JPS62148599A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は毛髪や肌にしっとりとした感触を与え、しかも
長期間保存しても安定な液体洗浄剤組成物に関するもの
である。

従来の技術 近年、パーマネントウェーブ、ヘアカラー、ホットカラ
ー、ヘアドライヤー等により毛髪を手入れすることが広
く行なわれているが、このような毛髪手入れ方法の普及
により毛髪がこれらの器具や薬品によって損傷を受ける
機会が多くなり、毛髪がノＪ？すついた感触になり易い
という問題が生じている。このため、洗髪後の毛髪のパ
サつきを抑え、しっとり感を付与する等のヘアコンディ
ショニング効果に優れたシャンプー、その他の毛髪化粧
料が強く要望されている。

また、毎日使用しても手の肌がかさかさせず、しっとり
とした感触を保つ液体洗剤や台所用洗剤に対する要望も
強い。

そこで、液体洗浄剤組成物中に炭化水素や動植゛物油を
配合したり（特開昭５４−２４９０８号公報）、第４級
窒素含有ポリマーを配合したり（特開昭５４−４３２１
３号公報）することが提案プれているが、これらの方法
は保存により液体洗浄剤組成物が白濁分離したり、洗浄
後にべたつきやごわつき等の不快な感触が残ったりする
等の欠点があった。

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、使用によりべ
たつきやごわつき等の不快な感触がなく、しっとり感を
付与する効果に優れ、しかも長期に保存しても白濁、分
離などがなく、保存安定性の良好な液体洗浄剤組成物を
提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段及び作用 本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意検討を進めた結
果、アニオン界面活性剤としてスルホコハク酸モノエス
テルを使用し、更にこれにリン酸エステルを好ましくは
前者：後者＝５／１〜１１５の重量比率で併用すること
により、両者が相乗的に作用し、毛髪や肌にしっとりし
た感触を与えると共に、長期間保存しても安定な液体洗
浄剤組成物が得られることを知見し、本発明を完成する
に至った。

従って、本発明はスルホコハク酸モノエステルとリン酸
エステルとを好ましくは５：１〜１：５１ｔｉ比）の割
合で併用した液体洗浄剤組成物を提供するものである。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。

本発明に用いるスルホコハク酸モノエステルとしては、
特に制限はないが、下記一般式（Ｉ）で示されるアルキ
ルスルホコハク酸モノエステル又はアルキルエーテルス
ルホコハク酸モノエステル、下記一般式（Ｉｔ）で示さ
れるアルカノールアミドスルホコハク酸モノエステル又
はアルカノールアミドエーテルスルホコハク酸モノエス
テルの１種又は２種以上が好適に使用される。

一般式（Ｉ） ）Ｉ Ｒ４Ｏ（ＡＯ）ｎ−Ｃ−ＣＨ２ Ｍ２ＱＣ−ＣＨ３０５Ｍ１　　　　　　　・・・（Ｉ）
〇 一般式（ｎ） （但し、式中Ｒ１は平均炭素数が９〜１５のアルキル基
、Ｒ２は水素原子又はメチル基、ＡＯは炭素数２〜３の
オキシアルキレン基、ｎは０〜２０の整数であり、Ｍｌ
及びＭ２は水素原子、アルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオン及びアルカノールアミン塩から選ばれる１種を
表わす。） この場合、Ｒ１の平均炭素数が９〜１５のアルキル基と
しては直鎖状でも分岐状でもよく、例示するとノニル、
デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデ
シル、″！！ンタデシルなどが挙げられる。なお、炭素
数９〜１５の範囲外のアルキル基が含まれていても差支
えなく、各種炭素数のアルキル基を有する化合物の混合
物中のアルキル基の平均炭素数が全体として９〜１５と
なっていれば良く、この範囲の平均アルキル基炭素数と
することにより良好な起泡力を与える。これに対し、Ｒ
１の平均炭素数が８以下又は１６以上の場合には液体洗
浄剤組成物の起泡力が不十分となる場合が生じる。

Ｍｌ及びＭ２は上述したように水素原子、アルカリ金属
イオン、アンモニウムイオン及びアルカノールアミン塩
から選ばれる１種であるが、Ｍｌ及びＭ２は互に同一で
あっても異っていてもよい。ここで、アルカリ金属とし
てはリチウム、ナトリウム。

カリウム等を挙げることができ、またアルカノールアミ
ン塩としてはモノエタノールアミン塩、ジェタノールア
ミン塩、トリエタノールアミン塩。

メチルジェタノールアミン塩等を挙げることができる。

これらの々かで、水素原子、ナトリウム及びトリエタノ
ールアミン塩が好適に用いられる。

一般式（Ｉ）で示されるアルキルスルホコハク酸モノエ
ステル及ヒアルキルエーテルスルホコハク酸モノエステ
ルの好ましい具体例としては、スルホコハク酸ポリオキ
シエチレン（５）ラウリルエーテル−２ナトリウム、ス
ルホコハク酸ポリオキシエチレン（Ｉ）ヤシ油脂肪酸ア
ミドエステル−２ナトリウムなどが挙げられる。また、
一般式（Ｉｔ）で示される化合物の好ましい具体例とし
ては、スルホコハク酸ポリオキシエチレン（３）ヤシ油
脂肪酸アミドエステル−２ナトリウム、スルホコハク酸
ポリオキシエチレン（６）ラウロイルアミドエステル−
２ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン（Ｉ
０）ミリストイルエステル−２ナトリウム、スルホコハ
クｅ　Ｊ　ＩＪオキシエチレン（Ｉ７）　ヤシ油脂肪酸
インプロパツールアミドエステル−２ナトリウムなどが
挙げられる。

本発明は、前記スルホコハク酸モノエステルにリン酸エ
ステルを併用するものであるが、このリン酸エステルと
しては、下記一般式（ＩＩＩ）で示される１種又は２種
以上を好適に使用することができる。

一般式（Ｉ） Ｒ５−Ｃ−ＮＨ−又はＲ６−Ｃ−０−を表わし、Ｒ３，
Ｒ５及びＲ６はそれぞれ平均炭素数１０〜１８の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基、Ｒ４は平均炭素数６〜１５の直
鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。

また、 ＡＯハ炭素数２〜３のオキシアルキレン基、Ｍは水素原
子、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又はアル
カノールアミン塩を示し、ｎは０〜２０の整数である。

） この一般式（［ＩＩ）で示されるリン酸エステルの好ま
しい具体例としては、ポリオキシエチレン（５）ラウリ
ルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン（３
）ノニルフェノールエーテルリン酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレン（Ｉ０）セチルエーテルリン酸ナトリウム
、ポリオキシエチレン（７）ラウリン酸モノエタノール
アミドリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン（３）セ
チルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン（
Ｉ０）ステアリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレン（８）牛脂アルキルエーテルリン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン（２）ヤシ油アルキルエーテル
リン酸ナトリウムなどが挙げられる。

本発明において、スルホコハク酸モノエステルの配合量
は組成物全体の１〜４０％（Ｎ量チ、以下同じ）、特に
２〜３０％とすることが好ましい。

スルホコハク酸エステル伝が１チ上り少ないと低温安定
性が悪い場合が生じ、４０チより多いとグル化する場合
がある。また、リン酸エステルの配合ｍｕｍＩｆ、物全
体１７）０．５〜２０％、特［１〜１０チとすることが
好ましく、０．５％より少ないとしっとり感が充分でな
い場合が生じ、２０％より多いと低温安定性が悪い場合
が生じる。

スルホコハク酸モノエステルとリン酸エステルとの併用
割合は必ずしも限定されないが、前者：後者のｆｆ１ｆ
ｆｌ比として５：１〜１：５−とすることが好ましい。

スルホコハク酸址がリン酸エステル量より少な過ぎる場
合は低温での組成物の安定性が低下し、白濁が生じるこ
とがある。逆にスルホコハク酸址がリン酸エステル量よ
り多過ぎる場合は組成物を使用した際におけるしっとり
感付与効果が十分発揮されない場合がある。

本発明の液体洗浄剤組成物Ｖこは、上記成分に加え、必
要により、その種類、使用目的等に応じた成分が適宜使
用される。

例工ば、スルホコハク酸モノエステルやリン酸エステル
ＶＣ加え、他のアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤を配合するこ
とができ、更に増粘剤、紫外線吸収剤、防腐剤、殺菌剤
、乳濁剤、ふけ止め剤、酸化防止剤、トニック剤、色素
、香料等の１種又は２ｓ以上を配合しうる。本発明の組
成物には更にエチルアルコール或いはイングロビルアル
コールのような低級アルコールを泡立ちに悪影響を及ぼ
さない範囲で配合することにより、本組成物の系の相溶
性を改善することができる。

発明の効果 本発明の液体洗浄剤組成物は、スルホコハク酸モノエス
テルとリン酸エステルとを併用したことにより、組成物
を使用した場合に毛髪や肌にしっとりした感触を与え、
使用感が良好である上、長期間保存しても安定で、白濁
などが生じることもなく、このためシャンプー、ボディ
シャンプー、洗顔剤、台所用洗剤、液体洗剤などとして
好適に使用することができる。

次に、本発明の実施例と比較例を示し、本発明の効果を
より具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限
されるものではない。なお、各側の説明に先立ち、試験
法について説明する。

（Ｉ）シっとり感 頭髪を２分し、左右にそれぞれ３ｙの標準試料と試験試
料を施し、洗髪乾燥後、被験者により左右頭髪のしっと
り感を一対比較法により官能評価する。被験者２０名の
評価結果を統計処理し、以下の基準で判定した。

なお、標準試料としては、ポリ′オキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸ナトリウム（平均ＥＯ付加モル数ｐ＝３
．アルキル基Ｃ１２／Ｃ４３＝１／１）の１５チ水溶液
を用いた。

評価基準 ◎：１チ有意で試験試料の方が好ましい。

０：５％有意で試験試料の方が好ましい。

Δ：有意差がない。

×：５チ有意で標準試料の方が好ましい。

（２）保存安定性 試料を１００ｒｒＬｔ容の栓付ガラス容器に入れ、５℃
恒温槽で３ケ月間保存した後、外観を目視で判定し、下
記基準で評価した。

評価基準 ○：均−透明 ×：白濁 〔実施例１〜１１．比較例１，２〕 第１衣に記載した配合組成の液体洗浄剤組成物を調製し
、前記評価方法に従って使用時のしっとり感及び保存安
定性について評価した。結果を第１表に併記する。

第１表の結果から明らかなように、実施例１〜１１の液
体洗浄剤組成物は標準洗浄剤組成物に比べて、しっとり
感付与効果があり、また、保存安定性も良好であること
が認められる。それに対し、リン酸エステルを配合して
いない比較例１はしっとり感付与効果が充分でなく、ま
たスルホコハク酸モノエステルを配合していない比較例
２は保存安定性が劣るものであった。

〔実施例１２，１３１ 第２表に記載した配合組成に従って２種類の液体洗浄剤
組成物を嫂、前記実施例と同様にして、洗髪後のしっと
り感及び保存安定性を評価した。

結果を第２表に併記する。

第　２　表 第２表の結果から明らかなように、本発明の洗浄剤組成
物は、香料１色素等の他の成分を配合した場合でも、こ
れらの成分の影響を受けることがなく、標準液体洗浄剤
組成物に比べてしっとり感付与効果が良好で、また保存
安定性も良好であった。

出　願　人　ライオン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スルホコハク酸モノエステルとリン酸エステルとを
   併用してなることを特徴とする液体洗浄剤組成物。 ２、スルホコハク酸モノエステルとリン酸エステルとを
   重量比として５：１〜１：５の割合で併用した特許請求
   の範囲第１項記載の組成物。 ３、スルホコハク酸モノエステルが下記一般式（ I ）
   又は（II） 一般式（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（ I ） 一般式（II） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（II） （但し、式中Ｒ＿１は平均炭素数が９〜１５のアルキル
   基、Ｒ＿２は水素原子又はメチル基、ＡＯは炭素数２〜
   ３のオキシアルキレン基、ｎは０〜２０の整数であり、
   Ｍ＿１及びＭ＿２は水素原子、アルカリ金属イオン、ア
   ンモニウムイオン及びアルカノールアミン塩から選ばれ
   る１種を表わす。）で示されるものである特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載の組成物。 ４、リン酸エステルが下記一般式（III） 〔Ｘ−（ＡＯ）＿ｎ−〕−＿ｍＹ・・・（III）（但し
   、式中、ＸはＲ＿３Ｏ−、▲数式、化学式、表等があり
   ます▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
   、表等があります▼を表わし、Ｒ＿３、 Ｒ＿５及びＲ＿６はそれぞれ平均炭素数１０〜１８の直
   鎖又は分岐鎖のアルキル基、Ｒ＿４は平均炭素数６〜１
   ５の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。また、ＡＯは
   炭素数２〜３のオキシアルキレン基、Ｙは▲数式、化学
   式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があり
   ます▼を表わし、Ｍは水素原子、アルカリ金属イオン、
   アンモニウムイオン又はアルカノールアミン塩を示し、 ｍは、Ｙが▲数式、化学式、表等があります▼の時１、
   ▲数式、化学式、表等があります▼の時２、 ｎは０〜２０の整数である。） で示されるものである特許請求の範囲第１項、第２項又
   は第３項記載の組成物。