JPS62154002A - 半導体ウェハー処理方法及びその方法に用いられる処理装置 - Google Patents

半導体ウェハー処理方法及びその方法に用いられる処理装置

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JPS62154002A
JPS62154002A JP29265685A JP29265685A JPS62154002A JP S62154002 A JPS62154002 A JP S62154002A JP 29265685 A JP29265685 A JP 29265685A JP 29265685 A JP29265685 A JP 29265685A JP S62154002 A JPS62154002 A JP S62154002A
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功 宮崎
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精一 山田
Masao Tsugi
都木 正雄
Hiroyuki Nakada
博之 中田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、制御技術、さらにはフィードバック制御技
術に適用して有効な技術に関するもので、たとえば、ド
ライエツチングなどの半導体集積回路製造技術に利用し
て有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
たとえば、半導体集積回路の製造では、ドライエツチン
グやCVD (化学蒸着装置:chemicalvap
or deposition)などのように、所定の雰
囲気を提供する反応室を使ってのウェハー処理が大きな
比重を占める。このため、半導体集積回路の製造方法あ
るいは製造装置にあっては、その反応室内の雰囲気をい
かに高精度かつ効率良く制御するかが重要となる。
とくに最近では、たとえば日経マグロウヒル社刊行「日
経マイクロデバイス 1985年12月号(m6)J1
85〜201頁などに記載されているように、半導体集
積回路の基材となる半導体ウェハーが大径化してきたた
め、半導体ウェノ・−を多数枚ずつまとめて反応室に入
れて処理するバッチ式よりも、ウェハーを1枚ずつ反応
室に入れて処理する枚葉式が、処理の高精度化、ウェハ
ーのハンドリングの合理化、装置の小型化などの面で有
利になってきた。
ところが、枚葉式では、ウェハーを1枚ずつ反応室内に
入れて処理にかけるために、反応室内にて処理が行われ
る実処理時間よりも、ウェハーが反応室内に装填されて
から反応室内の雰囲気が所定の条件に達して実際の処理
が可能になるまでの待ち時間の方が長くかがりてしまい
、このことが枚葉式の効率的な運用を妨げる大きな阻害
要因となっていた。
そこで、本発明者は、たとえば上述した枚葉式処理の効
率化をはかるための制御技術について検討した。以下は
、公知とされた技術ではないが、本発明者によって検討
された技術であり、その概要は次のとおりである。
第13図は、本発明者によって検討された制御技術を半
導体集積回路製造装置に適用した例を示す。
同図に示す半導体集積回路製造装置は反応性イオンによ
るドライエツチング装置として構成されている。この装
置は、被制御系1として、給気系および排気系を備えた
反応室11を有する。この反応室11内は、給気系によ
って反応性ガス12が供給される一方、排気系によって
真空排気されるようになっている。排気系としては真空
排気ポンプ14が設けられている。この真空排気ポンプ
14と反応室110間には圧力調節バルブ13が介在さ
せられている。このパルプ130開度を操作することに
より、反応室11内の圧力が可変調節される。また、反
応室11には、内部のガスj2をイオン活性化するため
の高周波印加装置15が備えられている。
上述した被制御系1とともに、圧力センサ2によって検
出された反応室11内の雰囲気圧力(制御量)を所定の
目標値Viにするための制御装置3が設けられている。
この制御装置3は、フィードバック制御装置31、サー
ボ駆動装置32、およびボテンシ冒メータ33などによ
って構成され、反応室11内の圧力値すなわち制御量V
fが目標値Viに等しくなるように上記圧力調節バルブ
13の開度を連続的に可変操作する。
この場合、フィードバック制御装置31は減算器と出力
増幅器とによって構成され、制御量Vfと目標値Viと
の差(Vf−Vi)をゼロにするような制御出力丁なわ
ち操作量Voxを出力する。サーボ駆動装置32は、ボ
テンシ■メータ33によって検出される圧力調節バルブ
13の開度が上記操作量Voxに追従するように、その
バルブ13をサーボ駆動する。
ここで、上記制御装置3は、外部から与えられる制御開
始/停止指令CVcよって、その動作の開始と停止が制
御されるようになっている。この指令Cは、反応室11
内での処理を行う際に能動化(C=1)される。この能
動化によって上述した制御が開始される。また、ウェハ
ーの入れ替えなどの段取り工程を行う際には非能動化(
C=O)される。この非能動時には上記制御装置3によ
る制御が停止される。従って、多数のウェハーを1枚ず
つに分けて枚葉処理する場合には、上記指令Cは能動(
C=1)と非能動(C=O)を交互に繰り返す。
以上のようにして、多数の半導体ウェハーを1枚ずつ枚
葉処理することができる半導体集積回路製造装置が構成
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した技術には、次のような問題点の
あることが本発明者によってあきらかとされた。
すなわち、たとえば上述した半導体集積回路製造装置に
適用された制御技術では、被制御系10制御量Vfをネ
ガティブ・フィードバック(負帰還)によって制御して
いた。このフィードバック制御は、その制御系が十分に
安定した定常状態のときにはそれほど問題はない。とこ
ろが、このフィードバック制御では、第14図に示すよ
うK。
そのフィードバック制御が開始された後のしばらくの間
は、制御系における伝達遅れあるいは慣性などによって
操作量Voxが過剰あるいは過小になることがあり、こ
れによって制御量Vfが目標値Viを通り過ぎてしまう
オーバーシュート(+Δ)と、このオーバーシュート+
Δを過剰に修正してしまうアンダーシェード(−Δ)と
が生じる不安定な状態が生じる。
このため、たとえば上述した半導体集積回路製造装置で
は、ウェハーを反応室11内に装填して制御を開始して
から、つまり指令Cが0から1になってから、反応室1
1内の雰囲気状態が目標値Vi付近で安定化するまでの
間に、かなりの待ち時間tsを必要とする。この待ち時
間tsの間は、もちろん処理を行うことができない。従
って、多数の半導体ウェハーを1枚ずつ処理する枚葉式
にあっては、その待ち時間tsが全体の処理効率を低下
させる大きな阻害要因となる、ということが本発明者に
よって明らかとされた。
さらに、フィードバック制御では、その制御の開始時の
過剰操作によって制御量Vfが目標値Viを大きく越え
るオーバーシュート(+Δ)が避けられないが、このオ
ーバーシュート(+Δ)は、場合によってはいろいろな
弊害をもたらすことがある。たとえば、制御量Vfが温
度であって、その温度を被処理体に許される最高温度ぎ
りぎりの目標値Viに制御しようとする場合には、オー
バーシュート(+△)によって、その被処理体に許容限
度を越える温度が与えられてしまう。
本発明の目的は、制御が開始されてから制御系が安定す
るまでの待ち時間を短縮させることができるとともに、
操作量が過剰になることにより生じるオーバーシュート
を抑えられるようにした制御方法および装置に関する技
術を提供することにある。
また、その制御技術を利用することKよって、多数の半
導体ウェハーを1枚ずつに分けて処理する枚葉式の半導
体集積回路製造処理の効率化を可能にする製造方法およ
び装置に関する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、フィードバック制御の開始に先立って、被制
御系の制御量を目標値付近で平衡させるような大きさの
操作量を一定時間だけ被制御系に与える、というもので
ある。
〔作用〕
上記した手段によれば、前もって与えられた操作量によ
って被制御系の制御量が目標値近くまで予備操作される
。この後でフィードバック制御を行うと、制御量が既に
目標値近くまで粗方達して制御量と目標値との差が小さ
くなっているので、フィードバック制御による操作量が
極端な過剰状態になることはない。これKより、制御が
開始されてから制御系が安定するまでの待ち時間を短縮
させるとともに、操作量が過剰になることKより生じる
オーバーシュートを抑える、という目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する
なお、各図中、同一符号は同一あるいは相当部分を示す
第1図はこの発明による制御装置が適用された制御系の
一実施例を示す。
第1図に示す制御系は、被制御系1、センサー2、フィ
ードバック制御装置31、切換手段4、記憶装置として
のRAM (ランダム・アクセス・メモリ)53、およ
びタイマー54などからなり、外部から与えられる制御
開始/停止指令Cによって全体の動作の開始/停止が指
令されるように構成されている。
ここで、フィードバック制御装置3は、センサー2によ
って被制御系1からフィードバックされる制御量Vfが
目標値Viに等しくなるような操作量Vo 1を出力す
る。
センサー2は、被制御系1における圧力(真空度)や温
度などの制御量Vfを検出する。
RAM53は、被制御系10制御量Vfを目標値Viに
収束・平衡させ続けるような大きさの操作量Vo2を記
憶する。このRAM53の記憶操作量Vo2は、フィー
ドバック制御装置3による制御が安定な状態にあるとき
に、そのフィードバック制御装置3から出力されている
操作量Vo 1(Vox )からサンプリングされるよ
うになっている。この場合のサンプリングのタイミング
とじては、フィードバック制御の状態がもっとも安定し
ている時期が適当である。このような時期として、実施
例の場合は、指令Cが1から0に切り換わって制御動作
が停止される直前のタイミングを選ぶようにしている。
切換手段4は、フィードバック制御装置3から出力され
る操作量VolとRAM53から読み出される操作量V
o2のいずれか一方を選択し、この選択された操作量V
ox(VolあるいはVo2)を被制御系1に与える。
この切換手段4はタイマー制御手段によって切換制御さ
れる。このタイマー制御手段はタイマー54によって構
成される。
タイマー54は、制御開始/停止指令Cが能動(C=1
)になったときに起動して一定時間tsを計時する。上
記切換手段4は、このタイマー54が起動されてから一
定時間tsを起動するまでB側すなわちフィードバック
装置310制御出力(操作量Vo 1 )を選択し、そ
の一定時間tsの計時が終了するとA側すなわちRAM
53の記憶出力(操作量Vo2)を選択して被制御系1
に与えるように構成されている。
次に、上述した制御装置によって実施される制御方法の
一実施例を説明する。
すなわち、第1図に示した制御装置では、被制御系10
制御量Vfが目標値Viに等しくなるように被制御系1
への操作量Voxをフィードバック制御するとともに、
このフィードバック制御を開始する前に、上記制御量V
fが目標値Viに収束して平衡するような一定の操作量
Vo2を被制御系1に所定時間ts与える予備工程を行
う。
第3図は第1図に示した制御系にて実施される制御方法
の一実施例をフローチャートによって示す。
第3図のフローチャートにおいて、ステップSlでは、
外部からの制御開始/停止指令CがOから1になるのを
待機する。この指令CがOから1になると、制御動作が
開始される。そして、先ず、ステップS2と83によっ
て、RAM53に記憶された操作量Vo2が実際の操作
量Voxとして被制御系IVC一定時間tsO間与えら
れる。
一定時間tsが経過すると、ステップS4と85によっ
て、フィードバック制御による操作量Volが実際の操
作量Voxとして被制御系1に一定時間tsの間与えら
れるようになる。つまり、この段階にてフィードバック
制御が行われる。このフィードバック制御状態は上記指
令CがOになるまで持続される。指令Cが1からOにな
ると、ステップ56にて、現在の操作量Voxすなわち
この場合はフィードバック制御出力(操作量Vol)が
サンプリングされる。このサンプリングされた操作量は
、新たな記憶操作量Vo2としてRAM53に格納され
る。このとき記憶された操作量Vo2は、次に再開され
るステップ32.83にて使用される。ステップS6の
後は、ステップ57に進んで全体の制御動作が停止され
る。そして、ステップSIK戻って、指令Cが再度1に
なるのを待機する。
第4図は上述した技術によって実現される制御動作の一
例を波形チャートによって示す。
第4図に示すように、フィードバック制御の開始に先立
って、被制御系1の制御量Vfを目標値Vi付近で平衡
させるような操作量Vo2を一定時間t$だけ被制御系
IK与えると、これによって、被制御系10制御量Vf
が目標値Vi近くまで予備操作される。この後でフィー
ドバック制御を行うと、制御量Vfが既に目標値Vi近
くまで粗方達して制御量Vfと目標値Viとの差が小さ
くなっているので、フィードバック制御による操作量v
o1が極端に過剰あるいは過小になることはない。Δt
は、上述した予備工程が終わってから制御系が安定する
までの時間を示すが、この時間6口1上述した予備工程
によってきわめて短くすることができる。
以上のようにして、制御が開始されてから制御系が安定
するまでの待ち時間tsが短縮されるようになる。これ
とともに、操作量が過剰になることにより生じるオーバ
ーシュートも小さく抑えることができるようになる。
従って、たとえば上述した制御技術を枚葉式の半導体集
積回路製造技術に適用すれば、半導体ウェハーを1枚処
理するごとに生じる待ち時間tsを短くすることができ
、これKよって全体の処理効率を大幅に高めることがで
きるようになる。
第2図、゛第5図、第6図は、この発明による制御技術
のさらに好ましい実施例を示す。この場合、第2図はこ
の発明による制御装置が適用された制御系の実施例を示
す。第5図は第2図に示した制御系にて実施される制御
方法の一実施例をフローチャートによって示す。そして
、第6図はこの実施例の技術によりて実現される制御動
作の一例を波形チャートによって示す。
前述した実施例の技術との相違点について説明すると、
この実施例の技術では、第5図のフローチャートにおけ
るステップS1と82の間にステップ81−1.81−
2による前置工程が新たに置かれている。このステップ
81−1.81−2では、ステップSIKよる予備工程
に先立りて、制御量Vfが目標値Viを大きく越える方
向に収束して平衡するような過剰な操作量Vo3(Vo
3))Vo2)を被制御系1へ短時間t2だけ与えるこ
とを行う。
このような方法を実施するために、第2図に示す制御系
では、第2のタイマー56、第2の切換手段41、およ
び設定手段57が新たに付加されている。これらは、あ
らかじめ設定された過剰な操作量Vo3を、RAM53
の記憶操作量Vo2が被制御系1に与えられる前に、被
制御系1へ一定時間t2だけ与える第2のタイマー制御
手段をなす。過剰な操作量Vo3は設定手段57によっ
て任意に設定される。この場合、操作量Vo3と時間t
2は、制御量Vfが目標値Viを越えないように設定さ
れる。
これにより、第6図に示すようK、制御量Vfは、指令
Cが1になって制御が開始された後の最初のタイマー制
御時間t2の間にて、目標値Viに向かって急速に変化
させられるようになる。この結果、制御が開始されてか
ら制御系が安定するまでの待ち時間tsがさらに短縮さ
れるようになる。
従って、この実施例の制御技術をたとえば前述した枚葉
式の半導体集積回路製造技術に適用すれば、半導体ウェ
ハーを1枚処理するごとに生じる待ち時間tsをさらに
短くすることができ、これによって全体の処理効率を一
層高めることができるようになる。
第7図および第8図は以上説明した制御技術を半導体集
積回路の製造方法および製造装置に利用した実施例を示
す。
先ず、第7図は第1図に示した実施例の技術を利用した
半導体集積回路製造装置の一実施例を示す。
同図に示す半導体集積回路製造装置は反応性イオンによ
るドライエツチング装置として構成されている。この装
置は、被制御系1として、給気系および排気系を備えた
反応室11を有する。この反応室11内は、給気系によ
って反応性ガス12が供給される一方、排気系によって
真空排気されるよう罠なっている。排気系としては真空
排気ポンプ14が設けられている。この真空排気ポンプ
14と反応室110間には圧力調節パルプ13が介在さ
せられている。このパルプ130開度ヲ操作することに
より反応室11内の圧力が可変調節される。また、反応
室11には、内部のガス12をイオン活性化するための
高周波印加装置15が備えられている。
上述した被制御系1とともに、圧力センサ2によって検
出された反応室11内の雰囲気圧力(制御量)を所定の
目標値Viにするための制御装置3が設けられている。
この制御装置3は、フィードバック制御装置31、サー
ボ駆動装置32、ポテンショメータ33、切換手段4な
どとともに、タイマー制御手段および操作量の記憶手段
などを含む制御ユニット5が設けられている。
フィードバック制御装置31は減算器と出力増幅器とに
よって構成され、制御量Vfと目標値Viとの差(Vf
−Vi)をゼロに−jるような制御出力丁なわち操作量
Volを出力する。
サーボ駆動装置32は被制御系1の一部をなすものであ
って、上記反応室11内の圧力(真空度)を可変するだ
めの操作手段として機能する。このサーボ駆動装置32
は、ポテンショメータ33によって検出される圧力調節
パルプ13の開度が上記操作量Voxに追従するように
、そのパルプ13をサーボ駆動する。
制御ユニット5は、半導体集積回路化された汎用の情報
処理装置(CPU)51、システムROM(読出専用記
憶装置)52、RAM53、タイマー54、入出力ボー
ト(Ilo)55などKよって構成される。この制御ユ
ニット5は、システムROM52に書き込まれたプログ
ラムによって、フィードバック制御装置31による制御
が安定な平衡状態にあるときの操作量Volが記憶する
記憶手段と、制御開始から一定の時間t1だけ上記フィ
ードバック制御装置31による制御動作を停止させてR
AM53に記憶された操作量Vo2を上記操作手段へ与
えるタイマー制御手段とを形成する。
切換手段4は、フィードバック制御装置3から出力され
る操作量Volと制御ユニット5から出力される操作量
Vo2のいずれか一方を選択する。
選択された操作量Vox  (Volあるいはv02)
は上記サーボ駆動装置32に与えられる。この切換手段
4は制御ユニット5によるタイマー制御手段によって切
換制御される。このタイマー制御手段は内蔵タイマー5
4の計時時間t1に基づいて動作する。
さらに、上記制御装置3の全体は、外部から与えられる
制御開始/停止指令Cによって、その動作の開始と停止
が制御されるようになっている。
この指令Cは、反応室11内での処理を行う際に能動化
(C=1)される。この能動化によって上述した制御が
開始される。また、ウニノー−の入れ替えなどの段取り
工程を行う際には非能動化(C=0)される。この非能
動時には上記制御装置3による制御が停止される。従っ
て、多数のウエノ・−を1枚ずつに分けて枚葉処理する
場合には、上記指令Cは能動(C=1)缶非能動(c=
o)を交互に繰り返す。
以上のようにして、多数の半導体ウェハーを1枚ずつ枚
葉処理することができる半導体集積回路製造装置が構成
されている。
第8図は、上述した半導体集積回路装置を使用すること
によって実施される半導体集積回路製造方法の一実施例
をフローチャートによって示す。
同図に示すように、この実施例の製造方法では、半導体
ウェハーを反応室内に装填する前工程(ステップS8)
と、反応室内の雰囲気をフィードバック制御しながら反
応室内の半導体ウェハーを処理する本工程(ステップ8
4〜S7)と、処理の済んだ半導体ウェハーを反応室か
ら取り出す後工程(S8)とを順次繰り返しながら多数
の半導体ワエハーの処理を行う。
これとともに、上記本工程が終了する直前においてフィ
ードバック制御によって与えられている操作量を記憶す
るサンプリング工程(S6)と、次の本工程における雰
囲気のフィードバック制御が開始される前に、上記工程
にて記憶された操作量によって一定時間t1だけ雰囲気
を操作する予備工程(32,82−1、S3)とが行わ
れる。
以上のような一連の工程によって、反応室11内の雰囲
気条件が安定化するまでの待ち時間tsが短縮されて、
多数の半導体ウニ・・−を1枚ずつ処理することが高効
率に行われるようになっている。
第9図はこの発明による制御技術が適用された半導体集
積回路装置のさらに好適な実施例を示す。
同図に示す半導体集積回路製造装置は第2,5゜6図に
示した制御技術を利用したものである。この半導体集積
回路製造装置は、第7図に示した構成に加えて、第2の
タイマー制御手段が設けられている。この第2のタイマ
一手段は、制御ユニット5に内蔵されたタイマー56に
よって、あらかじめ設定された過剰な操作量Vo3を、
上記RAM53からの操作量Vo2が操作手段に与えら
れる前K、その操作手段へ一定時間t2だけ与えるよう
に構成されている。その操作量Vo3はたとえばキー人
力装置などの設定手段57によって任意に設定される。
この場合、操作量Vo3と時間t2は、制御量Vfが確
実に目標値v1以下に留まるように設定する。
第10図は第9図に示した装置によって実施される半導
体集積回路製造方法の一実施例をフローチャートによっ
て示す。
第10図に示す実施例と第8図に示した実施例との相違
点について説明すると、第10図に示す実施例の方法で
は、第8図の70−チャートにおけるステップS1と8
2の間にステップ81−1゜51−2による前置工程が
新たに置かれている。
このステップ81−1.81−2では、ステップS1に
よる予備工程に先立って、制御量Vfが目標値Viを大
きく越える方向に収束して平衡するような過剰な操作量
Vo 3 (Vo 3))Vo 2 )を被制御系1へ
短時間t2だけ与えることを行う。
これにより、制御量Vfは、指令Cが1になって制御が
開始された後の最初のタイマー制御時間t2の間にて、
目標値Viに向かって急速に変化させられるようになる
。これによって、制御が開始されてから制御系が安定す
るまでの待ち時間tsがさらに短縮されるようになる。
従って、この実施例の方法によれば、半導体クエ・・−
を1枚処理するごとに生じる待ち時間tsをさらに短く
することができ、これによって全体の処理効率を一層高
めることができろようKなる。
第11図はこの発明による制御技術を温度制御に適用し
た実施例を示す。
第9図に示した半導体集積回路製造装置では反応室11
内の圧力(真空度)を制御するようにしていたが、ここ
では反応室11内の温度を制御するようにしている。第
9図に示したものとの相違点を示すと、反応室11内の
温度を操作する手段として、ヒータ13、パワー制御装
置32、およびパワー電源14が使用されている。また
、被制御系10制御量Vfを検出する手段として温度セ
ンサー2が使用されている。
このように、この発明による制御技術は温度などの雰囲
気条件を制御する場合にも適用することができる。
また、第12図(a)Φ)に示すように、この発明によ
る制御技術は、圧力などの制御目標値Viを時間帯によ
って段階的に変化させる多段ステップ制御にも適用する
ことができろ。
同図において、(a)はこの発明による制御技術が適用
された場合の動作例を、(b)は適用されなかった場合
の動作例をそれぞれ互いに時間対応させた波形チャート
によって示す。
この場合は、目標値Vi  (Vil、Vi2.Vi3
)が更新されるごとに前述した予備工程および要すれば
前述した前置工程を行わせることにより、制御11Vf
が更新サレタ目標値Vi  (Vil、Vi2+Vi3
)  に収束して安定するまでの待ち時間tsをそれぞ
れ短縮することができるとともに、目標値Viが更新さ
れるごとに生じるオーバー7エートを小さく抑えること
ができる。
この多段ステップ制御は、もちろん前述した半導体集積
回路製造方法および製造装置に適用できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例にもとづ
き具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることはいうまでもない。たとえば、上記RA
M52の代わりK、ボテフシ1メータ33などを利用し
た機械的な記憶手段を用いてもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるドライエツチングな
どの半導体集積回路製造技術に適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、たとえば、
微生物の培養環境を制御する技術などにも適用できる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
すなわち、 (1)  フィードバック制御の開始に先立って、被制
御系の制御量を目標値付近で平衡させるような操作量を
一定時間だけ被制御系に与えることにより、制御が開始
されてから制御系が安定するまでの待ち時間を短縮させ
る、という効果がある。
(2)また、制御操作量が過剰になることにより生じる
オーバーシュートを抑える、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による制御技術が適用された制御装置
の第1実施例を示す図、 第2図はこの発明による制御技術が適用された制御装置
の第2実施例を示す図、 第3図は第1図に示した装置によって実施される制御方
法の第1%施例を示すフローチャート、第4図は第1図
に示した装置の動作例を示す波形チャート、 第5図は第2図に示した装置によって実施される制御方
法の第2実施例を示すフローチャート、第6図は第2図
に示した装置の動作例を示す波形チャート、 第7図は第1図に示した制御装置を使用して構成された
半導体集積回路製造装置の第1実施例を示す図。 第8図は第7図に示した装置によって実施される半導体
集積回路製造方法の第1実施例を示すフローチャート、 第9図は第2図に示した制御装置を使用して構成された
半導体集積回路製造装置の第2実施例を示す図、 第10図は第9図に示した装置によって実施される半導
体集積回路製造方法の第2実施例を示すフローチャート
、 第11図はこの発明による制御技術が温度制御に適用さ
れた例を示す図、 第12図(a)(b)はこの発明による制御技術を多段
ステップ制御に適用した場合としなかった場合のそれぞ
れの動作例を示す波形チャート、第13図はこの発明に
先立って検討された半導体集積回路製造装置の構成を示
す図、 第14図は第13図に示した半導体集積回路製造装置の
動作例を示す波形チャートである。 1・・・被制御系、2・・・セン捗−13・・・制御装
置、31・・・フィードバック制御装置、4・・・切換
手段、53・・・記憶装置(RAM)、54.56・・
・タイマー、57−・・設定手段、Vol、Vo2.V
o3−・・−操作量、Vf・・・制御量、Vi・・・目
標値、5・・・制御ユニット。 代理人 弁理士 小 川 勝 男 第  1  図 第  2  図 第  3  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被制御系の制御量が目標値に等しくなるように被制
    御系への操作量をフィードバック制御する制御方法であ
    って、フィードバック制御を開始する前に、上記制御量
    が目標値に収束して平衡するような一定の操作量を被制
    御系に所定時間与える予備工程を行うことを特徴とする
    制御方法。 2、上記予備工程に先立って、上記制御量が目標値を大
    きく越える方向に収束して平衡するような過剰な操作量
    を被制御系へ短時間与える前置工程を行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の制御方法。 3、被制御系の制御量が目標値に等しくなるように被制
    御系への操作量をフィードバック制御する制御装置であ
    って、制御量が目標値に等しくなるような操作量を出力
    するフィードバック制御装置とともに、このフィードバ
    ック制御装置による制御が安定な平衡状態にあるときの
    操作量を記憶する記憶手段と、制御開始から一定の時間
    だけ上記フィードバック制御装置による制御動作を停止
    させて上記記憶手段に記憶された操作量を上記被制御系
    へ与えるタイマー制御手段とを備えたことを特徴とする
    制御装置。 4、あらかじめ設定された操作量を、上記記憶装置の記
    憶操作量が被制御系に与えられる前に、被制御系へ一定
    時間だけ与える第2のタイマー制御手段を備えたことを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の制御装置。 5、半導体ウェハーを反応室内に装填する前工程と、反
    応室内の雰囲気をフィードバック制御しながら反応室内
    の半導体ウェハーを処理する本工程と、処理の済んだ半
    導体ウェハーを反応室から取り出す後工程とを順次繰り
    返しながら多数の半導体ウェハーの処理を行う半導体集
    積回路製造方法であつて、上記本工程が終了する直前に
    おいてフィードバック制御によって与えられている操作
    量を記憶するサンプリング工程と、次の本工程における
    雰囲気のフィードバック制御が開始される前に、上記サ
    ンプリング工程にて記憶された操作量によって一定時間
    だけ雰囲気を操作する予備工程とを行うことを特徴とす
    る半導体集積回路製造方法。 6、上記予備制御工程に先立って過剰な雰囲気操作を短
    時間行う前置工程をおくことを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の半導体集積回路製造装置。 7、雰囲気圧力がフィードバック制御される反応室と、
    この反応室の圧力を調節する操作手段とを有する半導体
    集積回路製造装置であって、上記反応室の圧力が目標値
    に等しくなるような操作量を上記操作手段へ出力するフ
    ィードバック制御装置とともに、このフィードバック制
    御装置による制御が安定な平衡状態にあるときの操作量
    を記憶する記憶手段と、制御開始から一定の時間だけ上
    記フィードパック制御装置による制御動作を停止させて
    上記記憶手段に記憶された操作量を上記操作手段へ与え
    るタイマー制御手段とを備えたことを特徴とする半導体
    集積回路製造装置。 8、あらかじめ設定された操作量を、上記記憶装置の記
    憶操作量が操作手段に与えられる前に、その操作手段へ
    一定時間だけ与える第2のタイマー制御手段を備えたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の半導体集積
    回路製造装置。 9、上記操作手段が、上記反応室の排気系に設けられた
    圧力調節バルブの開度をフィードバック制御するサーボ
    駆動装置によって構成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第7項または第8項記載の半導体集積回路体
    製造装置。
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JPS6444501A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Nippon Kokan Kk Method for controlling variable value control system
JP2011034386A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Nippon Signal Co Ltd:The 温度制御装置及び温度制御方法

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