ワウ・フラツタが増大した。
また実験1〜6のモーターの整流波形図を第1図〜第6
図に示す。
図に示す。
第1図は実験1のモーターの場合であり、+60℃、5
%RHでの試験前および1500時運転試験した後の整流
波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験3の同
じ整流波形図であり、第4図は実験4のただし100時
間運転試験後の整流波形図であり、第5図は実験5のた
だし300時間運転試験後の整流波形図であり、第6図
は実験6のただし300時間後の整流波形図である。
%RHでの試験前および1500時運転試験した後の整流
波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験3の同
じ整流波形図であり、第4図は実験4のただし100時
間運転試験後の整流波形図であり、第5図は実験5のた
だし300時間運転試験後の整流波形図であり、第6図
は実験6のただし300時間後の整流波形図である。
第1図〜第6図を比較することにより、本発明による
1,6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールを用いたモーターは長時間、
そのすぐれた性能を維持していることが判る。
1,6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールを用いたモーターは長時間、
そのすぐれた性能を維持していることが判る。
本発明により1,6−ヘキサンジオールおよび/または
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを用いた電気接
点、その側の小型モーターは、ブラシおよびコミユテー
タ相互における摩耗を減少させることができ、異物の生
成を減少させ、ワウ・フラツタを低減させることがで
き、更にそれらの性能を長時間維持することができる。
従つて電気接点を有する機器の長寿命化を達成すること
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを用いた電気接
点、その側の小型モーターは、ブラシおよびコミユテー
タ相互における摩耗を減少させることができ、異物の生
成を減少させ、ワウ・フラツタを低減させることがで
き、更にそれらの性能を長時間維持することができる。
従つて電気接点を有する機器の長寿命化を達成すること
ができるすぐれた効果を有する。
第1図〜第6図は実施例に示した実験1〜6の小型モー
ターの整流波形図である。
ターの整流波形図である。
Claims (1)
- 【請求項1】1,6−ヘキサンジオールおよび/または
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を有す
る電気機器用電気接点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61004794A JPH0614449B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 電気接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61004794A JPH0614449B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 電気接点 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163215A JPS62163215A (ja) | 1987-07-20 |
JPH0614449B2 true JPH0614449B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=11593680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61004794A Expired - Lifetime JPH0614449B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 電気接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614449B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62196047A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モ−タ |
-
1986
- 1986-01-13 JP JP61004794A patent/JPH0614449B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163215A (ja) | 1987-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |