JPS6214324Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6214324Y2 JPS6214324Y2 JP1980108686U JP10868680U JPS6214324Y2 JP S6214324 Y2 JPS6214324 Y2 JP S6214324Y2 JP 1980108686 U JP1980108686 U JP 1980108686U JP 10868680 U JP10868680 U JP 10868680U JP S6214324 Y2 JPS6214324 Y2 JP S6214324Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- cylinder
- rotary valve
- passage
- exhaust passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、2サイクルエンジンの排気ロータリ
バルブに関するものである。
バルブに関するものである。
従来のピストンバルブ式排気バルブにおいて
は、吸排掃気バルブタイミングを示す第3図Aに
より明らかなとおり、排気ポート開閉タイミング
は、下死点BDCを中心にして対称である。その
ためシリンダ内に掃気された未燃焼ガスが排気ポ
ートから排出され、最大出力時約50%の未燃焼ガ
スが排気されてしまうというのが実情である。そ
の結果2サイクルエンジンの熱効率は約20%と非
常に低い、また燃焼ガスと新気ガスの混合がはげ
しくアイドリング時は1000RPM以上の回転数で
ないと安定しない。
は、吸排掃気バルブタイミングを示す第3図Aに
より明らかなとおり、排気ポート開閉タイミング
は、下死点BDCを中心にして対称である。その
ためシリンダ内に掃気された未燃焼ガスが排気ポ
ートから排出され、最大出力時約50%の未燃焼ガ
スが排気されてしまうというのが実情である。そ
の結果2サイクルエンジンの熱効率は約20%と非
常に低い、また燃焼ガスと新気ガスの混合がはげ
しくアイドリング時は1000RPM以上の回転数で
ないと安定しない。
本考案は、上記の欠点を解消すべく考え出した
もので、吹き抜けを少くし、低速時においても安
定性のよい2サイクルエンジンを提供することを
目的とするものである。
もので、吹き抜けを少くし、低速時においても安
定性のよい2サイクルエンジンを提供することを
目的とするものである。
以下本考案の一実施例を図面により説明する。
第1図および同図の−線断面を示す第2図に
おいて、1はシリンダで、位相が180度異なり、
互いに隣接するシリンダ1aとシリンダ1bにて
構成されている。2はシリンダヘツド、3はピス
トン、4は吸気用ロータリバルブで、シリンダ1
間の中間外側に設けた1個の吸気通路6内のシリ
ンダ吸気ポート近傍位置に設けた水平円筒状空間
の内部に、ベアリングを介して回転軸8に軸支さ
れている。この吸気用ロータリバルブ4は、筒体
に通路9を刻設して形成したものである。5は排
気用ロータリバルブで、排気通路7内のシリンダ
1a,1bにおける排気ポート7a,7bの近傍
位置に設けた水平円筒状空間の内部に、ベアリン
グを介して回転軸10に軸支されている。この排
気用ロータリバルブ5は上記吸気用ロータリバル
ブ4と同様に筒体に通路11を設けたもので、上
記通路11は、略平行な2本の通路11a,11
bよりなり、通路11aはシリンダ1aの排気ポ
ート7aと排気通路7とを連通させるため、また
通路11bはシリンダ1bの排気ポート7bと排
気通路7とを連通させるためのものである。従つ
て、1個の排気用ロータリバルブ5にてシリンダ
1aおよび1bからのそれぞれの排気ガスをこれ
らのシリンダ1a,1b間の中間外側に設けた1
個の排気通路7へ放出することができる。12は
クランク軸、13はコンロツド、14はスパーク
ブラグ、15は掃気通路、19はクランク室であ
る。16はクランク軸12の端部に軸支されたス
プロケツト、17,18はそれぞれ回転軸8,1
0の端部に軸支されたスプロケツトで、該スプロ
ケツト16,17,18はチエーン又はベルト等
で連繋駆動されるようになつている。
第1図および同図の−線断面を示す第2図に
おいて、1はシリンダで、位相が180度異なり、
互いに隣接するシリンダ1aとシリンダ1bにて
構成されている。2はシリンダヘツド、3はピス
トン、4は吸気用ロータリバルブで、シリンダ1
間の中間外側に設けた1個の吸気通路6内のシリ
ンダ吸気ポート近傍位置に設けた水平円筒状空間
の内部に、ベアリングを介して回転軸8に軸支さ
れている。この吸気用ロータリバルブ4は、筒体
に通路9を刻設して形成したものである。5は排
気用ロータリバルブで、排気通路7内のシリンダ
1a,1bにおける排気ポート7a,7bの近傍
位置に設けた水平円筒状空間の内部に、ベアリン
グを介して回転軸10に軸支されている。この排
気用ロータリバルブ5は上記吸気用ロータリバル
ブ4と同様に筒体に通路11を設けたもので、上
記通路11は、略平行な2本の通路11a,11
bよりなり、通路11aはシリンダ1aの排気ポ
ート7aと排気通路7とを連通させるため、また
通路11bはシリンダ1bの排気ポート7bと排
気通路7とを連通させるためのものである。従つ
て、1個の排気用ロータリバルブ5にてシリンダ
1aおよび1bからのそれぞれの排気ガスをこれ
らのシリンダ1a,1b間の中間外側に設けた1
個の排気通路7へ放出することができる。12は
クランク軸、13はコンロツド、14はスパーク
ブラグ、15は掃気通路、19はクランク室であ
る。16はクランク軸12の端部に軸支されたス
プロケツト、17,18はそれぞれ回転軸8,1
0の端部に軸支されたスプロケツトで、該スプロ
ケツト16,17,18はチエーン又はベルト等
で連繋駆動されるようになつている。
次に上記のとおり構成された本考案の排気ロー
タリバルブの作動について説明する。第2図にお
いてピストン3が矢印の方向に上昇し、圧縮工程
に入つた場合、排気用ロータリバルブ5は、回転
軸10を中心にして回動し、シリンダ1bの排気
ポート7bと排気通路7を閉鎖するとともにシリ
ンダ1aの排気ポート7aと排気通路7を連通す
る。と同時に、吸気用ロータリバルブ4は、同様
に回転軸8を中心にして回動し、通路9により吸
気通路6とクランク室19とを連通させ、混合気
をクランク室19内へ供給する。その後圧縮行程
が終了し、プラグ14により点火爆発し、ピスト
ン3が上死点を経て降下する。と同時に排気用ロ
ータリバルブ5も矢印の方向に回動しており、通
路11により燃焼室と排気通路7が連通されるこ
とにより燃焼ガスが排出される。一方吸気用ロー
タリバルブ4は矢印の方向に回動し吸気通路6を
閉鎖し、ピストン3によりクランク室19内の混
合気を圧縮し始める。更にピストン3が下降し掃
気孔(図示せず)が開口されると同時に掃気通路
15を経てクランク室19から燃焼室側へ混合気
が供給される。次にピストン3が下死点を経て、
燃焼室内の混合気の圧縮行程に入り、前述の行程
が順次繰り返される。
タリバルブの作動について説明する。第2図にお
いてピストン3が矢印の方向に上昇し、圧縮工程
に入つた場合、排気用ロータリバルブ5は、回転
軸10を中心にして回動し、シリンダ1bの排気
ポート7bと排気通路7を閉鎖するとともにシリ
ンダ1aの排気ポート7aと排気通路7を連通す
る。と同時に、吸気用ロータリバルブ4は、同様
に回転軸8を中心にして回動し、通路9により吸
気通路6とクランク室19とを連通させ、混合気
をクランク室19内へ供給する。その後圧縮行程
が終了し、プラグ14により点火爆発し、ピスト
ン3が上死点を経て降下する。と同時に排気用ロ
ータリバルブ5も矢印の方向に回動しており、通
路11により燃焼室と排気通路7が連通されるこ
とにより燃焼ガスが排出される。一方吸気用ロー
タリバルブ4は矢印の方向に回動し吸気通路6を
閉鎖し、ピストン3によりクランク室19内の混
合気を圧縮し始める。更にピストン3が下降し掃
気孔(図示せず)が開口されると同時に掃気通路
15を経てクランク室19から燃焼室側へ混合気
が供給される。次にピストン3が下死点を経て、
燃焼室内の混合気の圧縮行程に入り、前述の行程
が順次繰り返される。
以上詳記した通り本考案は、直列2シリンダ
180゜クランク2サイクルエンジンの燃焼室から
1個の排気通路への連通・閉鎖を筒体に2個の通
路を設けて成る1個の筒状のロータリバルブにて
制御するようにしたので、下記のような効果を奏
する。
180゜クランク2サイクルエンジンの燃焼室から
1個の排気通路への連通・閉鎖を筒体に2個の通
路を設けて成る1個の筒状のロータリバルブにて
制御するようにしたので、下記のような効果を奏
する。
吸排掃気バルブタイミングを示す第3図B,
Cから明らかな通り排気の開(図中EO)・閉
(図中EC)の時期を、通路の形状またはクラン
ク軸とバルブ回転軸との連結操作により簡単に
選定することができる。従つて下死点BDCを
中心に非対称にでき、その結果新気吹き抜けを
なくするタイミングにすることができ、熱効率
を増大させることができる。
Cから明らかな通り排気の開(図中EO)・閉
(図中EC)の時期を、通路の形状またはクラン
ク軸とバルブ回転軸との連結操作により簡単に
選定することができる。従つて下死点BDCを
中心に非対称にでき、その結果新気吹き抜けを
なくするタイミングにすることができ、熱効率
を増大させることができる。
低速時における新気と燃焼ガスとの混合が少
なくなり、不整燃焼が少くなるから低速アイド
リング時の回転数を低くセツトできる。
なくなり、不整燃焼が少くなるから低速アイド
リング時の回転数を低くセツトできる。
2気筒のシリンダにおいて、1個のロータリ
バルブにて排気ガスを1個の排気通路へ放出す
ることができるので、重量の軽いエンジンを提
供することが可能である。
バルブにて排気ガスを1個の排気通路へ放出す
ることができるので、重量の軽いエンジンを提
供することが可能である。
第1図は本考案による排気ロータリバルブを適
用した直列2シリンダ180゜クランク2サイクル
エンジンを示す横断平面図、第2図は、第1図の
−線縦断面図、第3図Aは従来のピストンバ
ルブによる吸排掃気バルブタイミングを示す説明
図、第3図Bは本考案による排気ロータリバルブ
を使用した場合の吸排気バルブタイミングを示す
説明図、第3図Cは本考案による吸排ロータリバ
ルブと掃気ピストンバルブとを併用した場合の吸
排掃気バルブタイミングを示す説明図である。 1……シリンダ、3……ピストン、4……吸気
用ロータリバルブ、5……排気用ロータリバル
ブ、6……吸気通路、7……排気通路、7a,7
b……排気ポート、8,10……回転軸、9……
通路。
用した直列2シリンダ180゜クランク2サイクル
エンジンを示す横断平面図、第2図は、第1図の
−線縦断面図、第3図Aは従来のピストンバ
ルブによる吸排掃気バルブタイミングを示す説明
図、第3図Bは本考案による排気ロータリバルブ
を使用した場合の吸排気バルブタイミングを示す
説明図、第3図Cは本考案による吸排ロータリバ
ルブと掃気ピストンバルブとを併用した場合の吸
排掃気バルブタイミングを示す説明図である。 1……シリンダ、3……ピストン、4……吸気
用ロータリバルブ、5……排気用ロータリバル
ブ、6……吸気通路、7……排気通路、7a,7
b……排気ポート、8,10……回転軸、9……
通路。
Claims (1)
- ピストン排気バルブ式直列2シリンダ180゜ク
ランク2サイクルエンジンにおいて、シリンダ間
の中間外側に設けた1個の排気通路内のシリンダ
排気ポート近傍位置に、互いのシリンダに連通す
る水平円筒状空間を設け、該空間内に、入口が各
シリンダの排気ポートに連通し出口が1個の排気
通路に連通する2個の通路を略平行に設けて成る
1個の筒状のロータリバルブを回転自在に設ける
と共に、該ロータリバルブの径を排気ポートが位
置する部分よりも排気通路が位置する部分を大き
くし、該ロータリバルブをクランク軸と連動させ
ることにより、上記各通路がシリンダの燃焼室か
ら排気通路へ連通あるいは閉鎖するようにした2
サイクルエンジンの排気ロータリバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980108686U JPS6214324Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980108686U JPS6214324Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5731511U JPS5731511U (ja) | 1982-02-19 |
JPS6214324Y2 true JPS6214324Y2 (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=29469920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980108686U Expired JPS6214324Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6214324Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0350321A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-03-04 | Ind Technol Res Inst | 2サイクルエンジン |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54110792A (en) * | 1978-02-17 | 1979-08-30 | Mitsubishi Electric Corp | Avalanche photo diode |
JPS5599782A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Manufacture of guard ring for semiconductor photodetector |
-
1980
- 1980-07-31 JP JP1980108686U patent/JPS6214324Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54110792A (en) * | 1978-02-17 | 1979-08-30 | Mitsubishi Electric Corp | Avalanche photo diode |
JPS5599782A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Manufacture of guard ring for semiconductor photodetector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5731511U (ja) | 1982-02-19 |
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