JPS6215778A - 車両用メガネ端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両のイグニッションコイル、オルタネータ
などの端子へ電力線を接続するために用いられる車両用
メガネ端子に関するものである。

（発明の背景） 車両においては電力線を介してオルタネータやイグニッ
ションコイルなどが他の電気機器と接続されているが、
その電力線とイグニッションコイル、オルタネータなど
との接続は機械的及び電気的に確実なものとする必要が
あり、このため従来よりそれらの接続にメガネ端子が用
いられていた。

第２図には従来におけるメガネ端子１０が示されており
、その端子本体１２は円板状とされている。

そして端子本体１２の中央にはボルト挿通穴が形成され
ており、端子本体１２の外周縁には接続片１８がカシメ
により電力線１６と接続されている。

またスタッドボルト２０は図示されていないオルタネー
タのケースに立設されており、メガネ端子１０はスタッ
ドボルト２０が挿通された後、ナツト２２を用いてスタ
ッドボルト２０へ締付は固定される。

その結果、電力線１６はオルタネータへ機械的及び電気
的に確実に接続される。

ここで、イグニッションコイルやオルタネータには太い
電力線のほかに細い信号線も接続される。

第２図においてはラジオ雑音防止用のコンデンサ２４の
細い信号線２６がスタッドボルト２０に接続されており
、その接続は、カシメにより信号線２６と接続された別
のメガネ端子２８が前記メガネ端子１０とともにナツト
２２を用いてスタッドボルト２０へ締付けられることに
より行なわれている（実開昭５６−９９７７５）。

しかしながら従来においては、電力線用のメガネ端子の
取付作業のほかに信号線用のメガネ端子の取付作業が必
要となり、また信号線の引き出し位置が予想できないの
で、その作業工程の効率化を図る上で支障が生じていた
。

更に微小電流が流れる信号線にメガネ端子が用いられて
いたので、車両のコスト低減を図る上で不都合でめった
。

（発明の目的） 本発明は上記従来の課題に鑑みて為されたものであり、
その目的は、オルタネータやイグニッションコイルなど
の電気機器へ電力線及び信号線を接続する作業の効率化
及び車両のコスト低減に好適な車両用メガネ端子を提供
することにめる。

（発明の構成） 上記目的を達成するために本発明は、中央にボルト挿通
穴が形成された円板状の端子本体に信号線接続用のコネ
クタ片が一体に設けられた、ことを特徴としている。

（実施例の説明） 以下図面に基づいて本発明に係る装置の好適な実施例を
説明する。

第１図において、オルタネータ３００ケース３２はブラ
ケット３４によりエンジンに取イ」けられており、その
ケース３２内には第３図のフィールドコイル３６、ステ
ータコイル３８、整流回路４０が収納されている。

そしてフィールドコイル３６はロータコイルに巻回され
てあり、Ｓ端子４２を介してボルテージレギュレータ４
４から与えられた励磁電流により励磁されている。　　
− またステータコイル３Ｂはロータの外側に配置されたス
テータに設けられており、フィールドコイル３６で磁化
されたロータがエンジンでベルト駆動されることにより
ステータコイル３８において発電電流が得られている。

その発電電流は整流回路４０により整流されており、そ
の整流電流はＳ端子４６から外部に取り出されている。

このＳ端子４６には一方においてヒュージブルリンク４
８を介して車載バッテリ５０が接続されており、また他
方においてイグニッションスイッチ５２を介して他の電
気機器に接続されている。

なお、ボルテージレギュレータ４４にはイグニッション
スイッチ５２の出力電圧が与えられている。

第１図においてＳ端子４２はケース３２の上部側面に設
けられており、第３図のＳ端子４６はケース３２の上面
に立設されたスタッドボルト２０により形成されている
。

本実施例では電力線１６及びコンデンサ２４の信号線２
６のスタッドボルト２０への接続にメガネ端子１０が用
いられており、メガネ端子１０はナツト２２を用いてス
タッドボルト２０に締付は固定されている。

そしてメガネ端子１０は前記従来例と同様に端子本体１
２が円板状とされるとともにその中央にボルト挿通穴１
４が形成され、電力線１６との接続は接続片１８のカシ
メにより行なわれている。

ここで、端子本体１２の外周側面であって接続片１８と
反対側には径方向へ伸長する信号線接続用のコネクタ片
５４が形成されている。

そしてコンデンサ２４の信号線の先端には雌コネクタ５
６が設けられており、上記コネクタ片５４は雌コネクタ
５６の雄コネクタとされている。

本実施例は以上の構成からなり、以下その作用を説明す
る。

まずメガネ端子１０がナツト２２によりスタッドボルト
２０へ締付は固定され、これにより電力線１６がオルタ
ネータ３０に機械的及び電気的に確実に接続される。

そしてその際には、コネクタ片５４が所定の方向へ指向
する姿勢でメガネ端子１０がスタッドボルト２０に取付
けらる。

さらに雌コネクタ５６がコネクタ片５４と係合されてコ
ンデンサ２４の信号線２６がメガネ端子１０を介して電
力線１６とともにオルタネータ３０へ接続される。

以上説明したように本実施例によれば、メガネ端子１０
の取付後にコネクタ片５４へ雌コネクタ５６を差込むこ
とにより電力線１６及びコンデンサの信号線２６をスタ
ッドボルト２０に容易に接続でき、その際メガネ端子１
０に他のメガネ端子を重ねる作業が不要となり、このた
めそれらの接続作業に要する労力及び時間を大幅に減少
させることが可能となる。

またコンデンサ２４の接続位置が電力線１６の接続位置
と必ず反対となるので、ハーネス経路が明確に理解され
、このためざらにそれらの接続作業が容易化される。

そして微小電流が流れる細い信号線２６にメガネ端子が
使用されないので、車両のコスト低減を図ることが可能
となる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、メガネ端子の端子
本体に信号線接続用のコネクタ片が一体に設けられたの
で、メガネ端子を重ねてオルタネータやイグニッション
コイルに接続することが不要となり、また信号線接続側
を予め予想でき、このため電力線及び信号線の接続作業
を容易化してその効率向上を図ることが可能となる。

また信号線の接続のためにメガネ端子を使用する必要が
ないので、車両のコストを低減することも可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の好適な実施例を示す構成説
明図、第２図は従来におけるメガネ端子の構成説明図、
第３図は第１図におけるオルタネータの電気的な接続を
説明する回路図である。 １０・・・メガネ端子 １２・・・端子本体 １４・・・ボルト挿通穴 １６・・・電力線 １８・・・接続片 ２０・・・スタッドボルト ２２・・・ナツト ２６・・・信号線 ３０・・・オルタネータ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）中央にボルト挿通孔が形成された円板状の端子本
   体に信号線接続用のコネクタ片が一体に設けられた、こ
   とを特徴とする車両用メガネ端子。