JPS62151552A - 再溶融チルカムシヤフトの製造方法 - Google Patents
再溶融チルカムシヤフトの製造方法Info
- Publication number
- JPS62151552A JPS62151552A JP29628685A JP29628685A JPS62151552A JP S62151552 A JPS62151552 A JP S62151552A JP 29628685 A JP29628685 A JP 29628685A JP 29628685 A JP29628685 A JP 29628685A JP S62151552 A JPS62151552 A JP S62151552A
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- Japan
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- camshaft
- temp
- hole
- cam
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、再溶融チルカムシャフトの製造方法に関し、
特にレーザビーム、TIGアーク、プラズマアーク、電
子ビーム等の高密度エネルギを照射することによって、
カムシャフトのカム摺動部表面の適正部位に対して優れ
た耐摩耗性を有する再溶融チル表面硬化層を形成させる
再溶融チルカムシャフトの製造方法にかかるものである
。
特にレーザビーム、TIGアーク、プラズマアーク、電
子ビーム等の高密度エネルギを照射することによって、
カムシャフトのカム摺動部表面の適正部位に対して優れ
た耐摩耗性を有する再溶融チル表面硬化層を形成させる
再溶融チルカムシャフトの製造方法にかかるものである
。
最近、レーザビーム、TIGアーク、プラズマアーク、
電子ビーム等の高密度エネルギをカムシャフトのカム摺
動部表面に照射させることにより、カムシャフトのカム
摺動部表面に優れた耐摩耗性を有する再溶融チル表面硬
化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製造方法が
実用化されている。
電子ビーム等の高密度エネルギをカムシャフトのカム摺
動部表面に照射させることにより、カムシャフトのカム
摺動部表面に優れた耐摩耗性を有する再溶融チル表面硬
化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製造方法が
実用化されている。
そして、出願人は本願出願前に既に特願昭60−414
73号として、レーザビーム、TIGアーク、プラズマ
アーク、ii電子ビームの高密度エネルギを、カムシャ
フトのカム摺動部表面に照射して再溶融チル化させるこ
とによって、カムシャフトのカム摺動部表面に再溶融チ
ル表面硬化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製
造方法であって、前記カムシャフトのカム摺動部表面に
高密度エネルギを照射した後、高密度エネルギの照射さ
れたカムシャフト自体を強制冷却させるに際して、前記
カムシャフトのカム摺動部表面に高密度エネルギを照射
した後、高密度エネルギの照射されたカムシャフトに対
して、カムシャフトのシャフト内を長手方向に貫通させ
た貫通孔に液化ガスミストを流通させて強制冷却するに
当たって、貫通孔の一方の側には感度のよい温度センサ
を配置するとともに他方の側よりエア等の気体を噴入さ
せ、上記貫通孔を通過して熱交換された気体の温度に基
づいて、液化ガスミストのスプレーによるカムシャフト
のカム摺動部表面に対する冷却条件を制御させることを
特徴とする再溶融チルカムシャフトの製造方法を提案し
ている。
73号として、レーザビーム、TIGアーク、プラズマ
アーク、ii電子ビームの高密度エネルギを、カムシャ
フトのカム摺動部表面に照射して再溶融チル化させるこ
とによって、カムシャフトのカム摺動部表面に再溶融チ
ル表面硬化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製
造方法であって、前記カムシャフトのカム摺動部表面に
高密度エネルギを照射した後、高密度エネルギの照射さ
れたカムシャフト自体を強制冷却させるに際して、前記
カムシャフトのカム摺動部表面に高密度エネルギを照射
した後、高密度エネルギの照射されたカムシャフトに対
して、カムシャフトのシャフト内を長手方向に貫通させ
た貫通孔に液化ガスミストを流通させて強制冷却するに
当たって、貫通孔の一方の側には感度のよい温度センサ
を配置するとともに他方の側よりエア等の気体を噴入さ
せ、上記貫通孔を通過して熱交換された気体の温度に基
づいて、液化ガスミストのスプレーによるカムシャフト
のカム摺動部表面に対する冷却条件を制御させることを
特徴とする再溶融チルカムシャフトの製造方法を提案し
ている。
しかしながら、先の出願にかかる再溶融チルカムシャフ
トの製造方法においては、温度センサが常時、熱交換さ
れた冷却媒体である水蒸気あるいは水に曝されているた
め、温度センサの感知部へゴミが付着したり、サビ等が
発生するという問題があった。
トの製造方法においては、温度センサが常時、熱交換さ
れた冷却媒体である水蒸気あるいは水に曝されているた
め、温度センサの感知部へゴミが付着したり、サビ等が
発生するという問題があった。
そして、これによって温度センサの感度が鈍くなりワー
クの冷却を十分に行うことができなくなり、結果として
カムの長手方向の膨張を押さえることができず再溶融処
理に当たってカム端面ダレ不良が多発するという問題が
あった。
クの冷却を十分に行うことができなくなり、結果として
カムの長手方向の膨張を押さえることができず再溶融処
理に当たってカム端面ダレ不良が多発するという問題が
あった。
従って、本発明の目的は温度センサの耐久性を向上させ
ることにあり、またこれによってカムの長手方向の膨張
を押さえカム端面ダレ不良を防止することにある。
ることにあり、またこれによってカムの長手方向の膨張
を押さえカム端面ダレ不良を防止することにある。
このため、本発明にかかる再溶融チルカムシャフトの製
造方法は、温度センサを冷却媒体の温度感知時を除き冷
却媒体から退避させる構成としたことを特徴とするもの
である。
造方法は、温度センサを冷却媒体の温度感知時を除き冷
却媒体から退避させる構成としたことを特徴とするもの
である。
具体的には、レーザビーム、TIGアーク、プラズマア
ーク、電子ビーム等の高密度エネルギを、カムシャフト
のカム摺動部表面に照射して再溶融チル化させることに
よって、カムシャフトのカム摺動部表面に再溶融チル表
面硬化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製造方
法であって、カムシャフトのカム摺動部表面に高密度エ
ネルギを照射した後、高密度エネルギの照射されたカム
シャフトに対して、カムシャフトのシャフト内を長手方
向に貫通させた貫通孔に冷却媒体を流通させて強制冷却
するに当たって、貫通孔の一方の側には感度のよい温度
センサを配置するとともに他方の側よりエア等の気体を
噴入させ、前記貫通孔を通過して熱交換された冷却媒体
の温度に基づいて冷却条件を制御するようにした再溶融
チルカムシャフトの製造方法において、前記温度センサ
をエアシリンダ等の駆動手段により温度感知時を除いて
前記貫通孔を通過して熱交換された冷却媒体から退避さ
せるようにしたものである。
ーク、電子ビーム等の高密度エネルギを、カムシャフト
のカム摺動部表面に照射して再溶融チル化させることに
よって、カムシャフトのカム摺動部表面に再溶融チル表
面硬化層を形成させる再溶融チルカムシャフトの製造方
法であって、カムシャフトのカム摺動部表面に高密度エ
ネルギを照射した後、高密度エネルギの照射されたカム
シャフトに対して、カムシャフトのシャフト内を長手方
向に貫通させた貫通孔に冷却媒体を流通させて強制冷却
するに当たって、貫通孔の一方の側には感度のよい温度
センサを配置するとともに他方の側よりエア等の気体を
噴入させ、前記貫通孔を通過して熱交換された冷却媒体
の温度に基づいて冷却条件を制御するようにした再溶融
チルカムシャフトの製造方法において、前記温度センサ
をエアシリンダ等の駆動手段により温度感知時を除いて
前記貫通孔を通過して熱交換された冷却媒体から退避さ
せるようにしたものである。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例を詳細に説
明する。
明する。
第1図は本発明方法にかかる再溶融チルカムシャフトの
製造に使用する装置を概略的に示す正面図である。
製造に使用する装置を概略的に示す正面図である。
2はワークであるカムシャフト、4はカムシャフト2内
を貫通して形成されたメインオイルホール、6はメイン
オイルホール4からカムジャーナル部またはカムベース
内部に連通したオイルホールである。
を貫通して形成されたメインオイルホール、6はメイン
オイルホール4からカムジャーナル部またはカムベース
内部に連通したオイルホールである。
また、8は冷却ステーション、11はノズル、13はエ
アバルブ、14は水バルブ、15は温度センサ、17は
シリンダ、19は温度調節器である。
アバルブ、14は水バルブ、15は温度センサ、17は
シリンダ、19は温度調節器である。
まず、第1図に示すようにメインオイルホール4への流
通冷却用液化ガスミストスプレー用のノズル11からエ
アをメインオイルホール4に噴入させ、メインオイルホ
ール4の出口に設けた表面温度計測用の温度センサ13
によりこの通過熱交換ガス温度を検出させた。
通冷却用液化ガスミストスプレー用のノズル11からエ
アをメインオイルホール4に噴入させ、メインオイルホ
ール4の出口に設けた表面温度計測用の温度センサ13
によりこの通過熱交換ガス温度を検出させた。
その後、この温度を温度調節器19にインプットして、
所定の温度となっ時点で液化ガスミスト用の水バルブ1
4を「開」状態とした。
所定の温度となっ時点で液化ガスミスト用の水バルブ1
4を「開」状態とした。
また、液化ガスミストスプレーの終了は被処理カムシャ
フト2が冷却ステーション8に設置された時点からタイ
マーをおこしタイムアツプ状態となった時点で水パルプ
14を「閉」状態とした。
フト2が冷却ステーション8に設置された時点からタイ
マーをおこしタイムアツプ状態となった時点で水パルプ
14を「閉」状態とした。
この段階でも液化ガスミスト用のエアは吹き出されてお
り、トランスファラインの移動指令がインプットされる
直前まで吹き放し状態とした。
り、トランスファラインの移動指令がインプットされる
直前まで吹き放し状態とした。
上述のようなカムシャフトのカム摺動部表面に対する冷
却方法を用いることにより、被処理カムシャフトの保有
熱容量に応じた液化ガスミスト冷却を安価に実施するこ
とを可能とした。
却方法を用いることにより、被処理カムシャフトの保有
熱容量に応じた液化ガスミスト冷却を安価に実施するこ
とを可能とした。
なお、以上までは第2図に示した従来の再溶融チルカム
シャフトの製造方法と同一である。
シャフトの製造方法と同一である。
本発明方法においては、上記した温度センサ13に空気
圧によって駆動されるシリンダ17を取り付けることに
より、温度センサ13をメインオイルホール4の出口位
置と退避位置とに図にて矢印に示すように昇降移動させ
ることにした。
圧によって駆動されるシリンダ17を取り付けることに
より、温度センサ13をメインオイルホール4の出口位
置と退避位置とに図にて矢印に示すように昇降移動させ
ることにした。
すなわち、シリンダ17はワークであるカムシャフトが
冷却ステーション8に入ると上昇し、温度センサ13が
メインオイルホール4を通過してきた熱交換エアの温度
を検知した時点で下降するように制御した。なお、水ス
プレーはこの時点で開始されるようにした。
冷却ステーション8に入ると上昇し、温度センサ13が
メインオイルホール4を通過してきた熱交換エアの温度
を検知した時点で下降するように制御した。なお、水ス
プレーはこの時点で開始されるようにした。
このようにして、1ケ月実施した後従来の方法による温
度センサ13を出口から退避させない場合と比較してみ
た。
度センサ13を出口から退避させない場合と比較してみ
た。
この結果、従来方法による温度センサ13はゴミ、サビ
等が付着して感度が著しく落ちていたのに対し、本発明
方法による温度センサ13はセンサ表面の汚れもほとん
どなく感度も落ちていなかった。
等が付着して感度が著しく落ちていたのに対し、本発明
方法による温度センサ13はセンサ表面の汚れもほとん
どなく感度も落ちていなかった。
以上説明したように、本発明にがかる再溶融チルカムシ
ャフトの製造方法は、温度センサを冷却媒体の温度感知
時を除き冷却媒体から退避させる構成としたため、温度
センサの耐久性を向上させることができる。
ャフトの製造方法は、温度センサを冷却媒体の温度感知
時を除き冷却媒体から退避させる構成としたため、温度
センサの耐久性を向上させることができる。
またこれによってカムの長手方向の膨張を押さえカム端
面ダレ不良を防止することができるというすぐれた効果
を奏する。
面ダレ不良を防止することができるというすぐれた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法にかかる再溶融チルカムシャフトの
製造装置を概略的に示す正面図、第2図は従来の再溶融
チルカムシャフトの製造方法を概略的に示す正面図であ
る。 2−・−・−・カムシャフト 4−−−−−−−メインオイルホール(貫通孔)13−
−−−−−−一温度センサ 17−−−−−−・シリンダ(駆動手段)出願人 ト
ヨタ自動車株式会社 1ソ 第1図
製造装置を概略的に示す正面図、第2図は従来の再溶融
チルカムシャフトの製造方法を概略的に示す正面図であ
る。 2−・−・−・カムシャフト 4−−−−−−−メインオイルホール(貫通孔)13−
−−−−−−一温度センサ 17−−−−−−・シリンダ(駆動手段)出願人 ト
ヨタ自動車株式会社 1ソ 第1図
Claims (1)
- レーザビーム、TIGアーク、プラズマアーク、電子ビ
ーム等の高密度エネルギを、カムシャフトのカム摺動部
表面に照射して再溶融チル化させることによって、カム
シャフトのカム摺動部表面に再溶融チル表面硬化層を形
成させる再溶融チルカムシャフトの製造方法であって、
カムシャフトのカム摺動部表面に高密度エネルギを照射
した後、高密度エネルギの照射されたカムシャフトに対
して、カムシャフトのシャフト内を長手方向に貫通させ
た貫通孔に冷却媒体を流通させて強制冷却するに当たっ
て、貫通孔の一方の側には感度のよい温度センサを配置
するとともに他方の側よりエア等の気体を噴入させ、前
記貫通孔を通過して熱交換された冷却媒体の温度に基づ
いて冷却条件を制御するようにした再溶融チルカムシャ
フトの製造方法において、前記温度センサをエアシリン
ダ等の駆動手段により温度感知時を除いて前記貫通孔を
通過して熱交換された冷却媒体から退避させるようにし
たことを特徴とする再溶融チルカムシャフトの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29628685A JPS62151552A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 再溶融チルカムシヤフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29628685A JPS62151552A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 再溶融チルカムシヤフトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151552A true JPS62151552A (ja) | 1987-07-06 |
JPH0125377B2 JPH0125377B2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=17831593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29628685A Granted JPS62151552A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 再溶融チルカムシヤフトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62151552A (ja) |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29628685A patent/JPS62151552A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0125377B2 (ja) | 1989-05-17 |
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