JPS6214681A - 小型電子写真複写装置 - Google Patents

小型電子写真複写装置

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JPS6214681A
JPS6214681A JP15245785A JP15245785A JPS6214681A JP S6214681 A JPS6214681 A JP S6214681A JP 15245785 A JP15245785 A JP 15245785A JP 15245785 A JP15245785 A JP 15245785A JP S6214681 A JPS6214681 A JP S6214681A
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JP
Japan
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paper
electrophotographic
main body
shutter
image information
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Pending
Application number
JP15245785A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、原稿面上に載置されてこの原稿面上の画像情
報を複写するようにした湿式の携帯性に優れた小型電子
写真複写装置に関する。
〈従来の技術〉 電子写真複写装置として従来から知られているものに、
光導電性絶縁材の表面を帯電させてここに画像情報を露
光し、その静電潜像のトナー像を転写用紙に形成して定
着させるゼログラフィ方式のものと、光導電性の紙の表
面を帯電させてここに画像情報を露光し、その静電潜像
をトナー現像するエレクトロファークス方式のものとが
ある。
ゼログラフィ方式の電子写真複写装置は、電子写真感光
ドラム或いは電子写真感光ベルトの他に光源や帯電器、
現像器、転写器、定着器等を有しており、又、エレクト
ロファクス方式の電子写真複写装置は光源や帯電器及び
現像器等で構成される。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の電子写真複写装置における光源は高速露光のため
に強力なものが必要であり、コロナ放電による帯電器自
体も高電圧を発生させなければならず、大型でなおかつ
消費電力が極めて大きく、電源のバッテリー化が困難で
ある。又、圧力定着を行う形式のものでは強大な圧下ロ
ーラが必要であり、エレクトロファクス方式のものに対
してトナークリーナや転写器等を余分に設けなければな
らないことと相俟って装置全体の大型化を避けることが
できない。因に従来のものでは−抱え程度の大きさのも
のがせいぜいであった。しかも、高画質の複写像を得る
ために常時メインテナンスを必要としている。なお、加
熱定着を行う形式のものではヒータが必要で、その消費
電力量を一層増大させてしまう結果となっている。
一方、エレクトロファクス方式の電子写真複写装置で液
体現像剤(以下、これを現像液と呼称する)を用いる形
式のものは、現像液のシール性等の問題から据え置き形
式のものしかなく、ゼログラフィ方式のものより小型化
が可能ではあっても携帯性がないこと及びメインテナン
ス等の問題から手軽に持ち運びすることが不可能であっ
た。
片手で掴める程度に複写装置の小型軽量化を企図した場
合、ワイヤドツトプリンタやサーマルプリンタ等の応用
も考えられるが、画像情報の光電変換によるコストアッ
プがある上、画像の分解能が悪くて微細で鮮明な画質を
期待することが本質的に無理である。
本発明はかかる知見に基づき、片手で掴める程度に小型
化が可能でバッテリー駆動を行い得ろと共に何ら不都合
なく持ち運びができる携帯性に優れた電子写真複写装置
を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明の電子写真複写装置は、ロール状に巻回された電
子写真感光紙が回転自在に収納され且つ原稿面上に載置
される本体と、前記電子写真感光紙を挟持すると共に前
記本体に回転自在に取付けられて前記電子写真感光紙を
繰り出す一対のピンチローラと、前記電子写真感光紙と
摺接するように前記本体に取付けられて前記電子写真感
光紙を静電気帯電させる帯電ブラシと、静電気帯電した
前記電子写真感光紙の移動に伴って前記原稿面を走査し
且つこの原稿面の画像情報を前記電子写真感光紙に投影
してその静電潜像を形成させろ走査光学系と、前記走査
光学系と前記電子写真感光紙との間に介装されて該走査
光学系から該電子写真感光紙への投影光を遮断し得るシ
ャッタと、前記本体に取付けられ且つ前記一対のピンチ
ローラと連動して回転すると共に外周面に滲み出す現像
液が内部に貯溜されて前記電子写真感光紙に形成された
静電潜像をトナー現像する現像ドラムとを具えたもので
ある。
く作   用〉 一対のピンチローラによって繰抄出されろ電子写真感光
紙は、電圧を印加された帯電ブラシに摺接してその表面
が帯電され、原稿面の画像情報を走査する走査光学系に
よってこの画像情報が順次電子写真感光紙に投影露光さ
れ、画像情報の静電潜像が電子写真感光紙に形成されて
行く。この静電潜像は電子写真感光紙の移動に伴って回
転する現像ドラムの外周面から滲み出した現像液により
トナー現像され、この画像情報のトナー像が電子写真感
光紙に形成される。そして、帯電、露光、現像、の各行
程間に間隔があると、とから、シャッタを開放したまま
の状態では走査光学系の蓮査毎に電子写真感光紙に複写
される画像情報間に余白部分が形成されるが、走査光学
系の走査毎にシャッタを閉止することにより電子写真感
光紙に上記余白部分を形成することなく連続的に画像情
報を複写する。
く実 施 例〉 本発明による電子写真複写装置の一実施例の断面構造を
表す第1図及びその外観を表す第2図に示すように、原
稿面11上に載置される本体12の一端部には、ロール
状の電子写真感光紙13を回転自在に支持する紙ロール
軸14が設けられており、電子写真感光紙13をこの紙
ロール軸14に装填するため、紙ロール軸14の下側は
本体12に対して蝶番15を介して回動自在に枢着され
た開閉蓋16となっている。なお、本実施例の電子写真
感光紙13は帯電させることにより感光性を有する酸化
亜鉛等の微粉末をバインダを介して表面に塗布したもの
を用いている。
前記開閉蓋16の部分の機構を拡大した第3図及び本実
施例の可動部の駆動機構を表す第4図並びにその平面構
造及び右側面構造を表す第5図及び第6図、更にその底
面形状を表す第7図に示すように、本体12内に紙ロー
ル軸14により回転自在に支持されろ電子写真感光紙1
3は、ローラ17によって方向変換されると共に帯電・
露光用ガイド板18に案内され、一対のピンチローラ1
9.20により挾持されてこれらピンチローラ19の駆
動回転に伴って繰り出される。帯電・露光用ガイド板1
8は横壁部と縦壁部を有する断面り字形をなしており、
横壁部に対向して帯電ブラシ21が前記開閉fi16に
固定交れ、この帯電ブラシ21の先端が帯電・露光用ガ
イド板18の横壁部に位置する電子写真感光紙13の表
面に摺接するようになっている。
帯電ブラシ21は本体12内に収納されたバッテリー電
源22により駆動される図示しない電気回路に接続し、
この帯電ブラシ21に電圧を印加することによって電子
写真感光紙13を帯電させる。なお、本実施例では光導
電性感光層が内周側となるように巻回した電子写真感光
紙13を用いているが、この感光層が外周側となるよう
に巻回した電子写真感光紙を用いることも当然可能であ
る。又、第7図中の符号で33はバッテリー電源22を
交換するための蓋であり、電源としてバッテリー電源2
2の他に外部電源を利用することも勿論可能である。
前記一対のピンチローラ19.20のうち、駆動ピンチ
ローラ19は本体12に軸受ブツシュ23を介して回転
自在に支持され、その軸端に固定されたウオームホイー
ル24は、本体12内に取付けられた駆動モータ25に
連結されるウオーム26と噛み合い、駆動モータ25に
よりこの駆動ピンチローラ19が回転駆動される。なお
、駆動モータ25も前記バッテリー電源22によって図
示しない電9F%回路を介して駆動される。もう一方の
前記ビンチロ〜う20はその両端を左右一対の揺動レバ
ー27の先端に回動自在に支持されて従動回転する。こ
の揺動レバー27はベルクランク状をなし、その折曲部
において支持ビン28により本体12に回動自在に支持
され、一端が本体12に固定されたばね29に連結され
ている。又、揺動レバー27の他端には係合ビン30が
植設される一方、開閉蓋16の先端にはその係合ビン3
0と係脱自在に係合する切欠部31が形成されており、
開閉蓋16が閉じられた状態においてそれらが係合する
と共にばね29によって従動ピンチローラ20が駆動ピ
ンチローラ19側に押圧されるようになっている。
従って、開閉蓋16が開かれる場合には、開閉蓋16に
伴って当初係合ビン30を介し揺動レバー27はばね2
9に抗して両ピンチローラ19,20が離れろ方向に回
動し、更に開閉蓋16が開かれると係合ビン30と切欠
部31との回転半径の相違によりこれらの係合が解除さ
れる。この時、揺動レバー27の回動によって、ばね2
9の揺動レバー27に対する固定位置が、揺動レバー2
7の回動中心とばね29の本体12に対する固定位置と
を結ぶ直線を越えるようになっているので、この状態で
揺動レバー27はばね29によって両ピンチローラ19
.20が離れる方向に付勢され、両ピンチローラ19.
20は互いに離間した状態に保持される。なお、係合ビ
ン30と切欠部31との係合解除後は開閉蓋16を単独
で開くことができる。又、開閉蓋19が閉じられろ時は
前述と逆に、閉じられる過程で切欠部31が係合ピン3
0に係合して揺動レバー27を回動させ、従動ピンチロ
ーラ20を駆動ピンチローラ19に当接させろ。
要するに、開閉蓋16が開かれた時は、両ピンチローラ
19.20の間に隙間が形成されているので、電子写真
感光紙13を容易に両ピンチローラ19.20の間に挿
入することができ、開閉蓋16が閉じられると電子写真
感光紙13は自動的に両ピンチローラ19゜20により
挟圧されることとなる。なお、開閉蓋16は閉じられた
状態において本体12にロックねじ32により固定され
る。
前記帯電ブラシ21と一対のピンチローラ19.20と
の帯電・露光用ガイド板18の縦壁部に位置する電子写
真感光紙13の表面に原稿面11の画像情報を結像させ
る結像レンズ34は、後述する窓板35の内側に形成さ
れたレンズホルダ36に固定されており、本体12に形
成された一対の仕切り板37が結像領域を規制するマス
クとして機能する。
これら仕切り板37間の隙間には図示していない制御回
路により開閉駆動されるシャッタ59が設けられており
、レンズ34から帯電・露光用ガイド板18にわたる光
路を開閉し得るようになっている。前記結像レンズ34
の下方に位置する前記本体12の原稿載置面、即ち原稿
面11と対向する側及び結像レンズ34上方に位置する
本体12の原稿載置面と対向する面にはそれぞれ矩形の
開口部が形成され、これら開口部にそれぞれ透明な窓板
35゜38が嵌着されている。本実施例では原稿載置面
側の窓板38の四隅には複写領域を示す位置決めマーク
39が描かれており、従って複写に当っては原稿面11
上に本体12を載置すると共に上面側の窓板35を通し
て原稿面11を目視しつつ位置決めマーク39を利用し
て本体12を目的とする複写部分に位置させることがで
きる。なお、原稿載置面側の窓板38の複写領域内に適
当な文字や記号等を予め描いておいたり、或いは液晶表
示装置等によって適宜表示すればそれらが原稿面11の
画像情報と共に電子写真感光紙13上に露光されるので
、書き込み等が許されない原稿に対する検索や何らかの
記録情報として利用することができろ。
本実施例では本体12のコンパクト化を図るため、原稿
面11を走査してその画像情報を電子写真感光紙13に
露光するようにしており、従って原稿面11の走査速度
と電子写真感光紙13の送給速度とは同一に設定されて
いる。前記本体12の窓板35,38の両側部には相互
に平行な一対の側枠40が形成され、これら側枠40に
は結像レンズ34の光軸と平行に延びろ第一のガイド溝
41及び第二のガイド溝42がそれぞれ設けられている
。第一のガイド溝41にはこの第一のガイド溝41上を
ビン43,44を介して摺動自在に第一スライダ45が
係合し、原稿面11に対して傾斜した第一の反射光学系
である第一ミラー46が第一スライダ45の幅方向に亙
って固定され、又、原稿面11を照明するランプ47が
この第一スライダ45に取付けられている。なお、この
第一スライダ45のピン43には金具48が取付けられ
ている。
前記第二のガイド溝42にはこの第二のガイド溝42上
をビン49,50を介して摺動自在に第ニスライダ51
が係合し、第ニスライダ51のピン49にはプーリ52
が回転自在に取付けられている。この第ニスライダ51
には第一ミラー46で反射された画像情報を結像レンズ
34を介して電子写真感光紙13に導く第二の反射光学
系である第二ミラー53及び第三ミラー54が第ニスラ
イダ51の幅方向に亙ってそれぞれ固定されている。
一方、駆動ピンチローラ19の両端側には小歯車55が
それぞれ一体的に設けられ、これら小歯車55は紙ロー
ル軸14の両側端部に位置する本体12に突設された回
転軸56に対してそれぞれ回転自在に支持された大歯車
57と噛み合っている。これら回転軸56には大歯車5
7と並列に駆動プーリ58が回転自在に支持され・てい
る。これら大歯車57と駆動プーリ58との間には電磁
クラッチ60が介装されており、図示していない制御回
路により作動制御される電磁クラッチ60を介して大歯
車57と駆動プーリ58とは係合して一体的に回転し得
るようになっている。なお、この電磁クラッチ60の作
動モードは前記シャッタ59と同様に後述のように一枚
複写と連続複写との2通りに切換えられるようになって
おり、このモード切換えは第2図に示すモード切換スイ
ッチ61によりなされる。
前記駆動プーリ58にはワイヤ63の一端が固定され、
このワイヤ63の他端は前記金具48の一端に固定され
ている。金具48の他端には別のワイヤ64の一端が固
定され、このワイヤ64は前記プーリ52に巻き掛けら
れてその他端が側枠40に設けられたピン65に固定さ
れている。従って、電磁クラッチ60を介して大歯車5
7に係合した駆動プーリ58がこの大歯車57と一体的
に回転して金具48が第一のガイド溝41に沿ってした
け移動すると、プーリ52は第二のガイドレール42に
沿ってL/2だけ移動することになり、第一ミラー46
から第二ミラー53及び第三ミラー54を経由する結像
レンズ34までの光路長は、第一スライダ予5が第一の
ガイド溝41のどの位置にあっても常に一定となって、
結像レンズ34による焦点ぼけが防止される。
前記第ニスライダ51にはばね掛け66が形成され、本
体12の紙ロール軸14が設けられた端部と反対側の端
部には本体側ばね掛け67が設けられている。これらば
ね掛け66と本体側ばね掛け67とには引張りばね68
が掛は渡され、第ニスライダ51はこの引張りばね68
により第5図中、下側に付勢されている。ここで、前記
電磁クラッチ60の基本的な作動は、第ニスライダ51
が第1図に示す走査開始部に位置する時に大歯車57と
駆動プーリ58とを係合させ始め、大歯車57と共に駆
動プーリ58を一体回転させて第一ミラー46及びラン
プ47及び第二ミラー53及び第三ミラー54等からな
る走査光学系を原稿面11上で走査させ、第一ミラー4
6及びランプ47が第1図及び第4図中二点鎖線で示す
走査終了部まで走査しな時に大歯車57と駆動プーリ5
8との結合を解除するように設定されている。つまり、
一対のピンチローラ19.20による電子写真感光紙1
3の送り速度と同期して第一ミラー46及びランプ47
が第一スライダ45と共に原稿面11上を走査して走査
終了部に達すると、第ニスライダ51は引張りばね68
のばね力により走査開始部に戻され、第一スライダ45
も第ニスライダ51と共に走査開始部に早戻しされる。
又、この時駆動プーリ58も引張りばね68のばね力に
より大歯車57と一体的に回転した量だけ逆回転する。
なお、上記実施例では走査光学系の駆動をプーリ52に
ワイヤ64を巻き掛けて行ったが、スプロケットとチェ
ーンとの組み合わせ等でも可能であり、これに限定され
ろものではない。又、駆動源として電子写真感光紙13
の送り用の駆動モータ25を併用したが、電子写真感光
紙13の送り速度と同期できるものであれば独立した駆
動源を用いることも可能である。更に、反射光学系とし
て第一ミラー4−6及び第二ミラー53及び第三ミラー
54を用いたが、ミラーに限定されるものではなく、プ
リズム等の他の反射光学系を用いても良い。
前記一対のピンチローラ19.20の上方には、電子写
真感光紙13に形成された原稿面11の画像情報の静電
潜像を現像する現像ドラ五69が設けられている。この
現像ドラム69の外観を表す第8図及びその使用時と不
使用時とにおける断面形状を表す第9図及び第10図に
示すように、現像ドラム69は前記ピンチローラ19と
連動して回転すると共に内部に貯留した現像液70を外
周面に滲み出させて前記電子写真感光紙13に形成され
た原稿面11の画像情報の静電層像をトナー現像するも
のである。即ち、現像ドラム69はその両端面を一対の
保持板71.72により着脱可能に挟持されろと共に一
方の保持板71は現像ドラム69の一端面に形成された
連結用凹凸部73に噛み合い、他方の保持板72は回転
可能に現像ドラム69を保持している。一方の保持板7
1に突設された軸部74には歯車75が一体的に嵌着さ
れ、この歯車75と噛み合う小歯車55が駆動ピンチロ
ーラ19に一体的に設けられている。
従って、駆動ピンチローラ19が回転して小歯車55及
び歯車75の噛み合いによ)l 一方の保持板71が回
転すると、この回転が連結用連結用凹凸部73を介して
現像ドラム69に伝達されろこととなる。この時の現像
ドラ五69の周速度と駆動ピンチローラ19の周速度と
が等しくなるよう歯車75及び小歯車55の歯数が設定
されている。
第1図に対応した現像ドラム69の部分の拡大構造を表
す第11図及びその不使用時の状態を表す第12図に示
すように、現像ドラム69は電子写真感光紙13を挾ん
で駆動ピンチローラ19に接触した状態と非接触の状態
とが切換えられるように、前記保持板71に突設された
軸部74と前記保持板72に突設されたスプライン軸部
76とが、本体12に枢支されたレバー77の先端にそ
れぞれ嵌合支持されている。つまり、レバー77を回動
させることにより保持板71.72及びこれらに挾持さ
れる現像ドラム69が第6図中、上下にわずかに移動し
て接触状態と非接触状態とが切換えられる。この切換え
動作は走査光学系の作動に連動して自動的になされる。
即ち、レバー77の枢支部にはねじリコイルばね78が
装着されているため、レバー77は第4図中、下向きに
回動するように付勢され、現像ドラム69は駆動ピンチ
ローラ19に押し付けられた状態となる。この状態にお
いて、レバー77は第5図に示す一対のプーリ56と同
軸の大歯車57の外周面の溝79に摺接しており、この
大歯車57は駆動ピンチローラ19の両側に一体的に取
付けられた小歯車55に噛み合っている。この大歯車5
7の外周面のFn79はその周方向において一箇所だけ
底の浅くなったカムとして機能し、従ってこの溝79に
摺接するレバー77は大歯車57が一回転する間に一度
だけ底の浅い部分に乗り上げ、第4図中、上向きに回動
して現像ドラム69が駆動ピンチローラ19から離れた
状態となる。前述したように、大歯車57はクラッチ機
構により駆動プーリ58を介して走査光学系の作動連動
するため、走査光学系が一画面を走査し終えてから走査
開始位置に復帰して再度走査を再開するまでの間、現像
ドラム69とピンチローラ19とが非接触の状態となる
よう、前記大小の歯車55゜57及びプーリ58及びレ
バー77の相対的パ関係が設定されている。
一方、現像ドラム69は前記保持板71゜72に両側か
ら挾持される端面をそれぞれ具えた内筒80及び外筒8
1を相互に軸方向に摺動自在に嵌合して現像液70を貯
溜するものであり、外筒81の外周面に不織布や発泡ウ
レタンゴム等の塗布層82を有している。
この外筒81の開口端には内筒80よりも小径の一スト
ッパ83が形成されており、前記内筒80内には圧縮コ
イルばね84が収納され、この圧縮コイルばね84によ
り内筒80の端面が前記ストッパ83に押し付けられて
いる。
この内筒80は外筒81に比べわずかに軸長が短かく設
定されているため、圧縮コイルばね84に抗して内筒8
0を第10図中、右方向に押し込んで移動させることが
できる。これら内筒80及び外筒71にはそれぞれ滲み
出し穴85.86が穿設されており、第9図に示すよう
に内筒80を押し込んだ状態では各滲み出し穴85.8
6が重なり合って連通した状態となるのに対し、第10
図に示すように外力を加えない状態では各滲み出し穴8
5゜86の位置がずれて現像液70は現像ドラム69内
に密閉された状態となる。連通した状態の滲み出し穴8
5.86から滲み出た現像液70は塗布層82に均一に
しみ込んで塗布層82が濡れた状態となる。
この塗布層としては前述したような不織布等の浸透性の
ある材質のものが使用できろ。
現像液70は正又は負の極性を有し、着色剤や調色剤の
他に電着物や分散ポリマー或いは荷電調節剤等のキャリ
ヤー液可溶成分及びキャリヤー液を含む。なお、外筒8
1はバイアス電流を流すために導電性の物体で形成され
ている。
現像ドラム69に近接して本体に回動可能に支持され且
つこの現像ドラム69を遮蔽する半筒状のシャッタ87
の一側端部には、第6図に示すように側板88を介して
レバー89が一体的に固着されており、このレバー89
を操作することにより、第11図に示すようにシャッタ
87を現像ドラム69の周囲に回動させて現像ドラ五6
9の上方に退避させることができ、或いは第12図に示
すようにシャッタ87を回動させて現像ドラ五69と駆
動ピンチロール19との間に回り込ませることができる
。ここで、第11図に示すようにシャッタ87を開くと
レバー89が本体12に枢着されたアーム90を回動さ
せてリミットスイッチ91を押し、前記電気回路のメイ
ンスイッチが投入されるようになっている。
従って、第12図に示すようにシャッタ87を閉じた状
態では電気回路が作動しないため、装置の誤動作が未然
に防止される。
第6図に示すように、シャッタ87の他側端面92には
前記保持板72のスプライン軸76が貫通しており、こ
のスプライン軸76の外周には保持板72をシャッタ8
7の他側端面92に押し付ける圧縮コイルばね93が装
着されている。スプライン軸76(よ前記レバー77に
対して軸方向に摺動可能に支持され、前記シャッタ87
の他側端面92と保持板72との間にはカム機構が組込
まれている。
このカム機構の分解状態を表す第13図に示すように、
本実施例のカム機構はシャッタ87の他側端面92に固
着された環状の従節94と保持板72に固着された環状
のエンドカム95とからなる。このエンドカム95のカ
ム曲線は傾斜面96の最深部に段部97が形成されると
共に傾斜面96の最浅部に小段部98が形成されたもの
であり、従節94にはエンドカム95の傾斜面96に摺
接する突起部99が形成されている。
従って、シャッタ87を第12図に示すように回動する
場合、従節94の突起部99がエンドカム95の傾斜面
96を摺動して段部97に嵌まり込み、又シャッタ87
を第13図に示すように回動する場合には、従節94の
突起部99がエンドカム95の傾斜面96を摺動して小
段部98に嵌まり込み、エンドカム95及び保持板72
が第6図中、左方へ移動して第9図に示すように現像ド
ラム69の内筒80が押し込まれ、現像液70が滲み出
て来る状態となる。
現像ドラム69の上方には半円筒形状の開閉蓋100が
本体12に開閉自在に枢支されており、第12図中、二
点鎖線で示すように開閉蓋100を開いて現像ドラム6
9を交換する−ことができろようになっている。開閉蓋
100の先端部にはカッタ101が付設されており、こ
のカッタ101と本体12との間に感光紙繰出口102
としての間隙が形成されている。この感光紙繰出口10
2と前記駆動ピンチロール19との間にはガイド板10
3が設けられている。
従って、駆動ピンチロール19と現像ドラム69とに挾
まれた電子写真感光紙13は、現像ドラム69の塗布層
82に密着して現像液70によりその静電潜像がトナー
現像された後、ガイド板103に案内されて感光紙繰出
口102から本体12の外部に繰り出され、カッタ10
1により手動操作で切断できることとなる。
なお、本実施例において現像ドラム69の構造としては
内筒80と外筒81とを軸方向に摺動させることにより
、滲み出し六85゜86を連通させた状態と遮断した状
態とに切り換えるようにしたが、このような構造に限る
ものではなく、例えば内筒と外筒とを周方向に摺動させ
ることにより、滲み出し穴を連通させた状態と遮断した
状態とに切り換丸る等の構造を採用しても良い。又、シ
ャッタ87の開閉も回転運動を利用した構造に限らず、
直線運動を利用した構造にすることも可能である。
実際の複写作業に際しては、本体12を原稿面11上の
所定位置に載置するか、或いは原稿面11が傾斜してい
たり垂直の場合には本体12をこの原稿面11に押し付
けたのち、レバー89を操作してシャッタ87を駆動ピ
ンチローラ19と現像ドラム69との間から跳ね上げ、
コピースイッチ104を押す。これにより、駆動モータ
25が作動して帯電ブラシ21によって帯電された電子
写真感光紙13が現像ドラム69側へ送り出され、途中
で結像レンズ34により原稿面11の画像情報がこの電
子写真感光紙13の移動に伴って走査光学系を介し露光
され、現像ドラム69を通過する間にI’l’? ;i
a画像情報の静電潜像が現像されて感光紙繰出1:]1
02から本体12外へ導かれる。
ここで、電子写真感光紙に13に複写される各画像情報
間に余白部分を設ける一枚複写作動と、各画像情報間に
余白部分を設けずに連続的に複写して電子写真感光紙1
3を節約する連続複写作動とでは、電磁クラッチ6゜及
びシャッタ59は制御回路により第1表及び第2表に示
すように作動する。
第1表(一枚複写) 第2表(連続複写) すなわち、モード切換スイッチ61を操作して一枚複写
作動を選択した場合、駆動モータ25の作動により大歯
車57のみが回転して電子写真感光紙13の帯電された
部分を露光位置まで移動させろ作動開始送り行程におい
ては、電磁クラッチ60が係合解除状態にあると共にシ
ャッタ59は閉止状態にあり、走査光学系の走査作動は
な(、ピンチローラ19゜20のみが回転して電子写真
感光紙13が送り出される。次いで、電子写真感光紙1
3の送りと共に走査光学系の走査により順次画像情報が
露光される走査送り行程においては、電磁クラッチ60
は係合状態にあると共にシャッタ59は開放状態にあり
、大歯車57と一体に駆動プーリ58が回転して走査光
学系が原稿面11上を走査すると共に走査光学系からの
投影光がシャッタ59を通して電子写真感光紙13に投
影される。次いで、走査光学系が走査開始部に復帰する
走査戻り行程において(よ、電磁クラッチ60は係合解
除状態にル狂共にシャッタ59は閉止状態にあり、駆動
プーリ58のみが引張ばね68の引張力により逆回転し
て走査光学系が元の位置に復帰する。次いで、電子写真
感光紙13の現像された部分の終端を感光紙繰出口10
2から送り出す終端送り行程においては、電磁クラッチ
60は係合解除状態であると共にシャッタ59は閉止状
態にあり、電子写真感光紙13の現像済みの部分が感光
紙繰出口102から送り出されるまで大歯車57が一定
量回転して、全ての動作が停止する。尚、感光紙繰出口
102から導き出された現像済みの電子写真感光紙13
をカッタ101により切断すれば良い。
この場合、切り離された電子写真感光紙13の前端部と
後端部とには画像情報が複写されていない余白部分がで
きるので、その余白部分を記録メモ等として利用するこ
とができる。
一方、モード切換スイッチ61を操作して連続複写作動
を選択した場合、前回の走査戻り行程の後に再び電磁ク
ラッチ60を係合状態にすると共にシャッタ59を開放
状態として連続して次回の走査送り行程を行う。従って
、電子写真感光紙13に前回に複写された画像情報の後
に余白部分を形成することなく次回の画像情報が複写さ
れる。そして、このような作動を必要回繰返した後、モ
ードを切換えて終端送り行程を行い、全ての動作を停止
する。このような連続複写で得られる現像済みの電子写
真感光紙13は先端と後端とのみに余白部分があり、各
画像情報間には余白部分がないものとなる。
尚、上記実施例では、一枚複写と連続複写とを切換える
に際し、電磁クラッチ60の作動制御を行うものを示し
たが、電磁クラッチ以外にドッグの噛合いを大歯車57
と駆動プーリ58との位相により制御する81械式のも
のや、電子写真感光紙13の送りと走査光学系の走査と
を別個の駆動モータにより行い、これら駆動モータをそ
れぞれ制御する2系統式のもの等であっても良い。
〈発明の効果〉 本発明の小型電子写真複写装置によると、電子写真感光
紙に画像情報を直接露光すると共にこの電子写真感光紙
をブラシ帯電させろようにしているため、帯電ブラシに
高電圧を印加する必要がなくなり、転写器や定着器が不
要であることと相俟って消費電力量を著しく少な(する
ことが可能であり、電源のバッテリー化を企図し得る。
又、現像ドラムは現像液の滲み出し量を制御しているた
め、現像液の蒸散を防止できると共に装置全体を傾けた
り等しても何ら問題がなく、自由に持ち運びが可能であ
り、傾斜した原稿面や垂直な原稿面であっても複写作業
を行うことができる。
更に、複写された画像情報間に余白部分を設ける一枚複
写とこの余白部分を設けない連続複写との切換えが行え
るため、複写資料の使勝手が良いと共に、電子写真感光
紙の節約が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による小型電子写真複写装置の一実施例
の内部構造を表す概略断面図、第2図はその全体の外観
を表す斜視図、第3図は開閉蓋の部分の機構を表す機構
概念図、第4図は第1図に対応した可動部の駆動機構を
表す機構概念図、第5図はその平面図、第6図は第4図
の右側面図、第7図は本実施例装置の底面図、第8図は
現像ドラムの部分の斜視図、第9図は複写作業中の現像
ドラムの状態を表す断面図、第10図は不使用時におけ
る現像ドラムの状態を表す断面図、第11図は第1図中
の現像ドラムの部分を拡大して表す拡大断面図、第12
図は現像ドラムの不使用時におけろ第11図に対応した
断面図、第13図は現像ドラムに組込まれたカム機構の
分解斜視図である。 又、図中の符号で11は原稿面、12は本体、13は電
子写真感光紙、19.20はピンチローラ\21は帯電
ブラシ、22はバッテリー電源、25は駆動モータ、3
4ば結像レンズ、35゜38は窓板、45.51はスラ
イダ、46,53゜54はミラー、47はランプ、52
,58はプーリ、55,57,75は歯車、59はシャ
ッタ、60は電磁クラッチ、63,64はワイヤ、68
.84はばね、69は現像ドラム、70は現像液、80
は内筒、81は外筒、82は塗布[,85,86は滲み
出し穴、87はシャッタ、89はレバー、101はカッ
タ、102は感光紙繰出口、104はコピースイッチで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ロール状に巻回された電子写真感光紙が回転自在に収納
    され且つ原稿面上に載置される本体と、前記電子写真感
    光紙を挾持すると共に前記本体に回転自在に取付けられ
    て前記電子写真感光紙を繰り出す一対のピンチローラと
    、前記電子写真感光紙と摺接するように前記本体に取付
    けられて前記電子写真感光紙を静電気帯電させる帯電ブ
    ラシと、静電気帯電した前記電子写真感光紙の移動に伴
    って前記原稿面を走査し且つこの原稿面の画像情報を前
    記電子写真感光紙に投影してその静電潜像を形成させる
    走査光学系と、前記走査光学系と前記電子写真感光紙と
    の間に介装されて該走査光学系から該電子写真感光紙へ
    の投影光を遮断し得るシャッタと、前記本体に取付けら
    れ且つ前記一対のピンチローラと連動して回転すると共
    に外周面に滲み出す現像液が内部に貯溜されて前記電子
    写真感光紙に形成された静電潜像をトナー現像する現像
    ドラムとを具えた小型電子写真複写装置。
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