JPS62163125A

JPS62163125A - 電子温度調節器

Info

Publication number: JPS62163125A
Application number: JP61005595A
Authority: JP
Inventors: Toru Shimomura; 徹下村; Kazutomo Osanawa; 長縄　一智
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1986-01-14
Filing date: 1986-01-14
Publication date: 1987-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の分野）本発明は、各種の温度制御に使用される電子温度調節器
に関する。

（従来技術とその問題点）電子温度調節器で（Ｊ、温度測定対象の実際の温度と、
設定した目標温度との相関がイつかるように、それらの
温度を表示する表示手段が備えられている。そして、温
度の指示方式としては、次のような全指示形と偏差指示
形の２方式に大別され、従来では、その２方式のうちの
いずれかを採用している。

（１）全指示形入力温度をそのままデジタル数字またはメータによって
指示表示する。

０１）偏差指示形入力温度と目標温度との温度差をメータとかバー状（棒
状）ＬＥＤなどにより指示表示する。

しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、次のような欠点があった。

■全指示形の欠点入力温度を直読できる利点があるものの、目標温度に達
しているかどうかを見るために、その表示された温度と
目標温度とを見比べな（）ればならず、使用上不便であ
った。また、メータによるものの場合、暗い場所では読
み取りにくい上に、入力温度を正確に把握しづらい欠点
かぁ−、た。

■偏差指示形の欠点入力温度と目標温度との温度差を容易に見ろことができ
る利点があるものの、それがメータとかバー状Ｌ　ＥＤ
などによって指示されるものであるため、しかも、偏差
としては、より細かく温度差を表示する必要があるため
、その表示可能な範囲が小さくならざるを得ず、その範
囲から外れていると温度差が表示されない欠点があった
。また、メータおよびバー状Ｌ　Ｅ　Ｄのいずれにおい
ても、その指示表示状態と温度差との関係の確認が人為
的な判断によるものであるため、誤差を生じゃすい欠点
があった。

（発明の目的）本発明は、このｊ；うな事情に鑑みてなされたものであ
って、入力温度および温度差のいずれをも、正確かつ容
易に読み取ることができるようにオろことを目的とする
。

（発明の構成と効果）本発明は、このような目的を達成するために、人力温度
を電気信号に変換して出力する入力温度出力手段と、目
標温度を設定ずろ温度設定手段と、前記入力温度と前記
目標温度との温度差に対応する偏差信号を出力する偏差
出力手段と、前記入力温度信号と前記偏差信号それぞれ
をデジタル信号に変換して出力するＡ／Ｄ変換器と、前
記デジタル信号に応答して前記入力温度または前記温度
差を数字で表示するデジタル表示手段と、前記デジタル
表示手段に表示される数字を前記入力温度と前記温度差
とに択・的に切り換える切換手段とを備えて構成する。

この構成によれば、温度制御の開始直後などにあっては
、デジタル表示手段によ−・て入力温度そのものを数字
で表示させ、その入力温度を見て人力温度の変化状態を
確認でき、また、目標温度に近い状態では、切換手段を
切り換え、デジタル表示手段によって偏差信号に基づく
温度差を数字で表示させ、温度差を確認できる。

したがって、入力温度と温度差のいずれをも、人為的な
判断による従来のように誤差を生じたりすることなく、
デジタル表示手段により数字で適確に確認でき、使用上
極めて便利になった。

また、入力温度および温度差それぞれを同じデジタル表
示手段によって選択的に表示するから、それぞれについ
て各別に表示手段を設ける場合に比べ、構成的にコンパ
クトにかつ安価にできる利点がある。

（実施例の説明）以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。図面は、本発明の実施例に係る電子温度調節器の
構成を示す回路図である。この図において、■は、入力
温度を検出する温度センサとしてのソース熱電対、２は
入力温度出力手段、３は温度設定手段、４は偏差出力手
段、５は比較手段、６は駆動手段である。

前記入力温度出力手段２では、前記ソース熱電対Ｉで発
生した熱起電力を増幅器７により増幅して出力し、その
出力を、前記偏差出力手段４の差動増幅器８の正相入力
端に導くとともに、第１および第２抵抗９　ａ、　９　
ｂにより分圧し、１　ｍ　ｖ　／　℃になるようにレベ
ルを調整して切換手段１０の第１切換接点１０ａに導く
ようになっている。図中１１は、冷接点補償用センサと
してのザーミスタである。

前記温度設定手段３では、可変対抗器１２により、設定
した目標温度に対応する電圧を出力させ、その電圧出力
を、差動増幅器１３により、前記入力温度設定手段２か
らの出力信号に対応するレベルにまで増幅して差動増幅
器８の負相入力端に導くとともに、出力インピーダンス
を低くするバッファとしての機能を発揮するようになっ
ている。

前記偏差出力手段４では、入力温度出力手段２からの出
力信号と温度設定手段３からの出力信号との差、即ち、
前記入力温度と前記目標温度との温度差に対応する偏差
信号を増幅し、その出力を比較手段５のコンパレータ１
４の負相入力端に導くとともに、第３および第４抵抗１
５ａ、１５ｂに３Ｊ、り分圧し、ｉ　ｍ　ｖ　／　℃に
なろようにレベルを調整して切換手段ＩＯの第２切換接
点１０ｂに導くようになっている。この偏差出力手段４
においては、人力温度と１１標温度とが等しいときには
出力電圧が０”になり、入力温度〉目標温度のときには
正の電圧を出力し２、人力温度〈目標温度のときには負
の電圧を出力する。

前記比較手段５においては、偏差出力手段４からの出力
電圧のレベルと、基準電圧のレベルとを比較し、入力温
度〉目標温度のときには′Ｉ７”レベルの信号を出力し
、入力温度〈目標温度のときには“Ｈ”レベルの信号を
出力するようになっている。

前記駆動手段６では、前記コンパレータ１４からの出力
に応動して、スイッチング・トランジスタ１６を導通・
非導通に切り換え、それにより、制御出力リレー１７を
ＯＮ、０ＦＦＩ、、例えば、ヒータなどの制御対象に通
電して、入力温度を目標温度に維持するといった制御を
行なうようになっている。

前記入力温度出力手段２および前記偏差出力手段４そイ
１ぞれでの増幅度は大きく設定され、耐ノイズ性の向上
や増幅器７．８のオフセット電圧の影響減少が図Ｃ）れ
ている。

Ｉ８はＡ／Ｄ変換器であり、切換手段１０のスイッチＩ
Ｏｃの切り換えによって択一・的に取り込まれる入力温
度信号または偏差信号それぞれをデジタル信号に変換し
、それに対応したＢＣＤコードを出力するようになって
いる。

１９は、前記デンタル信号に応答して前記入力温度また
は前記温度差を数字で表示するデジタル表示手段であり
、７セグメントの１日」の字形の液晶により設定値を４
桁で表示するとともに１（−ｊまたは「−ｊを表示する
表示部２０と、Ａ／Ｄ変換器１８からのＢＣＤコードを
、表示部２０を駆動するためのコードに変換して出力す
るデコーダ２１と、表示部２０の各桁を連続的に点灯表
示するためにドライブする桁ドライバ２２とが備えられ
ている。

以上の構成により、スイッチ］Ｏｃを第１切換接点１０
ａに接続した状態では前記入力温度を、そして、スイッ
チＩＯｃを第２接点］Ｏｂに接続した状態では前記温度
差を、それぞれし−＋−」Ｊ−ｊの記号とともに表示部
２０に数字でもって表示できるのである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例に係る電子温度調節器の構成を
示す回路図である。２・・・入力温度出力手段、３・・・温度設定手段、４
・・偏差出力手段、ＩＯ・・・切換手段、１８・・・Ａ
／Ｄ変換器、ＩＯ・・・デジタル表示手段。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）入力温度を電気信号によって出力する入力温度出
力手段と、目標温度を設定する温度設定手段と、前記入力温度と前記目標温度との温度差に対応する偏差
信号を出力する偏差出力手段と、前記入力温度信号と前記偏差信号それぞれをデジタル信
号に変換して出力するＡ／Ｄ変換器と、前記デジタル信
号に応答して前記入力温度または前記温度差を数字で表
示するデジタル表示手段と、前記デジタル表示手段に表示される数字を前記入力温度
と前記温度差とに択一的に切り換える切換手段とを備え
た電子温度調節器。