JPS62163215A - 電気接点 - Google Patents

電気接点

Info

Publication number
JPS62163215A
JPS62163215A JP479486A JP479486A JPS62163215A JP S62163215 A JPS62163215 A JP S62163215A JP 479486 A JP479486 A JP 479486A JP 479486 A JP479486 A JP 479486A JP S62163215 A JPS62163215 A JP S62163215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hexanediol
carbon
brush
ethyl
wear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP479486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0614449B2 (ja
Inventor
宇田 成徳
舟見 準
恵理子 神谷
滋 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61004794A priority Critical patent/JPH0614449B2/ja
Publication of JPS62163215A publication Critical patent/JPS62163215A/ja
Publication of JPH0614449B2 publication Critical patent/JPH0614449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は種々の電気機器用の電気接点、特に長期にわた
り性能を維持できる上下動接点、スライドスイッチ、リ
レー、コネクター等の種々の電気接点に関する。
〔従来の技術〕
従来より種々の電気機器に用いられている電気接点、例
えば上下動接点、スライドスイッチ、リレー、コネクタ
ー等の電気接点はその動作中経時的にそれらの部分に異
物が形成蓄積されることが知られている。これらの異物
は時には電気火花により、あるいは接点の摩耗により生
じ、経時的に蓄積されてM、!IC機器例えば上下動接
点、スライドスイッチ、リレー、コネクター等、また電
気接点および摺動部を併せ有する小型モーター等の性能
を低下させ、ひいては機能を破壊してしまうことがある
これについて接点開閉回数が最も多く、かつ摺動部も有
する代表例として小型モーターをとりあげて説明する。
小型モーターにおいてはブラシおよびコミュテータが組
み込まれており、このブラシは大きく分けて二種類ある
。その一つは弾性を有する導電材料、例えば銅、ベリリ
ウム鋼、銅チタン合金、リン青銅、洋白からなる薄板材
あるいは線材に貴金属またはその合金(例えばAu 、
 Pa 。
Pt 、 Ag 、 Ou等およびこれらの合金)材料
をクラッドするか、スポット溶接によって接合した構造
になっている。またもう一つは上記薄板材または線材の
一部に焼結カーボンブラシ(例えばカーボン、Agカー
ボン、Cuカーボン、Ag0uカーボンおよびこれらの
材料にSiO、Mo5t 、 Pb。
エポキシ樹脂等を添加剤として配合したブラシ)を導電
性接着剤、スポット溶接、あるいはカシメ方式等の手段
で接合した構造になっている。
これらのブラシを有する小型モーターにおいては動作時
、即ちコミュテータ回転時に相互に摺動するコミュテー
タセグメントとブラシ摺動部とが、その接触点の断続に
より電気火花を発生し、この電気火花の発生に伴って電
気ノイズを発生し、またコミュテータセグメントとブラ
シ摺動部に消耗や溶着を発生する。またコミュテータ回
転時にブラシ摺動部に不必要な振動を生じ、これによっ
てもブラシ摺動部のコミュテータセグメントに対する接
触面に異常な溶着が生じ、火花発生に伴う異物が生成さ
れることがしばしば起る。
上述した如き溶着や異物が発生すると、これらが更にコ
ミュテータセグメントおよびブラシ摺動部を擦過して擦
傷を与え、この擦過によって生ずる切屑もしくは摩耗屑
がコミュテータセグメント間のギャップ部に溜り、コミ
ュテータセグメント相互が導通されて口絵不安定を発生
する。またブラシ摺動部およびコミュテータセグメント
の面粗度を大にし、ブラシの振動を大にする原因となり
、これが更に電気火花の発生を助長し、益々異常摩耗、
異物生成を促進させる結果となり、電気ノイズの増大、
整流位置のズレ等モーター性能そのものの低下をもたら
すことになる。
一般にコミュテータセグメントの材料は、Au。
P(L 、 Ag等の貴金属合金(例えばAg0u 、
 Ag0d 。
Ag0uOd 、 Ag0uTi等の合金)からなる。
これに対しブラシが前述した貴金属またはその合金から
なるとき、何れも表面エネルギーが高く、かかるコミュ
テータセグメントとブラシがほぼ同様の材質からなるた
め、相互摺接面で擦過傷が発生し易い。また前述したカ
ーボンのみからなるブラシの場合にも貴金属合金ブラシ
と比較して摺動抵抗は小さくなるとは言え、電気火花に
よる消耗が大きく、またカーボン中に混入しているSi
Ox等の不純物による擦過傷の危険性がある。
また貴金属と組合せたカーボンブラシの場合には、上述
した貴金属合金ブラシの場合と同様の欠点を有している
なおコミュテータとブラシ摺動部の異常摩耗および溶着
に関し、文献によれば不飽和芳香族炭化水素の雰囲気が
、電気接点近くに存在したり、これらに吸着されたとき
、黒化物(これらの分解により生じたカーボンおよびブ
ラシとコミュテータセグメントとの間で生ずる摩耗粉の
混合したもの)と称される異物が生成する。
これは不飽和芳香族炭化水素(例えばトルエン、スチレ
ン等)が不完全燃焼するとき、生成するカーボン量が多
いためであり、このカーボンは比較的に密な硬質のもの
となる。このカーボンの生成、即ちブラシおよびコミュ
テータセグメントにカーボンが適度に付着すると、ブラ
シの摩耗そのものは減少させる。しかしながらかかる不
飽和芳香族炭化水素から生成したカーボンによる異物の
形成は長期間使用中小型モーターのワウ・フラッタを増
大させる欠点を有すス − 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した小型モーターの例におけるブラシとコミュテー
タの摺動により発生するブラシおよびコミュテータの消
耗、溶着の発生、これによる擦過損、機械的摩耗による
モーターの性能低下および寿命短縮、および開閉接点構
造の上下動スイッチ、リレー、あるいは摺動接点構造を
有するスライドスイッチ、コネクター等の電気接続構造
の電気接点の消耗、溶着の発生はこれらの機器における
大きな欠点となっている。
従って本発明は上述した如き種々の電気接点の欠点を克
服することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は1.6−ヘキサンジオールおよび/または2−
エチル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を有する電
気既器用電気接点にある。
本発明で使用する1、6−ヘキサンジオールは融点42
.8°C1沸点760爾Hg、で208°C11C11
Onで134°Cの物質であり、また2−エチル−1,
3−ヘキサンジオールは油状の液体で沸点は760 r
tmHgで244.2°C150顛Hgで163°Cs
lC51Oで129°Cの物質である。
上述した1、6−ヘキサンジオールおよび2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールは本発明によれば、それぞれ
単独であるいは両者を混合して使用することができる。
本発明に従い1.6−ヘキサンジオールおよび/または
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを使用するに当
っては、上下動スイッチ、リレー、スライドスイッチ、
コネクター等の電気的接続構造の電気接点を構成する材
料に含浸または塗布してもよく、あるいはその近傍に塗
布してもよく、あるいはフェルト、スポンジ等に含浸さ
せ、これを上述した如き電気接点の近傍に固着もしくは
接着させてもよい。何れにしても1,6−ヘキサンジオ
ールおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ールが塗布され、もしくは蒸発されて電気接点部にこれ
らの雰囲気を作らせるようにする。このため上記電気接
点部は一定のケース内に内包させるのが好ましく、この
ケースは必ずしも気密にする必要はないができる限り気
密に近い構造にするのが好ましい。
例えば小型モーターにあっては本発明による1、6−ヘ
キサンジオールおよび/または2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール含浸材料をモーターケース内の一部、例
えばブラケットあるいはブラシ固定部材に接着固定する
とよい。
〔作用〕
本発明で使用する1、6−ヘキサンジオールおよび/ま
たは2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは電気接点
部に塗布するか、その近傍に存在させてその雰囲気を電
気接点の周囲に形成させたとき、それらが電気接点構成
部の表面に吸着されて薄膜を形成し、これらが電気火花
および摺動による異物の形成を減少させる。
本発明により使用する1、6−ヘキサンジオールおよび
/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオールは、電
気接点例えば小型モーターのブラシおよびコミュテータ
セグメントの接触部において電気火花が生ずると、前述
した不飽和芳香族炭化水素と同様に不完全燃焼し、カー
ボンを発生する。しかしながら1,6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの不完全燃焼で生ずるカーボンは不飽和芳香族炭化水
素より生成するカーボンとは異なり、比較的軟質であり
、またその生成するカーボンの量も少ないため前述した
黒化物の生成の如く、コミュテータセグメント間の導通
のような異常発生を生ずることがなく、従ってモーター
のワウ・フラッタを増大させることがない。
また電気接点の周囲雰囲気中に1,6−ヘキサンジオー
ルおよび2−エチル−1,3−ヘキサンジオールおよび
前述した如き不飽和芳香族炭化水素が共存するときでも
、前述した如き不飽和炭化水素の燃焼による黒化物の生
成はないか、あっても非常に少なくなる。これは1,6
−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル−1,3
−ヘキサンジオールに含まれる極性基のため、電気接点
に不飽和芳香族炭化水素より優先的にかつ強力に吸着せ
しめられ、これが黒化物の付着、蓄積を防止するためと
考えられる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 接点開閉回数の多い小型モーターを用いて試験した。ポ
リエステルフェルトをフルオロエチレンで洗浄脱脂し、
これにそれぞれ1,6−ヘキサンジオール(実験1)、
2−エチル−1゜3−ヘキサンジオール(実験2)、1
.6−ヘキサンジオールと2−エチル−1,3−ヘキサ
ンジオール(50:50)混合物(実験3)を含浸せし
め、それぞれを小型モーター内のブラケットに接着させ
て、小型モーター内に上記各材料の雰囲気を形成させた
また比較のため、上述したのと同じフェルトにそれぞれ
スチレンモノマー(実験4)またはトルエン(実95)
を含浸させ、これらもそれぞれ小型モーター内のブラケ
ットに接着させてそれぞれの雰囲気を形成させた。
また別の比較実験6として何も使用せずに、大気雰囲気
のままの通常の小型モーターを使用した。
使用した小型モーターは外径30履、高さ25Iで定格
出力0.IWであり、これを直流4.2V。
25mAで運転した。その結果を表1に示す。
表  1 上記データから実験6に比し本発明による1゜6−ヘキ
サンジオールおよび/または2−エチ/l/−1,3−
ヘキサンジオールの雰囲気(実験1.2および3)を設
けた小型モーターにおいてはカーボンブラシの摩耗が1
000時間後において非常に少なくなることが明らかで
ある。
なおスチレンモノマーおよびトルエンW囲気(実験4お
よび5)と比較したとき、カーボンブラシの摩耗量に大
差はなかったが、その300時間運転後のワウ・フラッ
タの減少において本発明による1、6−ヘキサンジオー
ルおよび/または2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルの雰囲気を設けた小型モーターは非常にすぐれている
ことが判る。実験4および5においてはカーボンブラシ
そのものの摩耗量は減少させることができるが、スチレ
ンおよびトルエンの燃焼の結果、モーターの性能が低下
し、ワウ・フラッタが増大した。
また実験1〜6のモーターの整流波形図を第1図〜第6
図に示す。
第1図は実験1のモーターの場合であり、+60°C,
5%RHでの試験前および1500時間運転試験した後
の整流波形図であり、第2図は実験2の、第3図は実験
3の同じ整流波形図であり、第4図は実験4のただし1
00時間運転試験後の整流波形図であり、第5図は実験
5のただし300時間運転試験後の整流波形図であり、
第6図は実験6のただし300時間後の整流波形図であ
る。
第1図〜第6図を比較することにより、′本発明による
1、6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールを用いたモーターは長時間、
そのすぐれた性能を維持していることが判る。
〔発明の効果〕
本発明により1.6−ヘキサンジオールおよび/または
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを用いた電気接
点、その側の小型1.モーターは、ブラシおよびコミュ
テータ相互における摩耗を減少させることができ、異物
の生成を減少させ、ワウ・フラッタを低減させることが
でき、更にそれらの性能を長時間維持することができス
   径−+−r受榴悼 々丈、宕す A 洗箕小亘真
1b!し九達成することができるすぐれた効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は実施例に示した実験1〜6の小型モー
ターの整流波形図である。 特許出願人  松下電器産業株式会社 第1図 第2図 ND 第3121 第4図 第5(71 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1,6−ヘキサンジオールおよび/または2−エチ
    ル−1,3−ヘキサンジオールの雰囲気を有する電気機
    器用電気接点。
JP61004794A 1986-01-13 1986-01-13 電気接点 Expired - Lifetime JPH0614449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61004794A JPH0614449B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電気接点

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61004794A JPH0614449B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電気接点

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163215A true JPS62163215A (ja) 1987-07-20
JPH0614449B2 JPH0614449B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=11593680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61004794A Expired - Lifetime JPH0614449B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電気接点

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614449B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62196047A (ja) * 1986-02-21 1987-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 小型モ−タ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62196047A (ja) * 1986-02-21 1987-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 小型モ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0614449B2 (ja) 1994-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62163215A (ja) 電気接点
JPS62160614A (ja) 電気接点
JPH068426B2 (ja) 潤滑剤
JPH0674431B2 (ja) 潤滑方法
JPH0542997B2 (ja)
JPS62163541A (ja) 小型モ−タ
JPH0748328B2 (ja) 電気接点
JPS6231975A (ja) 電気接点
JPS62163540A (ja) 小型モ−タ
JPS6231976A (ja) 電気接点
JPS6155877A (ja) 電気接点
JPS6155813A (ja) 電気接点
JPS6230193A (ja) 潤滑剤
JPS62195092A (ja) 潤滑剤
JPS62170180A (ja) 電気接点
JPS6155196A (ja) 潤滑剤
JPS62196044A (ja) 電気接点
JPS6155197A (ja) 潤滑剤
JPS62196040A (ja) 電気接点
JPS62188190A (ja) 電気接点
JPS62172094A (ja) 潤滑剤
JPS6155195A (ja) 潤滑剤
JPH0674432B2 (ja) 潤滑剤
JPS62195089A (ja) 潤滑剤
JPS6230191A (ja) 潤滑剤

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term