JPS62158075A - 印字ヘッドの温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタの印字ヘッドの温度上昇を制御する方
法に関する。

〔従来の技術〕

従来、プリンタの印字ヘッドの温度上昇を防ぐ手段とし
て、印字ヘッドの内部に温度検出器を内蔵し、この温度
検出器によって印字ヘッド内部の温度がある一定の温度
に到達するとそれ以上の温度の上昇を防ぐため印刷を停
止させるかあるいは分割印刷などの印刷スループットを
低下させるなどの方法を行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記の方法は、印字ヘッドの発熱部と温度検出
器間の熱インピーダンスにより印字データの印刷濃度の
違いによる発熱量に応じて発熱部と温度検出器間の温度
差が異なって正しい白字ヘッド内部の温度検出ができな
い問題がある。

上記の問題点を第５図のグラフに従って説明する。

第５図は印字ヘッドの発熱部と温度検出器間の温度分布
を示しておシ、両者間の温度差Ｔ１ば、Ｔｌ＝θ・Ｗで
示され、θは発熱部、温度検出器間の熱インピーダンス
、Ｗは発熱部からの発熱量である。

ある一定印刷時間後の温度差Ｔ１は発熱量Ｗに比例する
から印字ヘッド内の温度分布は第５図に示す■、■、■
のようになる。■は発熱量ｗ　＝＝　Ｗｏ。

ここで、温度上昇の保護回路が作動開始する検出温度Ｔ
をＷ＝Ｗｏに合わせてＴｏと設定すると、Ｗ−２Ｗｏの
場合■のグラフのように発熱部の限界耐熱温度Ｔｘをこ
えて印字ヘッド破壊の原因となる。

また、Ｗ　＝　１／２　Ｗｏの場合■のグラフのように
限界耐熱温度Ｔｘには充分余裕があるにもかかわらず温
度上昇保護回路が動作して印字スループットの低下を招
くことになる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、印字ヘッド部内に温度検出手段を設けてある
温度以上に温度が上昇しないようにした保護回路を有す
るプリンタ制御方法において、保護回路が動作開始する
直前の２時点の温度を検出し、この両温度量の所要時間
をはかつて温度勾配を求め、上記保護回路の動作開始温
度を制御することを特徴とする。

〔作用〕

以上の発明によると、印字ヘッドの発熱量に応じて、保
護回路の動作開始をする温度Ｔｏを制御することによシ
、発熱量が多い場合には温度Ｔ。

を上げて印字ヘッドが限界耐熱温度以上になることを防
ぎ、発熱量が少ない場合には温度Ｔｏを下げて印字スル
ープットを上げて最適の印字速度を維持することができ
る。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図はブロック図であり、印字ヘッド１に内蔵した温
度検出器２によシ上昇温度を検出し、ある温度ＴＯＩに
なるとレベル１検出回路３がＯＮとなる。さらに温度が
上昇して温度ＴＯ２となるとレベル２検出回路４がＯＮ
となる。

タイマ５はレベル１検出回路３がＯＮとなった後、レベ
ル２検出回路４がＯＮとなるまでの時間を測定し、この
測定時間Ｔｏから加算器６によシＴＯＩ→Ｔ０２間の温
度勾配を算出する。

そこで、後述する如く上記測定時間ｔ。とこの温度勾配
は反比例の関係にあるために測定時間ｔ。

を検出することにより温度勾配および印字ヘッドの発熱
部の発熱量を知ることができる。

よって、上記の測定時間ｔ。を加算器６にょシミ正変換
したものと、印字ヘッド１の発熱部の温度を電圧変換し
たものを比較器７によって比較し、温度上昇が大きいと
きに保護回路８を動作させる。

この結果、保護回路８によシスペースコントロール回路
９および印刷コントロール回路１０が作動して１時的に
印字動作が停止して温度上昇が押えられる。

その後温度検出器２によシ温度がＴｏ１以下になったこ
とを検出するとレベル１検出回路３がＯＦＦとなシ、タ
イマ５および比較器７がリセットされて印字動作を再び
開始する。

第２図（Ｉ）は上記の動作を印字ヘッドの発熱部と温度
検出器２の温度カーブで示したものであり、Ｔｘｌｉｄ
温度検出器２が’Ｉ’ｏｔを検出したときの発熱部の温
度・Ｔｘ２は温度検出器２がＴＯ２を検出したときの温
度、Ｔｘは発熱部の耐熱限界温度である。

第２図（Ｉ）は温度勾配が急な場合第２図（Ｉ［）に示
すように近似させることができる。

つまシ、第２図（６）において温度勾配ｔａｎ　ａは、
ｔａｎ　ａ　＝　１／１２　・θ’　−Ｗ　　　　　　
−・・・−（１）ｔ２はＴｏ２検出時の時間 で示され、　１／１２・θ′は一定値であるため発熱量
Ｗに比例する。

一方直前の２時点間の時間ｔ。でｔａｎ　ａ　ｔ−示す
と、ｔａｎ　ａ　＝（ｒｏ２　　ｔｏよ）　／　１ｏ、
、、　、、、（２）で示され、（ｒｏ２−ｔｏよ）はあ
らかじめ設定された一定温度値である。

したがって、測定時間ｔ。と温度勾配は反比例の関係に
あシ、測定時間ｔ。を検出するととによシ温度勾配およ
び印字ヘッドの発熱量を検出することができることにな
る。

第３図は温度検出器２、レベル１検出回路３、レベル２
検出回路４、タイマ５の回路例を示しておシ、ｒｏは温
度検出器、”ｌｌ”２はレベル１を、凡、、Ｒ１１はレ
ベル２を決める定数、ＱｌｌＱ２はそれぞれの比較器で
ある。

Ｑ３はある周波数のクロックをカウントするタイマーカ
ウンタ、Ｑｌｌはラッチ回路である。

第４図はＴｏ１→Ｔ０２　間の温度勾配を検出し、保護
回路動作開始温度ＴＯ３を制御する回路例である。

これによると、温度勾配が大きいほどｔ。は短がくなり
、カウンタ出力のＨレベルになる信号線が減り、比較器
Ｑ５の比較電位（は高くならないため、保護動作開始の
温度検出器出力ＴＯ５は低く、温度勾配が小さい場合は
ｔ。が長くなシ、カウンタ出力のＨレベルになる信号線
が増えて比較器Ｑ５の比較電位が高くなるため温度検出
器出力ＴＯ５は高くなる。

つまシ、温度上昇値を保護回路が動作する直前の２点を
と９、これによって温度勾配を求めて発熱量を検出して
保護回路動作開始温度を制御することができる。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明によると、印字ヘッドの保護回路が
動作開始する直前の２点の温度を検出し、この両温度量
の所要時間をはかつて温度勾配を求め、上記保護回路の
動作開始温度を制御するようにしたことによシ、印字ヘ
ッドの発熱量に応じて保護回路の動作開始をする温度Ｔ
Ｏを制御することによシ、発熱量が多い場合には温度Ｔ
Ｏを上げて印字ヘッドが耐熱温度以上になることを防ぎ
、発熱量が少ない場合には温度Ｔｏを下げて印字スルー
ブツトを上げて最適の印字速度を維持することができる
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部のブロック図、第
２図は印字ヘッドの温度上昇動作図、第３図は温度勾配
検出回路、第４図は保護回路開始温度の制御回路、第５
図は従来技術による印字ヘッド内部の温度分布図である
。 １・・・印字ヘッド　２・・・温度検出器　３・・・レ
ベル１検出回路　４・・・レベル２検出回路　５・・・
タイマー　６・・・加算器　７・・・比較器　８・・・
保護回路特許出願人　沖電気工業株式会社 代理人弁理士　金　　倉　　喬　　二 １実施例金示す要部ブロック図 砧　１　図 温度 温度 （ＩＩ） 印字ヘッド温度上昇動作図 ＠　２　圓 温度勾配検出回路 婦　３　宣 鑓　４　圓 Ｔｏ：保護回路開始温度 従来例の印刷ヘッド温度分布図　Ｔ　ｘ　：　発ａｍ′
ｉ″熱限界温度 紬　５　ｌ　　　　θ　：発熱部、検出器間熱インピー
ダンス Ｗ：ヘノド発熱量

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字ヘッド部内に温度検出手段を設けてある温度以
   上に温度が上昇しないようにした保護回路を有するプリ
   ンタ制御方法において、 保護回路が動作回始する直前の温度勾配を求め、上記保
   護回路の動作開始温度を制御することを特徴とするプリ
   ンタ制御方法。