JPS62124243A - 金属クロムの焼結法 - Google Patents
金属クロムの焼結法Info
- Publication number
- JPS62124243A JPS62124243A JP26133785A JP26133785A JPS62124243A JP S62124243 A JPS62124243 A JP S62124243A JP 26133785 A JP26133785 A JP 26133785A JP 26133785 A JP26133785 A JP 26133785A JP S62124243 A JPS62124243 A JP S62124243A
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- JP
- Japan
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- powder
- metallic chromium
- purity
- chromium
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は金属クロムの焼結法に関するものである。更に
詳しくは、99.0%以上の純度を存する高純度金属ク
ロム粉末に活性剤を添加し、圧扮し、得られた圧粉を真
空中でガラス容器に封入し、1.100〜1.400℃
に加熱し焼結することを特徴とする金属クロムの焼結法
に関するものである。
詳しくは、99.0%以上の純度を存する高純度金属ク
ロム粉末に活性剤を添加し、圧扮し、得られた圧粉を真
空中でガラス容器に封入し、1.100〜1.400℃
に加熱し焼結することを特徴とする金属クロムの焼結法
に関するものである。
金属クロムは高温においても耐酸性、耐アルカリ性等の
耐薬品性に優れ、かつ耐候性に優れており、極めてを用
な金属の一つであるが低温での靭性が低く加工が困難で
あるために、純クロム及びクロム基合金はほとんど実用
化されていない状況にある。
耐薬品性に優れ、かつ耐候性に優れており、極めてを用
な金属の一つであるが低温での靭性が低く加工が困難で
あるために、純クロム及びクロム基合金はほとんど実用
化されていない状況にある。
本発明は金属クロムの本来の特性を活した金属クロムの
焼結体を得るための有用な製造法を提供するものである
。
焼結体を得るための有用な製造法を提供するものである
。
[従来の技術及びその問題点]
これまでに、金属クロムの焼結体を得る方法としては、
金属クロム粉末を粉末圧延(冷間)、焼結、再圧延、焼
鈍という工程を経て板状とする方法(特開昭58−55
502号)が知られており、又金属クロム粉末に活性剤
としてパラジウム塩を添加し、圧粉し二段焼結する方法
(特開昭59−53603号)が知られている。
金属クロム粉末を粉末圧延(冷間)、焼結、再圧延、焼
鈍という工程を経て板状とする方法(特開昭58−55
502号)が知られており、又金属クロム粉末に活性剤
としてパラジウム塩を添加し、圧粉し二段焼結する方法
(特開昭59−53603号)が知られている。
しかしながらこれらの方法には次のような問題点がある
。
。
■)多工程を要し操作が繁雑である、
2)冷間圧延では、粒子間のすき間が充されるのみで粉
末自体の変形が進みにくい、 3)任意の形状の焼結体が得難い。
末自体の変形が進みにくい、 3)任意の形状の焼結体が得難い。
[問題点を解決するための手段]
本発明は99.0%以上の純度を有する高純度金属クロ
ムの粉末に活性剤を添加し、圧扮し、得られた圧粉を真
空中でガラス容器に封入し、1゜100〜1,400℃
に加熱し、焼結することを特徴とする金属クロムの焼結
法を提供するものである。
ムの粉末に活性剤を添加し、圧扮し、得られた圧粉を真
空中でガラス容器に封入し、1゜100〜1,400℃
に加熱し、焼結することを特徴とする金属クロムの焼結
法を提供するものである。
本発明における出発物質である金属クロムの純度は高純
度であるほど好ましいが、99.0%以上であればよい
。不純物の混入は、焼結体の相対密度を低下させ、かつ
クラックの発生の要因となるからできる限り避けるべき
で、特に酸素、窒素などのガス成分の混入は避けるべき
である。かかる高純度の金属クロム粉末はクロム塩溶液
を電解して得た金属クロム又はクロム塩溶液を溶媒抽出
法により精製し、得られたクロム塩溶液若しくはこの溶
液から得たクロム塩を酸化して得たクロム酸を水素還元
法などにより還元することにより製造される。
度であるほど好ましいが、99.0%以上であればよい
。不純物の混入は、焼結体の相対密度を低下させ、かつ
クラックの発生の要因となるからできる限り避けるべき
で、特に酸素、窒素などのガス成分の混入は避けるべき
である。かかる高純度の金属クロム粉末はクロム塩溶液
を電解して得た金属クロム又はクロム塩溶液を溶媒抽出
法により精製し、得られたクロム塩溶液若しくはこの溶
液から得たクロム塩を酸化して得たクロム酸を水素還元
法などにより還元することにより製造される。
本発明における金属クロム粉末の粒径はより微細であれ
ばよいが通常は0. 5〜3. 0rrf’/g (B
ET法)の比表面積を有するものが用いられる。
ばよいが通常は0. 5〜3. 0rrf’/g (B
ET法)の比表面積を有するものが用いられる。
通常金属クロム粉末は二次粒子を形成しているから、酸
素、窒素ガスの混入を避けるためアルゴン、ヘリウムな
どの不活性ガス雰囲気下に、ボールミルなどを用い粉砕
し一次粒子に崩懐して用いることが好ましい。
素、窒素ガスの混入を避けるためアルゴン、ヘリウムな
どの不活性ガス雰囲気下に、ボールミルなどを用い粉砕
し一次粒子に崩懐して用いることが好ましい。
活性剤としては硝酸パラジウム、硫酸パラジウム塩水塩
、塩化パラジウムなどのパラジウム塩やホウ酸が用いら
れる。これらの添加量は金属クロムに対して0. 5〜
5重−%が好ましく、これらは水溶液又はアルコール溶
液として添加される。
、塩化パラジウムなどのパラジウム塩やホウ酸が用いら
れる。これらの添加量は金属クロムに対して0. 5〜
5重−%が好ましく、これらは水溶液又はアルコール溶
液として添加される。
金属クロム粉末に活性剤を添加した後圧粉を行う。圧粉
圧力は通常100〜300MPaが採用され相対圧粉密
度は40〜50%とされる。
圧力は通常100〜300MPaが採用され相対圧粉密
度は40〜50%とされる。
次いで、圧粉体を水素気流中で700〜900℃に0.
5〜2時間加熱し、活性剤である化合物を熱分解しガ
ス成分を放出させる。
5〜2時間加熱し、活性剤である化合物を熱分解しガ
ス成分を放出させる。
本発明で用いられるガラス容器の材質は特に限定されな
いがパイレックスガラスが好ましく用いられる。またそ
の形状は焼結体の所望の形状に合せて任意に決定される
。
いがパイレックスガラスが好ましく用いられる。またそ
の形状は焼結体の所望の形状に合せて任意に決定される
。
圧粉体のガラス容器への封入は次のとおり行う。
すなわち、圧粉をこのガラス容器に充填し、真空に引き
、横型移動式炉のような加熱炉に入れ約800℃まで段
階的に加熱し、各温度でlXl0−4Torr程度にな
るまで保持する。約800 ’Cまで加熱するとガラス
が軟化し、変形する。この状態で真空度は2〜5×10
″″5Torr程度となる。ガラス容器内に空間が認め
られる場合は適宜バーナーなどで加熱し、ガラスを軟化
させ空間が残らないようにする。
、横型移動式炉のような加熱炉に入れ約800℃まで段
階的に加熱し、各温度でlXl0−4Torr程度にな
るまで保持する。約800 ’Cまで加熱するとガラス
が軟化し、変形する。この状態で真空度は2〜5×10
″″5Torr程度となる。ガラス容器内に空間が認め
られる場合は適宜バーナーなどで加熱し、ガラスを軟化
させ空間が残らないようにする。
焼結は、一般に横型又は縦型の電気抵抗炉のような加熱
炉を用い、1,000〜1,400’C1好ましくは1
,100〜1,350’Cで5〜170時間、好ましく
は10〜50時間行う。この焼結終了後炉から取り出し
ガラス容器を除き焼結体を得る。
炉を用い、1,000〜1,400’C1好ましくは1
,100〜1,350’Cで5〜170時間、好ましく
は10〜50時間行う。この焼結終了後炉から取り出し
ガラス容器を除き焼結体を得る。
[発明の効果コ
本発明によれば、雰囲気ガスを必要としなしため装置の
簡素化とコストの軽減を図ることができる。また得られ
た焼結体の相対密度も従来公知の焼結体と比較してなん
ら遜色なく(約95%以上)緻密な組織を有するものと
なる。従って、本発明の焼結法を採用すれば板状、棒状
などの強靭な成形加工品が得られ、金属クロムの本来の
特性である高温強度、耐酸性、耐食性に優れた加工品と
なる。
簡素化とコストの軽減を図ることができる。また得られ
た焼結体の相対密度も従来公知の焼結体と比較してなん
ら遜色なく(約95%以上)緻密な組織を有するものと
なる。従って、本発明の焼結法を採用すれば板状、棒状
などの強靭な成形加工品が得られ、金属クロムの本来の
特性である高温強度、耐酸性、耐食性に優れた加工品と
なる。
[実施例]
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
の実施例によりなんら限定されるものではない。
の実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1
比表面積1,36ゴ/g、純度99.9%の電解金属ク
ロム粉末100重量部に対して、硝酸パラジウム2.1
7重量部(金属パラジウム換算1重量部)を水20重量
部に溶解し、これを前記金属クロム粉末に混合し、両者
をよく混錬し、約80°Cで乾燥した。次いで、これを
圧粉用金型に入れ200MPaに加圧し、圧粉成形体と
した。この圧粉成形体の相対密度は45.10%であっ
た。
ロム粉末100重量部に対して、硝酸パラジウム2.1
7重量部(金属パラジウム換算1重量部)を水20重量
部に溶解し、これを前記金属クロム粉末に混合し、両者
をよく混錬し、約80°Cで乾燥した。次いで、これを
圧粉用金型に入れ200MPaに加圧し、圧粉成形体と
した。この圧粉成形体の相対密度は45.10%であっ
た。
この圧粉成形体を水素雰囲気中で800℃に1時間加熱
し、活性剤としての硝酸パラジウムを熱分解してガス成
分を放出させた後内径10.5mm。
し、活性剤としての硝酸パラジウムを熱分解してガス成
分を放出させた後内径10.5mm。
長さ100mmの円筒状パイレックスガラス容器に装入
し、真空に引き、横型移動式炉に徐々に入れ350℃、
500℃、800℃まで段階的に加熱し、各温度でI
X 10 ’Torr程度になるまで保持した。このよ
うにして真空封入した金属クロムを横型電気抗炉に装入
し1300℃で10時間焼結した。
し、真空に引き、横型移動式炉に徐々に入れ350℃、
500℃、800℃まで段階的に加熱し、各温度でI
X 10 ’Torr程度になるまで保持した。このよ
うにして真空封入した金属クロムを横型電気抗炉に装入
し1300℃で10時間焼結した。
得られた焼結体の相対密度は96.0%であった。
また、この組織を電子顕微鏡写真により観察したところ
、緻密化しており空隙はほとんど認められなかった。
、緻密化しており空隙はほとんど認められなかった。
実施例2
比表面積2,42M/g、純度99.3%の電解金属ク
ロム粉末100重量部に対して3重量%HB03アルコ
ール溶液20重量部を混合し、混錬後70°Cで乾燥し
た次いでこれを圧粉用金型に入れ200MPaに加圧し
、圧粉成形体とした。
ロム粉末100重量部に対して3重量%HB03アルコ
ール溶液20重量部を混合し、混錬後70°Cで乾燥し
た次いでこれを圧粉用金型に入れ200MPaに加圧し
、圧粉成形体とした。
この圧粉成形体の相対密度は44.80%であった。
この圧粉成形体を水素雰囲気中で800℃に1時間加熱
し、Hs B Oaを熱分解してガス成分を放出させた
後内径10.5mm、長さ100mmの円筒状パイレッ
クスガラス容器に装入し、真空に引き、横型移動式炉に
徐々に入れ350℃、500℃、800℃まで段階的に
加熱し、各温度で1×10’Torr程度になるまで保
持した。このようにして真空封入した金属クロムを横型
電気抵抗炉に装入し、1.150℃で40時間焼結した
。このようにして得られた焼結体の相対密度は95.5
%であり、また組織も緻密なものであり、空隙はほとん
ど認められなかった。
し、Hs B Oaを熱分解してガス成分を放出させた
後内径10.5mm、長さ100mmの円筒状パイレッ
クスガラス容器に装入し、真空に引き、横型移動式炉に
徐々に入れ350℃、500℃、800℃まで段階的に
加熱し、各温度で1×10’Torr程度になるまで保
持した。このようにして真空封入した金属クロムを横型
電気抵抗炉に装入し、1.150℃で40時間焼結した
。このようにして得られた焼結体の相対密度は95.5
%であり、また組織も緻密なものであり、空隙はほとん
ど認められなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)99.0%以上の純度を有する高純度金属クロム粉
末に活性剤を添加し、圧粉し、得られた圧粉を真空中で
ガラス容器に封入し、1,100〜1,400℃に加熱
し焼結することを特徴とする金属クロム焼結法。 2)活性剤としてホウ酸又はパラジウム塩を用いる特許
請求の範囲第1項に記載の焼結法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133785A JPS62124243A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 金属クロムの焼結法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133785A JPS62124243A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 金属クロムの焼結法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124243A true JPS62124243A (ja) | 1987-06-05 |
Family
ID=17360419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26133785A Pending JPS62124243A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 金属クロムの焼結法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62124243A (ja) |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP26133785A patent/JPS62124243A/ja active Pending
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