JPS62145086A - 1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体の結晶性ラジカル陰イオン塩 - Google Patents

1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体の結晶性ラジカル陰イオン塩

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JPS62145086A
JPS62145086A JP27991486A JP27991486A JPS62145086A JP S62145086 A JPS62145086 A JP S62145086A JP 27991486 A JP27991486 A JP 27991486A JP 27991486 A JP27991486 A JP 27991486A JP S62145086 A JPS62145086 A JP S62145086A
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crystalline
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ユルゲン・ホツカー
ハンス−クラウス・ミユラー
ハンス・ゲオルク・フイツツキイ
ゲルハルト・ハイバング
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/06Peri-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1,4,5.8−ナフタレンテトラカルボン酸
の誘導体の結晶性、安定ラジカル陰イオン塩、その製造
方法及びその電気伝導性化合物としての使用に関するも
のである。
ドイツ国特許出願公開(DE−O8)@4951、54
9号は単量体性、そして同第400q186号(=゛米
国特許第4.56&319号)は高分−7’41.4.
5.8−す7タレンテトラカルボサイクリツク酸ビス−
イミドを開示している。両方のタイプのナフタレンテト
ラカルボサイクリック酸ビス−イミドは電気的半導体と
して記載されるが、光を当てた際に光伝導体(phot
ocon−ductor)としてその電導性が増加する
ため、単量体性及び高分子性の両方の1.4,5.8−
す7タレンテトラカルボサイクリツク酸ビス−イミドの
直流電導性は極めて小さいことはドイツ国特許出願公開
第40oO,16a号の実施例4から、そしてドイツ国
特許出願公開第2.951.549号の実施例に記載さ
れる好適なナフタレンテトラカルボサイクリック酸ビス
−イミドの直流電導性の測定から明らかである。すべて
の記載が高分子ナフタレンテトラカルボサイクリック酸
ビス−イミドの直流伝導性でなされているドイツ国特許
出願第八〇〇111,168号のただ1つの実施例でお
る実施例4において、4.2X10−’ S/αの値が
与えられている。この実施例に記載される単量体性ナフ
タレンテトラカルボサイクリック酸ビス−イミドあ直流
伝導性の測定により10””  87cm、1o−口5
151及び?×10−丁S / cm (D値が与えら
れた。
ジャーナル・オプ・アメリカン・ケミカル・ンサイアテ
イー(J、Ams  Chem、Soc、)89.59
25(19(57)に電気化学的還元による1 −4m
 5 * 8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物及
び適尚なビス−イミドからのラジカル陰イオンの製造が
開示されている。しかしながら、遊離基陰イオンは塩の
状態では単離されず、溶液中でのみ調装され、そしてE
SR分光法にょシ特性化された。
1.4,5.8−ナフタレンテトラカルボン酸の誘導体
のラジカル陰イオンが溶液中で製造し得るばかシでなく
、安定な結晶性塩の状態で単離することができ、そして
これらの安定な遊離基陰イオン塩かドイツ国特許出願公
開第λ951.349号及び同第3.OOQ、168号
に記載される1゜4.5.s−す7タレンテト2炭酸ビ
ス−イミドの比直流伝導性よp数段高い比直流伝導性を
有することが見い出された。これらのラジカル陰イオン
塩の比伝導反は10″″′乃至10−’  576s間
である。1.4,5.8−ナフタレンテトラカルボン酸
訪導体の結晶性ラジカル陰イオン塩はその良好な電導性
のために、従来電導性有機化合物として使用されている
7、7.8.8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ
)錯体への容易に入手できる、新規な興味ある代替物と
して7,7,8゜8−TCNQのラジカル陰イオン塩と
対照される。
従って本発明は式 式中、Kはn価の陽イオンを表わし、 n ij ) Oの整数、好ましくは1〜5、殊に好ま
しくは1.2または3であム Sは1〜5の整数であシ、 Xはm価の陰イオンを表わし、 mは〉0の整数、好ましくは1または2であシ、 pは0.1−iたけ〉1の整数であり、但しくm−p)
は多くとも[(n・5)−1]の値をとシ; Bは酸素またはY置換された窒素を表わし、Yは有機性
基であQ; R1/i置換基を表わし、そして Cは0または1〜4の整数である、 の結晶性、安定遊離基陰イオン塩に関するものである。
pが〉1である場合、Xは異なった陰イオンを表わすこ
とができる。
災にこれらの式(1)の結晶性安定ラジカル陰イオン塩
はその親の1.4,5.B−ナフタレンテトラカルボン
酸誘導体の荷電されない分子及び/または溶媒分子を含
有し得る。荷電されないナフタレンテトラカルボン酸誘
導体分子及び/または溶媒分子を含むかかる遊離基陰イ
オン塩は式式中、K、 n、 !I、m、 ps xX
B% R及びCは式(1)で示される意味を有し、 qは0または1〜4の整数を表わし、 −Lは溶媒分子を表わし、そして rはOまたは1〜5の整数を表わす、 により記載し得る。
適当な陽イオンKKは次のタイプのものがある:1.1
価及び2価無機陽イオン例えばナトリウム、カリウム、
ルビジウム、セシウム、カルシウム、ストロンチウムま
たはバリウムイオン、Z 例えば次のものの消費(ex
hauative)アルキル化により得られる1価及び
多価オニウムイオンニ ー 第三級ホスフィン例えばトリメチルホスフィン、ト
リブチルホスフィン及びトリフェニルホスフィン; −第三級アルシン例えばトリブチルアルシン、トリメチ
ルアルシン及びトリフェニルアルシン;−チオエーテル
例えばジメチルスルフィド1、・ツーfロールスルフィ
)−0乃rt、ジエチルスルフイト0前びにまた − 第三級脂肪族、脂環式、芳香族及び複素環式モノア
ミン及びポリアミン誘導体。
消費アルキル化に対するアルキル化剤の挙げ得る例には
次のものがある:ヨードメタン、クロロメタン、ブロモ
エタン、1.2−プロモニタ/、1.3−ジブロモプロ
パン、ジメチル硫酸及びジエチル硫酸。好適なアルキル
化剤はジメチル硫酸である。好適な陽イオンは第三級モ
ノアミン及び、Je IJアミンの消費アルキル化によ
り得られるモノアンモニウム及びポリアンモニウム陽イ
オンである。
使用し得る適当な第三級モノ−及びポリアミンには次の
ものがあるニ ー 脂肪族アミン例えばN、N、N’、N’−テトラメ
チル−1,2−ジアミノエタン、N。
N、N’ 、N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプ
ロノン、N@N、N/ 、N’−テトラメチル−1,4
−ジアミノブタン、N、N、N’ 、N’−テトラメチ
ル−1,6−ジアミツヘキサン、N、N、N’ 、N’
 、N’−ペンタメチル−1,5−ジアミノ−3−アザ
ペンタン及びN、N、N’。
N′。NI−ペンタメチル−1,7−ジアミツー4−ア
ザへブタン −脂環式アミン例えばN、NI−ジメチルピペラジン及
び1.4−ジアザ−[2,2,2コービシクロオクタン ー 芳香族アミン例えばジメチルアニリン、N、N’、
N’、N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェ
ニル −複素環式アミン例えばピリジン、ルチジン、コリジン
、キノリン及びイソキノリン。
好適な第三級アミンはN、N、NI 、N’−テトラメ
チルジアミノエタン、N、N、N’ 、N’−テトラメ
チル−1,5−ジアミノプロノセン、N、N、N’ 、
N’−テトラメチル−1,4−ジアミノブタン、N、N
、NI 、N’ 、N’−ペンタメチル−1,7−ジア
ミツー4−アザへブタン、1.4−ジアザ−[2,2,
2]−ビシクロオクタン、N、N’−ジメチルピペラジ
ン、ピリジン及びキノリンである。
挙げ得る第三のタイプの陽イオンは電子に富んだオレフ
ィン例えばテトラアミノエチレン;νりえはビス−1,
3−ジフェニルイミダゾリジニリド−2−エン、テトラ
チオエチレン;例えばテトラチアフルバレンまたはジア
ミノジチオ(ジオキソ)−エチレン;例えばビス−3−
メチルチアゾリニリドー2−二ンの酸化において得られ
るカルベニラムイオンがある。
陰イオンXは1価例えば塩素、臭素、モノエテル硫酸、
モノメチル硫酸、過塩素酸、テトラフルオロホウ@また
はテトラフルオロリン酸イオンであり得るが、また2価
例えば硫酸イオン及び3価例えばリン酸イオンでもあシ
得る。好適なものは1価の陰イオン例えばモノメチル硫
酸及びテトラフルオロホウ酸陰イオンである。
Bにおける有機性23Yは随時置換されていてもよいア
ルキル、シクロアルキル、アラルキルまたはアリール基
であることができ:好適なものはC2〜C0−アルキル
基例えばメチル、エチル、i−グロビル、n−ブチル及
び5ea−ブチル基、並びにまた随時置換されていても
よいアリール基例エバフェニル、ニトロフェニル、シア
ノフェニル、ハロゲノ−フェニル、C1〜C,−フルコ
キシフェニル及U Ct−C4−アルキルフェニル基で
ある。
置換基Rの挙げ得る例にはハロゲン原子例えばフッ素、
塩素または臭素;及びまたニトロ、ヒドロキシル、シア
ノ、C1〜C4−アルキル、シクロヘキシル、フェニル
マタはカルボン飯エステル基がある。
殊に好適なものは式CI)においてBが酸素またはY置
換された窒素原子を表わす場合の式(1)の化合物であ
り、ここにYは随時置換されていてもよいC1〜C6−
アルキル基例えばメチル、エチル、n−グロビル、5e
C−ブチルもしくはn−ヘキ’/ル基または2−(トリ
メチルアンモニウム)−エチル、3−(トリメチルアン
モニウム)−グロビル基或いは随時−置換または多置換
されていてもよい一核性アリール基例えばフェニル、ト
リル、フェニル、ジメチルアミノフェニル、クロロフェ
ニル、ジクロロフェニル、ニトロフェニル、シアノフェ
ニルモジくは01〜C4−アルコキシカルボニルフェニ
ル基でアル。
更に本発明は式(1)または(II)の結晶性安定ラジ
カル陰イオン塩の製造方法に関するものである。拳法は
式 式中、B、R及びCは式(I)で与えられる意味を有す
る、 の1,4,5.8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体
から出発する。
これらの誘導体は不活性有機溶媒中にて化学的にか、ま
たは好ましくは電気化学的にかのいずれかで還元する。
還元法において得られる式(1)Jたけ弐ω)のラジカ
ル陰イオン塩は固体の結晶化された化合物の状態で分別
する。これらの結晶性化合物は液相から機械的に分離し
、用いた溶媒で洗浄し、そして乾燥する。
j、4,5.8−ナフタレンテトラカルボ7rH誘導体
の電気化学的還元において、このものを式0式%] 式中、K、n、s、X及びmは式(1)で与えられる意
味を有し、そして p′は〉1の整数であp1但しくn−a)=(rn@p
)である、 の伝導性塩の存在下にて不活性ト媒中で還元する。
この電気化学的還元は次の具体例を参考に説明し得る: 使用し得る不活性溶媒には次のものがある;− ニトリ
ル例えばアセトニトリル、グロピオニトリル及びブチロ
ニトリル −アミド例えばジメチルホルムアミド及びジメチルアセ
トアミド −尿素例えばテトラメチル尿素 −カーボネート例えば1.3−ジオキサ−シクロヘキサ
ン−2−オン及び1.3−ジオキサ−4−メチル−シク
ロペンタン−2−オン−2クトン及びラクタム例えばブ
チロラクトン及びN−メチルピロリドン 一スルホキシド及びスルホン例えばジメチルスルホキシ
ド、ジメチルスルホン及びテトラメチレンスルホン。
好適なものにはニトリル、アミド及びカーボネート例え
ばジメチルホルムアミド、アセトニトリル、1.3−ジ
オキサ−シクロヘキサン−2−オン及び1゜3−ジオキ
サ−4−メチル−シクロペンタ/−2−オンかめる。
用いる伝導性塩は上記の無機陽イオンの塩化物、臭化物
、モノメチル硫酸塩、過塩素酸塩、テトラフルオロホウ
酸塩及びヘキサフルオロリン酸塩、またはアルシン、ホ
スフィン、チオエーテル及び第三級アミンの消費アルキ
ル化により得られるオニウム塩である。
これらのオニウム塩はこれらのものが消費アルキル化に
おいて得られる状態で直接使用し得る。
しかしながらまた、最初に例えば塩化テトラブチルアン
モニウム中の塩素イオンをテトラフルオロホウ酸イオン
で置換するように陰イオンを他の陰イオンで置換するこ
とができる。
好適な伝導性塩はN、N、N’ 、Nl−テトラメチル
−1,2−ジアミノエタン、N、N。
N ’ * N ’−テトラメチルー1.3−ジアミノ
グロパン、N、N、N’ 、N’−テトラメチルー−1
,4−ジアミノブタン、N、N、NI 、N’ 。
N1−ペンタメチル−1,7−ジアミツー4−アザへブ
タン、N、N’−ジメチルピペラジン、1.4−ジアザ
−[:2,2,2J−ビシクロオクタン、ピリジン及び
キノリンの消費メチル化により得られる一陽イオン及び
多階イオンのメト硫酸塩及びテトラフルオロホウ酸塩で
ある。
電気化学的還元は一40℃から用いる溶媒の梯点までの
温度で行う。40〜100℃、殊に20〜85℃の温度
が好ましい。
1.4,5.8−ナフタレンテトラカルボン酸の誘導体
はα005モル/lの濃度から特定の溶媒において用い
る温度での飽和濃度までで使用し得る。α005〜α0
2モル/lの濃度が好ましい。
特定の伝導性塩を用いるテトラカルボ/酸誘導体に対し
て2〜20倍のモル過tlJmで使用し得る。
好ましくはテトラカルボンhFj導体1モル当93〜1
2モルの伝導性塩を用いる。
電気化学的還元は定電圧または定電流で行い得る。定電
流法が好ましい。代表的な定電流実験において、電気分
解は1cITI離れて位置する2本の16−cm”  
p を電極を有する100−ゴセル中にて2mAの電流
値及びα7乃至3v間のセル電圧で行う。場合によって
は、陰極及び陽極の間隔を膜またはフレット(fret
)  によシ分離し得る。
本発明による式Iのラジカル陰イオン塩は電解中に分離
し、そして去れ自体公知の方法で機械的除去によシ分析
的に純粋な状態で単離することができ、上記の不活性溶
媒の1つで洗浄し、そして乾燥する。
化学的還元において、ナフタレンテトラカルボ/酸訪導
体を化学的還元剤と反応せしめる。適当な化学的還元剤
はたとえばアルカリ金属の如き無機化合物でおる;好ま
しい還元剤は有機の電子に富んだ化合物、たとえばビス
−1,3−ジフェニルイミダゾリジニリド−2−エン又
はビス−3−メチルペンゾチアゾリニリドー2−エンで
おる。
化学反応は好ましくは極性有機溶媒、たとえばアセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド、スルホラン、プロピレ
ンカーボネート又はN−メチルピロリドン中で行う。
化学的還元は20℃の温度から用いる溶媒の沸点で行う
。しかしながらまた、圧力を用いることによシ高い反応
温度を用いることができる。冷却する際に、半伝導性ラ
ジカルイオン塩は結晶状態で沈殿する。
本発明による式I及び■のラジカルイオン塩は価値ある
半導体である。これらのものはプラスチック上での帯電
防止加工及び電子部門における用途がある。゛ 実施例 1 相・互に1副離れた距離に位置する2本の16−am”
pt電極を有する加熱できる100−耐電解セルにジメ
チルホルムアミド100ゴ中の1゜4.5.8−ナフタ
レンテトラカルボン酸二無水物350■(1,306ミ
リモル)及びN、N。
溶液を80℃で加えた。電解は1.5 m Aで26時
間行い、その際に1.4vのセル電圧が達成された。
ラジカル陰イオン塩が帯青黒色の、金属的に光る針状に
て陰極で晶出した。これらのものを吸引で戸別し、ジメ
チルホルムアミドで、次にアセトニトリルで洗浄し、そ
して乾燥した。
収*:  式 のラジカル陰イオン塩280mg(=14117ミリモ
ル=理論値の62%)。
実施例 2 相互に1CM離れた距離に位置する2本の16−cm”
 p を電極を有する加熱できる100−耐電解セルに
ジメチルホルムアミド1001d中の1゜4.5.8−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物268岬(1ミリ
モル)及びN、N/−ジメチル−ジアザ−〔2,2,2
3−ビシクロオクタンビス−メトサルフェート5,32
r(9ミリモル)の溶液を80℃で加えた。電解は1.
5 m Aで26時間行い、その際に1.5vのセル電
圧が達成された。ラジカル陰イオン塩が帯青黒色の、金
属的に光る針状にて陰極で晶出した。これらのものを吸
引で戸別し、ジメチルホルムアミドで、次にアセトニト
リルで洗浄し、そして乾燥した。
収量: 式 のラジカル陰イオン塩277■(=α35ミリモル=理
論値の35%)。
塩O伝導度1r14 x 10−” S / cpn 
(粉末圧縮物、2電極法)であった。
実施今り    3 相互に1c1n離れた距離に位置する2本の16−cy
”pt電極を有する加熱できるIO’0−rd電解セル
にジメチルホルムアミド100d中のN。
N’−ジフェニルナフタレンテトラカルボキシイミド(
L5451η(1,3ミリモル)及びN−メチルキノリ
ニウムメトサルフェート2.55r(10ミリモル)の
溶液を80℃で加えた。′電解は1.5mAで13時間
行い、その際に1.55 Vのセル電圧が達成された。
ラジカル陰イオン塩が帯青黒色の、金属的に光る針状に
て陽極で晶出した。これらのものを吸引で戸別し、ジメ
チルホルムアミドで、次にアセトニトリルで洗浄し、そ
して乾燥した。
収量: 式 のラジカル陰イオン塩140yy(=α16ミリモル=
理論値の20%)。
塩の伝導度は6.9X 10−’S/1M(粉末圧縮物
、2電極法)であった。
実施例 4 、相互K 1 cm離れた距離に位置する2本の16−
5I2 pt電極を有する加熱できる100−rnt電
解セルにジメチルホルムアミド10〇−中のN。
N′−ジフェニルナフタレンテトラカルボジイミド05
45■(1,3ミリモル)及びN、N’−ジメチルジア
ザ−(2,2,2)−ビシクロオクタンビス−テトラフ
ルオロホウ酸塩1.6 f (5ミリモル)の溶液を8
0℃で加えた。電解Fi1−5 m Aで8時間行い、
その際に1.4vのセル電圧が達成された。ラジカル陰
イオン塩が帯青黒色の、金属的に光る針状にて陰極で晶
出した。これらのものを吸引で戸別し、ジメチルホルム
アミドで、次にアセトニトリルで洗浄し、そして乾燥し
た。
収量二 式 のラジカル陰イオン塩176〜(二008ミリモル=理
論値の18%)。
塩の伝導度は4 X 10− ’ S / 51 (粉
末圧縮物、2電極法)であった。
実施例 5 相互に1LM離れた距離に位置する2本の16−clN
!pt電極を有する加熱できる100−耐電解セルにジ
メチルホルムアミド100mg中(7)N、N’−ジフ
ェニルナフタレンテトラカルボキシイミドα54511
1i(1,3ミリモル)及びN、N、N。
N’、N’、N’−ヘキサメチルエチレンビスアンモニ
ウムビス−テトラフルオロホウ酸塩1.6f((15ミ
リモル)の溶液を80℃で加えた。電解l:j 1.5
 mA T 14時間行い、その際K 1.4 Vのセ
ル電圧が達成された。ラジカル陰イオン塩が帯青黒色の
、金属的に光る針状にて陰極で晶出した。
これらのものを吸引で戸別し、ジメチルホルムアミドで
、次にアセトニトリルで洗浄し、そして乾燥した。
収ft:  式 のラジカル陰イオン塩9.6 mtl (= a 05
ミリモル二理論値の15多)。
塩の伝感度は7.5 X、10−2S /副(粉末圧縮
物、2電極法)であった。
実施例 6〜23 使用された伝導性塩及び溶媒の代)rC下の表に示す伝
導性塩及び溶媒を用いる以外は実施例1に記載される方
法に従った。
実施例6〜23に使用される伝導性塩、溶媒及び生じる
1、4゜5.8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体の
ラジカル陰イオン塩を下の表に示す。
得られるラジカル陰イオン塩は式(IDによυ特性化さ
れ;表はB、R及びX並びにnsr ms 9% ’1
%r及びCに対する値の意味を示し、ここにこれらのも
のは個々のラジカル陰イオン塩に対して式(I[)にお
いて仮定される。
溶媒を特性化するために表に使用される略語は次の意味
を有する: DMF  ジメチルホルムアミド PPCプロピレン−1゜2−カーボネートACアセトニ
ドツル NMP  N−メチルピロリドン = ? ? 10     ’         (BF4”)t 
    PPC11’               
           PPC! 足 ! A i μ
人生 二 −N     エ酸素 −02120−0−
0 ’    −02120−0−0 ’    −02120−0−0 ’  −0211011080,OCH,eO”   
 −0212o−o−。
’    −02120−0−0 ”    −02120−0−0 ”    −02120−0−0 ’    −02120−0−0 表(続) ■ CH3 16”                      
     AC18”               
          PPC22’         
(BF4e)t    NMP25    ’    
     (BF40)富PPCB    1旦 二 
1至囚±二 ヱ王    工酸素    −01110
−0−0 N−CH,−02120−0−0 酸素    C142120+  I CEDxOCH
P2しfrニー t 5 cnr Psれfc 2 本
ノ16− I:IR” 白金ML極を備えた加熱できる
100−m/電解セルにジメチルホルムアミド10〇−
中のへキサメチルエチレンジアミンビステトラフルオロ
ホウ酸塩1.66 fの溶液を加えた。N、N/−ビス
−(3−)!J、7’チルアンモニウムプロピル)−す
7タレンテトラカルボキシイミドビスメトサル7エート
を陽極空間に導入した。溶液を80℃に加熱し、そして
加熱の過程で窒素を十分に吹き込んだ。電解を1.5 
m Aで22時間行い:この期間中に2.Ovのセル電
圧が達成された。ラジカル陰イオン塩が帯青黒色の針状
塊として陰極で晶出し、このものは実質的に一緒に生長
して電極被覆物を生成させた。電解が終了した後、電極
被覆物をアセトニトリルでくシ返し洗浄し、そして乾燥
した。このものは1O−sS/clRの伝導性を有して
いた。
収量:α248t 一に 実施例 25 ビス−1,3−ジフェニルイミダゾリジニリド−2−エ
ン2.22rを窒素下で沸騰したジメチルホルムアミド
50−に溶解させ、そして窒素下で沸騰したジメチルホ
ルムアミド150−中のナフタレンテトラカルボン酸二
無水物4.02tの溶液と一緒にした。
冷却することによシ次の組成の紫色−黒色の、金属光沢
のある結晶2.25Fの沈殿が生じた:C== 69.
3%;H=五3%;N=4.4%;0=2五〇%。
この物質は6XI C″3 s 10Rの比電導度を有
していた。
実施例 26 ビス−(1,3−(p−ジクロロフェニル)−イミダゾ
リジニリドー2−エン〕2.81をナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物4.02 fと反応させるために実施
例25の方法を用いた。
1.2X10−’の比伝導度を有する暗褐色の結晶2.
42が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Kはn価の陽イオンを表わし、 nは>0の整数であり、 sは1〜5の整数であり、 Xはm価の陰イオンを表わし、 mは>0の整数であり、 pは0、1または>1の整数であり、但し (m・p)は多くとも〔(n・s)−1〕の値をとり; Bは酸素またはY置換された窒素を表わし、Yは有機性
    基であり; Rは置換基を表わし、そして cは0または1〜4の整数である、 の結晶性、安定ラジカル陰イオン塩。 2、nが1〜5の整数であり、mが1または2であり、
    Yが随時置換されていてもよいアルキル、シクロアルキ
    ル、アラルキルまたはアリール基であり、そしてRがハ
    ロゲン原子、ニトロ、ヒドロキシル、シアノ、C_1〜
    C_4−アルキル、シクロヘキシル、フェニルまたはカ
    ルボン酸エステル基である、特許請求の範囲第1項記載
    の結晶性、安定ラジカル陰イオン塩。 3、nが1、2または3である、特許請求の範囲第2項
    記載の結晶性、安定ラジカル陰イオン塩。 4、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 式中、K、n、a、m、p、X、B、R及びcは特許請
    求の範囲第1、2または3項に記載の意味を有し、 qは0または1〜4の整数を表わし、 Lは溶媒分子を表わし、そして rは0または1〜5の整数を表わす、 に一致することを特徴とする、特許請求の範囲第1、2
    または3項のいずれかに記載のラジカル陰イオン塩。 5、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Kはn価の陽イオンを表わし、 nは>0の整数であり) sは1〜5の整数であり、 Xはm価の陰イオンを表わし、 mは>0の整数であり、 pは0、1または>1の整数であり、但し (m・p)は多くとも〔(n・s)−1〕の値をとり; Bは酸素またはY置換された窒素を表わし、Yは有機性
    基であり; Bは置換基を表わし、そして cは0または1〜4の整数である、 のラジカル陰イオン塩を製造する際に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 式中、B、R及びcは式( I )で上に与えられる意味
    を有する、 の1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体
    を不活性有機溶媒中で化学的にか、または電気化学的に
    還元することを特徴とする、式( I )のラジカル陰イ
    オン塩の製造方法。 6、nが1〜5の整数であり、mが1または2であり、
    Yが随時置換されていてもよいアルキル、シクロアルキ
    ル、アラルキルまたはアリール基であり、そしてRがハ
    ロゲン原子、ニトロ、ヒドロキシル、シアノ、C_1〜
    C_4−アルキル、シクロヘキシル、フェニルまたはカ
    ルボン酸エステル基である、特許請求の範囲第5項記載
    の方法。 7、1,4,5,8−ナフタレンカルボン酸誘導体を式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) 式中、Kはn価の陽イオンを表わし、 nは>0の整数であり、 sは1〜5の整数であり、 Xはm価の陰イオンを表わし、 mは>0の整数であり、そして p′は>1の整数であり、但し(n・s)=(m・p′
    )である、 の伝導性塩の存在下にて不活性溶媒中で室温又は昇温下
    で電気化学的に還元することを特徴とする、特許請求の
    範囲第5項記載の方法。 8、プラスチック上の帯電防止処理に対する、特許請求
    の範囲第1、2、3または4項のいずれかに記載のラジ
    カル陰イオン塩の使用。
JP27991486A 1985-11-30 1986-11-26 1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸誘導体の結晶性ラジカル陰イオン塩 Pending JPS62145086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014514256A (ja) * 2011-03-03 2014-06-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ペリレン系半導体材料

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