JPS621255Y2 - - Google Patents

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JPS621255Y2
JPS621255Y2 JP5765982U JP5765982U JPS621255Y2 JP S621255 Y2 JPS621255 Y2 JP S621255Y2 JP 5765982 U JP5765982 U JP 5765982U JP 5765982 U JP5765982 U JP 5765982U JP S621255 Y2 JPS621255 Y2 JP S621255Y2
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tube
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electrolytic cell
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JP5765982U
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、原子力施設で使用した金属配管の内
外面の放射性汚染を除去(以下除染という。)す
る方法として電解研磨法を応用した電解研磨用電
解槽に関するものである。原子力施設で放射性液
体と接していた金属配管の交換を行つた時などに
おいて、使用済の配管の内外面を除染する場合に
は、使用されていた状態に応じて配管の金属表面
に放射性物質が付着、浸透しているので、金属配
管の表面を研削する除染法を用いることが有効で
ある。
金属配管の内外面を研削する技術としては、従
来から機械研磨法とともに、電解研磨によつて電
気化学的に研削する除染法が行われているが、細
かな部分まで研削できる点から電解研磨法が有利
とされている。しかし、従来の電解研磨用電解槽
では被研磨管を陽極に接続する操作、被研磨管の
中へ挿入する内面用陰極の位置調整と接続操作、
および被研磨管内への電解液噴出口の調整などの
いろいろな操作を必要とする欠点があつた。
本考案は、このような従来の欠点を解決するた
めになされたもので、簡単な被研磨管脱着操作に
よつて被研磨管への通電と電解液の循環ループが
確実に形成されることを特長としたものである。
以下、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。第1図および第2図に示すように、電解
槽の中心に棒状の内面用陰極2があり、その基部
に円錐形陽極3が内面用陰極2とは絶縁物6によ
つて電気的に絶縁されて取付けられ、その外側に
外面用陰極1がある。外面用陰極1は特に設け
ず、外槽7を陰極とすることも可能であるが、円
筒形の陰極を設けたほうが被研磨管の外面電流分
布を均一にすることができる。
電解研磨を行う場合、内面用陰極2へ被研磨管
4を挿入し、さらにその上から円錐形重り5を乗
せて行うが、この時重りによつて被研磨管4が円
錐形陽極3に押しつけられ、被研磨管4へ通電さ
れる。
また、被研磨管4は円錐形陽極3と重り5の円
錐部分によつて、被研磨管4の中心に内面用陰極
2がくるように自然に位置する。円錐形重り5は
中心に内面用陰極2が通る穴があり、内部には鉛
玉のような重りが入つており、外表面は電気絶縁
材料でできている。この円錐形重り5の円錐形の
部分8は三角形の板でできており、被研磨管4の
上に乗つた時、管口を閉じることなく、管内の電
解液が通れる構造になつている。
電解液は被研磨管4の内外面を流動することが
必要であるが、その循環は次により行われる。被
研磨管の内面については、第1流入口9から電解
槽内へ入つた電解液が、円錐形陽極3の頂部にあ
るノズル10によつて被研磨管4の内側に向けて
噴出し、電解によつて被研磨管の内面に生成した
ガス等の反応生成物の排出と新しい電解液の供給
を行い、円錐形重り5の三角板8によつてできた
隙間を通つて流れる。被研磨管4の外面について
は、第2流入口11から外面用陰極1の流入口1
2を経て外面用陰極1の内側へ入つた電解液が、
被研磨管の外表面を流れてオーバーフロー口13
から電解槽の外部循環系統へ流れる。オーバーフ
ロー口13はオーバーフロー水位を可変すること
ができ、被研磨管の長さに応じて調節することが
できる。外面用陰極1には通水口14が多数あ
り、電解液の排出を容易にしている。
電解によつて生成したガスが電解液面から放出
するので、放出ガス中の水素ガス濃度が爆発限界
以下になるように、換気ガス入口15から空気を
電解液面へ吹きつけて放出ガスの希釈を行い、廃
棄口16から排ガス処理装置へ排出する。
つぎに、第3図に電解槽外部の系統を示す。電
解液はオーバーフロー口13から循環槽20へ入
り、ここから循環ポンプ21、流量調整弁22、
流量計23を経て第1、第2流入口9,11へ送
られる循環系統となつている。排気ガスは、ブロ
ワー24によつて放出ガス希釈用空気を電解槽内
7に吹込まれ、排気管16を経て排出ガス処理装
置25へ送られることにより、ここで電解液ミス
トなどの有害物質を除去した後放出されるガス処
理系統となつている。電解電源は、外面用陰極1
と内面用陰極2へ流す電流をそれぞれ別々にコン
トロールできるような電源26,27としてい
る。これは、被研磨管の内外面の汚染が異るため
に、内外面で研削量を変えることができるように
したものである。各電極の接続端子部分17,1
8,19は、高電流を流す場合には端子部分の電
気抵抗によつて発熱するので、冷却することが必
要であれば、ボルトの中心に貫通孔28,29を
設け、この中を電解液を通して冷却する。この
時、陽極端子17のように、電解槽から循環路2
0へ戻す方向に電解液を通すか、あるいは、内面
用陰極2の端子18のように循環ポンプ21から
の圧力のある電解液を接続して電解槽内へ向けて
通液するいずれの方法も使用できる。
また、外面用陰極接続端子19のように換気ガ
ス入口15からの空気によつて冷却する方法も使
用できる。
また、被研磨管が直管でなくエルボ部分を含む
場合でも第4図のように使用することができる。
内面用陰極2の頂部から電気絶縁性のキヤツプ3
0とコイル31から成るスペーサーを挿入し、そ
の上から被研磨管33を挿入する。この時、被研
磨管はエルボと接続した直管部分の最も長い部分
を残してエルボの近傍で切断し、残つた直管部分
は、下端が円錐形陽極に接触する長さで切断して
おく。
なお、直管部分が短く、円錐形陽極にまで達し
ない場合は、内面用陰極2の中間継手34の部分
を取り外して内面用陰極2の長さを短くして被研
磨管の長さに合せるか、あるいは、第4図のよう
に陽極フツク32によつて被研磨管上部を吊下げ
て通電する。内面用陰極2を短くしてもスペーサ
ーはコイル31であるために陰極長さに応じて任
意に伸縮することができる。エルボを含む場合に
は、円錐形重り5は使用しない。
なお、T継手の場合には、枝管の部分で切断
し、中間にT継手がある直管として取り扱うこと
ができる。
以上のように本考案によれば、被研磨管を内面
用陰極に挿入し、重りを乗せるだけの簡単な操作
で、被研磨管の位置調整と電解電源の接続および
被研磨管内への循環電解液の接続が自動的に行わ
れ、被研磨管の脱着が容易な電解槽を提供するこ
とができる。
また、電解液自身で大電流通電時の端子部分の
冷却が可能であり、特に冷却水を必要とせず、エ
ルボやT継手のある配管にも使用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は電解槽の一部断面斜視図、第2図は電解
槽断面図、第3図は電解槽を含む全体の系統図、
第4図は被研磨管にエルボがある場合の装着方法
を示す一部断面斜視図である。 図中、1……外面用陰極、2……内面用陰極、
3……円錐形陽極、4……被研磨管、5……重
り、6……電気絶縁材料、7……外槽、8……三
角板、9……第1流入口、10……電解液噴出
口、11……第2流入口、12……電解液入口、
13……オーバーフロー口、14……穴、15…
…空気入口、16……排気口、17,18,19
……接続端子、20……循環槽、21……循環ポ
ンプ、22……流量調整弁、23……流量計、2
4……ブロワー、25……排ガス処理装置、2
6,27……電解用直流電源、28,29……接
続端子冷却水流通口、30……絶縁キヤツプ、3
1……絶縁コイル、32……陽極通電用フツク、
33……被研磨管、34……内面用陰極中間継
手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒または角槽を外面用陰極とし、その中心
    に棒状の内面用陰極を有し、内面用陰極の基部
    にこれと電気的に絶縁した円錐形陽極を備え、
    被研磨管を内面用陰極に挿入した時、内面用陰
    極上部から挿入して被研磨管を固定する円錐形
    重りを備え、円錐形陽極の上部と被研磨管の外
    周部分から電解液が流入し、円錐形重りと被研
    磨管との間隙を通る流路と被研磨管の外側を通
    る流路によつて電解液を循環する構造の電解研
    磨用電解槽。 (2) 各電極の通電端子取付ボルトに貫通孔を設け
    て電解液を通じ、大電流通電時の端子部分の発
    熱を冷却する構造であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲(1)記載の電解槽。 (3) エルボのある被研磨管では内面用陰極の頂部
    から電気絶縁性のキヤツプとコイルから成るス
    ペーサーを挿入したのち被研磨管を挿入し、被
    研磨管が円錐形陽極に達しない場合には内面用
    陰極の長さを短くするか、あるいはフツク状の
    陽極に吊下げて通電することができることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲(1)記載の電解
    槽。
JP5765982U 1982-04-22 1982-04-22 電解研磨用電解槽 Granted JPS58160272U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5765982U JPS58160272U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 電解研磨用電解槽

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JP5765982U JPS58160272U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 電解研磨用電解槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160272U JPS58160272U (ja) 1983-10-25
JPS621255Y2 true JPS621255Y2 (ja) 1987-01-13

Family

ID=30068096

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JP5765982U Granted JPS58160272U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 電解研磨用電解槽

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JPS58160272U (ja) 1983-10-25

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