JPS6231975A - 電気接点 - Google Patents
電気接点Info
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- JPS6231975A JPS6231975A JP17000585A JP17000585A JPS6231975A JP S6231975 A JPS6231975 A JP S6231975A JP 17000585 A JP17000585 A JP 17000585A JP 17000585 A JP17000585 A JP 17000585A JP S6231975 A JPS6231975 A JP S6231975A
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- Japan
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- menthanol
- contact
- commutator segment
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、例えばテープレコーダー、ビデオテープレコ
ーダーなどのテープを駆動するために使用される小型モ
ータをはじめ、上下動接点、スライドスイッチ、リレー
、コネクターなどの電気接点に関するものである。
ーダーなどのテープを駆動するために使用される小型モ
ータをはじめ、上下動接点、スライドスイッチ、リレー
、コネクターなどの電気接点に関するものである。
従来の技術
接点開閉回数の最も多い小型モータの例で説明すると、
一般に小型モータにおけるブラシは、太き(わけて二種
類ある。一つは、弾性を有する導電材料、例えば銅・ベ
リリウム銅・銅チタン合金・リン青銅・洋白の薄板材あ
るいは線材に貴金属合金(例えば、Au、Pd、Pt、
Ag、C11等及びそれらの合金)をクラツド化、又は
薄板材、線材の一部にスポット溶接の手段によって接合
した構造であり、もう一つは、前に述べた薄板材あるい
は線材の一部に焼結カーボンブラシ(例えば、カーボン
、Agカーボン、Cuカーボン、AgCuカーボン、及
びそれらの材料にSiC,M。
一般に小型モータにおけるブラシは、太き(わけて二種
類ある。一つは、弾性を有する導電材料、例えば銅・ベ
リリウム銅・銅チタン合金・リン青銅・洋白の薄板材あ
るいは線材に貴金属合金(例えば、Au、Pd、Pt、
Ag、C11等及びそれらの合金)をクラツド化、又は
薄板材、線材の一部にスポット溶接の手段によって接合
した構造であり、もう一つは、前に述べた薄板材あるい
は線材の一部に焼結カーボンブラシ(例えば、カーボン
、Agカーボン、Cuカーボン、AgCuカーボン、及
びそれらの材料にSiC,M。
3!、Pb、エポキシ系樹脂などを添加剤として配合し
たもの)を導電性接着剤、スポット溶接、あるいはカシ
メ方式などの手段によって形成されているが、これらの
ブラシを有する小型モータにおいては、コミュテータ回
転時に、ブラシしゅう動部が不必要に振動し、これによ
ってブラシしゅう動部のコミュテータ・セグメントに対
する接触面に異常な溶着が生じることと、火花発生に伴
う黒化物(カーボン及びブラシとコミュテータ・セグメ
ント間で生ずるしゅう動摩耗粉が混じり合ったもの)と
言われる異常現象を促進する異物が生成されることがし
ばしば起こり問題となる。小型モータのブラシの一例と
して、コミュテータ・セグメントにしゅろ接するブラシ
しゅう動部がモータケースの蓋などに設けられた支持手
段により支持されているブラシ基部と一体に成形された
ものがある。その種のブラシとコミュテータ・セグメン
トとの接触状態を第4図に示す。
たもの)を導電性接着剤、スポット溶接、あるいはカシ
メ方式などの手段によって形成されているが、これらの
ブラシを有する小型モータにおいては、コミュテータ回
転時に、ブラシしゅう動部が不必要に振動し、これによ
ってブラシしゅう動部のコミュテータ・セグメントに対
する接触面に異常な溶着が生じることと、火花発生に伴
う黒化物(カーボン及びブラシとコミュテータ・セグメ
ント間で生ずるしゅう動摩耗粉が混じり合ったもの)と
言われる異常現象を促進する異物が生成されることがし
ばしば起こり問題となる。小型モータのブラシの一例と
して、コミュテータ・セグメントにしゅろ接するブラシ
しゅう動部がモータケースの蓋などに設けられた支持手
段により支持されているブラシ基部と一体に成形された
ものがある。その種のブラシとコミュテータ・セグメン
トとの接触状態を第4図に示す。
第4図において、ブラシ支持手段1に支持されたブラシ
基部2から、折り曲げられたブラシしゆう動部3が伸び
ている。このブラシ基部2、ブラシしゅう動部それ自体
が弾性を有しコミュテータ・セグメント4に押圧された
状態で接触している。そして、この押圧力は、ブラシ基
部2とブラシしゅう動部3との折り曲げ角を適当に選ぶ
ことによって、必要な値にすることができる。また、コ
ミュテータ・セグメント4は、整流子基台5を介してモ
ータ回転軸6に固定され、モータの回転とともに回転す
る。
基部2から、折り曲げられたブラシしゆう動部3が伸び
ている。このブラシ基部2、ブラシしゅう動部それ自体
が弾性を有しコミュテータ・セグメント4に押圧された
状態で接触している。そして、この押圧力は、ブラシ基
部2とブラシしゅう動部3との折り曲げ角を適当に選ぶ
ことによって、必要な値にすることができる。また、コ
ミュテータ・セグメント4は、整流子基台5を介してモ
ータ回転軸6に固定され、モータの回転とともに回転す
る。
発明が解決しようとする問題点
このように、しゅう接するコミュテータ・セグメント4
とブラシしゅう動部3からは、整流時及び、接触点の断
続により電気火花が発生し、この電気火花の発生に伴っ
て電気ノイズや、コミュテータ・セグメント4、ブラシ
しゅう動部3に消耗や溶着が発生するなど、不都合な状
態が生じる。
とブラシしゅう動部3からは、整流時及び、接触点の断
続により電気火花が発生し、この電気火花の発生に伴っ
て電気ノイズや、コミュテータ・セグメント4、ブラシ
しゅう動部3に消耗や溶着が発生するなど、不都合な状
態が生じる。
例えば、コミュテータ・セグメント4と接触し始める位
置及び離れる位置(第4図のa部)に溶、着が生じると
、この溶着物がコミュテータ・セグメント4の表面を擦
過して損傷を与え、さらにこの擦過によって生じた切屑
が、互いに隣会うコミュテータ・セグメント4の間のギ
ャップ部(第4図のb部)に溜まり、そのためにコミュ
テータ・セグメント相互間が導通され回転不安定になる
。
置及び離れる位置(第4図のa部)に溶、着が生じると
、この溶着物がコミュテータ・セグメント4の表面を擦
過して損傷を与え、さらにこの擦過によって生じた切屑
が、互いに隣会うコミュテータ・セグメント4の間のギ
ャップ部(第4図のb部)に溜まり、そのためにコミュ
テータ・セグメント相互間が導通され回転不安定になる
。
又例えば、消耗によりコミュテータ・セグメント表面の
面粗度が粗くなると、ブラシの振動の原因となり、電気
火花の発生を助長し、更に消耗を進・ 行し、異常摩
耗などの原因となったり、電気ノイズや整流位置のズレ
などモータの性能そのものを低下してしまう。
面粗度が粗くなると、ブラシの振動の原因となり、電気
火花の発生を助長し、更に消耗を進・ 行し、異常摩
耗などの原因となったり、電気ノイズや整流位置のズレ
などモータの性能そのものを低下してしまう。
なお、前記ブラシしゅう動部3コミユテータ・セグメン
ト4との接触面aにおいてもっともよく電気火花が発生
する。もちろんしゅう接するコミュテータ・セグメント
4とブラシしゅう動部3には、電気火花を原因としない
機械的な摩耗も生じるのはいうまでもない。
ト4との接触面aにおいてもっともよく電気火花が発生
する。もちろんしゅう接するコミュテータ・セグメント
4とブラシしゅう動部3には、電気火花を原因としない
機械的な摩耗も生じるのはいうまでもない。
一般に、よく用いられるブラシしゅう動部3の材質は前
記のごとく貴金属合金あるいは焼結カーボンであり、コ
ミュテータ・セグメント4の材質は、Au+ pct
、Ag等の貴金属合金(例えばAgCu、AgCd、A
gCuCd、AgCuTiなど)からなる。特に貴金属
ブラシとの組み合わせでは、いずれも、表面エネルギー
が高く両者がほぼ同様の材質であることから、しゅう接
面で擦過傷が発生し易い不利な組み合わせである。また
、焼結カーボンブラシとの組み合わせにおいても、貴金
属合金ブラシと較べてしゅう動抵抗は小さくなるといえ
ども、ブラシを構成する配合材料中には、SiO□など
の不純物が少なからず混入しており、擦過傷の危険性は
あり、又貴金属合金ブラシの場合と同様に貴金属合金の
カーボンの場合は、しゅう接面で擦過傷が発生し易い不
利な組み合わせになる。第5図(a)の例は、これらの
欠点の原因となっている電気火花を、抑制する機械的手
段を有していない構造を示す。即ちブラシしゅう動部3
に振動減衰対策を何等講じていないものは、ブラシしゅ
う動部の振動が大きく、火花の発生が多くなり、溶着、
消耗が起こり易い。第5図(b)の例は、ブラシしゅう
動部3に振動減衰対策を講じた構成を示す。即ちブラシ
しゅう動部3に、防振ゴム9を粘着剤8で貼り付けたも
のであり、常温においては振動吸収がよく、火花の発生
をおさえることができる。しかし、使用上限温度の60
℃近くにおいては粘着剤の粘性が著しく低下し、防振ゴ
ム9のしゅう動部3との接着力が減少し、振動吸収能力
が低下して火花の発生が多くなり、寿命の長い品質の優
れたものは得難くなる。さらに第5図(c)は、第5図
(b)と同様にブラシしゅう動部3に振動減衰対策を講
じた構造の別の例を示す。即ちブラシしゅう動部3に防
振シート12を基材10の両面に粘着剤8を塗布した構
成の接着材11で貼り付けたものであり、上記第5図(
b)の例と比較すると、高温での粘着剤の粘性の低下が
、ある程度抑えられるものの不充分であり、高温での長
寿命、高品質を満足することは出来ない。
記のごとく貴金属合金あるいは焼結カーボンであり、コ
ミュテータ・セグメント4の材質は、Au+ pct
、Ag等の貴金属合金(例えばAgCu、AgCd、A
gCuCd、AgCuTiなど)からなる。特に貴金属
ブラシとの組み合わせでは、いずれも、表面エネルギー
が高く両者がほぼ同様の材質であることから、しゅう接
面で擦過傷が発生し易い不利な組み合わせである。また
、焼結カーボンブラシとの組み合わせにおいても、貴金
属合金ブラシと較べてしゅう動抵抗は小さくなるといえ
ども、ブラシを構成する配合材料中には、SiO□など
の不純物が少なからず混入しており、擦過傷の危険性は
あり、又貴金属合金ブラシの場合と同様に貴金属合金の
カーボンの場合は、しゅう接面で擦過傷が発生し易い不
利な組み合わせになる。第5図(a)の例は、これらの
欠点の原因となっている電気火花を、抑制する機械的手
段を有していない構造を示す。即ちブラシしゅう動部3
に振動減衰対策を何等講じていないものは、ブラシしゅ
う動部の振動が大きく、火花の発生が多くなり、溶着、
消耗が起こり易い。第5図(b)の例は、ブラシしゅう
動部3に振動減衰対策を講じた構成を示す。即ちブラシ
しゅう動部3に、防振ゴム9を粘着剤8で貼り付けたも
のであり、常温においては振動吸収がよく、火花の発生
をおさえることができる。しかし、使用上限温度の60
℃近くにおいては粘着剤の粘性が著しく低下し、防振ゴ
ム9のしゅう動部3との接着力が減少し、振動吸収能力
が低下して火花の発生が多くなり、寿命の長い品質の優
れたものは得難くなる。さらに第5図(c)は、第5図
(b)と同様にブラシしゅう動部3に振動減衰対策を講
じた構造の別の例を示す。即ちブラシしゅう動部3に防
振シート12を基材10の両面に粘着剤8を塗布した構
成の接着材11で貼り付けたものであり、上記第5図(
b)の例と比較すると、高温での粘着剤の粘性の低下が
、ある程度抑えられるものの不充分であり、高温での長
寿命、高品質を満足することは出来ない。
なお、この機器の使用雰囲気温度は、−10℃〜+60
℃で使用するものが多い。
℃で使用するものが多い。
本発明は、開閉接点構造の上下動スイッチ、リレー、あ
るいは、モータのブラシ・コミュテータ間、小型モータ
同様しゅう動接点構造を持つスライドスイッチ、コネク
ターなどの電気的接続構造の電気接点寿命の短縮を防止
するものである。
るいは、モータのブラシ・コミュテータ間、小型モータ
同様しゅう動接点構造を持つスライドスイッチ、コネク
ターなどの電気的接続構造の電気接点寿命の短縮を防止
するものである。
問題点を解決するための手段
前記問題点を解決するために、本発明は開閉接点構造の
上下動スイッチ、リレー、あるいは、しゅう動接点構造
のスライドスイッチ、コネクターなどの電気的接続構造
の電気接点の接点近傍の雰囲気が7メンタノールの雰囲
気となるよう構成したものである。
上下動スイッチ、リレー、あるいは、しゅう動接点構造
のスライドスイッチ、コネクターなどの電気的接続構造
の電気接点の接点近傍の雰囲気が7メンタノールの雰囲
気となるよう構成したものである。
作用
これまでの文献や実験などでブラシしゅう動部とコミュ
テータ・セグメントの溶着し易い状態、あるいは溶着や
異常摩耗や導通不良の起こり易い状態が解明されつつあ
る。異常の起こり易い状態は、ブラシしゅう動部とコミ
ュテータ・セグメントがしゅう動する部位の雰囲気か、
またはコミュテータ・セグメント自体に不飽和環状炭化
水素が存在したり、吸着したりしている場合である。こ
のとき黒化物(分解生成物、又はメカノケミカル反応で
出来た重合物であるカーボン様のもの、およびブラシと
コミュテータ・セグメント間で生ずるしゅう動摩耗粉が
混じり合ったもの)と言われる異常現象を促進する異物
が生成する。
テータ・セグメントの溶着し易い状態、あるいは溶着や
異常摩耗や導通不良の起こり易い状態が解明されつつあ
る。異常の起こり易い状態は、ブラシしゅう動部とコミ
ュテータ・セグメントがしゅう動する部位の雰囲気か、
またはコミュテータ・セグメント自体に不飽和環状炭化
水素が存在したり、吸着したりしている場合である。こ
のとき黒化物(分解生成物、又はメカノケミカル反応で
出来た重合物であるカーボン様のもの、およびブラシと
コミュテータ・セグメント間で生ずるしゅう動摩耗粉が
混じり合ったもの)と言われる異常現象を促進する異物
が生成する。
この異物は、不飽和環状炭化水素がしゅう動部とコミュ
テータ・セグメント間のアークによって燃焼するとき、
単位体積当たりのカーボン量が多く不完全燃焼すること
と、またその分子構造に起因するものであるが、生成カ
ーボンの結合状態が密となるため、硬質のカーボンがで
きるためと思われる。
テータ・セグメント間のアークによって燃焼するとき、
単位体積当たりのカーボン量が多く不完全燃焼すること
と、またその分子構造に起因するものであるが、生成カ
ーボンの結合状態が密となるため、硬質のカーボンがで
きるためと思われる。
また不飽和環状炭化水素以外の炭化水素の雰囲気、およ
びコミュテータ・セグメントへの吸着でと は、その分子構造に起因するものであるが、生成するカ
ーボンは軟質のものとなり、異常現象にっなからぬ事が
解明されている。これらの現象をもとにして、微量の炭
化水素の吸着したコミュテータ・セグメントを用いて長
期間の運転実験を行った。この実験で、 ■)高温・低湿の場合のコミュテータ・セグメントに異
常摩耗の発生する確率が高い。
びコミュテータ・セグメントへの吸着でと は、その分子構造に起因するものであるが、生成するカ
ーボンは軟質のものとなり、異常現象にっなからぬ事が
解明されている。これらの現象をもとにして、微量の炭
化水素の吸着したコミュテータ・セグメントを用いて長
期間の運転実験を行った。この実験で、 ■)高温・低湿の場合のコミュテータ・セグメントに異
常摩耗の発生する確率が高い。
2)コミュテータ・セグメントに10μg程度の不飽和
環状炭化水素の吸着がある場合、コミュテータ・セグメ
ントの異常が緩和され、小型モータの長寿命化がはかれ
る。(ただし、継続的に不飽和環状炭化水素の補給がな
い場合のデータである)結果が得られた。
環状炭化水素の吸着がある場合、コミュテータ・セグメ
ントの異常が緩和され、小型モータの長寿命化がはかれ
る。(ただし、継続的に不飽和環状炭化水素の補給がな
い場合のデータである)結果が得られた。
そこで、上記現象を考慮した結果、7メンタノールを用
いると、スチレンモノマーやトルエンなどの不飽和環状
炭化水素と異なりその分子構造の中に酸素を有している
ためによく燃焼し、異常現象の一つである硬質の黒化物
生成に対して最も遠い存在となり、カーボン生成があっ
ても極めて軟質のものとなりブラシしゅう動部とコミュ
テータ・セグメントのしゅう動抵抗を減する。
いると、スチレンモノマーやトルエンなどの不飽和環状
炭化水素と異なりその分子構造の中に酸素を有している
ためによく燃焼し、異常現象の一つである硬質の黒化物
生成に対して最も遠い存在となり、カーボン生成があっ
ても極めて軟質のものとなりブラシしゅう動部とコミュ
テータ・セグメントのしゅう動抵抗を減する。
またこの作用は、例えば異常現象の発生する確率の高い
高温・低湿においても7メンタノールの蒸気圧にみあっ
た雰囲気がケース内にえられることと、7メンタノール
が有する極性基により金属表面に強力に吸着するので充
分な効果を得ることが出来る。
高温・低湿においても7メンタノールの蒸気圧にみあっ
た雰囲気がケース内にえられることと、7メンタノール
が有する極性基により金属表面に強力に吸着するので充
分な効果を得ることが出来る。
また、7メンタノールを配する電気接点は、空気の流通
の少ないほぼ密閉に近い構造であるか、その電気接点が
組み込まれる機器そのものが空気の流通の少ない構造の
ものが好結果が得られる。
の少ないほぼ密閉に近い構造であるか、その電気接点が
組み込まれる機器そのものが空気の流通の少ない構造の
ものが好結果が得られる。
7メンタノールの吸着で、Au、Pd、Pt、Ag2等
及びその合金の触媒作用の強い材料を用いた例えば、コ
ミュテータ・セグメントおよびブラシは勿論のこと、C
uなどで出来たそれ、焼結カーボンブラシの表面、およ
びそれ以外のモータを構成する金属部品の表面へも吸着
し、表面へ反応性の高いガス(スチレンモノマー、トル
エン等)が付着することを防止する。これは、7メンタ
ノールが、例えばスチレンモノマー、トルエン等のファ
ンデアワールスの引力より吸着する有機ガスに比べて強
力に吸着するためである。本発明において有効な薬品の
物質名とその性状を次に示す。
及びその合金の触媒作用の強い材料を用いた例えば、コ
ミュテータ・セグメントおよびブラシは勿論のこと、C
uなどで出来たそれ、焼結カーボンブラシの表面、およ
びそれ以外のモータを構成する金属部品の表面へも吸着
し、表面へ反応性の高いガス(スチレンモノマー、トル
エン等)が付着することを防止する。これは、7メンタ
ノールが、例えばスチレンモノマー、トルエン等のファ
ンデアワールスの引力より吸着する有機ガスに比べて強
力に吸着するためである。本発明において有効な薬品の
物質名とその性状を次に示す。
分子式: Cb H9(CIL20H)(ic、H7)
分子構造: 沸騰点:236℃(1気圧) 融点 : 20℃(1気圧) 吸水率二 0%(40℃・90%RI−1・1気圧)
前述の7メンタノールは、ブラシ、コミュテータ・セグ
メント表面、開閉接点構造の上下動スイッチ、リレー、
あるいは、しゅう動接点構造のスライドスイッチ、コネ
クターなどの電気的接続構造の電気接点へ吸着し、単分
子膜を形成するため、潤滑性も極めて向上し、接触部分
の摩耗も著しく減少する。
分子構造: 沸騰点:236℃(1気圧) 融点 : 20℃(1気圧) 吸水率二 0%(40℃・90%RI−1・1気圧)
前述の7メンタノールは、ブラシ、コミュテータ・セグ
メント表面、開閉接点構造の上下動スイッチ、リレー、
あるいは、しゅう動接点構造のスライドスイッチ、コネ
クターなどの電気的接続構造の電気接点へ吸着し、単分
子膜を形成するため、潤滑性も極めて向上し、接触部分
の摩耗も著しく減少する。
実施例
第1図、第2図および第3図は、それぞれ本発明を小型
モータに用いた際の一実施例を示したものである。ここ
で第4図のものと同一名称部分には同一符号を付しであ
る。図において、7は軸受メタル、13はブラシ、14
はブラシなどを保持するブラケット、15はモータケー
ス下、16は7メンタノールを含浸させたフェルト、1
7はロータコア18に巻装したマグネットワイヤー、1
9はモータケース20の内面に固着したフィールドマグ
ネットである。第1図の実施例ではフェルト16はブラ
ケット14上のブラシしゅう動部3の近傍に配置されて
おり、また第2図の実施例ではブラシ基部2」二にフェ
ルト16を取り付けてあり、第3図の実施例ではブラシ
13から離れたケース20に装備している。
モータに用いた際の一実施例を示したものである。ここ
で第4図のものと同一名称部分には同一符号を付しであ
る。図において、7は軸受メタル、13はブラシ、14
はブラシなどを保持するブラケット、15はモータケー
ス下、16は7メンタノールを含浸させたフェルト、1
7はロータコア18に巻装したマグネットワイヤー、1
9はモータケース20の内面に固着したフィールドマグ
ネットである。第1図の実施例ではフェルト16はブラ
ケット14上のブラシしゅう動部3の近傍に配置されて
おり、また第2図の実施例ではブラシ基部2」二にフェ
ルト16を取り付けてあり、第3図の実施例ではブラシ
13から離れたケース20に装備している。
また・いずれの実施例も・ケース内の雰囲気が
17メンタノールによる蒸気雰囲気になりブラシおよび
コミュテータ・セグメント表面に7メンタノールが吸着
する事を目的としたものであり、その手段はこの限りで
はない。
17メンタノールによる蒸気雰囲気になりブラシおよび
コミュテータ・セグメント表面に7メンタノールが吸着
する事を目的としたものであり、その手段はこの限りで
はない。
第6図に、従来品、比較例1)のスチレンモノマー雰囲
気中でのテスト品、比較例2)のトルエン雰囲気中での
テスト品、本発明の7メンタノール雰囲気中でのテスト
品の結果を示す。
気中でのテスト品、比較例2)のトルエン雰囲気中での
テスト品、本発明の7メンタノール雰囲気中でのテスト
品の結果を示す。
なお、7メンタノールの成分に多少の不純物があっても
、7メンタノールは、著しい効果を発揮する。
、7メンタノールは、著しい効果を発揮する。
実施例における第6図の実験の結果を、第3図のモータ
で説明する。このモータは直流モータで、外径30mm
高さ25mmの大きさで定格出力0、IW、試験時の運
転条件は、4.2VDC125mAである。
で説明する。このモータは直流モータで、外径30mm
高さ25mmの大きさで定格出力0、IW、試験時の運
転条件は、4.2VDC125mAである。
このモータの空隙にポリエステルフェルト16をポリフ
ルオロエチレン液で洗浄し脱脂したものに、7メンタノ
ールを含浸させたものを設置したものは、7メンタノー
ルが徐々に蒸発し著しい効果を得ることが出来た。前記
ポリエステルフェルト16は、その繊維の太さとみかけ
比重を変えることによって蒸発スピードのコントロール
が可能である。前記ポリエステルフェルト16のかわり
に連続発泡のプラスチックまたはゴムのスポンジを用い
ても著しい効果を得ることが出来た。
ルオロエチレン液で洗浄し脱脂したものに、7メンタノ
ールを含浸させたものを設置したものは、7メンタノー
ルが徐々に蒸発し著しい効果を得ることが出来た。前記
ポリエステルフェルト16は、その繊維の太さとみかけ
比重を変えることによって蒸発スピードのコントロール
が可能である。前記ポリエステルフェルト16のかわり
に連続発泡のプラスチックまたはゴムのスポンジを用い
ても著しい効果を得ることが出来た。
また焼結されたポーラスなフィールドマグネット19に
7メンタノールを含浸させたものは、0.1ないし0.
3gの保持力があり著しい効果を得ることが出来た。
7メンタノールを含浸させたものは、0.1ないし0.
3gの保持力があり著しい効果を得ることが出来た。
また、ポリエチレンなどの気体透過性のフィルムまたは
ケースに封入し小型モータ内に設置したものも7メンタ
ノールを保持する力があり著しい効果を得ることが出来
た。
ケースに封入し小型モータ内に設置したものも7メンタ
ノールを保持する力があり著しい効果を得ることが出来
た。
なお、第6図において、(a)は60℃、5%RH雰囲
気中での従来品のテスト前の整流波形、300時間テス
ト後の整流波形を示し、(b)は不飽和環状炭化水素ス
チレンモノマー雰囲気中での60℃、5%RH雰囲気テ
スト前の整流波形及び100時間テスト後の比較例1の
整流波形を示しくC)は不飽和環状炭化水素(トルエン
)をコミュテータ・セグメント表面に約10μg吸着さ
せた場合における60℃、5%RH雰囲気テスト前の整
流波形及び300時間テスト後の比較例2の整流波形を
示し、さらに(d)は本発明の7メンタノール雰囲気に
おける60°c、5%雰囲気テスト前の整流波形及び1
500時間テスト後の整流波形をそれぞれ示す。
気中での従来品のテスト前の整流波形、300時間テス
ト後の整流波形を示し、(b)は不飽和環状炭化水素ス
チレンモノマー雰囲気中での60℃、5%RH雰囲気テ
スト前の整流波形及び100時間テスト後の比較例1の
整流波形を示しくC)は不飽和環状炭化水素(トルエン
)をコミュテータ・セグメント表面に約10μg吸着さ
せた場合における60℃、5%RH雰囲気テスト前の整
流波形及び300時間テスト後の比較例2の整流波形を
示し、さらに(d)は本発明の7メンタノール雰囲気に
おける60°c、5%雰囲気テスト前の整流波形及び1
500時間テスト後の整流波形をそれぞれ示す。
発明の効果
以上の説明から明らかなように本発明によれば、下記の
効果を奏する。
効果を奏する。
1)7メンタノールがしゅう動部表面へ吸着することに
より、潤滑作用がはたらき、しゅう接面の異常摩耗や溶
着とそれによる擦過損傷を防止できる効果がある。第1
表にその結果の一例を示ず2)スチレンモノマーやトル
エンなどのベンゼン環を有する有機ガスがあっても、し
ゅう動部表面へ吸着した7メンタノールの皮膜で保護さ
れ、黒化物の生成も微少となり接点間の接触不良の発生
を防止できる。また接触不良を起こさないため、電気ノ
イズの発生も減少し、例えば小型モータに用いた際には
速度の安定化も図られ、結果的には、1〜30■程度の
比較的低電圧用の小型モータが使用される機器のワウ・
フラッタ−を低減する。第1表にその結果の一例を示す
。
より、潤滑作用がはたらき、しゅう接面の異常摩耗や溶
着とそれによる擦過損傷を防止できる効果がある。第1
表にその結果の一例を示ず2)スチレンモノマーやトル
エンなどのベンゼン環を有する有機ガスがあっても、し
ゅう動部表面へ吸着した7メンタノールの皮膜で保護さ
れ、黒化物の生成も微少となり接点間の接触不良の発生
を防止できる。また接触不良を起こさないため、電気ノ
イズの発生も減少し、例えば小型モータに用いた際には
速度の安定化も図られ、結果的には、1〜30■程度の
比較的低電圧用の小型モータが使用される機器のワウ・
フラッタ−を低減する。第1表にその結果の一例を示す
。
3)7メンタノールの潤滑作用により、例えば動作電圧
:1〜30■、電流値:100mA前後のマイクロモー
タを7メンタノールの雰囲気で運転すると、電流値が5
〜10%減少し、省エネルギー化がはかれる。第1表に
その結果の一例を示ず。
:1〜30■、電流値:100mA前後のマイクロモー
タを7メンタノールの雰囲気で運転すると、電流値が5
〜10%減少し、省エネルギー化がはかれる。第1表に
その結果の一例を示ず。
4)7メンタノールがしゅう動により発生する振動を抑
えるダンピング効果を有し、1〜10%の機械雑音の減
少を可能とする。第1表にその結果の一例を示す。
えるダンピング効果を有し、1〜10%の機械雑音の減
少を可能とする。第1表にその結果の一例を示す。
5)7メンタノールの吸湿性は、親水性を有する−OH
基と疎水性を有する一C−C−(炭素結合部)のバラン
スが理想的であり40℃・湿度90%RHの雰囲気中で
も吸水率は、20%以下となり金属を腐食するほど湿潤
することなく潤滑効 !果の大きいものとなる。
基と疎水性を有する一C−C−(炭素結合部)のバラン
スが理想的であり40℃・湿度90%RHの雰囲気中で
も吸水率は、20%以下となり金属を腐食するほど湿潤
することなく潤滑効 !果の大きいものとなる。
前記1)〜5)の結果、電気接点の品質が向上し寿命を
大幅に延ばすことができた。
大幅に延ばすことができた。
第1図および第2図はそれぞれ本発明を小型モータに用
いた際の実施例の構成図、第3図は本発明の実施例のモ
ータの半断面図、第4図は一般的なブラシ、コミュテー
タの構成を示す図、第5図(a)〜(C)はそれぞれ従
来例のブラシしゅう動部の代表的構成を示す図、第6図
(a)〜(d)は本発明の効果を確認した小型モータの
整流波形を示す図である。 3・・・・・・コミュテータしゅう動部、4・・・・・
・コミュテータ・セグメント、16・・・・・・フェル
ト、20・・・・・・モータケース。
いた際の実施例の構成図、第3図は本発明の実施例のモ
ータの半断面図、第4図は一般的なブラシ、コミュテー
タの構成を示す図、第5図(a)〜(C)はそれぞれ従
来例のブラシしゅう動部の代表的構成を示す図、第6図
(a)〜(d)は本発明の効果を確認した小型モータの
整流波形を示す図である。 3・・・・・・コミュテータしゅう動部、4・・・・・
・コミュテータ・セグメント、16・・・・・・フェル
ト、20・・・・・・モータケース。
Claims (1)
- 接点を内臓したケース内に7メンタノールの雰囲気を持
たせたことを特徴とする電気接点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17000585A JPS6231975A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 電気接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17000585A JPS6231975A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 電気接点 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6231975A true JPS6231975A (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=15896821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17000585A Pending JPS6231975A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 電気接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6231975A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231345A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モ−タ |
JPS6463033A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-09 | Kao Corp | Water-in-oil type emulsified composition |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP17000585A patent/JPS6231975A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231345A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モ−タ |
JPS6463033A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-09 | Kao Corp | Water-in-oil type emulsified composition |
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