JPS62162020A - 炭素化炉用水封装置 - Google Patents

炭素化炉用水封装置

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JPS62162020A
JPS62162020A JP29833485A JP29833485A JPS62162020A JP S62162020 A JPS62162020 A JP S62162020A JP 29833485 A JP29833485 A JP 29833485A JP 29833485 A JP29833485 A JP 29833485A JP S62162020 A JPS62162020 A JP S62162020A
Authority
JP
Japan
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water
carbonization furnace
deaerated
outlet
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP29833485A
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English (en)
Inventor
Naomasa Miyahara
宮原 直正
Koichi Imai
宏一 今井
Tsuguhito Takii
滝井 紹仁
Hiroshi Kono
宏 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は炭素化炉用水封装置に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 耐炎化繊維を炭素化繊維に加工するために、たとえば縦
型の炭素化炉が用いられている。
この炭素化炉には、炭素化炉内に空気中の酸素が混入す
るのを防止するための水封装置が設けられる。水封装置
を設けた理由は、繊維の炭素化処理T程中に、酸素が炉
内に混入すると、amの強度に悪影響を及ぼし、かつ、
炉内を高温に加熱するための黒鉛電極を構成する素材の
耐久性が低下するので、これらの問題を未然に防止する
必要があるからである。
このような水封装置を取り付けた整準の炭素化炉の従来
例を、第3図を参照して説明する。
同図に示す炭素化炉は、耐炎化繊維lを縦長の直方体箱
状の炉芯管2の上方に備えた第1ローラ3を介して、耐
炎化繊維1の走行方向を横方向から垂直方向に転換して
、耐炎化繊!It:1をこの炉芯管2内に導くようにな
っている。炉芯管2の底部には、炭素化繊維4が出て行
く出口5が開口しており、この出口5は、炉芯管2の底
部が臨む水槽6に満たした水中に浸漬している。炉芯管
2の下方には不活性ガス導入孔7を設け、この不活性ガ
ス導入孔7からこの炉芯管2内に不活性ガス(たとえば
窒素ガス)を供給するとともに前記炉芯管2の外周に配
置した黒鉛電極ヒータ8で炉芯管2内を加熱し、この加
熱状態下の炉芯管2内に耐炎化繊、itを走行させて炭
素化処理を施した後、この炭素化繊#!4を炉芯管2の
出口5から水槽6内の水中に導き、ここで第20−ラ9
により炭素化繊fa4の走行方向を変えて、水槽6の開
放面から水中外に導出し、次の処理工程に炭素化繊維4
を進ませるようになっている。
尚、同図中、10は前記炉芯管2の下部周側面であって
、水槽6の上方に配置された冷却部であり、冷却水が炉
芯管2の外周部を冷却するように構成されている。また
、11は冷却装置であり、この冷却装置11により前記
水槽6内に所定温度の冷却水を供給するとともに水槽6
の底部に備えた排水管12により水槽6内の水を排水で
きるようになっている。
また、第3図には示してないが、耐炎化繊維lを炉芯管
2内に導入する第10−ラ′3及び水槽6内に配置され
る第20−ラ5は実際には軸方向にある程度の長さを有
し、これらのローラ3.9により任意本数の繊維を炉芯
管2内を走行可能とし、炭素化処理できるように構成さ
れている。
上述したような従来装置においては、不活性ガスを炉芯
管2内に送風させてはいるものの、水槽6中の水は単な
る水であって、その水に溶存しているガス、特に微量の
溶存酸素が炉芯管2内を上昇し炭素化処理中の繊維と接
触し、このため、炭素化繊維の強度を低下させるという
問題がある。
このために、繊維の炭素化処理を行なう場合、溶存酸素
の存在を排除することが要請されるのである。
このため従来においても炉芯管2の下部に既述した如く
10℃程度の水を流通させる冷却部10を設けてこの部
分の温度上昇を抑える一方、不活性ガスを第3図に示す
ように炉芯管2の下部の両側のいずれか一方より炉芯管
2内に吹き出させると共に他方から排気して不活性ガス
のカーテン層を形成し、炉芯管2内への酸素、水蒸気な
どの混入を防止しようとする試みもなされているが、必
ずしも十分な効果を上げることができなかった。
[発明の目的] この発明は上記事情に基いてなされたものであり、炭素
化処理中の繊維に対し溶存ガス、特に溶存酸素が混入す
ることがなく、これにより強度が大きく良質な炭素化繊
維を得ることに寄与する炭素化炉用水封装置を提供する
ことを目的とするものである。
[発明の概要] 上記目的を達成するためのこの発明の概要は、不活性ガ
スの存在下に高温に耐炎化繊維を加熱してこれを炭素化
する炭素化炉における前記炭素化繊維の出口を臨ませた
水槽に、前記炭素化amの出口を封じる程度に脱気水を
満たすと共に、前記炭素化misが通過する領域を除い
て、この脱気水の水面を蓋部材で封じてなることを特徴
とする炭素化炉用水封装置である。
[発明の実施例] 以下にこの発明の実施例を詳細に説明する。
尚、第1図に示す実施例装置において、第3図に示す従
来装置と同一の機能を有するものには同一の符号を付し
、その詳細な説明は省略する。
この装置が従来装置と異なる点は、炉芯管2に、不活性
ガス導入孔7から下方に至るにしたがい小径となるテー
パ状部13と、このテーパ状部13からさらに下方に向
けて等径で延設されると共に水槽6内の水面下に臨ませ
た下部シュート部14とを設けたこと、冷却部10をテ
ーパ状部13に対応した形状にしたこと、水槽6に対し
脱気装置15を取り付は脱気水1Bが循環するように構
成したこと、脱気水16の水面における前記下部シュー
ト部14の挿入部及び炭素化繊11i4が脱気水16か
ら脱する領域を除く部分を、空気遮断機能を有する蓋部
材(たとえばプラスチック板、プラスチックフィルム、
プラスチックシート等) 17で覆ったことである。
尚、同図中18は前記テーパ状部13の内周面において
斜め下方に向けて、かつ、炭素化繊維4の通過を阻害し
ない程度に突設した水蒸気遮蔽板である。なお、この水
蒸気遮蔽板18は、脱気水を10℃以下に冷却するので
あれば、特に設けなくても良い。
前記脱気装置15は、水槽6の底部から導出され水槽6
の側部にまで配管された脱気配管路18と、この脱気配
管路18内を通過する水を加熱するヒータ部20と、ヒ
ータ部20の下流側に接続された第1ポンプ21と、こ
の第1ポンプ21から送出される水をヒータ部20の上
流側に帰還させる復水管22と、第1ポンプ21からの
水をバルブ23を介して取り入れ、再び移送する第2ポ
ンプ24と、この第2ポンプ24からの水を取り入れ、
水中の溶存ガスを脱気することにより脱気水16に変換
し、脱気水配管路25に送出する脱気水生成部26と、
この脱気水生成部26から送出される脱気水16をO〜
10℃程度にまで冷却する脱気水冷却部27とを有して
構成されている。
前記脱気水生成部26は、第2図に拡大して示すように
、第2ポンプ24からの木を取り入れる脱気水槽28と
、この脱気水槽28の上蓋中央部において、軸線が鉛直
方向を有するように配置された中端部に固着され、かつ
、その下面が脱気水槽2日内の水面に浮ぶフロート30
を備えた弁部材31とを具備している。
そして、第2ポンプ24から送られる熱水を、この脱気
水槽28に圧入し、この脱気水槽28内に入れると、熱
水の供給により熱水上に浮かぶフロート30が上昇し、
フロート30の上昇によって閉塞部材29により受は筒
27の開口部が閉塞する。一方、脱気水槽28内の熱水
中の溶存酸素は、カス化してこの脱気水槽28内の上部
空間にたまり、この空間部の圧力が上昇すると、フロー
ト30に対する水の浮力よりもフロート30を下方に押
圧する圧力が犬きくなる。その結果、この空間部内のガ
ス圧により、フロー)30が押し下げられ、水面が低下
する。そして、受は筒27の開口部が開放すると共に脱
気水16となった水が脱気水配管路25に流出するよう
になっている。同時に閉塞部材29が受は筒2?aから
離れるので、この結果、溶存酸素が混入した空間部が外
気に開放される状態になるので、この空間部の圧力は下
降する。そして、この状態のときに第2にポンプ20か
ら水が送られるためフロート30は再び上昇し閉塞部材
29が再び受は筒27aに当接する。このような動作を
継続的に繰り返す結果、脱気装置15により常時水槽6
内に脱気水16を供給することができる。
上述したような実施例装置は、下部シュート部14を、
水槽6内に注入した脱気水16の水面下に浸漬し、かつ
、この脱気水16の水面を空気遮断機能を有する蓋部材
で被うようにしたものであるから、脱気装置15により
せっかく脱気して得た脱気水に空気中の酸素が解は込む
ことを防止することができ、また、このように脱気装置
15により脱気し、空気中からの酸素の溶存を防止した
脱気水に下部シュート部14を浸漬しているので、水面
から炉芯管2内ト方に酸素が混入することがなく、した
がって、炭素化処理中に酸素によって耐炎化繊維あるい
は炭素化繊維が悪影響を受けるのを防止することができ
る。したがって、この水封装置を備えた炭素化により得
た炭素化繊維は、その強度を大きくすることができる。
また、テーパ状部13内に水蒸気遮蔽板14を配置した
ことによって、脱気水16から生じる水蒸気がこの水蒸
気遮蔽板14に当って冷却され復水することになるので
、炭素化処理中のtaraに対する水蒸気による悪影響
も防止される。尚、この場合、水蒸気遮蔽板14の突出
長が大きすぎると、炉芯管2を通過中の繊維がその走行
フレにより水蒸気遮蔽板に接触していわゆるケバ立ちの
原因になるので、その突出長を最適に長さにするように
留意することが望ましい。また、脱気水の水温を10℃
よりも下げるのであれば、この水蒸気遮蔽板14を特に
設けなくてもよい。
この発明は上述した実施例に限定されるものではなく、
その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
たとえば、上述した実施例では脱気装置を用いて脱気水
16を得るように構成した場合について説明したが、こ
の他に、水槽6内の水中に不活性ガス(たとえば窒素ガ
ス)を十分に吹き込むことによっても脱気水1Bを得る
ことができる。この場合、水中の酸素が窒素で置換され
ることにより脱気水16を得ることができる。
このような窒素ガスとしては、炉芯管2内に流通させる
窒素ガスの一部を用いてもよいし、ざらに炉芯管2の上
部よりから排出される窒素ガスを循環して有効利用する
ようにしてもよい。
さらに、脱気水を得る方法として、水槽6中の水に超音
波を発射し、この超音波により水中に泡の発生を促進し
、この泡を排出するようにしても良い。
[発明の効果] 以上詳述したこの発明によれば、炭素化処理中の繊維に
対する酸素の悪影響が防止され、強度が強く良質な炭素
化繊維を得ることに寄与し得る炭素化炉用水封装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置を示す概略断面図、第2
図は同装置における脱気水生成部の拡大断面図、第3図
は従来装置の拡大断面図である。 1・・・耐炎化繊維、2・争・炉芯管、4・・・炭素化
繊維、6・・・水槽 1B−−・脱気水、17・・・蓋部材。 特許出願人   日機装株式会社 第2図 11開昭62−162υ211(5) @3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不活性ガスの存在下に高温に耐炎化繊維を加熱し
    てこれを炭素化する炭素化炉における前記炭素化繊維の
    出口を臨ませた水槽に、前記炭素化繊維の出口を封じる
    程度に脱気水を満たすと共に、前記炭素化繊維が通過す
    る領域を除いて、この脱気水の水面を蓋部材で封じてな
    ることを特徴とする炭素化炉用水封装置。
  2. (2)前記蓋部材はプラスチックシートあるいはプラス
    チックフィルムである特許請求の範囲第1項に記載の炭
    素化炉用水封装置。
  3. (3)前記脱気水には、炭素化炉を通過した不活性ガス
    が吹き込まれる前記特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の炭素化炉用水封装置。
  4. (4)前記脱気水は、その温度が10℃以下である前記
    特許請求の範囲第1項から第3項までに記載の炭素化炉
    用水封装置。
JP29833485A 1985-12-30 1985-12-30 炭素化炉用水封装置 Pending JPS62162020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63120115A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Toray Ind Inc 熱処理装置
US9657413B2 (en) 2014-12-05 2017-05-23 Cytec Industries Inc. Continuous carbonization process and system for producing carbon fibers

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