JPS62123147A - 光学活性2−フエノキシプロピオン酸の製造法 - Google Patents

光学活性2−フエノキシプロピオン酸の製造法

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JPS62123147A
JPS62123147A JP60263536A JP26353685A JPS62123147A JP S62123147 A JPS62123147 A JP S62123147A JP 60263536 A JP60263536 A JP 60263536A JP 26353685 A JP26353685 A JP 26353685A JP S62123147 A JPS62123147 A JP S62123147A
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JP
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optically active
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formula
ester
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JP60263536A
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Kazumasa Sakakibara
和征 榊原
Yasushi Arai
新居 泰
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炎jLJLJ 本発明は、(2S)−(−)−2−(4’ −クロロフ
ェノキシ)プロピオン酸、(2R)−(+)−2−(4
’ −クロロフェノキシ)プロピオン酸などの光学活性
2−フェノキシプロピオン酸の製造法に関し、さらに詳
しくは光学活性乳酸エステルから立体選択的に光学活性
2−フェノキシプロピオン酸を製造する方法に関する。
先行技術 (23)−(−)−2−(4’ −クロロフェノキシ)
プロピオン酸および(2R)−(+)−2−(4′−ク
ロロフェノキシ)プロピオン酸等の2−フェノキシプロ
ピオン酸は、血清脂質低下作用を有する有用な物質であ
り、その製造法についても既に報告がなされている〔ジ
ャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(D、 
T、 WITIAK etal、 J、Hed、 Ch
em、、 11 (5) 1086 (II968))
 。しかしこの方法はl−(4’ −クロロフェノキシ
)プロピオン酸のラセミ体を合成してこれを光学分割す
る方法であり、従って光学純度の高い2−(4′−クロ
ロフェノキシ)プロピオン酸を効率よく製造することは
困難であった。
11Jと11 本発明は光学活性2−フェノキシプロピオン酸を、立体
選択的に効率よく合成化学的に製造する方法を提供1′
るものである。
1なわち、本発明による光学活性2−フェノキシプロピ
オン酸の製造法は、 次の式(I)で示される光学活性乳酸エステルと次の式
(ff)で示されるフェノール類とを、試薬Aおよび試
薬Bの共存下で反応させて次の式(I[[)で示される
光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステルを生成さ
せ、この光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステル
より1次の式(IV )で示される光学活性2−フェノ
キシプロピオン酸を遊離させること、を特徴とするもの
ひある。
上記式中、R1は弱塩基性〜酸性の条件下で化合物(I
[[)から外れる一価のエステル形成基、R2は水素ま
たは化合物(I)と(II>との反応を阻害しない1〜
5個の、置換基、をそれぞれ示す。
X薬A;トリアルキルホスフィン、トリアルキルホスフ
ァイト、トリアリールホスフ ィンおよびトリアリールホスファイト よりなる群から選ばれる少なくとも1 種の化合物。
試薬B:ジアルキルアゾジ力ルポキシラートおよびジア
リールアゾジ力ルポキシラー トよりなる群から選ばれる少なくとも 1種の化合物。
効  果 本発明によれば、安価な光学活性乳酸エステルを原料と
して、光学活性2−フェノキシプロピオン酸を、簡単な
操作により立体特巽的にかつ40%以上の高収率で製造
することができる。
なお、前記の公知の方法においては、同文献によると(
28)−(−)−2−(4’ −クロロフェノキシ)プ
ロピオン酸をp−クロロフェノールのナト・リウム塩と
エチル−2−プロ七プロピオネ−1−とを綜合さt!得
られるラセミ体をブルシンで光学分割することにより%
JJ造しているが、この場合の光学活性体の収率は高々
10%程度であった。
その他については、後記の[本発明による反応の特質]
を参照されたい。
発明の詳細な説明 本発明の目的化合物である光学活性2−フェノキシプロ
ピオン酸は、光学活性乳酸エステルとフェノール類とを
所定の条件下で反応させ、jqられる光学活性2−フェ
ノキシプロピオン酸エステルより酸として遊#1ざ「る
ことにより”A ’?iされる。
本発明による反応の特質 本発明は2−フェノキシプロピオン酸骨格を形成させる
に当って、フェノキシ部分供給源としてフェノールを、
プロピオン酸部分供給源として乳酸エステルを使用し、
限定された試薬AおよびBの作用によって原料乳酸エス
テル由来の光学異性を導入するという反応経路を見出し
たことによって、ラセミ体の分割という手段を必要とせ
ずに一挙に2−フェノキシプロピオン酸化合物を得るも
のである。
2−フェノキシプロピオン酸骨格をフェノール化合物と
03−カルボン酸化合物との結合によって形成させると
いう点では前記の公知例の場合も同様であるが、フェノ
ール化合物々してフェノール塩を、C3−カルボン酸化
合物として2−ブロモプロピオン酸を使用して脱Na 
Br反応を利用りる公知例では2−フェノキシプロピオ
ン酸骨格は形成されるとしてもそれはラセミ体として得
られている。それに対して、本発明ではフェノール化合
物としてフェノール性水′M基を持つものを、C3−カ
ルボン酸化合物として乳酸ニスデルをそれぞれ使用して
、特定の試薬ΔおにびBの作用により脱水反応を利用す
ることによって、不斉炭素の結合を伴なう立体規則的な
反応を行なうことができる。
このような本発明反応の特質ならびにこの反応を合目的
的に利用したところに本発明の本質が在ることからいっ
て、両出発化合物での置換基(RおよびR2)の性格も
自ずから定まっていす るといえる。すなわち、この反応は出発物質の一方であ
る乳酸化合物が酸であってはJ、く進行しないので、乳
酸化合物はエステルでなければならず、また従って、目
的化合物である2−フェノキシプロピオン酸化合物は遊
離のプロピオン酸であるところより、いったん生成した
エステル中間体からエステル形成基(R1)を外さなけ
ればならないことになる。どころで、エステル中間体か
らエステル形成基の除去はたとえば加水分解によって行
なうことがぐぎるが、加水分解を強アルカリ性条件下で
行なうと、光学胃性体MIJ造が破壊される恐れがある
。従って、出発乳酸エステルのエステル形成El(R1
)は、出発乳酸化合物を仮の姿としてのエステルとし、
フェノール化合物との反応を阻害せず、しかも強アルカ
リ性条件以外の条件、1なわち弱塩基性〜酸性の条件下
で外れる一価のエステル形成基でありさえすればよいこ
とになる。
同様に、他方の物質であるフェノール化合物は核置換で
あってもよいが、その場合の核置換基は乳酸エステルと
の上記反応を阻害しないものでありさえすればよい。な
お、R2は目的とする化合物(IV)中に意図的にその
存在を希望するものであるという点で、甲に乳酸のカル
ボキシル基の保護基であるR1と性格が異なっていると
いえる。
光学活性乳酸エステル 本発明で使用される光学活性乳酸エステルは次の式(I
)に示すものであり、(D)−(−)−乳酸エステルと
(L)−(+)−乳酸エステルとがあり(qる。IR’
の定義は前記した通りである。
が、その具体例のいくつかを示せば下記の通りである。
炭素数1〜8のアルキル、ベンジル、p−ブロモベンジ
ル、O−ニトロベンジル、p−21〜口ベンジル、p−
メトキシベンジル、メトキシメチル、メチルチオメf−
ル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、メ
トキシエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、フェナ
シル、p−プロ上フェナシル、α−メチルフェナシル、
p−メトキシフェナシル、ジアシルメチル(「アシルJ
はアルキルカルボニルの外にアルコキシカルカポニルを
包含するものとし、具体的には低級アルキル、フェニル
、低級アルキルフェニル、および低級アルコキシがある
)、N−フタルイミドメチル、2゜2.2−トリクロロ
エチル、2−へロエチル、ω−クロロアルキル(02〜
C8程度、特にC4またはC5)、2−(トリメチルシ
リル)エチル、2−メチルチオエチル、2− (p−ニ
トロフェニルスルフェニル)エチル、2− (p−t−
ルエンスルホニル)エチル、t−ブチル、アリル、シン
ナミル、フェニルおJζび低級アルキルフェニル、p−
メチルチオフェニル、トリフェニルメチルフェニルメチ
ル、ビス(0−ニトロフェニル)メチル、9−アンスリ
ルメチル、2,4.6−トlツメチルベンジル、トリエ
チルシリル、t−ブチルジメチルシリル、i−プロピル
ジメチルシリルa5J:びフェニルジメチルシリル。
フェノール類 本発明で使用するフェノール類は、次の式(II)で示
されるものである。
R の定義は前記した通りであるが、その具体例のいく
つかを示せば下記の通りである。フェノールは置換可能
部位を5個所持つから、このフェノール化合物にはR 
は1〜5個存在しうろことはいうまでもない。 ハロゲ
ン(特に塩素)、水素、二1へ口、アルコキシ、チオア
ルコキシ、シアノ、アリール、アシル、アルキルスルホ
ニル、アルコキシカルボニル よびスルホニルアミノ。ここで、「アルキル」および「
アルコキシ」は炭素数1〜10程度の6のを意味し、[
゛アリール」はフェニルまたは低級アルキルスルホニル
を意味する。「アシル」は脂肪族の場合はそのアルキル
基は上記の意味をまた芳香族の場合はそのアリール基は
上記の意味を、それぞれ持つものとする。
試薬Aおよび試薬B 試薬Aは、トリアルキルホスフィンまたはホスファイト
、またはトリアリールボスフィンまたはホスファイト、
である。ここで、「アルキル」および「アリール」は化
合物(I)および(II)について前記した意味を持つ
ものである。
具体例を挙げれば、トリブチルホスフィン、トリオクチ
ルホスフィンなどのトリアルキルホスフィン、1−リフ
ェニルホスフィンなどのトリアリールホスフィン、トリ
エチルボスファイト、トリメチルホスファイトなどのト
リアルキルフォスファイト、1〜リフェニルホスフフイ
1−などのトリアリールホスファイトより成る群より選
ばれる一種または二種以上がある。
試ZBとしてのジアルキルアゾジ力ルポキシラ−1へお
よびジアリールアゾジ力ルポキシラートの「アル、ヤル
」および「アリール」も上記と同じ意味を持つものであ
って、具体例を挙げればジエチルアゾジカルボー1ニジ
ラード、ジメチルアゾジカルボキシラート、ジフェニル
アゾジ力ルポキシラートなどがある。
反応条件 本発明で光学活性乳酸エステルとフェノール類とを、試
薬Aおよび試W Bの共存下に反応さUで光学活性2−
フェノキシプロピオン酸エステルを生成させる条件は次
の通りである。
この反応は、通常不活性溶媒中で行うことかできる。使
用し1!Iる溶媒は、反応成分の少なくとも一つを少な
くとも部分的に溶解し1qるものであることが好ましく
、具体例としては、テトラヒドロフラン、ジエヂルエー
テル、塩化メチレン、ベンゼン等を例示することができ
る。
反応開始時の光学活性乳酸エステルの濃度並びにフェノ
ール類、成分Aおよび成分Bの使用■はともに臨界的で
はないが、一般に光学活性乳酸エステルの濃度は0.1
〜2モル、フェノール類成分Aおよび成分Bの使用量は
、光学活性乳酸エステルの1モルに対して、フェノール
類;1〜5モル、成分A:1〜5モル、成分B:1〜5
[ルが好ましい。
反応濡廓ちまた臨界的ではなく、一般に使用溶媒の凝固
点ないし沸点の範囲内で行うことができる。本反応にお
いては、光学活性乳酸エステルのフェノキシ化が起こる
際、同時に不斉炭素の結合の反転が起こるため、(D)
− (−)−乳酸エステルからは(2S)− (−) 
−2−フェノキシプロピオン酸エステルが、また(L)
−(+)−乳酸エステルからは(2R)− (+)−2
− (4.’ークロロフ1ノキシ)プロピオン酎エステ
ルが得られるが(下記参照)、この反応は上記の条件下
では、概ね0.5〜48時間で終了させることができる
このようにして生成する光学活性2−フェノキシプロピ
オン酸エステルは、常法により必要に応じて精製した後
、これを加水分解、還元的エステル開裂ないし加水素分
解に付して酸を遊離させることにより、光学活性2−フ
ェノキシプロピオン酸を(qることができる。
光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステルおよび本
発明の目的物質である光学活性2−フェノキシプロピオ
ン酸の反応生成物からの精製は、有機合成化学の分野で
慣用されている合目的的な任意の手段を、採用すること
により実!することかできる。具体的には、シリカゲル
クロア1−グラフィー、再結晶、蒸留等により容易に行
うことができる。
光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステルから光学
活性2−フェノキシプロピオン酸を遊離させるための反
応も、有機合成化学の分野で慣用されている任意のエス
テル開裂反応を採用することができる。具体的には、ト
リフルΔ+:+ fl(M、p−トルエンスルホン酸、
硫酸、過塩素酸のような酸もしくは水酸化プトリウム、
水酸化カリウムのようなアルカリによる加水分解、仙鉛
−酢酸による還元的エステル開裂もしくは触媒を用いる
加水素分解等により容易に行うことができる。
公知のD−(−)−乳酸第三ブチル(II6(Ilg)
、4−クロロフェノール(II08μm)並びにトリフ
1ニルホスフィン(2871rrg)を乾燥テ1〜ラヒ
ドロフラン(6m)に溶解して氷冷し、撹拌しつつ、ジ
エチルアゾジカルボキシラート(II73μm)を約5
分かけて滴下した。滴下後、水浴をはずし、室温で更に
3時間撹拌した後、反応混合物をロータリーエバポレー
ター(水浴温度25℃)で濃縮した。得れた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー〔シリカゲル30g、溶出溶
媒:酢酸エチル−n−ヘキサン(II:10))にて精
製し、(28)−1)−2−(4’ −クロロフェノキ
シ)プロピオン酸第三ブチル(II73mg>を得た。
t’i1m   −1。
■Rν  (cm)、3050.2975、ma× 2950.1730.1595.1495.1370.
1240.1160.1150.1090.825 FD−MS:256.258(M+、ピーク強度3:1
) 元素分析: C13+−1170l 03) :計算値
(%):C:60.82、H:6.67、C1:13.
81.18.70 実測値(%):C:60.80、l−1:6.69、C
1:13.86、O:18.65 14ノられた(23>−(−)−2−(4’ −クロロ
フェノキシ)プロピオン酸第三ブチル(II73#I!
F>を塩化メヂレン(3d)に溶解し、水冷下、撹拌し
つつ、トリフルオロ酢酸(0,5d)を加えた。15分
後、水浴を外し、室温で更に1時間撹拌した。反応混合
物を減圧上濃縮し、(qられた残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー7.8g、溶出溶w、:酢酸エチルーn−
ヘキサン(II:10)酢酸エチル)で精製し、(23
)−(−)−2−(4′−クロロフェノキシ)プロピオ
ン酸の無色結晶(91勺)を得た。
融点:102〜102.5℃(エーテル−n −ヘキサ
ンより再結晶)。
〔α)、−35,6° (C:0.95、McOl−1
>。
〔文献値、〔αD−371.96° (C:5.007
8、Me 0f−1> 、J、Med、Cl+em 、
、11゜1086 (II968))。
IRν:: <cm−1> :3400,2950.1
720.1595、1495、1280.1230、1
170.1130、1095.1045.825゜ ’I−l−1−N (CHCI 3/王MS、100M
Hz)  δ :  1.66  (3H1d、J=7
Hz  、Me  )4.76  (IIH,q、J=
7H2、CH)6.83 (211,d、J=9Hz 
、3’ −芳香族;’Dhン) 〜7.O<1 H,b
、CO21−1ハイドレート)7.26 (21−1,
6,J=9Hz 2’ −芳香族プロトン) FD−MS : 200.202 (M” 、ピーク強
度3:1)、 元素分析:(CI−I  Cl031 計亦値(%):C:53.88、H:4.52、C1:
17.67、O:23.73、 実測値(%):C:53.85、ト1:4.56、C1
:17.70、O:23.87゜ 実施例 2 公証”(7)D−(−)−乳酸第三エチル(292mg
)、4−クロロフェノール(II97μm)並びにトリ
フェニルホスファイト(343μm)を乾燥テトラヒド
ロフラン(II6m)に溶解して水冷し、撹拌しつつ、
ジエチルアゾジ力ルポキシラート〈315μm)を約5
分か(プて滴下した。滴下後、水浴をはずし、室温で更
に3時間撹拌した後、反応混合物をロータリーエバポレ
ーター(水浴温度25℃)で濃縮した。得られた残渣を
1−チル(20d)にとかし、水洗した。I’7られた
残渣をシリカグルりロマトグラフイー〔シリカゲル55
9、溶出溶媒:酢酸エチル−n−ヘキサン(II:10
)〕にて精製し、(2S)−(−)−2−(4′−クロ
ロフェノキシ)プロピオン酸第三ブチル(330IIt
g)を得た。
rilm    −1。
IRν  <cm  )、3050,2975、ma× 2950.1730.1595.1494.1370.
1240.1160.1150.1090゜825゜ 1qられた(2S)−(−)−2−(4’ −クロロフ
ェノキシ)プロピオン酸第三ブチル(330mg )を
トルエン(II0miりに溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸水和物(50Q)を加えて、1時間加熱還流した。
反応混合物を水洗し、芒硝で乾燥し、減圧下、トルエン
を留去した。残渣をシリカゲルクロマhグラフィー〔シ
リカゲル1.42!7、溶出溶媒:酢酸エヂルーn−ヘ
キザン(II:10酢酸エチル)で精製して、(28)
−(−)−2−(4′−クロロフェノキシ)プロピオン
酸の無色結晶(II83■)を得た。物性値は、実施例
1の場合と同じであった。
実施例 3 公知の1−(+)−乳酸第三ブチル(217IIfJ)
、4−クロロフェノール(219μm)並びにトリフェ
ニルホスフィン(584rn9)を乾燥デトラヒドロフ
ラン(8d)に溶解して水冷し、撹拌しつつ、ジエチル
アゾジ力ルポキシラート(350μm)を約10分かり
て滴下した。滴下後、水浴をはずし、室温で更に24時
間撹拌した後、反応混合物をロータリーエバポレーター
(水浴温度38℃)で濃縮した。得られた残渣をジエチ
ルアゾジ力ルポキシラート(シリカゲル50y、溶出溶
媒:酢酸エチル−n−ヘキサン(II:10))にて精
製して、(2R)−(+)−2−(4’ −クロロフェ
ノキシ)プロごオンMt−ブヂル(256mg)をjq
た。
FD−MS : 256.258 (M+、ピーク強度
3:1) 元素分析(C13H1□Cl03): J1樟値:C:60.82、H:6.67、C1:13
.81.0:18.70 実測値:C:60.79、H:6.69、Cl :13
.85.0:18.67 得られた(2R)−(+) −2−(4’ −クロロフ
ェノキシ)プロピオン酸第三ブチル(256m!9)を
塩化メヂレン〈5d〉に溶解し、水冷下、撹拌しつつ、
トリフルオロffi’M(IId)を加えた。
15分後、水浴を外し、室温で更に1時間撹拌した。反
応混合物を減rf下濃縮し、1qられた残渣をジエチル
アゾジ力ルポキシラ−1〜〔シリカゲル13.4g、溶
出溶媒:酢酸エチル−n−ヘキサン(II:10)酢酸
エチル〕で精製して、(2R−(+)−2−(4’ −
クロロフェノキシ)プロピオン酸の無色結晶(II48
mg)を得た。
融点:102.5−103.0”C(エーテル−n−ヘ
キサンより再結晶) (a ) j7+35.9°(cl、 O,Me 0f
−1>〔文献値:〔α。+34.1° (C3,672
0McO1−1)LJ、Med、Chem、、11.1
086(II968))。
FD−MS : 200.202 (M” 、ピーク強
度3:1) 元素分析(C9H9C103〉: 計算値:C:53.8s、H:4.52、C1:17.
67、O:23.93 実測値:C:53.84、H:4.57、C1:17.
61.0:23.98 IR1及びMNRは、実施例1の場合と同じであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の式( I )で示される光学活性乳酸エステルと次の
    式(II)で示されるフェノール類とを、下記の試薬Aお
    よび試薬Bの共存下で反応させて次の式(II)で示され
    る光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステルを生成
    させ、この光学活性2−フェノキシプロピオン酸エステ
    ルより、次の式(IV)で示される光学活性2−フェノキ
    シプロピオン酸を遊離させることを特徴とする、光学活
    性2−フエノキシプロピオン酸の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数式、化
    学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)▲数式、化学
    式、表等があります▼(IV) 上記式中、R^1は弱塩基性〜酸性の条件下で化合物(
    III)から外れる一価のエステル形成基、R^2は水素
    または化合物( I )と(II)との反応を阻害しない1
    〜5個の、置換基、をそれぞれ示す。 試薬A:トリアルキルホスフィン、トリアルキルホスフ
    ァイト、トリアリールホスフィンおよびトリアリールホ
    スファイトよりなる群から選ばれる少なくとも1種の化
    合物。 試薬B:ジアルキルアゾジカルボキシラートおよびジア
    リールアゾジカルボキシラートよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の化合物。
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JP (1) JPS62123147A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316952A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Daito Kagaku Kk 光学活性2−フェノキシプロピオン酸の光学精製方法

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