JPS6214332Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6214332Y2 JPS6214332Y2 JP2608082U JP2608082U JPS6214332Y2 JP S6214332 Y2 JPS6214332 Y2 JP S6214332Y2 JP 2608082 U JP2608082 U JP 2608082U JP 2608082 U JP2608082 U JP 2608082U JP S6214332 Y2 JPS6214332 Y2 JP S6214332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starter
- lubricating oil
- valve
- passage
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 28
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 20
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 12
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
この考案は、２サイクルエンジンのスカフイン
グ防止装置に関する。
グ防止装置に関する。
（従来の技術およびその問題点）
最近の２サイクルエンジンは、燃料に潤滑オイ
ルを混合したものを使用するものは少く、潤滑オ
イルは、燃料と別系統で、エンジンに連動するオ
イルポンプでクランク室等に注入して潤滑するよ
うにしている。エンジンを使用していない間は、
ピストン壁等に付着した潤滑オイルは、クランク
室下端に流れ落ちていて、殆んどピストン壁に付
着して残つていない。そして、特に低温でのエン
ジン始動時には、気化器のスタータ通路を開い
て、濃い燃料を供給して始動を容易にしている。
ところがこのとき、燃料でピストン壁が洗われて
潤滑不足が起き、ピストン壁に引掻き傷ができ
る。これをスカフイングと称していて、焼付きの
原因になつて具合が悪い。
ルを混合したものを使用するものは少く、潤滑オ
イルは、燃料と別系統で、エンジンに連動するオ
イルポンプでクランク室等に注入して潤滑するよ
うにしている。エンジンを使用していない間は、
ピストン壁等に付着した潤滑オイルは、クランク
室下端に流れ落ちていて、殆んどピストン壁に付
着して残つていない。そして、特に低温でのエン
ジン始動時には、気化器のスタータ通路を開い
て、濃い燃料を供給して始動を容易にしている。
ところがこのとき、燃料でピストン壁が洗われて
潤滑不足が起き、ピストン壁に引掻き傷ができ
る。これをスカフイングと称していて、焼付きの
原因になつて具合が悪い。
また、エンジン始動時に潤滑オイルの供給を十
分行なうことができるように、吸気通路をオイル
源と結ぶ系路にバイパス系路を設け、この系路中
にエンジンの低温時にこの系路を開く切換弁を設
けたものもあるが（実開昭54−177434号公報）、
これは構造が複雑であり、特に潤滑オイルの必要
なシリンダとピストンの摺動面に潤滑オイルが供
給され難い等の問題がある。
分行なうことができるように、吸気通路をオイル
源と結ぶ系路にバイパス系路を設け、この系路中
にエンジンの低温時にこの系路を開く切換弁を設
けたものもあるが（実開昭54−177434号公報）、
これは構造が複雑であり、特に潤滑オイルの必要
なシリンダとピストンの摺動面に潤滑オイルが供
給され難い等の問題がある。
（問題点を解決するための手段）
本考案は、気化器のスタータ通路を開閉する摺
動弁を操作するスタータレバーに、潤滑オイル給
油管に設けた開閉弁を連動連結させたことを特徴
とするものである。
動弁を操作するスタータレバーに、潤滑オイル給
油管に設けた開閉弁を連動連結させたことを特徴
とするものである。
（作用）
エンジンのスタート時にスタータレバーを操作
すると、そのスタータレバーの動きに応じて潤滑
オイル給油管に設けられた開閉弁が開方向に作動
され、潤滑オイル供給量が増大され、潤滑不足が
解消される。すなわち、エンジン始動時における
潤滑オイル供給量を特別な操作を要することなく
増加することができる。
すると、そのスタータレバーの動きに応じて潤滑
オイル給油管に設けられた開閉弁が開方向に作動
され、潤滑オイル供給量が増大され、潤滑不足が
解消される。すなわち、エンジン始動時における
潤滑オイル供給量を特別な操作を要することなく
増加することができる。
（実施例）
気化器１には、主通路２をバイパスするように
スタータ通路３が設けられ、スタータ通路３に
は、スタータ燃料ノズル４から濃い燃料が混入さ
れる。そして、スタータ通路３は、スタータレバ
ー５で、摺動弁６を上下に摺動させて開閉し、低
温での始動時に、スタータ通路３を開いて濃い燃
料を供給して、始動が容易にできるようにしてい
る。而して本考案は、開閉弁７をスタータレバー
５に連結する。開閉弁７は、油孔８が回動して、
給油管９に一致したり離れたりする型のものでよ
く、スタータレバー５に連動して、摺動弁６を開
いたときに同期して開く。給油管９は、上端をオ
イルタンク１０に連結し、下端を気化器１のフロ
ート室１１の下部に連結させる。特にスタータ燃
料ノズル４の入口１２に近い箇所がよい。又、給
油管９の下端には、絞り孔を設けて、流量を規制
するか、給油管９自体の孔径で流量を規制する。
スタータ通路３が設けられ、スタータ通路３に
は、スタータ燃料ノズル４から濃い燃料が混入さ
れる。そして、スタータ通路３は、スタータレバ
ー５で、摺動弁６を上下に摺動させて開閉し、低
温での始動時に、スタータ通路３を開いて濃い燃
料を供給して、始動が容易にできるようにしてい
る。而して本考案は、開閉弁７をスタータレバー
５に連結する。開閉弁７は、油孔８が回動して、
給油管９に一致したり離れたりする型のものでよ
く、スタータレバー５に連動して、摺動弁６を開
いたときに同期して開く。給油管９は、上端をオ
イルタンク１０に連結し、下端を気化器１のフロ
ート室１１の下部に連結させる。特にスタータ燃
料ノズル４の入口１２に近い箇所がよい。又、給
油管９の下端には、絞り孔を設けて、流量を規制
するか、給油管９自体の孔径で流量を規制する。
作用について説明する。
低温時にエンジンを始動するときは、スタータ
レバー５を操作して摺動弁６を引上げて、スター
タ通路３を開く。このとき、スタータレバー５に
連動して、開閉弁７が開き、オイルタンク１０内
の潤滑オイルが、給油管９を通つて、フロート室
１１の下部に流入する。そして、エンジンを始動
すると、スタータ通路３に流れる吸気に、スター
タ燃料ノズル４から、フロート室１１の下部の潤
滑オイルを含んだ燃料が混入されてエンジンに供
給され、ピストン壁等に潤滑できるのでスカフイ
ングを防ぐことができる。始動が完了すれば、ス
タータ通路３は閉じて、主通路２での運転に移行
する。このとき、開閉弁７も閉じて、フロート室
１１の下部へ潤滑オイルが流れるのが止る。
レバー５を操作して摺動弁６を引上げて、スター
タ通路３を開く。このとき、スタータレバー５に
連動して、開閉弁７が開き、オイルタンク１０内
の潤滑オイルが、給油管９を通つて、フロート室
１１の下部に流入する。そして、エンジンを始動
すると、スタータ通路３に流れる吸気に、スター
タ燃料ノズル４から、フロート室１１の下部の潤
滑オイルを含んだ燃料が混入されてエンジンに供
給され、ピストン壁等に潤滑できるのでスカフイ
ングを防ぐことができる。始動が完了すれば、ス
タータ通路３は閉じて、主通路２での運転に移行
する。このとき、開閉弁７も閉じて、フロート室
１１の下部へ潤滑オイルが流れるのが止る。
以上説明したように、この考案は、気化器のス
タータ通路を開閉する摺動弁を操作するスタータ
レバーに、潤滑オイル給油管に設けた開閉弁を連
動連結させたので、エンジンの始動時にスタータ
レバーを操作すると、それに応じて自動的に潤滑
オイル用の開閉弁が開方向に作動され、潤滑オイ
ル供給量が増加され、この潤滑オイルでピストン
壁を潤滑できて、スカフイングが起るのを防ぐこ
とができる。しかも、開閉弁は、スタータレバー
に連動して開閉するので、特別な操作が不要で操
作忘れになることがない。
タータ通路を開閉する摺動弁を操作するスタータ
レバーに、潤滑オイル給油管に設けた開閉弁を連
動連結させたので、エンジンの始動時にスタータ
レバーを操作すると、それに応じて自動的に潤滑
オイル用の開閉弁が開方向に作動され、潤滑オイ
ル供給量が増加され、この潤滑オイルでピストン
壁を潤滑できて、スカフイングが起るのを防ぐこ
とができる。しかも、開閉弁は、スタータレバー
に連動して開閉するので、特別な操作が不要で操
作忘れになることがない。
図は本考案の一実施例を示す要部縦断側面図で
ある。 １……気化器、３……スタータ通路、５……ス
タータレバー、６……摺動弁、７……開閉弁、９
……給油管、１０……オイルタンク、１１……フ
ロート室。
ある。 １……気化器、３……スタータ通路、５……ス
タータレバー、６……摺動弁、７……開閉弁、９
……給油管、１０……オイルタンク、１１……フ
ロート室。
Claims (1)
- 気化器のスタータ通路を開閉する摺動弁を操作
するスタータレバーに潤滑オイル給油管に設けた
開閉弁を運動連結させたことを特徴とする２サイ
クルエンジンのスカフイング防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2608082U JPS58129017U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | ２サイクルエンジンのスカフイング防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2608082U JPS58129017U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | ２サイクルエンジンのスカフイング防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58129017U JPS58129017U (ja) | 1983-09-01 |
| JPS6214332Y2 true JPS6214332Y2 (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=30038035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2608082U Granted JPS58129017U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | ２サイクルエンジンのスカフイング防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58129017U (ja) |
-
1982
- 1982-02-25 JP JP2608082U patent/JPS58129017U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58129017U (ja) | 1983-09-01 |
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