JPS62124401A - スプラインの歯振れ測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、１１仙部材の外周（こ加工されたスプライン
の歯１辰れを測定−づ−るスプライン１回転振れ測定装
置に関する。

（従来技術） 従来、変速機の駆動軸なとの外周に軸嵌合のために加工
形成されたスプラインの歯（辰れ、即ら、７ＪＩｌニス
プラインの真円度の測定は、例えば第５図に示すように
、マイクロメータににり測定している。

即ち、定盤１の上に軸部材２をその中心支持にまり回動
自在に配置し、ＩＮ１部材２の外周に加工されたスプラ
イン３の南面にホール４を入れてマイクロメータ５を図
示のようにボール４に当てて指示を読取り、この読取り
測定をスプライン３の位置を一変えながら複数箇所につ
いて行なうことで、スプライン１回転における歯振れを
測定するよう１こしている。

（発明か解決しにうとする問題点） しかしなから、このような従来のスプライン歯振れ測定
にあっては、８１１ｊ定者にＪ５つて測定結果にバラ付
きを起こし易く、またスプラインの測定位置を変える毎
にボールを歯面に入れてマイクロメータをセットしなけ
ればならないために測定作業が繁雑で時間がかかるとい
う問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、軸部材に加工したスプラインの歯振れを簡単に且
つ高精度で測定できるようにしたスプライン歯振れ測定
装置を提供することを目的とする。

この目的を達成するため本発明にあっては、支持ポスト
の縁部に逆り字形のリンク部材をリンクコーナ部内側を
支点として揺動自在に支持し、このリンク部材の横方向
に延在されたリンクアーム部の先端に基準マスタギアを
回動自在に設けて軸部材の被測定スプラインを噛合わせ
、被測定スプラインと基準マスタギアを噛合い回転させ
たときのリンク部材の変位をリンク部材の下方に延在し
たリンクアーム部に当接した変位検出器で検出してスプ
ラインの歯振れを測定するようにしたものでおる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示した説明図である。

まず構成を説明すると、１０は装置の基台であり、基台
１０より支柱１０ａを一体に立てており、支社１０ａの
上部にはリンク支持部１２を右側に張出した支持ポスト
１１が固定されている。リンク支持部１２に於ける上方
の縁部には後の説明で明らかにする支点支持＠造をもっ
てブロック材１４に内側コーナ部を固定した逆り字型の
リンク部材１５が揺動自在に装着され、リンク部材１５
は支点Ｐによりリンク支持部１２の縁部１３に揺動自在
に支持されている。

リンク部材１５は横方向に延在されたリンクアーム部１
５ａの先端に倣い基準となる基準マスタギア１６を回転
自在に装着しており、この基準マスタキア１６の上部に
は測定対象となる軸部材２のスプライン３が噛み合わさ
れ、基準マスクギア１６とスプライン３が噛み合い回転
自在に配置される。

一方、リンク部材１５に於ける下方に延在したリンクア
ーム部１５ｂの先端には測定ロッド１７がナツトにより
固定され、測定ロッド１７の先端にロッドの偏位を電気
的に検出する差動］−ランス等を用いた偏位検出器１８
のアンビル１９が当接される。

また支持ポスト１１とリンクアーム部１５ｂとの間には
バネ２０が設けられ、バネ２０によりリンク部材１５を
支点Ｐを中心に右回りに付勢している。更にリンク支持
部１２の端面に相対したリンクアーム部１５ｂの位置に
はストッパポル］へ２１がネジ込まれており、リンク部
材１５の揺動範囲を規制している。

第２図は第１図のリンク部材１５の部分を側方から示し
た説明図であり、基準マスタキア１６の軸着部分を一部
断面にて示す。

即ち、リンク部材１５の横方向に延在したリンクアーム
部１５ａの先端には、シャフト２２によって基準マスタ
ギア１６か回転自在に装着されており、基準マスタギア
１６には上部より軸部＋３２の被測定スプライン３が噛
み合わされ、軸部材２は両側の中心位置でセンタポンチ
２３により回転自在に支持されている。

第３図は第１図の実施例に於けるリンク支持部１２に対
するリンク部材１５の支点支持部分を取出して示したも
ので、リンク部材１５のコーナ部内側には上方及び側方
からのボルト締めによりブロック材１４が固定され、ブ
ロック材１４の縁部１４ａをリンク部ｖＪ１２の縁部１
３に当接さぜた支点線をもって揺動自在に支持している
。

この支持構造を得るため、リンク支持部１２とリンク部
材］５側のブロック材２５の間には、２枚の板バネ２４
を垂直方向に向けて並べて配置すると共に、この板バネ
２４の間に水平方向に向けて仮バネ２５を配置し、板バ
ネ２４．２５のそれぞれはボルト２７による押え金２４
８，２５ａの締め付けでリンク支持部１２及びブロック
材１４の当接面に支持固定される。

この３枚の板バネ２４．２５による支点支持構造は第４
図の分解図により更に明らかにされる。

第４図はリンク支持部１２とリンク部材１５側のブロッ
ク材１４、及び３枚の板バネ２４．２５を分離して示し
たもので、２枚の板バネ２′４は水平に配置され、その
間に板バネ２５を垂直に配置している。

ここで３枚の板バネ２４．２５に設けた取付は穴をＡ−
Ｆｌこの取付は穴Ａ〜Ｆに対応するリンク支持部１２及
びブロック材２３側の取付は穴をａ〜ｆとすると、両側
に水平に配置された板バネ２４の取付は穴Ａ、Ｃがリン
ク支持部１２の上面の取付は穴ａ、Ｃに合わせて固着さ
れ、また板バネ２４の取付は穴Ｂ、Ｄがブロック材２３
の下面の取付は穴す、ｄに位置合わせして固着される。

更に、垂直方向に配置した板バネ２５の取付は穴Ｆはブ
ロック材２３の側面の取付は穴ｅに位置合わせして固着
され、板バネ２５の取付は穴Ｆはリンク支持部１２の端
面の取付は穴［に位置合わせして固着される。

従って、３枚の板バネ２４．２５によるリンク支持部１
２とブロック材２３の連結で、ブロック材２３は水平と
垂直に配置した板バネ２４，２５の交差線で与えられる
支点線Ｐ−Ｐを中心に板バ　　□ネ２４．２５の弾性変
形をもって揺動自在に支持されることになる。

次に上記の実施例の作用を説明する。

まず第１，２図に示したようにリンク部材１５のリンク
アーム部１５ａに回動自在に設けた基準マスクギア１６
の上部に測定対象となる軸部材２のスプライン３を両端
のセンタポンチ２３による支持で回転自在に噛み合わせ
る。この状態でスプライン３と基準マスタギア１６を噛
み合い回転させると、センタポンチ２３によるスプライ
ン３の軸中心は固定位置となることから、スプライン３
の歯振れに応じてハネ２０の力で押圧されている基準マ
スタギア１６が上下に動き、この基準マスクギア１６の
動きを受りてリンク部材１５が支点Ｐを中心に揺動する
。リンク部材１５のｉｌ動は、測定ロット１７を介して
偏位検出器１８のアンビル１９に伝えられ、リンク部材
１５の揺動に応じたアンビル１９の動ぎで偏位検出器１
８は偏位に応じた検出電圧を出力し、この検出電圧をメ
ータ表示させたり、あるいは記録紙に描かせることでス
プライン３の歯振れを知ることができる。

尚、上記の実施例では、リンク部材１５のリンクアーム
部１５ａ、１５ｂの長さ関係が１対１となっていること
から、基準マスタギア１６との噛み合い回転によるスプ
ライン３の歯振れを直接偏位検出器１８で検知すること
ができるが、リンクアーム部１５ａと１５ｂの艮ざの比
を変えることで、スプライン３の歯振れによる基準マス
タギア１６の動きをリンク部材１５で拡大して偏位検出
器１８に伝えることもできる。

（発明の効果） 以上説明してきたように本発明によれば、支持ポストの
縁部に逆り字型のリンク部材をリンクコーナ部内側を支
点として揺動自在に支持し、このリンク部材の横方向に
延在されたリンクアーム部の先端に基準マスタギアを回
動自在に設けて軸部材の被測定スプラインを噛み合わせ
、被測定スプラインと基準マスタギアを噛み合い回転し
た時のリンク部材の偏位をリンク部材の下方に延在した
リンクアーム部に当接した偏位検出器で検出するように
したため、基Ｑ！マスタギアに噛み合いセツｉ〜した被
測定スプラインを回転させるだけでスプラインの歯振れ
を測定することができ、従来のマイクロメータとボール
を使用した歯振れ測定に比べ、スプラインを回転させる
だけで良いことから測定作業が際めで簡単となり、また
スプライン全周について歯振れを検出できることから、
精度の高い測定結果が容易に１９られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した説明図、第２図は第
１図のリンク部材側の側面図、第３図は第１図のリンク
部材の支点支持部分を取出して示した説明図、第４図は
第３図の支点支持構造の分解説明図、第５図は従来の歯
振れ測定を示した説明図である。 ２：ｌＮ１部材 ３ニスプライン １０：基台 １０ａ：支柱 １１：支持ポスト １２：リンク支持部 １３：縁部 １４ニブロツク材 １５：リンク部材 １５ａ、１５ｂ：’、Ｊンクアーム部 １６：基準マスタギア １７：測定ロンド １８：偏位検出器 １９：アンビル ２０：バネ ２２：シャツ１〜 ２３：センタポンチ ２４．２５：板バネ ２４ａ、２５ａ：押え金

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 逆Ｌ字形のリンク形状を有しリンクコーナ部内側を支点
   として支持ポストの縁部に揺動自在に支持されたリンク
   部材と、該リンク部材の横方向に延在するリンクアーム
   部の先端に回動自在に装着され軸部材の被測定スプライ
   ンに噛合う基準マスタギアと、前記被測定スプラインと
   基準マスタギアの噛合い回転により揺動する前記リンク
   部材の下方に延在したリンクアーム部の偏位を検出する
   偏位検出器とを備えたことを特徴とするスプラインの歯
   振れ測定装置。