JPS62133131A - 紡績糸の製造装置 - Google Patents
紡績糸の製造装置Info
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- JPS62133131A JPS62133131A JP26649685A JP26649685A JPS62133131A JP S62133131 A JPS62133131 A JP S62133131A JP 26649685 A JP26649685 A JP 26649685A JP 26649685 A JP26649685 A JP 26649685A JP S62133131 A JPS62133131 A JP S62133131A
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- false twisting
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/11—Spinning by false-twisting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は短繊維束を加熱して紡績糸を製造するための装
置に関する。
置に関する。
従来のリング式紡績機に代わり、紡績速度の向上や紡績
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
しかし紡績速度を大幅に高めようとすればエネルギー消
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績機の開
発が待たれていた。このような要望に応えるべく開発さ
れた装置の一例として、特開昭60−88132号に示
される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出た繊
維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気噴射
ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するためのベル
ト式仮撚装置とを具えている。
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績機の開
発が待たれていた。このような要望に応えるべく開発さ
れた装置の一例として、特開昭60−88132号に示
される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出た繊
維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気噴射
ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するためのベル
ト式仮撚装置とを具えている。
上記したベルト式仮撚装置を具えた紡績機によれば、咳
仮撚装置が繊維束を直接ニフブして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており、これら
の理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に高
速の紡績能力を発揮できることが確認されている。しか
し繊維束から発生する風綿が上記仮撚装置のベルトに付
着し、該ベルトがスリップを住じたり、あるいはベルト
に付着した風綿が製造された系中に混入して績糸にスラ
ブを発生させたりするといった問題の起こることがある
0本発明はこのような問題を解決することを目的とする
。
仮撚装置が繊維束を直接ニフブして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており、これら
の理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に高
速の紡績能力を発揮できることが確認されている。しか
し繊維束から発生する風綿が上記仮撚装置のベルトに付
着し、該ベルトがスリップを住じたり、あるいはベルト
に付着した風綿が製造された系中に混入して績糸にスラ
ブを発生させたりするといった問題の起こることがある
0本発明はこのような問題を解決することを目的とする
。
本発明は上述したベルト式仮撚装置を具えた紡績機にお
いて、空気噴射ノズルと上記仮撚装置との間に、該ノズ
ルから噴出される空気流の仮撚装置への到達を抑制する
遮蔽部材を設けたことを特徴としている。
いて、空気噴射ノズルと上記仮撚装置との間に、該ノズ
ルから噴出される空気流の仮撚装置への到達を抑制する
遮蔽部材を設けたことを特徴としている。
繊維束は空気噴射ノズルの作用を受けて風綿を発生させ
、該風綿は上記ノズルによる空気流と共に仮撚装置方向
へ排出されるが、上記遮蔽部材の存在により仮撚装置へ
の到達を抑制される。
、該風綿は上記ノズルによる空気流と共に仮撚装置方向
へ排出されるが、上記遮蔽部材の存在により仮撚装置へ
の到達を抑制される。
第2図において、ケンス(K)から引き出された練篠機
あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガイド
ローラ(1)を経た後、バンクローラ(2)、エプロン
(3)を有するミドルローラ(4)、およびフロントロ
ーラ (5)からなるドラフト装置(6)に導入されて
ドラフトされ、更に空気噴射ノズル(7)およびベルト
式仮撚装置(8)を順に経てデリベリローラ(9)で引
き出され、フリクシランローラ(10)で回転されるパ
ッケージ(P)上に巻き取られる。
あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガイド
ローラ(1)を経た後、バンクローラ(2)、エプロン
(3)を有するミドルローラ(4)、およびフロントロ
ーラ (5)からなるドラフト装置(6)に導入されて
ドラフトされ、更に空気噴射ノズル(7)およびベルト
式仮撚装置(8)を順に経てデリベリローラ(9)で引
き出され、フリクシランローラ(10)で回転されるパ
ッケージ(P)上に巻き取られる。
第1図において、(11)はノズル本体であり、該本体
(11)の中空部に筒体(12)が密着嵌合し、該筒体
(12)内に噴出パイプ(13)が固定される。ノズル
本体(11)には図外の圧空源に通ずる空気孔(14)
が設けられ、筒体(12)には噴出パイプ(13)の外
周に環状の空気室(15)が形成され、更に該空気室(
15)と上記空気孔(14)とを和合に連通ずる孔(1
6)が設けられる。噴出パイプ(13)にはその中心に
繊維連通路(17)が設けられ、該通路(17)と空気
室(15)とを相互連通ずる複数の噴出孔(18)が設
けられる。従って空気孔(14)から送り込まれた圧縮
空気は孔(16) 、空気室(15)および噴出孔(1
8)を順に通って繊維束通路(17)内に噴出し、該通
路(17)内を走行する繊維束(S)に作用する。噴出
孔(18)は該噴出孔(18)から噴出された圧縮空気
が第1図の右方向に旋回しながら流れるよう、繊維束通
路(17)に対し接線的にしかも傾斜して設けられる。
(11)の中空部に筒体(12)が密着嵌合し、該筒体
(12)内に噴出パイプ(13)が固定される。ノズル
本体(11)には図外の圧空源に通ずる空気孔(14)
が設けられ、筒体(12)には噴出パイプ(13)の外
周に環状の空気室(15)が形成され、更に該空気室(
15)と上記空気孔(14)とを和合に連通ずる孔(1
6)が設けられる。噴出パイプ(13)にはその中心に
繊維連通路(17)が設けられ、該通路(17)と空気
室(15)とを相互連通ずる複数の噴出孔(18)が設
けられる。従って空気孔(14)から送り込まれた圧縮
空気は孔(16) 、空気室(15)および噴出孔(1
8)を順に通って繊維束通路(17)内に噴出し、該通
路(17)内を走行する繊維束(S)に作用する。噴出
孔(18)は該噴出孔(18)から噴出された圧縮空気
が第1図の右方向に旋回しながら流れるよう、繊維束通
路(17)に対し接線的にしかも傾斜して設けられる。
噴出パイプ(13)の後端には解撚バイブ(21)が固
定され、更に環状体(22)を介してガイドバイブ(2
3)が固定される。解撚バイブ(21)にはその円筒状
の中心孔(24)の内周に複数の溝(25)が繊維束(
S)の走行方向と平行に形成してあり、噴出パイプ(1
3)内で発生した旋回空気流の一部が該溝(25)内を
通過することにより、その旋回が抑制されるようになっ
ている。更に環状体(22)の外周にはガイドパイプ(
23)を囲む円錐形の遮蔽部材(26)が固定され、該
部材(26)の外周には筒状のブロック(27)が固定
される。遮蔽部材(26)の仮撚装置(8)側の端部(
28)は該仮撚装置(8)のベルト交差部に近接してお
り、該端部(28)には繊維束(S)を通すためのガイ
ド孔(29)が形成されている。上記した噴出パイプ(
13)、解撚バイブ(21)、ガイドパイプ(23)お
よび遮蔽部材(26)にそれぞれ形成された繊維束(S
)を通すための孔は、その中心がフロントローラ(5)
のニップ点(N1)およびベルト交差部(N2)中央を
通る一直線上に位置する。遮蔽部材(26)の内側は該
部材(26) 、環状体(22)およびガイドパイプ(
23)で囲まれた空気拡散室(31) となっており、
遮蔽部材(26)の環状体(22)寄り位置には吸気孔
(32) が形成されており、該吸気孔(32)はブロ
ック(27)に形成した孔およびエアホース(33)を
介して図外の吸気源に連通している。ガイドパイプ(2
3)の繊維束出口部分(34)は所定の距離を残してガ
イド孔(29)に接近しており、拡散室(31) 内に
突出した状態となっている。
定され、更に環状体(22)を介してガイドバイブ(2
3)が固定される。解撚バイブ(21)にはその円筒状
の中心孔(24)の内周に複数の溝(25)が繊維束(
S)の走行方向と平行に形成してあり、噴出パイプ(1
3)内で発生した旋回空気流の一部が該溝(25)内を
通過することにより、その旋回が抑制されるようになっ
ている。更に環状体(22)の外周にはガイドパイプ(
23)を囲む円錐形の遮蔽部材(26)が固定され、該
部材(26)の外周には筒状のブロック(27)が固定
される。遮蔽部材(26)の仮撚装置(8)側の端部(
28)は該仮撚装置(8)のベルト交差部に近接してお
り、該端部(28)には繊維束(S)を通すためのガイ
ド孔(29)が形成されている。上記した噴出パイプ(
13)、解撚バイブ(21)、ガイドパイプ(23)お
よび遮蔽部材(26)にそれぞれ形成された繊維束(S
)を通すための孔は、その中心がフロントローラ(5)
のニップ点(N1)およびベルト交差部(N2)中央を
通る一直線上に位置する。遮蔽部材(26)の内側は該
部材(26) 、環状体(22)およびガイドパイプ(
23)で囲まれた空気拡散室(31) となっており、
遮蔽部材(26)の環状体(22)寄り位置には吸気孔
(32) が形成されており、該吸気孔(32)はブロ
ック(27)に形成した孔およびエアホース(33)を
介して図外の吸気源に連通している。ガイドパイプ(2
3)の繊維束出口部分(34)は所定の距離を残してガ
イド孔(29)に接近しており、拡散室(31) 内に
突出した状態となっている。
ガイドパイプ(23)から右方に排出される空気の一部
は繊維束(S) と共にガイド孔(29)を通過するが
、該空気は拡散室(31)内に放出されることによって
流れの速度が低下し、また、遮蔽部材(26)の内壁に
衝突することにより、多くの部分が該部材(26)に留
められ吸気孔(32)から排気される。
は繊維束(S) と共にガイド孔(29)を通過するが
、該空気は拡散室(31)内に放出されることによって
流れの速度が低下し、また、遮蔽部材(26)の内壁に
衝突することにより、多くの部分が該部材(26)に留
められ吸気孔(32)から排気される。
ベルト式仮撚装W(8)は駆動プーリ(36)および従
動プーリ (37)にそれぞれ巻掛けられた2本のゴム
製無端ベルト(Bl)(B2)からなり、両ベル) (
Bl) (B2)は互いにX字形に交差して配置される
と共にその間に繊維束(S)がニップされ、またそれぞ
れが矢印(38) (39)方向に走行駆動される。こ
の走行力の分力によって繊維束(S)には一定方向の仮
撚の撚りが加えられ、また同時に右方に向けて送り出さ
れる。このときの撚りの方向は前記噴出口(18)から
噴出される空気流の旋回方向と互いに逆の方向となるよ
うに設定される。
動プーリ (37)にそれぞれ巻掛けられた2本のゴム
製無端ベルト(Bl)(B2)からなり、両ベル) (
Bl) (B2)は互いにX字形に交差して配置される
と共にその間に繊維束(S)がニップされ、またそれぞ
れが矢印(38) (39)方向に走行駆動される。こ
の走行力の分力によって繊維束(S)には一定方向の仮
撚の撚りが加えられ、また同時に右方に向けて送り出さ
れる。このときの撚りの方向は前記噴出口(18)から
噴出される空気流の旋回方向と互いに逆の方向となるよ
うに設定される。
次に、本装置の作用について説明する。ドラフト装W(
6)を出た繊維束(S)にはベルト式仮撚装置(8)に
よって仮撚の撚りが形成され、この撚りは繊維束(S)
上をフロントローラ(5)のニップ点(Nl)まで伝播
する。フロントローラ(5) を出た直後の繊維束(S
)はその中心部の繊維が上記撚りによって補えられ、外
周部の繊維は補えられることなく繊維束中心からも毛羽
状に突出する。
6)を出た繊維束(S)にはベルト式仮撚装置(8)に
よって仮撚の撚りが形成され、この撚りは繊維束(S)
上をフロントローラ(5)のニップ点(Nl)まで伝播
する。フロントローラ(5) を出た直後の繊維束(S
)はその中心部の繊維が上記撚りによって補えられ、外
周部の繊維は補えられることなく繊維束中心からも毛羽
状に突出する。
このような状態の繊維束(S)は次いで噴出パイプ(1
3)内で旋回空気流の作用を受け、上記撚りの方向とは
逆の方向に旋回またはバルーンされ、このとき繊維束外
周の毛羽状繊維は空気流の旋回方向と同方向つまり繊維
束中心の撚りの方向とは逆の方向に巻き付く。
3)内で旋回空気流の作用を受け、上記撚りの方向とは
逆の方向に旋回またはバルーンされ、このとき繊維束外
周の毛羽状繊維は空気流の旋回方向と同方向つまり繊維
束中心の撚りの方向とは逆の方向に巻き付く。
次いでこのような繊維束(S)が仮撚装置(8)のベル
ト交差部(N2)を通過したとき強い撚り戻し作用を受
け、これによ繊維束中心の繊維は無撚または甘撚りとな
り、その外周の繊維は上記中心繊維の周りに更に強く巻
き付き、従って繊維束(S)は1本の結束紡績糸(Y)
となる。
ト交差部(N2)を通過したとき強い撚り戻し作用を受
け、これによ繊維束中心の繊維は無撚または甘撚りとな
り、その外周の繊維は上記中心繊維の周りに更に強く巻
き付き、従って繊維束(S)は1本の結束紡績糸(Y)
となる。
繊維束(S) はドラフト装置(6)のドラフト作用に
より、また噴出パイプ(13)内で旋回空気流の作用を
受けることにより風綿を発生し、この風綿は繊維束(S
) と共に上記空気流に乗って第1図右方へと運ばれる
。これらの風綿が直接仮撚装置(8)に到達すると、ベ
ルト(Bl) (B2)の走行により該ベルトの周辺に
発生する髄伴空気流によって該風綿が飛散し、ベルトの
表裏面および各プーリ(36)(37)に付着した風綿
の大部分はベル) (Bl)(B2)同士の接触によっ
て再び吹き飛ばされ、一部の風綿は繊維束(S)または
糸(Y)の表面に付着し場合により撚り込まれてスラブ
即ち太糸部分を形成する。またプーリ(36)(37)
外周に付着した風綿、およびベルト裏面に付着した風綿
は該プーリに対しベルトがスリップする原因をつくり出
し、これによりベル) (Bl) (B2)が振動して
糸(Y)に撚りむらを生じたり、あるいはベルトがプー
リから脱落するといったトラブルを生ずる。更に仮撚装
置周辺に飛散した風綿は各種装置に付着して故障の原因
となり、作業環境の悪化をも招く0本紡績装置において
は、ガイドパイプ(23)から放出された風綿の極く一
部のみが繊維束(S) と共にガイド孔(29)を通
って仮撚装置(8)に到達するが、多くの風綿は拡散室
(31)内で空気流の流速低下によっであるいは遮蔽部
材(26)内壁への衝突によって、更に吸気孔(32)
からの吸引空気流によって右方への移動を抑制され、そ
の後該吸引空気流によって拡散室(31)から排出され
る。
より、また噴出パイプ(13)内で旋回空気流の作用を
受けることにより風綿を発生し、この風綿は繊維束(S
) と共に上記空気流に乗って第1図右方へと運ばれる
。これらの風綿が直接仮撚装置(8)に到達すると、ベ
ルト(Bl) (B2)の走行により該ベルトの周辺に
発生する髄伴空気流によって該風綿が飛散し、ベルトの
表裏面および各プーリ(36)(37)に付着した風綿
の大部分はベル) (Bl)(B2)同士の接触によっ
て再び吹き飛ばされ、一部の風綿は繊維束(S)または
糸(Y)の表面に付着し場合により撚り込まれてスラブ
即ち太糸部分を形成する。またプーリ(36)(37)
外周に付着した風綿、およびベルト裏面に付着した風綿
は該プーリに対しベルトがスリップする原因をつくり出
し、これによりベル) (Bl) (B2)が振動して
糸(Y)に撚りむらを生じたり、あるいはベルトがプー
リから脱落するといったトラブルを生ずる。更に仮撚装
置周辺に飛散した風綿は各種装置に付着して故障の原因
となり、作業環境の悪化をも招く0本紡績装置において
は、ガイドパイプ(23)から放出された風綿の極く一
部のみが繊維束(S) と共にガイド孔(29)を通
って仮撚装置(8)に到達するが、多くの風綿は拡散室
(31)内で空気流の流速低下によっであるいは遮蔽部
材(26)内壁への衝突によって、更に吸気孔(32)
からの吸引空気流によって右方への移動を抑制され、そ
の後該吸引空気流によって拡散室(31)から排出され
る。
従って仮撚装置(8)に到達する風綿は僅かな量であり
、上述した問題を生じることがない。
、上述した問題を生じることがない。
遮蔽部材(26)のガイド孔(29)は極力ベルト交差
部(N2)に近接して配置されることが次に述べる理由
によって好ましい。つまり該ガイド孔(29)は繊維束
(S)がベルト交差部(N2)の中心を安定して走行す
るよう、該繊維束(S) の位置を規制する作用をし、
この作用はガイド孔(29)が上記交差部(N2)に近
いほど確実に行われる。繊維束(S)の走行路がベルト
交差部(N2)内で変動した場合、ベルト(Bl) (
B2)による繊維束(S)のニップ長さが変動するため
容易に撚り数のむらを生ずる。またガイド孔(29)と
ベルト交差部(N2)との間の距離(d)が大きい場合
には、ベルト(Bl) (B2)の走行により生しる前
記随伴空気流が上記路M (d)に等しい長さの繊維束
部分に作用するので、ガイド孔(29)から出た繊維束
(S’) に残留する風綿が上記随伴空気流によって
飛散され易くなり、前述した問題を生じるおそれがある
。
部(N2)に近接して配置されることが次に述べる理由
によって好ましい。つまり該ガイド孔(29)は繊維束
(S)がベルト交差部(N2)の中心を安定して走行す
るよう、該繊維束(S) の位置を規制する作用をし、
この作用はガイド孔(29)が上記交差部(N2)に近
いほど確実に行われる。繊維束(S)の走行路がベルト
交差部(N2)内で変動した場合、ベルト(Bl) (
B2)による繊維束(S)のニップ長さが変動するため
容易に撚り数のむらを生ずる。またガイド孔(29)と
ベルト交差部(N2)との間の距離(d)が大きい場合
には、ベルト(Bl) (B2)の走行により生しる前
記随伴空気流が上記路M (d)に等しい長さの繊維束
部分に作用するので、ガイド孔(29)から出た繊維束
(S’) に残留する風綿が上記随伴空気流によって
飛散され易くなり、前述した問題を生じるおそれがある
。
紡績の開始に先立ち、繊維束(S) はドラフト装置
(6)を経て噴出パイプ(13)内に導入され、噴出孔
(1日)からの空気流によってガイドパイプ(23)を
通り、更にガイド孔(29)を通過して仮撚装置(8)
のベルト交差部(N2)に導入される。従ってガイドパ
イプ(23)を出た空気流は少なくとも繊維束(S)が
ガイド孔(29)内を通過できる程度の流速を維持する
ことが好ましい。このため吸気孔(32)はガイドパイ
プ端部(34)とガイド孔(29)との間より遠い位置
に設けられることが好ましく、または繊維束(S)を空
気噴射ノズル(7)から仮撚装置(8)に通すときのみ
噴射孔(18)からの空気流を強くするか、あるいは吸
気孔(32)からの吸引空気流を一時的に停止させるよ
うにしても良い。
(6)を経て噴出パイプ(13)内に導入され、噴出孔
(1日)からの空気流によってガイドパイプ(23)を
通り、更にガイド孔(29)を通過して仮撚装置(8)
のベルト交差部(N2)に導入される。従ってガイドパ
イプ(23)を出た空気流は少なくとも繊維束(S)が
ガイド孔(29)内を通過できる程度の流速を維持する
ことが好ましい。このため吸気孔(32)はガイドパイ
プ端部(34)とガイド孔(29)との間より遠い位置
に設けられることが好ましく、または繊維束(S)を空
気噴射ノズル(7)から仮撚装置(8)に通すときのみ
噴射孔(18)からの空気流を強くするか、あるいは吸
気孔(32)からの吸引空気流を一時的に停止させるよ
うにしても良い。
本発明に係る愚蔽部材(26)は第1図に示した実施例
のものに限らず、各種の設計変更が可能である。例えば
吸気孔(32)からの空気の吸引を行わず、風綿を自然
落下により拡散室(31)から排出するようにしても良
い。
のものに限らず、各種の設計変更が可能である。例えば
吸気孔(32)からの空気の吸引を行わず、風綿を自然
落下により拡散室(31)から排出するようにしても良
い。
または、遮蔽部材(26)を単なる板状物とし、空気噴
射ノズル(7)と仮撚装置(8)との間に介在させるよ
うにすることも可能である。
射ノズル(7)と仮撚装置(8)との間に介在させるよ
うにすることも可能である。
更にガイド孔(29)による繊維束(S)のガイド作用
をより確実なものとするため、仮撚装置(8)を挟んで
空気噴射ノズル(7)と逆側の位置に、2点鎖線で示す
ようなガイド部材(41)を追加配置し、繊維束(S)
をベルト交差部(N2)両端でガイドするようにしても
良い。また、本発明は実施例に示した針線式ドラフト装
置(6)に限らず、4線式等に通用して良いことは言う
までもない。なお、本発明に係る遮蔽部材を用いず、単
に空気噴射ノズルの繊維束出口に空気吸引孔を配設する
のみでは風綿がベルト周辺の随伴空気流によって飛散さ
れることを防止することが困難である。
をより確実なものとするため、仮撚装置(8)を挟んで
空気噴射ノズル(7)と逆側の位置に、2点鎖線で示す
ようなガイド部材(41)を追加配置し、繊維束(S)
をベルト交差部(N2)両端でガイドするようにしても
良い。また、本発明は実施例に示した針線式ドラフト装
置(6)に限らず、4線式等に通用して良いことは言う
までもない。なお、本発明に係る遮蔽部材を用いず、単
に空気噴射ノズルの繊維束出口に空気吸引孔を配設する
のみでは風綿がベルト周辺の随伴空気流によって飛散さ
れることを防止することが困難である。
以上説明したように本発明によれば、空気噴射ノズルと
ベルト式仮撚装置との間に遮蔽部材を配設したので、ノ
ズルから放出される風綿が上記仮撚装置に達することを
防止し、仮撚装置の正常運転を維持できると共に、良質
の紡績糸を製造できる。
ベルト式仮撚装置との間に遮蔽部材を配設したので、ノ
ズルから放出される風綿が上記仮撚装置に達することを
防止し、仮撚装置の正常運転を維持できると共に、良質
の紡績糸を製造できる。
第1図は本発明に係る空気噴射ノズルとベルト式仮撚装
置の構造を示す図、第2図は本発明装置の全体を示す図
である。 (2)・・・バンクローラ (4)・・・ミドルローラ (5)・・・フロントローラ (6)−・・ドラフト装置 (7)−・・空気噴射ノズル (8)−・・ヘルド式仮撚装置 (26)・・・遮蔽部材 (Bl)(B2) −・・ベルト (S)・・・繊維束 (Y)・・・紡績糸
置の構造を示す図、第2図は本発明装置の全体を示す図
である。 (2)・・・バンクローラ (4)・・・ミドルローラ (5)・・・フロントローラ (6)−・・ドラフト装置 (7)−・・空気噴射ノズル (8)−・・ヘルド式仮撚装置 (26)・・・遮蔽部材 (Bl)(B2) −・・ベルト (S)・・・繊維束 (Y)・・・紡績糸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 繊維束の走行路に沿って、バックローラ、 ミドルローラおよびフロントローラからなるドラフト装
置と、繊維束に旋回空気流を作用させて該繊維束を旋回
させる空気噴射ノズルと、交差して互いに異なる方向に
走行する2つのベルト間に繊維束をニップして仮撚する
ベルト式仮撚装置とを順に配設し、更に上記ノズルと仮
撚装置との間に該ノズルから噴出される空気流の仮撚装
置への到達を抑制する遮蔽部材を設けたことを特徴とす
る紡績糸の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26649685A JPS62133131A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 紡績糸の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26649685A JPS62133131A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 紡績糸の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133131A true JPS62133131A (ja) | 1987-06-16 |
JPH0342329B2 JPH0342329B2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=17431731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26649685A Granted JPS62133131A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 紡績糸の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62133131A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612301U (ja) * | 1979-07-09 | 1981-02-02 | ||
JPS6088132A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-17 | Murata Mach Ltd | 紡績糸の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP26649685A patent/JPS62133131A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612301U (ja) * | 1979-07-09 | 1981-02-02 | ||
JPS6088132A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-17 | Murata Mach Ltd | 紡績糸の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342329B2 (ja) | 1991-06-26 |
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