JPS62131167A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置

Info

Publication number
JPS62131167A
JPS62131167A JP27221085A JP27221085A JPS62131167A JP S62131167 A JPS62131167 A JP S62131167A JP 27221085 A JP27221085 A JP 27221085A JP 27221085 A JP27221085 A JP 27221085A JP S62131167 A JPS62131167 A JP S62131167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
temperature
expansion valve
evaporator
electric expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27221085A
Other languages
English (en)
Inventor
彰夫 松岡
正支 高木
本田 祐次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP27221085A priority Critical patent/JPS62131167A/ja
Publication of JPS62131167A publication Critical patent/JPS62131167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍サイクルの中で、特に電気式膨張弁を有す
る冷凍サイクルにおいて、電気式膨張弁の制御と冷媒ガ
ス不足の判定に関するものであり、例えば自動車空調用
冷凍サイクルに用いて好適なものである。
〔従来の技術〕
冷凍サイクルにおける膨張弁は、一般に蒸発器出口にお
ける冷媒の過熱度(スーパーヒート)が一定となるよう
に冷媒流量を制御するものである。
冷媒の過熱度は冷媒圧力と冷媒温度から求めることがで
きるので、膨張弁の弁開度を電気的に制御する電気式膨
張弁を使用する場合は、一般にセンサとして蒸発器出口
の冷媒圧力を検出する圧力センサと、冷媒温度を検出す
る温度センサの両方を使用することになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、自動車空調用冷凍サイクルにおいては、開放
形コンプレッサを使用しているとともに、配管接続部に
常に振動が加わる等の理由がら冷媒ガスの漏れが生じや
すく、そして冷媒ガスの漏れが進行するとコンプレッサ
への潤滑オイルの戻りが悪化し、コンプレッサの焼付が
生しるという問題が生じる。
そこで、冷媒ガスの不足状態を検出して、コンプレッサ
を自動的に停止するという対策が従来より講じられてい
るが、その代表的な方法としては、高圧側冷媒配管に取
付けた圧力センサにより高圧側冷媒圧力を検出し、その
検出圧力が予め設定した設定圧力以下になると、冷媒ガ
スの不足状態であると判定して、電磁クラッチを断状態
とし、コンプレッサを停止するようにしている。従って
、冷媒ガス不足の検出のために特別の圧力センサ(通常
は圧力スイノチ)を必要とし、構成が複雑となる。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、電気式膨張弁
の制御信号を利用して、特別の圧力センサを追加設置す
ることな(、冷媒ガス不足を検出できる冷凍サイクル装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、(alコンプレッ
サと、 (b)このコンプレッサの吐出側に接続され、ガス冷媒
を?疑縮する凝縮器と、 (c1この凝縮器の下流側に接続され前記凝縮器からの
液冷媒を減圧膨張するとともに弁開度を電気的に制御す
る電気式膨張弁と、 (dlこの膨張弁の下流側と前記コンプレッサの吸入側
との間に接続され、前記膨張弁を通過した冷媒を蒸発さ
せる蒸発器と、 (e+前記蒸発器出口側の冷媒温度を検出する温度検出
手段と、 (「)この温度検出手段の冷媒温度検出信号が入力され
、前記蒸発器出口側の冷媒温度に基いて前記電気式膨張
弁の弁開度信号を算出し、この弁開度信号により前記電
気式膨張弁を制御する制御手段と、 (g)前記温度検出手段の冷媒温度検出信号および前記
制御手段の弁開度信号が入力され、前記蒸発器出口側の
冷媒温度と前記電気式膨張弁の弁開度との相関から冷媒
ガス不足を判定する判定手段とを具備するという技術手
段を採用する。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、冷凍ガス不足の判定を、電気
式膨張弁制御のための冷媒温度検出信号および弁開度信
号をそのまま利用して行うことができるため、従来技術
のごとき特別な圧力センサを追加設置することなく、冷
媒ガス不足を良好に検出できる。
〔発明の効果〕
従って、本発明では、電気式膨張弁を有する冷凍サイク
ル装置において、極めて簡単な構成で冷媒ガス不足の検
出機能を得ることができ、その実用上の利益は極めて大
である。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図は本発明を自動車空調用冷凍サイクルに適用した
実施例を示すものであって、IOは吐出容量を変化し得
る可変容量コンプレッサで、電磁クラッチ11を介して
自動車エンジン12により駆動される。
可変容量コンプレッサ10の吐出側には凝縮器13が接
続されており、この凝縮器13はコンプレッサ10から
吐出されたガス冷媒を冷却用ファン14によって送風さ
れる冷却空気により冷却して凝縮する。冷却ファン14
はモータ14aにより駆動される。
凝縮器13の下流側には、液冷媒を溜めるレシーバ15
を介して電気式膨張弁16が接続されている。この膨張
弁16はその弁開度が電気的に制′4卸されるものであ
って、レシーバ15カ・らのン夜冷媒を減圧膨張させる
電気式膨張弁16の下流側には蒸発器17が接続されて
おり、この1発器17は膨張弁16をJ過した気液2相
冷媒と送風ファン18によって送風される車室内又は車
室外空気とを熱交換して液冷媒を蒸発させる。冷媒の蒸
発潜熱により冷却された冷風は、ヒータユニット24を
介して車室内へ吹出す。ヒータユニット24には、周知
のごとくエンジン冷却水を熱源とするヒータコア241
、このヒータコア241を通過して加熱される温風とヒ
ータコア241のバイパス路242を通過する冷風の風
量割合を調節して車室内への吹出空気温度を調節する温
度制御ダンパ243等が内蔵されている。w発器17の
下流側は可変容量コンプレッサ10の吸入側に接続され
ている。
20は蒸発器17の空気人口側通路に設置され、蒸発器
周囲温度taを検出する空気温センサで、サーミスタよ
りなる。自・肋車用空調Bでは、蒸発器周囲温度taと
外気温とが一致する使用形態(外気導入モード)が多く
用いられるので、空気温センサ20は外気温を検出する
ようにしてもよい。
21は蒸発器17の出口配管部に設置され、蒸発器出口
側の冷媒温度T、を検出する冷媒温センサで、サーミス
タよりなる。この冷媒温センサ21は出口配管内に設置
して冷媒温度を直接検出する方式と、出口配管の表面に
密着固定するとともに、断熱材でセンサ取付部を被覆し
て配管表面温度を検出する方式のいずれでもよいが、実
用上は取付の容易さから後者の方式が有利である。
22は制<111回路で、上記各センサ20.21の検
出信号が入力される入力回路22aと、この入力回路2
2aからの入力信号に基いて所定の演算処理を行うマイ
クロコンピュータ22bと、このマイクロコンピュータ
22bの出力13号に基いて電磁クラッチ11、電気式
膨張弁16、および車室内の冷媒不足表示ランプ23へ
の通電を制御する出力回路22Cとを有している。
入力回路22aはアナログ信号をディジタル信号に変換
するA−D変換器等を内蔵しており、また出力回路22
cは、負荷を駆動するリレー回路等を内蔵している。
一方、マイクロコンピュータ22bは、瑣−チップのL
SIからなるディジタルコンピュータにより形成されて
おり、このマイクロコンピュータ22bは定電圧回路(
図示しない)から定電圧を受けて作動準備完了状態にお
かれる。この場合、前記定電圧回路は自動車エンジン1
2のイグニッションスイッチ(図示しない)の閉成に応
答して車載の直流電源(ハソテリ)から直流電圧を受け
て前記定電圧を生じる。マイクロコンピュータ22bは
、中央処理装置(以下cpuと称する)、メモリ (R
OM、RAM) 、クロック回路等を備えており、これ
らcpu、メモリ (ROM、RAM)、クロック回路
はハスラインを介して互いに接続されている。マイクロ
コンピュータ22bのメモリ (RAM)は入力回路2
2aからの各ディジタル信号を受けて一時的に記1.ク
シ、これら各信号をCPUに選択的に付与する。マイク
ロコンピュータ22bのクロック回路は、水晶発振器と
協働して所定周波数を有するクロック信号を発生し、こ
れに基づいてマイクロコンビ1−922 bにおける所
定の制御プログラムの実行を許容する。
マイクロコンピュータ22bのメモリ (ROM)内に
は、後述するような演算処理をマイクロコンビ1−夕2
2b内にて実行するために前記所定の市II fall
フ゛ログラムが予め3己ji2されている。
次に、可変容礒コンプレッサ10の容量可変機構101
について述べると、この機構101は、例えば特開昭5
8−155287号公報で公知のごとく、容量調整部材
の背圧を電磁弁102の開閉によって制御〕uすること
により、容量調整部材を変位させ、吐出8礒を変化させ
るものであり、そして電磁弁102の開閉は客足制御回
路10 :3の出力信号のデユーティ比を変化させるこ
とにより制御する。制御回路103には、コンプレッサ
吸入圧力(蒸発圧力)PLを検出する低圧側圧力センサ
104の検出信号が入力され、この吸入圧力PLが所定
値(例えば2.1 kg/a4G)己こ維持されるよう
に、出力信号のデユーティ比を変えて、コンプレッサ1
0の容量を制御する。すなわち、吸入圧力PLが上記所
定値より高くなると、コンプレッサ容量を増大し、上記
所定値より低下すると、コンプレッサ容量を減少すると
いう制御を行って吸入圧力PLを上記所定値に維持する
。コンプレ・7す容量の変化は、連続的でも、不連続的
(段階的)でもよい。なお、上記所定値は完全に固定し
た値でなく、例えば冷房熱負荷に応じた信号2こよって
、上記所定値を若干量補正するという制御+をイ寸カロ
してもよい。
また、可変容量コンプレッサlOの容量可変機構101
は、上記したように圧力センサ104の検出信号PLに
基いて電気的に容量を制御するものの他に、前記特開昭
58−155287号公報に記載のごとく、コンプレッ
サ吸入圧力PLに応動する圧力応動弁を設け、この圧力
応動弁により容量調整部材の背圧を制御して、容量制御
を行う純□械的な構成のものでもよい。
第2図は電気式膨張弁16の具体的構造を例示するもの
であって、160はヘース部材で、その一端側に冷媒入
口通路161を有し、他端側に冷媒出口通路162を有
している。163は非磁性体からなる円筒状部材で、冷
媒を威圧膨張させる2つの弁孔163a、163bを対
称位置に開口している6 164は円筒部+A163の
内周に[S動自在に挿入された磁性体製のプランジャで
あり、励磁コイル166に通電しない状態ではコイルス
プリング+65により押圧されて最下端の位置にあって
、2つの弁孔163a、163bを外周のリング状溝1
64aにより全開している。
167はプランジャ164に対向設置され固定磁極部材
で、円筒状ヨーク168の上端に固定されている。16
9は上記部材164,167.168とともに励磁コイ
ル166の磁気回路を構成する磁性端板である。励磁コ
イル166に通電すると、プランジャ164と固定磁極
部材167との間に磁気吸引力が生じ、プランジャ16
4はコイルスプリング165のばね力に抗して固定磁極
部材167に吸着され、弁孔163a、163bを閉じ
る。従って、励磁コイル166にパルス波形の電圧を印
加することによりプランジャ164が連続的に往復動し
て、弁孔163a、163bの開閉を連続的に繰返す。
そして、励磁コイル166へのパルス波形入力電圧のデ
ユーティ比(所定周期におけるオン−オフの比率)を変
えることにより、弁孔163a、163bの開閉比率が
変化して、冷媒流量を調節できる。つまり、励(152
コイル166への入力電圧のデユーティ比を変えること
により、膨張弁16の弁開度を実質的に調節できる。
なお、本例では、電気式膨張弁16として上記のごとく
プランジャ164が連続的に往復動じて、弁孔163a
、163bの開閉を連続的に繰返すデユーティ制御のも
のについて説明したが、プランジャ164の変位量をサ
ーボモータ等により連続的に変え、それにより弁開度を
調節するリニア制御のものでも使用できる。
次に、本実施例装置の作動について説明する。
まず、最初に基本的な作動態様につき説明すると、第1
図に示す冷凍サイクルにおいては、コンプレッサ1とし
て低圧コントロールを行う可変容量コンプレッサを用い
ているため、低圧圧力PLはコンプレッサ1の容量制御
により一定値(例えば2゜1 kg / cat G 
)に制御される。それ故、電気式膨張弁16は蒸発器出
口側(換言すればコンプレフサ吸入側)冷媒温度T8を
一定値に制御するだけで、茎発器出口冷媒のスーパーヒ
ート(過熱度)SHを目標値T。(例えば約10℃)に
制御することが可能となる。
それ故、冷媒温センサ21により蒸発器出口側冷媒温度
Ti+を検出し、この冷媒温度T、lが目標温度T0と
一致ずろように制御回路22によって電気式膨張弁16
の弁開(iをフィードバック制御する。
一方、サイクル内の冷媒充填量が適正量である場合には
、電気式膨張弁16の弁開度を所定開度とすることによ
り、蒸発器出口側冷媒温度TRを目標温度T。に制御で
きる。しかし、冷媒不足状態では、冷凍サイクル内を循
環する冷媒流用が低下するので、蒸発器17内にて冷媒
が過熱状態のガスとなり、蒸発器出口側冷媒温度T、l
が1腎してしまう。したがって、電気式膨張弁開度は、
フィードバック制御により、開度が増大し最終的には全
開の状態にまでなるが、ガス不足の状態ではそれでもな
お蒸発器出口側冷媒温度T3は低下しない。したがって
、電気式膨張弁開度が全開、もしくはほぼ全開の状態で
、かつ蒸発器出口側冷媒温度T、Iが目標冷媒温度T。
よりも高い場合にはガス不足状態であると判定できる。
ただし、これは蒸発器周囲温度taが目標冷媒温度T。
よりも高い場合には判定可能であるが、この周囲温度(
aが目標冷媒温度T。よりも低い場合には、ガス不足状
態であっても、蒸発器出口側冷媒温度TRは周囲温度t
a以上には上昇せず、そのため蒸発器出口側冷媒温度T
i+は目標温度T0よりも上昇することがなく、電気式
膨張弁16は、全開にはならない。したがって、ta<
T。の場合には、上記方法によるガス不足判定は、不可
能である。
そこで、次にta<Toの場合について考えてみると、
この場合は冷房負荷が非常に小さいので、電気式膨張弁
開度を大きく、例えば全開にすれば必ず吸入冷媒温度T
、は、そのときの低圧圧ツノのPLの飽和温度にまで低
下する。例えば、冷媒R−12の場合、低圧圧力PLが
2.1 kg / col Gであれば、そのときの冷
媒飽和温度は0°Cとなる。したがって、ta<70の
場合には、意図的に電気式膨張弁開度を全開もしくはほ
ぼ全開の状態にし、そのとき蒸発器出口冷媒温度1゛4
がある基準温度Tc(例えば2〜3°C)以下に低下す
れば、冷媒充填量は適正であり、また低下しなければガ
ス不足状態であると判定することができる。ここで、判
定基準温度T、は、To〉Tc<0℃の関係に設定され
ている。
第3図は、前者のta≧T0の場合における冷媒ガス不
足判定方法を図表化して示すもので、電気式膨張弁16
の全開状態における冷媒充填量と蒸発器出口側冷媒温度
TMとの関係を示しており、この冷媒温度T、lが目標
温度T0より高い領域が冷媒ガス不足判定領域である。
第4図は後者のT、<T、の場合における冷媒ガス不足
判定方法を図表化して示すもので、第3図と同じ関係を
示しており、冷媒温度T、が判定基準温度T、より高い
領域が冷媒ガス不足判定領域である。
次に、本実施例の作動を第5図に示すフローチャートに
より具体的に説明する。図示しない空調装置作動スイツ
チを投入することにより、ステップ100がスタートし
、次のステップ101において予め設定された目標冷媒
温度T。およびガス不足時制定基準温度T、をメモIJ
(ROM)から読み込み、さらに空気温センサ20によ
り測定されたf発器周囲温度taをメモリ (RAM)
から読み込む。
次のステップ102で周囲温度taと目標冷媒温度T0
とを比較し、ta≧T0の場合は、ステップ1023.
103に進み、またta、<T(、の場合は、ステップ
102b、153に進む。ステップ102a、102b
は後述するカウンタの計数値NをN=0の状態にリセッ
トする。ステップ103では起動時の電気式膨張弁16
の開度信号DT=DT、を決定する。ここで、起動待弁
開度信号り T 、は予め設定されメモリ (ROM)
に記憶されている一定間度の信号であって、この一定間
度の信号DT、がメモリ (RAM)内に弁開度信号D
Tとして記憶される。そして、ステップ104にて電磁
クラッチ11に通電され、可変容量コンプレッサlOが
起動する。
次のステップ105は上記のクラッチオン状態を所定時
間例えば2秒間″m続し、次のステップ106において
冷媒温センサ21により測定された蒸発器出口側冷媒温
度TRをメモリ (RAM)から読み込む。
次のステップ107において、冷媒温度TRと1標吸入
冷媒温度T0との偏差により電気式膨張弁16の弁開度
13号DTを算出する。この方法としては、PID制御
などのフィードバック制御があり、例えば電気式膨張弁
16をデユーティ制i:t[lし、開閉の時間比率を変
えることによって平均弁開度を制御する場合には、その
(開弁時間、/開弁時間+閉弁時間)すなわちデユーテ
ィ比として弁開度信号DTを次式のように算出する。
E、=T、 −T。
により求めた定数であって、メモリ (ROM)に記憶
されている。ΣE7はコンプレッサ起動後において計算
した偏差E0の総和を示す。
このステップ107で算出された弁開度信号DTもメモ
リ (RAM)に記憶される。
次のステップ108では、膨張弁開度信号DTが全開で
あるという条件と冷媒温度T、lが目標温度T。より高
いという条件とを同時に満足しているかどうかを判定す
る。冷媒充填量が適正量である場合には、前述した通り
、全開状態よ小さい所定開度でもって冷媒温度T、が目
標温度に制御されているので、ステップ108における
判定はNOとなり、カウンタ計算値N=Oにリセットす
るステップ112を介して前述のステップ105に戻る
ところで、第6図は、電気式膨張弁16を駆動するため
のフローチャートであって、予め定められた時間(例え
ば0.005秒)ごとに第5図に示す制御フローチャー
ト内に割り込み、メモリ (RAM)に記憶されている
弁開度信号(デユーティ−比信号)DTにより電気式膨
張弁16を駆動する。この場合、膨張弁16として第2
図の例では励磁コイル166への通電オフの時に弁孔1
63a、163bが開口するタイプのものを用いている
ので、上記デユーティ−比DTは、励磁コイル166へ
の通電オフの比率を示し、(1−DT)が励磁コイル1
66への通電オンの比率を示す。
冷媒充填量が適正量である場合には、前述のステップ1
05〜108が繰返し実行され、そして第6図に示す割
り込みフローチャートに従って電気式膨張弁16が駆動
される。
一方、冷媒充填量が適正量より減少していくと、膨張弁
開度が全開であっても、蒸発器出口側冷媒温度T、lが
第3図に示すように次第に上昇し、そして目標温度T0
を越えると、ステ、プ108の判定がYESとなり、次
のステップ113に進み、ステップ108の判定がYE
Sとなった回数Nをカウンタが計数する。そして、ステ
ップ108の判定がYESとなる状態が所定時間以上継
続されると、次のステップ114の判定がNa2Oにな
るので、ステップ109に進み、電磁クラッチ11への
通電を遮断し、可変容量コンプレッサ10を停止する。
次のステップ110では、車室内の空調制御パネルに設
けられた冷媒不足表示ランプ23を点灯して冷媒不足を
表示し、ステップ111にて制御ルーチンは終了する。
上記のクラッチオフ状態は、空調作動スイッチを一旦オ
フした後再投入しない限り、解除されない。
なお、炎天下駐車直後における空調装置の始動時等の冷
房負荷が極端に高い時、その他特殊条件下では、冷媒充
填量が適正量であっても、一時的にステップ108の判
定がYESとなる場合があるが、冷房充填量が適正量で
あるときは、ステップ114の判定がNa10となる以
前に、すなわちステップ108の判定がYESになって
から所定時間以内に、冷媒温度T、が目標温度T。以下
に低下してステップ108の判定がNoになるので、電
磁クラッチ11をオフすることはない。従って、冷媒充
填計の適正時における誤作動を確実に防止できる。
一方、ステップ102にてもしta<Toの場合には、
ステップ102bを経てステップ153に進み、電気式
膨張弁開度信号DTを全開とし、膨張弁16を全開の状
態で起動する。次のステップ154で電磁クラッチ11
をオンし、コンプレッサIOを起動し、次のステップ1
55で−よその状態を5〜10秒程度程度間維持する。
次のステップ156で蒸発器出口側冷媒温度T11を読
み込み、次のステップ157でこの冷媒温度]゛8とガ
ス不足判定基準温度TCとを比較する。冷媒充填量が適
正量である場合は、前述した通りTR<1’。
となるので、判定はNoとなり、次のステップ158に
進み、前記ステップ107と同じ計算式にて電気式膨張
弁16の弁開度信号(デユーティ比信号)DTを算出し
、メモリ (RAM)に記憶する。次のステップ159
はこの弁開度信号D Tを2秒間維持し、次のステップ
160で冷媒温度T11を読み込み、前記ステップ15
8に戻る。以下ステップ158〜160を繰返し、その
間に第6図に示す割り込みルーチンによって電気式膨張
弁16が駆動される。
もし、ステップ157にてT□〉Tcと判定された時は
、前記ステップ113.114と同様なステップ161
,162に進み、ステップ162の判定がNa3になる
と、冷媒不足状態であると判定し、ステップ109〜1
11に進み、クラッチオフおよび冷媒不足表示を行う。
第7図は本発明の他の実施例を示すもので、上述の実施
例における電気式膨張弁16の開度制御機能および冷媒
ガス不足判定機能に、更に蒸発器17のフロスト状態判
定機能を付加したものである。第5図のフローチャート
と同一部分については説明を省略し、異なる部分のみを
以下説明する。
ステップ101では、前記したT。、Tc、taの他に
フロスト防止用設定温度T −、T rを読み込む。
ステップ120および170でフロスト状況の判定を行
うのであるが、膨張弁開度信号DTが予め設定された最
小弁開度信号DT、、、と等しく、かつ冷媒温度T8が
フロスト判定用設定温度T。
(例えば−5°C〜0°C)よりも低くなった場合に、
蒸発器17がフロスト状態であると判定し、次のステッ
プ121.I71に進み、電磁クラツチ11をオフする
。これにより、蒸発器17における冷却作用が中止され
、蒸発2S17のフロストが防止される。次のステップ
122.172で冷媒温度T、lを読み込み、次のステ
ップ123.173でTRと設定温度T、(例えば3〜
5°C)とを比較し、TR<T、の間はステップ122
.123又はステップ172.173を繰り返して、電
磁クラッチ11のオフ状態を継続する。そして、冷媒温
度TRが上昇してTR≧T8になると、ステップ124
,174に進み、電磁クラッチ11をオンする。
なお、第1図に図示した冷凍サイクルではコンプレッサ
10として可変容量形のものを用い、その容量制御によ
って低圧圧力P、を所定値に維持するようにしているが
、コンプレッサ10として可変容量形でない通常のもの
を用い、電気式膨張弁16の弁開度を蒸発器出口側の冷
媒温度T、lおよび冷媒圧力P、に応じて制御すること
により、蒸発器出口冷媒の過熱度を制御するタイプの冷
凍サイクルにも本発明を適用することができる。
また、前述の実施例では、電気式膨張弁16の制御手段
、冷媒不足の判定手段、蒸発器のフロストの判f 手段
等をすべてマイクロコンビ、−122bを用いて構成す
る場合について説明したが、上記の各手段を、個々の電
気回路素子を組合せた電気回路にて構成することも可能
である。
また、第1図に示す例では、冷媒温センサ21の他に空
気温センサ20を別途独立に設けているが、蒸発器17
を収納するクーリングケース17a内に位置する蒸発器
出口配管部に冷媒温センサ21を設けた場合には、コン
プレッサ起動前であれば、冷媒温センサ21は実質的に
蒸発器周囲温度を検出するので、空気温センサ20を省
略できる。すなわち、冷媒温センサ21にコンプレッサ
起動前における蒸発器周囲温度を検出する機能を兼務さ
せることができる。
また、本発明は自動車空調用に限らず、種々な用途の冷
凍サイクルに広く適用可能であることはいうまでもない
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は全体構成
図であり、第2 Illは電気式膨張弁の具体的構造を
例示する断面図、第3図および第4図は本発明による冷
媒不足判定方法を説明するグラフ、第5図〜第7図はマ
イクロコンピュータによる制御を例示するフローチャー
トである。 10・・・可変容量コンプレッサ、11・・・電磁クラ
ッチ、101・・・容は可変機構、13・・・凝縮器、
16・・・電気式膨張弁、17・・・蒸発器、21・・
・冷媒温センサ(温度検出手段)、22・・・制御回路
、22b・・・マイクロコンピュータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (a) コンプレッサと、 (b) このコンプレッサの吐出側に接続され、ガス冷
    媒を凝縮する凝縮器と、 (c) この凝縮器の下流側に接続され前記凝縮器から
    の液冷媒を減圧膨張するとともに弁開度を電気的に制御
    する電気式膨張弁と、 (d) この膨張弁の下流側と前記コンプレッサの吸入
    側との間に接続され、前記膨張弁を通過した冷媒を蒸発
    させる蒸発器と、 (e) 前記蒸発器出口側の冷媒温度を検出する温度検
    出手段と、 (r) この温度検出手段の冷媒温度検出信号が入力さ
    れ、前記蒸発器出口側の冷媒温度に基いて前記電気式膨
    張弁の弁開度信号を算出し、この弁開度信号により前記
    電気式膨張弁を制御する制御手段と、 (g) 前記温度検出手段の冷媒温度検出信号および前
    記制御手段の弁開度信号が入力され、前記蒸発器出口側
    の冷媒温度と前記電気式膨張弁の弁開度との相関から冷
    媒ガス不足を判定する判定手段とを具備する冷凍サイク
    ル装置。
  2. (2) 前記判定手段は、前記電気式膨張弁が全開もし
    くはほぼ全開状態であり、かつ蒸発器出口側冷媒の温度
    が設定温度より高い場合に冷媒ガスの不足状態であると
    判定する特許請求の範囲第1項記載の冷凍サイクル装置
  3. (3) 前記判定手段は、前記蒸発器出口の冷媒温度と
    前記電気式膨張弁の弁開度との相関から前記蒸発器のフ
    ロスト状態を判定するように構成されている特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載の冷凍サイクル装置。
  4. (4) 前記判定手段は、前記電気式膨張弁の弁開度が
    設定開度以下であり、かつ蒸発器出口側冷媒の温度が設
    定温度以下である場合に前記蒸発器がフロスト状態であ
    ると判定する特許請求の範囲第3項記載の冷凍サイクル
    装置。
  5. (5)前記コンプレッサが吐出容量を変化させる容量可
    変機構を有する可変容量コンプレッサからなり、その吐
    出容量の変化によってコンプレッサ吸入圧力を所定値に
    維持するように構成されている特許請求の範囲第1項乃
    至第4項のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
JP27221085A 1985-12-03 1985-12-03 冷凍サイクル装置 Pending JPS62131167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27221085A JPS62131167A (ja) 1985-12-03 1985-12-03 冷凍サイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27221085A JPS62131167A (ja) 1985-12-03 1985-12-03 冷凍サイクル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62131167A true JPS62131167A (ja) 1987-06-13

Family

ID=17510640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27221085A Pending JPS62131167A (ja) 1985-12-03 1985-12-03 冷凍サイクル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62131167A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196343A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Nissin Kogyo Kk 冷媒蒸発器におけるデフロスト開始方法およびその装置
CN102261809A (zh) * 2011-08-10 2011-11-30 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种无霜冰箱加热器控制系统及控制方法
WO2016113912A1 (ja) * 2015-01-16 2016-07-21 三菱電機株式会社 冷凍空調装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196343A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Nissin Kogyo Kk 冷媒蒸発器におけるデフロスト開始方法およびその装置
CN102261809A (zh) * 2011-08-10 2011-11-30 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种无霜冰箱加热器控制系统及控制方法
WO2016113912A1 (ja) * 2015-01-16 2016-07-21 三菱電機株式会社 冷凍空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63131967A (ja) 冷凍サイクル装置
KR900008901B1 (ko) 차량의 공기조화기 및 냉장고의 냉각장치
EP0254253B1 (en) Method of detecting insufficiency of refrigerant charge in refrigeration system
US5713213A (en) Refrigeration cycle device having accurate refrigerant deficiency detection capability
CA2063701C (en) Modulated temperature control for environmental chamber
JPH08510048A (ja) 蒸発器の乾燥度に基づく冷媒流量制御
JP2001041596A (ja) 冷凍サイクル装置
US20080295530A1 (en) Compressor inlet pressure estimation apparatus for refrigeration cycle system
JPH0198858A (ja) 冷凍サイクルの制御装置
JPS62131167A (ja) 冷凍サイクル装置
JPH01222164A (ja) 冷凍サイクル制御装置
JP2009019847A (ja) 冷凍サイクル装置
JPS63238364A (ja) 冷凍サイクル制御装置
JP5384124B2 (ja) 冷凍冷蔵システム、その制御装置及び制御方法
JPS6332271A (ja) 冷凍サイクル装置
JPS63135761A (ja) 自動車用冷凍サイクル装置
EP0085245B1 (en) A capacity control device for a compressor in a refrigerating system
JPS62155473A (ja) 冷凍サイクル装置
JPS6321457A (ja) 冷凍サイクル装置
JPH01208677A (ja) 冷凍サイクル制御装置
JPS6266064A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2990441B2 (ja) 車両用冷凍冷蔵庫の熱電素子制御装置
JP2519135B2 (ja) 冷凍サイクルの制御装置
JP3107001B2 (ja) 冷凍コンテナ用冷凍装置
JPH0684849B2 (ja) 冷凍サイクルの冷媒流量制御方法及びその装置