JPS62127771A - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JPS62127771A
JPS62127771A JP60268117A JP26811785A JPS62127771A JP S62127771 A JPS62127771 A JP S62127771A JP 60268117 A JP60268117 A JP 60268117A JP 26811785 A JP26811785 A JP 26811785A JP S62127771 A JPS62127771 A JP S62127771A
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JP
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image
color
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toner
optical system
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JP60268117A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
羽根田 哲
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は像形成装置に関し、特に電子写真法を用いて多
色像を形成する多色像形成装置に関する。
口、従来技術 電子写真法を用いて多色画像を得るに際して従来から、
多くの方法及びそれに使用する装置が提案されているが
、一般的には次のように大別することができる。 その
1つは、感光体を用いた分解色数に応じて潜像形成及び
カラートナーによる現像を繰シ返し、感光体上で色を重
ねたり、あるいは現像の都度、転写材に転写して転写材
上で色重ねを行なっていく方法である。 また、他の方
式としては、分解色数に応じた複数個の感光体を有する
装置を用い、各色の光像を同時に各感光体に露光し、各
感光体上に形成された潜像をカラートナーで現像し、順
次転写材上に転写し、色を重ねて多色画像を得るもので
ある。
しかしながら、上記の第1の方式では、複数個の潜像形
成、現像過程を繰シ返さねばならないので、画像記録に
時間を要し、その高速化が極めて難しいことが大きな欠
点となりている。 又、上記の第2の方式では、複数の
感光体を併行的に使用するために高速性の点では有利で
あるが、複数の感光体、光学系、現像手段等を要するた
めに装置が複数、大型化し、高価格となシ、実用性に乏
しい。 また、上記の両方式とも、複数回にわたる画像
形成、転写を繰り返す際の画像の位置合わせが困難であ
シ、画像の色ズレを完全に防止することが出来ないとい
う大きな欠点を有している。
これらの問題を根本的に解決するためには、単一の感光
体上に一回の像露光で多色像を記録すればよいが、こう
した方式を有効に実施し得る方法は未だ開発されていな
いのが実情である。 特に、各色のトナーによる現像を
行なう上での現像条件について検討がなされておらず、
このためにトナー像の乱れ、画像濃度の低下等を回避し
得ない。
ハ0発明に至る過程 これらの問題を根本的に解決するために、本発明者らは
先に、感光体上に1回の像露光を行って多色像を形成す
ることができる装置を発明した。
その装置は、導電性部材と、光導電層と、相異なる複数
種のフィルタを含む層を有する感光体、或は分光感度分
布が互に異なる複数部分からなる光導電層と、この光導
電層上に設けられた絶縁層とを有する感光体を用いて以
下のように多色画像形成を行う。 即ち、上記感光体面
に帯電と同時に像露光を与えることによシ絶縁層と光導
電層の境界面電荷密度による像を形成し、その像形成面
に特定光で一様露光を与えることにより前記感光体の該
フィルタ部分に電位パターンを形成し、その電位パター
ンを特定色のトナーを収納している現像装置によって現
像し、単色トナー像が形成される。 電位平滑化を行っ
た後、続いて前回とは異なるフィルタ部分を透過する光
による一様露光と前回とは異なる色のトナーを収納する
現像装置による現像とを行うことによシ、感光体上に2
色目のトナー像が形成される。 以下、必要回数だけ電
位平滑化と一様露光と現像を繰返す。 この結果、感光
体の各フィルタ部分に夫々異なる色のトナーが付着して
多色画像が形成される(特願昭59−83096号、同
59−201085号参照)0この多色画像形成装置に
よれば、像露光が1度で済むので色ずれが生ずる惧れは
全くない。
本発明者は、検討を重ねた結果、上記の多色像形成装置
では前述した従来の装置が有する問題点が解消されたの
であるが、なお、次のような問題点が残されていること
が判明した。
前記フィルタ(色分解フィルタ)や光導電層中の分光感
度分布が互に異なる部分、即ち色分解機能部は、現在の
技術水準では、その所定色の分解周期が50〜500μ
m を限界とする。 他方、各色の色分解機能部に対応
して電位パターンを充分に形成するためには、その大き
さは成程度の大きさが必要である。 更に、現像に用い
るトナーは、粒径が1〜20μmであるので、トナー像
形成には、各色分解機能部が10μm以上の大きさ、周
期としてはIμm以上であることが通常必要となる。
また、肉眼の解像力を考慮すると、画像の荒れを防ぐに
は、上記の周期は500μm以下、好ましくは300μ
m以下であるのが望ましい。
ところで、色分解機能部の周期がオリジナル像(原稿)
の所定色の部分の周期と略一致している場合は、形成さ
れる静電潜像にモアレが生ずる。
この場合には、現像された可視像にも当然にモアレが生
ずる。
原稿が印刷されたもの(印刷では一定の周期を持つ微小
な網点によって画像が形成される。)や周期的な図柄を
有する場合モアレが生じ易いが、色分解機能部との間で
周期が充分に異なっていればモアレが生ずることはない
印刷では、50〜200線/インチ、図案でも同じよう
な周期性を有するものが多く存在する。
その周期は100〜500μmである0 従って、色分
解機能部の周期と原稿の上記周期とが略同じとなる場合
が多々起り、この場合はモアレが生ずることになる。
原稿の画像が極めて小さな色点からなる場合、この色点
が感光体のどの色分解機能部上に投影されるかによって
、潜像が形成されたシ、されなかったりする。 潜像が
形成されない場合は、これもモアレの一種としてとらえ
ることができる。
複写物を原稿としてこれから複写を行う場合は、原稿の
画像は色分解機能部の周期と同じ周期を有しているので
、モアレが確実に生ずる。
他方、原稿が例えば写真のような微視的にも連続的に画
像が形成されているものである場合は、規則的な模様の
ある場合を除いては、モアレが生ずる仁とはない。 こ
のような場合は、解像度の高い像を形成することが望ま
しい。
本発明者は、上記特願昭59−83096号及び同59
−201085号に係る多色画像形成装置になお残され
ている問題点を解消すべく研究を重ねた結果、本発明を
なすに至った。
二1発明の目的 即ち、本発明は、上記特願昭59−83096号及び同
59−201085号の多色画像形成装置が有する利点
をその侭保有し、周期性を有する原稿に対してはモアレ
を生ずることのないようにし、周期性を有しない原稿に
対しては解像度の高い像が形成できる、像形成装置を提
供することを目的としている。
ホ9発明の構成 本発明は、色分解機能部を配した像担持体と、この像担
持体に像露光を行う光学系とを有し、この光学系の分解
能が調整されるように構成した像形成装置に係る。
へ0発明の作用 以下、本発明の作用(原理)について説明する。
本発明に使用する感光体(像担持体)として望ましいも
のは、例えば導電性部材上に光導電層を設置し、該導電
層表面に、色を異にする複数種のフィルタ多数を含む絶
縁層を重畳設置した感光体、或いは例えば導電性部材上
に分光感度分布を互に異にする複数部分からなる光導電
層を設置し、該光導電層上に絶縁層を重畳設置した感光
体等である0 第1図(a)に示すように、原稿51の微小な青黒A、
Aが、光学系31によりて像担持体(感光体)の色分解
機能部、例えば色分解フィルタ3上に結像されると、光
学系31の分解能が高い場合には、色分解フィルタ3上
の光量分布は曲線Sで示すようになる。 図に於いて、
B、Bは分色解フィルタ中の青色フィルタ、Gは同じく
緑色フィルタ、Rは同じく赤色フィルタである。
若し、原稿の青黒A、A’が緑色フィルタG又は赤色フ
ィルタR上に結像されると、静電潜像は全く形成されな
いこととなる。 第1図のように、原稿の青黒AXAが
青色フィルタB、B上に結像されれば、静電潜像が形成
される。
光学系31の分解能が特定色フィルタの周期よシも低け
れば、色分解フィルタ3上の光量分布は例えば図の曲線
S′で示されるようになり、その極大値がどの色のフィ
ルタ上にあろうとも、フィルタB、B’部には静電潜像
が分担して形成される。
また、モアレが生ずるようなことはない。
光学系の分解能を低くすることは、レンズ系の光軸上の
位置を変える、或いは原稿と色分解フィルタとの光軸上
の距離を変えることによって可能である。 即ち、第1
図(b)に示すように、高い分解能で原稿の青色A、A
が識別できるように点Xに結像されている状態から上記
のようにすると、これら結像された像Y又は2は広がっ
てぼけた状態となシ、両者が識別できないようになる(
分解能が低下する)。 また、結像された像を拡げるよ
うにすると、原稿の青黒A、Aは少なくとも1つのBフ
ィルタ部を含む範囲に結像する。
第2図に平面図で示すように、特定色の色分解機能部(
例えば色分解フィルタ)の周期tl 、t2、t3 の
うちの最も小さい周期に於いて、原稿中の微小点が結像
された場合、その結像された像と同色のフィルタ部の少
なくとも1つを含む範囲に亘りて結像するように光学系
の分解能を調整すれば、モアレが生ずることはない。 
但し、余りに多くの特定色フィルタ部に亘って上記結像
がなされるようにすることは、解像力の低下を招くので
好ましくないことは言う迄もない。
なお、第1図に於いて、曲線Sは像が実質的に分解され
ない。 曲線SとSとの中間の極大値を示すスペクトル
を考えた場合、実質的には所定の色の像を分解してはい
るが、裾が広がっているために、ぼけた像が得られる。
 この場合は分解能は曲線Sに較べて低い。
光学系の分解能は、写真用フィルム等と同様に、レスポ
ンス関数(MTF)で表わすことができる。
間隔(周期)が漸増するように多数の線が平行に配され
た白黒のテストチャートを原稿とし、像担持体上に結像
される像の光量分布を測定すると、第3図のような曲線
が得られる。 この曲線は、像担持体に巻付けた印画紙
に露光し、これを現像して得られた像をマイクロデンシ
トメータで走査測定して求められる。 曲線の振幅aは
、テストチャートの線の周期(空間周波数)が大きくな
ると減少する。
振幅aと平均光景すとの比と、同様にして求められたテ
ストチャートの明暗の振幅aとその平均光量すとの比M
TFは、次式で示される。
第4図の曲線lは、モアレが実質的に生ずるか否かの境
界を、特定色の色分解機能部の周期(空間周波数)と光
学系のMTFとの関係で示している。 曲線lが特定色
の色分解機能部の空間周波数と光学系の分解能とが相等
しい点の軌跡である。
曲線lよシも右上側がモアレが生ずる領域であり、曲線
lよシも左下側がモアレが実質的に生じない領域である
他方、光学系のMTFを余シ低くすると、得られる画像
はぼけた印象を与え、また、解像度が低下することにな
るが、このような問題が甚だしくは起らない領域は、曲
線(11)の右上側の領域である。
以上の理由から、周期性を有する原稿からモアレが実質
的に生ずることがなく、良質な画像が得られる領域は、
第4図の曲線1111で挾まれた領域である。
原稿の網点の周期が色分解機能部の周期と略同じである
ときや約1/2以下であるときは、モアレの発生を防止
し度い場合や色再現性を重要視する場合には第4図の曲
線i Xiiに挾まれた領域に光学系のMTFを設定し
、解像度を重要視する場合には第4図の曲線1よりも右
上側の領域に光学系のMTFを設定すれば良い。
印刷物のような原稿で、その網点の周期が色分解機能部
の周期よシも充分に大きい(約2倍以上)である場合は
、モアレの生ずることがなく、この場合は第4図の・曲
線1よシも右上側の領域に光学系のMTFを設定して解
像度を高めることができる0 原稿が写真や文字のように網点構成でない(微視的に周
期性がない)場合は、モアレが生ずる虞れがないので、
第4図の曲線1の右上側の領域に光学系のMTFを設定
して解像度の高い像を形成するのが望ましい。
上記のように、原稿の性状に応じて光学系の分解能を調
整することによシ、所望の品質の像を形成することがで
きる。
ト、実施例 以下、本発明を多色像形成用感光体(以下、単に感光体
という)及び多色画像形成のプロセスに適用した実施例
を詳細に説明する。 以下の説明においては、絶縁層中
に色分解フィルタ(特定波長領域からなる光のみを通過
させるフィルタ)として赤色光、緑色光、背合光のみを
それぞれ透過する赤、緑、青の各フィルタを使用したフ
ルカラー再現用感光体についてのみ述べるが、色分解フ
ィルタの色及びそれに組み合わせるトナーの色は上記に
限定されるものではない。
上記感光体を用いた多色画像形成のプロセスを第5図に
ついて説明する。 同図は光導電層として硫化カドミウ
ムのようなn型(即ち、電子移動度の大きい)光半導体
を用いた感光体の一部分を取シ出し、そこにおける像形
成過程を模式的に表わしたものであり、また各部の断面
ハツチングは省略している。 図中、1.2はそれぞれ
導電性基板、光導電層であシ、3は3色分解フィルタR
1G、Bを含む絶縁層である。 また、各図の下方のグ
ラフは感光体各部表面の電位を示している。
まず、第5図〔1〕のように、帯電器4によって全面に
正のコ四す放電を与えると、絶縁層3表面に正の電荷を
生じ、これに対応して光導電層2と絶縁層3の境界面に
負の電荷が誘発される。
次いで、第5図〔2〕のように、露光スリットを備えた
帯電器5によシ交流若しくは負の放電を与え、絶縁層3
表面の電荷を消去しながら着色像の露光、例えば赤色像
の露光LRを与える。
赤色光は絶縁層3の赤色フィルタ部Rを通過し、その下
部にある光導電層2を導電性とするため、同フィルタ部
において絶縁層3上の正電荷の消去ともに光導電層2中
の電荷も消去する。 これに対し、緑色3G、青色フィ
ルタ部3Bは赤色光を透過しないため、絶縁層の一部正
電荷及び光導電層2の負電荷はそのまま残留する。
以上が第1次の潜像形成に相当するが、この段階では、
電荷が消去された赤色フィルタ8部はもとよシ、電荷の
残留している3G、3Bの部分も、絶縁層表面では同電
位となるため静電像としては機能しない。 第5図〔2
〕では、帯電後の電位はほぼ零の場合を示しであるが、
負に迄帯電してもよい。
次いで、第5図〔3〕のように、例えば光源6Bと青色
フィルタFBによって得られた青色光LBで全面露光を
与えると、青色光を透過するフィル73部下方の光導電
層2が導電性とな夛、該部分の光導電層2の負電荷の一
部と導電性基板1の電荷が中和されて、フィルタBの表
面にのみ電位パターンが発生する。 青色光を透過しな
いG、 Rの部分には変化は生じない。 そして、フィ
ルタB部の電荷像を負に帯電したイエロートナーTYを
含む現像剤で現像すると、電位をもつ絶縁層B部にのみ
トナーが付着し、現像が行なわれる(第5図〔4〕)。
次いで、生じた電位差を消去すべく第5図〔5〕のよう
に帯電器15によって帯電を行なった後、第5図〔6〕
のように緑色光り。で全面露光を与えると、前記青色光
の全面露光の場合と同じく緑色フィルタ部Gの部分に潜
像が形成される。 これを第5図〔7〕のようにマゼン
タトナーTMで現像すれば、フィルタGの部分にのみマ
ゼンタトナーTMが付着する。 続いて第5図〔8〕の
ように、同様に再度帯電後、赤色光の全面露光を与える
が、赤色フィルタ部Rには電位パターンは形成されず、
シアントナーで現像を行なってもシアントナーの付着は
起こらない。
こうして得られたトナー像を複写紙等の転写材上に転写
し、定着すれば、転写材上にはイエロートナーとマゼン
タトナーとの混色による赤色像が再現される。
他の色についても、下記表のごとく、三色分解法と3原
色トナーとの組み合わせによる色再現が行なわれる。
この表中、・ニー1は静電像形成の第1段階の状態、○
は完成した静電像、・は現像の行なわれた状態、↓は上
欄の状態がそのまま維持されていることを示す。 空欄
は静電像の存在しない部分を表している。
(以下、余白次頁へ続く) 尚、上記の説明はn型半導体層を用いた例によっている
が、セレン等のp型(即ち、ホール移動度の大きい)光
中゛導体層を用いることも勿論可能であシ、この場合は
電荷の正負の符号がすべて逆になるだけで、基本的なプ
ロセスはすべて同一である。 尚、−次帯電時に電荷注
入が困難である場合は光による一様照射を併用する。
上記の説明で明らかなように、本実施例によれば、多色
画像形成用感光体に帯電を行いつつ像露光を与えた後、
複数種のフィルタの1種と同色の光の全面露光を与えて
現像を行なう工程を前記フィルタの種類数に応じて繰シ
返す。 即ち、微細な色分解フィルタを感光体上に配置
し、像露光(第5図〔2〕の工程)後、特定光による全
面露光(第5図〔3〕、〔6〕の工程)を与え、色分解
フィルタの各色部分毎に電位パターンを形成し、対応す
る色のトナーを用いて現像(第5図〔4〕、〔7〕の工
程)シ、これを繰シ返して多色像を得る。 従って、こ
のプロセスによれば、可視光全域にわたる感光性をもっ
た感光層に複数の色分解フィルタを微細な線条状あるい
はモザイク状等に組み合わせて配置した感光体を用い、
まずその全面に像露光を与え、各フィルタの下部の感光
層に分解画像濃度に応じた第1次潜像を形成せしめ、次
いで感光体を特定の(この実施例ではフィルタの色と同
色の)光によって全面露光するととKよって該色のフィ
ルタにのみ第2次潜像を形成せしめ、第1次潜像形成過
程の光強度に応じた電位パターンを形成する。 そして
、フィルタの色に対応する色、好ましくはフィルタを透
過する色の補色の関係にある色のカラートナーで現像し
、以下各分解像について同様の操作を繰シ返すことによ
って感光体上に多色画像を形成し、−回の転写によって
転写材上に一挙に多色画像を記録できる。
第6図は本実施例の上記プロセスを実施するに適したカ
ラー複写機の画像形成部の概要図である。
図中、41は第5図に示す構成をもつ感光体より成る感
光体ドラムであって、複写動作中は矢印a方向に回転す
る。
感光体ドラム41は回転しながら必要に応じて光源4A
により光を照射しつつ帯電電極4で全面に電荷を与えら
れ、次の露光スリットを備えた電極5から交流又は電極
4と反対符号のコロナ放電を受けつつ原稿の露光りが与
えられ、第1次潜像形成工程が終了する。 この露光り
は、原稿台49上に載置され、原稿押え父によって原稿
台49に密着している原稿51に、光源ランプ31 a
からの光が照射され、原稿51からの反射光がミラー3
1bルンズ系31c、ミラー31dを経由して電極5の
背面から感光体ドラム41上に結像する。 光源ランプ
31a1ミラー31b、31d、レンズ系31 cによ
って光学系31が構成される。 原稿台49は所定速度
で矢印す方向に移動するようにしてあり、光学系31は
原稿51を走査照射するようにしである。
引続き光源6Bと光源用青色フィルタFBとの組み合わ
せによって得られる青色光に全面露光され、イエロート
ナーを装填した現像器17Yの現像スリーブ7Yにより
現像される0 続いて帯電器15で再帯電後、光源6G
、緑色光源フィルタF。
からの緑色光による全面露光、マゼンタトナーを装填し
た現像器17Mの現像スリーブ7Mにより現像、帯電器
16で再帯電後、光源6R,赤色光源フィルタFRから
の赤色光による全面露光、シアントナーを装填した現像
器17Cの現像スリーブ7Cによる現像を経て感光体ド
ラム上に多色像が形成される。 得られた多色トナー像
は、図示省略した用紙給送手段によって供給されてくる
複写紙8上に、転写電極9によって転写される。 但、
21は転写前帯電極、nは転写前露光ランプである。
転写された多色トナー像を担持した複写紙8は分離電極
10によって感光体ドラム41から分離され、定着装置
13によって定着され、完成された多色複写物となり、
機外に排出される。 一方、転写を終わった感光体ドラ
ム41は必要に応じて除電光を照射しつつ除電電極11
で除電され、クリーニングブレードを備えるクリーニン
グ装置12で表面に残留したトナーが除去されて再び使
用される。
本発明で使用する現像装置には、第7図に示す構造の現
像装置が好ましく用いられる。
この現像装置17は、第6図に示した各現像器17Y1
17M、17Cに相当するものであって、スリーブ7お
よび/または磁気ロール43が回転することにより、現
像剤りをス1y−プ42の周面上を矢印B方向に搬送さ
せ、現像剤りを現像領域Eに供給している。 なお、現
像剤りは一成分磁性現像剤であシ、熱可塑性樹脂70 
w t%、顔料(カーボンブラック)10wt%、磁性
体20 w t%、荷電制御剤を混線粉砕し、平均粒径
を15μmとし、さらにシリカ等の流動化剤を加えたも
のを用いる。 帯電量は荷電制御剤で制御する。 磁気
ロール43が矢印A方向、スリーブ7が矢印B方向に回
転することによシ現像剤りは矢印B方向に搬送される。
 現像剤りは、搬送途中で磁性体からなる穂立規制ブレ
ード40によシその厚さが規制される。 現像剤溜94
7内には、現像剤りの攪拌が十分に行なわれるよう攪拌
スクリュー42が設けられており、現像剤溜シ47内の
トナーが消費されたときには、トナー供給ローラ39が
回転することにより、トナーホッパーあからトナーTが
補給される。
そして、スリーブ7と感光体ドラム41の間には、現像
バイアスを印加すべく直流電源45が設けられていると
共に、現像剤りを現像領域Eで振動させ、現像剤りが感
光体ドラム41に十分に供給されるように、交流電源4
6が直流電源45と直列に設けられている。 Rは保護
抵抗である。
上記の画像形成プロセスにおいて、使用される現像剤は
非磁性トナーや磁性トナーを用いるいわゆる一成分現像
剤、トナーと鉄粉等の磁性キャリアを混合したいわゆる
二成分現像剤のいずれをも使用することができる。 現
像に当たっては磁気ブラシで直接摺擦する方法を用いて
もよいが、特に1少なくとも第2回目の現像以後は、形
成されたトナー像の損傷を避けるため、現像スリーブ上
の現像剤層が感光体面を摺擦しない非接触現像方式を用
いることが必須不可欠である。 この非接触方式は、彩
色を自由に選べる非磁性トナーや磁性トナーを有する一
成分あるいは二成分現像剤を用い、現像域に交番電場を
形成し、静電像支持体(感光体)で現像剤層を摺擦せず
に現像を行うものである。
前述のような交番電場を用いた繰返し現像では、既にト
ナー像が形成されている感光体に何回か現像を繰シ返す
ことが可能となるが、適正な現像条件を設定しないと後
段の現像時に、前段に感光体上に形成したトナー像を乱
したシ、既に感光体上に付着しているトナーが現像剤搬
送体である現像スリーブに逆戻シし、これが前段の現像
剤と異なる色の現像剤を収納している後段の現像装置に
侵入し、混色が発生するといった問題点がある。
以上の考察から、−成分現像剤あるいは二成分現像剤を
用いて、望ましい濃度を有しかつ画像の乱れや混色のな
い記録を行なう画像形成条件が、−成分現像剤と二成分
現像剤の各々を用いるプロセスに存在することが明らか
となった。 実質的にこの現像条件は基本的には、現像
スリーブ上の現像剤層を感光体に接触させないで操作す
ることである。 このためには、像担持体と現像スリー
ブとの間隙は、現像スリーブ上の現像剤層の厚さより大
きく保持しておく(但、両者間に電位差が存在しない場
合)。
そして、よシ望ましい条件は、像担持体上に潜像を形成
する工程と、−成分現像剤を用いて前記潜像を現像して
像担持体上に複数のトナー像を形成するに際し、この現
像工程では、現像バイアスの交流成分の振幅をvAc(
v)、周波数をf(Hz)、前記像担持体と現像剤を搬
送する現像剤搬送体との間隙をd(朋)とするとき、 0.2≦VAC/(d−f)≦1.6 を満たすことである。
また、像担持体上に潜像を形成する工程と、複数の成分
からなる現像剤を用いて前記潜像を現像し、前記像担持
体上に複数のトナー像を形成する画像形成方法にシいて
、各現像工程では、現像バイアスの交流成分の振幅をV
Ac(v)、周波数を!J(Hz)、前記像担持体と現
像剤を搬送する現像剤搬送体との間隙をd(mIE)と
するとき、0.2≦vAc/(d115) ((VA c / d )  1500 ) / f≦
1.0を満たすことが好ましい。
また、交流成分による現像ムラを防止するため、−成分
現像剤を用いた場合と同様に交流成分の周波数は200
 Hz以上とし、現像剤を感光体ドラム41に供給する
手段として、回転する磁気ロールを用いる場合には、交
流成分と磁気ロールの回転によシ生じるうなシの影響を
なくすため、交流成分の周波数は500 Hz以上にす
ることが、更に望ましい。
本発明に基づく画像形成プロセスは前記に例示した通シ
であるが、感光体ドラム41に形成されたトナー像を破
壊することなく、後のトナー像を一定の濃度で順次感光
体ドラム41上に現像するには、現像を繰り返すに従っ
て、 ■ 順次帯電量の大きいトナーを使用する。
■ 現像バイアスの交流成分の電界強度の振幅を順次小
さくする。
■ 現像バイアスの交流成分の周波数を順次高くする。
という方法をそれぞれ単独にか又は任意に組合わせて採
用することが、更に好ましい。
即ち、帯電量の大きなトナー粒子程、電界の影響を受は
易い。 したがりて、初期の現像で帯電量の大きなトナ
ー粒子が感光体ドラム41に付着すると、後段の現像の
際、このトナー粒子がスリーブに戻る場合がある。 そ
のため前記した■は、帯電量の小さいトナー粒子を初期
の現像に使用することによシ、後段の現像の際に前記ト
ナー粒子がスリーブに戻るのを防ぐというものである。
■は、現像が繰シ返されるに従って(即ち、後段の現像
になるほど)順次電界強度を小さくすることによシ、感
光体ドラム41に既に付着されているトナー粒子の戻り
を防ぐという方法である。 電界強度を小さくする具体
的な方法としては、交流成分の電圧を順次低くする方法
と、感光体ドラム41とスリーブ7との間隙dを後段の
現像になるほど広くしていく方法がある。 また、前記
■は、現像が繰シ返されるに従って順次交流成分の周波
数を高くすることによシ、感光体ドラム41にすでに付
着しているトナー粒子の戻シを防ぐという方法である。
 これら■■■は単独で用いても効果があるが、例えば
、現像を繰υ返すにつれてトナ−帯電量を順次大きくす
るとともに交流バイアスを屓次小さくする、などのよう
に組み合わせて用いるとさらに効果がある。 また、以
上の三方式を採用する場合は、直流バイアスをそれぞれ
調整することによシ、適切な画像濃度あるいは色ノ(ラ
ンスを保持することができる0 第8図は本発明に使用可能な感光体の断面を模式的に示
したものである。 導電性部材又は基板1上に光導電層
2を設け、その上に所要の色分解フィルタ例えば赤(R
)、緑1)、青(B)のフィルタを多数を含む絶縁層3
が積層されている。
導電性基板1はアルミニウム、鉄、ニッケル、銅等の金
属あるいはそれらの合金等を用いて円筒状、無端ベルト
状等必要に応じて適宜の形状、構造のものを作成すれば
よい。
光導電層2は硫黄、セレン、無定形シリコンまたハ硫黄
、セレン、テルル、ヒ素、アンチモン等を含有する合金
等の光導電体;あるいは亜鉛、アルミニウム、アンチモ
ン、ビスマス、カドミウム、モリブデン等の金属の酸化
物、ヨク化物、硫化物、セレン化物の無機光導電性物質
;ビニルカルバゾール、アントラセン、フタロシアニン
、トリニトロフルオレノン、ポリビニールカルバゾール
、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等の有機
光導電性物質をポリエチレン、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、シリコン樹脂、
フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性バインダ樹脂中に
分散したもの電荷発生層と電荷移動層とからなる機能分
離型感光層等によって構成することができる。
絶縁層3は透明な絶縁性物質、例えば各種のポリマー、
樹脂等で構成することができ、その表面、若くは内部に
色分解フィルタとして働く着色部を有せしめる。 前記
着色部は、第8図(、)のように、所要の色を持つ染料
等の着色剤を加えて着色した絶縁性物質を光導電層2上
に印刷等の手段によって所定のパターンに付着させ、あ
るいは第8図(b)のように、着色剤を、光導電層2上
に予め均一に形成した無色の絶縁層3a上に印刷、蒸着
等の手段により所定のパターンに付着させて形成するこ
とができる。 また、予め着色部を形成したフィルム状
の絶縁性物質を光導電層上に取シ付けても、第8図(a
)、(b)の構造の感光体を構成することができる。 
更に、形成された着色部の表面を更に絶縁性物質3bで
被い、第8図(c)や(d)のような構成のものとして
もよい0 前記着色部によって構成される複数種の微細な色分解フ
ィルタの形状、配列は特に限定されるものではないが、
第9図(a)のような線条状、例えば感光体がドラム状
の場合、線が回転方向に直交するもの、平行のもの、双
方とも使用可能である。 あるいは、第9図(b)、(
e)のようなモザイク状に構成するのが好ましい。 各
フィルタのサイズは、色の繰り返し巾(第9図中tmi
n)として30〜500μmとするのが好ましい。 フ
ィルタのサイズが過小の場合、隣接した他の色の部分の
影響を受けやすくなシ、また、フィルタの1個の巾がト
ナー粒子の粒径と同程度あるいはそれ以下となると作成
も困難となるo’tた、フィルタのサイズが過大となる
と画像の解像性、混色性が低下して画質が劣化し易い。
′ 各フィルタは高抵抗であることが好ましい。
低抵抗である場合は、間隙を設けたシ、絶縁物を介在さ
せることにより、互に電気的に絶縁させる。
なお、色分解フィルタからなる層は、これを通して光導
電層に露光できるよう、適宜に配することができる。
感光体は、第8図に示した構造のもののほか、第10図
に模式的に示す構造のものが使用可能である。 なお、
第8図と同一機能を有する構成部分には、第8図と同一
符号を付して示しである。
導電性部材又は基板1上に光導電層2を設けるが、この
光導電層は、所要の分光感度分布を有する光導電部2R
,2G、2B、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)に
感度のある光導電部を多数を含むものである。 この光
導電層上には絶縁層3bが積層されている。
導電性基板1はアルミニウム、鉄、ニッケル、銅等の金
属あるいはそれらの合金等を用いて円筒状、無端ベルト
状等必要に応じて適宜の形状、構造のものを作成すれば
よい。
光導電層2は10〜100μmの厚さに形成され、硫黄
、セレン、無定形シリコンまたは硫黄、セレン、テルル
、ヒ素、アンチモン等を含有する合金等の光導電体;あ
るいは亜鉛、アルミニウム、アンチモン、ビスマス、カ
ドミウム、モリブデン等の金属の酸化物、ヨウ化物、硫
化物、セレン化物の無機光導電性物質;ビニルカルバゾ
ール、アントラセンスタロシアニン、トリニトロフルオ
レノン、ポリビニールカルバゾール、ポリビニルアント
ラセン、ポリビニルピレン等の有機光導電性物質をポリ
エチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネー
ト、アクリル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキ
シ樹脂等の絶縁性バインダ樹脂中に分散したものや、電
荷発生と移動を別々の層に担わせるようにした機能分離
型の積層体等によって構成することができる0絶縁層3
bは10〜100μmの厚さに形成され、透明な絶縁性
物質、例えば各種のポリマー、樹脂等で構成することが
できる。
光導電層2は、分光感度分布を異にする光導電部である
着色部2R% 2G、2Bを有するが、これらの着色部
は、第10図(a)のように、所要の分光感度を持つ光
導電性物質を導電層1上に印刷等の手段によって所定の
パターンに付着させて形成できる。 あるいは第10図
(b)のように、導電層l上に予め均一に形成した電荷
輸送層2a上に或いは感光層2a上に電荷発生層2b(
これは分光感度を異にする部分からなっている。)を印
刷、蒸着等の手段によシ所定パターンに付着させて形成
してもよい。
光導電部2R12G、2Bの平面的配置は、第9図に示
したと同様で良い。
次に、以上記載した構成によシ行なった具体的な実施例
を第6図および第7図に示した装置を使用して説明する
第6図に示した記録装置を用いた。 但し、像担持体4
1は、厚さ40μmの長波長増感したCdS感光層上に
、厚さ加μmの第8図(a)及び第9図(C)に示した
構造を有する各フィルターサイズ100μm x 10
0μm (tmin〒1.8X100μm )の絶縁層
を設けたものであシ、その周速を180朋/seeとし
た。 この像担持体41に一次帯電器4のランプ4Aで
一様露光を行ないながら直流のスコロトロンコロナ放電
器4により像担持体41の表面電位が+2000 V 
 になるように帯電した。
レンズ系31Cは図示しない移動機構(カメラのレンズ
送り出し機構と同様の機構)によって光軸上で移動可能
になっていて、光学系31の分解能をでのMTFが0.
25.0.5.0.75の3段階に切換えられるように
しである。
次に像露光を行ないながら、交流成分をもつスコロトロ
ンコロナ放電器から成る二次帯電器5で像担持体41の
表面電位が一50Vになるように帯電した。 像露光の
際には、赤外及び紫外光は予めフィルタによりカットし
た0 次にブルーフィルタを通して一様露光を行なうことによ
シ、−50〜300 Vのコントラストを有する静電後
が形成された。 この電位コントラストは、透明絶縁層
を用いた場合の約1/3であった。
この静電像を第7図に示したような現像器17Yで現像
した。
現像器17Yでは、マグネタイトが樹脂中に50wtチ
分散含有した、平均粒径がIμm1磁化が30 emu
/ g %抵抗率が1014Ω備以上のキャリアと;ス
チレン−アクリル樹脂にイエロー顔料としてベンジジン
誘導体10重量部とその他荷電制御剤とを加えた平均粒
径が10μmの非磁性トナーとから成る現像剤をトナー
のキャリアに対する比率が20wt%になる条件で用い
た。 また、現像スリーブ7の外径は30m、その回転
数は100 rpm 、磁石体43のN、 S磁極の磁
束密度は900ガウス、回転数は1000 rpm %
現像域での現像剤層の厚さQ、7mm、現像スリーブ7
と像担持体41との間隙1.0關とし、現像スリーブ7
には+50Vの直流電圧と2.5kHz。
2000 Vの交流電圧の重畳電圧(工法波の振幅はr
x 2000Vである)を印加する非接触現像条件によ
った。
なお、現像器17Yで静電像を現像している間は、他の
同じく第2図に示したような現像器17M、 17Cを
現像を行わない状態に保った。 それは、現像スリーブ
を電源45.46から切離してフローティング状態とす
ること、あるいは接地すること、または積極的に現像ス
リーブに静電像と同極性(すなわちトナーの帯電と逆極
性)の直流バイアス電圧を印加することによって達成さ
れ、中でも、直流バイアス電圧を印加することが好まし
い。 又、非現像時、現像装置の駆動を停止した。 現
像器17M、 17Cも現像器17Yと同じ非接触現像
条件で現像するものとしているから、現像スリーブ上の
現像剤層は除去しなくてもよい。 この現像器17Mに
は、現像器17Yの現像剤のトナーがイエロー顔料の代
シにマゼンタ顔料としてポリタングストリン酸を含むト
ナーに変えられた構成の現像剤を用い、現像器17Cに
は、同じくトナーがシアン顔料として銅フタロシアニン
誘導体を含むトナーに変えられた構成の現像剤を用いた
。 勿論、カラートナーとして他の顔料や染料によるも
のを用いることもできるし、また、現像する色の順番も
鮮明なカラー画像が得られるように適当に決定し得る。
 特に、現像する色の順番は、カラー画像の鮮明性や得
られる電位コントラストに関係することもあるので、慎
重に決定する必要がある。
現像器17Yで現像された像担持体41の表面をスコロ
トロンコロナ帯電器により、表面電位が一印Vに再帯電
した後、グリーンフィルタを通して一様露光を行なった
。 これによって得られた静電像の位置は、背景部−6
0Vに対して、+ 300 Vであった。 この静電像
を、現像スリーブに直流成分+50v1交流成分2.5
 kHz 、 2000 Vノミ圧を印加した以外は現
像器17Yにおけると同じ条件で、現像器17Mによ)
現像した。
同様に、スコロトロン帯電器によシ表面電位が一70V
に再帯電した後、レッドフィルタを通して一様露光を行
なった。 これによシ、背景部−70Vに対して+25
0vの静電像を形成し、この静電像を、現像スリーブに
直流成分+20V、交流成分2.5kHz 、 200
0 Vの電圧を印加した以外は現像器17Yにおけると
同じ条件で、現像器17Cによシ現像した。
この3回目の現像が行われ、像担持体41上に3色のカ
ラー画像が形成されるようになった段階で、コロナ放電
器21と転写前ランプ四を作動し、それによって力2−
画像を転写され易くして、転写器9で複写紙8に転写し
、分離器10で分離を行ない、熱ローラ一定着器13に
よって定着した。
カラー画像を転写した像担持体41は、白色光を照射し
つつ除電器11によって除電され、クリーニング装置1
2のクリーニングブレードによって表面から残留トナー
が除かれ、カラー画像形成の行なわれた面がクリーニン
グ装置12を通過した時点で完全にカラー画像記録の一
サイクル工程を終了した。
原稿51に、空間周波数1−20本/絽の多数の平行線
を有するテストチャートを使用して像形成を行った。 
光学系31の前記MTFを0.25に設定して得られた
記録像は、解像度は低いがモアレの発生は認められず、
色再現性が良好であった。 光学系31の前記MTFを
0.5に設定して得られた記録像は、モアレの発生が僅
かに認められるものの、画像の品質に影響する程ではな
く、色再現性、解像度共に好ましいものであった。 光
学系31の前記MTFを0.75に設定して得られた記
録像は、モアレの発生が明らかに認められるが解像度は
一層優れたものであった。
以上の結果から、原稿にモアレ発生の要因があるか否か
によって、光学系の分解能を原稿に応じて設定すること
によシ、モアレ発生防止、色再現性、解像度のいずれか
を選択し、所望の良質な画像を得ることができるととが
理解できよう。
光学系31の分解能を変化させるには、前記のようなレ
ンズ系31Cを光軸上で移動させる方法のほか、ミラー
31dの位置を移動(第6図の構造では、角度も変更を
要する。)して、光路長(g稿51から像担持体41迄
の光軸上の距離)を変える方法や、光軸上に種々の厚さ
を有するガラス等の空気に対する相対屈折率を有する透
明体(第6図中に一点鎖線で示す31f)を挿入し、こ
の厚さを適宜選択して実効光路長を変える方法を採るこ
とができる。
レンズ系の位置並びに光路長若しくは実効光路長の双方
を変えて光学系の分解能を調整して良いことは言う迄も
ない。
光学系を、第11図のように、レンズ系31Cの後方に
設けた2枚のミラー31g、31hによって光路を逆方
向にし、ミラー311によって像担持体41上に露光す
る構造とすると、ミラー31g、31hとを一緒に図に
於いて左右方向に移動させて角度を変えることなく光路
長を変更でき、構造が簡単になる0 画像の記録を行った結果を見なからモアレ発生の程度に
応じて光学系の分解能を調整することは、甚だ面倒であ
る。 画像の記録に先立って、モアレが発生しないよう
に光学系の分解能を調整することができれば、好都合で
ある。
第12図の像形成装置は上記の要請に応えるものである
第12図に示すように、ミラー31dを揺動可能にして
これを光軸から外し、その後方に位置するミラー31 
jに光像を反射させて投影スクリーン52に投影するよ
うにする。 投影スクリーン52には、色分解機能部の
周期と同一の周期を有する縞状の白黒パターン団を置き
、投影スクリーン52に投影される原稿51の像を上記
パターン犯と重ね合わせて観察する。 投影スクリーン
上の像にモアレが発生しているときは、前記の例のよう
にレンズ系31Cを光軸上で移動させる、或いは前述の
ような他の適宜の手段によって光学系31の分解能を下
げるようにする。 また、投影スクリーン52上の像に
モアレの発生が認められないときは、好ましくない程度
のモアレが観察される直前照光学系31の分解能を上げ
てやる。 像形成時のように原稿51を走査照射すると
、投影スクリーン52には細い線状の像が移動しながら
顕われ、モアレ発生の状況を観察することができない。
 従って、原稿台の移動を停止し、露光スリン) 31
 eを開いて、帯状の像を投影スクリーン52に投影さ
せるようにする。
この帯状の像の幅は、2〜3画あれば、モアレ発生の状
況を観察することができる。
上記のようにすることによシ、試し記録を行うことなく
、所望する良好な品質の画像を形成することができる。
また、光学系の分解能を予め知ることができれば好都合
である。
第13図の像形成装置では、第12図の投影スクリーン
52に替えてCCD54を設け、原稿台49に隣接して
、空間周波数が漸増する多数の平行線を有する解像力チ
ャート5を設け、このチャー)55の像をCCD54に
結像させる。 CCD54はチャート団の線を識別でき
る極限の空間周波数が何本/ iuaであるかを検知す
る。 この検知結果から、CCD潟の出力を基準に原稿
51に基く外部指令によシ、レンズ系31Cの移動等の
光学系31の調整にフィードバックさせ、光学系31の
分解能を適切に設定する0 なお、上記の例は、いずれも原稿台が移動して走査露光
を行う方式の像形成装置についての例であるが、原稿台
が静止していて光学系が移動する方式にも本発明が同様
に適用できることは言う迄もない。
本発明は、拡大、縮小等のレンズ系が移動する像形成に
も適用できる。 この場合、基本的には、原稿の所定色
の点の周期に対して、像露光光が複数の色分解機能部に
縛っている割合は、前記と同様である。 即ち、倍率を
肩とすると、原稿はm倍周期の像露光に変換されている
ことから、原稿をm倍の大きさとして等倍の像露光を行
っていると見做した場合に相当する。
現像については、前述した現像方法に限らず、感光体を
摺接せずに行なう現像方法の変形例として、複合現像剤
中からトナーのみを現像剤搬送担体上に取シ出して、交
番電界中でトナーによる一成分現像を行々う方法(特開
昭59−42565号、特願昭58−231434号)
、線状あるいは網状制御電極を設けて交番電界中で一成
分現像剤による現像を行なう方法(I#開昭56−12
5753号)、同様な制御電極を設けて交番電界中で二
成分現像剤による現像を行なう方法(特願昭58−97
973号)も本発明のによる多色画像形成方法に含まれ
ることはいうまでもない。
以上の実施例では、トナー像の転写方式として、コロナ
転写を用いているが、他の方式を用いることも可能であ
る。 例えば、特公昭46−41679号公報、同48
−22763号公報等に記載されている粘着転写を用い
ると、トナーの極性を考慮せずに転写を行なうことがで
きる。 又、感光体の層構成を、透明絶縁層、感光体層
、導電層及びフィルタを設けて透明絶縁層側からの一次
及び二次帯電、フィルタ側からの像露光、全面露光を与
えることによシ透明絶縁層側から現像する構成もとすう
る。 また、以上の説明はすべていわゆる3色分解フィ
ルタと3原色トナーを用いたカラー複写機の例について
述べたが、本発明の実施態様はこれに限定されるもので
はなく、各種の多色画像記録装置、カラー写真プリンタ
等広く使用することができる。 分解フィルタの色、及
びそれに対応するトナーの色の組み合わせも目的に応じ
て任意忙選択できる仁とはいうまでもない。 例えば2
色の複写物を得るプロセスも考えられるが、このような
ものとして、感光体として緑(G)フィルタが散在分布
しているものを用い、原稿としては赤部分と点部分の2
色からなっているものを用いることができる。 この場
合、前記と基本的に同様のプロセス(但し、全面露光は
GとRあるいはGとBで行なう)を用いると、複写物と
しては、原稿の点部分に対しては黒トナーと赤トナーか
らなるほぼ黒に近い黒複写部分が得られ、原稿の赤部分
に対しては赤トナーからなる赤部分が得られるようなプ
ロセスがある。 従って、本明細書の「複数種のフィル
タ」という意味をもつ語は、単種の色フィルタのない部
分(透明樹脂あるいは大気等であってもよい)とでなる
層をもつ感光体であってもこのフィルタのない部分は透
明フィルタとみなせるから、こうした場合も包含するの
である。
尚、本願明細書でいう「帯電」という語は、「帯電」を
行なりたときその表面電位が0となったシ、表面の電荷
が消失するような場合も含むものである。
また、以上の説明では、全面露光用の特定の光の分光特
性は、感光体のフィルタであるグリーン(G)、ブルー
(B)、レッド(R)と同色のものを用いたが、分光特
性はG、BXRに限るものではない。 要は、特定光の
全面露光によって感光体上の特定光に対応する特定のフ
ィルタ部(一定とは限らない)のみに電位パターンを形
成するような分光特性であればよく、例えば青色フィル
タに電位パターンを形成した場合は約500ynx以下
で400n以下の波長をも含むブロードの分光特性をも
つもので全面露光を行なうような例があげられる。
チ・発明の詳細 な説明したように、本発明に基く像形成装置は、像担持
体に像露光を行う光学系の分解能が調整されるように構
成しているので、次のような効果が奏せられる。 微視
的な周期を有する微小な点で構成されているオリジナル
像や周期的な図柄を有するオリジナル像から像形成を行
う場合、或いはこのような周期を有しないオリジナル像
から像形成を行う場合に、前者の場合には光学系の分解
能を低くしてモアレの発生を防止し、後者の場合には光
学系の分等能を高くして解像度の高い像を形成するとい
う、オリジナル像の性状に対応して良好な像を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の詳細な説明するための図面で
あって、 第1図(a)、(b)はオリジナル像からの像露光光が
色分解機能部に結像する状態を示す概要図、 第2図は色分解機能部に対する光学系の分解能を示す概
要図、 第37図は像担持体上でのテストチャートからの像露光
の光量分布を示すグラフ、 第4図は色分解機能部の空間周波数と光学系の分解能と
の関係を示すグラフ である。 第5図〜第13図は本発明の実施例を示す図面であって
、 第5図〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕、〔5〕、像 〔6〕、〔7〕、〔8〕は両翼形成工程を示すプロセス
フロー図、 第6図は多色像形成装置の概略図、 第7図は現像装置の断面図、 第8図(a)、(b)、(e)、(d)は各感光体の断
面図、 第9図(a)、(b)、(c)は感光体表面のフィルタ
の配列を示す平面図、 第10図(a)、(b)は他の各感光体の断面図、第1
1図、第12図及び第13図は他の多色画像形成装置の
部分概略図 である。 なお、図面に示した符号において、 1・・・・・・・・・・・・・・・導電性基板2・・・
・・・・・・・・・・・・光導電層3・・・・・・・・
・・・・・・・色分解フィルタを含む絶縁層4・・・・
・・・・・・・・・・・−次帯電器5・・・・・・・・
・・・・・・・二次帯電器7.7Y、7M、7C・・・
・・・・・・・・・・・・現像スリーブ8・・・・・・
・・・・・・・・・複写紙1516・・・・・・・・・
・・・・・・再帯電器17.17Y、 17M、 17
C・・・・・・・・・・・・・・・現像器31・・・・
・・・・・・・・・・・光学系311i・・・・・・・
・・・・・・・・光源ランプ31b、 31d、 31
g、 31h、 31 t、 31 j・・・・・・・
・・ミラー31 c・・・・・・・・・・・・・・・ 
レンズ系31e・・・・・・・・・・・・・・・スリッ
ト31 f・・・・・・・・・・・・・・・透明体41
・・・・・・・・・・・・・・・感光体ドラム(像担持
体)51・・・・・・・・・・・・・・・オリジナル像
(原稿)52・・・・・・・・・・・・・・・投影スク
リーン団・・・・・・・・・・・・・・・縞状白黒パタ
ーンシ・・・・・・・・・・・・・・・ CCD邸・・
・・・・・・・・・・・・・解像力チャートR・・・・
・・・・・・・・・・・ 色分解機能部中の赤色フィル
タG・・・・・・・・・・・・・・・ 色分解機能部中
の緑色フィルタB・・・・・・・・・・・・・・・ 色
分解機能部中の青色フィルタ2B・・・・・・・・・ 
色分解機能部中の青色光感光光導電部2R・・・・・・
・・・ 色分解機能部中の赤色光感光光導電部2G・・
・・・・・・・ 色分淋機能部中の緑色光感光光導電部
FB・・・・・・・・・ 青フィルタ Fo・・・・・・・・・ 緑フィルタ FR・・・・・・・・・ 赤フィルタ LR・・・・・・・・・ 赤色光 LB・・・・・・・・・ 青色光 Lo・・・・・・・・・ 緑色光 TY・・・・・・・・・ イエロー)+−TM・・・・
・・・・・ マゼンタトナーD・・・・・・・・・  
現像剤 T・・・・・・・・・   トナー である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、色分解機能部を配した像担持体と、この像担持体に
    像露光を行う光学系とを有し、この光学系の分解能が調
    整されるように構成した像形成装置。
JP60268117A 1985-11-27 1985-11-27 像形成装置 Pending JPS62127771A (ja)

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JP60268117A JPS62127771A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 像形成装置

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JP60268117A JPS62127771A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 像形成装置

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JPS62127771A true JPS62127771A (ja) 1987-06-10

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JP60268117A Pending JPS62127771A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 像形成装置

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JP (1) JPS62127771A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233187A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 速度変動検知装置、画像形成装置及び速度変動検知方法

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