JPS62128772A - プリンタの用紙固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、サーマルプリンタ等に適用して好適なドラ
ム式のプリンタにおける用紙固定装置に関する。

［従来の技術１ 周知のように、カラープリンタでは、一般に、３色以上
の重ね刷りを行って所望の色を実現している。この場合
、重ね刷りの方法としては、３色（あるいは、それ以上
）のインキを交互に塗布した伝写りポンと用紙とを重ね
合わせ、１色の印字が終了する毎に、転写リボンを１色
分進めるとともに用紙を戻して次の色を重ね合わせ、順
次印字する方法がある。この方法では、用紙の往復動が
不可欠であるが、このとき用紙の滑りによる初期位置か
らのずれが起こり、色ずれが生じ易い。このような用紙
の滑りを無くする方法として、用紙をドラム周上に固定
し、ドラムを１回Ｖ、させることにより１色についての
１回の印字をし、重ね合わせる色の数だけドラムを回転
させ、次々と重ね刷りして行く方法がある。

このドラム方式の従来のプリンタにおいては、用紙押さ
えを駆動するためのツレ／イドをドラムの内部に設ける
等、用紙を固定する装置がドラムに内蔵されていた。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の構造では、ドラム内に用紙を固定する装置を
取り付けなければならないから、また、ドラムとともに
回転するソレノイドに電源を供給する必要があるから、
構造が複雑となり、がっ、ドラムが大型化してしまとい
う問題があった。

この発明は、このような事情の下になされたもので、構
造の簡単化、小型化を図ったプリンタの用紙固定装置を
提供することを目的とする。

Ｅ問題点を解決するための手段］ 上述した問題点を解決するために、この発明は、用紙の
端縁を当て押さえるための軸方向に走る段部を外周に有
するドラムと、この段部に対向する形で前記ドラムに開
閉可能に取り付けられた用紙押さえ板と、この用紙押さ
え板を閉状態に付勢して前記ドラムの段部に用紙を固定
させるばねと、前記ドラムの外側に取り付けられ、前記
ドラム逆転時に前記用紙押さえ板の一部と衝突してこの
用紙押さえ板を開状態にする第１の位置、または前記ド
ラム回転時に該用紙押さえ板と全く干渉しない第２の位
置をとるストッパと、このストッパを前記第１または第
２の位置に移動させる駆動手段と、印字終了後、用紙固
定前には、前記ストッパを前記第１の位置に移動させた
後前記ドラムを逆転させて前記用紙押さえ板を開状態と
する一方、用紙固定後、印字終了までは、前記ストッパ
を前記１２の位置に移動させて、前記用紙押さ元板を開
状態に維持する制御手段とを備えた構成とした。

［作用　］ 上記手段によれば、後述するように、ツレ／イドのオン
／オフ制御と、ドラムの正逆回転とを組み合わせるのみ
で、用紙押さえ板を開閉でさ、用紙の着脱が可能である
。また、用紙着脱の駆動部は、ドラム内に設けるのでな
く、７レーム側に取り付けることができるので、ドラム
自体の構造の簡単化と小型化とを図ることができる。

［実施例］ 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図において、１はドラムである。この
ドラム１の外周には、用紙の端縁を当て押さえるための
軸方向に走る段部１ａが形成されている。また、ドラム
１には、段部１ａに対向する形で、用紙押さえ板２が開
閉可能に取り付けられている。すなわち、用紙押さえ板
２の両端は折り曲げられて腕部２　ａ、　２　ａとされ
、これらの腕部２Ｑの中央部が、横ビン３，３によって
、ド・ラム１の両側部に回動自在に取り付けられている
。また、ドラム１の軸１ｂと腕部２ａとの開には、■字
状のねじりばね４が介装され、腕部２ａを介して用紙押
さえ板２を段部１ａの方向に付勢している。言い替える
と、ねじりばね４は、用紙押さえ板２を閉状態に付勢し
てドラム１に用紙５を固定させる働きをしている。

次に、ドラム１の外側にあっては、フレーム６にソレノ
イド７が固定されている。ソレノイド７は、前記７レー
ム６に水平方向移動可能に取り付けられたストッパ８を
駆動するものである。ストッパ８は、腕部２　ａ、　２
　ａの間隔と同一の間隔で形成された一対の突出部８ａ
、８ａを有し、ソレノイド７が作動して、図のＡ方向に
引かれると、突出部、８ａと腕部２ａとが同一垂直面上
に位置するようになる。この状態で、ドラム１が逆転す
ると、第１図に示す位置で、腕部２ａが突出部８ａと衝
突し、腕部２ａが、ビン３を中心にして、時計方向に回
転する。このため、用紙押さえ板２は段部１ａがら離れ
て、開状態となり、用紙５を取り外すことができる。

一方、ソレノイド７が不動作状態になり、ストッパ８が
図のＢ方向に移動すると、突出ｇ８１１と腕部２ａとは
何等相互干渉しなくなる。すなわち、ドラム１は、自由
に回転することができる。

なお、図中、９はサーマルへラドであり、転写リボンは
図示を省略した。また、ストッパ８が上記Ａ方向に移動
した位置をストップ位置（第１の位１）といい、Ｂ方向
に移動した位置をノンストップ位置（第２の位置）と呼
」ζこととする。

このような構成において、第３図に示すように、ソレノ
イド７を作動させて、ストッパ８をストップ位置に移動
させた後、ドラム１を逆転させると、ストッパ８の突出
部８ａが、用紙押さえ板２の腕部２ａと衝突し、用紙押
さえ板２を開状態にする（第１図）。従って、段部１ａ
と用紙押さえ板２どの間に用紙５の先端を挿入すること
ができる。ここで、ツレ／イド７を不動作状想に戻すと
、ストッパ８は、ｆ５２図に示すように、ノンストップ
位置に移動する。このため、腕部２ａと突出部８ａとが
離れ、ねじりばね４の働きによって、用紙押さえ板２が
用紙５を段部１ａに押圧、固定する。

こうして、用紙５が固定されると、重ね合わせる色の数
と同回数だけ、ドラム１を回転して、サーマルヘッド９
によって、印字を行う。

印字が終了すると、ＰｔｆＪＳ図に示すように、再びソ
レノイド７を作動させ、ストッパ８をストップ位置に移
動させる。この状態で、ドラム１を逆転すると、既に説
明したように、腕部２ａと突出部８ａとが衝突して、用
紙押さえ板２が開状態となり、用紙の取り外しが可能と
なる。

なお、上記ドラム１の回転制御およゾソレ／イド７のオ
ン／オフ制御は、図示せぬ制御手段によって行なわれる
。

２［発明の効果Ｊ 以上説明したようにこの発明は、ソレノイドをフレーム
側に取り付け、このツレ／イドによって駆動されるスト
ッパとドラム側に取り付けられた用紙押さえ板との、ド
ラムの回転を利用した相互作用によって、用紙の着脱を
行うようにしたから、用紙の着脱手段がきわめて簡単な
構造でもって実現された。

また、ドラムは従来と異なり用紙固定装置を内蔵しない
ので、ドラム自体の構造を簡単かつ小型にすることがで
き、ひいては、プリンタを小形化することが可能となっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示す斜視図、第２
図は用紙固定後、ストッパを第２の位置に移動させると
きの状態を示す斜視図、ｆＪＳａ図は印字終了後、スト
ッパを第１の位置に戻すときの状態を示す斜視図である
。 １・・・・・・ドラム、２・・・・・・用紙押さえ板、
４・・・・・・ねじりばね、５・・・・・・用紙、７・
・・・・・ソレノイド、８・・・・・・ストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドラム外周上にプリンタ用紙を固定し、このドラムを１
   回転させることにより１回の印字を行うプリンタにおい
   て、用紙の端縁を当て押さえるための軸方向に走る段部
   を外周に有するドラムと、この段部に対向する形で前記
   ドラムに開閉可能に取り付けられた用紙押さえ板と、こ
   の用紙押さえ板を閉状態に付勢して前記ドラムの段部に
   用紙を固定させるばねと、前記ドラムの外側に取り付け
   られ、前記ドラム逆転時に前記用紙押さえ板の一部と衝
   突してこの用紙押さえ板を開状態にする第１の位置、ま
   たは前記ドラム回転時に該用紙押さえ板と全く干渉しな
   い第２の位置をとるストッパと、このストッパを前記第
   １または第２の位置に移動させる駆動手段と、印字終了
   後、用紙固定前には、前記ストッパを前記第１の位置に
   移動させた後前記ドラムを逆転させて前記用紙押さえ板
   を開状態とする一方、用紙固定後、印字終了までは、前
   記ストッパを前記第２の位置に移動させて、前記用紙押
   さえ板を閉状態に維持する制御手段とを具備することを
   特徴とするプリンタの用紙固定装置。