JPS621524B2 - - Google Patents

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JPS621524B2
JPS621524B2 JP57013059A JP1305982A JPS621524B2 JP S621524 B2 JPS621524 B2 JP S621524B2 JP 57013059 A JP57013059 A JP 57013059A JP 1305982 A JP1305982 A JP 1305982A JP S621524 B2 JPS621524 B2 JP S621524B2
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JP
Japan
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oxygen gas
adsorption
adsorption bed
adsorption beds
product
Prior art date
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Application number
JP57013059A
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English (en)
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JPS58131119A (ja
Inventor
Kazumoto Chihara
Kozo Morya
Kazuhiko Sugyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Oxygen Industries Ltd
Original Assignee
Osaka Oxygen Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Oxygen Industries Ltd filed Critical Osaka Oxygen Industries Ltd
Priority to JP57013059A priority Critical patent/JPS58131119A/ja
Publication of JPS58131119A publication Critical patent/JPS58131119A/ja
Publication of JPS621524B2 publication Critical patent/JPS621524B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は比較的小容量の、主として医療用の
酸素濃縮装置に関するものである。
近時呼吸器、循環器系疾患患者の増加と吸入療
養の進歩に伴い医療用酸素の需要は増加の一途を
たどつている。ところがこれら酸素の供給は一般
に大型の専用プラントから生成されたものを高圧
ガスボンベに充填してこれを持ち運んでいたもの
であるが、これでは災害時などの緊急の場合に用
をなさない恐れもあり、或いは保存等に難が多
く、更には高圧による危険と制限(取扱い規制)
を伴つていたものであつた。
従来において、選択吸着性を有する吸着剤を用
いて、圧力スウイング法(PSA)による濃縮酸素
を取り出す装置は公知であつた。例えばこの装置
を第1図に示す。第1図において、2は圧縮空気
入口である。吸着剤が充填されている吸着床は、
1,1′で示される。11,11′及び12,1
2′はバルブである。3は細孔である。13,1
3′はチエツクバルブ、8はバツフアタンク、4
は製品酸素ガス取出口、6はニードル弁、7は流
量計、9は製品圧力調整弁である。2より導入さ
れた圧縮空気は、バルブ11又は11′により、
吸着床1及び1′のどちらかに送られ、その吸着
床で主として窒素が吸着され、濃縮酸素ガスの大
部分はチエツクバルブ13又は13′を通つてバ
ツフアタンク8に送られる。製品酸素ガスの1部
分は細孔3を通つて向流方向に吸着床1′に導入
される。原料圧縮空気がバルブ11を通つて吸着
床1に導入されている間、バルブ12は閉じられ
ている。その間一方の吸着工程が終つた吸着床
1′の再生が行なわれる。バルブ11′は閉じら
れ、バルブ12′は開かれ、吸着床1′中のガスは
大気開放バルブ12を通つて大気に放出される。
この工程を減圧工程という。その間、吸着床1で
濃縮された製品酸素ガスの1部分はバイパス管1
4の細孔3を通つて向流方向に吸着床1′に流す
ことにより、吸着床1′の吸着剤に残つている窒
素と水分を掃気し、その吸着剤の活性度を高め
る。(この工程をパージ工程という。減圧工程と
パージ工程をまとめて再生工程という。) 一定期間経過後、バルブ11′及び12を開放
し、バルブ11及び12′を閉じる。原料圧縮空
気を吸着床1′に導入し、吸着を行ないその間吸
着床1を前述の様に再生を行なう。定期的に上記
操作を繰り返す。この様に圧縮空気を一定の間隔
で吸着床1又は1′のどちらかに交互に連続的に
供給し、圧縮空気が供給されない吸着床は、その
間に減圧工程とパージ工程を行なつてその吸着床
の再生を行なう。従つてこの様な装置から連続的
に濃縮酸素ガスが得られる。
しかし濃縮酸素ガス発生装置においては、吸着
工程が行なわれている吸着床から発生した濃縮酸
素ガスを一部分の再生が行なわれている吸着床に
導入するためのバイパス管14に設けた細孔3の
面積を製品酸素ガス量と供給原料空気量により規
定するものがなく、従つて性能的に不安定であつ
た。
本発明は特定な細孔面積において、供給原料空
気量が変化した時、得られる製品酸素ガスの濃度
が変化することを発見した。本発明者は細孔面積
が0.3mm2、0.8mm2、1.1mm2及び2.0mm2に於ける製品濃
縮酸素ガス1/分を得るための原料空気供給流
量と製品濃縮酸素ガスの濃度との関係について実
験を行つた。その結果を第4図に示す。第4図に
おいて曲線と細孔面積との関係は次の通りであ
る。
曲線 細孔面積 (イ) 0.3mm2 (ロ) 0.8mm2 (ハ) 1.1mm2 (ニ) 2.0mm2 吸着床寸法 8.5cmφ×45cm 操作圧力(最高) 0.80〜1.40Kg/cm2G 製品濃縮酸素 1/分 第4図の点線は製品酸素の最高濃度曲線を示
す。
原料空気供給量が変化する場合とは、原料空気
を送るためのコンプレツサーの能力が経時的に変
化した場合、又引越等により使用する周波数が50
ヘルツから60ヘルツへ又は60ヘルツから50ヘルツ
へと変化した場合である。
従来の濃縮酸素発生装置に於いてはバイパス管
14の細孔面積を変化させ得る構造となつていな
いので各種の事情により、原料空気供給量が変化
した時、製品酸素の濃度が所定の濃度(例えば90
%)以下に低下する。従つて従来の装置に於いて
は得られる製品酸素濃度が低下することが多く、
所定の値までその濃度を増加する手段は試行錯誤
に依ることが多かつた。
本発明者は、最適の吸着床の操作圧力について
も、研究を行なつた。同様に細孔面積が0.3mm2
0.8mm2、1.1mm2及び2.0mm2の時の吸着床操作圧力と製
品濃縮酸素濃度との関係について実験を行なつ
た。その結果を第5図に示す。
第5図において示された実験の条件 細孔面積 (イ) 0.3mm2 (ロ) 0.8mm2 (ハ) 1.1mm2 (ニ) 2.0mm2 吸着床寸法 8.5cmφ×45cm 原料空気流量 20〜60/分 製品濃縮酸素流量 1/分 上記の様な実験に基づいて吸着床の最適操作圧
力及び原料空気の供給量に対応してバイパス管の
細孔面積の変化させる範囲を規定し本発明に至つ
た。
本発明は、2台の並列的に設置された2つの吸
着床、その吸着床にはゼオライト吸着剤が充填さ
れており、その吸着床に空気と交番的に供給する
ためのコンプレツサー、前記吸着床から得られる
濃縮酸素ガスを酸素ガス排出管を通して貯えるバ
ツフアタンク、その2つの酸素排出管を結ぶバイ
パス管を設けて、そのバイパス管には細孔が取付
けられ、かつ吸着床から向流方向に排気できる大
気放出管を設けている医療用製品酸素ガス発生装
置を使用し、その2台の吸着床では吸着工程及び
大気圧までの減圧及びパージが同時に行なわれる
再生工程が交互に行なわれ、吸着床の最高操作圧
力を0.80〜1.40Kg/cm2・Gの範囲に設定し製品酸素
ガス1リツター/分ごとに原料空気の供給量を20
〜60リツター/分に対応して、0.3〜2.0mm2の範囲
内で細孔面積を変化させることのできる一定濃度
以上の医療用酸素ガス発生方法に関する。
図面によつて本発明の装置を説明する。
第2図に於いて、22は圧縮空気入口である。
吸着剤が充填されている吸着床は21,21′で
示される。吸着床の手前に除湿機(図示せず)を
直列に設けても良く、設けなくても良い。31,
31′及び32,32′はバルブである。23はバ
イパス管34に設けられた細孔でその面積は製品
濃縮酸素ガス1/分ごとに原料空気の供給量に
基づいて0.3〜2.0mm2で変化できる。33,33′
はチエツクバルブで、28はバツフアタンク、3
6は原料空気流量計、37はコード弁、35は圧
力計、29は製品圧力調整弁、27は流量計、2
6はニードル弁、24は製品酸素ガス取出口、3
0は酸素ガス濃度計である。22より導入された
圧縮空気はバルブ21又は21′により、吸着床
21及び21′のどちらかに送られる。その吸着
床で主として窒素ガスが吸着され、濃縮酸素が発
生する。その濃縮酸素ガスの大部分はチエツクバ
ルブ33又は33′を通つてバツフアータンク2
8に送られる。製品酸素ガスの一部分は細孔23
を通つて向流方向に吸着床21′に導入される。
原料圧縮空気がバルブ31を通つて吸着床21に
導入されている間、バルブ32は閉じられてい
る。その間一方の吸着工程が終つた吸着床21′
の再生が行なわれる。バルブ31′は閉じられ、
バルブ32′は開放され、吸着床21′中のガスは
大気開放バルブを通つて大気に放出される。この
工程を減圧工程という。その間吸着床21で濃縮
された製品酸素ガスの一部分はバイパス管34の
細孔23を通つて向流方向に吸着床21′に流す
ことにより、吸着床21′の吸着剤に残つている
窒素並びに水分を掃気し、その吸着剤の活性度を
高める。(この工程をパージ工程という。減圧工
程とパージ工程をまとめて再生工程という。)吸
着が終つた床について減圧工程が行なわれている
間に、別の吸着床から細孔23を通して製品酸素
ガスを導入しても良い。又、バイパス管にバルブ
(図示せず)を設けて、減圧工程が行なわれてい
る間、そのバルブを閉じて、バイパス管に製品酸
素ガスを流れないようにし、減圧工程が完了した
後、即ちその吸着床の圧力が大気圧にまで減少し
た後、そのバルブを開いて、パージ工程を実施し
ても良い。
一定期間経過後、バルブ31′及び32を開放
し、バルブ31及び32′を閉じる。原料の圧縮
空気を吸着床21′に導入し、吸着を行ない、そ
の間吸着床21を前述の様に再生を行なう。定期
的に上記操作を繰り返す。本発明の上記装置に於
いて細孔23の面積は製品酸素ガス1/分ごと
に、原料空気供給量20―60リツトル/分に対応し
て細孔面積を0.3〜2.0mm2変化できる。更に操作圧
力を0.8〜1.4Kg/cm2・Gに変化させることにより、
得られる製品酸素を一定値以上、例えば90%以上
に保持出来る。
第3図は、第2図の装置の別の態様であり、バ
ルブ31,31′,32,32′、を設ける代りに
切換えバルブ46,47を設けた。その原理は第
2図のものと同様である。
本発明において製品酸素ガス2/分を得る場
合には原料空気供給量40〜120リツター/分に対
応して0.6―4.0mm2の範囲内で細孔面積を変化させ
る。
同様に製品酸素Aリツター/分を得る場合、原
料空気供給量20×A〜60×Aリツター/分に対応
して細孔面積を0.3×A〜2.0×Amm2変化させる。
本発明に於いて、使用されるゼオライト系吸着
剤は天然又は合成ゼオライト、モレキユラーシー
ブ、モルデナイト、バーミキユライト等である。
本発明の装置では、例えば引越等により使用地
域の周波数が変更し、コンプレツサーから送られ
る原料空気の供給量が変化した場合、コンプレツ
サーの経時変化により、原料空気の供給量が変化
した場合でも第4図に従つて細孔面積を変更する
だけで、一定濃度以上の酸素ガスが得られる。
本発明の装置は高圧ガス取扱い主任者に依らず
に取扱うことが出来るので家庭又は医院、病院に
於いて使用出来るので医療用装置としてその効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の装置のフローシート、第2図
及び第3図は、本発明装置のフローシート、第4
図は特定な細孔面積に於ける原料空気の供給量と
製品酸素濃度との関係を示すグラフ、そして第5
図は特定な細孔面積に於ける操作圧力と製品酸素
濃度との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2台の並列的に設置された2つの吸着床、そ
    の吸着床にはゼオライト吸着剤が充填されてお
    り、その吸着床に空気と交番的に供給するための
    コンプレツサー、前記吸着床から得られる濃縮酸
    素ガスを酸素ガス排出管を通して貯えるバツフア
    タンク、その2つの酸素排出管を結ぶバイパス管
    を設けて、そのバイパス管には孔の大きさが調節
    可能な細孔が取付けられ、かつ吸着床から向流方
    向に排気できる大気放出管を設けている医療用製
    品酸素ガス発生装置を使用し、その2台の吸着床
    では吸着工程及び大気圧までの減圧及びパージが
    同時に行なわれる再生工程が交互に行なわれ、吸
    着床の最高操作圧力を0.80〜1.40Kg/cm2・Gの範囲
    に設定し製品酸素ガス1リツター/分ごとに原料
    空気の供給量を20〜60リツター/分に対応して、
    0.3〜2.0mm2の範囲内で細孔面積を変化させること
    のできる一定濃度以上の医療用酸素ガス発生方
    法。
JP57013059A 1982-01-29 1982-01-29 医療用酸素ガス発生方法 Granted JPS58131119A (ja)

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JP2776996B2 (ja) * 1991-03-06 1998-07-16 帝人株式会社 酸素濃縮装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4222750A (en) * 1976-08-16 1980-09-16 Champion Spark Plug Company Oxygen enrichment system for medical use

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