JPS62144715A - 燃料フイルタ - Google Patents

燃料フイルタ

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Publication number
JPS62144715A
JPS62144715A JP60286129A JP28612985A JPS62144715A JP S62144715 A JPS62144715 A JP S62144715A JP 60286129 A JP60286129 A JP 60286129A JP 28612985 A JP28612985 A JP 28612985A JP S62144715 A JPS62144715 A JP S62144715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
fuel
absorbing
partition wall
partition
Prior art date
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Pending
Application number
JP60286129A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyohei Usami
恭平 宇佐美
Takahiro Shibakawa
柴川 高広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS62144715A publication Critical patent/JPS62144715A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料中に含まれる水分を除去する燃料フィル
タに関する。
〔従来の技術〕
車両用燃料中の水分は、エンジンの出力を低下させるば
かりか、燃料ポンプや噴射ノズル等の錆の発生原因とも
なり、従来より燃料フィルタにて沈降分離させ、燃料供
給配管系外に排出していた。
特にディーゼル車用の軽油燃料中には多くの水分が含ま
れており、また東南アジア等の地方にあっては高含水燃
料も使用されているために、燃料フィルタで沈降分離さ
れた貯留水がレベルセンサによって一定レベルに達した
ことを検知すると警報ランプによって運転者に知らせ、
運転者がその都度ドレインプラグをゆるめて排水すると
いう従来のものではメンテナンス上の不便さがあった。
それに対して、特願昭5E1231772号に提案され
ているように、貯留水を自動的に排出させるために、レ
ベルセンサと自動排水ポンプを備えたものや、あるいは
すでに本発明者らは、親水性かつ非親油性の高分子多孔
膜と、この多孔膜の両側の燃料室と貯水室との間に差圧
を設ける手段とによって自動的に排水を行える機構を有
した燃料フィルタを提案している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような従来の燃料フィルタにあっ
ては、運転者が手動で排水を行う場合も不注意等によっ
てドレインプラグがゆるんでいたりすることが発生する
可能性もないとはいえず、また自動的に排出するように
構成したものでは誤作動がおこることもありうる。この
ような場合には燃料が漏出する危険があり、殊に本発明
者らの提案する高分子多孔膜を用いたものでは、長時間
の使用により、あるいは水分の含有量の小さい燃料を使
用した場合等に高分子多孔膜に燃料が侵入して燃料供給
系外へ漏出することを防止する対策が重要となっていた
〔問題点を解決するための手段〕
上記の如き問題点を解決するために本発明は、燃料供給
配管途中に配設され、吸水性高分子からなる隔壁と、該
隔壁により仕切られた貯水室および燃料室とを備えた燃
料フィルタを採用する。
〔作用〕
上記構成によれば、吸水性高分子からなる隔壁が燃料中
に含まれている水分を吸収し保持しているので、この隔
壁中への燃料の侵入番ま発生せず、従ってこの隔壁を通
って外部に燃料が漏出することはなくなる。
〔発明の効果〕 従って、本発明の燃料フィルタによれば、燃料中の水分
を除去することができるとともに、燃料の漏出のない安
全な燃料フィルタが提供できるというきわめて実用的な
効果を有する。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図は、本発明の燃料フィルタ1の内部構成を説明す
る断面図で、燃料人口部2および燃料出口部3を有し、
粉塵やゴミ等を除去する濾過エレメント4を収納する上
部ケース5と、燃料中から分離された水分の貯溜室とな
る下部ケース6と、上部ケース5および下部ケース6と
を仕切る本発明の吸水性高分子よりなる隔壁を含む油水
分離隔壁7とで構成されている。
この油水分離隔壁7の外周部には、上部ケース5側と、
下部ケース6側とに0リング8が一致するように設けら
れており、さらに、上部ケース5と下部ケース6とを固
定金具18によって締付は固定し、密封を行っている。
また下部ケース6の底部には貯溜水排出口9が設けられ
ており、この排出口9には、減圧手段としてトリチェリ
ーの真空原理によって、油水分離隔壁7の下側の貯水室
10内の圧力が隔壁7の上側の燃料室11内の圧力より
も小さくなるように重力により圧力を及ぼせるように内
径0.5 cm、長さ55c+nで塩化ビニルよりなる
チューブ12が設けられており、チューブ12内にはあ
らかじめ水が満たされ出口12aは表面張力によりチュ
ーブ内の水が保持されるよう口径5IImで構成されて
いる。なお図中13は上部ケース5内に燃料を呼び込む
ためのハンドポンプである。
次に本発明の油水分離隔壁7の詳細な構成にっいて第2
図の拡大断面図に示す。20は本発明の吸水性高分子か
らなる隔壁としての吸水紙で公知のポリアクリル酸塩系
高吸水性樹脂繊維からなり、この繊維の表面には多数の
凹凸形状が形成され、かつ繊維内部には相互に連通ずる
多数の空孔を有しており非常に吸水性が高い。厚さは約
1鰭である。この吸水紙20の貯水室側には親水性高分
子多孔膜21が吸水紙20と接して設けられ、この親水
性高分子多孔膜20はセルロースアセテートからなり、
孔の平均孔径が1μ、平均開孔率は80%であって、水
を容易に通過させることができる。
吸水紙20と多孔膜21とは吸水紙20が燃料室11側
、多孔膜21が貯水室10側となるように重ね合せ、そ
の両側から直径0.5 m程度の多数の穴を設けたすの
こ状の金属製支持板22a。
22bをはさんで油水分離隔壁部7が構成されている。
そして支持板22 a、  22 bの外周部は穴が設
けられておらず、この部分に前記0リング8が上下から
押圧固定されている。
第2図は、本発明の燃料フィルタ1を含むディーセル機
関の燃料供給系を説明する系統図で、30は燃料タンク
、31はノズル32から燃料を噴射するための燃料噴射
ポンプ、33は余剰燃料を燃料タンク30に戻すための
燃料戻し配管である。
次に一部記構成において本発明の詳細な説明する。
燃料は、図中矢印に示すように流れ濾過エレメント4を
im過する際に粉塵やゴミを除去し、このとき同時に燃
料中に浮遊する平均粒径数ミクロン程度の水分粒子が集
合して粗粒化し、しだいに沈降して油水分離隔壁部7上
に集まる。吸水紙2oは十分水を吸収しているので燃料
は侵入せず、集まった水のみを選択的に吸収する。この
吸水紙に吸収された水は、親水性の高いセルロースアセ
テートの多孔膜を容易に通過して貯水室10側へ導かれ
る。しかしながら、貯水室1oの圧力が燃料室11の圧
力と等しい場合には、吸水紙2oに吸収された水は自発
的に貯水室に流出しない。さらにエンジン運転時すなわ
ち燃料噴射ポンプ31の作動時には、燃料室11の圧力
は、貯水室1oよりも約30118g低圧となり、この
場合は、もちろん自発的流出はおこらない。これに対し
て、本発明では水が充填されたチューブ12が設けられ
ており、この水の重力によって貯水室10内の圧力は7
20 mmt1g程度に保たれる。従って吸水紙20に
吸収された水分は自発的に貯水室10に流れ込み、過剰
となった水は出口12aの表面張力を破って排出される
実験によればこの燃料フィルタ1によって、1wt%の
水を含む軽油を毎分11渡したときの水分排出量は、毎
分8mj!であり、はぼ大部分の水分が除去されること
がわかった。
上記実施例において親水性高分子多孔膜21は、吸水し
て膨潤している吸水紙20が強度が弱いために、この吸
水紙20を支持する役割を果しているものであるがこの
親水性高分子多孔膜21のみでもある程度燃料中の水分
を選択的に分離させることが可能である。しかしながら
この親水性高分子多孔膜21は親水性かつ非親油性とい
えども膜中に常時水分を含有しているわけではないので
長時間水分のほとんど含まれていない燃料と接触すれば
燃料が膜中に侵入し燃料漏れに至る。そこで上記実施例
のようにこの多孔膜21の燃料室11側に常に吸水状態
で燃料の侵入を防止する吸水紙20をおくことによりか
かる燃料漏れがなくなり長時間にわたって安全に燃料中
の水分を連続的に取り出すことができる。
なお上記実施例において親水性高分子多孔膜21はすの
こ状の支持板22a、22bに非常に目の細かい穴を有
するものを用いれば、省略することができる。このとき
支持板は貯水室lo側に一枚のみでもよい。また吸水紙
2oは自動車の燃料供給系に組付けられた後、給油する
前にあらかじめ十分吸水させておくことが好ましい。
本発明の高吸水性高分子からなる隔壁の材質としては、
上記実施例のポリアクリル酸塩系高吸水性樹脂の他に、
酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体ケン化物、P
VA・無水マレイン酸反応物、イソブチレン・マレイン
酸共重合体架橋物。
ポリアクリロニトリル系ケン化物、ポリエチレンオキシ
ド系、デンプン・アクリロニトリルグラフト重合体ケン
化物、CMC架橋物等の公知の高吸水性樹脂からなるも
のが有効に使用できる。
また、前記実施例のように親水性高分子多孔質膜21と
吸水紙20を重ね合わせることをせずに、吸水繊維を膜
中に含んだ多孔質膜を使用しても良好な結果が得られた
。例えば、アセチルセルロースを混合溶媒(塩化メチレ
ン+エタノール)に溶かし、これにすでに説明したよう
な高吸水性樹脂からなる吸水繊維を添加した後板上に塗
布しミ溶剤を蒸発させることにより得られた吸水繊維を
含む親水性多孔質膜等が使用できる。
さらに、吸水紙を多孔膜にラミネートしたものも使用可
能である。
また本発明における高吸水性高分子からなる隔壁は繊維
からなる吸水紙に限定されることなく、前記の高吸水性
樹脂粉末からなるシート状成型体であってもよく、また
上記樹脂からなる多孔質膜であってもよい。
上記実施例における減圧手段は、ポンプを用いた強制排
出手段を配設し、車両のイグニッションスイッチに連動
させて、エンジン運転時に作動するように構成してあっ
てもよく、その場合ポンプの排出能力は、毎分10m7
i程度の流量において4 Q mm11gの差圧を設け
ればよく非常に小さな容量のものでよい。またその他の
エゼクタ−等の減圧手段を用いてもかまわない。
また本発明の親水性高分子材料は、水に対して高い親和
性を有し、油に対して親和性の低い材料であればよく、
ニトロセルロース系、ポリサルホン系、ポリアミド系、
ポリアクリロニトリル系。
ポリビニルアルコール系等の高分子材料が使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の燃料フィルタ1の内部構成を示す断
面図、第2図は第1図における油水分離隔壁部7の構成
を示す部分拡大図、第3図は第1図の燃料フィルタ1を
含む燃料供給系を示す系統図である。 10・・・貯水室、11・・・燃料室、20・・・吸水
紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 燃料供給配管途中に配設され、吸水性高分子からなる隔
    壁と、該隔壁により仕切られた貯水室および燃料室とを
    備えたことを特徴とする燃料フィルタ。
JP60286129A 1985-12-19 1985-12-19 燃料フイルタ Pending JPS62144715A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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