JPS62162997A - 放射性固体廃棄物の輸送用バスケツトへの格納方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分！ｌ！ｆ 本発明は、放射性固体廃棄物の輸送用バスケットへの格
納方法に関するものである。

従来の技術 原子炉（たとえばＢＷＲ型）で使用済となった第６図に
示す横断面形状が十字状の制御棒（１）および第７図に
示す横断面形状が矩形のチャンネルボックス（２）は廃
棄物輸送容器（以下キャスクと称する）内に格納され、
廃棄物貯蔵施設に搬入され、貯蔵されている。その際に
輸送、貯蔵を行なうに従来では、制御棒＋１＋およびチ
ャンネルボックス（２）をそれぞれ専用のキャスク内に
格納して輸送している。

発明が解決しようとする問題点 上記従来構成によれば、キャスクがきわめて大重量であ
ゃ、かつ収納物であるチャンネルボックスあるいは制御
棒が放射能を有することから、その輸送及び諸作業に手
間と時間とがかかり、制御棒ｆｌ＋とチャンネルボック
ス（２）とをそれぞれ専用キャスクで何回も輸送するこ
とは経済性の面からも不適当である。

本発明は上記問題点を解消した放射性固体廃棄物の輸送
用バスケットへの格納方法を提供することを目的とする
。

問題を解決するだめの手段 上記問題を解決するため、本発明の放射性固体廃棄物の
輸送用バスケットの格納方法は、廃棄物輸送容器に挿抜
自在なバスケット内に、横断面形状が十字状の制御棒と
、横断面形状が矩形のテヤンネルボックスとを、前記制
御棒の板状部外面にチャンネルボックスの外面を接近対
向させて格納するものである。

作　　　用 かかる本発明方法によると、制御棒とチャンネルボック
スとを、同時に且つ無駄なスペースが生じないようにバ
スケット内に格納し得、−また強い放射性物体である制
御棒を弱い放射性物体であるチャンネルボックスで囲み
得る。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第５図に基づいて説
明する。（４）はキャスク（５）内に挿入されたバスケ
ットであって、先端部（４Ａ）と本体部（４Ｂ）とから
なり、先端部（４Ａ）は大径円筒（６）により構成され
ている。本体部（４Ｂ）は次のものから構成されている
。すなわち（７）は本体部（４Ｂ）の中央に設けられた
チャンネルボックス専用格納部、（８）はその専用格納
部（７）の両側に２つずつ設けられた制御棒（１＋とチ
ャンネルボックス（２）との兼用格納部でおる。上記専
用格納部（７）は、中央部が互いに一定間隔をおいて平
行する断面コの字形の中央仕切板（９）と、その両仕切
板（９）の底面に配設された底板（１０）と、両仕切板
（９）の内側面に一定間隔ごとに配設されて、その両仕
切板（９）間に複数（この実施例では５つ）のチャンネ
ルボックス格納空間（川を形成する仕切桁（１２）とか
ら構成されている。

前記各兼用格納部（８）は、各中央仕切板（９）の外９
１１１面中央から本体部（４Ｂ）の半径方向に沿っての
びる中央区画板（Ｉ四と、各中央仕切板（９）の外側面
両端から中央区画板（Ｉ濁と平行してのびる端部区画板
０４）と、各中央仕切板（９）と平行に配置されると共
にその中央部が中央区画板−に固着された外側区画板Ｑ
荀と、その各外側区画板（１５１の端と端部区画板０４
）の端との間に配設された区画円弧板（１碕と、底板（
Ｉ７１と、各兼用格納部（８）の中央において底板ａη
に固着された制御板用受座（１樽と、底板ｇ７＋の近傍
に設けられたチャンネルボックス用受座（イ））と、各
兼用格納部（８）の中央において中央仕切板（９）およ
び外側区画板（Ｉ■に固着されたガイドレール伐υと、
谷ガイドレール（２υにそれぞれ２箇所形成された凹部
；２′４にボルト□□□止めされた板ばね製上下位置決
め板（２４１（２１１ｉ１とから構成されている。（５
）は補強リング、（資）はリブ、（ハ）はガイド板、翰
は先端部（４Ａ）と本体部（４Ｂ）とを互いに連結する
連結リングである。

上記上下位置決め板ｔ２４）　蕪は第５図に示すごとく
、上方から見て互いに（α）の間隔をおいて位置ずれし
ておシ、その両者／２４（ロ）で狭い通路を形成し、制
御棒（１）の板状部シース（ＩＡ）を挾んで回らないよ
うに支持するものである。、また本体部（４Ｂ）を横断
する方向に沿って互いに対向する上方（ｆｆｌｉ２決め
板（２→どつし、および下方位置決め板（峨どうしも位
置ずれしている。

以下、上記構成にむける作用につい−Ｃ−ｔ？、明する
。

まずキャスク（５１’ｅ起立させた状態で、吊上げた制
御棒（１）を第２図仮想線で示すごとく適当な兼用格納
部（８）の上方にもたらす。次にその制御棒（１）を下
降させて下端円板部（ＩＢ）を大径円筒部（６）内に位
置させる。そして下端円板部（ＩＢ）をガイド板怒に接
当させて位置決めしたのち、さらＩ、て下降さ一？ると
制御棒！１１の下端円板部（ＩＢ）が上方位置決め板（
２４に当たるが、この上方位置決め板Ｈが板ばね製であ
ることから、簡単に変形し、下端円板部（ＩＢ）の通過
を許容する。次に下端円板部（ＩＢ）が上下の両位置決
め板ｅ２４ｔＪＯ間にきたところで制御棒（１１の降下
を一旦停止し、制御棒ｆ１＋を矢印（Ａ）方向へ回転さ
せる。するとシース（ＩＡ）が上方位置決め板（２嚇に
当たり、位置決めされる（第３図仮想線状態）。また制
御棒１ｌｌＯローラ（ＩＣ）がガイドレール（２１）に
当接する。次に制御棒［１）を再び降下させていくと、
シース（ＩＡ）が下方位置決め板（ハ）の勾横を辿って
降下していき、上下の両位置決め板１２帽畑でシース（
ＩＡ）が挾持され、制御棒ｆｉ＋が回らなくなる。

次に制御棒（１）がほとんど挿入されると、その下面の
ソケッ）　（ｉＤ）が受座０尋の穴に入り、下端円板部
（ＩＢ）がその受座（１８）に載置される。

次に同様にして各兼用格納部（８）内に制御棒ｆｉｌを
挿入した後、チャンネルボックス（２）を各愈用洛納部
（８）の制御＃　（１１で区切られた格納空間内に、す
なわち制御棒＋１１の板状部（ＩＡ）外面にチャンネル
ボックス（２）の外面を接近対向させて挿入し、受座Ｃ
２０１上に載置する。また各チャンネルボックス格納空
間（１１）にチャンネルボックス（２）を挿入する（第
３図仮想線状態）。

次にキャスク（５）に蓋をし、廃棄物貯蔵施設まで搬送
すればよい。

なお、配置状態としては、第８図に示すように制御棒に
４個のチャンネルボックス（２）を対向させる方式や、
第９図に示すように全周に一列（複数列）のチャンネル
ボックス（２）群を配列した方式などでもよく、このよ
うな場合ては放射能のしゃへいをより効果的に行なうこ
とができる。

発明の効果 上記構成の不発明によると、制御棒とチャンネルボック
スとを、同時に且つ無駄なスペースが生シナイようにバ
スケット内にコンパクトに格納することができ、輸送効
果を上げることができる。

Ａ常、制御棒の放射能（１体当り）は、チャンネルボッ
クス（１体肖り）の数十倍程度あり、またその放射、腺
のエネルギーも高いため、キャスクに制御棒を単独で複
数２個同キャスクに収納した時のキャスク外部線量率ン
ユ、チャンネルボックスを複数個同キャスクに収、１ｎ
シた時に比べて１０００倍程度高くなる。このため同キ
ャスクに複数個の制御棒と複数個のチャンネルボックス
を同時に収納した場合、チャンネルボックスのキャスク
外部線量率に与える影響は無視し得る程度である。

本発明にンいては、制御引棒とチャンネルボックスを複
数個同時に収コロするのでチャンネルボックスは線源と
してキャスク外部線量率に寄与するより、むしろそのも
の自体が制＃棒の放射線に対するじゃへい体の役割をす
る。つまり、チャンネルボックスを収納することにより
線量率が増加するより制御棒の放射線に対するじゃへい
効果の方が勝り、キャスクの外部線量率を低減できる。

言い替えれば、キャスク口片のしゃへい厚さを薄くする
ことができ、キャスクの製作費の低減に寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示し、第１図は一
部切欠き正面図、第２図は第１図のＩ−■矢視図、第３
図は第１図の■−■矢視図、第４図は第１図のＩＶ　−
ＩＶ矢視図、第５図は第１図のＶ−Ｖ矢視図、第６図は
制御棒の斜視図、第７図はチャンネルボックスの斜視図
、第８図、第９図は別の配置例を示す概略平面図である
。 ｆｉｌ・・・制御棒、（２）・・・チャンネルボックス
、（４）・・・ノ（スケッ）、＋５１・・・キャスク（
収納容器）、＋８１・・・兼用格納部、シ（１）・・・
上方位置決め板、（ハ）・・・下方位置決め板 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第を図 第７図 ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、廃棄物輸送容器に挿抜自在なバスケット内に、横断
   面形状が十字状の制御棒と、横断面形状が矩形のチャン
   ネルボックスとを、前記制御棒の板状部外面にチャンネ
   ルボックスの外面を接近対向させて格納することを特徴
   とする放射性固体廃棄物の輸送用バスケットへの格納方
   法。