JPS62155707A

JPS62155707A - 電気機器装置

Info

Publication number: JPS62155707A
Application number: JP60295962A
Authority: JP
Inventors: 正弘小林
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-12-27
Filing date: 1985-12-27
Publication date: 1987-07-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は電気機器装置に係り、特にガス絶縁電気機器と
油入電気機器との間の接続の改良に関する。

〔従来の技術〕

最近の発、変電所においては、その設備機器の縮小化並
びに設置スペースの有効利用を計るために、各種の設備
機器の絶縁としてガス絶縁が多く採用されている。しか
しこのガス絶縁は全ての設備機器に採用されているわけ
ではなく、最重要機器である例えば高電圧、大容量の変
圧器などにおいては未だガス絶縁化がされておらず、現
状ではガス絶縁電気機器と油入電気機器とが共存する形
態となっている。又現在の両者の電気的接続は油・ガス
ブッシング又は油中スペーサを介して行われている。

従来のガス絶縁電気機器と油入電気機器とを油・ガスブ
ッシングを介して接続した電気機器装置は第３図に示す
とおりである。すなわち、油入電気機器例えば油入変圧
器１は、接続ポケット２ａを有する容器２内に電器本体
３を収納するとともに絶縁油４を充てんしている。また
ガス絶縁電気機器５は接続ポケット６ａを有する容器６
内に電器本体を収納し、ＳＦＧ　ガスのような絶縁ガス
７を封入している。このような油入変圧器１とガス絶縁
電気機器５は連結フランジ８を介して取付けられた油・
ガスブッシング９を介して接続導体１０ａ、１０ｂによ
って電気的に接続されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような構成においては、現地組立作業で工場組立時
に合せ、及び寸法測定されているにもかかわらず現地基
礎面の不均一ならびに油入電気機器の現地真空注油など
における変形などにより取合い面が一致せずに組立に多
くの時間を費やしたり、又変圧器から発生する振動を直
接に伝達するなどの解決すべき問題点があった。

（発明の目的）本発明は上記の点を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、現地組立作業を容易にするとともに十
分な振動伝達遮断効果を有する電気機器装置を提供する
ことにある。

〔問題を解決するための手段〕

かかる目的を達成するために本発明によれば、ガス絶縁
電気機器の接続ポケット部と油入電気機器の接続ポケッ
ト部との間に接続ダクトを設けるとともに、この接続ダ
クトを可とう性を有し絶縁ガスを封入して形成し、また
この接続ダクトが両電気機器の接続時にスリップオン形
接続部により電気的接続するように形成された電気機器
装置である。

〔作用〕

このように構成することにより、両電気機器の現地組立
作業時の取合い公差の吸収をするとともに油入電気機器
とガス絶縁電気機器との間の振動伝達を遮断させること
ができる。

〔発明の実施例〕

以下本発明の電気機器装置の一実施例を第１図及び第２
図を参照して説明する。第３図と同一部分又は同一機能
を有する部分は同符号を付しである。

（実施例の構成）油入電気機器例えば油入変圧器１は接続ポケット２ａを
有する容器２内に巻線を巻装してなる電器本体３を収納
するとともに絶縁油４を充てんしている。

またガス絶縁電気機器５は接続ポケット６ａを有する容
器６内に電気機器本体を収納し、ＳＦ、ガスのような絶
縁ガス７を封入している。このような油入電器例えば油
入変圧器１とガス絶８電気機器５は絶縁ガス７を封入し
た接続ダクト１１を介して接続ポケット２ａと接続ポケ
ット６ａとを接続導体１０８．１０ｂとによって接続し
て電気機器装置１２を構成する。

この接続ダクト１１は胴となる可とう性のベローズ１３
の両端にフランジ１４ａを有する絶縁スペーサ１４によ
って封止して絶縁ガス７を封入する。ベローズ１３の内
部にはスライド接続導体１５を納入し、絶縁スペーサＩ
４を貫通して気密に導体１６を夫々保持する。導体１６
の一方側すなわちベローズ１３の内側において、導体１
６とスライド接続導体１５とは点線で示したように摺動
接触部材１５ａによって摺動接触し、かつ導体１６はス
ライド接続導体１５の内側に出入できるようになってい
る。

また導体１６の他方端は絶縁スペーサ１４がら夫々外側
しこ突出しており、絶縁スペーサ１４は接続ダクト１１
の外側に向って夫々中央が凸部を形成している。そして
接続ポケット２ａ　、　６ａに夫々設けられる摺動接触
部材１７と対となって夫々スリップオン形接続部１８が
形成される。

この摺動接触部材１７は例えばロンド状の導体１６が挿
入されて接続されるように例えばいわゆるチューリップ
形接触部材からなっている。そして摺動接触部材１７は
接続ポケット２ａ　、　６ａを夫々封止しているフラン
ジ１９ａ付きの絶縁スペーサ１９に夫々形成された凹部
に取付けられ、この摺動接触部材１７は夫々接続導体１
０ａ、１０ｂに接続されている。またこの凹部は上記の
凸部と接合時に凸部をはめ込むように形成されている。

（実施例の作用）油入変圧器１とガス絶縁電気機器５とを対向させて、夫
々の接続ポケット２．１１　、６ａ　を位置決めする。

この両者の間に接続ダクト１１を図示しないスタンドな
どにより一般には縮めて挿入し、挿入後にスタッドをゆ
るめて接続ダクト１１の両側のスリップオン形接続部１
８において夫々接続ポケット２ａ　、　６ａを接続する
。

このように接続ダクト１１を縮めたり、伸ばしたりした
時に導体１６はスライド接続導体１５の摺動接触部材１
５ａによって摺動接触したまま摺動接続導体１５内に入
ったり、これから出る側に引かれたりできる。

（実施例の効果）接続ダクト１１と接続ポケット２ａ　、　６ａ　との接
離はスリップオン形接続部１８によって行われるため極
めて容易である。また、例えば油入変圧器ｌ側からの振
動はベローズ１３及び導体１６と摺動接触部材１５ａと
の摺動接触の部分で吸収され、ガス絶縁電気機器側に振
動の伝達は減少される。さらに油入変圧器１とガス絶縁
電気機器５との取り合い面の寸法公差は接続ダクト１３
によって幾分吸収ができ。

またスリップオン形接続部１８によって両者の接続が従
来に比して極めて容易となり１両接続ポケット２ａ　、
　６ａは何れも開放しないで接続できるので従来開放に
伴う諸種の不都合が全くなくなるという利点がある。

〔発明の効果、〕

以上説明したように本発明によれば、油入電気機器とガ
ス絶Ｂ電気機器間にスリップオン形接続部を有し、また
可とう性を有する接続ダクトにより接続することにより
、現地組立作業時における取り合い面の寸法公差の吸収
が容易にできるとともに、電気接続がスリップオン形接
続部によるため、油入電気機器とガス絶縁電気機器とも
に組立完了の状態で容易に接続が可能となり、また両接
続ポケット部は夫々封止したまま作業ができるので両電
気機器の防湿管理が良くなり品質が向上し、組立、作業
時間の大幅な短縮とともに十分な振動遮断効果が得られ
る電気機器装置を提供することができる。

なお、本発明は、上記の実施例に限らず、３相一括、垂
直配置においても同様の効果が得られることは言うまで
もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気機器装置の一部断面側面図、第２
図は第１図の接続ダクトの縦断面図、第３図は従来の電
気機器装置の一部断面側面図である。１・・・油入電気機器、　４・・・絶縁油。２ａ　、　６ａ・・・接続ポケット、５・・・ガス絶縁
電気機器、７・・・絶縁ガス、　１１・・・接続ダクト
、１２・・・電気機器装置、１３・・・ベローズ。１４．１９・・・絶縁スペーサ、１５・・・スライド接
続導体、１６・・・導体、　１７・・・摺動接続部材。１８・・・スリップオン形接続部、１４、１９・・・絶縁スペーサ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）油入電気機器とガス絶縁膜電気機器とを連結して
なる電気機器装置において、油入電気機器の接続ポケッ
トとガス絶縁電気機器の接続ポケット間に接続が容易な
接続ダクトを設けるとともに、この接続ダクトを可とう
性を有するように形成したことを特徴とする電気機器装
置。
（２）接続ダクトが油入電気機器とガ絶縁電気機器との
接続時にスリップオン形接続部により電気的接続される
ように形成された特許請求の範囲第１項記載の電気機器
装置。