JPS62130847A - バツグインボツクス用内袋 - Google Patents

バツグインボツクス用内袋

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JPS62130847A
JPS62130847A JP27064385A JP27064385A JPS62130847A JP S62130847 A JPS62130847 A JP S62130847A JP 27064385 A JP27064385 A JP 27064385A JP 27064385 A JP27064385 A JP 27064385A JP S62130847 A JPS62130847 A JP S62130847A
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JP
Japan
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ethylene
bag
olefin
inner bag
weight
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JP27064385A
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繁樹 横山
三好 公彌
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バッグインボックス用内袋に関し、さらに詳
しくは特定のオレフィン系重合体組成物からなる両表面
層と、気体遮断性材料からなる中央層とを接着剤を用い
て積層した積層フィルムを用いることにより、耐熱性、
低温時のヒートシール強度および耐ブロッキング性を向
上させたバッグインボックス用内袋に関する。
[従来の技術] 食品、薬品、溶剤等の各種液体の保管または輸送にあた
り、これら液体をプラスチックフィルムの内袋に充てん
したものをざらにカートン等の外袋に収納する、いわゆ
るバッグインボックスの使用が近年恕増している。内容
物として充てんする液体は、′7M76?ジュース、ケ
チャツプ、シロップ、牛乳、清涼飲料水、日本酒、ウィ
スキー、ぶどう酒、酸・アルカリ等の化学薬品、ガソリ
ン、灯油、トルエン、キシレン等多種類に及ぶため、該
内袋は耐水性、耐薬品性、耐油性、耐溶剤性および酸素
′S断性等の多様な性能を備えている必要がある。
ざらにこれらのバッグインボックスが使用される温度は
通常5〜98℃程度の比較的広い範囲に及ぶため、耐熱
性および耐低温性ともにすぐれていることが要求され、
またバッグインボックス用内袋は内容液充てん後の運搬
作業中に通常極めて粗雑な取扱いを受けるため、耐衝撃
性の大きいことも必要である。またとくに夏場において
はフィルムの表面相互の付着(ブロッキング)を起こし
て取扱い上支障を生ずるおそれがあるため、耐ブロッキ
ング性も考慮する必要がある。
バッグインボックスに用いる内袋の形態には、吹込み成
形により製造したプラスチックチューブをそのまま用い
るブロー型および折りたたみのできるように[まち(g
usset) Jを入れたガセット型の両者があるが、
ガセット型のほうが空袋時の保管、輸送において容積が
小さくてすむため有利である。しかしガセット型におい
ては、内袋を成形する際に周縁部にヒートシール加工が
必要となるため、ヒートシール部分の強度、とくに低温
時におけるヒートシール部の耐衝撃強度(以下、低温ヒ
ートシール強度と略す)の大きいことが強く望まれてい
る。さらにガセット型では空袋保管時に折りたたまれて
いるため、耐ブロッキング性が極めて重要となる。
上記の耐熱性あるいは耐ブロッキング性と低温ヒートシ
ール強度はプラスチックの性状において通常相反する要
求であるため、この3者をバランスよく満足させること
は困難であり、したがってとくにガセット型内袋の製造
には問題が残されていた。
[発明が解決しようとする問題点1 従来、耐ピンホール性あるいは耐熱性にすぐれたバッグ
インボックス用内袋については、たとえば実開昭55−
131946、実開昭60−8257および特開昭f3
0−120051等に記載されている。しかしながら、
耐熱性、低温ヒートシール強度および耐ブロッキング性
を同時に改良する技術については十分な検討が行われて
いない。
本発明は、バッグインボックス用内袋の材料組成を検討
することにより上記の問題を解決して耐熱性、低温ヒー
トシール強度および耐ブロッキング性のすぐれた同内袋
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的に沿って鋭意検討した結果、特
定のエチレン・α−オレフィン系共重合体等を組み合わ
せて得られる両表面層と気体遮断性を有する中央層とか
らなる積層フィルムを用いることにより、すぐれた性能
を有するバッグインボックス用内袋が得られることを見
出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、オレフィン系重合体組成物からなる
両表面層と、気体遮断性材料からなる中央層とを接着剤
を用いて積層させてなる積層フィルムを用いたバッグイ
ンボックス用内袋において、上記オレフィン系重合体組
成物が a>vr度0.910〜0,940 Q/ctdである
エチレン・α−オレフィン共重合体55〜90重量%、
b)少なくともマグネシウムおよびチタンを含有する固
体触媒成分と有機アルミニウム化合物とからなる触媒の
存在下で、エチレンと炭素数3〜12のα−オレフィン
とを共重合させて得られ、に)密度0.860 (+/
cd以上0.910 (J/a11未満、(ii)示差
走査熱量測定法(DSC>による最大ピーク温度100
℃以上、(iii )沸l1ln−ヘキサン不溶分10
重量%以上の性状を有するエチレン・α−オレフィン共
共重合体5〜3垂 ならびに C)エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム、ポリイ
ソブチレンおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体から選
ばれる一種以上5〜15重量% からなることを特徴とするバッグインボックス用内袋を
提供するものである。
以下、発明の内容を詳述する。
<1)  a)成分 本発明のa)成分であるエチレン・α−オレフィン共重
合体としては、低密度のエチレン・α−オレフィン共重
合体であって、密度が0.910〜0、940 Q/ 
r:dの範囲のもの、すなわち、通常、直鎖低密度ポリ
エチレンと呼ばれているものが、前記b)成分との相溶
性や成形加工性、可撓性および耐熱性等を保持するため
に用いられる。ただしb)成分の密度よりも常に高い密
度のものが必要である。
上記a)成分のエチレン・α−オレフィン共重合体のメ
ルトインデックス(MNは、オレフィン系重合体組成物
の流動性および強度を考慮して好ましくは0.05 〜
50 Q/10 min,より好ましくは0.1〜20
 0/10 minの範囲から選択される。
(2)  b)成分 本発明のb)成分であるエチレン・α−オレフィン共重
合体とは、エチレンと炭素数3〜12のα−オレフィン
の共重合体である。具体的なα−オレフィンとしては、
プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘ
キセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1
等を挙げることができる。これらのうちとくに好ましい
ものは、炭素数が3〜6であるプロピレン、ブテン−1
、4−メチルペンテン−1およびヘキセン−1である。
エチレン・α−オレフィン共重合体中のαーオレフィン
含口は5〜40モル%であることが好ましい。
以下に、b)成分として用いるエチレンとα−オレフィ
ンの共重合体の製造法について説明する。
まず使用する触媒系は、少なくともマグネシウムおよび
チタンを含有する固体触媒成分に有機アルミニウム化合
物を組み合わせたものである。該固体触媒成分としては
、たとえば金属マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭
酸マグネシウム、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム
等のマグネシウム塩、またケイ素、アルミニウム、カル
シウムから選ばれる金属とマグネシウム原子とを含有す
る複塩、複酸化物、炭酸塩、塩化物あるいは水酸化物等
、さらにはこれらの無機質固体化合物を含酸素化合物、
含硫黄化合物、芳香族炭化水素、ハロゲン含有物質で処
理または反応させたもの等のマグネシウムを含む無機質
固体化合物にチタン化合物を公知の方法により担持させ
たものが挙げられる。
上記の含酸素化合物としては、たとえば水、アルコール ルボン酸、エステル、ポリシロキサン、酸アミド等の有
機含酸素化合物、金属アルコキシド、金属のオキシ塩化
物等の無機含酸素化合物を例示することができる。含硫
黄化合物としては、チオール、チオエーテルのような有
機含硫黄化合物、二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫酸のよう
な無機含硫黄化合物を例示することができる。芳香族炭
化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、アン
トラセン、フェナンスレンのような各種の単環および多
環の芳香族炭化水素化合物を例示することができる。ハ
ロゲン含有物質としては、1=素、塩化水素、金属塩化
物、@機ハロゲン化物のような化合物を例示することが
できる。
チタン化合物としては、チタンのハロゲン化物、アルコ
キシハロゲン化物、アルコキシド、ハロゲン化酸化物等
を挙げることができる。チタン化合物としては4価のチ
タン化合物と3価のチタン化合物が好適であり、4価の
チタン化合物としては具体的には一般式Ti  (OR
)n X4−n  (ここでRは炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基またはアラルキル基を示し、Xはハ
ロゲン原子を示し、nはO≦n≦4である)で示される
ものが好ましく、四塩化チタン、四臭化チタン、四ヨウ
化チタン、モノメトキシトリクロロチタン、ジメ]〜キ
シジクロロチタン、トリメトキシモノクロロチタン、テ
トラメトキシチタン、モノエトキシトリクロロチタン、
ジエトキシジクOCIチタン、トリエトキシモノクロロ
チタン、テトラエトキシチタン、モノイソプロポキシト
リクロロチタン、ジイソプロポキシジクロロチタン、ト
リイソブロボギシモノクロロチタン、テトライソプロポ
キシチタン、モノブトキシトリクロ[1チタン、ジブト
キシジクロし]チタン、モノペン1−キシトリクロロチ
タン、モノフェノキジトリクロロチタン、ジフェノギシ
ジクロロチタン、トリフエノキシモノクロロチタン、テ
トラフェノキシチタン等を挙げることができる。
3IaIiのチタン化合物としては、四塩化チタン、四
臭化チタン等の四ハロゲン化チタンを水素、アルミニ「
クム、チタンあるいは周期律表1〜m 91金属の有機
金属化合物により還元して得られる三ハロゲン化チタン
が挙げられる。また一般式%式% のアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示し、
Xはハロゲン原子を示し、mはQ<m<4である)で示
される4価のハロゲン化アルコキシチタンを周期律表T
〜■族金属の有機金属化合物にj:り還元して1uられ
る31i!Iiのチタン化合物が挙げられる。
これらのチタン化合物のうち、4価のチタン化合物がと
くに好ましい。
他の触媒系の例としては固体触媒成分として、いわゆる
グリニヤール化合物等の有機マグネシウム化合物とチタ
ン化合物との反応生成物を用い、これに有機アルミニ・
クム化合物を組み合わせた触媒系を例示することができ
る。何例マグネシウム化合物としては、たとえば、一般
式RM!J X、R2Mg、RM(i(OR)等の有機
マグネシウム化合物(ここでRは炭素数1〜20の有機
残基、Xはハロゲンを示す)およびこれらのエーテル錯
合体、またこれらのtjRマグネシウム化合物を、さら
に他の有機金属化合物、たとえば有機ナトリウム、有機
リチウム、有機カリウム、有機ホウ素、有機カルシウム
、有機亜鉛等の各種化合物を加えて変性したものを用い
ることができる。
また他の触媒系の例としては、固体触媒成分として、S
i 02 、Aノ203等の無機酸化物と前記の少なく
ともマグネシウムおよびチタンを含有する固体触媒成分
を接触させて得られる固体触媒成分を用い、これに有機
アルミニウム化合物を組み合わせたものを例示すること
ができる。無機酸化物としては、Si 02 、AJ2
03の他にCa 0,8203.8no2等を挙ケルコ
トカテき、またこれらの酸化物の複酸化物もなんら支障
なく使用できる。これら各種の無機酸化物とマグネシウ
ムj3よびチタンを含有する固体触媒成分を接触させる
方法としては公知の方法を採用することができる。すな
わち、不活性溶媒の存在下あるいは不存在下に温度20
〜400℃、好ましくは50〜300℃で通常5分〜2
0時間反応させる方法、共扮砕処理による方法、あるい
はこれらの方法を適宜組み合わせることにより反応させ
てもよい。
これらの触媒系において、チタン化合物を有機カルボン
酸エステルとの付加物として使用することもでき、また
前記したマグネシウムを含む無機固体化合物を有機カル
ボン酸エステルと接触処理させたのち使用することもで
きる。また、有機アルミニウム化合物を有機カルボン酸
エステルとの付加物として使用してもなんら支障がない
。さらには、あらゆる場合において有機カルボン酸エス
テルの存在下に調製された触媒系を使用することもなん
ら支障な〈実施できる。
ここで有機カルボン酸エステルとしては各種の脂肪族、
脂環族、芳香族カルボン酸エステルが用いられ、好まし
くは炭素数7〜12の芳香族カルボン酸エステルが用い
られる。具体的な例としては安息香酸、アニス酸、トル
イル酸のメチル、エチル等のアルキルエステルを挙げる
ことができる。
上記した固体触媒成分と組み合わせるべき有機アルミニ
ウム化合物の具体的な例としては一般式%式% R3AJ2 X3の有機アルミニウム化合物(ここでR
は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基またはアラ
ルキル基、Xはハロゲン原子を示し、Rは同一でもまた
賃なってもよい)で示される化合物が好ましく、トリエ
チルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ
ヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムエ
トキシド、エチルアルミニウムセスキクロリドおよびこ
れらの混合物等が挙げられる。
有機アルミニウム化合物の使用量はとくに制限されない
が通常チタン化合物に対して0.1〜1000モル倍使
用することができる。
また、前記の触媒系をα−オレフィンと接触させたのち
重合反応に用いることによって、この重合活性を大巾に
向上させ、未処理の場合よりも一層安定に運転すること
ができる。このとき使用するα−オレフィンとしては種
々のものが使用可能であるが、好ましくは炭素数3〜1
2のα−オレフィンであり、さらに好ましくは炭素数3
〜8のα−オレフィンが望ましい。これらのα−オレフ
ィンの例としては、たとえばプロピレン、ブテン−1、
ペンテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1
、オクテン−1、デセン−1、ドデレンー1等およびこ
れらの混合物等を挙げることができる。触媒系とα−オ
レフィンとの接触時の温度、時間は広い範囲で選ぶこと
ができ、たとえば0〜200℃、好ましくは0〜110
℃で1分〜24時間で接触処理させることができる。接
触させるα−オレフィンのけも広い範囲で選べるが、通
常、前記固体触媒成分1g当り1〜so、ooog 、
好ましくは5〜30,000(l程度のα−オレフィン
で処理し、前記固体触媒成分1g当り1〜500gのα
−オレフィンを反応させることが望ましい。このとき、
接触時の圧力は任意に選ぶことができるが、通常、−1
〜100kO/ m −Gの圧力下に接触さぼることが
望ましい。
α−オレフィン処理の際、使用する有機アルミニウム化
合物を全1、前記固体触媒成分と組み合わせたのちα−
オレフィンと接触させてもよいし、また、使用する有機
アルミニウム化合物のうち一部を前記固体触媒成分と組
み合わせたのちα−オレフィンと接触させ、残りの有機
アルミニウム化合物を重合の際に別途添加して重合反応
を行ってもよい。また、触媒系とα−オレフィンとの接
触時に、水素ガスが共存しても支障なく、また、窒素、
アルゴン、ヘリウム等その伯の不活性ガスが共存しても
なんら支障ない。
重合反応は通常のチーグラー型触媒によるオレフィンの
重合反応と同様にして行われる。すなわち反応はすべて
実質的に酸素、水等を絶った状態で、気相、または不活
性溶媒の存在下、またはモノマー自体を溶媒として行わ
れる。オレフィンの重合条件は温度20〜300℃、好
ましくは40〜200℃であり、圧力は常圧ないし70
kO/ ci−G 、好ましくは2ka/cd−Gない
し60kLJ/cIi・Gである。
分子發の調節は重合温度、触媒のモル比等の重合条件を
変えることによってもある程度調節できるが、重合系中
に水素を添加することにより効果的に行われる。もちろ
ん、水素濃度、重合温度等の重合条件の異なった2段階
ないしそれ以上の多段階の重合反応もなんら支障な〈実
施できる。
このようにして製造される本発明のb)成分であるエチ
レン・α−オレフィン共重合体は、(i)密度0.86
0 Q/ci以上0.910g/cm3未満、(ii)
示差走査熱岱測定法(DSC)で示される最大ピーク温
度(Tl)が100℃以上、(iii )沸@n−ヘキ
サン不溶分が10重量%以上、 の性状を示すことが肝要である。
上記密度が0,910 Q/ crtlを越える場合に
はバッグインボックス用内袋として可撓性が低下する懸
念を生じ、密度が0.860 (J/ ctd未満にお
いては引張強度が低下し、融点が低くなり、耐熱性の劣
るものとなる。
また、示差走査熱m測定(DSC)の最大ビーク温度(
Tm )が100℃未満のものはやはり引張強度が低下
し、耐熱性の劣るものとなる。
ざらに、エチレン・α−オレフィン共重合体の沸騰n−
へキサン不溶分が10重j%未満の場合には、非晶質部
分や低分子量成分が多くなり、耐ブロッキング性、耐熱
性、耐油性および強度の劣るものとなる。
該エチレン・α−オレフィン共重合体のMlは好ましく
は0.05〜50 (J/ 101ain、より好まし
くは0.1〜20 g/10111inの範囲である。
本発明においてb)成分として用いるエチレン・α−オ
レフィン共重合体は固体触媒成分としてバナジウムを含
有するものを使用して得られるエチレン・α−オレフィ
ン共重合体とは明確に区別される。
すなわち、バナジウム系触媒による従来のエチレン−プ
ロピレン共重合体等はほとんど結晶性を有しておらず、
結晶部分が存在しても極めて微量である。このためDS
Cによる最大ピーク温度(Tm >も100℃には満た
ず、また沸騰n−へキサン不溶分は存在しないか、存在
しても極めテ微■である。このことは耐熱性や機械的強
度等を要求される用途には用いることができないことを
示すものである。
なお、本発明におけるDSCおよび沸@n−ヘキサン不
溶分の測定方法は次のとおりである。
[DSCによる測定法] 熱プレス成形した厚さ 100μmのフィルムから約5
Rgの試料を秤吊し、それをDSC装置にセットし、1
70℃に昇温してその温度で15 min保持した後降
濡速度2.5℃/minで0℃まで冷却する。
次に、この状態から昇温速度10’C/minで170
℃まで昇温して測定を行う。0℃から 170℃に昇温
する間に現われたピークの最大の頂点の位置の温度をも
ってTmとする。
[沸+111 n−ヘキサン不溶分の測定法]熱プレス
分用いて、厚さ200/ireのシートを成形し、そこ
から縦横それぞれ20mIRX 30mmのシートを3
枚切り取り、それを2重管式ソックスレー抽出器を用い
て、沸111n−ヘキサンで5時間抽出を行う、n−へ
キサン不溶分を取り出し、真空乾燥(7時間、真空下、
50℃)後、次式により沸@n−ヘキサン不溶分を算出
する。
沸騰n−ヘキサン不溶分− (抽出済シートIHa/未抽出シート平@)×ioo 
(重唱%) (3)  c)成分 本発明におい“C用いられるC)成分としては、エチレ
ン・α−オレフィン系共重合体ゴム、ポリイソブヂレン
、およびエチレン−酢酸ビニル共重合体から選ばれる一
種以上が用いられる。ここでエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとは、エチレン・α−オレフィン共共合
合体ゴムたはエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン
共重合体ゴムであり、後者のエチレン・α−オレフィン
・非共役ジエン共重合体ゴムがとくに好ましい。これら
の共重合体ゴムは非品性の共重合体であり、通常バナジ
ウム系触媒によって製造される。
エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム成分中のα−
オレフィンとしてはプロピレン、ブテン−1、ペンテン
−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1等が挙げられる。とくに好ましくはプロピレンで
ある。
非共役ジエンとしでは、1.4−ヘキサジエン、1.6
−オクタジエン、ジシクロペンタジェン、ごニルノルボ
ルネン、エチリデンノルボルネン等が挙げられる。好ま
しくは、1,4−へキサジエンやエチリデンノルボルネ
ンである。
本発明において用いられるエチレン・α−オレイン系共
重合体ゴムのムーニー粘度(ML、+4゜100℃)は
10〜95程度のものが好ましい。エチレン・α−オレ
フィン系共重合体ゴムのムーニー粘度が10より小さい
と、オレフィン系重合体組成物の引張強度が低下したり
、表面がべたついたりして望ましくない。ムーニー粘度
が95を越えるとオレフィン系重合体組成物のヒートシ
ール強度が低下して好ましくない。
(4) オレフィン系重合体組成物の製造法本発明にお
いて用いられるオレフィン系重合体組成物の配合組成は
、a)/b)/C)の重量比が55〜9015〜351
5〜15であり、好ましくは60〜80/13〜27/
7〜13である。
a)成分の■が90重量%を越えると柔軟性がなくなり
低温ヒートシール強度が低下する。また55重量%より
少なくなると耐熱性が低下し、かつ耐油性が悪くなるた
め望ましくない。b)成分のmが35重世%を越えると
耐熱性が低下し、一方5重量%より少なくなると耐ブロ
ッキング性が低下する。またC)成分は15重量%を越
えると耐ブロッキング性が低下し、かつ耐熱性も低下す
る傾向を示し、5重ω%より少ないと低温ヒートシール
強度が低下する。
本発明に用いるオレフィン系重合体組成物を製造するに
は、前記a)、b)およびC)成分を均一にブレンドす
ればよい。ブレンド方法としては任意の公知技術が使用
でき、代表的な例としては、ヘンシェルミキサー、押出
機、タンブラ−等の通常の混線機を用いて、トライブレ
ンド、溶融混合等の方法により行われる。
(5) 気体遮断性材料 本発明において用いられる気体遮断性材料としては、ポ
リアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルア
ルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の
樹脂フィルムまたはアルミニウム箔等の金属箔等が挙げ
られる。とくに気体透過性が小さく加工性の良好なエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が好ましい。さらに
はエチレン含有線20〜50モル%、酢酸ビニル部分の
ケン化度90モル%以上の組成を有するものがより好ま
しい。
(6) 接着剤 本発明のバッグインボックス用内袋の積層フィルムを製
造するための接着剤としては、ウレタン系樹脂、アイオ
ノマー樹脂すなわちエチレンとアクリル酸等との共重合
体を金属カチオンにより架橋したポリマー、あるいは各
種のポリオレフィンまたはゴムに不飽和カルボン酸また
はその誘導体を反応させた変性ポリオレフィンまたは変
性ゴム等が挙げられ、とくに限定するものではないが、
変性ポリオレフィンを含む重合物が好ましい。
上記の変性に用いられるポリオレフィンとしてはポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−
メチルペンテン−1等のオレフィン単独重合体、あるい
はエチレン、プロピレン、ブテン−1,4−メチルペン
テン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の相互共重合
体、エチレンと酢酸ビニル共重合体およびそのケン化物
等のエチレンとビニルエステルとの共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エヂル共重合体、エヂレンー
メタクリル酸エチル共重合体等のエチレンと不飽和カル
ボン酸、不飽和カルボン酸エステル等との共重合体およ
びそれらの混合物等が挙げられる。
またゴムとしては、ポリイソブチレン、スチレン−ブタ
ジェン共重合体ゴム、ブタジェン−アクリロニトリル共
重合体ゴム、ポリブタジェンゴム、クロロブレンゴム、
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピ
レン−非共役ジエン共重合体ゴム、天然ゴム、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ゴム、液状ポリブタジェンおよび
それらの混合物等が挙げられる。
上記変性物の態様としてはポリオレフィンまたはゴムを
それぞれ単独で変性したもののほか、ポリオレフィンに
ゴムを配合したポリオレフィン組成物を変性したものも
包含するものであり、ゴムの配合ωは、ポリオレフィン
100重陽部に対して、1〜40重量部、好ましくは2
〜30重量部である。
上記配合Rが1重量部未満では接着力の改良効果が十分
でなく、40重置部を越える場合には、用途、目的等に
よっては耐熱性、強度等の低下を生じるので好ましくな
い。
本発明に使用する不飽和カルボン酸としてはアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、
イタコン酸、シトラコン酸等の一塩基酸d3よび二基す
酸が挙げられる。また不飽和カルボン酸の誘導体として
は上記不飽和カルボン酸の金Ji1塩、アミド、イミド
、エステル、無水物等が挙げられるが、これらのうち無
水マレイン酸が最も好ましい。
上記不飽和カルボン酸またはその誘導体(以下単に不飽
和カルボン酸と称す)の添加量は、前記のポリオレフィ
ン、ゴムまたはポリオレフィン組成物に対して不飽和カ
ルボン!i!fiが0905〜5重ω%、好ましくは0
.1〜3重量%であり、好ましくは有機過酸化物の存在
下で加熱して反応変性させる。
上記不飽和カルボン酸聞が5重量%を越えるときは付加
反応の伯に分解、架橋反応が併発するおそれが生じ、ま
た0、05重重徂未満においては接着性が不十分であり
目的を達成し得ない。
また有機過酸化物としては、たとえばベンゾイルパーオ
キシド、ラウリルパーオキシド、アゾビスイソブチロニ
1−リル、ジクミルパーオキシド、℃−ブチルヒドロパ
ーオキシド、α、α′ −ビス(t−ブヂルパーオキシ
ジイソブロビル)ベンゼン、ジー [−プチルパーオギ
シド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)−3−ヘキシン等が好適に用いられ、前記ポリ
オレフィン、ゴムまたはポリオレフィン組成物100重
量部に対し0.005〜2.0型組部、好ましくは0.
01〜1.0小母部の範囲で使用される。有機過酸化物
の添加量が、0.005重量部未満では実質上変性効果
が発揮されず、また2、0重R部を越えて添加してもそ
れ以上の効果を得ることが困難であるとともに、過度の
分解あるいは架橋反応等を起こすおそれがある。
上記不飽和カルボン酸の付加反応は、押出機内あるいは
バンバリーミキサ−等の混練機内等で無溶媒下で溶融混
合して反応させる方法、またはベンゼン、キシレン、ト
ルエン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン等の脂肪族炭化水素等の溶媒中で加熱混合して反応
させる方法等があり、とくに限定されないが、操作が簡
単であること、経済性にすぐれていること、後工程との
連続性等から押出機内で行うことが好ましい。
本発明においては接着剤として前記ポリオレフィン、ゴ
ムまたはポリオレフィン組成物の各変性物をそのまま用
いてもよいが、これらの変性物を前記の未変性ポリオレ
フィンまたは未変性ゴムで希釈して接着剤組成物として
用いることもできる。
たとえば変性ポリオレフィンは未変性ゴムで、変性ゴム
または変性したポリオレフィン組成物は未変性ポリオレ
フィンで希釈する等の方法を用いることができる。希釈
にあたっては、接着剤組成物中の不飽和カルボン酸量を
0.05〜5.0重量%の範囲に調節することにより、
接着性を損わずに適用することができる。
(7) 積層フィルムの製造法 本発明の積層フィルムの製造方法としては多層ダイを用
いで押出瀕で溶融された樹脂をダイス先端で接合さぜ積
h′4構造とするインフレーション法、多層Tダイ法等
の共押出成形法の他に、多層ブロー成形法、射出成形法
等の通常の成形法が適用され、とくに限定されない。
本発明に用いるフィルムの積謂構造は、オレフィン系張
合体組成物/接着剤/気体遮断性材料/接着剤/オレフ
ィン系重合体組成物とすることが好ましい。また積層フ
ィルム全体の厚さは50〜500μmが用いられるが、
とくに70〜200μmの範囲が好ましい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のバッグインボックス用内
袋は、特定のエチレン・α−オレフィン系共重合体等3
種を配合した組成物からなる両表面層と、気体遮断性材
料からなる中央層とを接着・Fi!i層させてなるフィ
ルムを用いることにより、バッグインボックス用内袋と
して要求される耐水性、耐薬品性、耐油性、耐溶剤性お
よび酸素遮断性等の基本的性状を十分満足してその内容
液の品質を長!!11間保持することができるとともに
、とくにガセット型バッグインボックス用内袋に必要と
される耐熱性、低温ヒートシール強度および耐ブロッキ
ング性の相互間のバランスが非常にすぐれたものである
したがって、本発明のバッグインボックス用内袋は、広
範囲な温度条件、粗雑な運搬作業条件等に起因する問題
点、空袋保管中の相互付着の問題等をすべて解決するこ
とができ、ブロー型のみならず、とくにガセット型に好
適に用いることができる。
[実施例および比較例] 以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。なお実施例および比較例にお、ける性状の測定
は下記の方法によった。
(耐熱性) バッグインボックス用内袋(容Q20J ) 5個に9
5℃の熱水を満たして放冷し、シール面のはく離等破損
の有無を観察し、5個中の破損個数で表示した。
(落下試験:低温ヒートシール強度) 低温ヒートシール強度の実用的な試験として、バッグイ
ンボックス用内袋(8吊201 )5個に5℃の冷水を
満たし、90 artの高さから床に落下させてヒート
シール部の破損の有無を観察し、5制中の破損個数で表
示した。
(耐ブロッキング性) フィルムを流れ方向に幅20m+11.長さ約250m
mの短さく形に切り取って試験片とし、2枚1組で5組
用意した。内面どうしを長さ50mmだけ重ね合わせ、
重ね合わせた試験片の上に10 kgのおもりを乗せて
50℃のオーブンに5hr入れた後、取り出して引張り
試験を行った。引張り速度500mm /min、グリ
ップ間隔150+1111とし、試験片5組のはく離強
度の平均値を求め、この値を次の4段階に分類した。: 等級   はく離強度   ブロッキング(k/20m
m幅) A        2.0未満   なし82.0以上
2.5未満   なし C2,5以)13.0未満   ややありD     
3,0以上       あり上記の等級の記号で耐ブ
ロッキング性を表示した。
実施例1〜9および比較例1〜5 (オレフィン系重合体組成物の製造) 両表面層として用いるオレフィン系重合体組成物のa)
、b)およびC)成分を次のとおり準備した。
a)成分: (A>エチレン−ブテン−1共重合体 (密度0,920 (J/ail、 M I  O,8
(]/10 min;商品名二ロ石すニレックスA F
 1210、日本石油化学■製) (B)エチレン−ブテン−1共重合体 (密U 08935 (i/1m1l、M I  2.
00/101n:商品名:日石すニレックスA F 3
710、日本石油化学■¥J) b)成分: 実質的に無水の塩化マグネシウム、1,2−ジクロルエ
タンおよび四塩化チタンから得られた固体触媒成分とト
リエチルアルミニウムからなる触媒を用いて、エチレン
とブテン−1およびプロピレンとの重合を行い、下記に
示すような共重合体を得た。
(C)エチレン−ブテン−1共重合体 (密度0.896 g/cm3、 M I  O,9Q
/ 10111in)(D)エチレンニプロピレン共重
合 体(密度0.870 g/crl、 M I  O,9
(J/ 10 m1n)また実質的に無水の塩化マグネ
シウム、アントラセンおよび四塩化チタンから19られ
た固体触媒成分とトリエチルアルミニウムからなる触媒
を用いて、エチレンとプロピレンおよびブテン−1との
重合を行い、下記に示すような共重合体を得た。
(E)エチレンーブOピレン共重合体 (密度0.890 Q/d、 M I  1.0 (i
/10 m1n)(F)エチレン−ブテン−1共重合体 (密度0.905Q1cm、M I  1,0 !1/
10 min>C)成分: (G)エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合体ゴム(EPDM) (密度0.86  Qlc!、ムーニー粘度(MLI−
14’100℃)88:商品名:EP57P、日本合成
ゴム(j/JwlJ> (H)エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR) (密度0,86  Q/Cd、ムーニー粘度(MLHヰ
100℃)10;商品名:EPO7p、日本合成ゴム■
製) (i)エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)(酢酸
ビニル含量15重の%、M I  1.Oo/10 m
1n)Ll)ポリイソブチレン(PIB) (商品名:ビスタネックスMML−120:エツソ化学
(4勾製) (K)エチレン−プロピレン系共重合体(密度0.88
  Q/ci1M I  0044 g/10 min
;商品名:タフマーP −0680、三井石油化学工業
■製)上記a)、b)およびC)成分の重量比が所定1
直になるようトライブレンドを行い、オレフィン系重合
体組成物、すなわち両表面層の材料を調製した。使用し
たa)、b)およびC)成分の種類、物性値J3よび添
加量を第1表に示す。なお第1表中、C6不溶分は沸騰
n−ヘキサン不溶分を示す。
〈気体遮断性材料) 気体遮断性材料としては、エヂレン〜酢酸ビニル共重合
体ケン化物(商品名:エバールED−F。
■クラレ製)を用いた。
(接着剤) 接着剤としては次のようにして製造したちのを用いた。
直鎖低密度ポリエチレン(エチレン−ブテン−1共重合
体、密度0.922 Q/ crl 、 M (2,0
(i/ 10w1n)  1100ff1f部およびポ
リイソブチレン(商品名:ビスタネックス MML−1
40:エツソ化学■製)10重量部の混合物を100重
R部とし、これに無水マレイン酸0.2重口部J3よび
有機過酸化物(2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)−3−ヘキシン’>  0.02重量
部を加え、バンバリーミキサ−を用いて200℃で15
 min混練し反応させて変性物を得た。
(積層フィルムの製造) 前記のオレフィン系重合体組成物、気体遮断性材r8I
および接着剤を多層ダイに供給し、ダイ温度220℃で
インフレーション法により5層フィルムを作製した。積
層フィルム各層の厚さは、オレフィン系重合体組成物層
60μm/接着剤層10μm/気体遮断性材料層10μ
m/接着剤層10μm/オレフィン系重合体組成物層6
0μmとした。
(バッグインボックス用内袋の製造) 」−記積層フイルムを用い、ヒートシールにより古川2
0.iのガセット型バッグインボックス用内袋を製造し
た。
このようにして得られたバッグインボックス用内袋の性
状の評価結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、a)、b)およびC)成分
の配合組成が本発明の範囲内である実施例1〜9のバッ
グインボックス用内袋は、いずれら耐熱性、低温ヒート
シール強度および耐ブロッキング性のすべてにおいてす
ぐれている。これに対し、a)、b)およびC)成分の
いずれかが本発明の範囲外である比較例1〜5は耐熱性
、低温ヒーi〜シール強度および耐ブロッキング性の少
なくともいずれかにおいて劣っていることがわかる。
実施例10〜13 オレフィン系重合体組成物は実施例2と同一のものを、
気体遮断性材料は実施例1〜9と同一のものを使用し、
接着剤は次のとおり調製した。
(接着剤) ポリオレフィン (L)直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)(エチレ
ン−ブテン−1共重合体、密度0.922Q/ crj
、 M I  2.OQ/ 10 m1n)ゴ  ム (M)ポリイソブチレン(PIB) (商品名:ビスタネックス MML−140:エツソ化
学■製) (N)エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR) (密度0,860 (J/cat、 M I  2.O
a/ 10 min:商品名:EPOIP、日本合成ゴ
ム@J¥A)ポリオレフィン組成物の 性 上記LLDPE100重帝部およびPIBまたはEPR
を所定量添加した混合物を100ffl fB部とし、
これに無水マレインI O,2重R部および有機過酸化
物(2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)−3−ヘキシン)  0.02重型部を加え、バ
ンバリーミキサ−を用いて200℃で15 min混練
し、接着性樹脂を得た。使用した接着剤各成分の配合組
成を第2表に示す。
さらにこれら接着剤を用い、実施例1〜つと同様にして
積層フィルムを作製した。
上記積層フィルムから幅15mmの試験片を作製し、テ
ンシロン引張り試験機を用いて、角度180°、引張り
速度50nun/ minで引張ったときの層間はく頭
強度を第2表に示す。またこの積層フィルムを用いてガ
セット型バッグインボックス用内袋(20ツJ)を作製
し、前記の低温ヒートシール強度の試  間膜を行った
。この結果も第2表に示す。       ト第2表 第2表から明らかなように、実施例10〜13のバグイ
ンボックス用内袋は、いずれも接着剤の層はく離強度が
高い値を示し、その結果低温ヒーシール強度がすぐれて
いることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オレフィン系重合体組成物からなる両表面層と、気
    体遮断性材料からなる中央層とを接着剤を用いて積層さ
    せてなる積層フィルムを用いたバッグインボックス用内
    袋において、 上記オレフィン系重合体組成物が a)密度0.910〜0.940g/cm^3であるエ
    チレン・α−オレフィン共重合体55〜90重量%、b
    )少なくともマグネシウムおよびチタンを含有する固体
    触媒成分と有機アルミニウム化合物とからなる触媒の存
    在下で、エチレンと炭素数3〜12のα−オレフィンと
    を共重合させて得られ、(i)密度0.860g/cm
    ^3以上0.910g/cm^3未満、(ii)示差走
    査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温度100℃
    以上、(iii)沸騰n−ヘキサン不溶分10重量%以
    上の性状を有するエチレン・α−オレフィン共重合体5
    〜35重量%、 ならびに c)エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム、ポリイ
    ソブチレンおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体から選
    ばれる一種以上5〜15重量% からなることを特徴とするバッグインボックス用内袋。 2、前記c)成分が、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
    ムまたはエチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体
    ゴムである特許請求の範囲第1項に記載のバッグインボ
    ックス用内袋。 3、前記気体遮断性材料が、エチレン−酢酸ビニル共重
    合体ケン化物である特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載のバッグインボックス用内袋。 4、前記接着剤が、変性ポリオレフィンを含む重合物で
    ある特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のバッ
    グインボックス用内袋。 5、前記変性ポリオレフィンが、不飽和カルボン酸また
    はその誘導体で変性されたものである特許請求の範囲第
    4項記載のバッグインボックス用内袋。 6、前記不飽和カルボン酸またはその誘導体が、無水マ
    レイン酸である特許請求の範囲第5項記載のバッグイン
    ボックス用内袋。
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