JPS6214362Y2 - - Google Patents

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JPS6214362Y2
JPS6214362Y2 JP1982095918U JP9591882U JPS6214362Y2 JP S6214362 Y2 JPS6214362 Y2 JP S6214362Y2 JP 1982095918 U JP1982095918 U JP 1982095918U JP 9591882 U JP9591882 U JP 9591882U JP S6214362 Y2 JPS6214362 Y2 JP S6214362Y2
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JP
Japan
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air
negative pressure
passage
switching valve
carburetor
Prior art date
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JP1982095918U
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JPS59559U (ja
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関(以後エンジンという)に
使用される気化器のアイシング防止装置に関する
ものである。
従来、スロー通路、スローエアブリードを備え
た気化器として例えば第1図に示すものがある。
この気化器ではスローエアブリード2,3からス
ロー通路1にブリードされる空気は気化器のエア
ホーン部28に開口するエアホーン内部孔29か
ら導入されておりアイシング対策を有していな
い。一方気化器以外の部分、例えば気化器とエン
ジンのインテークマニホルドとの間に設けたヒー
トインシユレータやインテークマニホルドなどに
エンジン冷却水を導き、或はセラミツクヒータ等
の加熱部材をエンジンの必要箇所(例えばインシ
ユレータ部)に取りつけて気化器で発生するアイ
シングを防止する装置については現在既に公知で
ある。気化器のアイシング現象は燃料の気化熱に
より空気中の水蒸気が水滴もしくは氷粒となつて
通常スローポート4附近やメインノズルの先端附
近等に発生する。そしてアイシングが発生すると
混合気の空燃比が過濃又は過薄となつてエンジン
のアイドリング運転が不安定になつたり、時には
エンジンストールを引き起す。前記のようにイン
テークマニホルドやヒートインシユレータにエン
ジン冷却水を導いたり、又はセラミツクヒータ等
の加熱部材をエンジンの必要箇所に取りつけたり
した場合にはスローポート4附近まで熱が十分伝
わらないため、特に吸入空気の湿度が高い場合は
十分なアイシング防止効果を得ることができなか
つた。なお、第1図で5はアイドリングポート、
10はチヨークバルブ、10aはチヨークシヤフ
トを示す。
この考案はエンジンの冷間始動時や吸入空気の
湿度が高い状態での始動時でもスローポート附近
におけるアイシングを効果的に防止する装置の提
供を目的とする。
上記の目的を達成するためこの考案は気化器の
スローエアブリードの大気側通路に連通するエア
ホーン外部ポートを気化器に設け、このエアホー
ン外部ポートを負圧室を有するダイヤフラム式の
冷暖気切換弁を介して空気加熱装置及び外気に連
通し、前記冷暖気切換弁の負圧室をエンジンの負
圧発生部に負圧通路により連通し、この負圧通路
には同通路をエンジンの温度が設定値未満で開
き、設定値以上で閉じる感温弁を設けた構成を有
し、冷暖気切換弁はその負圧室にエンジンの吸気
系の負圧が導入されると空気加熱装置からの暖気
をエアホーン外部ポートを介して気化器のスロー
エアーブリードの大気側通路に供給し、負圧室に
エンジンの吸気系の負圧が供給されない時(エン
ジンの温度が設定値以上の時)は外気(冷気)を
エアホーン外部ポートを介してスローエアブリー
ドの大気側通路に供給する機能を有している。
以下実施例を示す図面によりこの考案を説明す
る。なお、第1図と同じ構成要素に対しては同じ
番号を附しその説明を省く。気化器のスローエア
ブリード2,3の大気側通路6は気化器に設けた
エアホーン外部ポート11の内端に連通してい
る。7はエアクリーナ、8はエンジンのエキゾー
ストマニホルドでこれにU字型のヒートパイプ9
が装着されている。18はダイヤフラム式の冷暖
気切換弁でそのケーシング18a内がダイヤフラ
ム18bにより負圧室18aと弁室18dとに気
密に区画され、ダイヤフラム18bには弁軸18
eを介して弁子18fが取りつけられている。弁
室18dには冷気吸入口18g、暖気吸入口18
h及び空気吐出口18iが設けられている。18
jは負圧室18c内に設けた圧縮スプリングであ
る。
20は気化器のスローポート4付近に形成した
フランジ部21に設けた感温弁でその内部に負圧
通路20a,20bとこの両負圧通路を通断する
バイメタル23とを有している。フランジ部21
の温度が第3図に示すアイシング発生上限度t0未
満の時はバイメタル23は両負圧通路20a,2
0bを連通し、アイシング発生上限温度t0以上の
時はバイメタル23は反転して両負圧通路20
a,20bの連通を遮断する。
エアホーン外部ポート11の外端は空気通路1
2を介して冷暖気切換弁18の空気吐出口18i
に連通している。ヒートパイプ9の一端9aは空
気通路13を介して冷暖気切換弁18の暖気吸入
口18hに連通し、ヒートパイプ9の他端9bは
空気通路14を介してエアクリーナ7のクリーン
サイド(フイルタエレメント7aの内側)に連通
している。又冷暖気切換弁18の冷気吸入口18
gは空気通路17を介しエアクリーナ7のクリー
ンサイドに連通している。冷暖気切換弁18の負
圧室18cは負圧通路16を介し感温弁20の負
圧通路20bに連通し、同弁20の負圧通路20
aは負圧通路15を介しエンジンのインテークマ
ニホルド22に設けた負圧取出し口24に連通し
ている。空気通路14は絞り19を有する空気通
路25を介して負圧通路16と連通している。
上記の構成においてエンジンの冷間始動の際気
化器のフランジ部21の初期温度t1,t2は第3図
に示すようにフランジ部21にアイシングが発生
する上限温度t0以下となつている。温度t0以下が
アイシング発生温度域である。エンジンの暖機運
転によりフランジ部21の温度は第3図のイ,ロ
のような経時的変化を辿り、それぞれ時間T1,
T2を過ぎるとアイシング発生上限温度t0より高
くなる。エンジンが始動してからフランジ部21
の温度がアイシング発生上限温度t0に到達するま
では感温弁20のバイメタル23は同弁20内の
負圧通路20a,20bを連通させるのでインテ
ークマニホルド22の負圧は負圧通路15、感温
弁20及び負圧通路16を径て冷暖気切換弁18
の負圧室18cに伝達される。この結果同弁18
において弁子18fが図示上方へ移動することに
より暖気吸入口18hと空気吐出口18iが連通
し、一方冷気吸入口18gと空気吐出口18iの
連通が遮断されるのでヒートパイプ9で加熱され
た暖気が空気通路13、冷暖気切換弁18、空気
通路12、エアホーン外部ポート11、及びスロ
ーエアブリード2,3の大気側通路6を経てスロ
ー通路1に供給される。従つてスローポート4の
温度が高められ同ポート4でのアイシング発生が
防止される。
気化器のフランジ部21の温度が上昇してアイ
シング発生上限温度t0以上となると感温弁20の
バイメタル23は反転して、感温弁20内で負圧
通路20a,20bの連通を遮断するので冷暖気
切換弁18の負圧室18cにはエンジンのインテ
ークマニホルド22の負圧は伝達されなくなり、
代つて絞り19を経てエアクリーナ7から大気圧
が負圧室18cに伝達される。この大気圧と圧縮
スプリング18jとの作用により冷暖気切換弁1
8において弁子18fは図示の如く冷気吸入口1
8gと空気吐出口18iとを連通させ、一方暖気
吸入口18hと空気吐出口18iとの連通を遮断
する。この結果エアクリーナ7から外気(冷気)
が空気通路17、冷暖気切換弁18、空気通路1
2、エアホーン外端ポート11及びスローエアブ
リード2,3の大気側通路6を経てスロー通路1
に供給される。然しこの時点においてスロー通路
1は既に暖かくなつているので同通路1に冷気が
流れ込んでもアイシングを発生することはない
し、冷気によりスロー通路1の過度の温度上昇が
防止されるのでパーコレーシヨンを発生すること
もない。
なお、上記実施例ではヒートパイプ9はエキゾ
ーストマニホールド8に取りつけられているが、
排気系の他の箇所でエンジン始動直後から熱を受
けるところであればどこでもよい。又ヒートパイ
プ9の外気吸入側の端部9bはエアクリーナ7の
クリーンサイドに連通しないで直接外気に連通し
てもよい。但しこの場合端部9bにフイルタが必
要である。さらに空気通路14と負圧通路16を
連通する空気通路25を廃止し直接冷暖気切換弁
18の負圧室18cと外気を連通してその連通部
に絞り19を設けてもよい。この場合もフイルタ
は必要である。さらに又空気通路17を廃止し、
冷暖気切換弁18において外気吸入口18g(但
しフイルタ付き)から直接外気(冷気)を吸入し
てもよい。
この考案は上述のように気化器にエアホーン外
部ポートを設けてその内端を気化器のスローエア
ブリードの大気側通路に連通し、その外端を負圧
室を有するダイヤフラム式の冷暖気切換弁を介し
て空気加熱装置及び外気に連通し、冷暖気切換弁
の負圧室を負圧通路によりエンジンの吸気系の負
圧発生部に連通し、負圧通路には同通路をエンジ
ンの温度が設定値未満で開き、設定値以上で閉じ
る感温弁を設け、前記冷暖切換弁にはその負圧室
に負圧が導入されると同切換弁を介して空気加熱
装置からの暖気をエアホーン外部ポートに供給
し、負圧室への負圧の導入が遮断されると切換弁
を介してエアホーン外部ポートに大気を供給する
機能を附与したものであるから、気化器のスロー
ポートにアイシングが発生し易い冷間時の始動時
や、吸入空気の湿度の高い状態での始動時におい
て気化器のスロー空気通路には暖気が流れるので
スローポート附近にはアイシングは発生せず、ス
ロー通路は常に良好な通気状態に保持されるので
エンジンのアイドリング不安定やエンジンストー
ルの発生が防止される。又エンジンの暖機後にお
いてスロー通路には外気(冷気)が供給されスロ
ー通路の温度は過度に上昇しないのでパーコレー
シヨンを起すこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図はスロー通路、スローエアブリードを有
する従来の気化器の縦断正面図を示す。第2図は
この考案の一実施例の縦断正面図を示す。第3図
はエンジンの始動時における気化器フランジ部の
経時的温度特性図を示す。 2,3……スローエアブリード、6……大気側
通路、9……ヒートパイプ(空気加熱装置)11
……エアホーン外部ポート、15,16……負圧
通路、18……冷暖気切換弁、20……感温弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器にエアホーン外部ポートを設けてその内
    端を気化器のスローエアブリードの大気側通路に
    連通し、その外端を負圧室を有するダイヤフラム
    式の冷暖気切換弁を介して内燃機関の排気系内に
    設けた空気加熱装置及び外気に連通し、冷暖気切
    換弁の負圧室を気化器のスローポート付近に形成
    したフランジ部を通る負圧通路により内燃機関の
    吸気系の負圧発生部に連通し、負圧通路には前記
    フランジ部において同通路を内燃機関の温度が設
    定値未満で開き、設定値以上で閉じる感温弁を設
    け、前記冷暖気切換弁はその負圧室に前記吸気系
    の負圧が導入されると同切換弁を介して空気加熱
    装置からの暖気を前記エアホーン外部ポートに供
    給し、負圧室への吸気系の負圧の導入が遮断され
    ると切換弁を介してエアホーン外部ポートに外気
    を供給する機能を有することを特徴とする気化器
    のアイシング防止装置。
JP9591882U 1982-06-26 1982-06-26 気化器のアイシング防止装置 Granted JPS59559U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9591882U JPS59559U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 気化器のアイシング防止装置

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JP9591882U JPS59559U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 気化器のアイシング防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59559U JPS59559U (ja) 1984-01-05
JPS6214362Y2 true JPS6214362Y2 (ja) 1987-04-13

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ID=30228830

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JP9591882U Granted JPS59559U (ja) 1982-06-26 1982-06-26 気化器のアイシング防止装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496320A (ja) * 1972-05-12 1974-01-21
JPS5018019U (ja) * 1973-06-11 1975-02-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496320A (ja) * 1972-05-12 1974-01-21
JPS5018019U (ja) * 1973-06-11 1975-02-27

Also Published As

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JPS59559U (ja) 1984-01-05

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