JPS62123671A - フラツトケ−ブルの電源取出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、アンダーカーペット配線システムに用いる
フラットケーブルの電源取出装置に関するものである。

〔背景技術〕

従来、アンダーカーペット配線システムにおいて、コン
セントは床面に固定し、コンセントとフラットケーブル
との接続は、フラットケーブルに圧着したリード線付コ
ネクタのリード線により行なっている。

しかし、コンセントは床面に突出しているため、不要の
場合に邪魔になる。例えばオフィスの机等の配置替えの
ためにコンセントが通路上に来るようになった場合に、
歩行の障害となる。そのため既設コンセントを撤去して
新たなコンセントを別の箇所に設置する必要があるが、
コンセントの着脱に際してビス等の着脱作業に加え、前
記リード線付コネクタの着脱が必要であり、非常に手間
がかかる。リード線付コネクタをフラットケーブルから
取外した場合は、フラットケーブルやカーペットの補修
を要する場合があり、より一層手間がかかる。

〔発明の目的〕

この発明は、電源取出装置本体の着脱が自在に行なえ、
不要の場合には電源取出装置本体を外しておくことによ
り、床面に突出せず邪魔にならないフラットケーブルの
電源取出装置を提供することを目的とする。

〔発明の開示〕

この発明のフラットケーブルの電源取出装置は、床面に
敷設したフラットケーブルの表面に設けて前記フラット
ケーブルの導体に接続した電極片と、この電極片の設置
部で前記フラットケーブルの両側に位置する保持部を有
し前記床面に固定された保持具と、この保持具の前記保
持部に着脱自在に取付けられ前記電極片に接する接片お
よびこの接片に接続した差込接続受具を有する電源取出
装置本体とを備えたものである。

この発明の構成によると、差込接続受具を存する電源取
出装置本体を、床面に固定した保持具に着脱自在とし、
かつ前記フラットケーブルの表面に設けた電極片に接す
る接片を前記電源取出装置本体に設けたので、結線作業
等を行なわずに、電源取出装置本体の取付けおよび取外
しが簡単に行なえる。前記保持具は電源取出装置本体を
保持できるものであればよく、床面からの突出高さを低
くできるので、電源取出装置本体を取外しておけば、床
面のカーペット等から突出するものがなく邪魔にならな
い。保持具および前記電極片は、カバー等を被せておく
ことにより、安全および外観が保てる。そのため、フラ
ットケーブルの敷設、ならびに電極片および保持具の設
置を床面に多数行なっておき、必要な箇所の保持具に電
源取出装置本体を付は替えるだけで、電源取出装置本体
の移設や、増設、撤去が簡単に行なえる。しかも、床面
に突出物があって邪魔となるということがない。

実施例 この発明の第１の実施例を第１図ないし第６ＦＩ！Ｊに
基づいて説明する。このフラットケーブルの電源を自装
置は、床面に敷設したフラットケーブル１の表面に設け
てこのフラットケーブル１の導体２（第２図）に接続し
た電極片３と、この電極片３の設置部でフラットケーブ
ルｌの両側に位置する保持部４ａを有し床面に固定され
た保持具４と、この保持具４の保持部４ａに着脱自在に
取付けられ電極片３に接する接片５およびこの接片５に
接続した差込接続受具６を有する電源取出装置本体７と
を備えたものである。８はプラスチック製等のカバープ
レートであり、電源取出装置本体７と交換して保持具４
に取付は可能なものである。カバープレート８は、下面
にかぎ形断面形状の一対の係合片９を外向きに一体に設
けである。

保持具４は金属板または樹脂により偏平なリップ溝形に
形成したものであり、その両フランジおよびリップ部で
保持部４ａが形成される。保持具４は床面にボルト等の
固着具、または接着剤等により固定され、ウェブ面上に
フラットケーブル１が配置される。なお、保持具４は、
フラットケーブル１の両側に各分割部分が位置するよう
に２分割したものであってもよい。

フラットケーブル１は、第２図のように複数本の偏平な
導体２を被覆内に設けたテープ状のものである。被覆部
分には各導体２の間に位置して多数の電極片挿通孔１０
が形成しである。

電極片３は食い込み爪３ａを有する折板状の金属片から
なる。電極片３はフラットケーブル１の電極片挿通孔１
０に挿通し、フラットケーブルｌを上下から挟んで圧着
する。このとき、食い込み爪３ａがフラットケーブル１
の導体２を貫通して導体２と接触する。食い込み爪３ａ
は、電極片３の上下片のいずれに設けてもよく、また上
下片の両方に設けてもよい。なお、電極片３は、必ずし
も食い込み爪３ａで導体２と接触させるものでなくても
よい。

電源取出装置本体７は、コンセントを実施例とする差込
接続受具６を側面に設け、下面に保持具３の保持部３ａ
と係合するかぎ形断面形状の係合片１１を外向きに設け
である。接片５はピン状のものである。

動作 この構成によると、電源取出装置本体７は第１図の矢印
Ａ方向にスライドさせることにより、係合片１１と保持
具４の保持部４ａとが係合し、保持部４に取付けられる
（第４図）。このとき、接片５はフラットケーブル１の
表面の電極片３に圧接する。そのため、結線作業を伴な
わずに、電源取出装置本体７の取付けおよび取外しが簡
単に行　　。

なえる。また、カーペットの切欠孔形成やその切欠孔の
補修も不要である。電源取出装置本体７を取外した場合
、第５図のようにカバープレート８を保持部４ａに係合
片９を係合させて取付けることにより、電極片３の露出
が防げる。そのため安全が保て、かつ外観が保てる。保
持具４は、保持部４ａを形成できるものであればよく、
カーペット１２の厚さと同程度の偏平なものとできるの
で、電源取出装置本体７を取外した第５図の状態では、
カーペット１２上に突出せず、歩行等の邪魔にならない
。

そのため、次のように使用できる。すなわち、電源取出
装置本体７が必要になるであろうと予想される個所に、
第６図のように保持具４を取付けておき、カバープレー
ト８を被せておく。電源取出装置本体７が必要な場合は
、カバープレート８を取外し、電源取出装置本体７をセ
ントする。電源取出装置本体７を取付けである場合も、
不要になればカバープレート８と置き替える。そうすれ
ば、通路上に位置する場合も、歩行の障害にならない。

また、保持具４および電極片３は、フラットケーブル１
の敷設後でも施工可能であり、予じめ取付けていなくて
も、いつでも必要に応じて取付けられる。このように、
電源取出装置本体７の移設や増設撤去が簡単に行なえ、
オフィス等の機器のレイアウト変更に容易に対処できる
。

第７図は他の実施例を示す。この例は、電源取出装置本
体７に設けた一対の係合片１３を、支軸１４回りで開閉
回動自在とし、かつばね部材（図示せず）で閉じ付勢し
たものである。また、保持具４をハツト形断面形状とし
である。その他は第１の実施例と同様である。この例の
場合、係合片１３の突出部１３ａを押すことにより、係
合片１３が保持具４から外れる。第８図はカバープレー
ト８を取付けた状態を示す。

第９図はさらに他の実施例を示す。この例は、ピン状の
接片５を電源取出装置本体７に突没自在に設け、ばね部
材１５で突出付勢したものである。

この例の場合、床に凹凸がある場合でも、ばね部材１５
で接片５をフラットケーブル１の電極片３に押付けられ
るため、接触面積が保たれる。その他は第１の実施例と
同様である。

第１０図はさらに他の実施例を示す。この例は、電源取
出装置本体７の差込接続受具６′を、フラットケーブル
１′のコネクタ１６が差込み可能なものとし、かつ４側
面に設けたものである。電源取出装置本体７の一対の側
面には保持具４の保持部４ａが係合する係合溝１７を形
成しである。その他の構成は第１の実施例と同様である
。この構成の場合、フラットケーブル１′の分岐接続が
行なえる。また、電源取出装置本体７をコンセント受台
として利用し、コンセント（図示せず）に設けた栓刃を
挿込接続受具６に差込接続することができる。

なお、前記各実施例では電極片３をフラットケーブル１
を挟み込む構造のものとしたが、電極片は単にフラット
ケーブル１の被覆を取除いた導体露出部分であってもよ
い。また、差込接続受具６は、第１図や第１Ｏ図の例の
他に、種々の構造のものとすることができる。

〔発明の効果〕

この発明のフラットケーブルの電源取出装置によにと、
差込接続受具を有する電源取出装置本体を、床面に固定
した保持具に着脱自在とし、かつ前記フラットケーブル
の表面に設けた電極片に接する接片を前記電源取出装置
本体に設けたので、結線作業等を行なわずに、電源取出
装置本体の取付けおよび取外しが簡単に行なえる。前記
保持具は電源取出装置本体を保持できるものであればよ
く、床面からの突出高さを低くできるので、電源取出装
置本体を取外しておけば、床面のカーペット等から突出
するものがなく邪魔にならない。保持具および前記電極
片は、カバー等を被せておくことにより、安全および外
観が保てる。そのため、フラットケーブルの敷設、なら
びに電極片および保持具の設置を床面に多数行なってお
き、必要な箇所の保持具に電源取出装置本体を付は替え
るだけで、電源取出装置本体の移設や、増設、撤去が簡
単に行なえる。しかも、床面に突出物があって邪魔とな
るということがないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の分解斜視図、第２図
はそのフラットケーブルの電極片取付部分の斜視図、第
３図は同部分の断面図、第４図は同じくその電源取出装
置本体取付状態の断面図、第５図は同じくそのカバープ
レート取付状態の断面図、第６図は同じくその床面配置
例の説明図、第７図は他の実施例の断面図、第８図はそ
のカバープレー・ト取付状態の断面図、第９図はさらに
他の実施例の断面図、第１０図はさらに他の実施例の分
解斜視図である。 １・・・フラットケーブル、２・・・導体、３・・・電
極片、４・・・保持具、４ａ・・・保持部、５・・・接
片、６・・・差込接続受具、７・・・電源取出装置本体
、８・・・カバープレート 第４図 第５回 第７図 第８図 ７、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 床面に敷設したフラットケーブルの表面に設けて前記フ
   ラットケーブルの導体に接続した電極片と、この電極片
   の設置部で前記フラットケーブルの両側に位置する保持
   部を有し前記床面に固定された保持具と、この保持具の
   前記保持部に着脱自在に取付けられ前記電極片に接する
   接片およびこの接片に接続した差込接続受具を有する電
   源取出装置本体とを備えたフラットケーブルの電源取出
   装置。