JPS6215125A - 車両のトラクシヨンコントロ−ル装置 - Google Patents

車両のトラクシヨンコントロ−ル装置

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JPS6215125A
JPS6215125A JP15255985A JP15255985A JPS6215125A JP S6215125 A JPS6215125 A JP S6215125A JP 15255985 A JP15255985 A JP 15255985A JP 15255985 A JP15255985 A JP 15255985A JP S6215125 A JPS6215125 A JP S6215125A
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JP
Japan
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wheel
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moment
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JP15255985A
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English (en)
Inventor
Toshiro Matsuda
松田 俊郎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複数の駆動輪を持つ車両のホイールスピンを防
止するトラクションコントロール装置に関するものであ
る。
(従来の技術) この種車両は共通な動力を差動機構により分配して複数
の駆動輪に伝達することで走行可能に構成される。そし
てホイールスピンは、駆動輪への伝達力が路面摩擦力を
上まわる時発生し、パワーロスを大きくしたり、凍結路
等低摩擦路で発進を困難にすると共に、加速時横滑り現
象を発生する。
ところで、上記差動機構により駆動される駆動輪の一方
が低摩擦路のためホイールスピンすると、他方の駆動輪
が高摩擦路のためホイールスピンしなくても、差動機構
は当該他方の駆動輪の駆動トルクを上記一方の駆動輪の
小さな駆動トルクと同じ値にしてしまい、1輪のスタッ
クのみで車両は発進不能となる。そのため一部に、差動
機構を差動制限式とし、上記他方の駆動輪への伝達トル
クを大きくするようにしたものがある(昭和52年9月
30日株式会社山海堂発行「走れ!四輪駆動車」の第1
44〜151ページに記載のものなど)。
一方、駆動輪のホイールスピンを防止するトラクション
コントロール装置としては、ホイールスピンの発生時前
記共通な動力を低下させて駆動輪への伝達力を路面摩擦
力以下にし、これによりホイールスピンを防止するよう
にしたものがある(特開昭49−61590号公報に記
載されたものなど)。
(発明が解決しようとする問題点) しかして、かかるトラクションコントロール装置を前記
の車両に適用した場合、差動制限式差動機構を用いたと
しても、差動制限の応答遅れにより当初前記一方の駆動
輪のホイールスピンを避けられず、このホイールスピン
を検出して上記のトラクションコントロール装置が共通
な動力を低下させることから、結局前記他方の駆動輪へ
の伝達トルクが一方の駆動輪への伝達トルクと同じにな
ってしまい、トラクションコントロール装置を設けたか
ために、1輪スタック状態からの脱出が不可能になる問
題を生じていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、共通な動力を差動制限式差動機構により分配
して駆動輪に伝達し、該駆動輪のホイールスピン発生中
前記差動機構への動力を低下させて該ホイールスピンを
防止するようにした車両において、上述の問題が生ずる
ことのないよう、ホイールスピンの発生から所定時間前
記動力の低下を禁止する手段を設けたものである。
(作 用) 駆動輪がホイールスピンしている間差動機構への共通な
動力を低下させ、これにより該差動機構より分配下に駆
動輪へ向かう駆動トルクが減じられ、上記のホイールス
ピンを防止し得る。
ところでかかるトラクションコントロールをホイールス
ピンの発生と同時に開始させると、差動機構による差動
制限の応答遅れにともなう1輪のホイールスピン発生時
にもトラクションコントロールが実行され、他軸への伝
達トルクが小さくなって1輪スタック状態からの脱出を
不可能にする。
しかし上記の手段がホイールスピンの発生から所定時間
トラクションコントロールの実行を禁止するため、この
間に差動機構が差動制限(上記1輪のホイールスピンの
制限)により上記他軸への伝達トルクを増大して脱出を
可能にする。なお、これにても脱出しにくい場合でも、
上記差動制限により車両は若干移動できるので、この状
態でホイールスピンが発生しても、上記所定時間の経過
後に行われる通常のトラクションコントロールによりオ
ーバーパワーを防止して脱出を図ることができる。
(実施例) 以下、図示の実施例により本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明トラクションコントロール装置の一実施
例で、図中IL、 IRは左右前輪、2L、 2Rは左
右後輪、4はエンジン、5は変速機、9は差動制限式後
輪用ディファレンシャルギヤ(差動機構)を夫々示し。
エンジン4の動力は変速機5を介しディファレンシャル
ギヤ9に人力され、その後これにより分配されて後輪2
L、2Rに伝わり、2輪(後輪)駆動により車両を走行
させ得る。
エンジン4はスロットルバルブ42により動力を加減さ
れるが、該動力の低下によりトラクションコントロール
ヲ行つたメ、スロットルバルブ42ヲ従来のようにアク
セルペダル43に機械的に連動させず、以下の構成によ
り電子制御するようになす。
即ち、スロットルバルブシャフト42aに減速機44を
介してモータ45を駆動結合し、該モータはその正転量
に比例してスロットル開度を第2図の如くに増大させ、
逆転時スロットル開度を同じ傾向で減少させるものとす
る。
モータ45の両端子は連動リレー46およびリレー47
を介して電源十Bに接続し、リレー47がソレノイド4
7aの減勢により開いている間モータ45は停止し、リ
レー47がソレノイド47aの付勢により閉じている間
リレー46の接点が実線位置であればモータ45は正転
、リレー46の接点が点線位置であればモータ45は逆
転するものとする。なお、リレー46の接点はソレノイ
ド46aの減勢時実線位置、ソレノイド46aの付勢時
点線位置になるものとする。
リレーソレノイド461.47aは夫々一端を電源子E
に接続し、他端をトランジスタ48.49のコレクター
エミッタ通路を経てアースする。トランジスタ48のベ
ースはトランジスタ50のコレクターエミッタ通路を経
て電源子Bに接続すると共に、比較器51の出力に接続
する。トランジスタ490ベースは一方でトランジスタ
52のコレクターエミッタ通路を経て電源+Bに接続す
ると共にトランジスタ53のコレクターエミッタ通路を
経てアースし、他方でNANOゲート54の出力に接続
する。NANOゲート54の2人力に夫々比較器51.
55の出力を接続し、これら比較器に以下の如くスロッ
トルバルブ420開度(スロットル開度) に関する信
号、及びアクセルペダル43の踏込量に関する信号を夫
々人力する。
スロットルバルブシャツ) 42aにその回転位置を検
出するロークリエンコーダ56を設け、これからの信号
を基にスロットル開度検出回路57でシャツ) 42a
の回転位置(スロットル開度)に比例して高くなる電圧
THを発生させる。この電圧は抵抗R,,R2により分
圧すると共に、これら抵抗間に設けたダイオードD1に
よりその前後d、e点に発生する電圧にダイオードD1
の電圧降下分相当の差を生ぜしめ、両電圧間に第3図中
ハツチングを付して示す不感帯を設定する。又、アクセ
ルペダル43に連動し、その踏込量に比例して高くなる
電圧ACCを発するアクセル開度センサ58を設け、電
圧ACCは抵抗R3,R,により分圧する。これら抵抗
間におけるf点の電圧を比較器51,55の一方の人力
に印加し、比較器51.55の他方の入力に夫々前26
点、e点の電圧を印加する。
トランジスタ53のベースにANDゲート10の出力を
接続し、トランジスタ50.52のベースにANDゲー
ト11の出力を接続する。へNOゲー) 10.11の
1人力に夫々ORゲート15及びへNOゲート16の出
力を接続し、ORゲート15の1人力にANDゲート1
7の出力を接続する。ORゲート15の低入力には比較
器18の出力を接続し、ANDゲート17はANDゲー
ト16のLレベル出力と比較器19のHレベル出力との
論理積をとり、ANDゲート16は比較器18のLレベ
ル出力と比較器20のHレベル出力との論理積をとるも
のとする。
ディファレンシャルギヤ9への人力回転数(後2輪の平
均回転数)を検出する回転センサ21、及び前輪IL(
前輪IRでもよい)の回転数を検出する回転センサ26
を設け、これらからのパルス信号を車輪速演算回路22
.25に入力する。回路22はセンサ21からのパルス
信号の周波数及び後輪回転半径より後2輪2L、2R(
駆動輪)の平均車輪(周)速V、を演算し、結果を車輪
加速度演算回路23及び減算器24に供給する。又、回
路25はセンサ26からのパルス信号の周波数及び左前
輪回転半径より左前輪IL (非駆動輪)の車輪(周)
速VW3を演算し5、結果(車速)を比較器20に供給
する。
回路23は車輪速Vwより後2輪の平均車輪加速度Vw
を演算し、これを比較器18.19に人力する。
比較器18は車輪減速度Vwが減速度基準値−すを上ま
わる時Hレベルを出力し、比較器19は車輪加・速度V
wが加速度基準値+aを上まわる時Hレベルを出力する
。減算器24は車輪速Vwから許容スピン量Δvwを減
算し、その結果九−ΔVwを比較器20に人力する。比
較器20はこの九−Δvwが車輪速(車速)Vw3を上
まわる時、即ちVw−ΔVw≧Vw3、つまり九≧VW
、+ΔVwになる時Hレベルを出力する。
なお、上記の許容スピン量ΔVwは車$1!<L、 2
Rが駆動を中に必ずや生ずるホイールスピン量より若干
大きな値に定める。
ANDゲート10はORゲート15のHレベル出力と単
安定マルチバイブレーク12のLレベル出力との論理積
をとり、ANDゲート11はANDゲート16のHレベ
ル出力と単安定マルチバイブレーク12のLレベル出力
との論理積をとるものとする。単安定マルチバイブレー
ク12は比較器13の出力の立上がりに同期してトリガ
され、ディファレンシャルギヤ9の差動制限機能遅れに
相当する所定時間Hレベル出力を発する。比較器13の
1人力に回路25で演算した車輪速(車速)Vw3を、
低入力に減算器14の演算結果を夫々入力し、減算器1
4は回路22で演算した後2輪の平均車輪速九から余裕
代Δvw′を減算するものとする。そして、比較器13
は九−ΔVw’≧Vw3の時、従ってVw≧VW3+Δ
九′の時Hレベルを出力し、該出力の立上がりにより単
安定マルチバイブレーク12をトリガするものとする。
上記実施例の作用を次に説明する。
先ずスロットル開度制御を説明するに、ANDゲー白0
.11の出力が共にLレベルである時トランジスタ5o
、 52.53はOFFに保たれ、従ってトランジスタ
49のON、 OFF、つまり通常のスロットル開度制
御は以下の如くに行われる。即ち、今電圧ACCが第3
図に示す如く変化するよう運転者がアクセルペダル43
を操作したとすると、これに応じてf点の電圧は同図に
示す如くに変化する。かかるアクセル操作中スロットル
開度に応じたd点の電圧が第3図中瞬時t。−t1間の
如くf点の電圧より低い間(スロットル開度がアクセル
ペダル踏込量相当値未満の間)は、比較器51の出力が
Lレベルで、比較器55の出力がHレベルになるため、
トランジスタ48は非導通、トランジスタ49は導通と
なる。
この時リレー47が閉じ、リレー46の接点が実線位置
であるため、モータ45は正転し、スロットル開度を電
圧THの変化具合から明らかなようにアクセルペダル踏
込量相当値に向は増大させる。
これによりd点の電圧がf点の電圧に一致する第3図中
瞬時1.から、f点の電圧がe点の電圧に低下する第3
図中瞬時t2迄の間、つまりスロットル開度がアクセル
ペダル踏込量相当値におちついている間は、比較器51
が出力をHレベルに転すると共に比較器55が出力をH
レベルのままに保ため、NANOゲート54は出力をL
レベルに転じてトランジスタ49の非導通によりリレー
47を開く。この時、モータ45は停止し、スロットル
開度を電圧T)Iの変化具合から明らかな°ように現在
値に保持する。
アクセルペダル43の踏込量減少により、f点の電圧が
e点の電圧以下となる第3図中瞬時t2〜t。
の間、つまりスロットル開度がアクセルペダル踏込量相
当値以上の間は、比較器51が出力をHレベルのままに
保つも、比較器55が出力をLレベルに転するため、N
ANロゲート54はトランジスタ49の導通によりリレ
ー47を、閉じ、比較器51はリレー46の接点を点線
位置となす。この時モータ45は逆転し:スロットル開
度を電圧THの変化具合から明らかなようにアクセルペ
ダル踏込量相当値に向は低下させる。
これによりe点の電圧がf点の電圧に一致する第3図中
瞬時t3から、f点の電圧がd点の電圧に納まっている
瞬時t4迄の間、つまりスロットル開度がアクセルペダ
ル踏込量相当値におちついている間は、・瞬時t1〜t
2間につき前述したと同様にしてモータ45は停止され
、スロットル開度を現在値に保つ。
以上の作用によりスロットル開度はアクセルペダル踏込
量相当値に持ち来され、エンジンを通常通りアクセルペ
ダル43により出力制御することができる。
ところで、第3図中瞬時t4以後アクセルペダル43の
踏込みにより電圧ACC及びf点の電圧が同図に示す如
く上昇するような加速を行って、ホイールスピンが発生
し、後述の如く瞬時t、〜t3間においてゲートIOの
出力がHレベル、ゲー)11の出力がLレベルとなり、
瞬時t5以後ゲート10の出力がLレベル、ゲート11
の出力がHレベルとなるトラクションコントロール実行
中スロットル開度制御は以下の如くに行われる。
即ち、瞬時t、〜t5においては、ANDゲート10の
出力がHレベルであることによってトランジスタ53を
導通し、トランジスタ49を非導通にしてリレー47を
OFFする。従って、f点の電圧が第3図に示すように
d点の電圧を越えてもモータ45は停止状態を保だ−れ
、スロットル開度を電圧T)lの変化具合から明らかな
ように現在値に保つ。これがため、エンジン動力は要求
通り、アクセルペダル43の踏込みにもかかわらず、現
在値に保たれる。その後瞬時1s以後においては、AN
Dゲート10の出力がLレベル、ANDゲート11の出
力がHレベルであることにより、トランジスタ53は非
導通にされ、トランジスタ50.52は導通される。ト
ランジスタ52のON1トランジス−タ53のOFFに
よりトランジスタ49はNANOゲート54の出力に関
係なくONされ、リレー47を閉じる。トランジスタ5
0のONによりトランジスタ4Bは比較器51の出力に
関係なくONされ、リレー46を点線状態にする。かく
て、モータ45は逆転され、スロットル開度を第3図中
の電圧THの変化具合から明らかなように、アクセルペ
ダルの踏込みにもかかわらず減じて、エンジン動力を低
下させ、ホイールスピンを防止することができる。
次に、アクセルペダル43を前記の電圧ACCが第4図
に示す如くに上昇するよう踏み込んで、左後輪2Lの車
輪速Vwl、右後輪2Rの車輪速vw□、従っ又左前輪
ILの車輪速(車速) V113が夫々同図に示す如く
に変化する場合につき、トラクションコントロール装置
の作用を説明する。この場合、回路23で演算する後2
輪の平均車輪加速度vwは第4図の如くになり、これが
加速度基準値+aを越えるt、〜t2間、t6〜tg間
比較器19はHレベルを出力し、車輪減速度V、が減速
度基準値〜bを越えるt3〜15間、tl。〜t、12
tl較器18はHレベルを出力する。
又比較器20は、車輪速Vwが車速Vw3と許容スピン
量ΔVwとの合算値VW3+ΔVwを越えるt2〜t3
間、t、〜t11間にHレベルを出力し、比較器13は
、車輪速Vwが車通れ、と余裕代ΔVw’との合算値v
w3+ΔVw’を越えるt1〜t1間、t6以後におい
てHレベルを出力する。そして、単安定マルチバイブレ
ーク12は比較器13の出力の立上がりより所定時間(
ディファレンシャルギヤ9の差動制限機能遅れに相当す
る時間)ΔT1だけHレベルを出力し、比較器18〜2
0の出力及び単安定マルチバイブレータ12の出力に応
じANNアゲ−10,11の出力は夫々第4図の如くに
レベル変化する。
最初に車輪加速度vwが基準値+aを越える瞬時t1迄
は比較器18〜20の出力が全てLレベルであるため、
これらにより決定されるANDゲートn、11の出力も
Lレベルとなり、スロットル開度は前記したようにして
前記電圧THの第4図に示す変化具合から明らかなよう
にアクセルペダル43の踏込量(電圧ACC)に追従す
るよう増大する。
この時左後輪2Lが車輪速Vw+の変化具合から明らか
なように一瞬低摩擦路上に乗ってホイールスピンした場
合について考えると、瞬時t1〜t2間で車輪加速度孔
が基準値+8以上となるため比較器19の出力がHレベ
ルとなり、瞬時t3〜t3間で車輪減速度孔が基準値−
す以上となるため比較器18の出力がHレベルとなり、
瞬時t2〜t3間でvw≧Vw3+ΔVwとなるため比
較器20の出力がHレベルとなり、従ってこれら比較器
出力によって第4図に点線で示す如< ANDゲート1
0の出力が瞬時t1〜t2間、t3〜仁3間でHレベル
となり、ANDゲート11の出力が瞬時t2〜t3間で
Hレベルとなる傾向にある。しかし、瞬時1.〜1.間
テvIllI≧vw3+ΔVw’(7)ため比較器13
の出力がHレベルとなり、該出力の立上がりから611
時間単安定マルチバイブレーク12がHレベルを出力す
るため、両ANDゲー)10.11の出力は依然として
Lレベルのままである。従ってスロットル開度(TH)
はこの間もアクセルペダル43の踏込量(ACC)jq
追従し、はぼ一定に保たれる。
ところで、本発明の要旨を構成する要素10〜14がな
く、ORゲート15及びANDゲート16の出力により
トランジスタ50.52.53を直接制御する場合、こ
れらトランジスタには第4図中ANDゲート10.11
の欄に点線で示したHレベル出力が供給され、スロット
ル開度は前記したようにして第4図中2点鎖線TH’の
如くにアクセルペダル踏込量(ACC) と関係なく保
持(L〜t2)、減少(tz〜t3)、保持(ts〜t
s)  される。かかるトラクションコントロールはエ
ンジン動力を脱出トルクTo以下となし、1輪(左後輪
2L)スタック状態からの脱出を不可能にする。しかし
、Vw≧Vw3+ΔVw’となるホイールスピン瞬時T
、から所定時間ΔT、中単中足安定マルチバイブレーク
がHレベルを出力して、ANDゲート10.11からの
Hレベル出力を禁止(上記トラクションコントロールを
禁止)するため、この間にディファレンシャルギヤ9の
差動制限機能によりVw、をVw2に近付けて左前輪2
Lのホイールスピンをなくすことができ、スロットル開
度(TH)はこの間アクセルペダル踏込量(ACC)に
対応した値に保たれ、上記脱出不能の事態を回避するこ
とができる。
その後アクセルペダル43の踏増しくACCの再上昇)
によりスロットル開度(TH)が増大し、左右後輪2シ
2Rが車輪速Vw、、 Vw2の変化具合から明らかな
ように共にホイールスピンすると、瞬時t6〜t8間に
おいて単安定マルチバイブレーク12の出力がHレベル
となり一1ANDゲー)10.11の点線で示すHレベ
ル出力を禁止してこの間トラクションコントロールを遅
らせる。その間にディファレンシャルギヤ9の差動制限
機能によりVw、をVw2に近付けることができるが、
これにても尚ホイールスピンがなくならないため、単安
定マルチバイブレーク12の出力がLレベルとなる瞬時
t8以後以下の如くにトラクションコントロールが実行
される。即ち、瞬時t8〜t3間において、ANDゲー
ト11がHレベルを出力するため、スロットル開度(T
H)はアクセルペダル踏込量(ACC)の増大にもかか
わらず低下され、その後瞬時tlo〜t12間において
ANDゲート10がHレベルを、又ANDゲート11が
Lレベルを出力するため1.スロットル開度(T)l)
は瞬°時tloの値に保持される。かくてスロットル開
度(TH)、即ちエンジン動力は後2輪のトラクション
限界Tt以下にされ、Vw、、 Vw2の変化具合から
明らかなように当該ホイールスピンを防止することがで
きる。
なお、瞬時t12以後はホイールスピンがなくなったこ
とで、ANDゲート10.’llが共に出力をLレベル
トシ、スロットル開度(TH)は、アクセルペダル踏込
量(ACC) に対応した値に向は上昇する。ここで、
再びホイールスピンが発生した場合は上記のトラクショ
ンコントロールが繰返され、結果として車輪(後輪)駆
動トルクをトラクション限界TL付近の値に保ち、ホイ
ールスピンの発生を防止しつつ、エンジン動力の低下を
最少限にすることができる。
第5図及び第6図は上記実施例の2変形例を示す。第5
図の例では比較器27を追加し、車速Vw3が特定車速
V8以上となる間、比較器27からのLレベル出力によ
り単安定マルチバイブレーク12が比較器13からの信
号に関係なくLレベルを出力するようにして、前記トラ
クションコントロールの禁止を行わないようにする。又
第6図の例では、単安定マルチバイブレーク28及びア
クセルスイッチ29を追加し、アクセルスイッチ29は
アクセルペダル43(第1図参照)の踏込みにより開く
ものとなして、抵抗30を介し電源+日に接続する。こ
れにより、アクセルペダルの踏込みによるアクセルスイ
ッチ29のOFF瞬時から設定時間(単安定マクチバイ
ブレーク12の所定時間ΔT、よりかなり長くする)単
安定マルチバイブレーク28がHレベルヲ出力すると共
に、このHレベル出力を受けて単安定マルチバイブレー
ク12がアクセルペダルの踏込みから設定時間のみ前記
トラクションコントロールの禁止を実行し、それ以後こ
の禁止を行わないようにする。
第7図は4輪駆動車に対する本発明トラクションコント
ロール装置の応用例を示し、この4輪駆動車はエンジン
動力を差動制限式センターディファレンシャルギヤ7に
より前後輪に分配し、前輪動力を差動制限式前輪用ディ
ファレンシャルギヤ8により左右前輪IL、 IRに分
配し、後輪動力を差動制限式後輪用ディファレンシャル
ギヤ9により左右後輪2L、 2Hに分配して走行する
ものとする。
従って、駆動輪の平均回転速度を検出する回転センサ2
1はセンターディファレンシャルギヤ7への人力回転速
度を検出するよう配し、又第1図の例と異なり非駆動輪
(前輪) IL、 IRが存在せず、その車輪速をもっ
て車速とすることができないため、第1図の例における
車輪速演算回路25に代え、車速を模した擬似車速V+
を造り出す擬似車速発生回路31を設ける。
擬似車速発生回路31は、車輪速演算回路22により演
算した駆動輪の平均車輪速Vwを入力されており、これ
を基にホイールスピン後車速を模した擬似車速Vtを造
り出して比較器20に人力するもので、第8図の構成と
する。即ち、擬似車速発生回路31はサンプルホールド
回路36と、車輪加速度演算回路37と比較器38と、
微分回路39と、単安定マルチバイブレーク60と、定
数設定器61と、積分回路62と、加算回路63と、O
Rゲート64.65と、反転器66.6.7とを図示の
如くに結線して構成する。
サンプルホールド回路36は車輪速演算回路22により
演算した車速速νWを人力され、スイッチングトランジ
スタ36aがショットパルスによりONされた時の車輪
速Vw (0)をサンプルホールドし、これを加算回路
63に人力する。車輪加速度演算回路37は車輪速Vw
より車輪加速度Vwを演算し、比較器38はこれを加速
度基準値+aと比較してVw >+aの時Hレベル信号
を出力する。該信号の立上がりに同期して微分回路39
はショットパルスを発し、単安定マルチバイブレーク6
0は設定時間だけHレベル信号を出力する。積分回路6
2はスイッチングトランジスタ62aがHレベル信号の
人力によりONされる時クリアされ、それ以外で定数設
定器61からの一定値−mを積分し、その積分値m 1
dtを加算回路63に人力する。加算回路63は車輪速
サンプリング値Vw (0)  に積分値m、/:dt
を加算して擬似車速V、を求める。
かかる構成において、車輪速Vwが第9図(車速vc 
も参考までに示した)の如くである場合、擬似車速V+
 は以下の如くに求められる。即ち、この場合回路37
が演算して求めた車輪加速度Vwは同図に示す如くであ
る。この車輪加速度Vwが基準値+8以上となる瞬時t
1〜t2間及びt3〜t9間において比較器38は出力
をHレベルにする。該出力の立上がりに同期して単安定
マルチバイブレーク60は第9図に示すように設定時間
ΔT2だけHレベル信号を出力し、この設定時間ΔT2
中に比較器38の出力が立上がる瞬時t3より再び61
2時間だけ単安定マルチバイブレーク60はHレベル信
号を出力し、この612時間後の瞬時t5で単安定マル
チバイブレーク60は出力をLレベルに転する。かかる
単安定マルチバイブレーク60の出力は反転器66、6
7により第9図の如くに反転され、ORゲー) 64.
65に入力される。
車輪加速度Vwが基準値+aを越えて比較器38の出力
が立上がる瞬時1..13に、微分回路39は第9図に
示すようにショットパルスを出力し、これをORゲート
64.65に入力する。ORゲート64.65は他人力
に前記の反転出力を供給されているため、上記のショッ
トパルスによってスイッチングトランジスタ36a、 
62aを一時的に0\し、瞬時tI+t3でサンプルホ
ールド回路36にこの時の車輪速VwをVw (0)と
して抽出保持させると共に、積分回路62をリセットし
て積分を再開させる。Vw (0) は第9図に示すよ
うに瞬時1..130車輪速サンプリング値であり、積
分回路の積分値m、/:’dtは瞬時 t3からの時間
勾配をmとした予想車速の変化分であり、これらを加算
する回路63の加算値Vw (0)+m J、’dtを
、瞬時1..13以後予想される擬似車速V、として第
9図の如くに定めることができる。なお時間勾配mは定
数設定器61により任意に設定することができ、例えば
加速度基準値子aと共に、高摩擦路でホイールスピンを
起こさず発進できる加速度値に対応した値とする。そし
て、612時間中に比較器38の次の出力の立上がりが
なければ、第9図中瞬時t、以後における如く反転器6
6、67の出力がHレベルを保ためh(0)= Vw 
、 m f、 dt=Qにより擬似車速Vl は車輪速
Vw と同じと、なる。
従って本例の構成でも、第4図中Vw、+ΔVwがv1
+ΔVwとなる以外、同図につき前述したと同様の作用
が得られ、所期の目的を達成することができる。
第10図は本発明トラクションコントロール装置の他の
例を、第7図と同じく4輪駆動車に適用して示し、本例
では各駆動輪2L、 2R,IL、 IRの回転速度W
、−W4を個々に検出する回転センサ21a〜21dを
設けると共に、これらセンサからのパルス信号の周波数
及び車輪回転半径を基に駆動輪2L、 2R,IL。
IRの車輪速Vw、〜Vw4を個々に演算する車輪速演
算回路21a〜21dを設ける。そして、これら車輪速
Vw、〜Vw4のうち最も低いものが一番車速に近いか
ら、これをセレクトロースイッチ70により選択し、代
表的な車輪速Vwとして使用する。この代表車輪速Vw
は第7図中に同符号にて示した全駆動輪の平均車輪速と
同様、車輪加速度演算回路23、減算器24及び擬似車
速発生回路31に供給する。擬似車速発生回路31は代
表車輪速Vwを基に前記作用により擬似車速Viを造り
出し、これと代表車輪速Vwのうち低い方が車速に近い
から、との低い方をセレクトロースイッチ71により選
択し、車速相坐位Viwとして比較器20に入力する。
本例では更に、単安定マルチバイブレーク12をトリガ
するに当り、即ち前記の如くトラクションコントロール
をi止するに当り、比較器20がHレベルを出力する間
ホイールスピンしていることになるから、該出力の立上
がりを利用するようにしたものである。
かかる本例の構成においても、第4図中vIIl、十Δ
Vwがv0+ΔVwとなる以外、又単安定マルチバイブ
レーク12の出力の立上がりが瞬時t2+ t、となる
以外、同図につき前述したと同様の作用が得られ、所期
の目的を達成することができる。
(発明の効果) かくして本発明トラクションコントロール装置は上述の
如く、ホイールスピンの発生から所定時間ΔT、中、差
動制限式差動機構9(第1図の例)、7(第7図及び第
10図の例)への動力を低下(図示例テはいずれもエン
ジンスロットル開度を減少)させるトラクションコント
ロールを禁止する構成としたから、この間ΔT、中に上
記差動機構が差動制限によりホイールスピンしてない側
の駆動輪への伝達トルクを増大して片側輪スタック状態
からの脱出を行うことができる。従って、上記611時
間中に上記差動制限機能の応答遅れでスタック状態の駆
動輪が空転したのをホイールスピンしていると見做し、
トラクションコントロールが実行されて脱出不能になる
事態の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明トラクションコントロール装置の一実施
例を示す全体システム図、 第2図は同装置におけるモータの正転量に対するスロッ
トル開度の変化特性図、 第3図は同装置におけるスロットル開度制御系の各都電
圧変化を示すタイムチャート、第4図は同装置の動作波
形説明図、 第5図及び第6図は夫々第1図に示す装置の変形例を示
す要部電子回路図、 第7図は本発明トラクションコントロール装置の他の例
を示す全体システム図、 第8図は同側における擬似車速発生回路の電子回路図、 第9図は同擬似車速発生回路の動作波形説明図、第10
図は本発明トラクションコントロール装置の更に他の例
を示す全体システム図である。 IL、 IR,2L、 2R・・・車輪  4・・・エ
ンジン5・・・変速機 7〜9・・・ディファレンシャルギヤ(差動制限式差動
機構) lO〜14・・・トラクションコントロール禁止手段(
10,11・・・ANDゲート、12・・・単安定マル
チバイブレーク、13・・・比較器、 14・・・減算器) 15・・・ORゲート      16.17・・・A
NDゲート18〜20・・・比較器 21、21a 〜21d、 26・・・回転センサ22
、22a 〜22d、 25・・・車輪速演算回路23
・・・車輪加速度演算回路 24・・・減算器      27・・・比較器28・
・・単安定マルチバイブレーク 29・・・アクセルスイッチ 30・・・抵抗31・・
・擬似車速発生回路 42・・・スロットルバルブ43
・・・アクセルペダル  44・・・減速機45・・・
モータ       46.47・・・リレー48〜5
0.52.53・・・トランジスタ51.55・・・比
較器    54・・・NANOゲート5G・・・ロー
タリエンコーダ 57・・・スロットル開度検出回路 58・・・アクセル開度センサ 70.71 ・・・セレクトロースイッチ特許出願人 
日産自動車株式会社 第2図 モータE禦量 第3図 第5図 V 第6図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、共通な動力を差動制限式差動機構により分配して駆
    動輪に伝達し、該駆動輪のホィールスピン発生中前記差
    動機構への動力を低下させて該ホィールスピンを防止す
    るようにした車両において、前記ホィールスピンの発生
    から所定時間前記動力の低下を禁止する手段を設けたこ
    とを特徴とする車両のトラクションコントロール装置。 2、前記手段は特定車速以上で前記の禁止を解除するも
    のである特許請求の範囲第1項記載の車両のトラクショ
    ンコントロール装置。 3、前記手段はアクセルペダルの踏込み後設定時間以後
    前記の禁止を解除するものである特許請求の範囲第1項
    記載の車両のトラクションコントロール装置。
JP15255985A 1985-07-12 1985-07-12 車両のトラクシヨンコントロ−ル装置 Pending JPS6215125A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05286570A (ja) * 1992-04-13 1993-11-02 Mitsubishi Materials Corp 超微粉末の定量バッチ供給方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05286570A (ja) * 1992-04-13 1993-11-02 Mitsubishi Materials Corp 超微粉末の定量バッチ供給方法及びその装置

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