JPS62130374A - 腕時計用内装部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高吸水性樹脂により風防ガラスのくもりを防止
した腕時計に関するものである。

〔従来の技術〕

一般的に腕時計用の風防ガラスのくもり防止には、風防
ガラス内面に親水性樹脂を塗布し、浸入した水分をその
親水性樹脂層に吸着させ、くもり防止を行っている。第
２図は、防曇処理を施した腕時計の断面構造を示す部分
断面図であり、１ａは風防ガラス、２ａは親水性樹脂製
コーテイング膜、６ａはプラスチック中枠（以下プラ中
枠と記載する）、４ａはムーブメントを示す。

風防ガラス１ａの内面に塗布焼付した親水性樹脂製コー
テイング膜２ａによって、時計内部に浸りが発生するの
を防いでいる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

親水性樹脂の風防ガラス内面へのコーティングは、腕時
計内部に浸入した水分によるくもり防止に大変効果があ
り有効な手段ではあるが、柔い樹脂コーテイング膜のた
めにキズがつきやすく、有機溶剤におかされやすいため
取扱いが大変めんどうであり、さらに紫外線による劣化
もある。

また、浸入した水分の吸着量に限界があり、そのため親
水性樹脂製コーテイング膜を厚く塗布する必要があるが
、コーテイング膜の均一性、密着性等の理由により厚づ
げが困難であり、コーティングの作業が大変段しい。

その上水分吸着後の親水性樹脂コーテイング膜は若干の
色調の変化が見られ、外観品質にも問題があった。

脂含有プラ中枠をセットしたものは、風防ガラス内面に
、全くくもりが発生せず、この高吸水性樹脂含有ブラ中
粋に蒸発した水分が吸着し、効果が大変大きいことが解
った。また試験後のガラス内面の色調変化も従来品とち
がりてまった（ない。

尚、本発明では、ＡＢＳ樹脂よりなるプラ中枠に高吸水
性樹脂を添加しているが、例えば、高吸水性樹脂を添加
したＡＢＳ樹脂で薄いシートを作りウラブタ内面や文字
板の裏面に貼付ることでも効果があり、またＡＢＳ樹脂
の代りにポリアセタール樹脂を使用しても同様に実施で
き、さらに高吸水性樹脂を塗料の中に含浸せしめ腕時計
側の内面に塗装することでも効果を発揮する。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかのように、本発明によれば、高吸水
性樹脂を含有したプラ中枠等の腕時計用内装部品を腕時
計側に内蔵させることにより、防水腕時計側にかりに水
分が浸入したとしても、風防ガラス内面に水分が蒸発し
凝縮することなしに、はとんどが、本発明の高吸水性樹
脂含有腕時計用内装部品に吸着することで、すぐれた風
防ガラスのくもり防止効果を発揮することができる。ま
た防曇膜を風防ガラス内面に形成する必要がないので、
加工性、作業性が向上され、その上外観品質も向上する
ことができ、極めて効果の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の実施例を示し腕時計の部分断面図、
第２図は、従来の腕時計の部分断面図を示しである。 １・・・・・・風防ガラス、 ２・・・・・・高吸水性樹脂含有プラ中枠、３・・・・
・・ムーブメント、 ４・・・・・・ウラブタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＡＢＳ樹脂、ポリアセタール樹脂等に高吸水性樹脂を含
   有したことを特徴とする腕時計用内装部品。