JPS6216125A - 超薄状フイルムのプリ−ツ付カツプの成形法及びその成形装置 - Google Patents

超薄状フイルムのプリ−ツ付カツプの成形法及びその成形装置

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JPS6216125A
JPS6216125A JP15492085A JP15492085A JPS6216125A JP S6216125 A JPS6216125 A JP S6216125A JP 15492085 A JP15492085 A JP 15492085A JP 15492085 A JP15492085 A JP 15492085A JP S6216125 A JPS6216125 A JP S6216125A
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film
pleated
cup
mold
ultra
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JP15492085A
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Akira Yamanaka
亮 山中
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YUTAKA SHIKI SANGYO KK
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YUTAKA SHIKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (り発明の技術分野 本発明は、樹脂製の超薄状フィルムを複数枚重ねたフィ
ルムシートを、プリーツ付カップに成形する成形法及び
その成形装置に関する。
Q)技術の背景 周知のように、弁当のおかずあるいはチョコレートや菓
子等の品物を各々弁当箱や容器に入れた時、仕切るため
の手段として、従来から厚手の樹脂製あるいはアルミ箔
製のカップが使用されている。ところが、これらのカッ
プは腰があるため、充分に品物になじまない。このため
、カップに弁当のおかずやチョコレート等の品物を入れ
た時には、品物とカップの間に隙が生じ、弁当のおかず
の弁当箱への充填効率、チョコレートや菓子等の品物の
容器への充填効率が低く、ぎっしりと詰めることができ
なかった。弁当箱や容器におかずやチョコレート等を入
れる時には、カップの材質を柔らかくして弁当のおかず
あるいはチョコレートや菓子等の品物の充填密度を濃く
して弁当箱や容器に詰めることが要求される。又、饅頭
のように柔らかい品物にカップを使用する場合も品物の
形を維持する必要性から腰のない柔軟性のあるカップが
要求される。このカップの柔軟性を満足するには、材料
は弾性的な性質を持つ樹脂製が望ましく、その厚さは1
0μm/m〜100μm/m程度の厚さが適当であり、
この範囲外の厚さでも商品としての使用に供することが
できる。
(ハ)従来技術と問題点 この樹脂製のカップ(以下、カップという)の成形法を
第13図〜第14図に基づいて説明する。
従来におけるカップは、以下に示す真空成形法によって
成形される。第12図に示すように、ロールaから供給
されるシー)bは加熱部Cで加熱され、遮蔽板dを通過
して上型eと下型「の間に搬送される。下型rは第13
図に示すように、4つのメス型g1+  g2+  g
3*  g4と各メス型g。
g21g3 r  g4の底面に連通ずる連通孔りとを
備えている。上型eと下型fの間に搬送されたシーl−
bは、連通孔りを真空にすることによって下型の各メス
型g1.g2.g3.  gsに吸引される。次いで、
上型eが降下し、シートbはカップ状に成形される。次
いで、連通孔りがら空気が供給されシートbは下型から
抜かれる。そして、成形されたシートbは1シフト搬送
され、切断機iで切断される。そして、さらに図示しな
い別の打抜機によって1シフト分のシートbは4つのカ
ップに打ち抜かれる。上述の如き従来の真空成形法によ
っては、厚さ0.3〜2m/m程度の肉厚の厚いカップ
を成形することができる(共立出版発行「化学大辞典」
4巻P905〜9065項目「真空成形」参照)。
しかしながら、カップの柔軟性を満たす超薄状の肉厚の
カップは、以下に示す理由によって一枚のシートから成
形することはできない。
第1に、樹脂製フィルムは、加熱部で加熱されても超薄
状なので、保熱性が悪く、従って、上型eと下型fの位
置に搬送される間冷却される。しかも、超薄状のフィル
ムの全面を均一に一定温度内に保持することは極めて困
難である。
第2に、この真空成形法によっては、厚さが0.3〜2
m/m程度の肉厚の厚いカップを成形する場合には、絞
り部は伸ばされるが、カップの肉厚は僅か残り、切れは
発生しない。超薄状のカップを成形する場合には絞り部
が伸ばされて、切れが発生する。カップの表面にプリー
ツ状の凹凸を付けようとしても、プリーツ状の凹凸の折
線の部分が伸ばされ切れが発生する。
なお、従来の真空成形法によって超薄状のフィルムを複
数枚重ねたフィルムシートからカップを成形することも
考えられる。この場合、最外側のフィルムのみが下型に
吸引されてしまい、残りのフィルムは下型に吸引されな
い。従って、従来の真空成形法によって超薄状のフィル
ムを複数枚重ねたフィルムシートからカップを成形する
ことはできない。
又、従来の型個数の少ない真空成形法では、カップは流
れ方式で生産されるが1サイクルタイム当たりの生産個
数は極めて僅かであり、生産性が低かった。この場合、
メス型の個数を多くすることによって生産性を向上する
ことも考えられる。
しかし、メス型の個数を多くすると、シートの搬送時間
が長くなり、そのため、シートの冷却速度が大きくなる
ので好ましくない。又、真空装置自体も大きくなり、そ
の上、上型と下型の型も多くなり、著しく真空装置の設
備費がコストアップとなる。
(ニ)発明の目的 本発明は上述の問題を解決するためになされたもので、
その目的は、超薄状の樹脂製のフィルムを材料とするこ
とができ、表面にプリーツ状の凹凸の成形が可能で、設
備費用を著しく低減させた超薄状フィルムのプリーツ付
カップの成形法及び超薄状フィルムの成形装置を提供す
ることにある。
(ホ)発明の構成 上記目的を達成するために、第1発明は、オス型及びメ
ス型を加熱状態に保持し、超薄状フィルムを複数枚重ね
たフィルムシートをメス型に載置した後、フィルムシー
トをオス型とメス型で押圧し、両型に形成されたプリー
ツ状の凹凸部で押圧しながら一定時間保持し、次いで、
オス型からほぼカップの外形に相当する形状を有する可
動オス型を突出させながらフィルムシートをメス型のフ
ィルム成形孔に押圧し、このフィルム成形孔内でフィル
ム成形孔内壁に設けたプリーツ状の凹凸部と可動オス型
の凹凸部で挟圧しながら一定時間保持するものであり、
且つ、第2発明は、■超薄状フィルムを複数枚重ねたフ
ィルムシートを載置するプリーツ状の凹凸部を有する湾
曲面状のフィルム載置面と、このフィルム載置面のプリ
ーツ状の凹凸部と連続するプリーツ状の凹凸部を有する
フィルム成形孔とを備えたメス型と、■摺動孔を有する
本体と、この本体に形成され、メス型のフィルム載置面
のプリーツ状の凹凸部と面状に接触可能なプリーツ状の
凹凸部を有する湾曲面状のフィルム押圧面と、摺動孔を
摺動しメス型のフィルム成形孔のプリーツ状の凹凸部と
面状に接触可能なプリーツ状の凹凸部を側面部に有する
突出部材とを備えたオス型と、 ■オス型を駆動させると共に、オス型の本体と独立にオ
ス型の突出部材のみを駆動する駆動装置と、 ■オス型及びメス型を加熱する加熱手段とを備えている
ものである。
(へ)発明の実施例 以下、図面により第1発明の実施例を詳細に説明する。
最初に、第2発明の実施例に係る超薄状フィルムのプリ
ーツ付カップの成形装置を説明する。
この成形装置は第1図〜第7図に示される。
この超薄状フィルムのプリーツ付カップの成形装置1は
、円形状の超薄状フィルムを複数枚重ねたフィルムシー
ト(以下、フィルムシートと云う)から、第9図に示す
ように超薄状フィルムの表面にプリーツ状の凹凸を付け
た円錐台形状のカップ2を複数枚重ねたままの状態で製
造する装置である。フィルムシートとして例えばエチレ
ン系、プロピレン系の熱可塑性樹脂が使用される。成形
装置1は第1図に示すように、下型3と、上型4と、昇
降装置5と、加熱手段6と、制御装置7 (第7図図示
)とから構成されている。
下型3は、その全体が第1図、第2図に示され、その平
面図は第4図に示されるように、フィルムシートを載置
するプリーツ状の凹凸8aを有する湾曲面を持ったフィ
ルム載置面8(第6図図示)と、フィルム載置面8のプ
リーツ状の凹凸8aと連続するプリーツ状の凹凸9aを
有するフィルム成形孔9とを備えている。上型4は、そ
の全体が第1図〜第2図に示され、その詳細は第3図に
示されるように、摺動孔11を有する本体12と、この
本体12の下面に形成され下型3のフィルム載置面8の
プリーツ状の凹凸8aと面状に接触可能なプリーツ状の
凹凸10aを有する湾曲面状のフィルム押圧面10と、
摺動孔11を摺動し下型3のフィルム成形孔9のプリー
ツ状の凹凸9aと面状に接触可能なプリーツ状の凹凸1
4aを側面部14に有する突出部材13とを備えている
。突出部材13にはめねじ部13aが切られている。
下型3の材質及び上型4の本体12と突出部材13の材
質は共に黄銅である。昇降装置5は、突出部材13のめ
ねじ部13aとねじ結合したロッド15と、ロッド15
を駆動するエアシリンダ16と、ロッド15の中間に固
定されたストッパ17と上型4との間に装着されたスプ
リング18とを備えている。加熱手段6は上型4を加熱
するバンドヒータ6aと下型3を加熱するバンドヒータ
6bとから成る。第7図に示すように、制御装置7の入
力側には下型3及び上型4の加熱温度を検出するサーモ
センサ19.19と、外気温検出センサ20と、昇降装
置5のロッド15の下降位置を検出するリミットスイッ
チ21とが接続されている。外気温検出センサ20は、
該装置lの操作開始時点において、下型3及び上型4の
設定温度と外気温の温度差を検出して、下型3及び上型
4に与える熱量を決めるために設けられている。制御装
置7の出力側にはバンドヒータ5a、5bと電磁弁22
とが接続している。制御装置7は、下型3及び上型4を
一定温度内に制御すると共に、電磁弁22に出力信号を
送り、昇降装置5の口γド15の下降位置をエアシリン
ダ16を介して制御するものである。制御装置7には図
示しないタイマが組み込まれ、このタイマは、リミット
スイッチ21からの信号を受けて、第11図に示す前成
形から本成形までの作動順序を制御する。
次に、第1発明の実施例に係り上述の成形装置lを使用
した超薄状のプリーツ付カップの成形法を説明する。該
成形法の概略の工程は、第11図に示される。
まず、下型3と上型4は制御装置7の命令によって、各
々約90℃〜110℃の温度範囲内に加熱され、この加
熱状態が維持される。この際、外気温の温度の変化、上
型4の突出部材13からの放熱の度合を考慮して下型3
及び上型4に与える熱量が制御装置7によって決定され
る。上型4は突出部材13から熱を放熱するので、上型
4に与える熱量は下型3に与える熱量より大きい。
次に、円形状のフィルムシートを下型3のフィルム載置
面8にセントする(第12図(A))。
この後上型4が下降する(第12図(B))。フィルム
シートは、下型3のフィルム載置面8と上型4のフィル
ム押圧面10によって前プレスされる。この前プレスさ
れた状態の上型4のフィルム押圧面10の位置は、スト
ッパ17がリミットスイッチ21を押すことによって検
出される。この前プレスされた状態は制御装置7によっ
て一定時間保持されフィルムシートは前成形される。こ
の前成形されたフィルムは、プリーツ状の凹凸のある湾
曲面状の形状2B(第10図図示)となる。
さらに、エアシリンダ16によって上型4の突出部材1
3が下降すると、前成形されたフィルムシートは、下型
3のフィルム載置面8がらフィルム−成形孔9に引っ張
り込まれ(第11図(C))、第8図に示すプリーツ状
の凹凸を有する円筒状のカップ2人に成形される(第1
1図(D))。この成形された状態は制御装置7のタイ
マによって一定時間保持される。一定時間経過後、上型
4がエアシリンダ16によって上昇する。フィルム成形
孔9に保持されてい、る円筒状のカップ2Aは次のサイ
クルタイム時に於ける円筒状のカップの押出し力によっ
て、下型3のフィルム成形孔9の下から押し出される。
下型3のフィルム成形孔9から押し出された円筒状のカ
ップ2Aは、重ねた状態を解除するとスプリングバック
で開口部が拡がり、第9図に示す円錐台形状の形状とな
る。
以上の如き構成によれば、フィルムシートの成形の過程
において次の作用を生じる。
第1に、フィルムシートは超薄状フィルムを複数枚重ね
た樹脂−の材料から成り、フィルムシートの肉厚が充分
に厚いものを使用することができ、従って、保熱性が良
い。この結果、このフィルムシートは、一定温度内に加
熱された下型3及び上型4内にある時は、熱が逃げず一
定温度内に保たれる。
第2に、フィルムシートは前成形の工程によって一旦、
プリーツ状の凹凸のある湾曲面状の形状2Bに成形され
、本成形の工程によってプリーツ状の凹凸が付いたカッ
プに成形される。従ってカップは前成形の工程を経て本
成形されるので、フィルムシートには無理な力が作用し
ない。
第3に、従来における真空成形法では、フィルムは、上
型4と下型3でプレスされることによってフィルムの絞
り部には伸びが生じる。これに対し、該成形法によれば
、前成形されたフィルムシートは、下型3のフィルム載
置面8からフィルム成形孔9に引っ張り込まれて成形さ
れる。この場合、このフィルムシートは上型4の突出部
材13の押出し作用によって、フィルム成形孔9と突出
部材13の間の隙間を滑り落ちながらコツプ状に一成形
される。従って、フィルムシートは突出部材13の押し
付は力だけを受け、従来例のように上型4と下型3でプ
レスされることによって生じる圧縮力は受けない。この
結果、コツプ状に成形されたフィルムシートの絞り部2
a及びプリーツ状の凹凸の折線部2bには伸びが生じな
い。
第4に、フィルムシートは、前成形の工程において、一
定温度に保たれ、前プレスされた状態が一定時間保持さ
れる。さらに、本成形の工程においても、フィルムシー
トは本プレスされた状態が一定時間保持される。このた
め、フィルムシートは、クリープ現象によって一定応力
のもとにひずみが増大し、永久変形する。
次に、本実施例の効果を説明する。
以上に述べた作用がフィルムシートに総合的に働く。従
って、カップは超薄状の樹脂製のフィルムシートを材料
とすることができると同時に、表面にプリーツ状の凹凸
を付けることも可能である。
又、カップは超薄状フィルムを複数枚重ねた樹脂製のフ
ィルムシートを材料とするので、lサイクル当たりの生
産個数を稼ぐことができる。例えば、材料として16μ
m/mの超薄状のフィルムを35枚重ねたフィルムシー
トを使用することができる。
さらに、1カツプに使用する樹脂の量を低減できるので
、カップのコストの低減が可能になる。
なお、本実施例においては記述していないが、円形状の
フィルムシートの供給をパーツフィーダ等の自動供給装
置を使用することによって、自動的に供給しlサイクル
当たりの生産個数を増すことも可能である。
又、本実施例においては、フィルムシートは円形状のも
のを例示しであるが、例えば、楕円形状。
ハート形状、四角形状等信の形状のフィルムシートを材
料とすることもできる。
さらに、該成形法は前成形と本成形の2段階で行なわれ
ているが、3段階以上の成形工程で構成することも可能
である。
又、該成形法の実施例では、温度は約90℃〜110°
Cに設定されているが、樹脂の材料の性質。
フィルムシートの厚さ等を考慮して上記温度範囲外の温
度でも成形が可能である。
さらに、該成形法では、カップは対称形のものが製造さ
れるが、上型4の突出部材13をフィルム押圧面10の
中心部から偏心させた位置に設けることにより底部が偏
心したカップを製造することも可能である。
次に、第2発明の実施例に係る超薄状フィルムのプリー
ツ付カップの成形装置について説明する。
本実施例に係る超薄状フィルムのプリーツ付カップの成
形装置1は第1図〜第7図に示される。
該成形装置lの構造は第1発明の実施例と同様なので説
明を省略する。
第2発明の実施例に係る作用を説明する。
第1に、上型4及び下型3は黄銅部である。従って、上
型4及び下型3は熱伝導性が良(、フィルムシートの加
熱温度のコントロールが容易である。そして、上型4及
び下型3の表面は、銅と同じように通常の型の材料とし
て使用される炭素鋼に比して硬度が低いので、フィルム
シートは上型4及び下型3によって表面に傷が付き難い
第2に、該成形装置1は、外気温、下型3及び上型4の
温度を検出して制御装置7によって自動的に温度管理が
なされている。従って、フィルムシートは常時均一な温
度範囲に保持されている。
第3に、制御装置7にはりミツトスイッチ21から信号
を受けて上型4の位置を制御するタイマが組み込まれて
いる。従って前成形の工程において、上型4のフィルム
載置面8は、一定時間前プレスの状態を保つ。さらに、
本成形工程においても、上型4の突出部材13は一定時
間本プレスの状態を保つ。従って、制御装置7は、フィ
ルムシートにクリープ現象を利用した永久ひずみを与え
ることができる。
第4に、上述のように2段階で成形する場合においても
、本成形用の突出部材13は、本体12の筒状孔11内
に本体12と別体に収納されているのでコンパクトに上
型4を構成することができる。
第5に、ロッド15に結合された突出部材13が、本体
12の摺動孔11を摺動すると共に、上型4の本体12
とストッパ16の間にはスプリング18が装着されてい
る。従って、前成形と本成形の2段加工が単一の駆動源
であるエアシリンダ15によって可能となる。又、前成
形されたフィルムシートが下型3のフィルム成形孔9に
引っ張り込まれる際、前成形されたフィルムシートは、
直ちにフィルム成形孔9に引っ張り込まれることはなく
、スプリング18の適切に決められた押圧力を受けて、
フィルム載置面8を滑動しながら、フィルム成形孔9に
引っ張り込まれる。従って、本成形の際、フィルムシー
トはスプリング18によって上方に逃げが与えられるの
で、無理な押圧力がかからず、切れが発生しない。
第6に、上型4と下型3の一対の型で、複数個のフィル
ムを製造可能であ、す、従って、生産個数に対して該成
形装置1全体は、簡便にしかもコンパクトに構成されて
いる。この結果、該成形装置1の設備費用を著しく低減
したものとなっている。
以上のように第2発明の実施例によれば次の効果を奏す
る。
第1に、該成形装置1をコンパクトに構成でき、従って
その設備費用を著しく低減することができ、第2に、フ
ィルムシートを常時均一な温度状態に保持することがで
き、第3に、フィルムシートの表面から傷の発生を防止
し、第4に、前成形及び本成形の工程においてフィルム
シートを各々一定時間前プレス及び本プレスの状態に保
つことができ、第5に、上型4をコンパクトに構成する
ことができ、第6に、前成形と本成形が単一の駆動源の
エアシリンダ16によって可能であり、第7に、フィル
ムシートは、本成形の際、スプリングによって無理な力
を受けない。
なお、本実施例によれば、下型3及び上型4は、各々ハ
ンドヒータ6a、6bを使用して加熱されているが、バ
ンドヒータ6a、5bの代わりに下型3及び上型4を温
度管理された加熱炉の中で加熱することも可能である。
又、下型3及び上型4の中を温度調節された水、油等が
流れる温度調節器を使用することも可能である。
又、本実施例では、該成形装置1は、垂直方向に設置さ
れているが、水平方向に設置することも可能である。
さらに、本実施例では、昇降装置5は単動式の駆動源(
エアシリンダ15)を使用しているが、本体12と突出
部材13を別々に駆動させる複動式の駆動源を使用する
ことも可能である。
又、本実施例では上型4の前プレス位置はリミットスイ
ッチ21を介して検出しているが、スプリング18に作
用する力を検出することにより、あるいは下型3のフィ
ルム載置面8に直接リミットスイッチを設けることによ
り上型4の前プレス位置を検出することも可能である。
(ト)発明の効果 以上述べたように、第1発明によれば、カップは超薄状
の樹脂製のフィルムシートを材料とすることができ、カ
ップの表面にプリーツ状の凹凸を付けることもでき、し
かも生産能率を著しく向上させることができ、さらに、
カップのコストを低減することができるという効果を奏
する。又、第2発明によれば、第1に、該成形装置をコ
ンパクトに構成でき、従って、その設備費用を著しく低
減することができ、第2に、フィルムシートを常時均一
な温度状態に保持することができ、第3に、フィルムシ
ートの表面から傷の発生を防止することができ、第4に
、前成形及び本成形の工程においてフィルムシートを各
々一定時間前プレス及び本プレスの状態に保づことがで
き、第5に、上型をコンパクトに構成することができ、
第6に、前成形と本成形が単一の駆動源によって可能で
あり、第7に、本成形の際、フィルムシートに無理な力
を与えることを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2発明の実施例に係る成形装置の構成図、第
2図は同成形装置の斜視図、第3図は第1図のA矢視図
、第4図は第1図のB矢視図、第5図は第3図のC−C
断面に係り上型のプリーツ状の凹凸を示す断面図、第6
図は第4図のD−D断面に係り下型のプリーツ状の凹凸
を示す断面図、第7図は同成形装置の制御系統を示す説
明図、第8図は同成形装置から取り出した瞬間における
プリーツ付カップの斜視図、第9図は同成形装置によっ
て成形されたプリーツ付カップの斜視図、第1O図は前
成形工程における湾曲面状の形状を示すフィルムシート
の斜視図、第11図は同成形装置によってプリーツ付カ
ップが成形されるまでの工程を示す図、第12図は同工
程の状態を示す図、第13図は従来における力、プの成
形方法を示す概念図、第14図は同成形方法に使用する
メス型の断面構成図を示す。 1・・・超薄状フィルムのプリーツ付カップの成形装置
、2・・・プリーツ状のカップ、3・・・下型、4・・
・上型、5・・・昇降装置、6・・・加熱手段、7・・
・制御装置、8・・・フィルム載置面、9・・・フィル
ム成形孔、10・・・フィルム押圧面、13・・・突出
部材、14・・・側面部、15・・・ロッド、16・・
・エアシリンダ、17・・・ス1−ソバ、18・・・ス
プリング、19・・・サーモセンサ、20・・・外気温
検出センサ、21・・・リミットスイッチ。 第1図 第2図 第5図     第6図 第7図 第10図 第11図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オス型及びメス型を加熱状態に保持し、超薄状フ
    ィルムを複数枚重ねたフィルムシートをメス型に載置し
    た後、フィルムシートをオス型とメス型で押圧し、両型
    に形成されたプリーツ状の凹凸部で押圧しながら一定時
    間保持し、次いで、オス型からほぼカップの外形に相当
    する形状を有する可動オス型を突出させながらフィルム
    シートをメス型のフィルム成形孔に押圧し、このフィル
    ム成形孔内でフィルム成形孔内壁に設けたプリーツ状の
    凹凸部と可動オス型の凹凸部で挟圧しながら一定時間保
    持することを特徴とする超薄状フィルムのプリーツ付カ
    ップの成形法。
  2. (2)[1]超薄状フィルムを複数枚重ねたフィルムシ
    ートを載置するプリーツ状の凹凸部を有する湾曲面状の
    フィルム載置面と、このフィルム載置面のプリーツ状の
    凹凸部と連続するプリーツ状の凹凸部を有するフィルム
    成形孔とを備えたメス型と、[2]摺動孔を有する本体
    と、この本体に形成され、メス型のフィルム載置面のプ
    リーツ状の凹凸部と面状に接触可能なプリーツ状の凹凸
    部を有する湾曲面状のフィルム押圧面と、摺動孔を摺動
    しメス型のフィルム成形孔のプリーツ状の凹凸部と面状
    に接触可能なプリーツ状の凹凸部を側面部に有する突出
    部材とを備えたオス型と、 [3]オス型を駆動させると共に、オス型の本体と独立
    にオス型の突出部材のみを駆動する駆動装置と、 [4]オス型及びメス型を加熱する加熱手段とを備えて
    いることを特徴とする超薄状フィルムのプリーツ付カッ
    プの成形装置。
  3. (3)駆動装置は、突出部材と結合したロッドと、ロッ
    ドを駆動する駆動部と、ロッドの中間に固定されたスト
    ッパとオス型との間に装着されたスプリングとから構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の超薄状フィルムのプリーツ付カップの成形装置。
JP15492085A 1985-07-13 1985-07-13 超薄状フイルムのプリ−ツ付カツプの成形法及びその成形装置 Pending JPS6216125A (ja)

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