JPS62129337A - 高屈折率および低黄色度の重合体の製造用組成物 - Google Patents

高屈折率および低黄色度の重合体の製造用組成物

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JPS62129337A
JPS62129337A JP27641686A JP27641686A JPS62129337A JP S62129337 A JPS62129337 A JP S62129337A JP 27641686 A JP27641686 A JP 27641686A JP 27641686 A JP27641686 A JP 27641686A JP S62129337 A JPS62129337 A JP S62129337A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F18/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid
    • C08F18/24Esters of carbonic or haloformic acids
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
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    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背゛景 脂肪族ポリオールポリ (了りルカーボネート)単量体
、とりわけジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
ート)が多年眼用レンズの製造に使用されてきた。その
ようなレンズは未染色のとき低黄色度、相当の硬さ、お
よび大部分でなくても多くの眼用途に十分である屈折率
を示す。しかし、通常脂肪族ポリオールポリ (アリル
カーボネート)の重合体により与えられるものよりも高
い屈折率の重合体レンズに対する要求がある。
この要求は所定の大きさ、最小の厚さおよび視力矯正の
レンズの製造に要求される材料の量の減少に対する要望
に集中し、その体積の減少は高い屈折率を有する重合体
材料の使用により達成することができる。ビスフェノー
ルビス(アリリックカーボネート)官能単量体から形成
した重合体がしばしば脂肪族ポリオールポリ (アリル
カーボネート)単量体から形成したものよりも高い屈折
率を有することが知られているが、しかし前者の重合体
は通常眼用目的に広範に許容されるものを越える黄色度
を示す。
本発明は高い屈折率および低い黄色度を有する重合生成
物、並びに遊離基重合してそのような重合生成物を生成
できる重合性均一組成物を指向する。
ビスフェノールビス(アリリックカーボネート)官能物
質を含む重合性組成物から形成される重合生成物の黄色
度が、1種またはより多(のシクロヘキセン系化合物を
重合性組成物中に包含させれば低下できることが見出さ
れた。
従って、本発明の一態様は、(i)ビスフェノールビス
(アリリックカーボネー日官能単量体、(ii )その
ような単量体のプレポリマー、または(iii )それ
らの混合物を含むビスフェノールビス(アリリックカー
ボネート)官能物質を含む重合性均一組成物であって、
前記組成物がまた黄色度低下量の(a)シクロヘキセン
系化合物またはそのようなシクロヘキセン系化合物の混
合物であるシクロヘキセン系物質および適宜(b)1種
またはより多くの他の物質を含むことを特徴とする重合
性均一組成物である。
発明の詳細な説明および特許請求の範囲に用いた「黄色
度低下量のシクロヘキセン系物質」は重合性組成物から
形成される重合生成物の黄色度を、シクロヘキセン系物
質を含まない類似の重合性組成物から同一条件下に形成
された重合生成物の黄色度よりも低下させる量の、重合
性物質中のシクロヘキセン系物質を意味する。
本発明の他の態様は重合生成物が第1態様の重合性均一
組成物の遊離基重合により生成され、重合生成物が少く
とも0の15−秒バーコル(Barc−ol)硬さ、約
3.3鶴の試料厚さにおける約4またはそれ以下の黄色
度指数、および20℃、589.3ナノメートルの波長
における少くとも約1.52の屈折率を有することを特
徴とする重合生成物である。
多くの場合本発明の重合性均一組成物は流し込み性であ
る。発明の詳細な説明および特許請求の範囲に用いた「
流し込み性」という語は組成物の粘度が十分低く眼用レ
ンズおよびレンズブランクの注型に普通に使用される型
中に流し込むことができることを意味する。関連温度は
通常室温であるが、しかし若干の場合に多少高い温度を
用いて粘度を低下させて流し込みを容易にする。組成物
が遊離基開始剤を含む場合に温度は通常、重合を開始さ
せる温度以下であるべきである。通常、物質の粘度は2
5℃で少くとも約6,000センチポアズ程度に低い。
多くの場合に粘度は25℃で少くとも約2.000セン
チポアズ程度に低い。しばしば粘度は25℃で少くとも
約500七ンチポズ程度に低い。粘度が25℃で約10
0センチポアズ程度に低いことが好ましい。
ビスフェノールビス(アリリックカーボネート)官能単
量体は該技術において知られた手順により製造すること
ができる。1つの方法では適当なアリルアルコールをホ
スゲンと反応させて相当するクロロギ酸アリルを生成さ
せ、次いでそれを所望のビスフェノールと反応させる。
他の方法ではビスフェノールをホスゲンと反応させてビ
スフエノ−ルのビスクロロギ酸エステルを生成させ、次
いでそれを適当なアリルアルコールと反応させる。
第3の方法ではビスフェノール、適当なアリルアルコー
ルおよびホスゲンを混合して反応させる。
これらの反応のすべてにおいて、反応物の割合はは\化
学量論量であるが、しかしホスゲンは、望むならば実質
的に過剰に使用することかできる。
クロロギ酸エステル形成反応の温度は、好ましくない副
生物の形成を最少化するために、好ましくは100℃以
下である。通常、クロロギ酸エステル形成反応の温度は
約O〜約20℃の範囲にある。
カーボネート形成反応は通常はV′同じ温度で行なわれ
るけれども、より高い温度を用いることができる。適当
な酸受容体例えばピリジン、第三級アミン、アルカリ金
属水酸化物、またはアルカリ土類金属水酸化物を、望む
ときには用いることができる。例えば米国特許第2.4
55.652号、第2,455,653号および第2,
587,437号参照。
通常、ビスフェノールビス(アリリックカーボネート)
官能単量体にはオキシ、スルホニル、チオ、アルカンジ
イル、またはアルキリデンにより分離された少くとも2
個のフェニレン基を含むビスフェノールビス(アリリッ
クカーボネート)官能単量体化合物またはそのような化
合物の混合物が含まれる。
好ましくは、ビスフェノールビス(アリリックカーボネ
ート)官能物質にオキシ、スルホニル、チオ、アルカン
ジイル、またはアルキリデンにより分離された少くとも
2個のフェニレン基を含むビス(アリリックカーボネー
ト)官能単量体化合物またはそのような化合物の混合物
が含まれる。
殊に有用な単量体化合物のサブクラスは式、〔弐′中、
(al単量体化合物の各Rは独立に水素、ハロ、アルキ
ルまたはアルコキシであり、(bl単量体化合物の各Q
は独立にオキシ、スルホニル、チオ、アルカンジイルま
たはアルキリデンであり、(c) R+およびR2は各
独立に水素またはメチルであり、(dl nの値はO〜
約3の範囲内の整数である〕により示される。
多くの場合に、Rにより示される種々の基は同一である
か、または若干が他と異なる。Rがハロゲンであるとき
、最も普通にはクロロまたはブロモである。Rがアルキ
ルであるとき、それは通常1〜約4個の炭素原子を含み
、メチルが好ましい。
Rがアルコキシであるとき、それは通常1〜約4個の炭
素原子を含み、メトキシが好ましい。各Rが水素である
ことが殊に好ましい。
同様に、nが正の整数であるとき、Qにより示される種
々の基は同一であることができ、またはそれらが異なる
ことができる。Qがアルカンジイルであるとき、それは
通常2〜約4個の炭素原子を含み、エタンジイルが好ま
しい。Qがアルキリデンであるとき、それは通常1〜約
5個の炭素原子を含み、メチルエチリデンすなわちイソ
プロピリデンが好ましい。
R8とR2とは異なることができるが、しかし通常それ
らは同一である。R,とR2とがともに水素であること
が好ましい。
個々の化合物に対して、nはO〜約3の範囲内の整数で
ある。多くの場合にnは0または1である。好ましくは
nの値はOである。nの値は個々の化合物に対して整数
であるけれども、式Iを用いてそれに属する化合物の混
合物を示すときには、それは0〜約3の範囲内の整数ま
たは分数であることができる。
好ましい単量体化合物は式、 ■ 〔式・中、(al単量体化合物の各Xは独立に水素、り
ロロまたはブロモであり、(bl Qはオキシ、スルホ
ニル、チオ、アルカンジイルまたはアルキリデンであり
、(C) R、およびR2は各独立に水素またはメチル
である〕 により示されるものである。Q、R,およびR2に関す
る上記論議は式■に適用できる。Xにより示される基の
若干は他と異なることができるが、しかし好ましくはX
により示される基はすべて同一である。
本発明に使用できる単量体化合物の例には、ビスフェノ
ール類のビス(アリルカーボネート)およびビス(メタ
リルカーボネート)例えば4.4′−(1−メチルエチ
リデン)ビス(フェノール)、4.4’−(1−メチル
エチリデン)ビス(2,6−ジブロモフェノール)、4
.4’−(1−メチルエチリデン)ビス(2,6−ジク
ロロフェノール)、4.4’−(1−メチルエチリデン
)ビスフェノール、4.4’−(メチレン)ビス(フェ
ノール)、2.2’−(メチレン)ビス(フェノール)
、4I4′−(スルホニル)ビス(フェノール)、4.
4’−(チオ)ビス(フェノール)、 4.4’−(オ
キシ)ビス(フェノール)、4.4’−<オキシ)ビス
(クロロフェノール)、4.4’−(オキシ)ヒス(ジ
メチルフェノール) 、4.4’−Cl3−フェニレン
ビス(1−メチルエチリデン)〕ビス(フェノール)、
4.4’−[1,3−フェニレンビス(1−メチルエチ
リデン)〕ビス(フェノール)、3.3’−(1,4−
フェニレンビス(オキシ)〕ビス(フェノール) 、4
.4’−(1,4−フェニレンビス(オキシ)〕ビス(
フェノール)、4.4’−C〔2,5−ビス(1,1−
ジメチルエチル)−1,4−フェニレンビス(オキシ)
〕ビス〔2,6−ヒス−1,1−ジメチルエチル)フェ
ノール〕おヨヒ4.4 ’ −[1,4−フェニレンビ
ス(スルホニル)〕ビス(フェノール)が含まれる。
好ましい単量体化合物は4.4’−(1−メチルエチリ
デン)ビス(フェノール)のビス(アリルカーボネート
)であり、それは通常ビスフェノールAビス(アリルカ
ーボネート)として知られている♂ 種々のシクロヘキセン系化合物を本発明の実施に使用で
きる。通常シクロヘキセン系物質には式、〔式中、(a
l各Yは独立に1〜約4個の炭素原子を含むアルキルで
あり、(b) Zはヒドロキシル、2−オキソエチル、
1〜約3個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル、2〜
約5個の炭素原子を含むアルコキシカルボニル、または
R3C(0)○R4(式中、R3は1〜約4個の炭素原
子を含むアルキルであり、R4は2〜約4個の炭素原子
を含むアルカンジイルまたは1〜約5個の炭素原子を含
むアルキリデンである)であり、(C)yは0〜約3の
範囲内の整数であり、(d) zはOまたは1であり、
(elwは0または1であり、(flzとWとの和は0
または1である〕 により示される少くとも1種のシクロヘキセン系化合物
が含まれる。
メチルはYに用いる好ましいアルキルである。
Yにより示される基は同一であることができ、またはそ
れらが異なることができる。
Zがヒドロキシアルキルであるとき、それは通常ヒドロ
キシメチル、2−ヒドロキシエチルまたは1−ヒドロキ
シ−1−メチルエチルである。Zがアルコキシカルボニ
ルであるとき、それは通常2個または3個の炭素原子を
含む。メトキシカルボニルが好ましい。R3は最もしば
しばメチル、エチルまたはプロピルである。R4がアル
カンジイルであるとき、それは直鎖または枝分れ鎖であ
ることができ、エタンジイルが好ましい。R4がアルカ
ンジイルであるとき、それは通常メチレンまたは1−メ
チルエチリデンである。好ましくはyはOまたは1であ
る。同様に2がOまたは1であることが好ましい。Wが
0であることもまた好ましい。
本発明に使用できるシクロヘキセン系化合物の例には、
シクロヘキセン、α−テルピンオール、チル゛ピネンー
4−オール、α−テルピニルアセタ−ト、α−チルビニ
ルプロピオナート、α−チルビニルブチラード、1−メ
チル−1−シクロヘキセン、3−メチル−1−シクロヘ
キセン、4−メチル−1−シクロヘキセン、メチル1−
シクロヘキセン−1−カルボキシラード、3−メチル−
2−シクロヘキセン−1−オール、3−メチル−2−シ
クロヘキセン−1−オン、4−イソプロピル−2−シク
ロヘキセン−1−オン、3,5−ジメチル−2−シクロ
ヘキセン−1−オン、4.4−ジメチル−2−シクロヘ
キセン−1−オン、イソホロン、 2,6.6−ドリメ
チルー1−シクロヘキセン−1−アセトアルデヒド、お
よび3,5.5−)ツメチル−2−シクロヘキセン−1
−オールが含まれる。好ましいシクロヘキセン系化合物
はシクロヘキセン、α−チルビニルアセタート、α−チ
ルビニルプロピオナートおよびα−チルビニルブチラー
ドである。殊に好ましいシクロヘキセン系物質はシクロ
ヘキセン、α−チルビニルアセタート、またはそれらの
混合物である。
本発明の実施に有用であるビスフェノールポリ(アリリ
ックカーボネート)官能プレポリマーはビスフェノール
ビス(アリリンクカーボネート)官能単量体を部分重合
してかなりのゲル化を招(ことなくアリリック基の一部
を利用することにより製造される。好ましいビスフェノ
ールポリ (アリリックカーボネート)官能プレポリマ
ーは欧州特許庁公表第0.114,782号に詳細に記
載された手順により製造されたものである。
欧州特許庁公表第0.114,782号記載の方法によ
ればビスフェノールビス(アリリックカーボネート)官
能単量体はそのような単量体から生ずる重合体もまた溶
解する溶媒に溶解される。好ましくは、重合を行なうた
めに用いる開始剤もまた溶媒に可溶性である。ビスフェ
ノールビス(アリリックカーボネート)官能単量体、溶
媒および、好ましくは開始剤を含む生じた液体溶液を次
いで、例えば液体溶液を重合温度に加熱することにより
、部分重合させる。重合反応は12%以上のアリルの利
用が達成されるまで、すなわち、単量体中の不飽和炭素
−炭素結合の12%以上が消費されるまで続けられる。
アリルの利用度は液体溶液に加える開始剤の量、部分重
合を行なう温度、および溶媒とビスフェノールビス(ア
リリックカーボネート)官能単量体との比を調整するこ
とにより制御できる。一般に、使用する開始剤の量が多
いほどアリルの利用度は高い。重合の温度が高いほどア
リルの利用度は低い。一定温度で所定量の開始剤を用い
ると、溶媒と単量体との比が高いほどアリルの利用度が
低い。しかし通常、一定温度で溶媒と単量体との比を増
加し、用いる開始剤の量もまた実質的に増加すれば、反
応はゲルの形成なく、少い溶媒を含む系より高いアリル
の利用度に進めることができる。
欧州特許庁出願筒0.114,782号の好ましい態様
において、単量体の量を基にして約0.1〜約1.5重
量%の開始剤、単量体のダラム当り約0.5〜5mlの
溶媒および28〜約100℃の重合温度が使用される。
アリルの利用度は核磁気共鳴(NMR)および赤外(I
R)分光法によりモニターすることができる。生じた組
成物中の溶媒は公知方法により、例えば蒸発または蒸留
により除去することができ、ビスフェノールビス(アリ
リンクカーボネート)官能単量体中のビスフェノールポ
リ (アリリンクカーボネート)官能プレポリマーの溶
液を含む粘性液体が残される。この溶液は、典型的には
25℃で測定して少くとも約100〜約100.000
センチストークス、典型的には約1,000〜40,0
00センチストークス、より典型的には約500〜2,
000センチストークスの動粘度(細管粘度計で測定)
、および約1.1〜約1.23グラム毎立方センナメー
トルの25°Cにおけるかさ密度を有するシロップ状液
体である。溶液はさらに、赤外分光法(IR)または核
磁気共鳴分光法(NMR)により測定して12%以上の
アリルの利用度、好ましくは少(とも15〜50%のア
リルの利用度、殊に好ましい例において約20〜50%
のアリルの利用度を有することを特徴とする。
溶液重合の実施に有用な有機溶媒は単量体および生′す
る重合体と化学的に反応性でなく、単量体より実質的に
低い沸点、すなわち高い蒸気圧、を有し、蒸留により単
量体から容易に分離され、ビスフェノールビス(アリリ
ンクカーボネート)官能単量体および生ずるビスフェノ
ールポリ (アリリックカーボネート)官能プレポリマ
ー(並びに好ましくはまた開始剤)に対する溶媒として
役立つものである。有用な溶媒にはハロゲン化された、
例えば塩素化された、CI”’ Cz炭化水素溶媒、す
なわち塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、二塩化
エチレン、1.1.2−)リクロロ−1,2,2−トリ
フルオロエタン、およびそれらの混合物が含まれる。塩
化メチレンはその高い蒸気圧、低い沸点、分離の容易さ
および比較的低い毒性のために好ましい。
部分重合工程に使用される溶媒の量は単量体のすべてを
可溶化し、生ずるプレポリマーのすべてを溶液中に維持
するのに十分であるべきである。
これは一般に溶媒約0.5〜S nu毎ダラム単量体で
ある。より多量の溶媒は有害な影響な(使用できる。よ
り少量の溶媒は、約17%以上の了りルの利用を用いる
ときにしばしば不溶性、不融性の扱いにくいゲルの形成
を生ずる。
部分重合に有用な開始剤の濃度は用いる条件で所望のア
リルの利用度を生ずるのに十分であるべきであり、一般
に単量体の重量を基にして開始剤0.1〜約1.5重量
%で変動できる。より多量の開始剤は生成物中に残留す
る開始剤、または不融、不溶性の扱いにくいゲルの生成
を生ずることができる。ビスフェノールビス(アリリッ
クカーボネート)官能単量体の溶液重合の実施に有用な
開始剤は遊離基開始剤、例えば有機過酸化物およびアゾ
触媒であり、該技術によく知られている。好ましい遊離
基開始剤は有機ペルオキシ化合物、例えばペルオキシエ
ステル、ジアシルペルオキシド、ペルオキシジカーボネ
ート類およびそのようなペルオキシ化合物の混合物であ
る。
ペルオキシ化合物の例には、ペルオキシジカーボネート
例えばジ−n−プロピルペルオキシジカーボネート、ジ
イソプロビルペルオキシジヵーポネ−’ト、ジ−n−ブ
チルペルオキシジカーボネート、ジ−S−ブチルペルオ
キシジカーボネート、ジイソブチルペルオキシジカーボ
ネート、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカーボ
ネート、ジアセチルペルオキシジカーボネート、ジシク
ロへキシルペルオキシジカーボネート、ジ(4−を−ブ
チルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネートおよび
イソプロピル−5−ブチルペルオキシジカーボネート;
ジアセチルペルオキシド類例えハシアセチルペルオキシ
ド、ジベンゾイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキ
シドおよびジイソブチルペルオキシド;並びにペルオキ
シエステル類例えばt−プチルペルビバラート、t−ブ
チルペルオクトアートおよびt−プチルペルネオデカノ
アートが含まれる。
単に1種のペルオキシ化合物またはペルオキシ化合物の
混合物を望むように用いることができる。
溶液重合は一般に約28〜約100℃の温度で、約1〜
約24時間行なわれる。時間および温度は開始剤および
その濃度、並びに用いる溶媒:単量体比による。
重合性均一組成物中に存在するビスフェノールビス(ア
リリンクカーボネート)官能物質の量は広範な変更が可
能である。通常、ビスフェノールビス(アリリックカー
ボネート)官能物質は重合性均一組成物中に約40〜約
99.9重量%の範囲内の量で存在する。しばしばそれ
は約50〜約99.5重量%の範囲内の量で存在する。
約85〜約99重量%の範囲内の量が好ましい。
同様に重合性均一組成物中に存在するシクロヘキセン系
物質の量は広範に変えることができる。
一般に、シクロヘキセン系物質は重合性均一組成物中に
約0.1〜約5重量%の範囲内の量で存在する。多くの
場合に、それは約0.5〜約4重量%の範囲内の量で存
在する。約1〜約3重量%の範囲内の量が好ましい。
重合性均一組成物中に適宜存在できる多くの物質が存在
する。
非芳香族ビス(アリリ・7クカーボネート)官能単量体
は本発明の重合性均一組成物に適宜存在できる°゛物質
ある。そのような単量体には、線状または枝分れ脂肪族
グリコール、脂環式グリコールまたは少くとも1つの二
価脂肪族部分と少くとも1つの二価脂環式部分とを含む
グリコールのビス(アリリックカーボネート)である1
種またはより多くの非芳香族ビス(アリリックカーボネ
ート)官能単量体化合物が含まれる。これらの単量体は
よく知られた、例えば米国特許第2.370.567号
および第2,403.113号に記載された手順により
製造することができる。後者の特許では、該単量体は非
芳香族グリコールをホスゲンで0〜20℃の温度で処理
して相当するビスクロロギ酸エステルを形成させること
により製造される。次いでビスクロロギ酸エステルを不
飽和アルコールと、適当な酸受容体例えばピリジン、第
三級アミンあるいはアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の水酸化物の存在下に反応させる。あるいは、米国特
許第2.370,567 号に記載されたように、不飽
和アルコールをホスゲンと反応させ、生じたクロロギ酸
エステルをアルカリ性試薬の存在下に非芳香族グリコー
ルと反応させることができる。
非芳香族ビス(アリリンクカーボネート)官能単量体化
合物は式、 (式中、R5は非芳香族グリコールがら誘導された二価
の基であり、各R6は独立に水素、ハロ、または1〜4
個の炭素原子を含むアルキル基である) により示すことができる。アルキル基は通常、メチルま
たはエチルである。最も普通には、Roにより示される
基はともに水素またはメチルであり、水素が好ましい。
非芳香族ビス(アリリックカーボネート)官能単量体化
合物を誘導できる脂肪族グリコールは線状または枝分れ
であり、2〜約10個の炭素原子を含むことができる。
通常、脂肪族グリコールは2〜4個の炭素原子を持つア
ルキレングリコールまたはポリ (CZ〜C4)アルキ
レングリコールである。そのような化合物の例にはエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、’1.4−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1.5−ペンクンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、1.8−オクタンジオール、2−エチ
ルへキシル−1,6−ジオール、1.10−デカンジオ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、テトラエチレングリコール、HOCH2CH2C1h
OC1l□CHzCHzOCIIzCHzCHzOH、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
およびテトラプロピレングリコールが含まれる。他の例
にはアルキレンカーボネートおよびアルキレンエーテル
カーボネートジオール、例えばHOCHzCHzO−C
O−OCI(zcH20HおよびHOCH2C11□0
C11□C+1□0−CO−CtlzCllzCHzC
HzOHが含まれる。
非芳香族ビス(アリリンクカーボネート)官能単量体化
合物を誘導できる脂環式グリコールは通常約5〜約8個
の炭素原子を含む。通常、脂環式グリコールは約6〜約
8個の炭素原子を含む。その例には1,3−シクロペン
クンジオール、1.2−シクロヘキサンジオール、1.
3−シクロヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサン
ジオールおよび1.5−シクロオクタンジオールが含ま
れる。
使用できる少くとも1つの二価脂肪族部分と少くとも1
つの脂環式部分とを含むグリコールの例には4,4′−
メチレンビス(シクロヘキサノール)、4.4’−(1
−メチルエチリデン)ビス(シクロヘキサノール) 、
2.2 ’ −(1,4−シクロヘキサンジイル)ビス
エタノールおよび1.4−シクロヘキサンジメタツール
が含まれる。
非芳香族ビス(アリリンクカーボネート)官能単量体化
合物を誘導できる非芳香族グリコールはまた脂肪族ジオ
ール官能鎖伸張化合物であることができる。アルキレン
オキシド伸張に基くそのような化合物の例にはエチレン
オキシド伸張トリメチロールプロパン、プロピレンオキ
シド伸張トリメチロールプロパン、エチレンオキシド伸
張グリセリンおよびプロピレンオキシド伸張グリセリン
が含まれる。
好ましくは、非芳香族ビス(アリリックカーボネート)
官能単量体化合物は脂肪族ビス(了りすツクカーボネー
ト)官能単量体化合物である。最も普通にはR9は−C
II Z CI□−、−CHzCllz−0−CIIz
Cll□−または−CHzCtl□−0−CH2C11
2−0−C112CI+□−である。
本発明の実施に有用な脂肪族ビス(アリリックカーボネ
ート)官能単量体化合物の特定の例には、エチレングリ
コールビス(2−クロロアリルカーボネート)、エチレ
ングリコールビス(アリルカーボネート)、1.4−ブ
タンジオールビス(アリルカーボネート)、1.5−ペ
ンクンジオールビス(アリルカーボネート)、C6−ヘ
キサンジオールビス(アリルカーボネート)、ジエチレ
ングリコールビス(2−メタリルカーボネート)、ジエ
チレングリコールビス(アリルカーボネート)、トリエ
チレングリコールビス(アリルカーボネート)、プロピ
レングリコールビス(2−エチルアリルカーボネート)
、C3−プロパンジオールビス(了りルカーボネート)
、1.3−ブタンジオールビス(アリルカーボネート)
、1.4−ブタンジオールビス(2−ブロモアリルカー
ボネート)、ジプロピレングリコールビス(7リルカー
ボネート)、トリメチレングリコールビス(2−エチル
アリルカーボネート)、およびペンタメチレングリコー
ルビス(アリルカーボネート)が含まれる。
こ\に意図する発明に利用できる工業上重要な脂肪族ビ
ス(アリルカーボネート)官能単量体化合物は CUZ工CH−CHz−0−C,−0−CHz−Ct(
□−〇−CH2CI+2−0−CHzCHz−0−C−
0−CHzC1l=CHz 、   (V )トリエチ
レングリコールビス (アリルカーボネート) QCH2−CIl=CH2、and      (Vl
 )ジエチレングリコールビス (アリルカーボネート) (■) エチレングリコールビス (アリルカーボネート) である。ジエチレングリコールビス(アリルカーボネー
ト)が好ましい。この化合物を含む単量体は、ビー・ピ
ー・ジー・インダストリーズ社(P P G Indu
stries Inc、)から市販され、商標CR−3
9アリルジグリコールカーボネートのもとで販売されて
いる。
重合性均一組成物中に存在する非芳香族ビス(アリリン
クカーボネート)官能単量体の量は広範に変化させるこ
とができる。それを使用するとき、非芳香族ビス(アリ
リックカーボネート)官能単量体と組成物中に存在する
全エチレン性不飽和物質との重量比は通常約o、i:t
oo〜約20:100の範囲内にある。しばしばその重
量比は約1 : 100〜約15:100の範囲内にあ
る。
約2:LOO〜約10 : 100の範囲内の重量比が
好ましい。
適宜存在できる他の物質は非芳香族ポリ (アリリンク
カーボネート)官能プレポリマーである。
この物質は非芳香族ポリ (アリリックカーボネート)
官能単量体を部分重合して、かなりのゲル化を招かない
でアリリンク基の部分を利用することにより製造される
。好ましい非芳香族ポリ (アリリックカーボネート)
官能プレポリマーは欧州特許庁出願筒0.114,78
2号に詳細に記載された手順により製造されるものであ
る。その製法はビスフェノールビス(アリリックカーボ
ネート)官能単量体よりはむしろ非芳香族ポリ (アリ
リックカーボネート)官能単量体が使用されることを除
いて、ビスフェノールポリ (アリリックカーボネート
)官能プレポリマーの製造に類似する。部分重合後、組
成物中の溶媒を公知技術により、例えば蒸発または蒸留
により除去し、非芳香族ビス(アリルカーボネート)官
能iA量体中の非芳香族ポリ (アリリックカーボネー
ト)官能プレポリマーの溶液を含む゛粘性液体を残すこ
とができる。その溶液は典型的には、25℃で測定して
少くとも約100〜約100.000センチストークス
、典型的には約1.000〜40.000センチストー
クス、より典型的には約500〜2.000センチスト
ークスの動粘度(細管粘度計で測定)および約1.17
〜約1.23グラム毎立方センナメートルの25℃にお
けるかさ密度を有する流し込み性シロップ状液体である
。溶液はさらに、IRまたはNMR分析により測定して
12%以上のアリルの利用、好ましくは少(とも15〜
50%のアリルの利用、殊に好ましい例において約20
〜50%のアリルの利用を有する特徴がある。IR分析
が好ましい。
1例によれば、ジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート)単量体100g、塩化メチレン300m1お
よびジイソプロピルペルオキシジカーボネー)1.1+
nflを含む液体混合物を調製した。液体混合物を瓶に
入れ、瓶を3分間アルゴンでパージした。瓶およびその
内容物を70℃で18時間保ち、次いで25℃に冷却し
た。液体反応混合物を1j2の丸底フラスコに入れて5
0℃で12時間減圧ス) IJッピングした。継いで温
度を1時間60℃にあげ、267パスカルの絶対圧が得
られるまで圧力を下げた。減圧ストリッピング後に残留
した残留物は脂肪族ポリ(アリルカーボネート)官能プ
レポリマーのジエチレングリコールビス(アリルカーボ
ネート)単量体中の溶液であり、1,900センチポア
ズの粘度および34%のアリルの利用を有した。
重合性均一組成物中に存在する非芳香族ポリ(アリルカ
ーボネート)官能プレポリマーの量は広範に変えること
ができる。用いるとき非芳香族ポリ(アリルカーボネー
ト)官能ポリマーと組成物中に存在する全エチレン性不
飽和物質との重量比は通常約0.1:100〜約10:
100の範囲内にある。しばしばその重量比は1:10
0〜約15:100の範囲内にある。約2:100〜約
10:100の範囲内の重量比が好ましい。
適宜存在できる他の物質は式、 (式中、R6は芳香族、非芳香族、または1部芳香族で
1部非芳香族であることができる二価有機基であり、各
R9は独立に水素、ハロ、または1〜約4個の炭素原子
を含むアルキル基である)により示されるジエステルで
ある。通常R1により示される基はともに水素であるか
、またはともにメチルである。これらのジエステルはジ
ヒドロキシ官能物質と1種またはより多くのアクリル酸
とのエステル化生成物である。それらは公知化合物であ
り、周知手順により製造することができる。
重合性均一組成物中に存在するジエステルの量もまた広
く変えることができる。用いるときジエステルと組成物
中に存在する全エチレン性不飽和物質との重量比は一般
に約0.1〜100〜約20:100の範囲内にある。
典型的にはその重量比は約1 : 100〜約15:1
00の範囲内にある。
約2:100〜約10:100の範囲内の重量比が好ま
しい。
存在できるなお他の適宜の物質は式、 (式中、R6は一価有機基であり、R9は水素、ハロ、
または1〜約4個の炭素原子を含むアルキル基である) により示される一官能アクリレートである。
式■により示される一官能アクリレートはそれ自体よく
知られた化合物である。−価有機基R8は脂肪族、脂環
式、芳香族、またはこれらの性質の2つまたはより多く
の組合せであることができる。最もしばしばR8は1〜
約4個の炭素原子を含むアルキル、5〜約8個の炭素原
子を含むシクロアルキル、フェニル、またはベンジルで
ある。
R8がメチル、エチル、イソブチル、シクロアルキル、
フェニルまたはヘンシルであることが好ましい。R7は
通常水素またはメチルである。−官能アクリレートの例
には、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フ
ェニルおよびメタクリル酸ベンジルが含まれる。メタク
リル酸エステル例えばメタクリル酸イソブチルが好まし
い。 重合性均一組成物中に存在する一官能アクリレー
トの量は著しく変えることができる。
−官能アクリレートを用いるとき一官能アクリレートと
組成物中に存在する全エチレン性不飽和物質との重量比
は通常約0.1:100〜約25:100の範囲内にあ
る。しばしばその重量比は約1:100〜約15:10
0の範囲内にある。約2:100〜約10:100の範
囲内の重量比が好ましい。約3.5:100〜約5.5
:100の範囲内の重量比が殊に好ましい。
前に論議されていない1種またはより多くのエチレン性
不飽和単量体は適宜本発明の流し込み可能な重合性組成
物中に存在することができる。そのような単量体の例は
エチレン性不飽和ジカルボン酸のアルキルエステル、エ
チレン性不飽和ジカルボン酸のシクロアルキルエステル
、飽和またはエチレン性不飽和ジカルボン酸のアリルエ
ステル、飽和モノカルボン酸のビニルエステル、安息香
酸ビニル、スチレン、置換スチレン、ジビニルベンゼン
、フタル酸類のジアリリックエステル、トリスおよびよ
り高い官能のアクリレート、トリスおよびより高い官能
のアリリンクカーボネート化合物を含むトリスおよびよ
り高い官能のアリリック化合物である。飽和モノカルボ
ン酸のビニルエステルが4〜約6個の炭素原子を含むこ
とが好ましい。酢酸ビニルが殊に好ましい。用いるとき
これらの物質と組成物中に存在する全エチレン性不飽和
物質との重量比は通常約0.1:100〜約15:10
0の範囲内にある。約0.1:100〜約10:100
の範囲内の重量比が好ましい。用いるとき飽和モノカル
ボン酸のビニルエステルと組成物中に存在する全エチレ
ン性不飽和物質との重量比は約0.1:100〜約15
:100の範囲内にあり、約0.1:100〜約10:
100の範囲内の重量比が好ましい。約2:lOO〜約
6:1 ’OOが殊に好ましい。
好ましいように重合性組成物の重合を熱的に発生ずる遊
離基により開始するとき、重合性組成物は開始剤を含む
。本発明に使用できる開始剤は広範に変えることができ
るが、しかし一般に、それらは熱分解してラジカル対を
生ずる。ラジカル対の一員または両方がよく知られた方
法でエチレン性不飽和基の付加重合の開始に利用される
好ましい開始剤はペルオキシ開始剤である。適当なペル
オキシ開始剤の例には次式、 R+o00R+ +            (X I
 )R+ ocOOR+ I(X III )〔式中、
RIGおよびR11は各独立にフェニル、アルキル部分
が直鎖または枝分れ鎖であり、1〜約10個の炭素原子
を含むフェニルアルキル1〜約20個の炭素原子を含む
直鎖アルキル、3〜約20個の炭素原子を含む枝分れア
ルキル、約5〜約12個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル、または約7〜約12個の炭素原子を含むポリシクロ
アルキルである〕 のいずれかにより示されるものが含まれる。R1゜およ
びRI 1に対して用いる特定の基は同一であることが
でき、またはそれらは異なることができる。
明白にまたは文脈上界なって示されていなければ上記基
はいずれも、それらの数および本性が意図目的に不適当
な開始剤を与えない限り1個またはより多くの小置換基
で置換することができる。
ハロ基、1〜約4個の炭素原子を含むアルコキシ基、1
〜約4個の炭素原子を含むハロアルキル基、および1〜
約4個の炭素原子を含むポリハロアルキル基は使用でき
る置換基の例である。1〜約4個の炭素原子を含むアル
キル基は非脂肪族基上または複合基の非脂肪族部分上の
置換基として使用できる。
R1゜、R1+またはR1゜とR11の両方に対して用
い°るフェニルアルキル基はしばしばアルキル部分中に
1〜約4個の炭素原子を含む。ベンジルおよびフェニル
エチルが好ましい。
枝分れアルキル基はしばしば1−位置または2−位置に
少くとも1つの分枝を存する。多くの場合に、各枝分れ
アルキル基は3〜約8個の炭素原子を含む。好ましくは
各枝分れアルキル基は3個または5個の炭素原子を含む
使用できる枝分れアルキル基の例にはイソプロピル、S
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、1−メチルブチル
、3−メチルブチル、t−ペンチル、1,2−ジメチル
プロピル、ネオペンチル、1−メチルペンチル、2−メ
チルペンチル、L 1−ジメチルブチル、1,2−ジメ
チルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチ
ルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、2−
エチルヘキシル、2.4.4− )リメチルペンチルお
よび1−エチルデシルが含まれる。S−ブチル、t−ブ
チルおよびネオペンチルが好ましい。
シクロアルキルはしばしば約5〜約8個の炭素原子を含
む。
シクロアルキル基の例にはシクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル
およびシクロドデシルが含まれる。
シクロヘキシルが好ましい。
ポリシクロアルキルには典型的には約7〜約10個の炭
素原子が含まれる。
使用できるポリシクロアルキル基には1−ノルボルニル
、2−ボルニルおよび1−アダマンチルが含まれる。
ペルオキシ開始剤の適例には液体芳香族含有ポリ (ア
リルカーボネート)ポリマーの製造に関して前に記載し
たものが含まれる。ジイソプロピルペルオキシジカーボ
ネートおよびベンゾイルペルオキシドは好ましい開始剤
である。
適当なペルオキシ開始剤の他の例には式%式%) (式中、RI 2はt−C4〜C5アルキル例えばt−
ブチルおよびt−アミルであり、RI3はC:I〜C7
アルキルである) により示されるモノペルオキシカーボネート類が含まれ
る。R13の代表的なアルキル基の例には、イソプロピ
ル、n−プロピル、イソブチル、S−ブチル、n−ブチ
ル、S−アミル、イソアミル、n−アミル、S−ヘキシ
ル、イソへキシル、n−ヘキシル、n−ヘプチルおよび
2.4−ジメチル−3−ペンチルが含まれる。R13と
して好ましいものは5−C3〜C7アルキル例えばイソ
プロピル、S−ブチルおよび2,4−ジメチル、3−ペ
ンチルである。殊に好ましいモノペルオキシカーボネー
トはt−ブチルペルオキシイソプロビルカーボネートお
よびL−アミルペルオキシイソプロピルカーボネートで
ある。
単に1種の開始剤または望むように複数の開始剤を使用
できる。
用いるとき、重合性均一組成物中に存在する開始剤の量
は広範に変えることができる。通常開始剤と組成物中に
存在する全エチレン性不飽和物質の重量比は約0.5:
100〜約7:100の範囲内にある。多くの場合に、
その重量比は約1:100〜約5:100の範囲内にあ
る。約2;100〜約4:100の範囲内の重量比が好
ましい。
開始剤の最も好ましい重量比が使用する開始剤の性質(
その活性酸素含量)並びに組成物中に存在する種々のエ
チレン性不飽和物質の性質および割合によることは当業
者により認められよう。
重合性均一組成物中に適宜存在できる池の物質は離型剤
である。用いるときに離型剤は重合性組成物中に完全な
、すなわち破壊なく、ひ−゛割れなく、型から容易に脱
離される注型品を保証する十分な量で使用される。離型
剤は重合性組成物と相容性で注型品の物理的性質に不利
な影響を与えてはならない。より詳しくは離型剤は重合
体の多くの特徴的な物理的性質例えばそのこわさ、硬さ
、光学屈折率、可視光線の透過および光学的透明度に影
響を与える着色の不在に不利に影響してはならない。従
って、離型剤は液体であるべきであり、または、固体で
あれば重合性組成物に可溶性であるべきである。
使用できる離型剤にはアルキルホスフェートおよびステ
アレートが含まれる。離型剤として使用できるアルキル
ホスフェートの中にはモノおよびジ−アルキルホスフェ
ート(並びにモノおよびジ−アルキルホスフェートの混
合物)であり、ツレらはイー・アイ・デュポン社(E、
  1. DuPontde Nemours & C
o、)から商品名オルトレウム(ORTHOLEUM 
(登録商標)3162およびゼレソク(ZELEC(登
録商標))UNのもとで市販されている。これらのアル
キルホスフェートは16〜18個の炭素原子の直鎖アル
キル基を存すると報じれている。
使用できる他の離型剤にはステアリン酸およびステアリ
ン酸の金属塩、例えば金属亜鉛、カルシウム、鉛、マグ
ネシウム、バリウム、カドミウム、アルミニウムおよび
リチウムのステアリン酸塩が含まれる。他の脂肪酸およ
び脂肪酸塩もまた、それらが注型品の物理的性質に不利
な影否を与えなければ使用することができる。該技術に
知られた他の離型剤を使用することができる。
用いるときに離型剤はjfB常、重合性均一組成物中に
、存在する全エチレン性不飽和物質の百方重量部当り約
1〜約2,000重量部(PPM)の離型剤の量で存在
する。多くの場合に約20〜約200PPMが使用され
る。約25〜約100PP!VIが好ましい。
染料は光の高い透過率が必要でないときに存在できる適
宜の物質である。
存在できる適宜の物質の他の例には貯蔵中の安定性を増
加する少量の重合抑制剤および紫外線吸収剤が含まれる
上記適宜の成分のリストは決して網羅的ではない。これ
らおよび他の成分は、それらが良好な重合体配合慣例を
ひどく妨げない限りそれらの慣用目的に対するそれらの
慣用量で用いることができる。
重合性組成物において、エチレン性不飽和物質は使用す
る割合で溶液の形態にあるべきである。
本発明の重合性均一組成物は通常種々の成分を混合する
ことにより製造される。混合は成分の溶解を速めること
が好ましいときに加熱して行なうことができる。しかし
、開始剤が加熱中に存在すれば、温度は通常、重合が開
始されるより低い温度に維持されるべきである。開始剤
の不在のもとて加熱を用い生じた溶液を冷却し、次いで
開始剤および不当な困難なく溶液中に導入できる他の成
分を導入することが好ましい。
本発明の重合性均一組成物は、(アリリックカーボネー
ト)含有組成物を重合して固体、橋かけ重合体を形成す
る公知従来法により遊離基重合(すなわち硬化)するこ
とができる。
好ましくは重合は重合性組成物を遊離基開始剤の存在下
に高温に加熱することにより達成される。
典型的には重合は約28〜約100℃の範囲内の温度で
行なわれる。多くの場合に後硬化、すなわち組成物を実
質上完全に重合させるために必要と思われる時間を越え
る加熱、が使用される。後硬化はしばしば約100℃以
上で、しかし熱劣化が好ましくない黄色度を与える温度
、例えば約125℃、以下で、好ましくは実質上一定ま
たは最大のバーコル硬さに達する十分な時間行なわれる
。例えば表2に示される硬化サイクルに従うとき、重合
物は100℃でさらに1〜4時間以上維持することがで
きる。いずれの理論にも拘束されることを望まないけれ
ども、後硬化の追加の1〜4時間は通常の18時間の硬
化サイクルの終りに未反応で保たれるペルオキシド開始
剤の83〜99.9%を主に開始および連鎖停止反応に
より分解すると思われる。さらに、硬化の追加の1〜4
時間はしばしばバーコル硬さを約5〜8単位増大する。
多くの場合に、重合性均一組成物は重合前に最終固体重
合物品の形状に調和させる。例えば、組成物を平らな表
面上に流し込み、加熱し、それにより重合させ、平らな
シートまたはコーティングを形成させることができる。
なお他の例によれば、重合性組成物を型、例えばガラス
型中に置き、型を加熱して重合を起させ、それにより何
形物品、レンズブランクまたは眼用レンズを形成させる
殊に好ましい態様において組成物はレンズ型に流し込み
、その中で重合させて眼用レンズを製造する。
種々の硬化サイクル、すなわち時間一温度列を重合中に
用いることができる。通常、使用する硬化サイクルはコ
ーティングの大きさ、開始剤の本性およびエチレン性不
飽和物質の反応性を含む若干の因子の考慮に基く。眼用
レンズまたはレンズブランクを注型する若干の標準硬化
サイクルが開発され、これらは表1〜4に示される。こ
れらの標準硬化サイクルは本発明による重合生成物の形
成に有用であるが、しかしそれらは単に例示であり、そ
の他も使用できる。
、表−一」− ジイソプロピルペルオキシカーボネートに対する票準1
化サイクル 累加時間   主ニズヱ蘭皮、互 17      105  (サイクルの末端)裁−2 ベンゾイルペルオキシドに対する標準 18時5 化サイクル 果皿片胛   オーブン温度、℃ 18      105  (サイクルの末端)夫−m
−−1 ベンゾイルペルオキシドに対する 票ン 511 日  ヒサイクル 星皿片皿   オニ13グ利匪工二 〇         90 3.5       96 4.5      109 5      115 (サイクルの末端)表    
4 t−プチルペルオキシイソプロピルカーボネ−1−に・
する標準硬化サイクル 染無片皿   オニ1起’MJLユ1 12      io。
17     120 (サイクルの末端)本発明の重
合生成物は非染色および非着色基準で、高い屈折率を有
するだけでなく、またそれらは低黄色度および眼用目的
に許容される15−秒バーコル硬さ値を示す。本発明の
前は重合生成物中に3つの性質すべてを同時に達成する
ことは達成が困難なだけであった。
この重合生成物は少くとも0の15−秒バーコル硬さを
有する。多くの場合にバーコル硬さは少くとも約15で
あり、好ましくはそれは少くとも約25である。用いた
15−秒バーコル硬さはASTM試験法D2583−8
1に従い、バーコルインプレッサーを用い、インプレッ
サ一点が試料に圧入した後15秒のスケールの読みをと
り決定される。
非染色および非着色基準で、本発明の重合生成物はまた
約3.3開の試料厚さで約4またはそれ未満の黄色度指
数を有する。黄色度指数はしばしば約2.5またはそれ
未満である。好ましくは黄色度指数は約1.5またはそ
れ未満である。用いた黄色度指数は約3.3 mmの厚
さを有する試料で、ASTM試験法D1925−70 
(再認1977)に従い、ハンターラブ(Hunter
lab)三刺激比色計モデルD25Pを用い、平行光源
C標準光源を用いて測定される。
本重合生成物はまた20℃および589.3ナノメート
ルの波長で少くとも約1.52の屈折率を有する。同条
件下の屈折率はしばしば少くとも約1.53である。好
ましくはそれは少くとも約1.55である。
多くの場合に、本発明の重合生成物は非染色および非着
色基準で、1つまたはより多くの有利な性質を示す。こ
れらの有利な性質には高い光透過率、低い曇り度、約1
.3グラム毎平方センナメートルまたはより低い密度、
および低加熱ひずみをあげることができる。
用いた光透過率および曇り度値はASTM試験法D10
03−61  (再認1977)に従い、ハンターラブ
三刺激比色計モデルD25Pを用い、平行光源C標準光
源を用いて約3.3mmの厚さを有する試料で測定され
る。光透過率が100%に近づくと、同一物質の、しか
し厚さの異なる2試料に対する光透過率における差が零
に近づく。従って、3.3mm標準の約1mm以内に厚
さを有する試料から確認された約90%以上の光透過率
の値は標準厚さにおける光透過率にかなりよく近似する
同様に約3.3mm標準の約1mm以内の厚さを有する
試料で確認された約1%以下の曇り度値は標準厚さにお
ける曇り度値にかなりよく近似する。黄色度指数が光透
過率または曇り度値より試料厚さで一層変化すると思わ
れるが、しかし、3.3mm標準の約1mm以内の厚さ
を有する試料から確認される黄色度指数は標準厚さにお
ける黄色度指数の有用な一般的指標を与える。
多くの場合に、非染色および非着色基準で、重合生成物
の光透過率は少くとも約80%である。
しばしば光透過率は少くとも約85%である。好ましく
は光透過率は少くとも約90%である。重合生成物がサ
ングラスまたはフィルターにおける使用のため染色また
は着色されると、染色および(または)着色試料の光透
過率は通常少くとも約20%である。
非染色および非着色基準で、重合生成物の曇り度はしば
しば約5%またはそれ未満である。多くの場合に曇り度
値は約4%またはそれ未満であり、好ましくはそれは約
2%またはそれ未満である。
本発明の重合生成物の多くの密度は通常約1.3グラム
毎センナメートル(g / cr& )またはそれ未満
である。しばしば密度は約1.27 g /ctまたは
それ未満であり、好ましくはそれは約1.25g/cm
lまたはそれ未満である。用いた密度はASTM試験法
C729−75に従って測定され、25℃の温度に対し
て報告される。
加熱ひずみ試験はASTM標準試験法D648−72に
記載されたように行なわれる。好ましくは本発明の重合
生成物の熱変形温度は少くとも45°Cである。
本発明は次の実施例に関連してさらに記載され、それら
の実施例は限度よりはむしろ例示と解すべきであり、部
は重量部であり、百分率はすべて他に示さなければ重量
%である。
実施例■ ビスフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体1
00部とジイソプロピルペルオキシジカーボネート1.
8部とを混合することにより注型溶液を形成した。
注型溶液の一部を約3.56+nm厚さであった可撓性
ガスケットにより隔離された2ガラスシートで構成した
ガラス型に装入した。ガラス型は大きいパインダークツ
ブで一緒に保持した。型に満たした後、それを熱風炉中
に置き、表1のジイソプロピルペルオキシカーボネート
に対する標準硬化サイクルにさらした。硬化サイクルが
終った後、型を炉からとり出し、室温に冷却させた。次
いで生じた重合生成物を型からとり出し、約3.4 m
m厚さであると認められた。重合生成物の種々の性質は
表5に示される。
表    5 黄色度指数        4.8 (3,4mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒       39 15−秒       39 実施例■ ビスフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体9
9部、α−チルビニルアセタート1部およびジイソプロ
ピルペルオキシジカーボネート1.8部を混合すること
により注型溶液を形成した。
重合生成物のシートを実施例Iの手順により注型溶液か
ら製造した。重合生成物は約3.3mm1IJ−さであ
ると認められた。重合生成物の種々の性質は表6に示さ
れる。
表    6 黄色度指数        2.0 (3,3mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒       36 15−秒       36 実施例■ ビスフェノールAビス(了りルカーボネート)294部
、α−チルビニルアセタート6部およびジイソプロピル
ペルオキシジカーボネート5.4部を混合することによ
り注型溶液を形成した。重合生成物のシートを実施例■
の手順に従い注型溶液から製造した。重合生成物は約3
.3mm厚さであると認められた。重合生成物の種々の
性質は表7に示される。
表      7 黄色度指数         1.2 (3,3mm厚さ) 光透過率、%       92.8 (3,3mm厚さ) 曇り度値、%        0.3 (3,3mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒        35 15−秒        34 屈折率、n D”   1.5626.1.5617.
1.5620アツへ数         37.7 熱変形温度        54.50(264psi
; 1820kPa)、°C実施例■ ビスフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体3
9.6部、シクロヘキセン0.4部、およびジイソプロ
ピルペルオキシジカーボネート0.8部を混合すること
により注型溶液を形成した。重合生成物のシートを実施
例Iの手順に従って注型溶液から製造した。重合生成物
は約3.3mmの厚さであった。重合生成物の種々の性
質は表8に示される。
表−8 黄色度指数        1.2 (3,3mm厚さ) 光透過率、%      91.9 (3,3mm厚さ) 曇り度値、%       0.6 (3,3mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒      21 15−秒      16 実施例■ ビスフェノールAビス(了りルカーボネート)単量体4
72.5部、α−チルビニルアセタート7.5部、酢酸
ベンジル5.0部、シクロヘキセン2.5部、シクロへ
キサノン2.5部、およびジエチレングリコールビス(
アリルカーボネート)単量体10部を混合することによ
り第1溶液を形成した。
上記第1溶液100部、ジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部およびゼレック(登録商標)UN離型剤
0.005部を混合することにより注型溶液を形成した
重合生成物のシートを実施例Iの手順に従い注型溶液か
ら製造した。重合生成物は約3.2+nm厚さであると
認められた。重合生成物の種々の性質は表9に示される
表    9 黄色度指数        1.1 (3,2mm厚さ) 光透過率、%      92.1 (3,2mm厚さ) 曇り度、%          0.5(3,2mm厚
さ) バーコル硬さ 〇−秒      39 15−秒      37 熱変形温度       67.5 (264psi ; 1820 kPa)、0°C実施
例■ ビスフェノールAビス(アリルカーボネート)it体9
22.5部、α−チルビニルアセタート13.6部、酢
酸ヘンシル9部、シクロヘキセン4.5部、シクロへキ
サノン4.5部およびメタクリル酸゛イソブチル45.
5部を混合することにより第■溶液を形成した。
上記第1溶液100部、ジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部およびゼレソク(登録商標)UN離型剤
0.005部を混合することにより注型溶液を形成した
。重合生成物のシートを実施例Iの手順に従って注型溶
液から製造したが、しかし可撓性ガスケットは約2.8
4mmの厚さであった。
重合生成物は約2.76mmの厚さであると認められた
。重合生成物の種々の性質は表10に示される。
表    10 黄色度指数        1.0 (2,76n+n+厚さ) バーコル硬さ 〇−秒      32 15−秒      30 屈折率、no20       1.5554実施例■ ビスフェノールAビス(了りルカーボネート)単量体9
40部、α−チルビニルアセタート15部、酢酸ブチル
15部およびジエチレングリコールビス(アリルカーボ
ネート)単量体30部を混合することにより第1溶液を
形成した。
上記第1溶液100部、ジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート2部およびゼレック(登録商標)UN離型剤
約0.005部を混合することにより注型溶液を形成し
た。重合生成物のシートを実施例Iの手順に従って注型
溶液から製造した。重合生成物は約3.4mmの厚さで
あると認められた。重合生成物の種々の性質は表11に
示される。
、表−11 黄色度指数       1.2 (3,4mm厚さ) 光透過率、%     92.0 (3,4mm厚さ) 曇り度値、%      0.6 (3,4mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒     43 15−秒     42 屈折率、noZOl、5597 、1.5599アツベ
数       37.7 熱変形温度      64.64 (264ps i ; 1820kPa)、0部密度、
25℃、g/c1  1.224実施例■ ビスフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体2
835部、α−チルビニルアセタート45部、酢酸ベン
ジル30部、シクロヘキセン15部、シクロへキサノン
15部、およびジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート)単量体60部を混合することにより第1溶液
を形成した。
上記第1溶液1.000部、メタクリル酸イソブチル4
OLおよび4−ブロモジフェニルl 2. OBを混合
することにより第2溶液を形成した。
上記第2溶液100部とジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部とを混合することにより注型溶液を形成
した。重合生成物のシートを実施例Iの手順により注型
溶液から製造したが、しかし可撓性ガスケットは約2.
84m1′TIの厚さであった。
重合生成物は約2.51mmの厚さであると認められた
。重合生成物の種々の性質は表12に示される。
表    12 黄色度指数     1.2 (2,51+nm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒    37 15−秒    35 屈折率、n D2゜   1.5582実施例■ α−チルビニルアセタート451.6部、酢酸ベンジル
290.3部、シクロヘキセン112.9部およびシク
ロヘキサノン145.2部を混合することにより貯蔵溶
液を形成した。
上記貯蔵溶液12.4部、酢酸ビニル10部、およびビ
スフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体37
7.6部を混合することにより第1溶液を形成した。
上記第1溶液100部とジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部とを混合することにより第1注型溶液を
形成した。
前記貯蔵溶液12.4部、酢酸ビニル14部、およびビ
スフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体37
3.6部を混合することにより第2溶液を形成した。
上記第2溶液100部とジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部とをン昆合することにより第2注型溶液
を形成した。
前記貯蔵溶液12.4部、酢酸ビニル20部、およびビ
スフェノールAビス(アリルカーボネート)単量体36
7.6部を混合することにより第3溶液を形成した。
上記第3溶液100部とジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート3部とを混合することにより第3注型溶液を
形成した。
実施例■の手順に従って第1、第2および第3の注型溶
液からそれぞれ第1、第2および第3の重合生成物のシ
ートを形成したが、しかし各型に対する可撓性ガスケッ
トは約2.84mmの厚さであった1第1、第2および
第3の重合生成物の厚さはそれぞれ約2.49.2.4
5および2.57mmであると認められた。重合生成物
の種々の性質は表13に示される。
表    13 黄色度指数 光透過率、% 曇り度値、% バーコル硬さ 1 、5558 実施例X α−チルビニルアセタート15部、シクロヘキセン5部
、酢酸ビニル50部およびビスフェノールAビス(アリ
ルカーボネート)単量体930部を混合することにより
第1溶液を形成した。
上記第1溶液100部とジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネート2.75部とを混合することにより注型溶液
を形成した。実施例Iの手順に従って注型溶液から重合
生成物のシートを製造したが、しかし可撓性ガスケット
は約2.84mmの厚さであった。重合生成物は約2.
44mmの厚さであると認められた。重合生成物の種々
の性質は表14に示される。
表−1± 黄色度指数        1.1 (2,44mm厚さ) 光透過率、%      92.7 (2,44mm厚さ) 曇り度値、%       0.6 (2,44mm厚さ) バーコル硬さ 〇−秒      36 15−秒      35 屈折率、n o”   1.5564  、1.556
3アツへ数        37.7 密度、25℃、g/cra    1.217本発明は
その一定態様の特定細目に関して記載されているけれど
も、そのような細目は、それが特許請求の範囲に含まれ
る限りを除き、本発明の限定とみなすべきではない。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)ビスフェノールビス(アリリックカーボネ
    ート)官能単量体、(ii)前記単量体のプレポリマー
    、または(iii)それらの混合物を含むビフェノール
    ビス(アリリックカーボネート)官能物質を含む重合性
    均一組成物であって、前記組成物がまた黄色度低下量の
    (a)シクロヘキセン系化合物またはそのようなシクロ
    ヘキセン系化合物の混合物であるシクロヘキセン系物質
    および適宜(b)1種またはより多くの他の物質を含む
    ことを特徴とする重合性均一組成物。
  2. (2)ビスフェノールビス(アリリックカーボネート)
    官能物質が式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 (a)単量体化合物の各Rは独立に水素、ハロ、アルキ
    ルまたはアルコキシであり、 (b)単量体化合物の各Qは独立にオキシ、スルホニル
    、チオ、アルカンジイルまたはア ルキリデンであり、 (c)R_1およびR_2は各独立に水素またはメチル
    であり、 (d)nの値は0〜約3の範囲内の整数である〕により
    示されるビスフェノールビス(アリリックカーボネート
    )官能単量体を含むことを特徴とする、特許請求の範囲
    第(1)項記載の重合性均一組成物。
  3. (3)ビスフェノールビス(アリリックカーボネート)
    官能物質が式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 (a)単量体化合物の各Xは独立に水素、クロロまたは
    ブロモであり、 (b)Qはオキシ、スルホニル、チオ、アルカンジイル
    またはアルキリデンであり、 (c)R_1およびR_2は各独立に水素またはメチル
    である〕 により示されるビスフェノールビス(アリリックカーボ
    ネート)官能単量体を含むことを特徴とする、特許請求
    の範囲第(1)項記載の重合性均一組成物。
  4. (4)各Xが水素であり、Qが1−メチルエチリデンで
    あり、R_1およびR_2がともに水素であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第(3)項記載の重合性均一
    組成物。
  5. (5)シクロヘキセン系物質が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 (a)各Yは独立に1〜約4個の炭素原子を含むアルキ
    ルであり、 (b)Zはヒドロキシル、2−オキソエチル、2〜約5
    個の炭素原子を含むアルコキシカ ルボニル、またはR_3C(O)OR_4−(式中、R
    _3は1〜約4個の炭素原子を含むアルキルであり、R
    _4は2〜約4個の炭素原子を含むアルカンジイルまた
    は1〜約 5個の炭素原子を含むアルキリデンである)であり、 (c)yは0〜約3の範囲内の整数であり、(d)zは
    0または1であり、 (e)wは0または1であり、 (f)zとwとの合計は0または1である〕により示さ
    れる少くとも1種のシクロヘキセン系化合物を含むこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第(1)項記載の重合性
    均一組成物。
  6. (6)シクロヘキセン系物質がシクロヘキセン、α−テ
    ルピニルアセタート、α−テルピニルプロビオナートお
    よびα−テルピニルブチラートからなる群から選ばれる
    少くとも1種のシクロヘキセン系化合物を含むことを特
    徴とする、特許請求の範囲第(1)項記載の重合性均一
    組成物。
  7. (7)シクロヘキセン系物質がシクロヘキセン、α−テ
    ルピニルアセタートまたはそれらの混合物であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第(1)項記載の重合性均
    一組成物。
  8. (8)組成物が少くとも1種の飽和モノカルボン酸のビ
    ニルエステルを含むことを特徴とする、特許請求の範囲
    第(1)項〜第(7)項のいずれか一項に記載の重合性
    均一組成物。
  9. (9)ビニルエステルが酢酸ビニルであることを特徴と
    する、特許請求の範囲第(8)項記載の重合性均一組成
    物。
  10. (10)組成物がペルオキシ開始剤を含むことを特徴と
    する、特許請求の範囲第(1)項〜第(9)項のいずれ
    か一項に記載の重合性均一組成物。
  11. (11)重合生成物が、特許請求の範囲第(1)項〜第
    (10)項のいずれか一項に記載の流込みできる均一組
    成物の遊離基重合により製造され、前記重合生成物が少
    くとも0の15−秒バーコル硬さ、約3.3mmの試料
    厚さにおいて約4またはそれ未満の黄色度指数および約
    20℃で589.3ナノメートルの波長において少くと
    も約1.52の屈折率を有することを特徴とする重合生
    成物。
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