JPS62156210A - 高炉出銑口開孔方法 - Google Patents
高炉出銑口開孔方法Info
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- JPS62156210A JPS62156210A JP29474485A JP29474485A JPS62156210A JP S62156210 A JPS62156210 A JP S62156210A JP 29474485 A JP29474485 A JP 29474485A JP 29474485 A JP29474485 A JP 29474485A JP S62156210 A JPS62156210 A JP S62156210A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高炉の出銑口を開孔する方法、特に酸素ガスを
用いる開孔方法に関する。
用いる開孔方法に関する。
(従来の技術)
周知の通り銑鉄製造に用いられる高炉においては、溶融
状態の銑鉄を出銑するにあたり、充填マッドで閉塞され
た出銑口をドリルを用いて穿孔する方法が多年採用され
て来たが、高炉が大型化し出銑回数が多くなるにつれて
、その開孔作業の時間短縮が検討されるようになり、種
々の開孔方法fJE間を六れた。
状態の銑鉄を出銑するにあたり、充填マッドで閉塞され
た出銑口をドリルを用いて穿孔する方法が多年採用され
て来たが、高炉が大型化し出銑回数が多くなるにつれて
、その開孔作業の時間短縮が検討されるようになり、種
々の開孔方法fJE間を六れた。
たとえば特開昭53−54108号公報には、出銑口閉
塞マッドにレーザーを照射して開孔する手段が開示され
ており、また特開昭58−39711号公報には、マッ
ドによって出銑口閉塞直後、マッドの内端表面近傍のみ
が焼成された状態で、マッドみをマッド中に放置し、マ
ッドが焼成硬化したのち必要時に該丸棒鋼を引抜き出銑
口を開孔する手段が示されている。
塞マッドにレーザーを照射して開孔する手段が開示され
ており、また特開昭58−39711号公報には、マッ
ドによって出銑口閉塞直後、マッドの内端表面近傍のみ
が焼成された状態で、マッドみをマッド中に放置し、マ
ッドが焼成硬化したのち必要時に該丸棒鋼を引抜き出銑
口を開孔する手段が示されている。
さらに特公昭58−189311号公報には、高炉出銑
つの閉塞マッドにレーザーを照射して出銑口を開孔する
方法において、高炉の出銑完了後に出銑づを閉塞するに
際し、閉塞耐火物中に燃焼により気化容易な物質を予め
充填しておき、次回出銑時に、前記閉塞された出銑口に
レーザーを照射すると共に、前記気化容易な物質の燃焼
用補助ガスを同時に噴射して、前記出銑ヴ内で前記気化
容易な物質を燃焼気化させることによって、前記閉塞さ
れた中銑りを円滑に開孔する手段が開示されている。
つの閉塞マッドにレーザーを照射して出銑口を開孔する
方法において、高炉の出銑完了後に出銑づを閉塞するに
際し、閉塞耐火物中に燃焼により気化容易な物質を予め
充填しておき、次回出銑時に、前記閉塞された出銑口に
レーザーを照射すると共に、前記気化容易な物質の燃焼
用補助ガスを同時に噴射して、前記出銑ヴ内で前記気化
容易な物質を燃焼気化させることによって、前記閉塞さ
れた中銑りを円滑に開孔する手段が開示されている。
また1本発明者等は、先に第7図の構成概要図に示すよ
うな出銑口開孔方法を創案した。
うな出銑口開孔方法を創案した。
この方法は、高炉lの出銑口2に対向して直管状の酸素
ランス4を繰出し自在に把持する酸素ランス繰出し装置
5を用いることを要点とするもので、6は駆動原動機た
とえばエヤーモータ6aによって回転自在に駆動される
酸素ランス把持ローラ、7は旋回アーム8に回転自在に
吊持されたロンドで酸素ランス繰出し装置5に係合して
いる。
ランス4を繰出し自在に把持する酸素ランス繰出し装置
5を用いることを要点とするもので、6は駆動原動機た
とえばエヤーモータ6aによって回転自在に駆動される
酸素ランス把持ローラ、7は旋回アーム8に回転自在に
吊持されたロンドで酸素ランス繰出し装置5に係合して
いる。
該旋回アーム8は架構物9に固着された軸受装置10に
装着され転回原動機たとえばエヤーモータ11によって
転回自在に駆動され、前記酸素ランス4が出銑口2に正
対するように位置決めされる。
装着され転回原動機たとえばエヤーモータ11によって
転回自在に駆動され、前記酸素ランス4が出銑口2に正
対するように位置決めされる。
前記酸素ランス4には図示していない酸素ガス供給本管
たとえば7レキシプルホースが接続されている。
たとえば7レキシプルホースが接続されている。
而して、この方法は出銑口2内に残留してしまったか、
あるいはわらかしめ埋設していた鋼棒3および閉塞材3
aに前記酸素ランス4から酸素ガスを吹付けて該鋼棒3
および閉塞材3aを酸素ランス4諸共燃焼かつ溶融させ
つつ開孔するものであシ、さらにその詳細を第8図の斜
視図に従って説明する。
あるいはわらかしめ埋設していた鋼棒3および閉塞材3
aに前記酸素ランス4から酸素ガスを吹付けて該鋼棒3
および閉塞材3aを酸素ランス4諸共燃焼かつ溶融させ
つつ開孔するものであシ、さらにその詳細を第8図の斜
視図に従って説明する。
而して第7図と同符号のものは同一部材であるので説明
を省略する。
を省略する。
図において溶銑樋12は出銑口2の下側に位置し鋳床を
通って滓分離装置(図示していない)に接続される。1
3は該溶銑樋12の上部を覆う防熱カバーであり、溶銑
の飛散を防ぐ機能も備えている。
通って滓分離装置(図示していない)に接続される。1
3は該溶銑樋12の上部を覆う防熱カバーであり、溶銑
の飛散を防ぐ機能も備えている。
さて前述のように酸素ランス繰出し装置5から酸素ラン
ス4を用いて開孔作業を行う訳であるが、図に示すよう
な溶銑樋12との位置関係から開孔が終り出銑が開始さ
れたのちは、すみやかに退避する必要があり、旋回アー
ム8を作動させ図において鎖線で示すような待機位置8
fに移動させる。
ス4を用いて開孔作業を行う訳であるが、図に示すよう
な溶銑樋12との位置関係から開孔が終り出銑が開始さ
れたのちは、すみやかに退避する必要があり、旋回アー
ム8を作動させ図において鎖線で示すような待機位置8
fに移動させる。
その際酸素ランス繰出し装置5も当然移動5fするが長
尺の酸素ランス4の移動範囲を小さくし、ハンドリング
を容易にするためリンク機構14を前記旋回アームに付
設して酸素ランス繰出し装置5を平行移動させるよう構
成している。
尺の酸素ランス4の移動範囲を小さくし、ハンドリング
を容易にするためリンク機構14を前記旋回アームに付
設して酸素ランス繰出し装置5を平行移動させるよう構
成している。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者等は高炉出銑口開孔方法のよシ効率的で安全な
方法を研究した結果、従来の方法にはなお多くの課題が
残されていることを知った。
方法を研究した結果、従来の方法にはなお多くの課題が
残されていることを知った。
即ち前記特開昭58−54108号公報記載の発明(以
下人発明と言う)は設備費がかなり高額になることと操
業にあたって所定の孔径を有し軸心が真直な出銑孔を穿
設することに技術的課題が残っており、また特開昭58
−89711号公報記載の発明(以下B発明と言う)で
は閉塞マッド中に残された丸棒鋼を引抜く際に該丸棒鋼
が千切れて前記閉塞マッド中に残留し易く、その場合は
さらに人力により酸素ガス吹管を用いて残留丸棒鋼に酸
素ガスを吹付は溶融除去する操作が必要になり、かえっ
て開孔作業時間が長くな9易いと言う問題がある。
下人発明と言う)は設備費がかなり高額になることと操
業にあたって所定の孔径を有し軸心が真直な出銑孔を穿
設することに技術的課題が残っており、また特開昭58
−89711号公報記載の発明(以下B発明と言う)で
は閉塞マッド中に残された丸棒鋼を引抜く際に該丸棒鋼
が千切れて前記閉塞マッド中に残留し易く、その場合は
さらに人力により酸素ガス吹管を用いて残留丸棒鋼に酸
素ガスを吹付は溶融除去する操作が必要になり、かえっ
て開孔作業時間が長くな9易いと言う問題がある。
さらに、特開昭58−189311号公報記載の発明(
以下C発明と言う)は、A発明と同様に設備費がかなり
高額になることと保守整備が容易でないと言う問題点の
ほか、レーザー開孔プローブが高熱のため損傷しやすく
操作に非常な技術が要求されると言う技術的課題が残っ
ている。
以下C発明と言う)は、A発明と同様に設備費がかなり
高額になることと保守整備が容易でないと言う問題点の
ほか、レーザー開孔プローブが高熱のため損傷しやすく
操作に非常な技術が要求されると言う技術的課題が残っ
ている。
さらに第7図、第8図で説明した出銑口開孔方法では、
20〜80mの直管状の酸素ランスを用いるため、酸素
ランス繰出し装置5に該酸素ランス4をセットしたシ、
あるいは酸素2ンス4の後端部分を人手で保持するため
多くの人手が必要であるほか、酸素う/ス4の接続、運
搬、保管などに多大の作業時間を要するため、開孔作業
そのものは効率的であるものの省力化や作業の安全性向
上が要望されている。
20〜80mの直管状の酸素ランスを用いるため、酸素
ランス繰出し装置5に該酸素ランス4をセットしたシ、
あるいは酸素2ンス4の後端部分を人手で保持するため
多くの人手が必要であるほか、酸素う/ス4の接続、運
搬、保管などに多大の作業時間を要するため、開孔作業
そのものは効率的であるものの省力化や作業の安全性向
上が要望されている。
以上説明した通シ前記A、 B、 O発明ともに技術的
課題が残されておシ、改善が必要であると考えられる。
課題が残されておシ、改善が必要であると考えられる。
ところで高炉出銑口開孔方法は、高温多塵でしかも通常
は狭隘で足場の良くない作業環境で行われるから、よシ
簡便で、安全性の高い方法が望ましい。しかし現在まで
の周知方法には満足できるものが見轟らない。
は狭隘で足場の良くない作業環境で行われるから、よシ
簡便で、安全性の高い方法が望ましい。しかし現在まで
の周知方法には満足できるものが見轟らない。
(問題点を解決するだめの手段)
本発明者等は前述の周知方法のすべてを再検討し改善を
研究した結果、あらかじめコイル状に巻回されたカロラ
イズ鋼管を矯直しつつ出銑口に当接し酸素ガスを吹付け
て開孔する高炉出銑口開孔方法を開発し、前述のような
問題点を解消することに成功した。
研究した結果、あらかじめコイル状に巻回されたカロラ
イズ鋼管を矯直しつつ出銑口に当接し酸素ガスを吹付け
て開孔する高炉出銑口開孔方法を開発し、前述のような
問題点を解消することに成功した。
(作用)
本発明の具体的方法を作用と共に以下図に従って説明す
る。
る。
本発明者等は充填用マッドで閉塞された出銑口を周知の
種々の方法で開孔した結果、該充填用マッド、もしくは
あらかじめ鋼棒を埋設した充填用マッドに酸素ランスを
当接せしめ酸素ガスを吹付は点火し前記充填用マッド、
もしくは充填用マッドと鋼棒を該酸素う/スと諸共に燃
焼溶融せしめつつ開孔する手段が他の周知手段に比し開
孔時間が短く効率が格段に優れていることを確認した。
種々の方法で開孔した結果、該充填用マッド、もしくは
あらかじめ鋼棒を埋設した充填用マッドに酸素ランスを
当接せしめ酸素ガスを吹付は点火し前記充填用マッド、
もしくは充填用マッドと鋼棒を該酸素う/スと諸共に燃
焼溶融せしめつつ開孔する手段が他の周知手段に比し開
孔時間が短く効率が格段に優れていることを確認した。
而して、本発明者等は酸素ランスの消耗量が莫犬である
ため、作業の効率化は得られても経済的に問題があるこ
とから酸素ランスに適した材質を求め、種々研究を行っ
た。
ため、作業の効率化は得られても経済的に問題があるこ
とから酸素ランスに適した材質を求め、種々研究を行っ
た。
たとえば一般用鋼管(JISG3421)、高温高圧用
鋼管(JISG8421) 、化学工業用鋼管(JIS
G3426) を始めとし非鉄金属、たとえばアルミ
管、鋼管、黄銅管、チタニウム管まで試験して見たが、
いずれも消耗が早いか、あるいは破損や折損、屈曲等が
生じ目的に対して経済性がなく、実用効果が得られない
と言うことが判った。
鋼管(JISG8421) 、化学工業用鋼管(JIS
G3426) を始めとし非鉄金属、たとえばアルミ
管、鋼管、黄銅管、チタニウム管まで試験して見たが、
いずれも消耗が早いか、あるいは破損や折損、屈曲等が
生じ目的に対して経済性がなく、実用効果が得られない
と言うことが判った。
また出銑口の開孔用の酸素ランスとしては燃焼溶融しつ
つも真直度を保ち所定の角度で出銑口中に突入できる物
性を備えていることが必要であって、この物性が無いと
所望の傾斜角度と孔径を備えた出銑孔が得られないこと
も確認した。
つも真直度を保ち所定の角度で出銑口中に突入できる物
性を備えていることが必要であって、この物性が無いと
所望の傾斜角度と孔径を備えた出銑孔が得られないこと
も確認した。
そこで耐熱管の1種であるカロライズ鋼管を酸素ランス
として試験゛したところ、非常に効果的であることが判
明した。
として試験゛したところ、非常に効果的であることが判
明した。
とのカロライズ鋼管とは鋼管を滲透剤中に埋設し密閉状
態で900〜1000℃に加熱し鋼管表層にたとえば0
.3〜0.8 mm厚さの鉄−アルミ合金層を形成させ
てなる鋼管であって、材質としては軟鋼、クロム鋼、ス
テンレス鋼などが採用可能である。
態で900〜1000℃に加熱し鋼管表層にたとえば0
.3〜0.8 mm厚さの鉄−アルミ合金層を形成させ
てなる鋼管であって、材質としては軟鋼、クロム鋼、ス
テンレス鋼などが採用可能である。
次に前記カロライズ鋼管を酸素ランスとして第7図に示
す開孔方法を試みた結果、予想通りの作業効率の向上が
得られたが、やけ920〜80mの直管状長尺物である
ため、格納、運搬、セットに課題が残ることと酸素ラン
スの移動に多くの人手を必要としさらに安全面でも問題
が解決しなかった0 そこで、本発明者等は曲率の大きい曲げなどの加工を行
った場合、亀裂や折損が発生し酸素ランスとして使用に
堪えないと考えられていたカロライズ鋼管18を、第2
図に示すように7ランジ15a、15bおよび巻胴16
からなるボビン型の巻取ドラム17に強制的に巻きつけ
てみた。図において18aはカロライズ鋼管18の巻き
始め、つまり始端で巻胴16に設けられた貫通孔(図示
ししていない)を通って外方に突出させ酸素供給設備と
の接続を容易にした。而して18bはカロライズ鋼管1
8の巻き終シ、つまり終端を示す。
す開孔方法を試みた結果、予想通りの作業効率の向上が
得られたが、やけ920〜80mの直管状長尺物である
ため、格納、運搬、セットに課題が残ることと酸素ラン
スの移動に多くの人手を必要としさらに安全面でも問題
が解決しなかった0 そこで、本発明者等は曲率の大きい曲げなどの加工を行
った場合、亀裂や折損が発生し酸素ランスとして使用に
堪えないと考えられていたカロライズ鋼管18を、第2
図に示すように7ランジ15a、15bおよび巻胴16
からなるボビン型の巻取ドラム17に強制的に巻きつけ
てみた。図において18aはカロライズ鋼管18の巻き
始め、つまり始端で巻胴16に設けられた貫通孔(図示
ししていない)を通って外方に突出させ酸素供給設備と
の接続を容易にした。而して18bはカロライズ鋼管1
8の巻き終シ、つまり終端を示す。
次に第3図の概要図に示すように、巻取ドラム17から
前記カロライズ鋼管18を引出しつつ矯正ローラ19
a 〜19 e 、 ピンチローラ20a、20bか
らなる矯正真直化装置21(以下単に矯直機と言う)に
挿通して直管化を試みた結果、当初懸念されていた亀裂
および潰れなどの故障は生じないことが確認できた。
前記カロライズ鋼管18を引出しつつ矯正ローラ19
a 〜19 e 、 ピンチローラ20a、20bか
らなる矯正真直化装置21(以下単に矯直機と言う)に
挿通して直管化を試みた結果、当初懸念されていた亀裂
および潰れなどの故障は生じないことが確認できた。
さらに、あらかじめコイル状に形成された鋼管をカロラ
イズ処理してなるコイル状カロライズ鋼管を巻取ドラム
17に装着したものを矯直したが、懸念されたような亀
裂や潰れは無く、使用可能であることが確認された。
イズ処理してなるコイル状カロライズ鋼管を巻取ドラム
17に装着したものを矯直したが、懸念されたような亀
裂や潰れは無く、使用可能であることが確認された。
本発明では前記両者を含めコイル状に巻回されたカロラ
イズ鋼管と言う。
イズ鋼管と言う。
次に第4図の概要説明図に示すように高炉出銑口開孔装
置22を用いて開孔作業を実施した。
置22を用いて開孔作業を実施した。
図においてカロライズ鋼管18は、酸素ランス繰り出し
装置23に回動自在に軸支された巻取ドラム17に巻装
され、矯直機21によって矯正され真直化されて高炉1
の出銑口2の方向に繰り出される。而して3は出銑口中
に引抜き操作中に切れて残留したか、あるいはあらかじ
め埋設された鋼棒を示すもので、出銑口中に存在する形
態としては両者はほぼ同様であるため、本発明では両者
を同一の鋼棒とみなすこととし、その意味において「あ
らかじめ埋設された鋼棒」と定義する。
装置23に回動自在に軸支された巻取ドラム17に巻装
され、矯直機21によって矯正され真直化されて高炉1
の出銑口2の方向に繰り出される。而して3は出銑口中
に引抜き操作中に切れて残留したか、あるいはあらかじ
め埋設された鋼棒を示すもので、出銑口中に存在する形
態としては両者はほぼ同様であるため、本発明では両者
を同一の鋼棒とみなすこととし、その意味において「あ
らかじめ埋設された鋼棒」と定義する。
次に24は酸素供給用のフレキシブルホースで酸素供給
装置25に接続されており、また該フレキシブルホース
24は図示していないスイペルジョントを介して巻取ド
ラム17に巻装されたカロライズ鋼管18の始端に接続
されている。
装置25に接続されており、また該フレキシブルホース
24は図示していないスイペルジョントを介して巻取ド
ラム17に巻装されたカロライズ鋼管18の始端に接続
されている。
旋回アーム26は吊持ロッド27を介して酸素ランス繰
シ出し装置23を回動自在に吊持しており、さらに高炉
周辺の柱あるいはビーム、デツキのような架構物28に
固定された軸受装置29に軸支され、駆動原動機たとえ
ばエヤーモータ30によって回動自在に駆動される。こ
れを本発明では旋回アームは架構物に回動自在に支持さ
れていると言う、次に31は復帰装置付クラッチ機構で
、開孔操業姿勢において旋回アーム26をエヤーモータ
30を主とする回動機構から切離し該旋回アーム26を
転回自在とする作用を備えている。
シ出し装置23を回動自在に吊持しており、さらに高炉
周辺の柱あるいはビーム、デツキのような架構物28に
固定された軸受装置29に軸支され、駆動原動機たとえ
ばエヤーモータ30によって回動自在に駆動される。こ
れを本発明では旋回アームは架構物に回動自在に支持さ
れていると言う、次に31は復帰装置付クラッチ機構で
、開孔操業姿勢において旋回アーム26をエヤーモータ
30を主とする回動機構から切離し該旋回アーム26を
転回自在とする作用を備えている。
また32は一端が該旋回アーム26に係止され、他端は
回転ドラム(図示していない)に巻取巻戻し自在に巻装
された引張ワイヤー33を備えた押圧力付与装置である
0 さて、かかる出銑口開孔装置22を用いて、図示してい
ない制御装置により矯直機21を操作してカロライズ鋼
管18を矯直しつつ出銑口に当接し酸素ガスを吹付は点
火し開孔作業を行ったところ極めて効率的に、たとえば
従来30〜80分を要していた作業時間を5〜15分に
短縮することが出来た。
回転ドラム(図示していない)に巻取巻戻し自在に巻装
された引張ワイヤー33を備えた押圧力付与装置である
0 さて、かかる出銑口開孔装置22を用いて、図示してい
ない制御装置により矯直機21を操作してカロライズ鋼
管18を矯直しつつ出銑口に当接し酸素ガスを吹付は点
火し開孔作業を行ったところ極めて効率的に、たとえば
従来30〜80分を要していた作業時間を5〜15分に
短縮することが出来た。
次に、前記酸素ランス繰υ出し装置23を用いる方法に
つき、構造を含めてさらに詳細に説明する0 本発明においてカロライズ鋼管を酸素う°ンスとして用
いることは前述の通シであシ、その意味において両者を
以下同義に用いることとするO第5図は酸素ランス繰り
出し装置23および矯直機21の構造詳細を示すもので
、酸素ランス34は巻取ドラム17から水平方向案内ロ
ール35を通って駆動用のエヤーモータ36によって正
逆転自在に駆動される回転速度可変な繰り出しローラ3
7により繰り出し力を与えられるo 38a〜38dは
矯直用ローラ群で、酸素ランス84は前述の通り該ロー
ラ群88a〜88dを通過する途中で矯直化され1、案
内ガイド39から出銑口方向に繰シ出される。40は酸
素ランス繰り出し装置23全体を支持する軸で吊持ロッ
ド41に軸支されている0フレーム42は昇降機構を有
し、軸40に対し酸素ランス繰り出し装置23を昇降す
る機能を備えておシ、従って酸素ランス84の位置を調
節し開孔操作をより容易にするものであるが、かかる機
構の付与を適宜に行うことは自由である0(実施例) 第6図は本発明の方法を詳細に説明するための実施例に
かかる高炉出銑口開孔装置の概略斜視図で、出銑口2の
近傍の羽口デツキの如き架構物28に固着された軸受装
置43に旋回アーム44が回動自在に軸支されている。
つき、構造を含めてさらに詳細に説明する0 本発明においてカロライズ鋼管を酸素う°ンスとして用
いることは前述の通シであシ、その意味において両者を
以下同義に用いることとするO第5図は酸素ランス繰り
出し装置23および矯直機21の構造詳細を示すもので
、酸素ランス34は巻取ドラム17から水平方向案内ロ
ール35を通って駆動用のエヤーモータ36によって正
逆転自在に駆動される回転速度可変な繰り出しローラ3
7により繰り出し力を与えられるo 38a〜38dは
矯直用ローラ群で、酸素ランス84は前述の通り該ロー
ラ群88a〜88dを通過する途中で矯直化され1、案
内ガイド39から出銑口方向に繰シ出される。40は酸
素ランス繰り出し装置23全体を支持する軸で吊持ロッ
ド41に軸支されている0フレーム42は昇降機構を有
し、軸40に対し酸素ランス繰り出し装置23を昇降す
る機能を備えておシ、従って酸素ランス84の位置を調
節し開孔操作をより容易にするものであるが、かかる機
構の付与を適宜に行うことは自由である0(実施例) 第6図は本発明の方法を詳細に説明するための実施例に
かかる高炉出銑口開孔装置の概略斜視図で、出銑口2の
近傍の羽口デツキの如き架構物28に固着された軸受装
置43に旋回アーム44が回動自在に軸支されている。
該旋回アーム44の先端には吊持ロッド45を介して、
昇降装置46および酸素ランス繰り出し装置47が回動
自在に吊持されており、該酸素ランス繰シ出し装置47
には酸素ランス48が巻回された巻取ドラム49および
矯直機50が塔載されており、酸素ランス48は前述の
ように矯直され案内ガイド51から出銑口2の方向に繰
り出される052は該旋回アーム44の駆動用エヤーモ
ータで、クラッチ機構53を備え、開孔姿勢において前
記旋回アーム44の回動から切離される。
昇降装置46および酸素ランス繰り出し装置47が回動
自在に吊持されており、該酸素ランス繰シ出し装置47
には酸素ランス48が巻回された巻取ドラム49および
矯直機50が塔載されており、酸素ランス48は前述の
ように矯直され案内ガイド51から出銑口2の方向に繰
り出される052は該旋回アーム44の駆動用エヤーモ
ータで、クラッチ機構53を備え、開孔姿勢において前
記旋回アーム44の回動から切離される。
54はドラム55を介してトルクモータ56から一定の
張力が加えられる引張ワイヤーで、その一端は前記旋回
アーム44に係止されている。
張力が加えられる引張ワイヤーで、その一端は前記旋回
アーム44に係止されている。
そこで該旋回アーム44は第4図で説明したものと同様
に図示していないリミットスイッチ等によシ前記クラッ
チ機構が作動したのちは引張ワイヤー54によシ一定の
力で出銑口2方向へ回動することになシ、酸素ランス4
8には燃焼溶融の良否にかかわらず屈曲や折損を引起こ
すような無理な力が加わることがない。
に図示していないリミットスイッチ等によシ前記クラッ
チ機構が作動したのちは引張ワイヤー54によシ一定の
力で出銑口2方向へ回動することになシ、酸素ランス4
8には燃焼溶融の良否にかかわらず屈曲や折損を引起こ
すような無理な力が加わることがない。
さらに前記矯直機50の矯直縁シ出し速度を手動あるい
は自動で制御すれば、開孔作業の安定性は一段と向上す
る。
は自動で制御すれば、開孔作業の安定性は一段と向上す
る。
以上本発明の方法を実施する手段として旋回アームを用
いた例について説明したが、それらの手段に限定される
ことなく、第1図の概要説明図に示すような軌条走行式
台車57を用いる好適な方法が採用できる。
いた例について説明したが、それらの手段に限定される
ことなく、第1図の概要説明図に示すような軌条走行式
台車57を用いる好適な方法が採用できる。
図において作業床58上に固定された軌条59に走行用
車輪60a、60bを介して前後進自在に移動する軌条
走行式台車57(以下単に台車と言う)は、図示してい
ない走行用原動機たとえばエヤーモータによって出銑口
2方向に対向するように動かされる。
車輪60a、60bを介して前後進自在に移動する軌条
走行式台車57(以下単に台車と言う)は、図示してい
ない走行用原動機たとえばエヤーモータによって出銑口
2方向に対向するように動かされる。
台車57上には俯仰角度調節リフター61が設けられ該
リフター61上に巻取ドラム62、矯直機63が塔載さ
れており、酸素ランス64は前記巻取ドラム62、矯直
機63を介して常に出銑口2方向に所定の角度を保って
繰り出される。巻取ドラム62、矯直機63等の駆動原
動機は図示を省略している。
リフター61上に巻取ドラム62、矯直機63が塔載さ
れており、酸素ランス64は前記巻取ドラム62、矯直
機63を介して常に出銑口2方向に所定の角度を保って
繰り出される。巻取ドラム62、矯直機63等の駆動原
動機は図示を省略している。
なお、矯直機63の繰り出し速度調節や走行用原動機を
開孔作業位置で走行機構から切離し以後は一定のトルク
で台車57を出銑口2方向に押圧する装置たとえば前述
のトルクモータと引張ワイヤーの利用や重錘の利用など
も付設すると開孔作業をより円滑に実施することが出来
る。
開孔作業位置で走行機構から切離し以後は一定のトルク
で台車57を出銑口2方向に押圧する装置たとえば前述
のトルクモータと引張ワイヤーの利用や重錘の利用など
も付設すると開孔作業をより円滑に実施することが出来
る。
また、前記酸素ランス64に対する酸素の供給は図示し
ていない酸素ガス供給本管からフレキシブルホースと流
体回転継手を用いて実施したが、支障は全く生じなかっ
た。
ていない酸素ガス供給本管からフレキシブルホースと流
体回転継手を用いて実施したが、支障は全く生じなかっ
た。
(発明の効果)
本発明の方法は、従来法に比して非常に作業が容易で、
狭隘かつ高温多塵の雰囲気における高炉出銑口開孔作業
の能率を従来法の2〜5倍以上とすることが出来るほか
、作業の安全性を格段に高めることが可能で、そのほか
省力化効果によって労務費を従来法の172〜1/4
と大幅に削減することができる。
狭隘かつ高温多塵の雰囲気における高炉出銑口開孔作業
の能率を従来法の2〜5倍以上とすることが出来るほか
、作業の安全性を格段に高めることが可能で、そのほか
省力化効果によって労務費を従来法の172〜1/4
と大幅に削減することができる。
第1図は本発明の方法の実施例にかかる概要説明図、第
2図はカロライズ鋼管を巻回した巻取ドラムの概略正面
図、第3図はカロライズ鋼管の矯直要領説明図、第4図
は本発明にかかる実施例方法の概略説明図、第5図は本
発明の方法を実施す゛るための装置の1部機能説明図、
第6図は本発明の実施例に用いられた開孔装置の概略斜
視図、第7図は直管状酸素ランスを用いる開孔作業要領
説明図、第8図は同じく直管状酸素ランスを用いた高炉
出銑口開孔装置の概略斜視図である。 1・・・高 炉 2・・・出銑口3・・・鋼
棒 3a・・・閉塞材4.84,48.64・
・・酸素ランス5、23.47 ・・・酸素ランス繰
出し装置6・・・酸素ランス把持ローラ 7.27,41.45・・・吊持ロッド8、26.44
・・・旋回アーム 9.28・・・架構物 10.29.43・・・軸受装置 11.30,36.52・・・エヤーモータ12・・・
溶銑樋 13・・・防熱カバー14・・・リンク
機構 15a、15b・・・72ンジ16・・・巻胴
17.49.62・・・巻取ドラム19a−1
9e−矯正ローラ 20a、20b・・・ピンチローラ 21.50.63・・・矯直機 22・・・出銑口開孔装置 24・・・フレキシブルホース 25・・・酸素供給装置 31.58・・・クラッチ機構 32・・・押圧力付与装置 33.54・・・引張ワイ
ヤー35・・・水平方向案内ロール 37・・・繰シ出しローラ 38a〜38a・・・矯直用ローラ群 89.51・・・案内ガイド 4o・・・軸42・・・
フレーム 46・・・昇降装置!55・・・ドラム
56・・・トルクモータ57・・・軌条走行
式台車 58・・・作業床59・・・軌条 60a
、60b・・・走行用車輪61・・・俯仰角度調節リフ
ター 出 願 人 新日本製鐵株式会社 〃 日鐵プラント設計株式会社 〃 九築工業株式会社 第4図 第)図
2図はカロライズ鋼管を巻回した巻取ドラムの概略正面
図、第3図はカロライズ鋼管の矯直要領説明図、第4図
は本発明にかかる実施例方法の概略説明図、第5図は本
発明の方法を実施す゛るための装置の1部機能説明図、
第6図は本発明の実施例に用いられた開孔装置の概略斜
視図、第7図は直管状酸素ランスを用いる開孔作業要領
説明図、第8図は同じく直管状酸素ランスを用いた高炉
出銑口開孔装置の概略斜視図である。 1・・・高 炉 2・・・出銑口3・・・鋼
棒 3a・・・閉塞材4.84,48.64・
・・酸素ランス5、23.47 ・・・酸素ランス繰
出し装置6・・・酸素ランス把持ローラ 7.27,41.45・・・吊持ロッド8、26.44
・・・旋回アーム 9.28・・・架構物 10.29.43・・・軸受装置 11.30,36.52・・・エヤーモータ12・・・
溶銑樋 13・・・防熱カバー14・・・リンク
機構 15a、15b・・・72ンジ16・・・巻胴
17.49.62・・・巻取ドラム19a−1
9e−矯正ローラ 20a、20b・・・ピンチローラ 21.50.63・・・矯直機 22・・・出銑口開孔装置 24・・・フレキシブルホース 25・・・酸素供給装置 31.58・・・クラッチ機構 32・・・押圧力付与装置 33.54・・・引張ワイ
ヤー35・・・水平方向案内ロール 37・・・繰シ出しローラ 38a〜38a・・・矯直用ローラ群 89.51・・・案内ガイド 4o・・・軸42・・・
フレーム 46・・・昇降装置!55・・・ドラム
56・・・トルクモータ57・・・軌条走行
式台車 58・・・作業床59・・・軌条 60a
、60b・・・走行用車輪61・・・俯仰角度調節リフ
ター 出 願 人 新日本製鐵株式会社 〃 日鐵プラント設計株式会社 〃 九築工業株式会社 第4図 第)図
Claims (1)
- あらかじめコイル状に巻回されたカロライズ鋼管を矯直
しつつ出銑口に当接し、酸素ガスを吹付けて開孔するこ
とを特徴とする高炉出銑口開孔方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29474485A JPS62156210A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 高炉出銑口開孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29474485A JPS62156210A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 高炉出銑口開孔方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62156210A true JPS62156210A (ja) | 1987-07-11 |
JPS6356284B2 JPS6356284B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=17811743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29474485A Granted JPS62156210A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 高炉出銑口開孔方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62156210A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06205809A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-07-26 | Siemens Elema Ab | 検査台 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29474485A patent/JPS62156210A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06205809A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-07-26 | Siemens Elema Ab | 検査台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356284B2 (ja) | 1988-11-08 |
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