JPS62156399A - 防錆段ボ−ル原紙 - Google Patents

防錆段ボ−ル原紙

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JPS62156399A
JPS62156399A JP29212985A JP29212985A JPS62156399A JP S62156399 A JPS62156399 A JP S62156399A JP 29212985 A JP29212985 A JP 29212985A JP 29212985 A JP29212985 A JP 29212985A JP S62156399 A JPS62156399 A JP S62156399A
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JP
Japan
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rust
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rust preventive
proof
paper
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Pending
Application number
JP29212985A
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English (en)
Inventor
三宮 篤実
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、金属製品等を簡易な方法で防錆包装するこ
とかてきる防錆段ボール原紙に関するものである。
(従来の技術) 水蒸気の多い空気中で、鉄等の製品を包装すると、紙、
段ボール等の包装素材の自体の吸湿f駈により、また潜
熱の大きい金属の場合には温度変化により結露が生し、
これ等の要因により錆か発生する。
従来、金属製品の錆防止を目的として、防錆油等を金属
製品の表面に塗布する方法か採用されてきた。
この場合、ソルベントナフサ、トリクレン、パークレン
等の有機溶剤を用いた洗浄または脱脂洗浄、アルカリ洗
浄、エマルジョン脱脂により金属表面の防錆、脱脂、研
磨、指紋除去か行なわれ、次いで空気中で1506C付
近の温度て加熱し、表面酸化皮膜層を成長させた上で、
本題の防錆油単独または他の防錆剤と併用して防錆処理
か施されている。
このように多くの複雑な工程を経て防錆か施されている
製品の大半は、現地組み立ての輸出用自動車等の部品で
ある。
したがって、これ等の部品は輸出先回において組み立て
るために、施された防錆油の除去という余分な作業か必
要となるが、近年各国において開梱後直ちに組み立てラ
インに乗せ得る防錆方法を我国に対して強く要望し、防
錆油等の除去作業を要しないことを条件づけている。
また防錆油の被覆処理は上述のように複雑な工程と多大
なエネルギーを要し、作業者自体も防錆油処理された製
品の取扱いを嫌悪する傾向にある。このため、現在ては
防錆油被覆処理して輸出することか不可1七になってい
る。
一方、昇華性を有する気化性防錆剤、例えば亜子酸、ジ
シクロヘキシルアンモニウム等を主剤としたものを使用
した簡便な防錆方法か知られている。
この方法による防錆機構は、気化性防錆剤か常温で水銀
の約1/lO程度の蒸気圧を有し、ie量な昇華か行な
われ、この気化ガスか鉄等の金属製品の表面を被覆して
防錆効果を発揮するものである。
この気化性防錆剤を使用した防錆方法として鉄等の金属
製品を収容した容器内に粉末状態て散布するとか、袋に
入れて収容するとかの方法かあるか、最も普及している
方法はガスを通し難いプラスチック性の袋中に金属製品
、脱湿剤、気化性防錆剤を含浸させた防錆紙を入れ、完
全に密閉し、更にこのプラスチック袋を段ボール容器て
包装するものである。
(発明か解決しようとする問題点) この包装方法では、防錆油処理の場合よりも包装、開梱
作業及び前処理、後処理は軽減されるか、袋詰め作業、
袋出し作業工程、物流中の振動や衝撃て袋にピンホール
や傷か生し易く、これより気化したガスか漏洩し、防錆
効果か激減する事故かしばしば発生する。
また、防錆剤を予め包装容器の段ボール原紙に多量に塗
布しておく方法もあるか、この場合は段ボール原紙を通
して浸入する湿気や有害ガスにより錆の発生を見る場合
がある。
更に、上述のいずれの方法においても、紙或は段ボール
原紙に含まれる防錆剤の気化速度が速すぎ、防錆効果か
長続きしないという欠点もある。
そこで、この発明の目的は防錆剤か適度な速度で気化し
、しかも気化したガスか漏洩しないようにできる防錆段
ボール原紙を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するため、鋭意研究の結果、この発
明ては中間に、昇華して気化ガスを発生する防錆剤を含
む防錆層を設け、該防錆層の一面には上記防錆剤の昇華
速度を調整するための調整層を設け、また防錆層の他面
には上記気化ガスの逸散を防止する遮断層を設けるよう
にした防錆段ボール原紙を提案するものである。
この発明において防錆剤としては、例えばトリエタノー
ルアミン等の1.2.3級アミン類、ジシクロヘキシル
アンモニウムナイトライト、ジクロロヘキシルアンモニ
ウムナイトライド、モルホリンカーボネート、ラウリン
酸ナトリウム、エタノールアミン酸、安息香酸ナトリウ
ム等の有機酸のアルカリ塩類、チオ尿素等の硫黄化合物
、安息香酸フチルエステル等のエステル類、石油スルホ
ン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩類、ベンゾト
リアゾール等のトリアゾール化合物等を使用することか
てきる。
上記防錆剤は、クラフト紙、ロール紙等の紙材の表面に
、例えば:lOg/m2程度塗布或は含浸させて防錆層
を形成したり、或はバインターと共にコートシて形成す
る。
また、調整層としては、例えば30〜100g/m2程
度の高坪量の中性クラフト紙又は純白ロール紙等て構成
することがてきる。
なお、調整層の厚みについては、昇華速度を調整すべき
防錆剤の種類、量、或は防錆期間等を考慮して適宜選択
するものとする。
更に、遮断層はポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン系、ポリエステル系のフィルム又は薄層の板
材、或はアルミ、スチール等の金属箔を上記防錆層の他
面にラミネート被覆して構成する。
なお、防錆層は調整層と別材てなくてもよく、調整層の
一面に防錆剤を塗布或は含浸させて構成するようにして
もよい。
また、上記のような気化ガスの遮断層の他面側に水蒸気
等の遮断層を形成するようにしてもよい。
(作用) 以上のように、この発明では中間に気化性防錆剤を含む
防錆層を設け、防錆層の一面には調整層を設け、防錆層
の他面には遮断層を設けであるため、防錆剤の昇華によ
り生した気化ガスはX断層、に阻まれて遮断層の外部に
漏れることがなく、また防錆剤の昇華速度は調整層によ
り調整され、適量の気化ガスが調整層を通過することに
なる。
したかって、この発明に係る防錆段ボール原紙を使用し
、fi等の錆易い金属製品を上記調整層を内面にし、遮
断層を外面にして包装すれば防錆剤の昇華により生じた
気化ガスは外部に漏れることかなく、シかもその昇華速
度は調整層により調整されるため、包装された金属製品
の防錆を効果的、且つ永続的に行なわせることかてきる
この場合、気化ガスの遮断層の外側に水蒸気等の遮断層
を設けるようにすれば、外部の湿気等はこの遮断層に阻
まれて包装内部に浸入することなく、したがって金属製
品の防錆効果が更に確実に行なわれる。
なお、上記水蒸気等の遮断層は気化ガス遮断層の他面に
接触させて設けてもよいか、気化ガス遮断層の間に芯材
等を介して設けるようにしてもよい。
(実施例) 以下、この発Illを図示の実施例に基づいて説明する
第1図はこの発明の一実施例による防錆段ボール原紙で
あって、lは中性クラフト紙て構成された適当な厚みを
有する:A整層、2は調整層lの一面に気化性防錆剤、
例えばジシクロヘキシルアンモニウムナイトレイトをバ
インダーと共にコートして形成した防錆層てあり、防錆
層2の他面にはガス不透過性のプラスチックフィルム、
例えばポリプロピレンフィルム等をラミネートして遮断
層3を形成し、また遮断層3の他面には例えば160g
/m2の中芯紙等の段ボール原紙4を貼合して防錆段ボ
ール原紙を構成する。
第2図は、防錆ライナー5と防湿ライナー6て防錆段ボ
ール板7を構成するこの発明の他の実施例を示すものて
、防錆ライナー5は第1図の実施例と同様に構成されて
おり、したかって各構成には同様な記号を使用してその
説明を省略する。
また、防湿ライナー6はポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン系等のフィルムなどから構成される
水蒸気遮断層8を紙屑間にラミネート加工したちのて、
該防湿ライナー6と防錆ライナー5との間には波形中芯
紙9を介在させて防錆段ボール板7を構成する。
第3図は、防錆段ボール板7て作成された容器10内に
金属製品を収容して防錆を行なう例を示すもので、容器
10は内面に防錆ライナー5かあり、外面に防錆ライナ
ー6があるように作成され、内部に金属製品を収容した
後、容器lOの底及び側面、天面の重ね合せ面又は突き
合せ面金てプラスチック粘着テープ11て完全にシール
して密閉状態とする。
次に、第3図に示すような包装容器を使用して清浄、乾
燥処理を施した車両用ベアリングを包装し、防錆効果試
験を行ない、その結果を防錆加工を行なわない通常の段
ボール包装容器による包装、或は通常の段ボール容器内
にポリエチレン袋を内装し、更にその中に防錆紙を封入
して包装した結果との比較について下記に示す。
(1)倉庫内長期保管による防錆効果試験発錆面積率で
示す(%) 表中、サンプルA、B、Cは次の包装条件を示している
A=通常の段ボール包装 B=通常の段ボール容器内に内装したポリエチレン袋内
に、更に防錆紙を封入した包装C=この発明による防錆
段ボールによる包装いずれもテープはビニル粘着テープ
を使用してH貼りした。
(2)錆促進試験 表中、■は下記の条件で行なった強制温度サイクルによ
る結露試験を示す。
!El チ、R11’JQX:5°C(311R) 4
+60℃(311R) ノ1往復を1サイクルとし、4
サイクル24時間行な9た。
以上の結果より明らかなように、この発明の防錆段ボー
ル原紙を使用した包装においては従来子として行なわれ
ている通常の段ボール容器内に内装されたポリエチレン
袋内に、更に防錆紙を封入して包装する方法と比較して
も非常に優れた防錆効果と持続性を発揮している。
(発明の効果) 以上のように、この発明による防錆段ボールを使用して
包装することにより、極めて優れ、しかも持続性のある
防錆効果か得られ、したがってこの発明によれば過酷な
条件化での物流に対応して完全な防錆機能を奏すること
ができる。
また、この発明による防錆段ボール原紙を使用した包装
によれば、従来の防錆法に必要とされた防錆油の塗布、
剥離、或はポリエチレン袋の内装等の特別な工程か不要
となり、極めて簡易に包装、開梱を行なうことができ、
開梱後直ちに組立て作業に供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す防錆段ボール原紙
の縦断側面図、第2図はこの発明の他の実施例を示す防
錆段ボール原紙の縦断側面図、第3図はこの発明の防錆
段ボール原紙を使用した包装体の透視側視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中間に、昇華して気化ガスを発生する防錆剤を含む防錆
    層を設け、該防錆層の一面には上記防錆剤の昇華速度を
    調整するための調整層を設け、また防錆層の他面には上
    記気化ガスの逸散を防止する遮断層を設けるようにした
    ことを特徴とする防錆段ボール原紙。
JP29212985A 1985-12-26 1985-12-26 防錆段ボ−ル原紙 Pending JPS62156399A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007710A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Oji Paper Co Ltd 防錆紙
JP2021533014A (ja) * 2018-08-14 2021-12-02 サムプ テック カンパニー リミテッド 気化性防錆コーティング紙及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829482A (ja) * 1971-08-16 1973-04-19

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