JPS6215979Y2 - - Google Patents

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JPS6215979Y2
JPS6215979Y2 JP1543778U JP1543778U JPS6215979Y2 JP S6215979 Y2 JPS6215979 Y2 JP S6215979Y2 JP 1543778 U JP1543778 U JP 1543778U JP 1543778 U JP1543778 U JP 1543778U JP S6215979 Y2 JPS6215979 Y2 JP S6215979Y2
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JP
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conductive
resin
matrix
sensitive adhesive
hot
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JP1543778U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は感圧接着性インターコネクターに関
するものである。
従来、インターコネクターとしては種々の構造
からなるものが知られているが、近年表示素子、
LSIなどの発達に伴つて、インターコネクターの
多極化、小型化、薄型化、構成部品の省略化ある
いは基板などへの取付時における取付作業の容易
性などが要求されている。
このようなインターコネクターとしては、たと
えば少なくとも一方が可撓性を有するシート状の
導電性部材と絶縁性部材とを、交互に、かつ多重
に積層一体化してなるブロツク状物を、その積層
方向に切断加工してなるもの(特開昭50−94495
号公報参照)あるいは可塑化状態にある非導電性
高分子物質と導電性繊維状物質とを混合して可塑
化混合物とし、該混合物に一定方向の塑性変形を
与えることにより、前記導電性繊維状物質を非導
電性高分子物質からなる連続相中においてほぼ一
定方向に配向させ、ついで該高分子物質を硬化さ
せて得られた硬化物を前記繊維状物質の配向方向
にほぼ垂直な面に沿つてスライスしてなるもの
(特開昭52−65892号公報参照)などが開発されて
いるが、これらのインターコネクターは一般にそ
の使用にあたつては、これを接点端子を有する電
子回路基板間に配置し、該インターコネクターの
導電性部分と前記接点端子とを接触させ、ついで
固定ホルダーによるビス止めする方法あるいは固
定ホルダー脚をフツク止めする方法などによつて
装着固定されている。
しかしながら、このようにしてインターコネク
ターを電子回路基板間に装着固定する場合には、
装着面全体にわたつて均一に荷重をかけることが
難しく、特に電子回路基板およびインターコネク
ターが可撓性を有するものである場合には、荷重
の偏差がきわめて大きくなり、これが原因で接触
不良を起し、また、これらの接続部分の間〓に大
気中の湿分が凝縮して付着し短絡などを発生する
という不利があり、さらにこのようにして装着固
定したインターコネクターを含む回路装置を応用
するにあたつては、その荷重の不均一により寸法
的トラブルを生ずるという欠点があつた。
そのため、この種のコネクターの電子回路基板
間への装着固定については導電性粒子を熱硬化型
接着剤中に分散配合してなる導電性熱硬化型接着
剤を用いて接着硬化するという方法(例えば特開
昭51−114439号公報、同51−20941号公報、同52
−59889号公報参照)も採られているが、この場
合には接着剤が熱硬化性のものとされるため、そ
の硬化に長時間を要するし、硬化時に高温に保つ
必要があるので基板の変形、劣化が促進される欠
点があり、さらには基板に存在する凹凸に対して
もなじみがないうえに、接続ミスが発生した場合
にはやり直しができず、高価な基板や電子部品を
廃棄するか、分解して回収する必要があるため
に、この接着剤についてはポツトライフの面から
の管理が必要とされるほか、この加熱については
被接着物としての電気部品への影響も考慮する必
要があるという不利がある。
本考案は、上記したような従来のインターコネ
クターにおける不利および欠点を除去した、改良
された新規なインターコネクターを提供しようと
するものであつて、これは、導電性線状部材1を
電気絶縁体からなるブロツク状マトリツクス2中
に、実質的に平行に配列してなり、前記導電性線
状部材1と前記ブロツク状マトリツクス2の少な
くとも一方がホツトメルト型感圧接着性樹脂から
なるものである。
つぎにこれを説明すると、本考案で使用される
ホツトメルト型感圧接着性樹脂としては、たとえ
ばエチレン−アクリル共重合体(共重合比1:1
〜2)、フエノキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
スチレン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリ
エチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、酢酸ビニル樹脂、およびこれらの2種以上の
熱可塑性樹脂をベースレジンとし、これらにポリ
テルペン、ロジンまたはその誘導体、油溶性フエ
ノール樹脂、クマロンインデン樹脂などの従来公
知の粘性付与剤や鉱油、ラノリン、液状ポリアク
リレートなどの従来公知の粘度調整剤などを配合
してホツトメルト型接着性樹脂としたもの(これ
らは一般にはホツトメルト型感圧接着剤といわれ
る)とする必要があるが、本考案に用いられるホ
ツトメルト型感圧接着剤としては、一般に電子回
路基板を構成する材料、たとえばフエノール樹
脂、エポキシ樹脂あるいはジアリルシアヌレート
樹脂、セラミツク、あるいはガラスなどとの接着
性にすぐれている熱可塑性ポリアミド樹脂をベー
スレジンとしたホツトメルト型感圧接着性樹脂を
使用することが好ましい。
本考案に係る感圧接着性インターコネクターを
添付する図面に基いて説明すると、第1図中、1
は導電性線状部材、2は電気絶縁体からなるブロ
ツク状マトリツクスであつて、本考案においては
この導電性線状部材1またはブロツク状マトリツ
クス2の少なくとも一方をホツトメルト型感圧接
着性樹脂とすることが必須とされる。
このブロツク状マトリツクス2を構成する電気
絶縁体としてホツトメルト型感圧接着性樹脂を使
用した場合、導電性線状部材1としては上記した
ようなホツトメルト型感圧接着性樹脂あるいはポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルな
どの熱可塑性樹脂や、フエノール樹脂などの熱硬
化性樹脂、天然ゴムあるいはシリコーンなどの合
成ゴムに、カーボンブラツクや金属粉末あるいは
グラフアイトなどの導電性付与剤を配合して導電
性を付与した導電性部材を針状、ロツド状、リボ
ン状、コイル状にしたもののほかに、ステンレス
スチール細線、貴金属メツキした銅線あるいはポ
リエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を曵
糸したものの表面に導電性塗料をコーテイングし
たフイラメントなどを使用すればよい。
また、ブロツク状マトリツクス2を構成する電
気絶縁体として従来のインターコネクターに用い
られている一般の電気絶縁性材料、たとえばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ジア
リルフタレート樹脂などの合成樹脂からなるも
の、これら合成樹脂を合成繊維、ガラス繊維、あ
るいはアスベスト繊維などで強化したもの、さら
にはシリコーンゴム、エチレン−プロピレン共重
合体などの合成ゴム、またはこれらを前記と同様
にガラス繊維、アスベストなどで強化したものな
どを使用した場合には、導電性線状部材1として
ホツトメルト型感圧接着性樹脂に上記した導電性
付与剤を配合して導電性を付与した組成物を線状
部材としたものを使用すればよい。
なお、このブロツク状マトリツクスまたは導電
性部材は、熱収縮性を有するものあるいは発泡性
を有するものなどを使用してもよい。
本考案に係る感圧接着性インターコネクター
は、導電性線状材料と電気絶縁性材料とを、導電
性線状材料が電気絶縁性線状材料中に平行に配列
されるように、たとえばミキシングロール、イン
ターナルミキサーあるいはニーダーなどを使用し
て可塑化混合し、ついで配向化が行われる。この
配向化はたとえばスクリユーポンプ、ギヤポン
プ、プランジヤーポンプなどにより可塑化工程を
経た混合物に応力を与え、一定方向に塑性変形さ
せることにより行われるが、上記した導電性線状
部材1は必ずしもマトリツクス中を貫通する必要
はなく、第2図に示すように部分的に埋設されて
いる状態のものであつてもよい。
なお、この部分的に埋設されている導電性線状
部材1は加圧にともなつて連通し、たとえば電子
回路基板間の導通に寄与する。
また、導電性線状部材1の貫通ないしは埋設状
態としては、第1図および第2図にはブロツク状
マトリツクス中に、その厚さ方向にそれぞれ垂直
に配列したものを示したが、これは第3図に示す
ようにマトリツクス中を傾斜させて貫通あるいは
埋設してもよい。
さらに、前記導電性線状材料の形状としては、
第4図に示すような弧状あるいはS字状、コイル
状(図示せず)などとすることは何ら差支えな
く、また、この導電性線状部材の断面形状は、真
円形、楕円形、三角形、多角形などのいずれであ
つてもよい。
上記した導電性線状部材のマトリツクス中への
配合量については、配合工程において該部材を十
分に平行に配列するために、0.1〜20容量%、好
ましくは0.5〜10容量%とすることがよく、また
導電性線状部材はたとえばその断面形状が円形で
あるものの場合には、平均直径をほぼ0.02mm以下
とし、その平均長さを直径の3倍以上とすること
が好ましい。
本考案に係る感圧接着性インターコネクターを
実際に使用するにあたつては、たとえば端子間に
それを配置加圧し、補助的にヒートシール、イン
パルスシートあるいはサーモエレメントなどの適
当な加熱方法により加熱したのち、放冷あるいは
強制的に冷却すればよく、こうすることにより、
本考案のインターコネクターを構成するホツトメ
ルト型感圧接着性樹脂が固化し、端子あるいは端
子を有する構成基板に確実に接着一体化する。
なお、導電性線状部材がホツトメルト型感圧接
着性樹脂で接着寄与面積がコネクト面積にくらべ
て比較的小さい場合には、必要に応じてその接着
性を改良するため配置固定前あるいは配置後に導
電性を損わないような接着剤を補助的に併用して
もよい。
以上説明したように、本考案に係る感圧接着性
インターコネクターは、それを構成するブロツク
状マトリツクスを構成する電気絶縁体または導電
性線状部材の少なくとも一方が、ホツトメルト型
感圧接着性樹脂からなるものであるため、このも
のは加圧(必要に応じて加熱)のみの簡単な操作
で端子間に確実に固定することができ、したがつ
て従来のインターコネクターのようにビス止めに
よる種々の不利が除去されるし、これは接続ミス
が発生しても容易にやり直しをすることができる
というきわめて大きな実用的効果を有し、各種電
子回路機器間、たとえばLC、LED、プラズマ・
デシトロンなどの表示素子とその駆動電子回路基
板との間、あるいは各種電子回路装置とフレキシ
ブルリボンケーブルとの間のコネクターとして、
またピンレスマルチコネクタなどにおける導電性
機能部品として極めて有用とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はいずれも本考案に係る感圧接
着性インターコネクターのそれぞれ異なつた形状
を示す一部切欠断面図で表わした斜視図である。 1……導電性線状部材、2……電気絶縁体から
なるブロツク状マトリツクス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性線状部材1を電気絶縁体からなるブロツ
    ク状マトリツクス2中に、実質的に平行に配列し
    てなり、前記導電性線状部材1と前記ブロツク状
    マトリツクス2の少なくとも一方がホツトメルト
    型感圧接着性樹脂からなる感圧接着性インターコ
    ネクター。
JP1543778U 1978-02-09 1978-02-09 Expired JPS6215979Y2 (ja)

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JP1543778U JPS6215979Y2 (ja) 1978-02-09 1978-02-09

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JP1543778U JPS6215979Y2 (ja) 1978-02-09 1978-02-09

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JPS54118677U JPS54118677U (ja) 1979-08-20
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JP1543778U Expired JPS6215979Y2 (ja) 1978-02-09 1978-02-09

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JPS60121682A (ja) * 1984-07-27 1985-06-29 ソニ−ケミカル株式会社 複数の導電路対を電気的に接続した電気的接続構造体および電気的接続方法
JP2021152986A (ja) * 2018-06-19 2021-09-30 積水ポリマテック株式会社 導電ゴムコネクタ及び導電ゴムコネクタの製造方法

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