JPS62122981A - 流体貯槽におけるスラツジ撹拌方法 - Google Patents

流体貯槽におけるスラツジ撹拌方法

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JPS62122981A
JPS62122981A JP60259413A JP25941385A JPS62122981A JP S62122981 A JPS62122981 A JP S62122981A JP 60259413 A JP60259413 A JP 60259413A JP 25941385 A JP25941385 A JP 25941385A JP S62122981 A JPS62122981 A JP S62122981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
sludge
fluid
nozzle
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP60259413A
Other languages
English (en)
Inventor
政男 荒井
大島 直敏
実 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS62122981A publication Critical patent/JPS62122981A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、原油等の流体貯槽におけるスラッジの沈降
堆積を防止するためのスラッジ攪拌方法に関する。
〔従来の技術〕
スラッジを含む原油等を貯蔵した場合、通常の攪拌装置
を備えていない貯槽にあっては、原油貯蔵初期は受入時
の原油の対流によりスラッジは貯槽全体に分散して分布
しているが、時間の経過とともに流体とスラッジの比重
差により次第に貯槽底部に沈降堆積し、さらに堆積した
スラッジは流体の深さに比例した流体圧により底部で固
化するため、この除去作業に困難を伴うことになる。そ
こで、このスラッジの沈降堆積を防止するために従来は
以下に示すようなスラッジ撹拌方法を採っていた。すな
わち、(1)貯槽の底部近傍に攪拌翼を設置し、この攪
拌翼を回転させることにより局部的にスラッジの堆積を
防止する方法。(2)大型で大口径の流体噴射ノズルを
貯槽内に設置し、大流量かつ大流速により貯槽的原油を
循環させてスラッジの沈降堆積を防止する方法。(3)
攪拌装置は設置せず、数年毎に貯槽の開放を行い、底部
に堆積したスラッジを人力又は機械力等により除去清掃
作業を行う方法。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の方法にあっては、上記
(1)の方法の場合、攪拌が局部的であってその影響範
囲が小さく、貯槽底部の一部分のスラッジしか攪拌でき
ないため、底部全面の攪拌を行うには撹拌翼の設置台数
を多くするか、攪拌翼を移動しつつ作動させるか、ある
いは撹拌翼の形状を大きくする等の必要があり、これは
設備費の大幅な増大を伴い、かつ設備の維持保守等も容
易ではない等の問題がある。(2)の場合、スラッジが
沈降堆積しない程度に貯槽内の原油を全体的に循環させ
るには、非常に大きな装置とそのための動力を必要とし
、経済性に問題がある。(3)の場合の貯槽の開放を行
うためには、貯槽としての機能を一時停止しなければな
らないことと、固化しかけたスラッジを除去するために
多数の作業員と作業日数を必要とするとともに、貯槽の
設置場所が海洋。
海中環境にある場合は貯槽の開放に大きな困難を伴う等
の問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたもので、貯槽の側壁に設けた複数の噴射ノズルを交
互に噴射するスラッジ攪拌方法とすることにより上記問
題点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、貯槽の側壁又はその近くに、側壁の内周に
沿ってほぼ等間隔に少なくとも2個の流体噴射ノズルを
設け、これらの流体噴射ノズルから貯槽内の流体を貯槽
底板の中央に向けて交互に噴射するスラッジ撹拌方法を
提供するものである。
〔作用〕
貯槽の側壁に取付けられた複数の流体噴射ノズルのうち
、先ず1個の噴射ノズルが貯槽底板の中央に向って貯槽
内の流体を噴射すると、底板全面に沈澱していたスラッ
ジは、その噴射ノズル側の底板周縁部を残す以外はほと
んどのスラッジが貯槽内に浮遊する。次にその噴射ノズ
ルの噴射を停止し、そのノズルに隣接した他の1個のノ
ズルから噴射すると、同様にこのノズル側の底板周縁部
にわずかに堆積する以外は、はとんどのスラッジが貯槽
内に浮遊する。このように複数ノズルの噴射順序を変え
ながら流体噴射を繰返すと、底板周縁部に堆積するスラ
ッジの位置は常に移動し、同じスラッジが同一場所に長
時間停滞することなく、しかも噴射ノズルからの噴流は
底板に当ってから上昇するため、貯槽内の流体には水平
方向のみならず上下方向にも流動が生じるから底板上の
殆どのスラッジは貯槽的全体にほぼ均一に浮遊する。
従ってこれらのスラッジは原油等の流体と共に払出され
る。
〔実施例〕
以下この発明を図面に基づいて説明する。第1〜4図は
この発明の一実施例を示す図である。
先ず構成を説明すると、1は貯槽であり、1aはこの貯
槽の側壁、1bはこの貯槽の底板である。
2は貯槽lに満たされた流体であって、この実施例では
原油等であり、3はこの底板に堆積したスラッジを示す
。4−1.4−2.4−3.4−4は前記側壁1aに円
周方向にほぼ等間隔に設けられた流体噴射ノズル(以下
ノズルと略称)である。
5−1.5−2.5−3.5−4はそれぞれノズル4−
1.4−2.4−3.4−4から底板1bの中央部に向
けて噴射される噴流を示す。
また、第1〜4図の(81図は貯槽1の横断面図。
(b1図は同縦断面図を示す。
次に作用を説明する。
貯槽l内へ満たされた原油2に浮遊するスラッジ3は時
間の経過に従って底板1b全面に降下堆積するようにな
る(第1図参照)。そこで、例えば第2図に示すように
、ノズル4−1を作動させて底板1bの中央部に向って
噴流5−1を噴射すると、スラッジ3はノズル4−1側
の底板1bの周縁部にわずかにスラッジ3−1を残すの
みでその他の大部分は原油2の中に分散して浮遊し、原
油2の流れと共に貯槽1内を循環する。次に第3図に示
すように、ノズル4−1の噴射を停止し、ノズル4−2
を噴射させると、スラッジ3−1の大部分は貯槽1の上
部に噴上げられて浮遊スラッジ中に分散するが、時間の
経過とともにノズル4−2側の底板1b周縁部にスラッ
ジ3−2が沈降する。次に第4図に示すように、ノズル
4−2の噴射を停止してノズル4−3を噴射させると、
スラッジ3−2の大部分は噴上げられてすでに浮遊して
いるスラッジ中に分散するが、時間の経過とともにノズ
ル4−3側の底板1b周縁部にわずかにスラッジ3−3
が沈降する。次にノズル4−3を停止してノズル4−4
を噴射させると同様な現象が起り、このように各ノズル
を順次噴射、停止を繰返えすことにより、底板1b周辺
部にわずかに堆積するスラッジ3はそのほとんどが原油
払出し時には常に原油2中に分散浮遊し、原油2の払出
しと共に貯槽の外へ払出されることになり、底板1b全
面に堆積固化することはなくなる。
なお、この実施例においては、各ノズルの噴射順序を時
計回り、あるいは反時計回りに順次噴射させるようにし
たが、情況に応じて噴射順序は変更してもよい。また、
各ノズルを作動させるポンプ等は貯槽1外に設置するこ
とが可能であり、さらに払出しポンプを利用し、これを
循環させて噴射させることも可能である。
本実施例では、ノズル設置個数を4個の場合について説
明したが、貯槽の規模に応じてその個数は増減すればよ
い。また、各ノズルの逐次的な噴射は所定時間繰返した
後に所定時間休止し、沈降スラッジが固化する前に再度
前記噴射を開始する如く、間欠的に行なうこともできる
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によればその構成を、貯
槽の側壁又はその近くに、側壁の内周にそってぼぼ等間
隔に少なくとも2個の流体噴射ノズルを設け、これらの
流体噴射ノズルから貯槽内の流体を貯槽底板の中央に向
けて交互に噴射するようにした原油貯槽等におけるスラ
ッジ攪拌方法としたために、(1)従来、1個のノズル
により攪拌を行った場合、大口径でかつ大きな流量を有
するノズルが必要であり、ノズル及びポンプ等の機械費
が高価で経済性が悪かったのを、小口径ノズルを複数個
使用することにより、従来に比べて費用は115〜10
/1以下となり経済性が向上した。
(2)貯槽にスラッジが堆積しないため、貯槽を常に有
効に使用できる。(3)従来の攪拌翼のような駆動部を
必要とせず、またポンプ等を貯槽外に設置できるので操
作性、メンテナンス性が向上した。(4)攪拌効果は設
置ノズルの個数、ノズルの流量や噴射角度を調整するこ
とによって変更できるので、撹拌対象物の適用範囲が広
い、等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図において、同図(a)は貯槽の横断面図、同
図(blは貯槽の縦断面図であって、第1図は貯槽の底
板全面にスラッジの堆積した図、第2,3゜4図は本発
明に係る実施例の作用を経時的に示す図である。 1・・・・・・貯槽、1a・・・・・・側壁、1b・・
・・・・底板、2・・・・・・流体(原油)、3.3−
1.3−2.3−3゜・・・・・・スラッジ、4−1.
4−2.4−3.4−4・・・・・・流体噴射ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 貯槽の側壁又はその近傍に、該側壁の内周に沿ってほぼ
    等間隔に少なくとも2個の流体噴射ノズルを設け、これ
    らの流体噴射ノズルから前記貯槽内の流体を貯槽底板の
    中央に向けて交互に噴射することにより、貯槽内流体を
    流動させて流体内におけるスラッジ分布を平均化するこ
    とを特徴とする流体貯槽におけるスラッジ攪拌方法。
JP60259413A 1985-11-19 1985-11-19 流体貯槽におけるスラツジ撹拌方法 Pending JPS62122981A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224978A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃料タンクにおけるタンクミキサーの運転方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746491B2 (ja) * 1978-03-20 1982-10-04
JPS59187575A (ja) * 1983-03-11 1984-10-24 東亜燃料工業株式会社 原油タンク

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