JPS62136305A - ブツシユ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野Ｊ この発明は、ガンドリル、ガンリーマ等の深穴用切削工
具をガイドし振れを防止するためのブツシュに関するも
のである。

「従来の坊術　１ 一般に、ガンドリル、ガンリーマ等の深穴用切削工具で
切削を行う場合には、その長尺の工具本体の振れをを防
止するため、工具の中程をブツシュでガイドするように
している。

従来、このような目的に使用さ・れるブツシュとしては
、第３図に符号ｌで示すようなものが知られている。こ
のブツシュｌは、筒状をなす鋼製のブツシュ本体！■を
備えている。このブツシュ本体！！の工具入口側の内周
には、テーパー状内周面１１ａが設けられている。この
テーパー状内周面１１ａは、ブツシュ本体１１の入口側
端面から出口側に向かうにしたがい縮径するテーパー状
に形成されており、工具を挿入しやすいようになってい
る。このテーパー状内周面１１ａの出口方向には、軸方
向にわたって内径が一定で切削工具の外径とほぼ同径の
ストレート状内周面１１ｂが隣接して設けられている。

前記ブツシュ本体！ｌの内周部で前記ストレート状内周
面１１ｂの出口方向には、そのストレート状内周面１１
ｂと同一の内径を有する軸受部材Ｉ２が隣接して設けら
れている。この軸受部材１２は、回転する切削工具をガ
イドしながら支えるためのものであって、タングステン
コバルト等の超硬合金から形成されており、工具との摺
動による摩耗に耐えうるようになっている。

「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記のブツシュ１にあっては、ブツシュ本体
１１が鋼製であるため、切削工具を挿入する際、その刃
先とテーパー状内周面１１ａおよびストレート状内周面
１１ｂとの接触によって、刃先にカケおよびチッピング
が発生しやすいとういう問題点があった。また、このた
め工具の挿入作業が難しく、作業性が低下するという問
題点もあった。特に、硬質で脆いダイヤモンド等の超高
圧焼結体付きのガンドリル、ガンリーマにあっては、さ
らにカケ、チッピングの発生率が高く、挿入作業が非常
に困難であった。

「発明の目的」 この発明は、工具をブツシュに挿入する際に、工具にカ
ケ、チッピング等が発生するのを防止することかできる
ブツシュを提供することを目的とする。

「発明の構成」 この発明は、ブツシュ本体の工具入口側の内周部に、綱
より軟質の材質からなり軸受部材と同一内径を有するガ
イド部材を設けた構成としたものである。

「実施例」 以下、この発明の一実施例について第１図および第２図
を参照して説明する。

第１図は、この発明に係るブツシュ２を示す図である。

このブツシュ２は、筒状をなす鋼製のブツシュ本体２１
を有している。このブツシュ本体２１の内周には、工具
の入口側に大径の内周面２１ａが設けられ、工具の出口
側に前記大径の内周面より縮径された小径の内周面２１
ｂが設けられている。前記大径の内周部２１ａには、筒
状のガイド部材２２が設けられている。このガイド部材
２２は、工具を挿入しやすくするとともに、挿入時の接
触によって工具に力、ケ、チッピング等が発生するのを
防止するためのものであって、アクリル、エポキシ等の
樹脂から構成されている。このガイド部材２２は、その
工具入口側内周に、テーパー状内周面２２ａが設けられ
ている。このテーパー状内周面２２ａは、ガイド部材２
２の入口側端面から出口方向に向かうにしたがい縮径す
るテーパー状に形成されており、工具を挿入しやすいよ
うになっている。また、このテーパー状内周面２２ａの
出口方向には、軸方向にわたって内径が一定で切削工具
の外径とほぼ同径のストレート状内周面２２ｂ隣接して
か設けられている。そして、このガイド部材２２は、前
記大径の内周面２１ａに打ち込みによって着脱可能に嵌
合せしめられている。一方前記小径の内周面２１ｂには
、筒状の軸受部材２３が嵌合して設けられている。この
軸受部材２３は、回転する切削工具を支持するためのも
のであって、耐摩耗性を有するタングステンコバルト等
の超硬合金から構成されるとともに、その内径は、前記
ストレート状内周面２２１）の内径と等しくなされてい
る。また、この軸受部材２３の内周面の工具入口側端部
には、第２図に示すように、工具人口側から出口方向へ
向かうにしたがい漸次縮径するテーパー状面取り部２３
ａが形成されている。このテーパー状面取り部２３ａは
、前記ガイド部材２２のストレート状内周面２２ｂが摩
耗し、その内径がわずかに拡大しても、工具先端が軸受
部材２３の端面に引っ掛かることなく、工具をスムーズ
に挿入しうるようにするためのらのである。

このように、このブツシュ２にあっては、樹脂からなる
ガイド部材２２を有しているから、工具を挿入する際、
工具先端がガイド部材２２の内周面に接触したとしても
、カケ、チッピング等が生ずるのを防止することができ
る。また、軸受部材２３にテーパー状面取り部２３ａを
設けているから、ガイド部材２２のストレート状内周面
２２ｂが摩耗し、その内径がわずかに拡大しても、工具
先端が軸受部材２３の端面に引っ掛かることなく、工具
をスムーズに挿入することができる。さらに、ガイド部
材２２は、ブツシュ本体に着脱可能に装着されているか
ら、ガイド部材２２の内周面が摩耗した場合には交換す
ることができる。

なお、上記実施例においては、ガイド部材の材質として
アクリル、エポキシ等を採用しているが、これに限る必
要はなく、他の樹脂でもよい。

また、上記実施例においては、ガイド部材として樹脂を
採用しているが、これに限る必要はなく、綱より軟質の
材質であればよく、例えばガラス繊維、純銅、アルミニ
ウム等でもよい。

さらに、上記実施例においては、ガイド部材２２のブツ
シュ本体への装着方法として打ち込みを採用しているが
、これに限る必要はなく、着脱可能な方法であればよく
、例えばねじによって固定するようにしてもよい。

「発明の効果」 以上に説明したように、この発明によれば、ブツシュ本
体の工具入口側の内周部に、綱より軟質の材質からなり
軸受部材と同一内径を有するガイド部材を設けているか
ら、工具をブツシュに挿入する際に、工具にカケ、チッ
ピング等が発生するのを防止することができるという効
果かえられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図中矢印■部分の拡大図、第３図は従来のブツシュを示
す断面図である。 ２・・・・・・ブツシュ、２１・・・・・・ブツシュ本
体、２２・・・・・・ガイド部材、２３・・・・・・軸
受部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガンドリル、ガンリーマ等の深穴用切削工具の振れを防
   止するためのブッシュであって、筒状をなす鋼製のブッ
   シュ本体と、このブッシュ本体の工具出口側の内周部に
   設けられ、前記切削工具の外径とほぼ同径の内径を有す
   る超硬合金製の軸受部材とを備えたブッシュにおいて、
   前記ブッシュ本体の工具入口側の内周部に、綱より軟質
   の材質からなり前記軸受部材と同一内径を有するガイド
   部材を設けたことを特徴とするブッシュ。