JPS62163084A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は静Ｍ、複写機、同プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 走行する像担持体の表面に帯電した粉体状のトナーによ
って静電的にトナー像を形成し、これに紙を主とするシ
ート状の転写材を当接させて該トナー像をこれに転写し
たのち、転写材はこれを定着部位に搬送してハードコピ
ーを形成するとともに、転写時、転写に寄与せず像担持
体に残る残留トナーを適宜のクリーニング器で除去する
ように構成した画像形成装置は従来から周知である。

このようなものにおいては、従来から一旦クリーニング
器に収容されたトナーをふたたび現像器に回収して再使
用するようなものがすでに提案されている。

このような場合、これまでひろく汎用されていた、単一
の現像器に一個のクリーニング器を対応させたような構
成のものにあってはとくに問題はなかったが、近来次第
に賞月されるようになってきている、複数個の現像器を
装着した装置あるいは複数の現像器のいずれかを選択的
に画像形成装置に装着使用するように構成し、それぞれ
の現像器に色や特性を異にするトナーを収納して使用す
るように構成したものにあっては、種々なトナーがクリ
ーニング器に混合収納されてしまうので再使用が事実上
不可能であって、使用ずみのトナーはすべて捨てざるを
得なかった。

本発明はこのような現状に対処すべくなされたものであ
って、とくに磁性トナーと非磁性トナーとを共用するよ
うな場合に両者を効率よく分離しさらに磁性を利用して
磁性トナーを回収再使用できるようにして、トナーを有
効に利用してランニングコストの低減をはかり得る画像
形成装置を提供することを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために、本発明においては、前述のような複数種
のトナーを使用するような静電転写方式による画像形成
装置において、そのクリーニング器に収容されたトナー
を磁石を用いて磁性トナーと非磁性トナーとに分離し、
さらに分離した磁性トナーを磁性トナーを収納した現像
器に返送再使用できるように構成したことを特徴とする
ものである。

この場合、最も多用するトナーをこれにあてることによ
ってトナーを効率的に使用しコストの低下をはかること
ができる。

（実施例の説明） 第１図は本発明を回転円筒状の像担持体（感光体という
）１をそなえた複写機に適用した実施例を示す要部の概
略側面図であって、感光体表面感光層に形成された静電
潜像に、現像器２からトナーが供給されて該潜像がトナ
ー顕像となり、ついで転写帯電器４をそなえた転写部位
に、前記トナー像とタイミングを合せて搬送路３から供
給されるシート状の転写材（不図示）が前記トナー像に
当接して転写が行なわれ、さらに分離帯電器５によって
転写材は感光体から分離して不図示の定着部位に搬送さ
れるものとする。

一方、前記転写部位において転写に寄与せず感光体表面
に残る残留トナーは、感光体の回転にともなってクリー
ニング器６の位置に至り、この位置でクリーニング器に
よって除去されて次の画像形成工程にそなえることにな
る。

図示の複写機にあっては、現像器２は複写機本体側に設
けた案内路Ｒ１、Ｒ２に載置されて紙面に垂直方向に移
動して複写機本体に対して着脱自在に装着されており、
図示の場合、この現像器２には磁性トナーが収納されて
いるものとする。

前述のような画像形成工程を経てクリーニング器６に至
った残留トナーは、この位置においてクリーニングブレ
ード６ａによってかき落されてクリーニング器のケーシ
ング内に落下し、ついでスクリューコンベア６ｂによっ
て紙面に垂直方向に運ばれてケーシング外に排出される
。

スクリューコンベア６ｂの端部には適宜の駆動源によっ
て回動する磁気ローラ７が配されており、排出された磁
性トナーはこれに吸着されることになる。

第２Ａ図から判るように、前記磁性ローラ７と現像器２
との間にはトナー搬送手段９が懸架しである。この搬送
手段９は、ハウジング１０と、その内部にあって不図示
の駆動源によって駆動されるローラｌｌａ、ｌｌｂなら
びにこれらローラに捲回され、ゴム磁石のような磁性材
料からなる磁気ベルト１２とを有している。

さらに、前記ローラ１１ｂは現像器２の側部近傍に至っ
ており、現像器２に設けた突壁２ａの開口部分に臨んで
いて、現像器側に配した磁気ローラ２Ｃに対向している
。

したがって、スクリューコンベア６ａによって排出され
て磁気ローラ７に吸着捕捉されたトナーは、さらに磁気
ベルト１２に移り、その移動にともなって矢印方向に進
行して磁気ローラ２Ｃに近接してこれに転移することに
なる。

このトナーはスクレーパ２ｂによってかき落されて現像
器内に至ってふたたび現像作用にそなえることになる。

なおこの場合、クリーニング器から現像器に搬送される
トナーはすべて磁力によって夫々の部分において吸着さ
れた状態で処理されるので、クリーニング器のケーシン
グと搬送手段のハウジングあるいはこれと現像器側の突
壁との間に密封性はそれはと精密に行なわれなくても外
部にトナーが飛散するようなことはなく、装置内を汚損
することなく現像器を交換することはきわめて容易に可
能である。

なお、磁気ベルト１２よりも磁気ローラ２ｃの磁力を強
くし、かつ周速度を速くすることによってトナーの授受
をより一層円滑に行なうことができる。

現像器２を装置本体から取り出して、これを非磁性トナ
ーを収納した現像器２１（第２Ｂ図参照）と交換した場
合には、第２Ｂ図に示すように、これを定位置に配した
とき前記搬送手段の出口側の開口部分に対応するように
、その側壁部に突壁２１ａを形成して該開口部分を閉塞
するように構成するものとする。

このように構成することによって磁気ベルトに残ってい
るなどの磁性トナーが現像器２１内に侵入することを阻
止できる。

勿論クリーニング器内に集められた非磁性トナーは磁気
ローラ７に吸着されることはないから、そのままケーシ
ングの下段スペース６ｓに落下し、スクリューコンベア
６ｃによって紙面垂直方向に搬送されて装置外に排出さ
れ、適宜のトナー収納容器（不図示）に捕集されるもの
とする。クリーニング器のケーシングにはファン１３が
配されており、磁気ローラ７のほぼ接線方向に空気流を
付与するようになっていて、これによって交番磁界によ
るトナーの振動と相まって効率的に磁気ローラ７、ハウ
ジング９端部近傍に貯留しがちなトナーを除去するもの
とする。

また、このような空気流を形成することによって、磁性
トナー、非磁性トナーを何回も使い分けているうちに、
磁気ローラ７などの近傍に両種のトナーが混在付着する
ようなことがあっても、これを除去して、とくに磁性ト
ナーに非磁性トナーが混合することを有効に阻止するこ
とができる。

以上のような構成となっているので、たとえば黒色の磁
性トナーを収納した現像器と、赤、青、緑色などの非磁
性カラートナーを収納した現像器を選択的に装置本体に
着脱することによって、各色のコピーを容易に得ること
ができる。

そして、いっばんに他色トナーに比して格段に使用量の
多い黒色トナーに磁性トナーを使用することによって、
このトナーのみを回収再使用することが可能となり、ト
ナーの有効利用をはかることができる。

カラートナーの回収にあたって、実際問題として、その
なかに若干の磁性トナーが混入することを避けることは
困難であるが、その量は微量であって、このことが上記
の、トナー利用の有効性を減殺することはない。

勿論磁性トナーとしては黒色トナーに限定されるもので
はなく、ユーザの必要度に応じて任意のカラートナーに
磁性トナーを用いることができることは当然である。

トナーとしては、−成分系、二成分系いずれのものでも
使用可能であり、また、同一色のトナーを一般文書用、
写真用などに使い分けることもできる。

第３図はひとつの画像形成装置本体内に複数個の（図示
のものにあっては２個）現像器を装着した実施例を示す
ものであって、前述の装置と対応する部分には同一の符
号を付して示してあり、それらについての説明は省略す
る。

回転円筒状に形成された感光体ｌの近傍には、磁性トナ
ーを収納した現像器２と、非磁性トナーを収納した現像
器２１ならびに、前述のクリーニング器６と同様のクリ
ーニング器が配されている。

各クリーニング器２．２１はそれぞれ一端を装置本体に
取着したばね１４及び１５によって牽引されて後退した
非作動位置に偏倚されており、さらに、不図示のスイッ
チなどによって付減勢されるソレノイド１６．１７が取
着しである。

図示の場合、ソレノイド１７が付勢されており、現像器
２１が作動位置に持ち来たされている。

クリーニング器６と磁性トナー用現像器２どの間には前
述の搬送手段と同様の搬送手段９が配されており、これ
によって磁性トナーの再使用ができることになり、使用
頻度の大きい黒色トナーを収納した現像器はこれを常時
装置本体内に設置しておき、カラートナー用現像器のみ
を交換選択使用するように構成して作業能率の向上をは
かることができる。

なお、このような場合には、現像器２を操作するばね１
４とソレノイド１６の作動を図示の場合と反対にして現
像器２が常時は作動位置にあり、現像器２１が装着され
た場合にのみ後退位置をとるようにすると便利である。

さらにまた、クリーニング器６の下側スペースに収容さ
れた非磁性トナーを、公知の、可撓管とその内部に配し
た搬送スクリューからなる搬送手段１８で連結して非磁
性トナーをも回収するように構成することもできる。

同色の磁性トナーと非磁性トナーとを使い分けるような
場合にはこのようにことも可能であり、これによってト
ナーの利用効率を大幅に向上させることができる。

以上の実施例においては磁性トナーの分離に磁気ローラ
を利用したが、このローラを磁石の代りに電極とし、こ
れに５０Ｈ２、ＩＫＶの交流電界を印加して交番磁界を
発生させるようにしてもよい。

このように構成することにより、該ローラに落下したト
ナーは交番磁界によって振動して磁性トナーと非磁性ト
ナーの塊りをほぐしながらローラの回動につれて非磁性
トナーのみを確実に排除落下させてゆき磁性トナーのみ
を保持搬送する。このとき、ファン１３による空気流の
存在によりトナーの分離はさらに効果的に行なわれる。

このように交番磁界を利用することにより、異種トナー
の分離精度の向上をはかることができる。

（３）発明の効果 本発明は以上説明した構成を具備しており、磁性トナー
と非磁性トナーとを夫々収納する複数の現像器を選択的
に使用するにあたり、残留トナーをトナーの種類によっ
て分別し、磁性トナーを現像器に回収可能としたから、
トナーの利用効率を大幅に向上させ、ランニングコスト
の低減をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例の要部を示す
概略側面図、 第２Ａ図、第２Ｂ図はトナー搬送手段の構成を示す側面
図、 第３図は他の実施態様を示す概略側面図である。 ｌ・・・感光体、２．２１・・Φ現像器、６・・会りリ
ーニンク器、２Ｃ，７６・φ磁気ローラ、９・・争搬送
手段、１２・・・磁気ベルト、第２Ｂ図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性トナー用現像器と、非磁性トナー用現像器と
   を選択的に使用する画像形成装置において、残留トナー
   を収容するクリーニング器に前記両トナーを磁気的に分
   離する手段を設けるとともに、分離した磁性トナーを磁
   性トナー用現像器に回収する手段を設けてなる画像形成
   装置。
2. （２）上記トナーの磁気的分離手段が回転する磁気ロー
   ラである特許請求の範囲第１項記載の画像形成装置。
3. （３）上記トナーの磁気的分離手段が交番磁界である特
   許請求の範囲第１項記載の画像形成装置。
4. （４）上記トナーの磁気的分離手段が磁気ローラの接線
   方向への空気流であることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の画像形成装置。