JPS62153619A - 焼却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は焼却装置にかんする。詳しくは、本発明は煤煙
を発生しない焼却装置にかんする。

（従来の技イ、ｉテ） 従来のゴミ焼却炉は燃焼室、サイクロン、煙道及び煙突
等から構成されている。また内燃機関は燃焼室、過剰供
給室、排気ガス管等から構成されている。これらはいず
れも、燃焼室でごみ又は重油等を焼却するが、その際に
黒煙を発生する欠点があった。黒煙の発生は、特に着火
又は消火時に著しい。従って、この問題解決のため、従
来、焼却に先立って燃焼室等を予熱することによって黒
煙の発生を防止していたが、十分な処置とは言えない状
態である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、このような問題を解決して、黒煙の発
生しない焼却装置を提供せんとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本願発明者は、この問題解決のため鋭意研究の結果、黒
煙の発生は燃焼室における不完全燃焼物（煤及びタール
）によるものであり、燃焼室で発生したこの不完全燃焼
物を予め４００〜６００℃に加熱した酸化物と接触させ
ることにより煤煙の発生を防止し得ることに想到し、こ
の知見に基づいて、本発明の燃焼室と煙突又は排気ガス
管から成るゴミ焼却炉又は内燃機関において、該燃焼室
と煙突又は排気ガス管との間に金属酸化物を充填した酸
化還元室を設けたことを特徴とする焼却装置を発明する
に至った。

煤煙は、分析の結果によれば、遊離炭素、炭化水素、水
蒸気、−酸化炭素、水素等の混合物であり、これらは、
いずれも元来完全に燃焼するものであるが、酸素との接
触の機会がないままに煙突から放出されているものであ
る。従って、大発明は、煙道或いは煙突の一部分に酸化
還元室を設置して、酸素と煤煙との接触を容易にして完
全燃焼を行わんとするものである。即ち、不完全燃焼物
である煤煙は、酸化還元室で以下の反応を行って完全燃
焼して消失する。

（１）　　Ｃ＋ｓ　Ｈｚｎ　”　（２ｍ　＋　ｎ）　Ｍ
Ｏ＝　ｍｃＯｚ　＋　ｎＨ２Ｏ＋　（２ｍ＋ｎ）Ｍ炭化
水素Ｃ−Ｈｚ□は金属酸化物間と接触して酸化された水
と二酸化炭素となる。一方、酸化物は還元されて金属と
なる。

（２）　　ＣＸ＋　２ｘＭＯ＝　ｘＣＯ２＋　２ｘＭ遊
離した炭素ＣＸは酸化物間と接触して酸化された二酸化
炭素となる。

（３）　　ｙＨ２＋　ｙＭＯ＝　ｙＨｚｏ　＋　ｙＭ水
素１１□は酸化物間と接触して水となり、酸化物は還元
されて金属となる。

（４）ｚｃｏ　＋　ｚＭＯ＝　ｚｃＯｚ　＋　ｚＭ−酸
化炭素ＣＯは酸化物間と接触して二酸化炭素となり、酸
化物は還元されて金属となる。

（５１２Ｍ（全金属）十〇□＝２ＭＯ 還元された金属（銅、鉄、ニッケル）Ｍは酸素中で４０
０〜６００℃で容易に酸化されて酸化物に復元し、継続
的に酸化還元反応が行われる。

このような化学反応に示されるように、煤煙は酸化還元
反応室で完全に酸化され黒煙の発生が見られない。

（実施例） 燃焼室と煙道との間に、酸化銅−酸化鉄（８０メツシュ
消網−ａｏメソシュステンレスｍ　（３０４）網を重ね
て管状に巻き酸化物としたもの、直径約１１０ｍｍ、長
さ約８０Ｏｎｏｎ）から成る酸化還元室を設置した焼却
炉を使用し、酸化還元室は電気ヒーター（外熱方式）で
予め４００〜６００℃に加熱し、所定の温度に到達した
時、燃焼室の可燃物に空気を送り込みながら、ガスバー
ナーで着火した。酸化還元室を使用しない場合は黒煙が
発生したが、この場合黒煙の発生は見られなかった。

未実施例における煙突からの排気ガスの分析結果は第１
表のどと（であった。

第１表 触媒温度　”Ｃ３５０４００５００６００ガス成分％ ＣＨ，、０，０５０，１７０，０６０，１１０□　　　
　７．８７　　８．８２　　８．５２　１０．１１Ｊ　
＋Ａｒ　　　　　８４．２９　８３．１６　８３．９２
　８２．２８ＧＯ２７，７９７，８４７，４９７，５０
実施例に示すように、酸化物を利用すると、微量のメタ
ンガスが残有するだけで、その他の炭化水素や遊離炭素
は見られず、これらの酸化物が煤煙の発生防止に著しい
効果のあることが認められる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、酸化還元室を設置した大発明の焼却装置の概
要説明図である。図において、ｌ　　燃焼室 ２　　サイクロン ３　　送風機 ４　　酸化還元室 ５　　俳風機 ６　　煙突

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）燃焼室と煙突又は排気ガス管から成るゴミ焼却炉又
   は内燃機関において、該燃焼室と煙突又は排気ガス管と
   の間に金属の酸化物を充填した酸化還元室を設けたこと
   を特徴とする焼却装置。 ２）該酸化還元室は４００〜６００℃の外熱式予熱手段
   を有する特許請求の範囲第１項の焼却装置３）該金属酸
   化物は酸化銅−酸化鉄から成る特許請求の範囲第１項の
   焼却装置。