JPS6214410A - 円筒磁石の製造方法 - Google Patents

円筒磁石の製造方法

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JPS6214410A
JPS6214410A JP15231885A JP15231885A JPS6214410A JP S6214410 A JPS6214410 A JP S6214410A JP 15231885 A JP15231885 A JP 15231885A JP 15231885 A JP15231885 A JP 15231885A JP S6214410 A JPS6214410 A JP S6214410A
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cylindrical magnet
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Yoji Arita
陽二 有田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ラジアル方向に多極に着磁された円筒磁石
、特に磁性粉末を含む樹脂組成成形体磁石の製造方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
ラジアル方向に多極化された円WI磁石は、小型モータ
を始め各種の用途に広く用いられている。
高性能のラジアル方向に多極化された円筒磁石を製造す
るには、磁性粉末を成型して円筒状にする過程において
、磁性粉末にラジアル方向の配向を起させて磁気異方性
を有する円筒磁性成形体とするのが望ましい、そして、
磁性粉末の配向力〈揃っているほど磁気特性が優れた磁
石が得られる。特願昭58−54139号の明細書には
このような磁性粉末の配向がラジアル方向に揃った円筒
成形体の工業的に有利な製造方法が開示されている。
〔発明が解決もようとする問題点〕
一般に、多極ラジアルの円筒磁石の製造方法は、ラジア
ル方向に磁粉を配向させ、一旦脱磁した後所望の極数に
着磁して円筒磁石とするが、この方法だと配向の際に成
形体の長さに制限がある。これは配向の際に磁束の通路
のうち円筒磁性成形体を経てから外に引き出す通路の断
面が円筒磁性成形体の内径断面積によって決められてし
まい増加させることができないためである。ラジアル方
向の配向磁場の大きさにもよるが、一般には円筒磁性成
形体の長さは内径の50%程度が限界であり、これ以上
の長さのものではラジアル方向への配向が良好に行われ
ないため、性teが低下する。軸方向に長い多極のモー
タを設計する場合は1円筒状の磁石を軸方向に何個か積
み重ねるか、あるいは長尺のC型セグメント状の磁石を
貼り合わせるかして使っていた。またどうしても円筒一
体物の磁石にしなくてはいけない場合は焦配向の性能の
低い磁石を使わざるを得なかった。特願昭59−422
69号にはこうした円筒長さの制限が実質的に存在しな
い方法によるラジアル方向多極円筒磁石の製造方法が開
示されている。
この方法は1個の金型を使い多数の円筒磁石を製造する
ことができる極めて画期的な方法であるが、極数を多く
すると金型構造が複雑になるという問題点がある。金型
の構造が比較的簡単で多数個取りが楽にできる極数は4
または6である。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
ので、さらに、多極に着磁させる円筒磁石の製造方法を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る円筒磁石の製造方法は、まず内型と外型
とからなる金型を形成し、この外型に設けた孔とこの孔
に挿入されている比透磁率の大きい材料からなる内型と
でリング状キャビティを形成し、このリング状キャビテ
ィの外側壁を複数個の比透磁率の大きい第1の磁性部材
と、これと同数の同じく比透磁率の大きい第2の磁性部
材とが交互に配置され、かつ実質的に磁気的に遮断され
るように環状に配置して構成され、第1の磁性部材をソ
レノイドコイルと磁気的に接続した成型装置を用い、リ
ング状キャビティに磁性粉末を含む磁石用組成物を磁性
粉末が変位し得るように充填して、外型、磁石用組成物
および内型を磁気的に結合し、ソレノイドコイルに電流
を通して、リング状キャビティ内の磁性粉末に極配向を
生起させ、次いで磁石用組成物を固化させ円筒磁性成形
体を造り、その後、脱磁を施し1次いで配向時のm極の
境界にman/2極の着磁の境界を一致させてm・n 
/ 2極の着磁を行うものである。
〔作用〕
この発明においては、まずm極の極配向円筒磁性成形体
を造り、その後、脱磁を施し、次いで配向時の■極の境
界にmen/2極の着磁の境界を一致させてmen/2
極の着磁を行うようにしたので、長さに制限のない、か
つ多極化した円筒磁石が得られる。
〔実施例〕
この発明は、先に提案した特願昭59−42269号の
リング状磁性成形体の製造方法を利用するので、この発
明の詳細な説明する前に、先に提案した上記発明につい
て説明する。
第9図は先に提案したリング状磁性成形体の製造方法で
使用する成型装置のソレノイドコイル、外型を構成する
第1の磁性部材、第2の磁性部材および非磁性部材並び
に内型の配置関係を示すものであり、成型装置のキャビ
ティの中心軸に垂直な断面、すなわち、第1O図のI−
I線に沿う断面図に相当する。第10図は第9図の■−
■線に沿う断面図に相当する0図中、1はポールピース
、2はこれを囲繞するソレノイドコイル、3はその端部
でポールピース1と接触してこれと磁気的に結合してい
る第1の磁性部材、4は内型、5は第2の磁性部材、6
は非磁性部材、7はリング状のキャビティである。(先
に提案した発明は使用する成型装置の各部分の磁気的相
互関係に特徴を有するものであるので、キャビティ7へ
の磁石用組成物の供給手段およびキャビティ7からの成
形体の取り出し手段等の成型装置の機械的構成は公知の
ものに準ずればよいので、図ではすべて省略されている
。また内型4に対向している外型は第1.第2の磁性部
材3.5を主とする部材で構成されている。第1の磁性
部材3と第2の磁性部材5とは、キャビティ7のまわり
にキャビティ7の外側壁を構成するように交互に環状に
配置されており、磁性部材3,5間には両部材3,5の
磁気的結合を遮断するために非磁性部材6が介在してい
る。なお、第9図では、第1の磁性部材3と第2の磁性
部材5とが物理的にも接触しないように、キャビティ7
の外側壁の一部が非磁性部材6で構成されているが、所
望ならば第1の磁性部材3と第2の磁性部材5とをキャ
ビティ7に面する部分の両端部で接触させるようにして
、キャビティ7の外側壁を第1と第2の磁性部材3.5
だけで構成することもできる。第1と第2の磁性部材3
.5がその端部で接触していても、この部分は直ぐ磁気
飽和するので、ここを通る磁束は僅かであり、はぼ無視
することができる。
第9図の装置を用いて極配向したリング状磁性成形体を
製造するには、まずキャビティ7に磁石用組成物を磁性
粉末が変位、すなわち、その位置や姿勢を変え得るよう
に充填する。磁性粉末としてはフェライトをはじめ任意
のものを用い得るが、高性能の磁石を与えるサマリウム
−コバルト合金など稀土類元素を含む合金が好ましい、
このような合金の粉末に十分な配向を起させるには8K
Oe以上の空間磁場の強さを必要とするが、この方法に
よればキャビティ7内に容易にこのような強い磁場を発
生させることができる。
キャビティ7内に磁石用組成物を充填したのち、左右の
ソレノイドコイルに逆向きの電流を通ずると、各ポール
ピース1からこれと接触している第1の磁性部材3にま
たはその逆方向に磁場が発生する。第1および第2の磁
性部材3.5並びに内型4と磁石用組成物との比透磁率
が大きく異なり、かつ第1および第2の磁性部材3.5
は非磁性部材6により磁気的に遮断されているので。
ポールピース1→第1の磁性部材3→キヤビテイ7内の
磁石用組成物→内型4→キャビティ7内の磁石用組成物
→第2の磁性部材5の順にまたはその逆方向に磁束が流
れ、キャビティ7内の磁石用組成物の磁性粉末がこの方
向に配向する。配向が完了したときに組成物を固化させ
ると、極配向した成形体が得られる。なお、ソレノイド
コイル2への電流の供給は、キャビティ7内へ磁石用組
成物を充填する以前から行ってもよいことは無論である
上記においては、キャビティ7を通過する磁束が閉回路
を形成していない場合、すなわち第2の磁性部材5の端
部がポールピース1と磁気的に結合していない場合には
、第2の磁性部材5の末端からの磁束の漏洩がキャビテ
ィ7の磁場にできるだけ影響を及ぼさないように、第2
の磁性部材5により磁束をできるだけ遠くまで導くのが
好ましい、第9図の装置において第2の磁性部材5を長
くしであるのは、この点を考慮したものである。
一般には第2の磁性部材5の末端をキャビティ7からキ
ャビティ7の直径の2〜5倍離れた位置にもってくるよ
うにすればよい。
またキャビティ7にできるだけ磁束を集中させることが
必要である。このためには第1および第2の磁性部材3
.5の厚さをキャビティ7の高さよりも厚くし、かつキ
ャビティ7に向けて上下両面から傾斜をつけるのが好ま
しい、第10図に示されるように、第1の磁性部材3の
端部が上下ともキャビティ7に向けて斜めに形成されて
いる(図には示されていないが第2の磁性部材5の端部
も同様の形状とする)、各磁性部材3,5の厚さはキャ
ビティ7の高さの2倍以上、特に3倍以上とするのが好
ましい、なお、第10図において、8は前記キャビティ
7の上底、9は同じく下底であり、外型の非磁性部材6
と同じく、比透磁率の小さい材料、例えばベリリウム銅
などの非磁性体で製作される。
第9図および第10図は4極の成形体を製造する装置で
あるが、さらに、多極の成形体を製造することもできる
0例えば、第11図は6極の成形体を製造する装置の一
例のソレノイドコイル2゜外型を構成する第1の磁性部
材3、第2の磁性部材5および非磁性部材6、並びに内
型4の配置関係を概念的に示す図であり、4極の場合の
第9図に相当する。なお、第11図においては、第2の
磁性部材5は、第12図(a)に示すようにキャビティ
7の上下方向に長く延びていて、その末端からの磁気の
漏洩がキャビティ7の磁場に影響しないように構成され
ている。なお、第12図(a)、(b)は第11図のm
−m線および■−■線による断面図である。
上記の方法は1個のキャビティ7を有する金型で行う例
であるが、生産性を高めるため好ましくは複数のキャビ
ティ7を有する金型を用いて行われる。第13図は、第
9図および第11図と同じく、このような複数のキャビ
ティ7を有する金型を使用する場合の一例のソレノイド
コイル2.外型を構成する第1の磁性部材3、第2の磁
性部材5および非磁性部材6、並びに内型4の配置関係
を示すものであり、第14図のv−v線に沿う断面図に
相当する。なお、第14図、第15図はそれぞれ第13
図のVl−VI線、■−■線に沿う断面図に相当する。
これらの図においては2つのキャビティ7の間に存在す
るそれぞれの第2の磁性部材5が結合して1個の磁性部
材となっているが、所望ならばこれはそれぞれのキャビ
ティ7専用の部材に分離することも可能である。また各
キャビティ7の第1の磁性部材3は各別にポールピース
1に接続しているが、これはまとめてポールピース1に
接続するようにすることもできる。さらに第2の磁性部
材5は、この場合も第14図に示すように、キャビティ
7の上下方向に延びている。一般にはキャビティ7の上
底8および下底9から上下にそれぞれキャビティ7の直
径の2倍以上、好ましくは2〜5倍突出させる。第14
図および第15図は、第1の磁性部材3および第2の磁
性部材5はいずれもキャビティ7に向ってその端部が斜
めに形成されていて、磁束がキャビティ7に集中するよ
うになっている。上底8および下底9の背後には、それ
ぞれこれと同じく非磁性の材料で製作されている裏打ち
材11および12が配置されていて、金型の機械的強度
を保つようになっている。なお、第14図および第15
図において、第20磁性部材5は、その上下端において
、これらを連結する磁性部材10により相互に磁気的に
結合されていて、磁束の漏洩がキャビティ7に及ぼす影
響を軽減している。
この方法においては、キャビティ7内において、磁束を
外型の第1の磁性部材3から内型4へ及び内型4から外
型の第2の磁性部材5へとまたはその逆方向へと、でき
るだけ完全に向けるようにすることが重要である。これ
を実現する一つの手段は、キャビティ7内の磁石用組成
物に比してキャビティ7を構成する磁性部材の比透磁率
を大きくすることである0通常は磁石用組成物に対し3
0倍以上の比透磁率を有する材料を用いる。磁性粉末の
配向の点からは、この比が大きいほど好ましい、しかし
、工業的に用い得る材料の比透磁率は最大でも105程
度であり、かつこのような比透磁率の大きい材料を磁性
材料として全面的に使用することは現状では困難である
。現状で金型を製作する磁性材料として使用し得るのは
、強度、硬度、加、T性等の点から最大でも比透磁率が
500程度のものであり、通常は比透磁率が80〜20
0程度のSKD材が用いられているが、上記の方法の金
型もこのような材料で製作することができる。
上記におけるキャビティ7の磁場について例示すると、
幅約28 m / m、高さ80 m / m、長さ3
0m/mの磁性材料(比透磁率約1OO1最大飽和磁束
密度約17KG)を4個準備し、その6各の一端を、直
径39.5m/mの円弧を形成するように加工し、さら
に中央部に長さ40 m / mの直線部分を残して上
下両面から45°の角度に斜めに切削した。また別に磁
性材料で直径35.5m/m、長さ40m/m(7)円
柱を製作した。木製の台座の上に上記で製作した4個の
部材を直径39.5m/mの円環状に配置して外型とし
、かつ、その中央部に上記で製作した円柱を配置して内
型4として金型のモデルとした。これをポールピース1
を有するソレノイドコイル2の中間に、第1の磁性部材
3とポールピース1とが接触するように、かつ第1の磁
性部材3がポールピース1の端から約1/4の位置にく
るように配置した(第16図、第17図参照)、なお、
第2の磁性部材5の端部は別の磁性部材でポールピース
1の他端と接続して磁気的閉回路を形成させた。
ソレノイドコイル2に30000(AT)となる電流を
通し、キャビティ7の図示部分における半径方向の磁場
を測定した。その結果を下記第1表に示す。
なお、磁場の強さの値で+は半径方向外向き、−は内向
きを表し第16図の矢印は磁場の方向を示している。こ
の測定結果から明らかなように、キャビティ7の各部分
の磁場の強さがほぼ均一であり、従ってキャビティ7に
充填した磁石用組成物中の磁性粉末に均一かつ十分な極
配向を生起させることができる。また磁気特性上からの
キャビティ7の深さに対する制限がないので、長い円筒
磁石を製作するのに有利である。
測定個所     磁場の強さくK G)A  −x 
      +13.7 A′−X       +12.4 B   −X           −14,3B’−
X       −12,2 A   −Y            +14.OA″
−Y       +12.5 B   −Y           −14,5B’−
Y       −12,3 第1表 このようにして構成された円筒磁性成形体に脱磁を施し
、次いで第1図に示す通常の円筒多極着磁用のパルス着
磁器21を用いて着磁を行う。
第1図において、22は外部磁路部、23は極片、24
はコイル、25は内部磁路部である。なお、20は円筒
磁性成形体であり、φは磁束を示す、この場合留意しな
ければならないのは、配向時のm極の境界と、これから
着磁を施す口・n / 2極の境界とを一致させること
である。以下この点について説明する。
上記で説明した先に提案した発明で製造した円筒磁性成
形体は、第5図に示すような配向となる。モして4極に
配向した円筒磁性成形体2oの磁粉の配向方向(矢印で
示す)を詳しく調べると、極の中央部はほぼ完全にラジ
アル方向に配向し、N−3極の境界付近ではラジアル方
向からずれていることがわかった。このラジアル方向か
らずれている乱れた領域を仮に中心からの角度αで表現
すると、このαは円筒磁石の外径Do  、内径DIの
比によって変わり、D+ /Do >0.9の場合、つ
まり肉薄の円筒磁性成形体20の場合は、通常、αく5
〜10’で非常にせまい領域に限られる。従って、肉薄
の円筒磁性成形体20の場合は、大部分のところでラジ
アル方向に配向している。
N−3の境界付近は第1図のパルス着磁器21を使うと
、N−3付近のラジアル方向の着磁磁場はそれ程大きく
はならず、あまり着磁されない。
従って、4極に配向した肉薄の円筒磁性成形体2Qを一
度脱磁した後、第1図に示すような着磁器(8極用)を
使い、配向と着磁の極の境を一致させて着磁をすると、
第2図に示したように完全にラジアル配向している円筒
磁石を8極着磁したものと殆ど同じ着磁パターンが得ら
れる。
円筒磁性成形体20が肉厚になってくるとラジアル方向
からずれて乱れて配向している領域の角度αは増大して
くるが、この場合はパルス着磁器21での各様の境界に
当る部分に、第3図に示すように凹部2OAを設けるこ
とによりN−5境界の磁粉の配向の差による影響を実質
的になくすることができる。こうした円筒磁石の成型は
第3図に示すように着磁器の極数に相当するN−3の境
界部を肉薄になるように成型金型のキャビティ7(第9
図)を形成すればよい。
また磁石は完全な円筒形であっても、第4図に示すよう
にパルス着磁器21の極数に相当するN−Sの境界部に
出る部分のラジアル方向の配向か弱くなるように、配向
金型のキャビティ7の強磁性体の構造を配置すればよい
、これは着磁においてN−5の境界部を弱く、または全
く着磁部を設けずに使えば、各様とも同等な極として回
転機に使用できることは言うまでもない。
次にこの発明のさらに他の実施例について説明する。上
記で説明した第9図には、第1の磁性部材3と第2の磁
性部材5がキャビティ7の外周部で周長が同一の場合の
金型構造が開示されており、この場合、内型4の上下端
はキャビティ7の上底面および下底面と一致させるのが
普通である。しかし、この発明においては、例えば、第
6図に示す平面において磁束のバランスを考えると、第
1.第2の磁性部材3,5のキャビティ7における周長
が異なるため、キャビティ7のN極またはS極で磁束密
度の不均一が生ずる。キャビティ7のN極およびS極で
磁束密度を均一化し、磁性粉の配向を均一に行うために
は、第6図の場合、外型中の第1の磁性部材3から内型
4へ入る磁束の量が多いので、内型4の上下面において
磁束を逃がすようにするのが望ましい。
従って、内型4の上、下端はキャビティ7の上底面およ
び下底面より突き出した形で設計することが望ましく、
その長さ、および内型4を経由した上下方向の金型内の
磁気抵抗を変化させることにより、いかなる第1.第2
の磁性部材3,5の周長比においても、キャビティ7の
各様での磁束密癒が等しくなるようにすることができる
このようにN極およびS極の面積が異なる円筒磁石は、
単相モータにおいて死点の解消策としてよく用いられる
。また第7図、第8図にはこの発明の別の実施例が示さ
れている。つまり、あらかじめ多極(第7図の場合は6
極、第8図の場合はlO極)に着磁する場合のN−3の
境界が、この発明の変則的な4極のN−3の境界部に一
致するように第1および第2の磁性部材3,5の周長が
決められている。6極または10極の着磁においてもN
−3の境界はあまり強く着磁されることはないから、こ
の発明の変則的な4極配向の円筒磁石から任意の多極の
円筒磁石の製造が回旋になる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、m極の極配向磁性成形
体を造り、その後、脱磁を施し、次いで配向時のm極の
境界に、mJln/2極の着磁の境界を一致させてm・
n / 2極の着磁を行うようにしたので、軸方向の長
さの制限のない任意の多極の円筒磁石を製造することが
でき、その工業的な意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を説明するための円筒多極
着磁用のパルス着磁器の平面略図、第2図は第1図に示
したパルス着磁器による着磁状態を示す図、第3図、第
4図はこの発明の他の実施例を説明するための円筒磁極
成形体の成型装置の要部の平面略図、第5図は円筒磁性
成形体の磁極の配向状態を説明するための成型装置の要
部の平面図、第6図、第7図、第8図はこの発明のさら
に他の実施例を説明するための成型装置の要部の平面略
図、第9図はこの発明で用いる成型装置の一例を示す水
平断面図、第10図は第9図の■−II線に沿う断面図
、第11図はこの発明で用いる成型装置の他の例を示す
水平断面図、第12図(a)、(b)は第11図(7)
I[I−III線および■−■線に沿う断面図、第13
図はこの発明で用いる。 成型装置のさらに他の例を示す水平断面図、第14図は
第13図の■−■線に沿う断面図、第15図は第13図
の■−■線に沿う断面図、第16図は実験装置の平面図
、第17図は第16図の■−■線に沿う断面図である。 図中、1はポールピース、2はソレノイドコイル、3は
第1の磁性部材、4は内型、5は第2の磁性部材、6は
非磁性部材、7はキャビティ、8は上底、9は下底、2
0は円筒磁性成形体、21はパルス着磁器、22は外部
磁路部、23は極片、24はコイル、25は内部磁路部
である。 第1図 加0円筒X性戒形体 21:パルス着磁器 22:外部磁路部 第2v!J 第3v!J 第4図 第6図 第8図   第7図 第9図 第10図 第11図 第12図 (b)              (a)第13図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外型と内型とからなる金型と、この金型に磁場を
    発生させ得るように前記金型と分離して設けられている
    ソレノイドコイルとを有する成型装置であって、前記金
    型は前記外型に設けた孔とこの孔に挿入されていて比透
    磁率の大きい材料で構成されている前記内型とで形成さ
    れているリング状のキャビティを有しており、 i)前記キャビティの外側壁は、複数個の比透磁率の大
    きい第1の磁性部材と、これと同数の同じく比透磁率の
    大きい第2の磁性部材とを、前記第1の磁性部材相互間
    に前記第2の磁性部材が介在し、かつ前記第1の磁性部
    材と第2の磁性部材とが実質的に磁気的に遮断されるよ
    うに、環状に配置して構成されており、 ii)前記第1の磁性部材の各々は、前記ソレノイドコ
    イルと磁気的に接続されており、成型装置の前記キャビ
    ティに、磁性粉末を含む磁石用組成物を磁性粉末が変位
    し得る状態に充填して外型、磁石用組成物および内型を
    磁気的に結合し、前記ソレノイドコイルに電流を通して
    、前記第1の磁性部材の各々に内型に対して同一方向の
    磁場を発生させ、前記キャビティ部分において磁場を前
    記第1の磁性部材から内型を経て前記第2の磁性部材に
    またはその逆方向に向けることにより、前記キャビティ
    内の磁性粉末にm極の配向を生起させ、次いで磁石用組
    成物を固化させた後、脱磁を施し、その後前記配向時の
    m極の境界にm・n/2極の磁極の境界を一致させてm
    ・n/2極の多極の着磁を行うことを特徴とする円筒磁
    石の製造方法。 ただし、mは偶数とし、nはm極の配向においてN、S
    極の面積が等しい場合は偶数、等しくない場合は奇数と
    する、またm・n/2が偶数になるようにm、nを選ぶ
  2. (2)円筒磁石は、m・n/2極の各境界に当る部分の
    円周に磁気的な凹部を設けたものである特許請求の範囲
    第(1)項記載の円筒磁石の製造方法。
  3. (3)円筒磁石は、m・n/2極の境界に当る部分の外
    周に磁気的な凹部を設けたものである特許請求の範囲第
    (1)項記載の円筒磁石の製造方法。
  4. (4)円筒磁石は、m・n/2極の境界になる部分の磁
    粉のラジアル配向を他の部分より弱めたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の円筒磁石の製造方法
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